2019ロステレコム
2019年11月14日
紫の系譜
羽生選手の衣装はオートクチュールと言われるように、いつも細部までこだわりがある凝ったものです。
そんな中でも、これまでの衣装を振り返ると、紫系のものが多いように感じます。
紫は古来、高貴な色とされてきましたが、羽生選手のエレガントでノーブルでいながら、どこか妖艶な雰囲気にもぴったりですね。
羽生選手自身も紫という色が気に入っているのではないでしょうか。
日本においては、聖徳太子が定めた「冠位十二階」の制度において、「紫」が最上位の位階を示す色であったことから、その貴重さがわかります。また、合成染料や合成顔料がなかった江戸時代まで、衣類を紫色に染めるには、貴重な紫草の根が大量に必要であったため大きなコストが必要とされました。
紫は英語で「purple」ですが、その語源は、ラテン語で巻き貝の一種を意味する「purpura」です。この貝の出す分泌液は染色の材料として使われ、その色についても「purpura」と呼ばれていました。分泌液は希少で、これを使って紫色に染めた衣類も高級であったため、ローマ帝国などでは高貴な身分の人だけが身につけることができました。
(参考:https://otonanswer.jp/post/6101/ )最初に紫を意識したのは『ホワイトレジェンド』の衣装でした。
2014 ソチオリンピックEX
次はソチの翌シーズンの『SEIMEI』の衣装。
2015 バルセロナGPF
ブーケの色もまるでこの衣装に合わせて作られたようでした。
バルセロナはもう羽生選手の優勝を見越していたかのように、会場全体が紫でコーディネイトされていました。
翌2016年はパープルプリンスの登場です!
2016年 GPF4連覇のマルセイユより
白い衣装から突然の全身パープルはショッキングでした。
でもカッコよかったですね
そして2018年のピョンチャンは羽生結弦のために設営されたかのような色使い。
紫が効いた衣装を引き立てる演出でした。
どこもかしこも紫でした。
そして今シーズンは、ゴールドのラインストーンと薔薇と蝶のモチーフで飾られたゴージャスな紫の衣装です。
ライトが当たるとかなり透け感があるんですね。
紫の衣装の中でも特別に好きな衣装となりました。
来週、3大会ぶりに羽生選手を迎えるNHK杯は、妖艶でいながらノーブルな紫の衣装をまとった王者を引き立てるために、どんな演出をしてくれるでしょうか。
NHK杯の公式ページからは和の伝統的柄をモチーフとした会場設営が想像されます。
公式グッズも発表されています。
シックな和柄でお値段も買いやすい設定です。
特に公式プログラムとフェイスタオルは欲しいな。
通販お願いします!
全てのグッズはこちらから⇒ http://nhk-trophy2019.jp/goods.html
ついつい意識は来週のNHK杯に行ってしまいますが、その前に明日からはロステレコムが始まります。
ロシアとの時差は6時間あるため、テレビ放送は明後日の土曜日深夜からになります。
<ロステレコム・テレビ放送予定>
11月16日(土)テレビ朝日(地上波)
00:20~01:50 ロシア大会 男子SP
18:56~21:24 ロシア大会 女子SP・男子FS
11月17日(日)テレビ朝日(地上波)
02:00~03:15 ロシア大会 女子FS
11月17日(日)BS朝日(BS)
21:00~23:30 ロシア大会 エキシビション
NHK杯で羽生選手とジェイソン・ブラウン選手が表彰台に登ることを想定すれば、このロシア大会でほぼGPF進出選手が決まりますね。
そう意味で注目のロシア大会です。
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