長崎
2023年08月09日
アスリートが世界のためにできること
今日、8月9日は長崎に原爆が投下された日です。
8月6日の広島への投下に続いて、わずか3日後のことでした。
広島に投下されたのはウランを用いたもの、長崎に投下されたのはプルトニウムを用いたものという、別のタイプの原子爆弾です。
日本の降伏が迫っていることが分かっていた時期に、アメリカによって実験的に投下された2種類の新型爆弾でした。
【広島の被害】
【長崎の被害】
それによる死者は、広島14万人、長崎7万3884人とされています。(Yahooニュースより)
その大方は一般市民でした。
戦場でもなければ、軍事基地でもない、市街地に落とされた原子爆弾は恐ろしい市民大虐殺だったのです。
国際司法裁判所も、原爆の使用は国際人道法に違反した戦争犯罪であるとしています。
(長崎大学核兵器廃絶研究センター)
1発の原子爆弾で、1瞬の内に10万人以上もの人間を殺害するとは、正に悪魔の兵器、信じられないような恐ろしいことです。
世界中で日本人だけが体験した原爆の実態を世界中の人に伝え、二度と核兵器を人類の上に落とすなどという恐ろしい愚行ががないようにしなければならないなと、強く強く思います。
私は、戦争を防ぐ一番の防波堤は、各国民の間の相互理解ではないかと思っていて、
そういう意味で、世界共通言語とも言える、芸術やスポーツはとても大切だと思っています。
スポーツでは、世界的に有名な日本人の選手といえば、フィギュアスケートの羽生選手と、野球の大谷選手となるのでしょうけれど、同じ1994年生まれの28歳ですね。
出身も羽生選手は宮城県、大谷選手は岩手県と、同じ東北です。
しばしば比較される羽生選手と大谷選手ですが、二人共素晴らしい役割を果たしていると思っています。
大谷選手を知らないアメリカ人はおそらくいないでしょう。
そして羽生結弦選手を知らない中国人はおそらくいないでしょう。
日本はアメリカと中国という2大つの大国に挟まれた位置にあります。
地理的にも、政治的にも、経済的にも。
羽生選手は中国で、大谷選手はアメリカで、一番愛され尊敬されている日本人No.1なのではないでしょうか。
国同士ではなく、市民同士の共感と理解を高めるために、一流アスリートの役割は大きいでしょう。
羽生選手が中国の人々に語りかける力、大谷選手がアメリカの人々に語りかける力は、ヘタな政治家の何十倍もあるでしょう。
敬愛するアスリートの存在が、その国を好きになるきっかけになることはありますね。
アスリートやアーティストの平和への役割は大きいと思います。
今はショックで少し凹んでいる私ですが、結弦くんが国際的な相互理解にご自分のフィギュアスケートの力を発揮してくれるならば、今までちとはちょっと違う側面からの視線で、また応援していけたらいいなと思っています。
世界中にファンを持つ羽生選手自身の力を、どのようにより良い世界のために活かしていけるのか、きっと彼は考えていてくださると信じています。
8月6日、8月9日、8月15日と続くこの季節、
今はLOVEよりも、敢えてPEACEを考えたい。
(それにしても、なぜ今、入籍だったんだろう?つい考えてしまう私です。
何か特別な理由があるのかな?)
お読みいただきありがとうございました。
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