2020四大陸選手権
2020年02月07日
永遠のバラード第1番
言葉が出てこない程の素晴らしい「バラード第1番」。
これこそが羽生結弦のスケート。
SP 111.82点
世界最高得点更新。
羽生選手の選択は正しかったのだ。
旧ルールでの平昌オリンピックの得点は111.68点だった。
これよりも0.14点上回っている。
でももっと点数が出てもよかった気がするほどの出来栄え!!!
素晴らしかった!!!
SP結果詳細
羽生選手プロトコル
全選手のプロトコルはこちら
次の滑走者ジェイソン・ブラウン選手のために、プーさんの片づけを手伝う羽生選手。
こんなこところも羽生選手ならでは。
演技動画はこちらから⇒https://sports.yahoo.co.jp/video/player/2400745
これは永遠に語り継がれるプログラム。
今はとにかく嬉しい!
ユヅ、「羽生結弦のスケート」ができて本当によかったね!!!
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カバー曲とオリジナル曲
Sponichi Annexより抜粋
ピアノの旋律とともに、重圧から解き放たれていくかのようだった。羽生が本番リンクで臨んだSP「バラード第1番」の通し練習。実戦用で舞うのは18年2月16日の平昌五輪以来、実に719日ぶりだった。4回転サルコー、3回転半、4回転―3回転の連続トーループを着氷。ステップやスピンも含めミスなく演じてみせた。
シーズン途中に勇気ある選択ができたのも、回り道があったから。昨季から演じる演目は憧れのジョニー・ウィアー氏とエフゲニー・プルシェンコ氏へのオマージュ作品。憧れの先人たちの背中を求め続けたが、昨年12月の全日本選手権後のアイスショー「メダリスト・オン・アイス」で「SEIMEI」を気持ちよく滑れたことで心は揺れた。
「カバー曲とオリジナル曲じゃないですけど、そのくらいの違いを凄く感じた」。昨年12月のGPファイナル、全日本選手権と苦しい戦いが続き、自問自答。年明けに演目変更を決断した。「伝説として語り継がれるような記録を持ってしまっている子たちなので、できれば寝させてあげたかった」。伝説のプログラムを独特の表現で語り「もう少しだけ、この子たちの力を借りてもいいかなって思いました」と笑った。
誰のためでもない。これからの羽生は羽生のために舞う。「自分らしく滑りたい」――。心からの渇望が、王者を限界の先に連れていく。
子供のころから憧れ、尊敬し、その背中を追いかけてきた二人にオマージュを捧げる時間は終わり、再び自分自身に戻ってきた羽生選手。
「カバー曲とオリジナル曲」くらいの違い、という言葉を聞いて、思わず手に取ってしまったのは、
Toshiさんのアルバムでした。
<CD収録内容>(初回限定盤、通常盤共通)
1. 残酷な天使のテーゼ 作詞:及川眠子 作曲:佐藤英敏 [1995]
2. 粉雪 作詞:藤巻亮太 [2005]
3. 乾杯 作詞・作曲:長渕剛 [1980]
4. メモリー Written by Andrew Lloyd Webber, T.S. Eliot and Trevor Nunn 日本語詞:浅利慶太 [1981]
5. ボヘミアン・ラプソディ Written by Freddie Mercury [1975]
6. OH MY LITTLE GIRL 作詞・作曲:尾崎豊 [1994]
7. 真夏の夜の夢 作詞・作曲:松任谷由実 [1993]
8. 雪の華 作詞:Satomi 作曲:松本良喜 [2003]
9. Story 作詞:AI 作曲:2 SOUL for 2 SOUL MUSIC, Inc. [2005]
10. なごり雪 作詞・作曲:伊勢正三 [1974]
11. マスカレイド [Fantasy on Ice Ver.] 作詞・作曲:龍玄とし [2018]
12.CRYSTAL MEMORIES [Fantasy on Ice Ver.] 作詞・作曲:Toshl [2017]
アルバム収録曲の中で、羽生選手がファンタジー・オン・アイスで滑ったことのあるカバー曲は
・残酷な天使のテーゼ
・真夏の夜の夢
・Story
そしてToshiさんのオリジナル曲は
「マスカレイド」と
「クリスタルメモリーズ」
歌唱力抜群のToshiさんはどんな曲でも歌いこなしてしまうけれど、
やはりオリジナル曲の、「マスカレイド」と「クリスタルメモリーズ」の熱量には及ばない気がする。
それと同様に、羽生選手ほどの高い技術と感性があれば、どんなプログラムも滑りこなせてしまうけれど、やはり、彼自身の想いがこもった羽生結弦オリジナルプログラムのように、その体に染み込んだような自然体で滑るのは難しかったのでしょう。
それに気づいて、シーズン途中で急遽プログラム変更を決断するのは大変な勇気がいることだったと想像します。
そして今日、719日ぶりの「バラード第1番」を観ることができる幸せ。
◆SP予定構成
◆SP滑走順
23番、いい滑走順だね!
「バラード第1番 ト短調 作品23」
◆タイムスケジュール(時差無し)
20:13:30 鍵山優真
21:08:30 友野一希
21:35:30 羽生結弦
◆リザルト(自動更新)⇒http://www.isuresults.com/results/season1920/fc2020/SEG001.htm
フジテレビ 20:00~21:59(LIVE)
衣装も急遽新調したのかな?
もう今からソワソワドキドキしています。
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2020年02月06日
挫折を乗り越えて
新しい羽根のペンダントは羽生結弦がなにものからも独立した
純正「羽生結弦」として生まれ変わった証のよう。
羽生選手一問一答より
――プログラム選択の理由は
「えっと、たぶんこの話だけで、たぶんこのインタビュー終わると思うんですけど。
まず、グランプリファイナル、全日本とあって、やっぱり難易度を難しくすることはすごく自分自身にとっても楽しいですし、それを達成できた時の喜びは計り知れないものではあるんですけれども、なんか、自分が目指しているスケートっていうのは、ただ難しいことをするスケートじゃないなって思ったんですよね。
その、オリジンをやったりオトナルをやっていてもそうなんですけれども、自分の呼吸じゃないな、と。あの、まず技術的なことに関して言えば、やっぱり高難易度のものを入れれば入れるほど、やっぱりまだ僕にはスケートの部分がおろそかになってしまったりとか、曲から1回頭を変えて、曲を1回外して、そのジャンプにセットしにいかないといけないというのがやっぱり嫌だった。それがやっぱり耐えきれなかったっていうのが大きいです。
で、また音楽に関して言えば、この曲をオリジンとオトナルっていう選択をした時はオリンピックが終わった後だったので、自分自身、すごくふわふわした気持ちでいましたし、何かジョニーウィアーさんとプルシェンコさんの背中をずっと追いかける少年のままいたような感じがしたんですよ、すごく。
だから、確かに全日本のオトナルは良かったと思いますし、スケートカナダのオリジンも良かったと思うんですけど、でも、やっぱり、自分の演技として完成できないなっていう風に思ってしまいました。あまりにも理想が高いがゆえに。
で、その理想がたぶん僕じゃなくて、プルシェンコさんだったり、ジョニーさんの背中がたぶん理想だったと思うんです。だから、そう考えた時にやっぱり、僕のスケートじゃないのかなということを、メダリスト・オン・アイスのSEIMEIをやった時にあらためて思いました。
だからこそ、なんだろ、SEIMEIを滑った時、なんかカバー曲とオリジナル曲じゃないですけど、そのくらいの違いをなんか自分の中ですごく感じて。
ホントにSEIMEIもバラード第1番も、ホントはなんか、もう伝説として語り継がれるような記録を持ってしまっている子たちなので、できれば寝させてあげたかったんですけど、でも、それでも、メダリスト・オン・アイスの時に力を借りた時に、あの時の精神状態だったからこそかもしれないですけど、ものすごく自分でいられるなって思って。
それで、うん、もう少しだけ、この子たちの力を借りてもいいかなって思いました、はい」
このインタビューを読んで、
これは羽生選手にとってやはり一つの挫折だったのかなと思いました。
でも、羽生選手はこの挫折を乗り越えることで、また一つ大きくなれることと信じています。
考えてみれば、羽生選手のスケーターキャリアの中で、今回のことは初めての大きな挫折と言えるのではないでしょうか。
青春には挫折はつきもの。
羽生結弦が「羽生結弦」であるために、これを乗り越えた先には、また新しい景色が見えてくると信じています。
明日の「バラード第1番」、滑走順は23番ということですね。
新生「羽生結弦」がんばれ~~
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公式練習と羽根のペンダント
今日の曲かけ練習、ご覧になれましたでしょうか。
私はライブで流して下さったこちらのリンクから見ることができました。
https://www.pscp.tv/w/1YpKkQXDdPMJj
現在でも見られるようなので、見逃した方はアクセスしてみて下さい。
羽生選手の曲かけは30:40からです。
バラード第1番の曲かけは、4S・4T+3T・3A で、ノーミスでした。
その後、SEIMEIの振付やジャンプも練習していました。
鮮明な映像ではないのですが、ジャンプの失敗はほぼ無かったと思います。
ライブでは細部まで分からなかったのですが、その後、各新聞社からの写真を見ると、
羽生選手の胸には新しい金色の羽根のペンダントが光っています。
Sponichi 小海途様より
読売新聞写真部
朝日新聞
とても素敵なペンダント。
これは今まで見たことがありませんでした。
羽根のように軽やかに跳べますように。
結弦くんを守ってくれますように。
実は私も1週間前の誕生日に、家族からこんなペンダントをプレゼントされていたのです。
凄く気に入って毎日つけています。
そこへきて、羽生選手の羽根のペンダントを見つけたので、
嬉しくってたまらないのです。
ちょっとだけ自慢してしまいました。
皆さんもきっと何かしらの羽根のグッズ持っていらっしゃいますよね!
【羽生と一問一答】
-最初の公式練習を終えた。状態は
羽生 感覚は良かった。まだつかみきれていないところもあるけれど、徐々につかみきれたらなと思う。
-体にキレがあったのにジャンプはあまり跳ばなかった印象
羽生 初日の練習だったので、しっかり感覚を確かめながらという感じ。スケート自体もまだしっくりきている感覚がないので、1つ1つ確かめながら、この氷には、こういうタッチでいけばいいのかな、というのを考えながらやった。
-(韓国メディアから)SPとフリーを変えた理由は、平昌五輪の良い気分をつなげる目的か
羽生 平昌五輪で金メダルを取れて、もちろん意味合いとして韓国の地でまたやれるっていうこともあるけれど、それよりも自分のフィギュアスケートはこういうものだよ、っていうのを見せたい。そういう風に滑りたいと思ったから、このプログラムを選んだ。
-(同)ソチと平昌で目標は達成したと思うが、それでも高い実力を保てるモチベーションは
羽生 五輪が終わった後は4回転半をやりたいと思っていたけど、今季ちょっとつらいことがあったので、今は自分のフィギュアスケートをしたい。強くなりたい、勝ちたい、ではなく。
この大会ではどうか羽生選手に辛いこと一つもありませんように。
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2020年02月05日
プログラム変更のわけ
羽生選手の突然のプログラム変更については様々な番組で取り上げられていますが、
Live News が一番分かり易かったのでご紹介したいと思います。
昨年末の全日本のエキシビションで再び滑ったSEIMEI。
あの時から、羽生選手はプログラム変更を考えていたのでしょうか。
4年ぶりに復帰した全日本で優勝できなかった(私は負けたとは思いませんが)悔しさを振り払うように演じられたSEIMEIは本当に素晴らしかったです。
腕まくりして書いているのは色紙でしょうか。
今回の四大陸選手権の予定構成表を見ながら、無良さんが解説して下さっています。
このタイミングでのプログラム変更は、
「一番に考えられるのは、世界選手権でネイサン・チェンと勝負をしなくっちゃいけないって中で」
「どうやったら勝てるのか」
もっとも自分らしく勝負ができる「SEIMEI」を選んだのではないのか。
過去のプログラム構成と今回の四大陸の構成との比較です。
プログラム前半で跳ぶジャンプが3本から4本に増えています。
平昌オリンピック以降、FSが4分30秒から4分と短くなり、ジャンプは8本から7本になりました。
そして点数が1.1倍になるジャンプは最後の3本だけ。
今回のSEIMEIは、今まで1度だけしか組み入れていなかった4Lzを最初に入れています。
4Loは組み込まれていませんが、4回転4種5本は世界選手権まで取っておくのでしょう。
無良さんによれば、「元々過去にやっていたプログラムをベースに作っているので、体がなじんでいる分だけ感覚を戻すことは早く済みますし、問題は無いのかなぁと思いますね」と。
無良先輩、いつも静かに冷静に後輩の結弦くんを評価してくれてありがとう。
ジョニーさんに捧げた「Otonal」、プルシェンコさんに捧げた「Origin」を2シーズンに亘って磨き続けてきた羽生選手ですが、どうしても勝ちに行きたい四大陸と世界選手権では、自然体で「羽生結弦」でいられる、「バラード第1番」と「SEIMEI」を復活させる決心をしたのですね。
律儀な羽生選手はきっとお二人にはもう報告済と思いますが、羽生選手を常に応援してくれているお二人は気持ちよく了解して下さったと信じています。
昨年のスケートカナダで、とても良い演技と結果が出ていることで、「Otonal」と「Origin」に対する想いはほぼ達成できたのではないでしょうか。「Otonal」では世界最高得点を更新することもできました。
「絶対に見返してやるって思っています。
見返してやるっていうか、いい演技をしてやるって思ってます」。
「したいじゃなくて、してやるって思っています」
この番組は、スーパースラムにも言及してくれた数少ない番組です。
これまでジュニア世界選手権、ジュニアGPファイナル、
シニアではオリンピック、世界選手権、GPファイナルで優勝してきた羽生選手が、
唯一、まだ制覇していないのは四大陸選手権だけ。
今回優勝すれば、男子シングルで史上初のスーパースラム達成となるのです。
世界初が大好きな羽生選手ですから、絶対に今度こそ達成するという決意は強いでしょう。
そして優勝すれば、同時にワールドランキング1位の座を取り戻すことにもなります。
それくらい重要な今回の四大陸選手権です。
久しぶりに見たパックンが素晴しいコメントをしてくれました。
「いやーでも名曲何度でも聴きたい、ミュージシャンと一緒で。
あの演技もう1回見たいファンが多い!」
全く同感です!
私は「SEIMEI」も大好きだけど、「バラード第1番」も大好きです。ショートプログラムでは一番好きかも。
あの激しさを秘めながらも静謐なプログラムもとても楽しみにしています。
動画はこちらからお借りしました。⇓
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=Zpew7bk-5WQ&feature=emb_logo
最後にもう一度、メダリスト・オン・アイスの「SEIMEI」をどうぞ。
2年前のピョンチャンよりもさらに進化したSEIMEIとバラ1で「羽生結弦」に回帰する。
羽生選手の全ての願いが叶いますように。
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2020年02月04日
立春
男子シングルで史上初のスーパースラム達成が間近です。
スーパースラムとはISU主催の主要国際大会全てのタイトルを制覇すること。
これまで男子シングルでこれを達成した選手は存在しません。
達成すれば世界初です。
世界初が大好きな羽生選手ですから、どうしてもこれは取りたいですよね!
このために今シーズンの四大陸出場を希望したと言ってもいいくらいでしょう。
◆世界ジュニア選手権:2010年
◆ジュニアGPファイナル:2010年
◆オリンピック:2014年・2018年
◆世界選手権:2014年・2017年
◆GPファイナル:2013年・2014年・2015年・2016年
◆四大陸選手権:2020年?
こうして写真を並べてみると、羽生選手の両側の選手の移り変わりにフィギュアスケートの歴史を感じます。
この四大陸では是非とも優勝して、史上初の男子スーパースラムを達成してほしいですね!!!
さて、その四大陸の予定構成を見ると、メディアの煽りとは距離を置いた、冷静な判断によって考えられたものだと分かります。
SP予定構成
FS予定構成
SPはこれまで通り、FSは4Lz、4S、4Tのクワド3種4本で構成されています。
今回はこの構成を完璧に滑って、ワールドではこれに4Loを加えて4種5本にする予定でしょうか。
ともかく今回はこれをノーミスで滑れば大丈夫!
全出場選手の予定構成はこちら
もう今日から公開練習が始まりますが、羽生選手は全部に参加しなくてもいいので、健康と安全第1で大会を無事終わってほしい。
今日は立春。
早く暖かくなって、ウィルスの猛威も弱まりますように。
桜の花が咲くようなバレエも美しい。
そしてこちらは一番好きな2018年GPヘルシンキのEXの『春よ来い』です。
照明が抜群に綺麗でした。
四大陸のエキシビションでまた滑ってくれたら嬉しいな。
誰もが春を待っている。
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2020年02月03日
世界一ブリリアントな宝石です
羽生選手のプログラム変更について、佐野稔先生のコメントが記事になっています。
サンスポ 2020.2.3 05:02
【佐野稔の舞評論】
羽生、勝利への強い執念感じる
フィギュアスケート男子の羽生結弦(25)=ANA=が6日開幕の四大陸選手権(ソウル)から、ショートプログラム(SP)、フリーとも冬季五輪2連覇を達成した2018年平昌大会で使用したプログラムに戻すことが2日、関係者への取材で分かった。SPはショパンの「バラード第1番」、フリーは映画「陰陽師(おんみょうじ)」の楽曲を使って安倍晴明を演じる和風プログラム「SEIMEI」でシーズン後半戦の挽回を期す。
勝利への執念が強いからこそ、羽生は平昌冬季五輪で連覇を飾った演目に戻したのだろう。バラード第1番もSEIMEIも滑るたびに良くなっていたプログラムで、見る者を飽きさせなかった。名作は何度見ても良いものだ。
投入を目指す4回転半の習熟度に注目が集まる。少しでもジャンプを跳びやすくする狙いもあって、体に染み込んだ曲に変更したのではないか。SPでは回避してきた4回転ルッツを果敢に組み込む考えもあるのかもしれない。
何より、高難度のジャンプを美しく決めれば得点は伸びる。宇野はもちろん、世界王者に君臨するチェンも破るためには、チャレンジしないといけない。(1976年インスブルック五輪代表)
佐野先生はいつもさりげなく羽生選手をサポートするコメントを出して下さいます。
「名作は何度見ても良いものだ」って、その通りですね。
2つのプログラムは再演であっても、それは例えば、
同じディナープレートを使っていても、そこに乗せられる料理は全く違うものであるということ。
今はワクワクしながら世界一の三ツ星シェフのヌーベル・キュイジーヌを待っている気分。
昨夜のS-PARKの動画をpinoさんが上げて下さっています。
いつもありがとうございます。
200202 羽生特集・逆襲の四大陸へ
— ぴの (@__pino_____) February 3, 2020
dailymotion版https://t.co/tiVuNXNFKu
私は正直言って、フジTVのこの番組に良い感じは受けませんでした、
昨年のGPFから全日本にかけて、蓄積された疲労や思いがけないアクシデント、意味不明なジャッジメントが影響し、
2位が2回重なったというだけで、負けた、弱い、ボロボロ、化石、といったイメージを作り上げたいのかと感じました。
結弦くん自身も、「自分では全く凄いって思えない」っていう自己評価は間違っていると思う。
メディアは選手自身が発した言葉をもってして、その本人のイメージを作り上げることもできます。
そうすることにより、メディアは自分の言葉に責任を負うことなく、その選手のイメージを貶めることができるからです。
どうか結弦くんの謙虚さ、正直さを悪用しないでください。
だから、特に自分に好意的でないメディアには弱みは見せない方が良いのです。
羽生結弦は凄い存在だし、「化石」なんかじゃなくて、
世界一ブリリアントな氷上の「宝石」です。
今日は節分、色々と、冬から春への分節点となりますように。
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写真はキャプチャーしたもの、撮影したもの、感謝してお借りしたものです。
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