新SPプログラム
2020年10月23日
無鉄砲なほどの一途さを愛す
昨日、ジェフリー・バトルさんが羽生選手の新SPプログラムを振り付けたことが明らかになってから、ずっとそのことを考えています。
ショパンとは全然異なる雰囲気の音楽とはいったい何を指すのでしょうか。
ジャンルが違うということなのか、同じクラシック音楽だけれど、雰囲気の全く違うものと言う意味なのか、興味津々です。
また衣装は伊藤さん担当なのでしょうから、どんな色でどんなデザインなのだろうかとか、ワクワクしてきます。
いつも素早い翻訳をして下さるShu-paさんが今回もインタビュー後半の羽生選手に関する部分を全訳して下さっています。
— Shu-Pa! (@ShukoD) October 22, 2020
Shu-paさんのTwitterはこちらです。
ジェフリー・バトルさんが振付の仕事を初めたきっかけとか、好きなスケーター、振り付ける時に心掛けていることなど、とても興味深いお話です。
特に面白いなと思ったのはバトルさんがデヴィッド・ウィルソンさんから教えてもらったという、振り付けのコツみたいなことでした。
冒頭部分からではなくて、最初にどうしても入れたい部分を創って、そこから広げていくということです。
「まず、どうしてもこれを入れたいと思うものから始めるんだ。この瞬間に美しいイナバウアーを入れたいと思ったらそれをまず考える。そしてそれから前後を考えていく」
「テストで答えが良くわからない質問はスキップして、わかるものから答えていくのと同じ」という説明で、とてもよく分かりました。
バトルさんが振り付けた「パリの散歩道」と「バラード第1番」と「レッツゴー・クレイジー」の中でどれが一番好きかという質問の答えは「パリの散歩道」でした。
「僕は彼を観たとき、スケートをしている時の彼の無鉄砲さ、怖いもの知らずみたいな感じがすごくこれに似合っているし、楽しいものになるって思った」。
という言葉が、本当にその通りだなと思いました。
彼がスケートに向かう時の、無鉄砲な程の一途さを私は(多分私たちは)愛しているのです。
新SPについては、「すごくいいものになったよ。ワクワクしてる」。
「確実にショパンとは違った感じのものだということは言える。
こんなんでどう。これくらいかな言えるのは」。
後はユヅル本人から聞いてね、ということですね。
羽生選手自身から発表されるのはいつになるのか分かりませんが、分かっていることは、羽生選手は新SPをブラッシュアップ中だということです。
もうそれだけで毎日が少し明るい気分になります。
GPシリーズはカナダ大会、フランス大会が中止になり、実質的にはもうグランプリシーズとは呼べないものになっているし、GPファイナルもどうなるのか不明な中で、今週末にはアメリカ大会が無観客で実施されます。
NHK杯は観客を入れて実施ということですが、入場時の長い列、コンコースの混雑、長蛇の列のトイレ、等々考えると、とても心配になってしまいます。
来年も既にオーストラリアの四大陸選手権は中止決定ですし、ヨーロッパ選手権、世界選手権も中止の可能性が大きくなっているように感じます。
そうであるならば、羽生選手が敢えて日本選手権に出場する必要もないように思います。
新プログラムは、そのときが来るまで、想像して楽しむ時間にしましょう。
とにかく今はみんな健康第一で。
羽生選手が新しいプログラムを得て、
毎日新鮮な気持ちで、良い練習ができていますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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withgoldenwings at 19:41|Permalink