Stellata
2019年12月09日
トリノの白鳥*さよならパラヴェーラ
エキシビションはNotte Stellataでしたね。
EX開始前の会場です。
練習と本番、どちらも素晴らしいので両方。
このプログラムを選んだ理由として、羽生選手が語ったこと。
ーこのプログラム込めた思いとは。
まずはイタリア語のものということで、やっぱこの土地に合ったものだという風に最初に思ったのと、
そしてオリンピックの地だったということで、また、自分が平昌オリピックで金メダルをとって滑ったことを思い出しながら滑らせていただきたいなぁということも込めて、今回はこの選曲をしました。
ー今回のファイナルは羽生選手にとってどういう大会、経験になったでしょうか。
とても深いものがあります。
とても言葉では説明できないくらいの量の情報と感情が頭の中を巡っていて、
正直、何が正解か、自分の感情も何が正解なのか分かっていません。
ただ、今日、こうやって、この場所で、Notte Stellataを滑らせていただいた時に、
やっぱりとても幸せを感じながら滑らせていただき、また何かちょっとでも、何ですかね、
何かに触れる喜びだとか、何かと共にするー僕の場合はスケートなんですけどー
このスケートの感覚とか、または、皆さんと一緒にいる空間だとか、そういったものが、
こんなにも愛おしく思えた瞬間ってなかったと思うので、そういったものをまた皆さんが感じていただけるようなプログラムだったらいいなと思っています。
本当に泣けてくるようなコメントです。
人生には大人になるほど思いもよらないアクシデントや事の成り行きが押し寄せてきて、
自分の力だけではどうにもならないことも多々起こります。
今回のファイナルからまた多くのことを学び、彼はより強く賢く美しくなっていくと信じています。
photo : 小海途さん、本当に神! 演技中にこの美って、結弦くんも神!
エキシビションの日の会場は、天井まで超満員の入りで、その多くはイタリア現地の方でした。
この日、私のすぐ後ろの席に5歳くらいの女の子を連れたイタリア人家族がいたのですが、
その女の子が、「ユヅル・ハニュー、ユヅル・ハニュー」となんどもつぶやくのです。
他の選手の名は一人も出てこないのに。
外国に住むこんなに小さな女の子にも名前を知られているスケーターって他にはいないでしょうね。
小さな女の子の心にも響き、惹きつけるものを彼が持っているということでしょう。
ともかくどんな場面であれ、ちょっとでも彼の姿が見えれば大歓声が沸きます。
それは全てのカテゴリーの他の優勝選手に対するものよりもひときわ大きく会場に響いていました。
大音響とともにフィナーレのリボンが飛びだした瞬間。びっくりしました。
全てのプログラムが終わった夕暮れのパラヴェーラ。
さよならパラヴェーラ。
感動と思い出をありがとう。
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