4回転アクセル

2022年06月19日

本当の自分の存在理由




昨晩のS-PARKのインタビュー良かったですね。

Jennifer Chiaoさんのツイートより感謝してお借りしました。
 



羽生選手の言葉を中心に書き起こしました。


ーファンタジー・オン・アイス、3年ぶりですけど、どんな思いを込めて演技されていますか?

表現したいこととか、こだわり抜いていることとか、そういったものが言葉みたいな形で伝わらなくてもいいんで、演技の中の、ああこういうシーンあったなとか、ここ好きだったなって思ってもらえるような演技を創りたいなって常に思っていますね。
今まで120%だったのが、さらに150%くらいの力を振り絞りながら、やらせていただいているなって感じでいます。



ー2月に行われた北京オリンピックでは、3連覇への覚悟を4回転アクセルに宿すも、転倒となり4位。
あれから4か月の月日が流れ、今、思うこととは。


皆さんの見る目が変わって良かったなって、正直思っています、今は。

ソチオリンピックと平昌オリンピックと2連覇をしてて、なんかすごい完璧な人間みたいなイメージが強くあったのかなって。
平昌オリンピックの、あの『SEIMEI』のイメージとかが強いのであれば、北京オリンピックの羽生結弦は全然違う人物だったんだろうなって、気がしています。
羽生結弦でもこういうことあるんだーとか、夢に向かって無茶苦茶努力してきたその痕跡が見える中で、結局、夢叶えられなかったっていう、なんかそういう泥臭さみたいなものを感じていただいたからこそ、応援してくれるって人もいるんですよね、今。

なんか、それが僕は嬉しかったなぁって思っています。
その点において、僕はやっぱり北京オリンピック出てよかったなって思いますし、やっぱ幸せになれたなって思っています。

SPARK インタビュー 2



ー北京で痛めた右足の状態はまだ万全ではない中、羽生選手は先月末に行われた幕張公演で譲れぬ夢への想いを演技に込めました。

4回転半、ていうジャンプに向けて、絶対に、その夢を手に入れるんだっていう、なんか、自分の決意表明じゃないですけど。


ーもう一度夢を掴みに行く。そんな想いを込め、羽生選手は幕張公演でアクセルジャンプだけを組み込んだ演技を披露しました。

揺れ動いているように見えてるんですけど、芯の中にはちゃんと4Aに向けての強い信念があって、その軸は絶対にぶれないみたいなものを表現しようと思っていたんですけど。

記者会見を開いていただいた時に、「僕の4回転半はこれで満足です」みたいなことをちょっと言っていたんですけど、ダンスを独学で学んだりとか、いろんなことをして視点が変わっていく中で、まだ4回転半色々工夫できるなっていうのはちょっと思っているんですよね。

北京オリンピックで注射打ちながらだったからこそ、その火事場のばか力みたいなものが、、恐怖感のないアクセルが跳べたって状況の中で学べた事がかなりあるんですね。
その学べた事をやっぱりもっと使っていきたいなと思いますし、やっぱり4回転半に向けては日々挑戦していきたいなって気持ちは強くあります。

「絶対降りたいな」って思ってますね。もちろん皆さんが見ている前で、降りたいなって気持ちが強くあります。


SPARK インタビュー 3-1


SPARK インタビュー 4


ー再び前を向く羽生選手に、最後にこんな質問をぶつけました。

羽生選手が追い求める究極のスケートとは何ですか?


なんか、やっぱり芸術性は大事だと思うんですよ。
僕は音楽にのせて滑ることがとても好きですし、僕は僕だけにしかできないステップだったりスピンだったりをやっぱり追い求めていきますし、ジャンプと言う点に関しても、もっともっと練習して、今の羽生結弦が一番上手いなって、技術的にも今が一番上手いなって、思ってもらえるように、常に努力し続けたいなって思います。
僕はアスリートなんで。

SPARK インタビュー 1



やっぱりフィギュアスケートは芸術性も大事かもしれないですけど、間違いなくスポーツではあるので。そのスポーツである緊張感とかも、なんかアイスショーでも、羽生結弦のフィギュアスケートから常に感じていただきたいなって思います。



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インタビューを見て、ファンタジー・オン・アイスで演じた2つのプログラムは2つ合わせて、
「本当の自分の存在理由」を求めるプログラムだったんだなと思いました。

「Real Face」の
「Raison d'etre」


常にプログラムの中に意味を込める羽生選手らしい選択だったんだなと。

そして「絶対降りたいなって思ってますね。もちろん皆さんが見ている前で」という言葉からは、実はもう降りられたのではないのかなと感じました。

「皆さんが見ている前でも降りたいな」と聞こえてしまったのは私の空耳だったのかもしれませんが。





S-PARKで予習して、
今日はようやくライブビューイングでその全貌を見てきます。

ほんと、ドキドキしながら、行ってきます。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月15日

コロンブスの卵




このところ、イリヤ・マリニン選手の4A動画が大きな反響を呼んでいるようですねね。

これは5月3日の記事にあげたYouTube動画ですが、これとはまた別の時の動画でしょうか。









場所は全て同じところのようですね。

うーん、私には4回転半は回ってはいないように見えます。
プレローテーションで半回転しているように見えますから、実際に回っているのは4回転くらい?



これに比べたら羽生選手の北京の4Aの方がはるかに完成度は高いと思います。




マリニン選手は羽生選手とそっくりな衣装を着るほど、羽生選手をリスペクトもし、かなり意識していると思います。
この衣装も『Let Me Entertain You』を思わせますね。

イリヤ マリニン 1


羽生選手の挑戦が、10歳年下のマリニン選手の刺激になったとしたら、フィギュアスケート界全体の発展を願う羽生選手も喜んでくれるかもしれません。




こちらは本当に『SEIMEI』そっくりさんですね。
2018年の映像ですから13歳くらいでしょうか。才能ある選手であることは確かなようです。



しかし、最初にチャレンジするのと、その後を追って真似るのとは全く意味が違います。

よく「コロンブスの卵」と例えられますが、知ってしまえば当たり前で簡単なことのように思えることでも、最初に発見したり、最初にチャレンジするのはとても困難で、時として危険も伴う大変なことなのです。


余談ですが、ではなぜ最初に成し遂げることの困難さを『コロンブスの卵』と言うようになったのでしょうか。

◆『コロンブスの卵』の逸話

『コロンブスの卵』は、イタリアの探検家であるコロンブスが新大陸を発見した後に、スペインで貴族のパーティーに出席した際の出来事が由来だといわれています。

パーティーでコロンブスは「自国には優れた人材が豊富なので、あなたじゃなくても新大陸の発見は誰にでもできる」と中傷されました。そこでコロンブスは、置いてあった卵をテーブルに立てるように指示しましたが、中傷してきた誰にもできませんでした。


しかしコロンブスは、卵の尻をテーブルで潰して立てて、全員の前で卵を立てることに成功しました。新大陸の発見も卵と同じで、誰かが成功した後であればやり方は理解できるものの、最初に思い付いて実行することが重要で難しいことを説いたのです。


これには異説もあり、実はルネッサンス時代のイタリア・フィレンツェの建築家のフィリッポ・ブルネレスキの逸話だという説もあります。
この説は同時代の画家で建築家のジョルジョ・ヴァザーリが書き残したものです。ヴァザーリは同時代の芸術家たちのエピソードを集めて、『芸術家列伝』という著作を残しているので、こちらの方が信憑性は高いのではないかと思います。
ブルネレスキは、現在もフィレンツェのシンボルであるドゥオーモ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ(フィレンツェ大聖堂・花の聖母寺)の設計者です。


ブルネレスキはフィレンツェ大聖堂を建設するコンペの際に、巨大な二重構造のクーポラを築造する計画を、図面すら見せずに「私に建設を任せてください」と提案しました。他の建築家が猛反発したので、ブルネレスキは『卵を大理石の上に立てられた建築家に任せましょう』と提案しましたが、その場の誰も卵を立てられませんでした。

しかしブルネレスキは、卵の底を潰して大理石に立ててみせて、他の建築家は『そんな方法なんて知っていればできた』と批判しましたが、ブルネレスキは『その通り、最初にやるのが最も難しく、もし計画や図面を見せていれば、皆さんは真似をしていたでしょう』と発言し、コンペを勝ち取ったという説があります。

もしブルネレスキ説が本当であるならば、『コロンブスの卵』ではなく、『ブルネレスキの卵』と呼ばれていたかもしれないですね。

私はフィレンツェに住んでいたことがあるので、フィレンツェ大聖堂はとても身近に感じますが、この説は今回調べて初めて知りました。

そういえば、フィレンツェ大聖堂のクーポラは卵の下半分を伏せたような形をしていますね(笑)。
クーポラの頂上まで行くには、二重になった狭~い壁の間の階段をらせん状に登っていきます、


Firenze Duomo



というわけで、羽生選手の4回転アクセルの初認定は、後から誰が跳んだとしても、その偉業は永久に記録されることなのです。

マリニン選手も頑張っていると思いますが、単にプレローテーションで4Aを1本単独で跳ぶことは、羽生選手のようにプログラムの中で音楽に溶け込ませて4Aを跳ぶことからは程遠いことです。
それは本人もよく分かっているのではないでしょうか。


足を痛めた羽生選手がこれからさらに4回転アクセルへの挑戦を続けるのかどうかは分かりません。
しかし、4Aの先陣を切った功績は永遠に残ります。

4A認定を知った瞬間、羽生選手の顔がパッと輝きました。

この場面を見ると、今でもウルウルしてしまいます。

羽生選手が少しでも報われたと感じられたこと、本当に嬉しく思いました。



羽生選手もマリニン選手の動画を見たと思いますが、
今頃、「負けないっすよ、後輩くん!」なんてつぶやいているかもしれないですね。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月13日

マッシミリアーノ・アンベージ特別寄稿




1シーズンに1回だけ出版されている『氷上の創造者』、その創刊号からの注目のコンテンツは、なんといってもイタリアのスポーツジャーナリストであり、羽生結弦選手を初めて見た時から現在に至るまで、ずっと高く評価しているマッシミリアーノ・アンベージさんの特別寄稿でしょう。

今回は2つの特別寄稿が寄せられています。

特別寄稿 その1
「新たな清流をもたらすために羽生結弦は必要とされている」

特別寄稿 その2
「フィギュアスケートの変化、懸念される未来」





今回は特別寄稿1を読んで感じたことを書いてみました。


 
『新たな清流をもたらすために羽生結弦は必要とされている』



SP『序奏とロンド・カプリチオーソ』の最初のジャンプ4回転サルコウで起こってしまったアクシデントはマッシミリアーノさんにとってもまた、痛恨の出来事でした。
しかし、それは大会中最も洗練されたショートプログラムであり、あらゆるディテールまで完璧に研究し尽くして作り上げられた唯一のプログラムだったと指摘しています。

もしもあのアクシデントがなく、プログラムが完璧に実施されていれば、北京五輪の結果はどうなっていただろうかという思いは、マッシミリアーノさんも抱いているのでしょう。

現実は変えられない以上、首位から19点差となり、実質的にオリンピック3連覇の可能性が消えた時、羽生選手を北京オリンピックに駆り立てた本当の目標、4回転アクセルをオリンピックという舞台で成功させたいという願望が彼の中で唯一の目標となりました。


しかし運命は過酷にもFSの前日の練習で羽生選手の右足首に酷い怪我を負わせてしまいました。
普通の試合であったなら棄権するレベルの怪我であったにもかかわらず、羽生選手は痛み止めを服用してでも果敢に4回転アクセルに挑み、そしてこれまでで最高に綺麗な軌跡を描いて右足で着氷しました。
転倒し、アンダーローテーションとはなりましたが、ISUにより史上初の4Aとして正式に認定されたのです。


22 北京 4A 放物線



マッシミリアーノさんは、このことについて「4回転アクセルの挑戦は転倒に終わるが、回転はほぼ完成に近く、回転不足の判定は、特に他のスケーター達のジャンプに対する判定を考慮すると、厳格すぎるように思われた」と述べています。


実際、動画で何度も4Aの部分をスローで見返しても、回転はほぼ回り切っているように見え、アンダーローテーションよりもqマークが正当な評価なのではないかと思いました。


「もし(SPで)埼玉の全日本選手権と同じレベルの演技ができたなら、彼は果たしてどこまで到達できただろうかという疑問は残されたままだ。もしそうなっていたら、おそらく我々は別のストーリーを語ることになっていただろう」とも述べています。


これまで、羽生選手ほど運命に翻弄され続けてきたアスリートはいないと思います。
大震災も、事故も、病気も、そして怪我は数えきれないくらい。
しかし起こってしまったことは変えられないのならば、運命を甘受して、それにどう対処すればよいのか、最良の方策を考えてその運命を乗り越えてきたのが羽生選手です。

北京では4位となり、表彰式に現れることもなかったわけですが、北京オリンピックで最も注目され、愛された選手だったと思います。


「羽生が北京に来なければ、冬は浪漫を信じない」。 
(蒼蒼さんのツイートより)



「羽生結弦がフィギュアスケート界にもたらした貢献は、この競技にとって必要不可欠なものであり、彼の功績はこの先数世紀に渡って残っていくだろう」


このマッシミリアーノさんの言葉のように、羽生選手は今、勝敗や点数といったISUが決める順列ではなく、歴史に名を刻むという、より本質的な価値を求めてスケートに身を捧げようとしているように思えます。

22 北京 毎日 貝塚 22



寄稿の最後に、マッシミリアーノさんは、ISUのルールのゆがみと、その疑わしい適用のせいで、徐々に信頼性を失いつつあるフィギュアスケートというスポーツに新たな清流をもたらすために、羽生結弦が寄与することができるだろう。
そのためには羽生選手が卒業論文で示したテクノロジーを活用するところからすべてが始まるだろうと、採点へのAI導入を求めています。

「いずれにしても、まだ氷上であろうと、運営人のトップの立場であろうと、我々は彼を見ていたい。
フィギュアスケートは羽生結弦を必要としているのだ。この事実を理解しないことは、この競技の真価と未来に対する犯罪であり損害である」


おそらくマッシミリアーノさんは、未来において羽生結弦がISUのトップの立場になるべきだと考えているのではないでしょうか。

もしその望みが叶えられれば最高だと思います。

しかし残念ながら、現状を見る限り、羽生選手が濁流渦巻くISUの中心部に入ることなど私には考えられないことですが…


いつの日にか、ISUが清流となり、マッシミリアーノさんの願いが叶うよう祈っています。




お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月04日

最高の羽生結弦の完成形とは




昨日の記事に書いたマリニン選手の4A映像にはおどろきましたが、

ゆづマミさんがタイムリーに羽生選手のインタビュー思い起こさせてくださいました。



羽生結弦の完成形 0


羽生結弦の完成形 1


羽生結弦の完成形 7

「最高の羽生結弦の完成形、その中の一部が4回転アクセル」


羽生結弦の完成形 6


羽生結弦の完成形 4


羽生結弦の完成形 5

「最終目標は4回転アクセルを含めた完璧な形のプログラム。
そこを表現しないと自分自身が多分納得できない」。

 


文字通り命がけで会得した4Aを跳ぶための秘訣でも、惜しげもなく公開するのは、羽生選手の心の広さとフィギュアスケートスケートへの愛の証だと思います。

羽生選手の最終目標がどうか達成されるよう、祈らずにはいられません。
心からの願いです。





五月晴れだった5月3日、3年ぶりに表参道の根津美術館に行ってきました。

隈研吾さんの素敵な建築に素晴らしい広大なお庭、今は燕子花が満開です。

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展示物はこの季節恒例の、尾形光琳の「燕子花図屏風(国宝)」。

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それに加えて今年は、丸山応挙の「藤花屏風図(重要文化財)」と

華やかな桜の「吉野図屏風」が揃っています。


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桜、藤、燕子花の華麗な屏風図の競演です。

3点の屏風が揃って同時に展示されることは稀なことです。

5月15日(日)までで、羽生結弦展と同様に要ウェブ予約。
予約はこちらから

お時間あれば、是非是非お薦めです。


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お庭は新緑の木々に囲まれた都心のオアシスです。

緑影と燕子花と美術品、最高です。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月03日

マリニン選手の4回転アクセル挑戦




昨日目にしたイリヤ・マリニン選手の衝撃的な映像です。

確かに4回転半回っているように見えます。



羽生選手が命がけで打ち砕いた4Aの壁は、次に続く選手に挑戦する勇気を与えるのだと思います。

来シーズンは羽生選手と、羽生選手に憧れて後を追うマリニン選手の4A挑戦が見られるスリリングなシーズンになる可能性を感じます。


22 北京 4A 放物線



羽生選手はまだクリケットクラブで練習している頃に、既にハーネスで4Aに成功していたことを、ディオニシオコーチがインスタグラムに映像で公開してくれていましたね。




マリニン選手の4A挑戦は、限界を突破する勇気を持つ選手が、後に続く選手の導きとなるということの証です。

羽生選手も、正しい跳び方で4回転アクセルに挑戦してくれる選手が、彼の後に続くことは喜んでくれると思います。 




羽生選手はマリニン選手の動画を見たでしょうか?

きっと見たことでしょうね。

そしてまた、心の中に蒼い炎が点火されたのではないでしょうか。

羽生選手の来シーズンの現役続行宣言はまだですが、十分に足を治して、また思う存分自分の夢に挑戦できますように。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月01日

4回転半の真実




遅ればせながらアイスジュエルズの感想書いておきたいと思います。


【羽生結弦が記す4回転半の真実】

4回転半の真実


この羽生選手の寄稿は、82枚の連続写真から選んだ写真を使って解説したことで、どんな解説よりも分かり易く、4回転半の真実を私たちに伝えてくれました。

写真というものが、どれだけ説得力を持っているかを改めて確認できたドキュメンタリーのような解説でした。


踏切は、ノービスBの時の自分の2Aの、全く軸のブレのない跳び方を取り入れて挑んだ4Aでした。
離氷の瞬間の写真からはプレローテーションが全くなく、これが「僕自身のこだわり」「僕のアクセル」という、羽生選手の言葉の意味を写真ではっきりと確認することができます。


空中姿勢の説明に選ばれた3枚の写真は、1回転半、2回転半、3回転半で、本当に軸が少しも崩れていなくて、あの4Aにトライしたジャンプが最高に綺麗な軸を保っていたことが実証されています。
この3枚の写真もその瞬間を見事に切り取っていて、写真の説得力って凄いなと思いました。
82枚の連続写真を撮影してくれた田中さんにもひたすら感謝します。


着氷時の2枚の写真からは、なぜ着氷で耐えられずに転倒してしまったのか、その理由が分かりました。
そして転倒後に立ち上がる姿勢や表情から、どんなことがあっても這い上がる、立ち上がる姿が、自分が表現したい世界観に合っているのだと述べています。

羽生選手はこれまでいつも順風の中を歩んできたのではなく、近年はむしろ逆風に抗いながら進んできたことが思い起こされ、どんなに苦しくても決して諦めない忍耐力、精神力、向上心といったものがあの立ち上がる姿に現れていることが感動を引き起こしたのだと思いました。



最後に4A認定について、これが「自分のアクセル」「自分の4A」なのだと誇りに思っていると。
一時は羽生選手の「報われない努力」だったという言葉に心がつぶれそうな思いだったので、本当にそう思っていてくれて良かったなと思いました。
北京での挑戦で4A挑戦は終わったのかもしれないなと思っていたし、それ以上羽生選手に負荷をかけるわけにはいかないと思っていたのですが、彼自身はまだ4Aの完全な完成形を諦めていないのです!
そのことに感動しました。

今は、いつの日か羽生選手は4回転アクセルを完成させるだろうと、私は確信しています。


ここまで読んできて、羽生選手が自分の演技を客観的実証的に分析して、誰にでも理解できるように説明してくれたことに感謝の気持ちが湧き上がってきました。
過度に感情に流されず、いつも自分の演技に対して客観的な視点を持っているところも、羽生選手の大好きなところです。



ところが【北京オリンピックの総括】を読み始めると、今度は涙なしでは読み進められなくなりました。

最高の練習をして、最高のコンディションで挑んだ北京オリンピック。
それなのにSPでのまさかのアクシデント、翌日のFS練習中の重度の足首の怪我。
跳べる状態ではないほどの痛みの中で、一時は自信も希望もすべて失った状態に陥ってしまったのです。
痛みで普通の歩行さえ困難で、「この痛みに耐えてしまっていいのか」をもう一度ドクターに問いかけたということは、その時点で羽生選手は、これほどの痛みに耐えてしまうことで、足首が破壊されてしまうのではないかという恐怖も感じていたのだと思います。
何度も大きな怪我を経験している羽生選手がそこまで考えるというのは、どれほどの痛みだったのかと、痛みに人1倍弱い私は尚更に辛くなってしまいました。

本番直前までは痛みとの闘いだったということですが、6分間練習と本番だけは注射で痛みを消してもらい、すると「痛みが軽減された足で跳ぶと何でもできるような気が」して、恐怖心はひとかけらもなかったというのです。
あらためて『天と地と』の演技が命がけで戦いに臨む武将の心に近かったのだろうなという思いがしました。

最後が「幸せになりました」という言葉で終わっているのを読んで、私も幸せな気持ちになりました。

結弦くん、本当にありがとう。心からのお礼を伝えたいです。



miruruさんのツイートをお借りしました。      

アメリカの解説もロシアの解説も同じように羽生選手に最高の賛辞を贈っています。

芸術はイデオロギーを超えることの証明です。




そして羽生選手自身の解説動画です。


結弦くん、4回転アクセル世界初認定、本当におめでとう!!!

これからも練習していくという結弦くんをどこまでも応援していきます。

ここで止まるような羽生結弦ではないのですね。


お読みいただきありがとうございました。

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2022年03月12日

君が僕の一番のプラオリティ




今日の東京は暖かいというのを通り越して、コートを着ていると少し汗ばむほどの晴天でした。


数駅先の神社の河津桜を見に行ってきました。

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お願い事は、結弦くんの足の快癒とウクライナ紛争の終結。


満開の桜を見ていると、同じ空の下で戦争が起こっているなんて、
悪夢であってくれ、と願わずにはいられませんでした。

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今日は、先日のジスランコーチのインタビューの記事の続きをようやく書けそうです。
『フィギュアスケートLife Extra』からの一部抜粋です。


ジスラン インタ 4


ジスランコーチの羽生選手に対する愛情に感動しました。
そして二人の強い絆を知り、涙なしでは読み進められませんでした。



羽生選手との練習について


最初の頃、僕はまだ彼の試合に帯同していなかったんですが、彼は練習の後すぐに動画を送ってきていました。
30本の動画が送られてくることもあったんです。すぐにコメントして返信していましたが、彼は僕がいつでもすぐに対応することを知っていたんです。
「君のためなら24 / 7、一日24時間、週7日間時間を割くよ。いつでも連絡してくれていい」と言ってあったので、午前3時に動画が送られてきたりもしました。3時半までに僕もフィードバックを送っていました。彼の勤勉さには感心しますよ。
(中略)



過去2年間での羽生選手の変化について

当然だけど、練習方法に関してすごく成熟しました。

彼を見ていると、「周りにクワッドを跳んでいる人がいるところでしか練習できない」って言う人に、「いや、そんなことないよ、ユヅを見てごらん」って言いたくなります。
自分でモチベーションを掻き立てて、自分でどこをターゲットにするのか、を設定して。
ユヅが他の選手に比べて現役を長く続けられているのはそこなんですよね。
頭の中でどこに到達したいのか、を描くことができるんです。

ここ2年間一緒に練習できていないわけですが、ユヅには言ってあります。
昔と同じで24 / 7 だよ、と。
僕のテクスト番号は分かってるね?いつ動画を送ってくれてもいい。
君が僕の一番のプライオリティだから。大変だけど、これからも頑張っていこう、と。


ジスラン 2018平昌



4A挑戦について

僕が一番尊敬するのは、ユヅルの有言実行の姿勢ですね。

僕だって彼と会えなくてすごく寂しかったです。いつも彼とよく交わしていたハグだとか、そういうものもなくなって、すべてがリモートで行われる。これまでとは勝手が違いました。
でもそんな中で彼は一貫して、自分がやる、と言ったことに関しては決して揺るがなかった。尊敬しますよ。

ジスラン 2019GPF


彼がなにをやろうとしているのかを理解できない人はいます。
「どうして彼はそこにこだわるの?それ(4A成功)って本当に必要なこと?」と疑問に思うんでしょうが、そういう問題じゃないですよね。
「自分を熱くさせてくれるものは何か?」ということなんです。
それがなければ突き進むことはできない。パッションですよ。
(中略)

すごいなと思うのは、彼がたった一人でそれをやっているところです。
オリンピックが目標ではなく、4Aを降りることだけを目指して。

僕もよく聞かれたり言われたりしました。
「彼は本当にオリンピックで(4Aを)跳ぶと思う? いや跳ばないだろうね。勝ちに行くのであればそれなりの方法を取るだろうからね」。

でも僕はそれに対して何も言わず、頭の中で、「君らはユヅを知らないからそう言うんだよね」と思っていました。
誰が何と言おうと、彼はやる。
オリンピックで勝つことよりも4Aを跳びたいんだから跳ぶぞ、と。

最初に言ったことに、ただただ忠実だった。
気変わりをせず、「どうして(オリンピックに)出るのか」を明言して、その通りのことをやり遂げました。
素晴らしいです。



今、羽生選手に送りたいメッセージ

僕の個人的な意見ですが、ユヅルはあと4年は行けると思っています。
(中略)

だって彼ほどのスケーターが他にいますか?
あれだけのクオリティの滑り、スピン、ストローキング、エッジワーク、ターン.......ジャンプだけの話じゃないのです。

もちろん彼のジャンプは好きですよ、一緒に練習して僕の期待通りのジャンプを跳んでくれているんですから。
とにかく彼は完全なスケーターなのです。
地球上を見渡しても他にいません。彼だけです。


いや、ネイサンは確かに素晴らしいアスリートですが、それでもユヅルほどの、スーッと滑るような滑らかさはない気がします。

ユヅルは氷に立つと、すぐに人々の目を引きます。
「あ、こいつは何か特別なものを持ってるな」と思わせる、カリスマですね。

だから彼が心の中に情熱を持ち続けている限り、これからもやっていけるでしょう。
年齢などは関係なく、35歳とかになっても大丈夫だと思います。彼の演技にはそれだけの説得力があるのですから。

(中略)

平昌五輪で優勝した次のシーズン、モスクワでの試合だったと思います。
練習でのユヅルを見ていて、横にいたブライアンに言ったんですよ。
「去年より、上手くなってない?ジャンプも滑り全体も」って。
そうしたらブライアンも「確かに、そうかもしれないね」って言って、僕たち二人で顔を見合わせました。

ジスラン インタ 2


彼自身、内なる炎、情熱を保つことさえできたら、まだ続けられる。

(中略)

僕はもう今後、キャリアが終わるまでに彼のようなスケーターには出会わないと思っています。とにかく彼は「驚異的(phenomenal) 」です。
一生に一度の存在、とでも言いましょうか。

だから彼にはただただ、情熱を持っていてほしい、と思います。

(完)


ジスランコーチは羽生選手は4年後もいや、8年後でも続けることができると言っています。

つまり、2026年のミラノオリンピックも、その次の2030年のどこかのオリンピックも出場できる可能性があると言っているのです。

羽生選手が、もし札幌オリンピックがあれば、「僕も、出たい」といったのも、あながち夢ではないっていうことになりますね。
.

また、そうであれば、グラッスル選手もミラノで再び羽生選手に会える、ってわけです。
今度は後悔しないように。



私も是非是非ミラノで羽生選手を応援したいです。

それが目下の私の夢です。


おそらくマッシミリアーノさんもミラノでユヅルを解説したいのではないかな。
MILANOはユヅルを待っている。

今は勝手に、そう思っています。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年03月10日

北京の4Aは最高のジャンプ




『フィギュアスケートLife』のブリアン・ジスランコーチのインタビューには、羽生選手の4A挑戦についての数々のエピソードが明かされていて、羽生選手の4A成功に掛ける強い思いと、ジスランコーチの羽生選手に対する愛情に満ちた気持ちに感動しました。

ジャンプコーチという立場から、ジャンプを正しい技術で跳ぶことの重要さについても詳しく語ってくださっています。

インタビューの一部分を抜粋させていただきました。


ジスラン インタ 1



SPでの4回転サルコウの失敗について


僕の親しい知り合いで、中国の主催者側のビデオ係をやっている人から動画が2つ送られてきました。
ちなみに僕は3年ほど前から中国代表選手の練習を見ているので、その人とはずっとお互い連絡を取り合っている仲です。

一つはユヅの北京オリンピックのSPの時の4回転サルコウの動画。もう一つは別の試合の4回転サルコウの動画で、まったく同じカメラアングルでした。
それを比べてみると、前者の4回転サルコウのテイクオフ時に、ユヅの足の動きが少し、ほんの少しだけ上体の動きよりも減速するのが見えるのです。
結弦は非常に綿密に調整されたF1のレースカーに似ています。自分の身体を知り尽くしていて、すべての部分に敏感に反応します。
だからほんのちょっとでもズレがおこると、大きな影響を及ぼしてしまうのです。

僕はユヅから送られてきた送られてきた写真をもう一度見直して、テイクオフで引っかかったと彼が言った穴がどこにあるかを確認しました。
すると動画で見ていて、足が減速する個所と完璧に一致したのです。


北京 SP 穴



SPの冒頭の4Sで穴にはまってしまい、ジャンプが失敗したことに関しては、ハビの見解とかもあり、釈然としないこともありましたが、ジスランコーチはそれとなく、やはりあれは穴にハマったのだということを実証してくれたのだと思いました。
羽生選手には試合で2回そういうことが起こり、一つは日本での試合、もう一つが今回の北京での出来事だったということです。



4回転アクセルへのアドバイスについて
 
率直に言うと、今年のユヅルは4Aを着氷させたいという気持ちの方が、オリンピックで優勝したいという気持ちよりも強かった感じでした。
「僕はすでに2度、オリンピックで優勝している。だから勝っても初めて、というわけじゃない。
でも4Aを成功させれば僕が史上初、でしょ? だからそっちに焦点を当てたい」
って言うんですよ。

パンデミックが始まってからバーチャルな方法でコーチングをやるようになって、それはそれでよい点もありますけれど、やっぱり実際に対面式でやるのとはまったくわけが違います。

こう言うと変に思われるかもしれませんが、僕は「触るのが好き」なんです(笑)。
スケーターを「手取り足取り」教えるのが僕のやり方です


なのに、ユヅがよりにもよってジャンプの中で一番難しい4Aを身に付けようとしている時に、僕たちはすべてをバーチャルでやるしかなかったんです。



「触るのが好き」なのに、バーチャル練習しかできなかったというのは、ジスランコーチにとっても、羽生選手にとってもストレスが溜まることもあったと思います。
でも、いつでもジスランコーチに相談できていたのだということが分かり、安心しました。

ジスラン



具体的な練習方法について

ユヅの場合は彼から動画が送られてきて、僕がそれを分析して、気が付いた点、直すべきだと思う点を記述式でテクストの返信を送るんです。
そして彼がそれを見て、次の練習で活かす。何かわからない点があればユヅからメッセージが来て、やり取りをすることもあります。

そこで僕が彼に説明したことは、他の4回転はルッツでさえも、たいてい滞空時間が0.57だ、と。
でもそれでは4Aは絶対に跳べない。少なくとも0.80秒は欲しい。0.23秒の差、です。
0.23秒は(滞空時間で言えば)一生分の長さみたいなものですよ。


4Aは他のジャンプよりも回転が増えるわけだから、跳び上がって瞬時に回転し始めないといけない。
でも難しいのは、たいていの場合そうやって早く回転に入ろうとすると、ジャンプの高さが犠牲になる、という点です。高さが足りなくなってしまう。そして回転を増やそうとすると今度は軸がぶれる。
軸が外れたまま降りると氷に叩きつけられて、まるでスクールバスに激突されたみたいな目に遭う。

でも、ユヅと練習するのはとても楽しいです。彼はj分の身体を完全に知り尽くしているんですよ。彼と練習するようになってかれこれ8年目になりますが、僕の言うことをすぐわかってくれる。


0.23秒の差まで計算して出してくれるジスランコーチ。その瞬きする一瞬の時間が4Aの成功に必要なのですね。それは正に「限界への挑戦」という言葉がふさわしいと思いました。

羽生選手が何度も氷に叩きつけられながら、ようやく「立てる」ところまで到達できたことに、心からの賛辞と敬意と愛を捧げたいと思いました。



北京五輪の4A認定について

全日本の1か月半前ですかね。彼から動画がいくつか送られてきました。「Check this out(これ、見てよ)」というメッセージが添えられて。(中略)それで動画を見たら、(4A着氷後)立っていたんです、それまで立ったことがなかったのに。降りたとしても転倒、また転倒、転倒のt連続でした。

もう僕はそこでパ二クりましたよ。冗談抜きで、あの動画を見た時、僕は家の中でぴょんぴょん飛び跳ねました。「Oh my God!立ってるじゃないか!」って。その時からすべてが変わりました。

両足で着氷していました。クリーンではなかったけれど、着氷して、立っていました。
大きな前進ですよ、それでも。
(中略)
というわけで、全日本の最初の練習で最初に跳んだ4A、着氷して立っていましたよね?あれは本当に良いジャンプでした。試合本番で跳んだジャンプよりも良かったと思います。
でも、北京で跳んだジャンプはそれよりさらに良かった。

もちろん、転倒はしましたが、ジャンプに高さがあったし、着氷もいっそう明らかに片足で降りていました。
僕に言わせれば、試合でこれまで誰が跳んだ4Aよりも、あれがぶっちぎりで最高のジャンプでしたね。


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4Aとしてコールされたのも良かったです。
回転は明らかに3Aよりも回っていたし、不足分は2分の1というよりも、4分の1に近かった。議論をしようと思えばいくらでもできるけど、とりもなおさず「クワッド・アクセル」なんですからね。

ということで、北京での4Aはこれまでで一番の出来だった、と思います。
(中略)
ジャンプ指導に関して僕が譲れない線は、選手たちに絶対にジャンプをチートしない、という点です。
テイクオフ、空中、ランディングのいずれにおいても妥協しない。


4回転ルッツに関しては、世界でちゃんとできていると僕が思うのは3人だけ。
ボーヤン、ネイサン、そしてユヅル。




ジスランコーチのジャンプ指導がいかに原則に基づいた厳しいものであるか知ることができました。
ボーヤン選手も3年前からジスランコーチにジャンプ指導を受けていたことは初めて知りました。

北京では仲の良い二人の姿が見られましたが、きっと同じコーチに指導を受けているという親近感もあるのかな。


北京 ボーヤン




ここまでで、インタビュー全体の約半分です。

続きはできれば明日にでも書きたいと思います。

ジスラン インタ 4


ジスランコーチ、スマートになって精悍な感じでカッコよいですね。

またいつか羽生選手がクリケットクラブで練習できる日々がありますように。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 23:57|Permalink

2022年03月07日

ブリアンコーチは見ていた☆4A着氷




 3月9日発売の『フィギュアスケートLife Extra』にクリケットクラブのジスラン・ブリアンコーチの独占インタビューが掲載されています。(Oriconニュース



羽生結弦、練習で4回転アクセル成功「立っていた」

ジャンプコーチが北京五輪”史上初の挑戦”の裏側を証言

フィギュアスケートの羽生結弦
選手が、9日発売のムック書籍『フィギュアスケートLife Extra 北京オリンピック2022』(扶桑社)の表紙を飾り、ジャンプ・コーチの独占インタビューが掲載される。


フィギュアスケートLife extra 表紙


誌面では、北京五輪での日本代表選手たちの活躍を総力特集。

3連覇の期待を背負って出場した羽生選手は、ショートプログラムで氷の穴にはまるアクシデントに遭うも、フリーでは前人未踏の4回転アクセルに挑み、回転不足ながらも初めてジャッジスコアに「4A」の文字を刻んだ。

その羽生選手を2014年から見守り、コロナ禍中でもリモートで4回転アクセルを指導し続けたジスラン・ブリアン氏のインタビューを掲載。

昨年の全日本選手権の1ヶ月半前には羽生選手から動画が送られてきたことを明かし、「『Check this out』というメッセージが添えられていて。動画を見たら(4A着氷後)立っていたんです。

それまで降りたとしても転倒、また転倒、転倒の連続でした。それがこの日は5つほどの動画が送られてきて、彼が立っているんです。
もう僕はそこでパニクりましたよ。冗談抜きで、あの動画を見た時、僕は家の中でぴょんぴょん飛び跳ねました。『Oh my god! 立ってるじゃないか!』って。

その時からすべてが変わりました」と振り返る。


さらに、ブリアン氏は「北京で跳んだジャンプはそれよりもさらに良かった」と言い、「転倒はしましたが、ジャンプに高さがあったし、飛距離も伸びていたし、着氷もいっそう明らかに片足で降りていました。
僕に言わせれば、試合でこれまで誰が跳んだ4Aよりも、あれがぶっちぎりで最高のジャンプでしたね」と絶賛。

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インタビューは、理想のジャンプや羽生選手へ送りたいメッセージなど、多岐にわたる。

    


最近、試合の場でも見かけることがなくなっていたジスランコーチが、今も変わらず羽生選手のジャンプコーチをしていてくれたことに安心しました。

ジスラン


そして、全日本のはるか前に4回転アクセルを着氷していたことも、今となっては羽生選手が4回転アクセルを「楽しみにしていてください」と言っていたことも理由があったのだなと、納得できました。

『フィギュアスケートLife』は羽生本ではないため、普段は買うことも控えてしまいますが、今回は以下の2つの記事を読むために購入するつもりです。

羽生結弦「五輪史に刻んだ4A」
●独占Interview
・都築章一郎「羽生の4回転アクセル挑戦には感謝しかありません」

・ジスラン・ブリアン「北京五輪でユヅが跳んだ4Aはぶっちぎりで最高のジャンプでした」





そして、またまた新しい『フィギュアスケートマガジン』が9日に発売されます。

フィギュアスケートマガジン EX特集


前号が2月28日発売でしたから、

フィギュアスケートマガジン 2月28日


わずか9日での出版です。
山口さんはじめ、編集部の方々の熱意が凄いですね。


フリーが終わった後のエキシビションをテーマにして、もう1冊作ってしまったんですね。

前号では掲載されなかった「記者座談会」を楽しみにしています。



同じく9日にはananも発売です。




今日は『フィギュアスケーターズ』が届きました。

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溜まる一方の雑誌、ムックですが、北京オリンピック関連の雑誌類は全て買ってもいいと思っています。

今後2度とない、4回転アクセル初認定の記録として保存しておきたいのです。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 18:43|Permalink

2022年02月26日

ハーネスで4A降りていた!




結弦くん、既にハーネスで4回転半降りていたんだね!

クリケットクラブにいる頃だから、もう2年以上前ですね。

素晴らしく美しい4回転アクセル!!


クリケットクラブの ディォニシオコーチ、見せていただきありがとうございます!






クリケットクラブのコーチが練習映像を公開

 20日に閉幕した北京五輪。フィギュアスケート男子シングルで4回転アクセルに挑んだ羽生結弦は、成功はならなかったものの世界のファンの心を打った。成功を目指し、ハーネス付きで練習に挑んでいた姿を、拠点にしていたカナダ・クリケットクラブのコーチが公開。着氷に成功しており、海外ファンからは「信じられない程凄いわ」などと驚きの声があがった。

 羽生は北京五輪では4位だったが、10日のフリーで冒頭に4回転アクセルにチャレンジ。成功はならなかったが、世界中の注目を浴びる中で堂々の演技を見せた。大会最終日のエキシビションでは「春よ、来い」を熱演。会場を盛り上げた。

 前人未踏の4A成功を目指した日々。ある日の映像をクリケットクラブのコーチ、ジェフ・ディオニシオ氏がインスタグラムに「振り返り」とつづって公開した。補助のハーネスを付けた状態ではあったが、飛び上がった羽生は4回転アクセルに見事着氷。両手を広げ、綺麗にバランスをとった。

 映像を見た海外ファンからは「wow、クールだね」「アメージングだよ」「体を労わってとユヅに伝えて」「信じられない程凄いわ」「なんてゴージャスなジャンプでしょう」「これ凄すぎる! 完璧な4Aね……」「なんてスムーズなんだろう」などと驚きの声が書き込まれていた。

(THE ANSWER編集部)


今夜は幸せな気分で眠れそう。


お読みいただきありがとうございました。

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2022年02月14日

バレンタインデーの記者会見




今日18時30分からの羽生結弦選手記者会見が楽しみでなりません。

各国記者さんたちがどんな質問を用意していても、きっと彼は皆の想定以上の素晴らしい答えを返してくれるでしょう。

羽生選手自身の言葉で、4回転アクセル挑戦の現状と未来、これからの展望、現在の心境を聴くのが楽しみです。

中にはぶしつけな質問をする記者もいるかもしれませんが、羽生選手はユーモアと機転が利いた受け答えで打ち返すことでしょう。

あの平昌オリンピック後の外国特派員協会での会見を思い出します。


外国特派員記者会見 4




動画感謝してお借りしました。


4日回転半、ほぼ回っていると私には見えます。
どうしてもアンダーローテーションとは思えません。
マッシミリアーノさんのご指摘のように”q”マークが正しい判定のように思います。

羽生選手にはこの勇気ある挑戦を誇りに思ってほしい。



今日はバレンタインデー

結弦くんにとびきり美味しいチョコレートをプレゼントしたい


ロッテ 5 (2)

こんな時代もありましたね。


しかも、今日2月14日はソチの金メダル記念日でもあります!!


今も結弦くんはあの時と同じ輝きを放っています。



夕方には笑顔の結弦くんに会えますように。






  お読みいただきありがとうございました。

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2022年02月13日

キーワードはEmpathy




中国からの羽生選手礼賛が止まりません。

その中でも特に共感できたのがレコードチャイナが伝えたこの記事です。

中国人記者さんのメッセージからは、羽生選手のことをいかによく理解してくださっているかが伝わってきました。

キーワードは"empathy”
 

2022年2月10日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に、北京五輪での戦いを終えた羽生結弦に対する感想をつづった中国人記者の手記が掲載された。以下はその概要。

天井を見つめる羽生結弦は完全に自分の世界に入っているようだった。時折かわいらしくやんちゃそうな表情を見せ、会場を後にする際にはスタッフに対して90度のお辞儀を忘れなかった。その優しさ、優雅さ、礼儀正しいジェントルマンぶりは、まさに骨身に刻まれたものだ。

インタビューした際、彼の目には涙があった。同僚の男性記者が「彼が不憫で自分も耐えられない」と言いながら出てきた。ミックスゾーンに入る前、羽生はまず友人とハグしてからやってきた。そしてこちらに背を向けてしゃがみ、しばらくしてから立ち上がった。頭を低く下げ、顔は見えなかったがとてつもない疲労を感じ、傷心していることは感じ取れた。

彼は自分の気持ちを整理し、カメラの前で笑ってみせた。一昨日もそうだったし、今日もそうだった。しかし今日は些か感情を抑えきれなかったようだ。

本番前の最後の数分まで、彼はクアッドアクセルを試し続けた。転んでは起き上がりまた挑んだ。彼の転ぶ姿からは、とどまることのない毅然とした様子が見てとれた。

ここ数日、カメラマンが羽生の写真を一枚一枚見せてくれるたびに、私たちは「あまりにも美しい。まるでマンガから飛び出してきたみだいだ」と感嘆した。私を含め、それまで羽生のことをそこまでよく知らなかった人さえため息をついた。

この数日間、彼は美しさ、強さ、優しさ、勇敢さであらゆる人をとりこにしてきた。これこそ羽生結弦という四文字が持つ魔力なのかもしれない。

フィギュアスケートというのは、難度の高いテクニックがとても重要であるものの、それ以上に見る者を感動させる力が大事であって、それがなければ美しさや芸術性を表すことはできない、という話を今日同僚とした。この「感染力」というのは、選手自身が持つエンパシーによる部分が大きいと思うのだが、羽生の善良さ、優しさ、細やかさが強力なエンパシーを帯び、それでいて宇宙に抗うような勇敢さや芯の強さという別の側面がさらに彼の動きや技術をより確実なものとし、そうして羽生という氷上の美少年が作り上げられているのだと感じる。

羽生結弦を好きにならない人などいない。遅かれ早かれ、結局みんな好きになる。

フィギュアスケートの知識を学ぶにあたり羽生の映像をたくさん見たが、その中で最も印象深かったのは彼が「実は自分はとても孤独だ。周囲の環境が自分の精神状態や体の状態に大きな影響を与えるので、外の世界から切り離さないと理想の演技はできない。だから、自分は孤独でありたい」と語っていたことだ。

自分や人類の限界に挑戦し、孤独にチャレンジする彼のことを本当に理解できる人は、実際はいないだろう。

最後に羽生にメッセージを贈りたい。

「羽生結弦にしか踏み入れることができない境地に敬意を示す。気骨と優しさを併せ持つ男は、ゆっくりとそして勇敢に自らの遠く険しい道程を歩んでゆく」(翻訳・編集/川尻


毎日新聞 3


「羽生結弦を好きにならない人などいない。遅かれ早かれ、結局みんな好きになる」というくだりには、読んでいて思わずニコニコ顔になってしまいました。
本当にそうなんですよね。私の周りにも初めはその優等生ぶり(?)に反発していても、結局いつの間にかファンになってしまったという人が何人もいます。

(いわゆるアンチの方々も、無駄な抵抗はやめて早く羽生選手のファンになってほしいです。)


一番共感したのは、羽生選手の演技が観る人々のエンパシーを引き出すという指摘です。

empathyとはギリシャ語起源の言葉ですが、感情の中に入る、つまり感情移入を指します。
羽生選手の演技には、それを初めて見る人にも感情移入を誘発させる何かがあると初めて見た時から感じていました。
それはどこから来るのか、今でもはっきりとは分かりませんが、急速に感情を持っていかれることは事実です。

容姿の美しさ、所作の美しさ、でもそれだけじゃなく、その中に感じる純粋な情熱、献身、無私、優しさ、勇気、気概、それらが一体となって私たちの魂に働きかけてくるのです。

それで結局みんな好きになる」わけです(笑)。



この手紙の束すごいですね。全部羽生選手に送られてきたもの。
なんと、20日のエキシビションで、サプライズで羽生選手に渡すらしいです。

これは楽しみにしたいです。
羽生選手を喜ばせるためなら何でもやってください!


ただ、エキシビション無理しないでほしい。
コンティニューの時のようにジャンプ無しでお願いします。
美しいステップが一層際立ちますし。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 07:00|Permalink

2022年02月12日

歴史に名を刻むことは金メダルより難しい




羽生選手の4回転アクセル、ISUに公認されたのはよいものの、ジャッジングには不可解なことがいっぱいです。

マッシミリアーノさんは、あの4回転アクセルはアンダーローテーションではなく、qマークだろうと指摘されています。

本日羽生結弦が跳んだ4回転アクセルを何度も見直しました。
私の意見では、今日実施された他の4回転ジャンプよりも回転が少ないということはありません。
「Q」が正しいコールだったでしょう。
近いうちに他の機会があることを願っています。


22 北京 4A 放物線

連続写真で確認すると、確かに前向きで踏み切って、後ろ向きで片足着氷していますから、アンダーローテーションとはならないと思うのですが・・・

マッシミリアーノさんのご指摘の通り、q(クオーター)マークくらいの回転は十分しているように見えます。

ジャッジの皆さんはこういう画像を見ることができているのでしょうか。
できているはずありませんよね。
なにしろカメラ1台で判定するという、今時、ある意味「神業」と言えることをやっているわけでから。

これまでも羽生選手はしばしばいわれのない下げ採点をされてきましたが、今回も改めてプロトコルや結果詳細表を見るとおかしな点が多々見えてきます。

2日が経って、少し心が落ち着いてくると、無性に怒りが湧き上がってきています。


22 北京 FS プロトコル


後半の1.1倍になる2本の連続ジャンプと3AについたGOEは2と3が多く、最高でも4しか出ていません。
文句のつけようがないほどの美しいジャンプでも絶対に意地でも5は出さないということでしょうか。

そしてPCSは今まで羽生選手のプロトコルでは見たことが無い8点台がずらりと並んでいます。
パフォーマンスは2度の転倒があったために抑えられるのはルール上仕方ないのかもしれませんが、なんと、5項目の最後の音楽の解釈のPCSも9人中7人が8.75としています。

これには驚きました。音楽表現ということにかけては、上位3選手に負けているとは絶対に納得できません。
ジャッジ諸氏は琵琶や箏で奏でられる和の音楽を聴いたことが無いため、その音楽表現が理解できなかったのだとしか思えません。世界に知られた日本の作曲家、冨田勲さんの素晴らしい音楽も、聴く耳を持たない人にとっては、猫に小判と言ったら失礼でしょうか。

メダリストとなった3選手が使っていたような、誰でも聴いたことがある、または誰かがかつて使っていたという、もっと分かり易い平凡な音楽しか理解できないのでしょうか。私にはそうとしか思えません。


毎日新聞 5


下のフリーの得点詳細を見てください。

羽生選手の音楽の解釈は、ネイサン・チェン選手よりも、鍵山選手よりも低いのです。

音楽の解釈だけではありません。スケーティングスキルも、トランジション(要素のつなぎ)も、パフォーマンス(演技力)も、振り付けも、全て上位2選手よりも低くつけられているのです。

私にはどうしても理解できません。いったいどういう根拠でこのような採点ができるのか。


22 北京 FS 結果詳細



脳科学者の茂木健一郎さんが、こんな動画を上げてくださっています。

羽生選手の演技を観た大方の人々の想いを代弁してくださっていると感じました。


 


羽生選手の今回の挑戦と演技は、点数やオリンピックメダルを相対的に小さなものに感じさせるような、次元を超えたものであったと思います。

10年もたてば、2022年北京オリンピックの金メダリストが誰だったか覚えている人は少ないでしょう。

しかし、4回転アクセルを史上初めて国際試合で跳んだのは羽生結弦だという事実は、フィギュアスケートの歴史に永遠に残ります。

新たな地平を切り開くのは、オリンピック金メダルを得るよりも遥かに難しい事業なのです。

自分の利益を顧みず、自己犠牲の精神で果敢に困難にぶつかっていく姿は、正にフィギュアスケートの革命家という名にふさわしいと思います。


毎日新聞 1


ひとまず戦いは終わりました。
今は傷をいやすことに専念して、やがて彼が立ち上がる時、
次に選ぶのがどんな道であろうとも、
ずっと心は羽生選手と共にありたいと思っています。



2月14日(月)


2月17日(木)


これから怒涛のオリンピック特集号が続きますね。
記録として、できる限り買い集めるつもりです。

いずれもメダリストではなく、4位の選手が表紙を飾るオリンピック特集号です。
つまり、そういうことです。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 17:55|Permalink

「4回転ハニュー」と呼ばせて



フリーが終わったのは昨日なのに、もう1週間くらい経ったような気がします。
長い長い24時間でした。

今は羽生選手の4回転アクセルがISUから正式認定されたことで、少しですが気持ちが明るくなったような気がします。
でも実はまだ羽生選手の試合後のインタビューなどを見ると涙が止まらなくなってしまいます。

ブログにその映像を入れることも辛くてできません。

なので、できるだけ明るい気持ちになれる情報を集めるようにしています。



今日は朝日新聞の看板コラム「天声人語」でも羽生選手の4回転アクセル挑戦を話題に取り上げていました。

2月11日 天声人語 

明治維新からまもなく、北欧ノルウェーにアクセル・パウルゼンという若者がいた。1882年、スケートの国際大会に臨み、中空で身を回転させる新技を決める。ジャンプの大技「アクセル」は彼の名にちなむ
▼多くのスケーターが挑むが、回転数をなかなか増やせない。パウルゼンの1回転半が、2回転半まで伸びたのは66年後、3回転半に達するには実に96年を要した。6種類あるジャンプの中で、他のどれよりも難しく、どれよりも得点が高い
▼アクセルの誕生から今年で140年。羽生結弦選手が挑戦したのはクワッドアクセル(4回転半)である。世界のファンの視線が氷上に注がれる中、果敢に挑んだが、残念ながら氷の神様はほほえまなかった
▼陸上競技にたとえるなら、走り幅跳びをしながら同時に背面跳びも決めるような技だと専門家が解説している。まさに異次元の難度なのだろう。「(4回転半を)決めきりたい」という宣言通り、五輪の舞台で前人未到の技に挑んだ。その果敢な姿勢は世界中のアスリートの胸を熱くしたに違いない
▼北京で取材中の同僚によれば、きのうの演技は今大会屈指の注目度だった。各国の記者が詰めかけた。羽生選手がリンクに姿を現すと場内は静まり返り、スケート靴が氷を削る「サーッ」という音が場内に響いたという▼50年後あるいは100年後の五輪会場を夢想した。「5回転ハニュー」「6回転ハニュー」。羽生選手の名を冠したまだ見ぬ超絶技が銀盤の上で花開いた。


「5回転ハニュー」「6回転ハニュー」は流石に無理なような気がするけれど、

4回転アクセルは「4回転ハニュー」と呼んでもいいのではないだろうか。

140年前に1回転半を跳んだアクセル・パウルゼンさんも、140年後に、だれも跳んだことのない4回転半にチャレンジした羽生選手にちなんで、4回転アクセルを「4回転ハニュー」と呼ぶことを許してくれるんじゃないかな。


一方こちらは北京五輪大会公式新聞の1面と5面です。
羽生選手が中国代表のボーヤン・ジン選手よりも大きく取り上げられています。


中国での羽生選手人気を物語っていますね。


ボーヤンくんも、グラッスルくんも大好きです。二人共いつもリスペクトするのは羽生選手と言ってくれます。



伊藤聡美さんの衣装は羽生選手の美しさをより一層輝かせてくれます。
今回もプログラムの雰囲気、コンセプトに合った素敵な衣装を用意してくれました。


これまでの衣装を含め、いつか羽生結弦記念館のような場所で全てが見れるようになったらいいな、なんて、ずっと先のことなんかを考えてみたりしてしまいます。



そしてとしさんの羽生選手に対する気持ちは、私たちとも共通するものがたくさん含まれているように感じます。


③羽生選手はToshlさんにとってどんな人でしょうか?羽生選手の魅力とともに教えてください。

圧倒的なカリスマ的存在であり、礼儀正しく、思慮深く、知的なお方なのに、ふと垣間見せて下さる、幼気ない無邪気な少年のような言動、表情、、、はっきり言って、反則です!超ストイックから超チャーミングまで、「振り幅」激しすぎなお人柄も、多々ある羽生結弦様の絶大なる魅力のおひとつかと存じます


としさん、その通りです!

ファンタジー・オン・アイスでのエピソードが書かれた全文是非読んでくださいね。





毎日新聞 3


毎日新聞 5


毎日新聞 4


毎日新聞 2


毎日新聞 1

美しい写真の数々、彼はフォトグラファーたちにとって撮りがいがある対象なのでしょうね。


昨日のスポニチの小さなコラム「十字路」より

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50歳の時に彼と出会った。美しく、激しく。
ファインダーに全身を捉え続けることは至難だった。
36枚のフィルム時代に培った技法は過去のもの、気づけば600枚も撮っていた。
仕事を離れ夢中になった。


羽生結弦選手の3度目の五輪が終わった。
2度の栄冠を手にした後のモチベーション維持は大変であったと思う。
私は彼を美しく撮ることをモチベーションにこの10年を生きてきてこられた。
ありがとう。by 長久保豊



こんなに美しいスケーターは二度と現れないでしょう。

私たちは幸せですね。


お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 00:45|Permalink

2022年02月11日

羽生選手はプラチナメダル





 

22 北京 4A 放物線


なんて美しい放物線でしょう。惚れ惚れします。

分度器で計ったら、ほぼ23度でした。

注: 踏み切り角度はどうか。桜井さんの分析によると、羽生は22~23度が多い。陸上走り幅跳びで1991年に世界記録8メートル95を出し、30年以上破られていない米国のマイク・パウエル(58)の踏み切りとほぼ同じだ。世界一に必要な「ゴールデン角度」とも言える。
読売新聞オンラインより)



右足の感覚が無い状態でこのジャンプが跳べるなんて、驚異的です。

おそらく前日の練習での右足の捻挫が無かったら着氷できていたのではないでしょうか。


あらためて4A認定本当におめでとうございます!!

4A認定を聞いた瞬間、羽生選手の顔がパッと輝きましたね。

22 北京 4A認定 1

「報われた」と感じられてよかった!


2016年オータムクラシックでの4Loに続いて、4Aにおいても、史上初の正式認定となりました。
ISUからの認定状授与があるのかな。

2016 AC  Jチャン 67-2 (4)

2016年オータムクラシック・4Lo認定状の授与

2016 AC  Jチャン 65 (2)

またこんな光景が見れるといいな。


羽生選手が北京の表彰台にいなかったのは、実はプラチナメダルを授与されたので、別の表彰式に出ていたからなのです。
私はそう思っています。



 ――4回転半の手応えは

 「手応えは良かったですよ。あの、凄く、あ、これが4回転半の回転の速度なんだって。ここからランディングをつくるには、ちょっと危険すぎるかもしれないですけど、人間にはできないかもしれないですけど。でも、僕なりの4回転半はできていたかなって、ある意味、思っています」

 ――空中でどんな気持ち

 「へへ、なんて言えばいいんだろう。たぶん、僕しか感じたことないものだと思います

 ――4Aの挑戦、まだ続くか

 「もうちょっと時間ください。ちょっと考えたいです。それくらい、それくらい、今回やりきってます」

 ――エキシビジョンの時にもおりますので…(中国メディア)

 「エキシビあるんですか、僕?」

 ――もし、チャンスがあったら、どういう気持ちを出したいか(中国メディア)

 「えっと、皆さんに感謝したいです、ひたすら。今回の演技が皆さんの期待に応えられたかはわからないですし、応援してくださった皆さんの応援を、全て受け取ってつなげられたかどうかはわからなくて。正直、ごめんなさいっていう気持ちもたくさんあります。だからこそ、なんか皆さんにちょっとでもありがとうっていう気持ちが届くような演技になったらいいなって思います。ありがとうございました。また、よろしくお願いします」



羽生選手はエキシビション出てくれるみたいですね。
まあ、もし出ないとなると、本当にイチゴのないショートケーキになってしまいそうだから、中国側は絶対、どうしても、羽生選手には出てほしいのでしょうね。


そしてハビのメッセージは最高に嬉しかったのではないかな。

ユヅル、今度会ったら、まずハグをするよ。コロナ禍では無理だけど、できれば強くハグしたいよ。君のエネルギーは尽きない。歴史を築いたね!

19  オータムクラシック ハビと再会 2


 何度も言うけど、君は喜怒哀楽の全ての感情を共有しながら日々を過ごしてきた仲間で素晴らしいやつだよ。ユヅルに加えて、私がカナダにいた時のブライアン・オーサー・コーチの仲間たちは皆、大事な存在。今は、新型コロナでどこにも自由に行けないが、ユヅルやみんなに会いたい。

 ユヅルと一緒に過ごした年月の中で、最も思い出深いのはカナダのトロントでの練習の日々、そして一緒に臨んだ大会だと思う。練習で最も近い場所にいる最大のライバルであり、一方で、チームメートである。親友のユヅルがいて、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)しながら頂点を目指してきたことが、何よりも一番の印象深いシーンと言えるだろうね。

 平昌五輪後の4年間、依然としてユヅルは素晴らしい才能に満ちたスケーターだったと思う。しかし、現在のフィギュアスケート界はとても複雑な状況だ。なぜなら、ここ数年で新しい選手たちが出てきているから。ユヅルは、大会で勝つことはより複雑でとても困難であることを分かっていたと思う。だが、ユヅルには素晴らしい才能がある。とても良いプログラムをつくり、素晴らしい演技をしてほしいと思っていた。

この数年でフィギュアスケート界は採点方法だけでなくいろんな面でとても変革された。そして、これからも変革されていくべきでしょう。なぜなら採点方法が変わるたびに、選手たちがそれに折り合うようにより調整して大会に臨まなければならなかったから。

 私はフィギュアスケーターとして、そして、一人のファンとして、ユヅルのように長い時間と年月をかけて成長してきた選手を見ていたい。15~16歳の少年少女が大会で素晴らしい活躍をした後、たった数年でフィギュアスケート界から姿を消してしまうのを見たくないんだ。フィギュアスケートの選手は、アーティストとしてスケーティングがうまく、表現できるのを前提として、それから個性が加わっていくからね。

 私は今、故郷のマドリードで世界で一番美しいスポーツ・フィギュアスケート振興のために頑張っているよ。今年3月にはマドリードでアイスショーを開く予定だけど、コロナ禍が収まったらまたユヅルのいる日本でアイスショーがしたい。ぜひこれからもユヅルをはじめ、フィギュアスケートの選手たちを応援してほしい。(ハビエル・フェルナンデス)


ハビからのエールは何よりも結弦くんを元気づけたと思います。

私も結弦くんを強く強くハグしたい!!

3月にはマドリードでアイスショーを開く予定だというハビですが、同じく3月の世界選手権南仏のモンペリエで開催されます。(3月21日~3月27日)

マドリッドからは高速電車で2時間半くらいの場所ですから、ハビも応援に来てくれるといいなと思っています。

結弦くんは世界選手権デビューとなったニース、世界最高得点を出したバルセロナと、南欧と相性が良いと思っているので、私の気持ちは既に太陽が輝くモンペリエに飛んでいます。

モンペリエ

明るい太陽の下で、また『序奏とロンド・カプリチオーソ』と『天と地と』で魅せてほしい。
それが私の今の最大の願いです。


今はしばし足の回復に専念してくださいね。
そしてまた、結弦くんの最高の笑顔に会いたいな。



お読みいただきありがとうございました。

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