早稲田大学卒業論文

2021年05月16日

羽生選手が投じた一石の波紋





結弦くんの卒業論文の一部を抜粋し、早稲田大学の学術誌「人間科学研究」に特別寄稿された論文は世界中に拡散していきますね。

卒論掲載 人間科学研究


卒論 人間科学研究



4月の数日間だけで44,730回の閲覧回数ですから、5月末にはどのくらいになっているのでしょうね。


早稲田大学 卒論



今度はそれがYouTubeでも紹介されています。
15か国語の字幕付きですから、世界中のほとんどの人が理解できるようになっています。

こうして結弦くんの投げた一石の波紋が広がっていきます。


 


「したがって、各レフリーは、200以上の要因を考慮してショートプログラムで少なくとも300の決定を下す必要があります。

そして300以上の要因を考慮して、フリースケートで少なくとも500の決定を下す必要があります。

また、評価基準のルールは毎年改訂されています。

レフリーは最新の基準を覚えて、1~2秒以内にすべての要素を評価する必要があります。

審判は本当に落ち着いた決断をする時間がありますか?


この作業がどれほど難しいか想像できますか?」



実際このようなことは人間の能力を遥かに越えていると思いませんか。
それを人間にさせたら、不正確で不完全な結果が出てくることは必然的なことです。
ジャッジだって人間ですから、人間の能力を超える作業は不可能なわけです。

そんなことは誰でもわかっているはずです。
しかし敢えてそれを続けていることにどんな意味があるのでしょうか。
多くの人達が不思議に思っていたことだと思います。


そこで、羽生選手は現役のスケーターとして、卒業論文という機会に、問題を解決する方法を研究し、ひとつの可能性として、今後のフィギュアスケートの審判方法を提示したのです。

そこには正しい批判精神もあり、審判の不公正や、一部の選手の不正に対する憤りもあったと思います。当然のことだと思います。
ただ観て、応援している私たちが怒りや悲しみを感じていたのに、本人が何も感じないわけがありません。


ただ、羽生選手の素晴らしいところは、それを不平不満に終わらせずに、自分の経験を未来に向けて役立つ普遍的なものに変換して提示したところだと思います。

そこにはフィギュアスケートに対する深い愛があるのを感じます。



論文はWEB上に公開されていますから、今では誰もがグーグル翻訳などで簡単にその概要を理解することができます。


果たしてISUはこの提案に何か答えることができるのでしょうか。

無視し続けるのならば、やがてフィギュアスケートはスポーツとしては認められなくなるような気がします。


ルールは曖昧で不公正で不公平、審判方法も目視とカメラ1台のみ、前近代的、改善する気なし。
これでは競技スポーツとしては成り立ちません。

一日も早く、真剣に審判方法の改善に取り掛かって欲しいのです。


動画の中にはマッシミリアーノさんとアンジェロさんの解説も引用されていましたね。

マッシミリアーノさんも早速Twitterで取り上げてくれています。


羽生選手の望みはマッシミリアーノさんの望みでもあり、そして私たちの望みでもあります。


最後までまでお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 00:45|Permalink

2021年04月28日

羽生選手の論文読みました!




早稲田大学リポジトリに、「人間科学研究」に特別寄稿された羽生選手の論文の一部 が公開されています。

早稲田大学 論文 1


早速読ませていただきました。

IMG_5268


卒業論文の一部に加筆・修正を行ったものということで、A4用紙で7枚の長さにまとめられています。
卒論は3万字ということでしたから、その5分の1くらいの長さに要約されたものかと思われます。


論文では、現在のジャッジングシステムにおける弱点を指摘し、わずか1秒にも満たないジャンプを目視し、ジャンプのプラス項目6個、マイナス項目20個を瞬時に判断して採点する現在のシステムが、ジャッジに与える負担は計り知れないと指摘し、それを改善するための極めて具体的な提案を行っています。

これを読ませていただいて、常日頃私たちファンがジャッジングに対して疑問を感じ、嘆いていることを、羽生選手も共有していたのだということがはっきり分かり、とても嬉しくなりました。

何年先になるかは分かりませんが、きっと近未来には、羽生選手が指摘したような方法でフィギュアスケートのジャッジングシステムは変わらざるを得ない、また、そうでなければフィギュアスケートのスポーツとしての未来はないと思いました。

おそらく公開された論文はあっという間に各国語に翻訳され、世界中に拡散すると思うので、ISU、日本スケート連盟はじめ関係各所の方々、ジャッジの皆さま、選手の皆さまの間で議論が盛り上がることを期待しています。


是非是非、羽生選手のファンの皆さまはじめ、フィギュアスケートファンの皆さまに読んでいただきたいと思います。

羽生選手が投げた一石が波紋を広げ、やがてフィギュアスケート界の改革に繋がりますように。



早稲田大学リポジトリは一般公開されていて、誰でも読めるようになっています。

羽生選手の論文はこちらから読むことができます。(PDF)

サイトがちょっと重くて開きにくいかもしれないので、プリントアウトしてゆっくり読むのがお薦めです。


論文が読めて、嬉しくて、とりあえずシェアさせていただきました。


本屋さんが閉まってしまい買えなかったAERAもAmazonから届き、いまから記事を読むところです。

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論文の執筆者は本当にこの方ですよね


最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 17:46|Permalink