2019オータムクラシック

2019年10月02日

記者座談会より




今回のフィギュアスケートマガジンも読みどころが満載でした。


その中でも、リニューアルされた記者座談会に「神」と呼ばれるカメラマン、小海途良幹さんが参加していて、読むのを楽しみにしていました。

カメラマンの視点から見た羽生結弦選手はどんな印象なのでしょうか。


座談会参加者は共同通信の吉田学史記者、報知新聞の高木恵記者、そしてスポーツニッポンのの小海途良幹カメラマンです。

聞き手は山口真一さん、です。


読みながらうなずくところばかりでしたが、特に同感したところを抜粋してご紹介します。



ー実際にSPの演技を見て、どんな感想を持ちましたか。

小海途:私はカメラマンなのでどうしても記者の皆さんとは違う視点になってしまいますが、6分間練習の時に、首元から衣装がのぞいていたんです。ヒラヒラガあって、昨シーズンとは明らかに違うと分かった。羽生選手は体のラインが美しいので、それをどう見せるかをいつも考えるんですが、今回の衣装は、くびれが強調されないんですね。手首の部分も、昨シーズンの衣装は締まっていたのですが、今回は広がっていて、筒状になっているんです。この衣装を、どう撮ったら美しく見えるかなと考えました。角度だったり、動きの中で美しく見える瞬間というのは絶対にある。それを見つけていくのが、今シーズンの私の仕事になるのかなと。


19  オータムクラシック SP 小海途 1


19  オータムクラシック SP 小海途 4



高木:今後、構成を変える可能性もあると羽生選手は言っていて、実際にどうなるのかはわかりませんが、本人としてはツイズル~アクセル~ツイズル、あれができればいいと思っているような気もするんです。そのくらいのこだわりを感じましたし、実際、とても美しかった。羽生選手は普段から、ジャンプをいかに曲に溶け込ませるか、いかに曲をプログラムの一部にしていくかということを口にしていますよね。あのツイズル~アクセル~ツイズルの流れは、その言葉通り、際立っていましたよ。このプログラムを語る上で、とりわけ印象的です。



gifmagazine (16)



吉田:ショートのサルコーに関するコメントの中に、「理論と感覚」というのがありましたよね。聞いてすぐにはわからなかったのですが、話を聞いてみれば納得できました。

高木「理論」は頭で考えることで、「感覚」は体が自然に動くこと。その2つの間に開きがないようにという意味なんでしょうね。ジスランコーチも言っていましたが、羽生選手は映像を見たり、データを基に研究するのが好きですよね。この角度で軌道に入るとこうなる…というのが頭の中にある。得意としているサルコ―なら、おそらく助走なしでも跳べると思うんです。要は「感覚」からいけば間違いなく跳べるはずなのに、世界選手権の時の記憶とか、頭の中にある「理論」が、体の動きを邪魔しちゃうということじゃないですか。




19  オータムクラシック FS 会見 Sponichi Annex 小海途 



小海途:リンクサイドで見ていると、もう実際に跳ばなくても、イメージだったり、そういう次元で練習している印象を受けますね。また一段ステージが上がったというか、実際に体を動かしていなくても、跳ぶ練習をしているように見えるんです。



19  オータムクラシック SP 小海途 5




19  オータムクラシック SP 小海途 9



ーフリーの演技を見て、どんな印象を持ちましたか。

小海途:確かに、ジャンプでミスがあったかもしれないですけど、滑っている時の表情を見ると、とても集中していると感じました。
気持ちが入っていながら落ち着いていて、入れ込み過ぎていない。あえて自分を昂らせているようにも見えませんでした。試合に限らず練習中もそうでしたが。


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 2



ー4Aもそうですが、「初」というものにロマンを感じているように見えます。

吉田:「初」を狙い続けますよね。今日(9/14 フリー当日)の公式練習でも、4回転トーループ・オイラー・3回転フリップを跳びましたが、あれも「初」ですから。そういうものを、いつもモチベーションにつなげている。トップランナーであり続けようとしているんです。


gifmagazine (17)



小海途:4Aへの挑戦とか、今の2つのプログラムを高めていきたいとか、そういうところにフォーカスしているので、対相手ではなくなってきている気がします。
より自分自身の「内」に向かっているから、周りから見て達観したような印象を受けるのかなと。



19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 13


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 12


小海途彼は表現者で、私もカメラマンという表現者の一人だと思っているので、どこかで共感したり、刺激を受けたり、お手本にしていきたいなあと思いますね。


    

流石に皆さん真近で羽生選手を見ているだけあって、ご指摘が的確でよく気が付いていているなあと思いました。


私もSPではツイズル~3A~ツイズルのところ、FSでは初となる4T~eu~3Fのコンビネーションのところが大好きです。GIFにしました。


記者の皆さんと、小海途さんが言うように「表現者」としてカメラマンさんたちのお仕事がこれからも楽しみです。

羽生選手の技と演技が合体した美しさの瞬間を、写真に永遠に凍結してくださるお仕事に期待したいと思います。


写真は全て小海途さんの作品です。


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2019年09月23日

マッシミリアーノさんの見解




いつもイタリアからのニュースを伝えて下さる惑星ハニューさん、今回もマッシミリアーノさんのフェイスブックの投稿を伝えて下さっています。


マッシミリアーノさんのFBより「ACI2019~羽生結弦SP」


羽生結弦は例年通りオータムクラシック・インターナショナルに出場し、彼のシニアにおける10シーズン目をスタートさせた。

2度のオリンピックチャンピオンは冒頭の4サルコウ(おそらく回転不足)の軸がゆがんで転倒したものの、ショートプログラムはその後上昇し続けた。
転倒後、羽生は間をおかずにすぐに「Otonal」の旋律に乗せて、完璧に振付の一部となっている各エレメントを完璧に実施し、「完全な融合体」であることを証明した。
日本の規格外の選手は彼のキャリアで既に10回も超えている100点の大台には届かなかったものの、98.38点(53.03|46.35、 – 1.00)を獲得した。
今日、披露されたエレメンツでの伸びしろについて述べると、この構成で到達可能な最高得点は116.77点である。
ただし、この先、4サルコウの代わりにもっと基礎点の高いジャンプが投入される可能性も除外出来ない。
要約すると、新しい歴史の第一章はまだ始まっていない・・・


19  オータムクラシック SP Sponichi Annex 小海途 6


マッシミリアーノさんは、羽生選手が現在自分の持つSPの世界最高得点をこのプログラムで更新する可能性を頭においているようです。


そして問題のFSの採点については、



マッシミリアーノさんのFBより「ACI2019~羽生結弦FS」


羽生結弦はオータムクラシック・インターナショナルでキャリア4度目の優勝を飾った。日本の規格外の選手はショート、フリー共に今大会の最高得点を獲得したが、フリープログラムの演技構成点は全選手中1番高い得点ではなかった。

更に、テクニカルパネルは2本の4トゥループ(1本は2017年国別対抗戦で既に披露したオイラー/3サルコウとのコンビネーション)を回転不足と判断した。

当然のことながら、このコントロールパネルの判定によって技術点を大幅に下がったが、「天気はお天道次第」だったトータルスコアはともかく、2度のオリンピックチャンピオンが9月中旬にこれほど好調だったことは未だかつてなかった。

得点を聞いた直後のキス&クライでの彼の眼差しを見逃すことは出来ない。伝説のフリープログラムの前兆となったヘルシンキ世界選手権のショートプログラム後の表情と同じだった。

オークビルで起こったことは、羽生結弦を更にハードルを上げるよう駆り立て、彼をミッションを背負う男にすることだろう。
我々は素晴らしいものを目撃することになる。楽しみに待とうではないか・・・


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 11



マッシミリアーノさんにしてはかなり控え目な発言かなと思いましたが、その分、胸に秘めた怒りは大きいのではないかと感じました。

この投稿に対するイタリアファンの反応が熱いです。

一部抜粋してご紹介します。



エキスパートによってユヅのために「テーラーメイド」された美しいプログラム。
最近、怪我で思うように行かなかったこの偉大な青年にとって全てが順調に行けば、私達は狂気の沙汰のような代物を見ることになるでしょうね!

全く馬鹿げていた今回のジャッジの振る舞いに対するリアクションにおいても彼はナンバーワンね。瞳に稲妻が走り、頭を少し振ったぐらいで、誇り高く、礼儀正しく、何もコメントしなかった。彼の内に秘めた怒りはよりベストな結果を獲得することに向けられる。
彼のような人は誰もいない。
私達はジン・ボーヤンが彼の前で4ルッツを決めた後、彼が世界がひっくり返るようなショパンとSEIMEIのパフォーマンスで6つの世界記録を連発したのを見たわ。
ステップアウトだった2つのジャンプ(そういう振付のようにさえ見えたわ)以外、フリーは驚異的だった・・・
怪我さえしなければ(怪我がないことを心から祈っているわ)・・・私達は太陽のように美しい27歳の彼が、彼の3度目のオリンピックで、表彰台の一番高い場所に立つ姿を見ることになるでしょう。簡単なことではないけれど、運さえ彼に味方すれば、彼には出来るはず。


ジャッジ達は無礼で不公正だっただけでなく、相当愚かね。
彼は最も愛されている、アリーナを満員にすることが出来る唯一のチャンピオンよ。だからこそ、人々は試合で彼を見るために途方もない金額を支払うのよ。
それなのに、この賢い人達は、彼をこのスポーツの最も貴重な宝として大切にする代わりに、何をしたの?
何の動機も何の理性も無しに彼を妨害し、全く馬鹿げた方法で採点したのよ。
全く恥ずべき行為だわ!
彼らはもはや何のジャンプか分からないほど完全に間違った技術で跳ばれている3.1回転ジャンプを全て4回転ジャンプとして認定して高いGOEを与え、リンクの彼方此方でただジャンプを跳んでいるだけで、音楽から完全に外れている人達に90点以上のPCSを出すと言うのに、教本通りのジャンプを跳ぶユヅルの非常に豊かで複雑なプログラムにPCS89点???
回転不足判定についてはあり得ないわ。
狂気の沙汰よ。
ジュンファンのPCSもあり得ないわ。
全く茶番だわ


「冒涜」というのが適切な言葉ね。
彼らは何を見ていて、何を見ろというの?
このプログラムは技巧を凝らしたトランジションの永遠の連続、そして2本のクワドはスロー映像を2度見返したけれど、非の打ちどころがなかった。
目の悪い私でさえ4回転しているのが確認できたんだから、ジャッジにだって見えていたはずでしょう?
そして彼が生み出すパトスと言ったら・・・女性解説者は最後の方は泣きながらしゃべっていたわね・・・

私を心から感動させる唯一のスケーター。
いつだって私を圧倒し、彼のパフォーマンスの洗練された美しさとその細部を完全に観察するために、彼のプログラムの動画をクリック、またクリックを繰り返すのよ・・・



まだまだたくさんの熱ーい投稿が続いていますので、惑星ハニューさんのページで是非全てお読みになって下さいね。
惑星ハニューへようこそ!



今日はこれから能登さんの講座「ファインダー越しに見たフィギュアの世界」を聴講してきますので、また夜にでも記事を書けたらなと思います。


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2019年09月22日

全然引退しないですからね、まだ!





2つの過去記事にはたくさんの拍手をいただきありがとうございました。

多くの方が同じ思いでいることを感じて、頼もしく、また嬉しかったです。



ほとんどの方はもうお読みになったと思いますが、スポニチの合同取材記録第2弾、長いですが、自分用の記録としても保存しておきたいので、そのまま転載させていただきます。

各社合同会見の記事を上げていますが、スポニチは録音をそのまま書き起こしたように思えます。

かつてフィギュアスケートマガジンで山口真一さんがやって下さったような一言一句を欠かさない完全記録のようです。


今シーズン開始に当たって羽生選手が感じていること、考えていることが分かる貴重な記録になると思います。




羽生結弦、王者の本能「スケートやってて勝ちたいなって思ったんですよね、凄い」

[ 2019年9月20日 05:31 ]

羽生結弦合同取材(2)


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex  小海途 12 会見



フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(24=ANA)が今季初戦のオータム・クラシック(オークビル)を終え、合同取材に応じた。昨季の世界選手権では2位となり、再出発を切った今シーズン。勝利を渇望する絶対王者が語る今、そして未来への青写真とは――。反転攻勢をかける男の言葉は、次第に熱を帯びていった。

 ――3月の世界選手権では2位。ネーサン・チェン(米国)との点差を埋めるために考えたことは。
 「結局、ベースバリューを上げるしかないかなと思っています。やっぱりGOE取ってナンボだと思っているので。ただ、その中でやっぱりGOEの限界もありますし。うーん、そこにはやっぱり人の評価軸というものが存在するので。結局、難しいものを跳んでナンボなんだなという感じはしています」

 ――4回転5本の構成と言ったが、チェンに勝てる構成という意識か。
 「というよりも、自分ができ得る最大限の構成を常に考えているという感覚ですね。もちろん、あの世界選手権の構成が彼の全てではないですし。もっと上げようと思えば、いくらでも上がると思うので。その時に、彼が最大限にやってきた時に、やっぱり勝てる状態じゃないとダメだなとは思います

 ――昨シーズン、4回転トーループー3回転半を入れるとなった時に、GOEがマイナスでもやりたいものはやりたいと言っていた。
 「ふふふ。だから、本当にやっぱり平昌五輪が終わってフワフワしてたんだなと思います。ただ、実際に4Tー3Aやってみて、しっかりきれいに決めたいっていう気持ちは強くありましたし。それで、最終的に先シーズン中にきれいに決められたというのは、自分の中でやっぱり、ずっとショーでもやってきてたんで。それを公式記録として初めて決めた人間になりたいという気持ちは強くあって。そこは納得できたというか、消化できたかなと思っています

 ――そして、結局、勝ちにこだわるところに戻った。
 「そうですね。もちろん勝ちたいっていう気持ちは強くありますし。それで勝てればよかったですけど、そんなことも言っていられないなと思ったので。やっぱり武器としてのアクセルは早く手に入れなきゃいけないと思ってますし。その前の段階として、別に段階を踏もうとは思ってないですけど、まずはルッツを。だいぶ使える感覚ではあるので。順を追ってというか、その時々で必要か、必要じゃないか、やるべきか、やるべきじゃないかを踏まえた上で入れていけるようにはしたいなとは思います

――ぶざまな自分にはなりたくない、と言っていたが。
 「だって、なんか、“あー、羽生結弦終わったな”みたいな感じで言われるのは絶対、嫌なんで。だから、今日も、何て言うんですかね。自分の中で頑張ったな、とは思ったんですけど。ああいう点数とか見ると、かっこ悪いなとか、すっごい思ってるんで。もう、本当に、もっと練習します」

 ――自身が思うぶざまな自分とは。
 「なんか毎年オータム・クラシックとスケートカナダは、ぶざまだなと思っています(苦笑い)。かっこ悪いなあと思ってやってますけど。でも、やっぱり自分は元からいい時と悪い時の差が凄い激しかったですし。いいものはいいって言えますし、悪いものは悪いって言うタイプなんで。自分自身に対しての評価が一番厳しいと思っているので。今回はまず悪かったなと凄い言えますし。やっぱり、うーん。あのSEIMEIとバラード第1番の時のノーミスした感覚は今でも追い求めてたりとか。あとはヘルシンキのワールドのホープ&レガシーの感覚を追い求めてたりとか。あの完璧だった自分をさらに超えたいっていう欲がもの凄くあって。それができた時にやっと、かっこよかったなと。かっこよかったなと言うのは変だけど、アスリートとしていい形だったなって思えるようにはなるんじゃないかなと思います。それ以外は全部、かっこ悪いです

 ――やりたいことがいっぱいありそうだが、今シーズンというよりも、どんどんシーズンが過ぎていく感じがあるが。
 「まあ、やれることをやって、という感じですかね。とにかく、できることっていうのは、その時々で限られているので。それをやりつつ、結果としてそうなったらという感覚でいます。とにかく、まだ成長できる余地があるなと凄い感じながら練習しているので。一時期、厳しいなって思った時もあったんですけど。アクセルの壁があまりに分厚かったので、これ、できるようになるのかなと思ってたけど、意外とできそうだなって今なってきているんで。いろんなことを試しながら、いろんな情報を得ながら強くなれたらなと思います」

 ――「一時期」とはいつ、どんな壁だったのか。
 「やっぱり、去年のオータム前とかオータム後とかですかね。アクセルやってる場合じゃないなみたいになった時があって。やっぱりアクセルもほど遠かったので。ハーネスでは降りてたんですけど。ハーネスなしで回る気配がなかったので、ただ、やっと回り始めて。昨年の試合期間中はアクセルの練習なんてしてる場合ではなかったですし、もちろんケガもしていたので、世界選手権に合わせることでいっぱいいっぱいだったんですけど、フタをあけてみたらトレーニングになっていたのかなと思います」

――22年という話も出た。実際、どれくらい明確に22年を思っているか。
 「そこ聞きたいんですよね…。でも、なんか、自分の中では競技生活の延長線上にあるくらいですかね。本当に、とりあえず今のところ、猛烈に出たいとか、猛烈にそこで勝ちたいという気持ちでいるわけじゃなくて。とにかくアクセル跳びたいって。何だろう。アクセル跳べた上でのOriginを完璧にしたいっていう気持ちが一番強いです

 ――今のゴールはアクセルを跳んでOriginを完璧にすることか。
 
「まあ、それが3年間か、4年間になるかもしれないですけど(笑い)。とにかく体が壊れないように、というのを意識しながら徐々に徐々に、ですかね」


――ゴールに到達した先は。
 「うーん、なんか昔は考えていたんですけど。あまりにも環境が変わりすぎて。自分が思い描いていた環境とは、結構かけ離れていて。というのも、あまりにもいろんな方々に支えられすぎているっていうか。こうやってB級の試合だったかもしれないですけど、その中でB級だからといって手を抜く人がいるわけではないですし。やっぱりサポートメンバーの方々はもちろんなんですけど、試合のスタッフの方とか、セキュリティーの方とかも含めてなんですけど。凄いなんか、普通の選手ではあり得ない待遇をたぶんさせてもらっていると思うので。それに応えたいっていう気持ちが、うん、一番強いんですかね。自分がこうなりたいとか、ああなりたいとかってなんか…。本当は平昌オリンピック獲って、辞めて、1年間プロになって、しっかり稼いでってことを、小さい頃はずっと思っていたんですけど。うーん、何か…。もちろん平昌終わってアクセルやるか、みたいな感じで、なあなあな気持ちで始めてしまって。結果、今めちゃくちゃ勝負楽しいって思ってスケートやってるんですけど。今の自分の根底にあるのは、もちろんアクセルとか、Origin完成させたい、オトナル完成させたいっていう気持ちももちろんなんですけど、支えてもらっている方々に対して期待に応えられる演技をしたいっていうのが、強いかなと思っています。それがどこまで続くのか、分からないんですけど」


 ――世界選手権の時に「負けは死も同然」とも言った。勝利への欲は今、どれくらいあるのか。
 「今回の試合はあんまり勝つ負けるということは考えていなくて。割とノーミスしたい、とりあえずこの構成で完成させたいっていう気持ちが強くあったので。その点に関してはやっぱり、うん。達成できていないなっていう。ああ、もっとこうだったかな、ああだったかなっていう、なんだろう。課題を凄い感じている段階ですかね。とにかくなんか、うん…言葉にするのが凄い難しいんですけど。まあ、やっぱり世界選手権で本当に届かないなっていう感覚で負けて。なんていうかな。スケートやってて勝ちたいなって思ったんですよね、凄い。さっきも言ったように、平昌というか、平昌とも思ってなかったんですけど。とりあえず、なんか19歳でオリンピック出てみたいな、23歳でオリンピック出て両方とも優勝して、辞める!みたいな感じで、本当に幼稚園くらいの時から思っていたんで。だから、その後、あまり勝利への欲っていうのがなかったんです。ただまあ、去年のグランプリシリーズでやっぱり勝ちたいっていうのは思っていたとは思うんですけど。まあ世界選手権、実際にその差を、ノーミスしてたらどうなっているか分からないんですけどね。もちろんそうなんですけど、まあ実際の演技が実力だと思うので、その時点で実力の差を感じて負けたっていうのが、また何か…。凄い勝ちたいってなっています。だから、今回の試合はもちろんそれを抑えつつみたいなところはあったんですけど、それ関係なく今回は自分の演技を完成させたいみたいなところはあるんですけど。でも、やっぱり今の自分がスケートをやっている根底には、その支えてくださっている方々への期待への感謝、期待に応えたいみたいなところと、やっぱり、あの時、負けた悔しさが両方あって、うん。今シーズンは特に頑張れているのかなっていうのはあります

――4回転アクセルのために生きているってどういう日々か。想像できない。
 「修行僧みたいな感じですね(笑い)。本当になんか、パパラッチの方とか来ても面白くないんだろうなって思って。だって、リンク行って、練習して、帰ってきて、ご飯食べて、トレーニングして、お風呂入って、寝るみたいな(笑い)」

 ――そんな中で、リンク以外に楽しみとかは見つかったか。
 「凄い悲しい人みたい…(笑い)。そうですね、特に外行かないですけど。外に行くことに対して楽しみを知らないので、小さい頃から。まあ別にそれに対していいなとか、悪いなっていうのは特にないんですけど。ただ、やっぱりファンタジー(・オン・アイス)の期間で、アーティストの方々と触れ合えるっていうのは、凄い自分にとって刺激ですし。うん、表現者として、こういうことがあるんだ、ああいうことがあるんだ、っていうのを学べる機会ですし。楽しさじゃなくなるかもしれないけど。そういう刺激があって凄い楽しかったなって思っています。だからまあ、それはもうファンタジーはファンタジーでその時に楽しんだって思っているので。もちろん、かなり削ったは削ったんですけど、足も。だけど、まあそれがオフシーズンに自分がたぶん、ある意味での心の休養みたいな。頭のリフレッシュみたいな感じにはなりましたし、今年は全然休養を取ってないんですけど、でも、凄いスケートに集中している日々ですね。まあ、ゲームは楽しいですけど(笑い)」

――今、右足首はどういう状態か。腱が少ないという話もあった。同じようなケガをしたらどうなるか。
 「どうなるんですかね。どうなるかはよく分かんないんですけど、簡単に捻挫するなとは思っています。ほんとに(昨年11月の)ロシアの時もそんなに腫れると思ってなかったんですけど、凄いなんか、パーンって腫れちゃって、本当に靴入るかなって思ったんですけど。うーん、何なんですかね。でも注意しながらやんなきゃいけないのは確かです。でも痛みとかは特に今ないので、右に関しても左に関しても。ただ古傷みたいな痛みはもちろんちょっとあるんですけど、朝起きたときとか。まあそれぐらいですかね。競技に支障はないかなと思います。ただ、ケガするリスクが人よりも明らかに高いよっていうのは思っています

 ――ありがとうございました。
 「別に全然引退しないですからね、まだ!」

 ――ゲームは具体的に何をやっているか。
 「今はファイアーエムブレムをやっています。(ハードは?)スイッチです」

 ――アクセルを楽しみにしている。
 「きれいなの跳びますよ、僕。本当にきれいなの跳んでやるからな。見とけ世界っ!」(終わり)

◆ ◆ ◆


端折ってしまうと分からない言葉のニュアンスを大事にして、敢えて全てをそのまま書き起こして下さってありがとうございます。

これから本格的に始まる今シーズンに対する羽生選手の気持ちが伝わってきました。


中で幾つか気になったところ、

実際にその差を、ノーミスしてたらどうなっているか分からないんですけどね。もちろんそうなんですけど、まあ実際の演技が実力だと思うので、その時点で実力の差を感じて負けたっていうのが、また何か…。凄い勝ちたいってなっています」


羽生選手自身はこういう風に言っていますが、私はあの時ノーミスしてたらギリギリだとしてもネイサン・チェン選手に勝てただろうと思っているんです。


19 ワールド behind  10


今でもあの時の羽生選手の演技ははっきりと覚えていますが、ネイサン・チェン選手の演技の方は全く思い出せないんです。(ネイサン選手ごめんなさい)


19 ワールド behind  19


私が羽生選手のファンだから、ということは勿論ありますが、記憶に残るという意味では、圧倒的に羽生選手が勝っていたということだと思います。

点数についてタラレバを言っても仕方ないのは分かっていますが、ノーミスだとしたら、失った点数を加算すれば勝っていたという私なりの結論でした。



もう一つはファンタジー・オン・アイスについて、

「やっぱりファンタジー・オン・アイスの期間で、アーティストの方々と触れ合えるっていうのは、凄い自分にとって刺激ですし。うん、表現者として、こういうことがあるんだ、ああいうことがあるんだ、っていうのを学べる機会ですし。楽しさじゃなくなるかもしれないけど。そういう刺激があって凄い楽しかったなって思っています」

この部分からはとしさんとのコラボレーションを思い起こします。
同じ「表現者」として、共鳴したこと、共感したことがたくさんあったのでしょうね



クリメモ 神戸 16_Fotor


楽しくて、刺激的で、いい時間を過ごせたこと、本当によかったなと思いました。



スポニチの合同取材のリンク張っておきます。

合同取材(1)
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/09/19/kiji/20190918s00079000485000c.html

合同取材(2)
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2019/09/20/kiji/20190920s00079000157000c.html



この週末には他の大会も素晴らしい結果に終わってよかったですね!

USインターナショナル
男子シングル
優勝 田中刑事選手
2位 山本聡太選手

女子シングル
優勝 宮原知子選手

私は全然追えていないのですが、みんなおめでとう


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withgoldenwings at 20:24|Permalink

2019年09月19日

思い描く完成形を目指して



オータムクラシックFS後の合同取材の記事は各社から上がっていますが、今度はスポニチ版です。


前記事の時事通信社の会見記録と重複しますが、やはり各社で少しずつ違いますね。

スポニチは羽生選手の言葉をそのまま書き起こした感じです。

スポニチ独自のところ、抜粋させていただきました。



羽生結弦、10年目の胸中「明確なゴールがある。その目標に向かって」

[ 2019年9月19日 05:31 ]




19  オータムクラシック FS 会見 Sponichi Annex 小海途 

目が笑っていないところに注目。

 ――オータム・クラシックのフリーの演技を振り返って。

 「悪くはないかなと思ってるんですけど。結果としては、よくないので。もうちょっと頑張っていかないとなとは思います」


19  オータムクラシック SP 小海途 14


 ――練習ではループなどのタイミングが合わない様子もあった。
 「悪いところが全部出たなと思ったので。ショートも含めて、自分の力みすぎちゃうところだったり、逆にリラックスしすぎて力が抜けちゃうところだったりとか。全部悪いところが出ちゃったと思ったので。ある意味、いい集中状態をフリーではつくれたかなと思います」


 ――どの大会でもたくさんのメディア、ファンの人に囲まれる。競技に集中するために意識していることは。
 「うーん。試合の時はやっぱりホテルから出る時もそうですし、部屋の中にいる時もそうですし、帰る時もそうなんですけど。凄く集中させてくださっているというか。ファンの方々も気を使って、演技の方に集中させていただいているので、そこは何も問題なくクリアできているのかなと思っていますし。あとは、もちろん今回は特に、新しい衣装で出てたのでジャージーを脱いだ時に凄い歓声が起きたりとか。何もしてないのに歓声が起きたりとか、他の選手に迷惑じゃないかなと思うところもあるくらい凄く歓声をいただいたりする中で、やっぱり自分はそういう期待があるからこそ、いい演技をしなきゃなっていう活力にはなりますし。もちろん、対外的っていう意味では、結果を出すこと、またいい演技をすることっていうのがファンの方には全てだと思うので、頑張りたいなと思っています」

19  オータムクラシック FS YOMIURI NEWS  1

歓声凄いですものね。本人も気にしているのですね。


――(4回転)アクセルも今シーズン中に?
 「うーん。跳べれば。とにかく、その跳べるっていう感覚が自分の中で試合で跳べる、なのか。本当に練習で一発たまたま跳べる、という感覚なのか。いろいろあると思うんですけど、とりあえず試合で成功させることができるレベルに達して、それから完成度を上げていって、ちゃんとGOEを取れるというレベルまでしていかないと試合に入れることできないと思うので。そこは、ケガのリスクももちろんありますし。うまく試合と両立して、トレーニングをしていかないといけないなと思います」


 ――今季、新しいジャンプへの挑戦が多いが。
 「自分の中でOriginとオトナルはある意味、完成形っていうのが、自分が入れたいジャンプの構成、今の構成とその完成形で目指しているジャンプ構成とはやっぱり違うので。具体的に、まだ言わないですけど。だからこそ、いろんなジャンプの練習はしないといけないと思いますし、最終的にOriginとオトナルの完成形のためにも、難しいジャンプをもっとやっていかなきゃなという風に思っています

 ――新しい挑戦への原動力は。
 「完成させたいのが一番ですかね。やっぱり。この2つのプログラムを。もちろん勝敗はあるんですけど、勝たせないと意味ないと思っているんですけど。その上で、やっぱり自分が求めるクオリティーの自分が求めるジャンプ構成でやりたいなという気持ちが強いです」


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 桐原正道 1



――4回転アクセルは今どの段階か。
 「とりあえず回ってこけてます。なので、あとは降りるだけかなとは思っているんですけど。まあ、回るだけでいっぱい、いっぱいのところはちょっとあるので。先ほども言ったように、試合とトレーニングの両立をさせなきゃいけないからこそ、その試合に集中すべき時はやっぱ試合に集中して。時間があったら、余裕があったらアクセルの練習をしてっていう形にはなってくるかなと思います」

 ――昨シーズンは、自分の中で「炎」がキーワードと話していた。今シーズンのモチベーションは何か。
 「最初からありますよ(笑い)。最初から別に、なんだろう、あんなフニャフニャした自分ではないなと思っていて。本当に明確なゴールが凄くあるので、その目標に向かって毎日練習したいなと思っていますし。モチベーションはあの世界選手権の悔しさというのはもちろんあるんですけど、このプログラムに対してすごい胸を張って終われる演技をしたい、というのが一番のモチベーションかなと思っています


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 桐原正道 2




 ――プログラムの完成、アーティストの部分と、世界選手権でもう1度、頂点に立ちたいというアスリートとしての部分はどちらが強いか。
 「何かどっちも一緒だと思っているんですよね、僕は。僕はどっちかに寄りたいとは思ってないし。フィギュアスケートってそういうものじゃないと思っているので。ただ、芸術点がどうのこうの、技術点がどうのこうのという風潮は、やっぱり自分は一スケーターとして感じてはいるんですけど、それって結局、圧倒的な技術があってその上でプログラムは完成させられると思うので。やっぱり難しいことをやりつつ、その上でプログラムとして“やっぱりこのプログラムにはこういうジャンプが必要だよね。こういう難しさがあって、もっとワクワクしなきゃダメだよね。ドキドキしなきゃいけないよね”っていうものを感じた上での、プログラムの完成にしたいなと思っています」

19  オータムクラシック FS スポーツ報知 桐原正道 4


 ――本当に4A跳んだら辞めてしまうのか?
 「いや、分からないですよ。フリップやるかもしれないですし(笑い)」

 ――4Aも跳べるように頑張って、フリップも、さらには5回転というワードも出てきた。今、どういう気持ちでやっているのか。以前のベストな状態で(第一線を)引くという気持ちはどこに終着したのか。
 「ベストがどこなのか分からないんですよね。やればやる程、もっとこう出来るな、ああ出来るなっていうのは凄い感じますし。なんか、うーん。とにかく今を一生懸命、生きてるっていうか。今、一生懸命トレーニングしてて、今よりいい自分に。ベストって言い切れないかもしれないですけど、やっぱりベターな自分に毎回、毎回、更新できるようにというのは凄い考えてやってます」


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 13

今回のプーさん大きくなったような気がします。育ったのかな?

 ――それが北京五輪の2022年になったら、その時はどうするのか。
 「そのままやってたら出ますし。そのまま…。多分あの、何て言うかな。負けるぐらいだったら辞めろって思ってるんで、自分は本当にはっきり言って。ぶざまな姿は絶対見せたくないので。やっぱりそれまでやってるんだったら、たぶん4Aを目指しながら、全種クワッドを目指しながらやっているんだと思いますし。今もその気持ちでやっぱり練習はしていますし。フリップはやる気ないけど(笑い)。でもやっぱり、うん。常に強い自分で。明言はできないですけど、常に強い自分でありつつ、その先にそれがあったら、みんなうれしいかなって思います。(笑い)。…下手くそだな、コメント。ごめんなさい。何年、インタビュー受けてるんだろう…。ありがとうございます」(続く)


プルシェンコさんとジョニーさん、そして私たちすべてのためにこのプログラムを自分の納得できるレベルで完成したいという気持ちが強く伝わってくる会見記録です。

羽生選手は、というか、誰でもそうだと思いますが、自分のためと言うよりも、「誰かのために」という想いが強い時に力を出せるような気がします。
羽生選手の願い、必ず叶いますように。


長い会見なので続編があるようです。


全文はこちらからどうぞ。


昨日からの雨も上がって、今日は今年初めての秋晴れといったお天気。

午後から東京中央郵便局に行く予定です。
もちろんこの申し込みです。
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チャームの実物の展示があるようなので楽しみです。


そしてロッテガーナ羽生結弦オリジナルデザインの予約販売は今日9月19日(木)23:59までです。
お忘れなく!
こちらから⇒ http://lotte-shop.jp/shop/g/g104550/

ロッテ一口ガーナ 羽生結弦オリジナル 1

ロッテ一口ガーナ 羽生結弦オリジナル 2


20枚申し込みましたがこの秋冬で果たして食べきれるのかどうか・・・

ちょっと心配です。

溶かしてオランジェット大量生産とか、応用策を考えねば。


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その先にそれがあったら みんな嬉しい





「常に強い自分でありつつ、その先にそれ(北京五輪)があったら、みんな嬉しいかなって思います」。

そうだったら本当に嬉しい!


インタビューでの北京五輪出場に関しての答えです。


結弦くんは、みんなに喜んで欲しい、みんなを喜ばせたい、それが大きなモチベーションになっているとよく語っていますね。



今回の採点については多方面から批判が殺到していますが、結弦君本人はきっとそこまで気にしないで、見つかった課題の修正に立ち向かうのだろうと思います。


オータムクラシックはB級試合に位置付けられているので、レフェリー、テクニカルが二人揃ってアメリカ人とかいう、ちょっと信じられないことがありましたが、さすがにこれから始まるGPシリーズではこのようなことは無いと信じたいです。

もともと自分を評して”楽天的で頑固”と言っていた結弦くんは、私達が心配しているよりはもっと前向きにこのことを生かして乗り越えていってくれるのではないでしょうか。


色々なインタビューを見ていたら、そんな気持ちになりました。





インタビュー動画をまとめて下さったゆづマミさん、ありがとうございます。



それにしても、オータムFSのKISS & CRYの結弦くんの表情、今まで見たことがありません。

点数が出る前はこうだったのに、

19  オータムクラシック FS Kiss & Cry  1

点数が出るとオーサーコーチと顔を見合わせて。

19  オータムクラシック FS Kiss & Cry  9


19  オータムクラシック FS Kiss & Cry  11

なぜ?

19  オータムクラシック FS Kiss & Cry  12


オーサーコーチ、ジスランコーチも怪訝そうな表情です。


人一倍自分に厳しく、ルールにも精通している結弦くんが、自分の跳んだジャンプが回転不足かどうかなんて、他人に指摘されるまでもなく、よく分かるはずです。


 ―回転不足3つというのは?
という質問に、

 「そんな刺さってました? トーループが2つ刺さってます? あれで刺さる?…4ループが刺さっているわけじゃなく? それで点数が出ないのか…。アクセルトーは3、3の方ですかね。普通に降りたなと思ったんですけど。トーループに関しては自分の感覚としては疑問がないので。あまり深く考えてないです」

https://hochi.news/articles/20190915-OHT1T50039.html


この結弦くんの言葉を今回の採点よりも私は信頼しています。


だから、もう過剰な心配はしないで、次のスケートカナダに向けて、結弦くんが良い練習が積めますように、それだけを祈ります。

ただ一つの願いは、先を急いで怪我をすることだけには気を付けて欲しい。

今は健康な体でGPシリーズを駆け抜けて、トリノで前人未踏のGPファイナル5回目の優勝を果たしてほしいのです。


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2019年09月18日

今シーズンとその先の羽生結弦




既にお読みになっていらっしゃる方が多いとは思いますが、オータムクラシック後の合同記者会見の記録で、一番詳しかった時事ドットコムの記事を自分用に保存しておきます。


ウェブ上のものはいつ無くなってもおかしくないので、羽生選手の今後を知るうえで重要になってくるインタビューと思い、長いですが全文保存です。




羽生結弦が語った今シーズンと、その先 

【特集】フィギュアスケート2019-20

 フィギュアスケート男子で五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=にとって、雪辱と挑戦の2019~20年シーズンが始まった。昨季世界選手権でネーサン・チェン(米国)に大差で敗れ、前人未踏のクワッドアクセル(4回転半)を含む全6種類の4回転ジャンプへの意欲を口にしてから約半年。14日までカナダのオークビルで行われた自身今季初戦のオータム・クラシックは合計279.05点で制したが、ショートプログラム(SP)、フリーとも4回転ジャンプが乱れた。

 今季はオフに恒例としてきたトロントでの練習公開を行わなかった。プログラム曲やジャンプ構成、新シーズンへの思いなどがベールに包まれ、オータム・クラシックでの「肉声」に注目が集まっていた。大会終了後の合同インタビューで語った発言から今季と、その先への思いが見えた。(時事ドットコム編集部)


【オータム・クラシックの羽生結弦】

◆9月12日、公式練習。4回転はループ、サルコー、トーループに加え、再び挑むルッツも着氷。プログラムは昨季から継続し、SPは「秋によせて」、フリーは「Origin」。4回転半の回転力を上げるため5回転サルコーにも取り組み、トーループと合わせて2種類の5回転を練習していることも明らかにした。
◆同13日、S
P。冒頭の4回転サルコーで転倒。トリプルアクセル(3回転半)はジャッジ7人のうち4人が出来栄え点(GOE)で5点満点を付け、4回転トーループ-3回転トーループもきれいに決めた。98.38点で1位。
◆同14日、フリー。出だしに跳んだ4回転はループ、サルコーとも乱れた。中盤の4回転トーループは単発、連続ジャンプとも回転不足を取られ、3回転半から連続ジャンプで跳んだ3回転トーループも回転不足。180.67点でS
Pに続いて1位になり、合計279.05点で優勝した。


19  オータムクラシック SP 小海途 12


-初戦を終えて見えた課題は。
 ノーミス以外は敗北みたいな感覚が常につきまとった状態で試合をしている。また新たなプレッシャーと戦いながら試合をできた。試合ごとに違った緊張感や、体調や、そういったものが存在すると思う。これまでの経験を生かして、うまく対処しながらいい演技を目指したい。

◇4回転半も今季跳べれば

 -今季、新しいジャンプは。
 (フリーは)後半に4回転を3本跳ぶ構成で。グランプリ・シリーズの間に、ルッツを入れるか入れないかを考えながら練習したい。(後半の4回転3本は)サルコー、トーループ、トーループかな。4回転5本でいけるようにはしたい。

 -4回転半も入れるか。
 跳べれば。跳べるという感覚が、試合で跳べる感覚なのか、練習で一発たまたま跳べるという感覚なのか。とりあえず試合で成功できるレベルに達して、それから完成度を上げていって、ちゃんとGOEを取れるレベルにまでしていかないと試合には入れられない。けがのリスクもある。試合と両立してトレーニングをしていかなくてはいけない。

19  オータムクラシック SP 小海途 7


 -4回転トーループからの3連続はフリップを跳ぶ新しい組み合わせも。
 1点でももぎ取ろうと思ってはいるので、どこからでもいろいろなジャンプを跳べるように心がけて練習している。

-4回転トーループ-3回転半は入れないのか。
 得点としてのうまみがあまりない。納得する出来を昨シーズンできたので、まあいいかなと。リカバリーとして使えるジャンプではあるので、最終的にアクセルが1回しか入らないような状態になった場合は最後に持っていくことも可能なように。それを頭の中に置きつつ練習して、さらにいい精度、完成度で跳べるようにしたい。

19  オータムクラシック SP 小海途 4


 -新しいジャンプの挑戦が多い。
 今のジャンプ構成と、完成形で目指している構成は違う。具体的にはまだ言わないが、だからこそいろいろなジャンプの練習をしなくてはいけない。最終的に「Origin」と「秋によせて」の完成形のためにも、難しいジャンプをもっとやっていかなくてはいけない。

-挑戦への原動力は。
 この二つのプログラムを完成させたいというのが一番。もちろん勝たないと意味がないが、その上で自分が求めるクオリティーの、自分が求めるジャンプ構成でやりたい。

19  オータムクラシック SP 小海途 6


◇修行僧みたいな日々

 -世界選手権でチェンに敗れた。あの点差を埋めるには。
 ベースバリュー(基礎点)を上げるしかない。やはりGOEを取ってなんぼ。GOEの限界もあるし、そこには人の評価軸も存在する。結局は難しいものを跳んでなんぼなんだなという感じ。

 -フリーで4回転5本。チェンに勝てる構成か。
 自分ができうる最大限の構成を常に考えている。もちろん世界選手権のジャンプ構成が彼(チェン)の全てではないし、もっと上げようと思えばいくらでも上がると思う。彼が最大限やってきたときに勝てる状態にしないとだめ。

19  オータムクラシック SP Sponichi Annex 小海途 6


-昨季は4回転トーループ-3回転半を基礎点8割でもやった。
 平昌五輪が終わってすごくフワフワしていたんだなと思う。4回転トーループ-3回転半をやってみて、しっかりきれいに決めたい、公式記録として初めて決めた人間になりたいという気持ちが強くあった。そこは納得できたというか、消化できたかな。

 -勝ちにこだわる自分に戻った。
 そうですね。もちろん勝ちたいという気持ちは強い。やはり武器としての(クワッド)アクセルは早く手に入れなくてはいけない。その前の段階として、まずはルッツを。だいぶ使える感覚ではある。その時々で必要か、やるべきか、を踏まえて入れられるようにしたい。

19  オータムクラシック SP 小海途 1


 -4回転半はどの段階か。
 とりあえず、回って、こけている。回るだけでいっぱいいっぱいなところはまだ少しある。試合とトレーニングを両立させなくてはいけないからこそ、試合に集中すべきときは試合に集中して、時間と余裕があったらアクセルの練習をするという形。

 -フリップもやっている。アクセルも含め全種類の4回転を?
 そこまではまだ考えていない。フリップは跳びたいと思うことはあるが、自信を持って「これが正しいフリップです」と言えるようなフリップではないので、ちょっと分からない。最終的にアクセルまで跳べて、自分にも余裕があって、公式の記録として全種類(の4回転)を跳べましたというのがほしいと思ったらフリップを入れる。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 6

-欲は出てくる。
 アクセルの壁が思ったより分厚くて、まだ苦戦している。今は4A(4回転半)をやるためにスケートをやっているし、そのために生きている。本当は自分の体のことなどを考えなくてはいけない。けががあまりにも多いので。やはり自分の体だからこそできるジャンプ、自分の演技の中だから見えるジャンプというのを追求しながら、高い難易度を目指してやっていきたい。

 -4回転半のために生きている日々とは。
 まあ、修行僧みたいな感じ。だからパパラッチの方とかが来ても面白くないんだろうなと思う。リンクに行って、練習して、帰ってきて、ご飯を食べて、トレーニングして、お風呂に入って、寝る、みたいな。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 1


◇ぶざまな姿は見せたくない

 -今季の、その先のシーズンも。
 やれることをやってという感じ。できることはその時々で限られるので、それをやりつつ、結果としてそうなったらという感覚でいる。まだ成長できる余地があると感じながら練習している。一時期、厳しいなと思ったときもあった。(クワッド)アクセルの壁があまりにも分厚かったので。できるようになるのかと思ったが、今は意外とできそう。いろいろ試しながら強くなれたらいい。

 -厳しいと思った時期はいつか。
 去年のオータム・クラシックの前後。(クワッド)アクセルをやっている場合ではない、となったときがあった。ハーネスでは降りていたが、ハーネスなしで回る気配がなかった。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 2


-4回転半を決めたら辞めるか。
分からないですよ。フリップをやるかもしれない。

 -2022年北京五輪は。
 北京ね。そのままやっていたら出るし、負けるくらいだったら辞めろと思っている。ぶざまな姿は絶対に見せたくない。それまでやっているんだったら、4A(4回転半)を目指しながら全種類のクワッドとかを目指してやっているんだと思うし、今もその気持ちで練習している。明言はできないが、常に強い自分でありつつ、その先にそれがあったらみんなうれしいかなと思う。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 5


 -ぶざまな自分は見せたくない。
 羽生結弦終わったな、みたいな感じで言われるのは絶対に嫌なので。だから今日(のフリー)も自分の中で頑張ったなとは思っていたが、やっぱりああいう点数とかを見ると、かっこ悪いなとすごく思っている。もっと練習します。

-ぶざまな自分とは、どんな。
 自分自身への評価が一番厳しいと思っている。「SEIMEI」と「バラード第1番」のときのノーミスした感覚や、(17年)ヘルシンキ世界選手権の「ホープ・アンド・レガシー」の感覚を追い求めて、あの完璧だった自分をさらに超えたいという欲がものすごくある。それができたときにやっとアスリートとしていい形だったなと思えるのでは。それ以外は全部かっこ悪い。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 3


 -北京五輪、どれくらい明確に。
 競技生活の延長線上にあるくらい。とりあえず今のところ、猛烈に出たいとか、そこで勝ちたいという気持ちでいるわけではなく、とにかく(クワッド)アクセルを跳びたい。アクセルを跳べた上で「Origin」を完璧にしたい。3年、4年とかかるかもしれないが。とにかく体が壊れないようにということを意識しながら、徐々に徐々にかな。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 12



引退はしない、まだ

 -そのゴールに到達した先は。
 平昌五輪を取って、辞めて、1年間プロになってしっかり稼いで、みたいなことを小さい頃はずっと思っていた。平昌が終わって(クワッド)アクセルをやるかみたいな感じで、なあなあな気持ちで始めてしまって。結果として今はめちゃくちゃ勝負が楽しいと思ってスケートをしているが、今の自分の根底にあるのは、支えてもらっている方々の期待に応えられる演技をしたいというのが強い。それがどこまで続くのかは分からない。


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 7


 -勝利への欲は今どれくらい。
 世界選手権で(チェンに)本当に届かないなという感覚で負けて、勝ちたいなと思った。19歳と23歳で五輪に出て、両方とも優勝して辞めるみたいな感じで幼稚園くらいのときから本当に思っていた。だから、その後は、あまり勝利への欲がなかった。世界選手権で、その時点での実力差を感じて負けたことですごく勝ちたくなっている。

 -五輪3連覇を見たい。
 頑張ります。全然引退しないですからね、まだ。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 8


(全ての写真はスポニチの小海途良幹さんの美しいショットをお借りしました。)



羽生選手が越えていくこれから先の厳しい道のりを、伴走者のように共に歩んで行きたいと思っています。
たとえ遠くから応援することしかできないとしても。


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2019年09月17日

ACIが終わっても眠れない



先週末のオータムクラシックの間は、13時間の時差に毎晩が徹夜に近い状態になってしまい大変でしたね。

しかし終わったら終わったで、今度は羽生選手の演技に対する奇妙な判定に、またまた眠れぬ夜を過ごしてしまいました。


19  オータムクラシック 表彰式 1



私自身は細かく決められているルールやジャンプの見極め方に詳しいわけではないので、少しでも事の本質を知りたいと、ウェブ上の様々な意見、見解を読ませていただきました。




この一連のやり取りを読ませていただいて、そういう事もあるんだなと納得しました。

アンダーローテーションを判断するのはジャッジではなく、テクニカルなので、ある意味そこで刺してしまえば、点数を無理やり引き下げられるということですね。

今大会のレフェリー、テクニカルコントローラーは共にアメリカ人でした。
そしてテクニカルスペシャリストはメキシコ人、アシスタントはカナダ人。
全てが南北アメリカ勢で固められています。

国際大会ではレフェリー、テクニカルは同一の国籍の人選は避けるというルールも必要ですね。

19  オータムクラシック FS テクニカル・ジャッジ



羽生選手が今回北京への道を指さしたことで、今後はネイサン・チェン選手にどうしても北京で星条旗を挙げさせたいアメリカが全力で羽生選手をターゲットにしてくることが容易に考えられます。


だから、前記事に書いたように、スポーツにナショナリズムを持ち込むことになる表彰式での国旗や国歌の表出は本当に百害あって一利なしと私は思っています。

優れた選手を表彰する、それだけで十分です。

栄誉は選手個人に属するもので、所属する国家に属するものではないからです。


そして今回の例に見られたように、試合の度に、テクニカルやジャッジの恣意的な匙加減によって判定が左右するようでは、フィギュアスケートがいつまでスポーツとして認められるのか不安になります。


一刻も早く、全方位からの複数のカメラによるビデオ判定、あるいは体操競技が取り入れようとしているAI判定をルール化するべきだと思います。


19  オータムクラシック 公式練習 能登直 1
photo: 能登直 Sportiva



これからの道のりの困難さを誰よりも十分に分かっていながら挑戦する羽生選手の心意気に感動しながらも、やはり胸のざわめきを抑えることができない連休明けの朝です。




19  オータムクラシック 公式練習 能登直 4





鎮静剤として置いておきます。
見るたびに訳もなく涙があふれるのはなぜ。


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2019年09月16日

君を信じてる



今回のオータムクラシックの採点については多くの方が詳しく分析して下さっていますし、私も思うところは同じです。

様々な疑問が吹き出してきますが、それはそれとして、これから始まるGPシリーズの中でどのように変化していくのかを注意深く見て行きたいと思います。


19  オータムクラシック SP Sponichi Annex 小海途 6

(昨日のスポニチ1面を飾った小海途さんのとびきり美しい写真です。)



それにしてもISUはどうして全方位カメラやAIの導入を考えないのでしょうか。

今や多くのスポーツのジャンルでAIやカメラ判定が導入されているというのに。

何か都合の悪ことでもあるのかと勘ぐってしまいます。

回転不足というなら証拠を示して欲しい。少なくとも目視する限り、どうしてもそうとは見えませんでしたから。



そんなモヤモヤした気持ちの中で、今朝のスポーツ報知のニュースを読んで、羽生選手の4回転アクセルに懸ける気持ちの強さにあらためて心を揺さぶられました。




羽生結弦、北京五輪へ初言及
「そのままやっていたら出ます」4回転半跳ぶ
「見とけ、世界!」

2019年9月16日 6時0分スポーツ報知



◆フィギュアスケート オータムクラシック 最終日(14日、カナダ・オークビル)

 【オークビル(カナダ)14日=高木恵】平昌五輪で66年ぶりの連覇を達成したフィギュアスケート男子の羽生結弦(24)=ANA=が14日、3連覇が懸かる2022年北京五輪について「そのままやっていたら出ます。常に強い自分でありつつ、その先にそれ(北京五輪)があったら」と、出場を視野に入れていることを初めて明かした。フリー180・67点、合計279・05点で優勝した今季初戦後に報道陣の質問に答えた。

進化を続ける羽生の先に、3年後の北京五輪挑戦が見えてきた。これまで「次の五輪については考えられない」などと態度を明らかにしていなかったが「明言はできないが、常に強い自分でありつつ、その先にそれ(北京五輪)があったらと思う」と話した。

 男子では1928年サンモリッツ大会のギリス・グラフストローム(スウェーデン)しかいない3連覇への挑戦権を持つのは羽生だけ。「自分の中では競技生活の延長戦上にあるくらい。今はアクセルを跳びたい、アクセルを跳べた上での『Origin』を完璧にしたいっていう気持ちが一番強い」。当面の目標は世界初の4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)成功だと強調した。

 引き際については「負けるぐらいだったらやめろって思っている。ぶざまな姿は絶対見せたくない」と羽生らしい価値観を吐露。「やればやるほど、もっとこうできるな、ああできるなってすごい感じる」と向上心は尽きない。

幼い頃に描いた未来予想図は、平昌五輪で金メダル獲得後のプロ転向だったが「環境が変わりすぎた」とも口にした。「あまりにも、いろんな方々に支えられすぎている。支えてくれている方々の期待に応えられる演技をしたいという思いが強い」。4回転半込みのパーフェクトパッケージで恩返しをしたいという思いが強い。

 今季のフリーは「4回転5本でいけるようにしたい。それのトレーニングも積んでいる」。ルッツ再投入、クワッドアクセル成功へと夢は膨らむ。「今は本当に(世界初となる)4回転半ジャンプをやるためにスケートをしてるなって思う。そのために生きている」と語り、去り際に言った。「本当にきれいなのを跳んでやるからな。見とけ、世界!」。一歩ずつ進んだその先に、94年ぶりの快挙があるかもしれない。


 ◆冬季五輪の3連覇 フィギュア男子ではグラフストロームが1920年アントワープ、24年シャモニー、28年サンモリッツ大会で達成。女子ではソニア・へニー(ノルウェー)が28年、32年レークプラシッド、36年ガルミッシュパルテンキルヘン大会で成し遂げた。日本人は冬季の全競技を通して3大会連続メダル獲得者はいない。


本当に現在のフィギュアスケートの世界で、「五輪3連覇への挑戦権を持つのは羽生結弦だけ」です。

どんなことがあっても、羽生選手は全てに真正面から戦いを挑み、力でねじ伏せて勝ってやる!と思っているのだなとつくづく感じさせられました。


それが、「本当にきれいなのを跳んでやるからな。見とけ、世界!」という言葉に現れています。

19  オータムクラシック FS YOMIURI NEWS  3



私にできるのは君を信じてついて行くことだけ。

どこまでも応援して行きます。


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2019年09月15日

スポーツと国旗あるいは国家



オータムクラシック表彰式では国旗の掲揚はなかったようですね。

その代わりに選手の後方に国旗が立てられていましたね。

正に国を背負った格好 ?


19  オータムクラシック 表彰式 cap  1



日本人をルーツに持つというカナダのキーガン・メッシング選手、優しい方なんですね。

羽生選手へのリスペクトを感じます。


19  オータムクラシック 表彰式 Sponichi Annex 小海途 1




しかし、私は以前からオリンピックをはじめとして、全てのスポーツのイベントから国旗の掲揚と国歌の演奏は外してほしいと考えています。


全てのアスリートは個人として、又はチームとして讃えらるべきで、そこに彼らが所属する国家を持ち込むことは、むしろ不純だと考えています。

仮に世界的レベルのアスリートの育成に国家のサポートが必要であったとしても、それは、あくまでも副次的なものであり、表面に出るべきものではないと思います。

それはたとえ家族のサポートが大きな力を持っていたとしても、表面には出ないことと同じです。


現代では、アスリートの宗教、思想、政治的立場、性的特質などによって差別されることがないのと同様に、国家的所属を表彰式の場で示すことは必要もないし、やがてはなくなるべきと考えています。


そうなることにより、「国を背負って」、とか、「国旗にかけて」とか、物々しく意味のない気負いやプレッシャーからも自由になり、アスリートは今よりも純粋な気持ちで競技に対峙することができるのではないでしょうか。

そしてスポーツの場を国威発揚の場にするなどという、時代錯誤的な考え方もなくなって欲しいものです。


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 6



19  オータムクラシック 表彰式 Sponichi Annex 小海途 2


古代オリンピックでは、ポリス(都市国家)間の戦争中であっても、 オリンピックの期間は休戦して競技を行い、勝者に与えられるのはオリーブの冠のみだったということです。

だから今でもオリンピックは「平和の祭典」と呼ばれます。


17 国別 表彰式 6 (3)



やがてそれが実現することを願いつつ、また予感しつつ、オータムクラシックの表彰式を見ていました。 



元より、それは羽生選手やメッシング選手の行いを批判するでも、非難するでもなく、スポーツがもっと国家から自由になる、そんな時代がいつの日か来て欲しいという純粋な願いです。


19  オータムクラシック FS YOMIURI NEWS  4


このささやかなブログを読んで下さる方の中にも、そんな想いを共有して下さる方がいたら、嬉しいです。



19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 5

ただそこにいるだけで美しいのだから。


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初戦優勝おめでとう!



羽生選手、シーズン初戦のオータムクラシック優勝おめでとうございます 


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 4


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 6

フラッグスケーター?


絶対優勝すると信じていたので、意外と落ち着いた気持ちでライストを見ていました。




新衣装がとても気になっていましたが、昨年のデザインを継承しながらも、胸元を大きく開け、カラーも黒ではなくて濃い紫(?)で、より妖艶な感じになっていました。


19  オータムクラシック FS YOMIURI NEWS  1

新衣装が現れた瞬間

19  オータムクラシック FS YOMIURI NEWS  2
Photo: YOMIURI NEWS



19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 1


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 2

photo: スポーツ報知 矢口亨   後ろ姿も素敵


冒頭の4Loと4Sをこらえて着氷しましたが、転倒は無く、SP、FSとも1位の完全優勝となりました。


2019 オータムクラシック結果

19  オータムクラシック FS  result details




 FSプロトコル

19  オータムクラシック FS プロトコル

ちょっと厳しめの得点ではないですか。





羽生選手「入ってくるまで調子良かっただけに残念。ループ、サルコーはよく立ってくれて、ありがとうという感じ。やっぱりノーミスしたかった」


大和弘明さんのTwitterより



でも大丈夫、次のGPシリーズカナダ大会までは1か月以上ある。
今回見つかった問題点をクリアする時間は十分あるから。

カナダ大会は10月25日(金)~27日(日)です。


ライストに明け暮れた3日間は今日で終了。ただただ眠い。

皆様お疲れさまでした。


今日夕方にはテレ朝ch2でオータムクラシック男女FSダイジェスト版が放送されます。
16:55からです。


そしてこれから続々と届く美しい写真も楽しみです。

19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 2
Photo: Sponichi Annex 小海途良幹
素敵!     



ともかく優勝で終わってよかった!



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2019年09月14日

より美しい秋によせて




なによりもまず、今シーズンもまた、羽生選手の最初の演技が観られたことが嬉しい。

感謝の気持ちでいっぱい。





冒頭の4Sで羽生選手にしては珍しいくらいの派手な転倒。
でも私は気にしない。

羽生選手は悔しいだろうけど、これで緊張がほぐれたくらいに思っておこう。
FSノーミスへの布石となる。

その後は実に素晴らしい非の打ち所の無い美しいスケート。

鍛え抜かれた鋼のようなボディ。

衣装も美しい。



プロトコル

19  オータムクラシック SP プロトコル


初戦のSPで転倒しながらも98.38点

4Sをいつものように綺麗に降りていたら、昨年ロステレコムで出した、SPパーソナルベストであり、SP世界最高得点110.53点を超えていたに違いない。

今シーズン中にまた世界最高得点を更新することだろう。




Sponichiの小海途さんから素敵なフォトたくさん。ありがとう!

19  オータムクラシック SP 小海途 1



19  オータムクラシック SP 小海途 2



19  オータムクラシック SP 小海途 4



19  オータムクラシック SP 小海途 6



19  オータムクラシック SP 小海途 7



19  オータムクラシック SP 小海途 8



スポーツ報知写真部の矢口さんからも。

19  オータムクラシック スポーツ報知 矢口亨 1



19  オータムクラシック スポーツ報知 矢口亨 2



19  オータムクラシック スポーツ報知 矢口亨 3



19  オータムクラシック スポーツ報知 矢口亨 4




19  オータムクラシック スポーツ報知 矢口亨 6



コメントやインタビューは後でゆっくり見るとして、今はこのOtonalの美しさに浸りたい。


今夜CSテレ朝ch2で、オータムクラシック男女SPのダイジェスト放送があります。
9月14日(土)20時~21時です。



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