熱中症

2021年07月29日

ウソで固めた東京開催




 猛暑ですね。

人出の少ない午前中に買物を済ませようと外出すると、一歩外に出た途端に、サウナに飛び込んだような熱気とじわっと肌にまとわりつくような湿気。

短い外出でも、帰宅した時には頭痛と眩暈がしました。

こんな中で競技するなんて、熱中症にならない方がおかしなくらいです。

競技する選手には過酷すぎます。





東京の7月の天候は温暖で晴天が多く、競技にふさわしいのだと言いましたね。

そして復興五輪として、大震災から回復した日本をアピールするはずでしたね。

当時首相だった安倍晋三氏は、「放射能汚染はコントロール下にある」と、自信を持って断言しましたね。


その安倍さんは開会式には欠席されました。

またお腹が痛くなったからでしょうか。



テレビを点ければ、相変わらず感動の押し売り。

選手の安全や健康より、メダルの数の報道が多いです。

選手にとってオリンピックメダルは夢なのは分かりますが、

未だに、「日の丸を背負って」などという時代錯誤な表現が出てきたりします。

オリンピックは国威発揚の場ではないことは、
オリンピック憲章にはっきりと書かれています。

選手たちには、決して国の威信などは纏うことなく、
純粋に自分の努力の結果としてのメダルを誇ってほしいと思います。






昨日のブログにも書かせていただきましたが、日本中の報道がオリンピックに偏り過ぎていて異常なくらいです。

報道もオリンピックをヒステリックに伝えるだけでなく、相対化して見る視線を取り戻してほしいと思いました。


私はずっと前からオリンピックの世界持ち回りには疑問を持っていて、

今でも聖火はギリシャのオリンピアで採取しているように、
元々ギリシャのものであるオリンピックは、恒常的にギリシャの地で開催すべきと思っています。
このけばけばしい商業主義を排し、簡素で清廉なオリンピックになったらなぁという夢を持っています。

そしてその時は、純粋に選手の努力と健闘をオリーブの冠で讃えることとし、
国旗と国歌は排して欲しいと思います。

スポーツとナショナリズムの結びつきが、スポーツの純粋さを失わせ、
政治利用をもくろんだり、国家間の代理戦争の体を成したりする大きな要因になっているからです。


スポーツをスポーツとして純粋に楽しみ、アスリートの努力を心から称えられるオリンピックが、やがていつの日か再生することを心より望んでいます。


羽生選手が来年に控えた北京オリンピックに対して、どのような心境でいるのかは本人しか分かりません。

でも賢明で敏感な人ですから、どこかでオリンピックに含まれる矛盾を感知しているのかもしれません。


DOIでの一問一答より)

-あらためて北京オリンピック(五輪)への思いは

「平昌(五輪)シーズンみたいに、絶対に金メダルを取りたいという気持ちは特にありません。ただ、必ず今シーズン、4回転半を決めるんだという強い意志はあります。しっかりと、その意志を、その決意を持って今シーズン、挑みたいなと思っています」

-五輪は、その先にあるもので変わらないか

「道の中にあるのであれば。ただ、うーん。やはり先ほども言ったように平昌だったり、ソチだったり。その時みたいな熱量はないな、というふうに自分の中では思っています」



今は「4回転半」に集中するのが正しいことは明らかですね。

羽生選手のアスリートとしての純粋な夢が叶いますように。




たった今、本日の東京の感染者数が発表されました。

3.865人です。もちろん過去最多です。



コロナと五輪はパラレルワールドだから、IOCに責任はないそうです。

開催を中止できるのはIOCだけの権限でしたよね。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 17:21|Permalink