QuadrupleAxel
2021年05月14日
天からの授かり物
今朝、また東北地方で地震がありました。
東京でも揺れをはっきり感じましたから、現地では結構大きな揺れだったのではないでしょうか。
最近また頻繁になってきているようで心配です。
どうか大きな被害に繋がらないようにと祈るばかりです。
さて、昨日途中までで終わってしまった、ジェフリー・バトルさんのインタビュー記事の続きです。
長いインタビューなので、一部だけ抜粋してご紹介していきます。
―振付師として感じる羽生選手の魅力は?
ジェフ:彼は、私にとって「天からの授かり物」のような存在です。振付師にとって滅多に一緒にやれる機会のない、本当に貴重な存在です。そんな彼と、私が振付け師として駆け出しのころから一緒にやれているのは、本当に恵まれたことだと感じています。
さらにこうして年月を重ねて、関係を成熟させることができている。彼と一緒にやることは、毎年毎年、その年の自分にとってのハイライトだと感じています。
ー彼と一緒に組むことで、振付師としてレベルアップしていくということも?
ジェフ:それは間違いありません。
彼は、私が振付師になった初期のころから一緒にやっているスケーターのひとりですが、そのころの私は、自分自身ができる範囲のことしか振り付けに取り入れていませんでした。でも、ユヅの場合、スケーターとしてのレベルが私よりも上なので、私のスキル以上のことができてしまうんです。
そのことが私の垣根をどんどん広げてくれました。
ー(羽生選手は)普段の練習から、相当ストイックなのですね。
ジェフ:そうですね。彼はストイックです。
ところが、観客の前で演技するときは、まったく別人になるんですよ。なんともいえない自信のようなものが沸き上がってくる。
でも、試合の氷から降りるとまたストイックになります。インタビューでも、いつも自分に厳しい発言をしていますよね。
だからこそ、自分をプッシュし続けてシーズン中にも、どんどん磨きをかけていけるのだと思います。
ー普段の羽生選手は、どのような人なのでしょう?
ジェフ:とてもチャーミングで、他者への敬意を欠かさない人ですね。それに、年齢を重ねるごとに、責任感が増してきたなと感じます。それから、自分が決めたことをやり通す意志がものすごく強い。
ー羽生選手は競技生活の最終目標として、4回転アクセルを試合で成功させることを掲げていますね。
ジェフ:私には未来は予言できないので「絶対に」とは言えませんが、もし、誰か実現できるスケーターがいるとしたら、それは彼でしょうね。
彼が4回転アクセルを練習しているところを見たことがありますが、非常に惜しいところまでいっていましたから。
ー最後に、羽生選手へエールの言葉をお願いします。
ジェフ:ユヅ、この1年で、君が成し遂げたことを、非常に誇りに感じています。
この厳しい状況のなかで、集中やモチベーションを絶やさずに挑み続けてきたことを。
けれど、君はどんなときでもひとりじゃない。リンクに上がるときはひとりでも、君のスケーティングの一部であるファンの方々、振付師やコーチ、我々みんなのスピリッツは、いつも寄り添っているからね。
そしてもうすぐ、また、みんなで会えるから。
(了)
ジェフが羽生選手のことを「天からの授かり物」とまで大切に思ってくれていることに感動しました。
かつて世界チャンピオン(2008年)であったジェフにさえ、「自分よりもスケーターとしてのレベルが上」とまで言われる羽生選手の特別さが伝わってくるインタビューでした。
そして、もしかしたら来シーズンもジェフ振り付けの、新しいショートプログラムが観られる可能性だってあるわけですね。
今号のQuadruple Axelには、その他にも多くのスケーターへのインタビュー、スケーター同士の対談が掲載されていますが、そのどれもがとても興味深く、楽しく読むことができました。
特に、友野一樹X本田太一、山本草太X須本光希、島田高志郎X西山真瑚、という組み合わせの対談の中には、羽生選手へのリスペクト溢れる語りがあり、ファンとしてとても嬉しくなりました。
そのなかから、二人揃って早稲田大学eスクールに入学した島田高志郎選手と西山真瑚選手の対談をほんのちょっとだけ抜粋しました。
(羽生選手の全日本の演技について)
高志郎:僕は現地で見ていたんですけど、もう本当に素晴らしくて、「出場してくださってありがとうございます!」と、一礼しました。
あの演技を見て唖然としてしまったというか。
真瑚:羽生選手の演技は、言葉が出ないほどすごかったです。
異次元すぎて、もう、そういう人なんだと考えるしかないっていうくらいです。
高志郎:本当にそうだよね。
このQuadruple Axel、もしこれから購入をお考えの方がいるならば、是非お薦めしたいと思います。
私はまだスターズ・オン・アイスの呪縛から抜け出せないままで、何回動画を観たことか・・・。
SOIの会場となったテクノルアイスパーク八戸は、震災直後、練習リンクを失った羽生選手が、1年後の2012年ニースワールドで世界に羽生結弦の名を知らしめた『悲愴』『ロミオとジュリエット』を練習した場所としてよく知られていますが、そこに震災にあったその時に履いていたスケート靴の展示があるのは初めて知りました。
テクノルアイスパーク八戸
— weblingoya りんご (@weblingoya) May 5, 2021
行ってもいいか電話したら たくさん来られていますよと ゆづくんが震災当時履いていたスケート靴や写真がロビーに飾られていた
ニース銅メダルの悲愴やロミジュリを奈々美先生とここで振り付けしたんだね😊#テクノルアイスパーク八戸 #八戸 #羽生結弦 #yuzuruhanyu pic.twitter.com/Wx4JbXugiC
#テクノルアイスパーク八戸
— くまゆ (@kumayucchi330) April 30, 2021
友人が連れていってくれました! pic.twitter.com/ZuU69r2vQL
絶対にいつか見に行きたい!
命の次に大切と言っていたスケート靴。
結弦くんとスケート靴って、本当に絵になるな。

クリケットでのこんな日々がまた戻ってくる日はあるのでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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2021年05月13日
ジェフリー・バトル、羽生結弦を語る
読みたい記事がたくさんあり、まだQuadruple Axel を読んでいます。
しかし、この雑誌名がなぜQuadruple Axel 、「4回転アクセル」なのか前々から不思議に思っていました。
そしたら、こんな物語があったのですね。
cuttingedgeがクワドラプルになり、経営難で出版社を変え18年に再出発。
— みやび(雅⭐)4A祈願⛸️ (@ucchi04271) May 13, 2021
その時今回The realの編集担当の村尾さんが、羽生選手の「4回転アクセルに挑戦したい」と宣言した姿に感化され、羽生選手のように高みを目指したいとアクセルを加えクワドラプルアクセル(4回転半)に変更した話にめちゃくちゃ感動 pic.twitter.com/fXsB2PiNBr
羽生選手が4回転アクセルに挑戦するように、雑誌としてもっと高みを目指したいと考えて、誌名を「Quadruple Axel」にしてしまうなんて。
村尾さんの気持ちが今回の「The Real 美しき練習着の勇姿」を生んだのですね。
写真集「The Real 美しき練習着の勇姿」の見本が編集部に届きました。手に取るとずっしりと重く感じられます。長く取材にご協力くださる羽生結弦選手、カメラマンの能登直さん、田口有史さん、小橋城さん、グラフィックデザイナーの須賀稔さんはじめ、たくさんの方の思いが詰まった一冊になりました。 pic.twitter.com/qKjw5cOjHQ
— Quadruple Axel 編集部 (@AxelQuadruple) May 12, 2021
発売日の19日が楽しみです。
さて、今日はジェフリー・バトルさんのインタビュー記事です。
写真を含めて6ページある長いインタビューなので、個人的に興味深い部分のみご紹介させてください。
バトルさんのインタビュー記事の取材・文の担当者として、誌名を決めたという村尾竜哉さんのお名前がありました。
ジェフリー・バトルさんは、羽生選手がカナダのクリケットクラブに移って以来ずっと一貫して、
ショートプログラムの振り付けを担当してきました。
『パリの散歩道』
『バラード第1番』
『Let's go Crazy』

『Otonal』
『Let Me Entertain You』
そのどれも、羽生選手を語る上で外せない素晴らしいプログラムです。
今シーズンのSPを考えた時、羽生選手とジェフは、最初はピアノ曲を考えていたそうです。
ーショートプログラムの曲は、当初ピアノ曲を考えていたそうですね。
ジェフ:そうですね。昨季の世界選手権(モントリオール / 開催中止)の前に、「来シーズンはクラシックなピアノ曲をやりたい」ということを話していて、その路線で曲探しを始めていました。ショパンのバラードとは違ったタイプのものです。
ところが、世界選手権が中止になり、パンデミックは私が予想していた以上の事態になりました。
そんななか、彼がこんな提案をしてきたんです。
「この状況で多くの人がつらい体験をしている。だから、僕は氷の上でみんなを楽しませ、みんなが笑顔になって喜んでくれるようなものをやりたい」と。
私に異論はありませんでした。
それで急遽、路線を変更して、アップテンポで楽しい曲のリストアップにとりかかりました。
(中略)
あのような”キメ”のある曲を選びたかった、という狙いはありました。
以前、かれがショーでロックナンバーを滑っているのを見たのですが、そのパフォーマンスを見た時に。彼が観客を巻き込んで盛り上げる姿に圧倒されました。たしかU2の『Vertigo』だったと思います。

彼は言ってみればロックスターのような存在で、曲に合わせて観客を煽ることができます。
今回の曲の「ジャーン」という音ハメの部分は、かなりインパクトのあるコード(和音)が使われているので、それぞれのコードに合わせて決めポーズを入れて、プログラムのハイライトシーンになるようにしました。
ー羽生選手の音楽性の高さは、天性のものでしょうか?
ジェフ:音楽性は昔から優れていました。
(中略)
最初に彼と一緒にやり始めた時(2012年)は、「この音でキメポーズをして」と私が振り付けたとおりに動いていましたが、いまは彼自身が音を感じ取って、こちらが求める以上のものを表現しています。
それが彼と一緒にやることの醍醐味のひとつでもありますね。
ー天性の能力といえば、先ほどのお話にもあったように、観客を乗せて巻き込む力も凄いですよね。
ジェフ:これは競技用のプログラムではありますが、まるでショーで演じているかのように、彼の個性を充分に発揮してほしいと思っていました。
(中略)
まさに会場の全員をプログラムに引き込んでいたと思います。
彼は生粋のエンターテイナーですからね。競技者であると同時に、パフォーマーでもあります。
まだまだインタビューは続きますが、今日は色々と忙しくて最後まで書けませんでした。
続きはまた明日書きたいと思います。
次回は、ジェフの振付師としての仕事に影響を与えた、羽生選手の存在について語った部分です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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2021年03月16日
花鳥風月
春の日差しの下を歩きたくて、小さい川沿いの裏道をお散歩しました。
もう早咲きの桜が満開でした。
春風が吹いていて、川面に花びらが散って、ちょっと哲学の道みたいでしょ。
ピピピッ、ピピピッ、という鳥の声で見上げると、2羽の鳥がお花見に来ていました。
なんという鳥なのでしょう。
鳥の種類に全く知識がないので定かではありませんが、
その高い鳴き声から、雲雀(ひばり)ではないかなと思いました。
もうこれしか思い浮かびませんでした。
結弦くん自身が、花に舞う鳥のよう。
「天と地と」について、羽生選手がQuadruple Axelの文書インタビューに書いています。
「小中学生ぐらいのころにはすでに上杉謙信公が好きで、尊敬していました。
そのころはざっくりと、共感しているわけではなくて、生き方や戦い方がかっこいいなと思っていました。
それからいろんなことを経験して、自分もある意味で競技という戦いをしていくなかで、
いろんな悩みや葛藤、でもそのなかにある闘志や緊張感、謙信公が持っていられるような、
美学の中で勝つという達成感を味わってきました。
想像のなかでしかないかもしれませんが、謙信公のなかにも同じようなものがあったのではないかなと思っていて、その半生を自分のスケートに重ねて滑っています」。
来週くらいには咲きそうです
◆追記:鳥に詳しい方に聞いたところ、私が「ヒバリ」だと思った鳥は「ヒヨドリ」で、
椿や桜の花の蜜を吸いに来るのだそうです。
分布はほぼ日本国内に限られています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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2021年03月15日
美学の中で勝つ
今日、月曜日に着く予定の本が昨日着きました。
写真集、大きい、そして重い!
紙質がマット仕様なので、指紋が付くのが心配で、手袋をして開いてみました。
画質が素晴しく綺麗です。
1枚、1枚、ゆっくり見て行きたいと思います。
「文 / 羽生結弦 Text by Yuzuru Hanyu」という文字が新鮮でした。
これまで、多くのインタビューの書き起こしはありましたが、
羽生選手が自ら書いた文章で回答をするというのは、初めてのケースではないでしょうか。
内容はまだ全然読めていないのですが、
「天と地と」について、「美学のなかで勝つ」という言葉が目に飛び込みました。
いかにも羽生選手らしい言葉だなぁと思いました。
読み終わりましたら、また感想など書きたいと思います。
その他にも、この号にはたくさんのインタビューがあり、読みごたえがありそうです。
Amazonから購入時の特典データ:本誌未掲載コメントは、羽生選手を含め全8ページあり、
もしこれから購入する場合は、Amazonからの購入をお薦めしたいと思います。
昨日は、終わってしまったことも幾つかあり、寂しい気持ちもありました。
仙台で開催されていた羽生結弦展は昨日で終了し、次は島根に。
【宮城会場のお知らせ】
— 羽生結弦展 共に、前へ 東日本大震災 あの日、そして今 (@tomonimaee) March 14, 2021
仙台パルコにて2/26から開催していた
宮城会場は本日をもって終了いたしました。
沢山のご来場誠にありがとうございました。
次は3/19からイオンモール出雲での島根会場になります。
そして仙台縁日も同時に閉館しました。
光-Be the light- のサイネージ広告、そして東京メトロ銀座駅、JR新宿駅地下の巨大ポスターも昨日まででした。
サイネージの放映駅
— 能登 直 (@sunao_noto) March 8, 2021
池袋・巣鴨・上野・秋葉原・東京・有楽町・新橋・高輪ゲートウェイ・品川・渋谷・新宿・高田馬場・吉祥寺|横浜・桜木町|大宮・浦和|仙台
以上の18駅で展開されてるそうです!
とても綺麗なポスターだったので、もう少し長く掲示していただけたらよかったのに、残念です。
名残り惜しいので、最後に仙台駅のサイネージを鑑賞したいと思います。
また仙台を訪れることができる日が一日も早く戻って来ますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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