序奏とロンド・カプリチオーソ

2023年03月20日

清塚さん#テレビで見るよりカッコイイ



清塚信也さんのコンサート行ってきました。


チケットは昨年の内に完売していました。

47都道府県、全てのコンサートが完売という人気です。

誰かさんと同じですね!


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登場した清塚さんは、黒タートルに黒のロングコート、全身黒で統一して、靴のつま先だけがシルバーというスタイリッシュなコーディネイト。

結弦くんのGIFTの中の黒いコートの映像とダブって見えました。

結弦くんとお揃い?



プログラムです。

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ピアノはヤマハの最高モデル、YAMAHACFXでした。

1700年代のベートーベン、1800年代のショパン、1900年代のガーシュインと、
音楽史を解説しながらの弾き語り。


曲目は分かったものだけメモしてみました。違っていたらごめんなさい。

ベートーベンファンタジー
・エリーゼのために
・ピアノソナタ・悲愴
・ピアノソナタ・月光
・ピアノソナタ・熱情

ショパンファンタジー
・ノクターン第9番-2
・別れの曲
・プレリュード
・幻想即興曲
・子犬のワルツ
・英雄ポロネーズ(全曲)

ガーシュインファンタジー
・ラプソディー・イン・ブルー
・ポーギーとべス
・サマータイム

これらの多数の曲を自在にアレンジして超高速で演奏する清塚さんのピアノテクニック凄いです。


休憩をはさんで、第二部では黒コートからグレイジャケットに。

最初は『春よ、来い』から始まって、4つの季節を巡る清塚版の『四季』。
そして『ロンド・カプリチオーソ』に続きますます。


この曲が出来上がるまでの経緯を語ってくださり、清塚さんは、頑張って自分でも難し過ぎる曲を書いてしまったなぁと思っていて、「今日も本当は弾きたくない」なんて言っていましたが、熱演してくださいました。

生で清塚さんの『ロンド・カプリチオーソ』が聴けて、頭の中では結弦くんが舞っていました。
本当に涙が出るほど感動しました。







後半は清塚さん作曲のメドレーとトークが爆発!


最後に、アンコールだけは撮影O.K.と言ってくださったので、
少しだけ皆さまにコンサートのおすそ分けさせてください。

ただし、#テレビで見るよりカッコイイというタグ付けが条件でした。

でも、本当にテレビで見るよりカッコ良かったです。本当に。



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こちらに向けて手を振ってくださった気がしました。

ありがとうございました

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終演後、サントリーホール横の地中海料理ブラッスリーで、清塚さんと乾杯してしまいました。


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鰹のクスクス美味しかったです!



こちらの記事も羽生選手と清塚さんのコラボレーションを絶賛していましたね。


「二人に共通して言えるのは、優れたアートを生み出すことに対する並々ならぬ熱意です。それは気持ちだけじゃない。研ぎ澄まされた技術があるからこそ、人々の胸を打つことが可能になる。芸術に対するお互いの真摯な姿勢に共鳴するからこそ、コラボが足し算ではなく掛け算になり、高いレベルで化学反応を起こしていくことが分かるのです」

本当に同感です。

また何か、新しいプログラムが二人のコラボから生まれるといいなぁと思っています。


クラシックTV

お二人の次回作品待ってます!!!



お読みいただきありがとうございました。

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2023年01月07日

ピアニストと羽生結弦選手




クラシックTVの余韻が残っている中で、過去記事の中に、『バラード第1番』、『序奏とロンド・カプリチオーソ』について書いているものがありましたので、一部編集して再掲させていただきました。



<2022年1月17日の記事より>
 
2021年末の全日本フィギュアのSP『序奏とロンド・カプリチオーソ』で、音楽表現のPCSで10点満点を得たことは記憶に新しいですね。

音楽の表現については、羽生選手を超えるスケーターはいないと言っても過言ではないと思います。


1月7日に発売されたNumber1043号に掲載された、昨年ショパンコンクールで2位に入賞した反田恭平さんが羽生選手の『バラード第1番』について語っている言葉がとても印象的でした。


「たとえば、ピアノでは左手で弾くバス音(低音)がボンと鳴るときに、彼は氷上を回りながら足で蹴っている。そういった動作からは、ショパンの作品の意図を表現し、観客へと伝えるようなものがあると感じました」


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「演技冒頭に4回転ジャンプを跳んだ後、音が下降するときに音の高低差をうまく利用して踊ってますよね。さらに、その後一瞬動きが止まり、次の振り付けに移っています。こうした”間”の取り方も非常に秀逸です」


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また全体的に、足の動きはピアニストにとっての左手のバス音を表し、上半身や手の繊細な動きは右手、メロディーや雰囲気を表現しているように見えます。
このプログラムは『バラード第1番』という曲を氷上に具現化したものといってもいいかもしれません」




足がピアニストの左手、上半身や腕や手の動きがピアニストの右手にあたるという考えは、
ピアニストならではの見方として、とても新鮮でした。

それからは、羽生選手の演技を観るとき、いつもピアニストの右手と左手の音を意識して感じるようにしています。

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丁度1年前の1月7日発売のNumber の記事からです。




そしてもう一つ、ずっと印象に残っている記事があります。

それは昨年12月24日付の朝日新聞デジタルの記事なのですが、
この中で語られた羽生選手の言葉です。


 「(僕の中の)イメージだと音符があって、その上を振り付けをしながら滑っていく」

楽譜 イラスト
(この上を結弦くんが滑っていくイメージ。) 

2014―15シーズンの世界選手権から2季連続で使用したショパンのピアノ曲「バラード第1番」について、15年夏に語ったことだ。繊細な旋律のこの曲を平昌五輪でも使用し、見事に五輪連覇を成し遂げた。


そして今シーズンは、


「ジャンプありきのプログラムじゃなくて、その曲とか自分の感覚ありきのジャンプみたいな。そういうプログラムにできたら」

「自分の曲に編集されているから、曲が中心にあってプログラムとか振りがあるんじゃなくて、僕があってのその場があって、空気があって、プログラムがあるっていう感じをだしていければ」


ロンド 5 スポニチ



「自分の中で羽生結弦っぽい表現、羽生結弦でしかできない表現のあるSPがどんなものがあるのかなと思ってずっと探していた」

 その末にたどり着いたのが、「序奏とロンド・カプリチオーソ」だ。


ロンド 2 スポニチ


 「先シーズン、すごく心が折れてつらかった時期に滑って、活力をもらった清塚さんのピアノにしたら、もっと気持ちを込めて滑ることができるんじゃないか」


ロンド 4 スポニチ


 111・31点で首位に。思いをピアノの旋律に乗せ、羽生にしかできないプログラムをつくりあげた。


(過去記事からの引用ここまで)


羽生選手の演技についてピアニストが語ることばには本当に説得力がありますね。


24時間TV後に公開されたノーカット版の『序奏とロンド・カプリチオーソ』です。

別角度からの2バージョンを続けて。


 



本当に、試合でもここまで集中したパフォーマンスは難しいだろうと思います。


誰かジャッジの資格を持った方に解説と採点をお願いしたいくらいです。

この演技を正確に採点したら、果たしてどれくらいの点数が出るのでしょうか。

世界最高得点を更新するのは間違いないと思います。

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今日はnotte stellata Teaser2 が公開されています。



次は1月9日(月)???



一体何が来るのでしょう。

本当に「思わせぶりな」告知ですね。


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あの日の「星降る夜」をずっと忘れないでいる結弦くんの被災地への思いが、
何か新しい企画を生み出そうとしているのでしょうか。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年11月30日

横浜と八戸☆永遠のロンド・カプリチオーソ




 




演奏を聴くだけでツーンとしてしまいます。


キラキラと輝く氷の結晶のような「序奏とロンド・カプリチオーソ」

マルチカメラヴァージョンとワンカメラヴァージョンを続けて。





北京オリンピックの演技も素晴らしかった。





4Sのことなど、少しも演技の素晴らしさを損なっていないと思う。
永遠に記憶に残る「序奏とロンド・カプリチオーソ」です。


今日は嬉しいことがありました。
プロローグ八戸公演のライブビューイング行けるみたいです。
現地には行けないので、これで十分満足です。
嬉しいな


結弦くんはもう八戸入りしているんだろうな。




八戸といえば、震災後にアイスリンク仙台が使えなくなり、テクノルアイスパーク八戸のリンクをお借りして阿部奈々美先生と共に「悲愴」と「ロミオとジュリエット」を練習した所。

リンクは使えたものの、節電のため照明は使用できず、天窓から差し込む光の中で練習をしたということです。

テクノルアイスパーク八戸には、被災した時履いていたスケート靴も展示されているということでした。

テクノルアイスパーク八戸 スケート靴


テクノルアイスパーク八戸 展示


現在でも展示されているのかは分かりませんが、今回八戸に行かれる方はこちらのリンクも見に行かれたらいいですね。

私もいつか行ってみたいと思っています。



初めて出演した2014年の24時間TVでも、このリンクで「ロミオとジュリエット」を滑りました。


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八戸は結弦くんにとって、特別な想いがある場所だと思います。

横浜公演とはどんな違いがあるのか、とても楽しみです。


ここまで書いてきて、そういえば横浜と八戸には共通点があることに気が付きました。

両方共、震災直後に練習していた場所ですね。

横浜は都築先生の元で、そして八戸は奈々美先生と共に。

もしかしたら、最初からそういう意図を持って、横浜と八戸を選んだということ?

だとしたら、プロローグ(序章)に本当にふさわしい場所を選んだということ。



横浜公演には都築先生が招待されていましたね。

ならば八戸公演に奈々美先生が招待されていても不思議ではありませんね!


すべてあと2日で分かることですが。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年10月08日

清塚さん仙台でロンカプを演奏



今日、10月8日は清塚信也さんの47都道府県ツアー宮城公演の日だったのですね。


コンサート会場は、東京エレクトロンホール宮城、勾当台公園近くの定禅寺通りにあるホールです。

 


『序奏とロンド・カプリチオーソ』も演奏されたみたいですね!


清塚信也 仙台コンサート Ⅰ



清塚信也 仙台コンサート 2



清塚信也 仙台コンサート 3



清塚信也 仙台コンサート 4


ゆづちゃんからの素晴らしい花束。

ピアノの鍵盤付きです!






はい!チケットもう買ってあります!


2023年3月16日(木)東京サントリーホールのチケット持っています

来年の春まで遠いですが、凄ーく楽しみにしています。



お花に金粉がかかっていますね


清塚信也 仙台コンサート 花束

バジルみじん切りさんのツイートより写真お借りしました。




まだ清塚さんのライブは未体験なのですが、間違いなくカッコいいと思います。



仙台ルールもあることですし、
結弦くんも、お忍びでコンサート聴けていたらいいのになと思いました。





結弦くんと清塚さんの出会いには運命的なものを感じます。



もしも二人が出会っていなければ、
『春よ、来い』も『ロンカプ』も、この世に存在しませんでした。



どうしてもまた観たくなってしまいます。







お読みいただきありがとうございました。

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2022年10月01日

感動的なインタビュー




昨日は突然のアイスショー開催のお知らせと、TwitterとInstagramの開設に驚きやら嬉しさやらで盛り上がっていましたが、今日は発売日に届いていた
フィギュアスケートLife Extra『Life on Ice 羽生結弦』を読んでいます。

年代順に追った構成も良く、写真のセレクトも素晴らしく、紙質は半ツヤで高級感もあり、とても気に入りました。


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私はとりあえず限定版の方を予約していたのですが、もう1冊通常版も購入したくなりました。




『永久保存版 2004‐2022 HISTORY』となっていますが、これは本当にその名に相応しい本だなと思いました。
 



フィギュアスケートLife 目次


インタビュー記事はどなたの記事も全て感動的でしたが、
とりわけ阿部奈々美コーチとジスラン・ブリアンコーチのインタビューは涙なしでは読めないような内容でした。


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阿部奈々美コーチのインタビューの中に、初めて知ったエピソードがありました。

それは『序奏とロンド・カプリチオーソ』にまつわるお話でした。

FSで『火の鳥』を滑って、ノービスの選手でありながら出場した全日本ジュニアで3位入賞となった次のシーズン、2008‐2009シーズンに、結弦くんは「ヴァイオリンの曲を使いたい」と言っていたのですが、奈々美先生に「あなたにはまだ早い」と言われていたそうです。

その曲は実は『序奏とロンド・カプリチオーソ』だったのです。

その当時、奈々美先生は、結弦くんにはヴァイオリン曲はまだ難しいと考えて、その結果選ばれたのがピアノ曲の『パガニーニの主題による狂詩曲』だったのだそうです。


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結弦くんはその時のことを忘れずにいて、現役最後のショートプログラムとして『序奏とロンド・カプリチオーソ』を選んだのではないのでしょうか。しかもピアノ曲にして。



ロンカプ




奈々美先生にも、あの時できなかった曲を、成長した今は素晴らしいレベルで演じられるようになったことを報告したいという意味も込めていたのかなと思いました。

『序奏とロンド・カプリチオーソ』は突然思いついた曲ではなく、十数年の間、結弦くんの心にしまってあった大切な曲だったのです。


ロンカプ ノーカット 1



ですから、アイスリンク仙台で、そのプログラムの完璧な演技ができたことは、結弦くんにとって、長年の想いを遂げられた嬉しい瞬間でもあったのだと思います。

ノーカット版序奏とロンド・カプリチオーソ⇒(437) 【羽生結弦】ノーカット版「ロンカプ」プロ転向後テレビ初演技 Yuzuru Hanyu / “Introduction and Rondo Capriccioso” on TV in Aug 2022 - YouTube





もう一つ、『ホワイトレジェンド』にまつわるお話もありました。

奈々美先生が大学4年生の時に出場した最後の全日本選手権は、大震災後に神戸のチャリティ演技会が行われたリンクだったのだそうです。
その全日本が終わって翌日仙台に帰ったら、その日に神戸で大地震があり、そのリンクも被災してしまったのです。

その同じリンクに、今度は仙台の大地震の後にコーチとして結弦くんに付き添い、スタンディングオベーションを受ける結弦くんを見て、鳥肌だつような感動を受けたというのです。


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このプログラムには、私たちの知らない物語が紡がれているようで、感動しました。


普段はあまり表面に出てこない奈々美先生のインタビューが6ページもあるというのが嬉しかったし、内容もとても濃いものでした。





ジスランコーチの『ユヅル、君が幸せなら僕も幸せだよ』というタイトルのインタビューでは、結弦くんとの信頼関係の強さがよく分かりました。
ジスランコーチが、結弦くんの自由な発想と選択を全面的に支持してサポートしてくださったことが分かりました。

特に平昌オリンピックの時、クリケットクラブでの直前の練習まで4回転ループに苦戦して取り組んでいた結弦くんに対するアドバイスには感動しました。
足も痛み、他の選手のことを気にかけて大荒れだった結弦くんに対して、こう言ったのです。


「君がコントロールできるのはユヅル・ハニュウだけだ。
ユヅル・ハニュウとして、ユヅル・ハニュウらしく、滑ることを考えろ。
そうすれば自分でも驚くようなことが起こるから」




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もしもジスランコーチがいてくれなかったら、平昌の結果にも響いていたのではないでしょうか。
それほど、テクニカルなジャンプコーチとして、また一方では心理的なメンターとして、優れたコーチなんだなと思いました。


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結弦くんからの信頼が厚いのも納得です。

そのジスランコーチのインタビュー最後の言葉が嬉しかったです。


ーありがとうございました。
日本に行く機会があって、羽生さんと練習できるのを祈っています。

「ええ、そういう計画になっています。そうなりますよ」



そうなると本当にいいですね。



後輩たちからのメッセージは、刑事くん、草太くん、光希くん、駿くんから。
皆、結弦くんをリスペクトしてくれるスケーターです。
刑事くんは後輩ではないですが同じプロスケーターとしての活躍を、そして3人の後輩には結弦くんのスケートを継承して欲しいですね。
応援しています。


このところ結弦くんの写真集や本が出版ラッシュですが、
フィギュアスケートLife Extra『18年間の秘蔵写真と独占インタビュー』
これは買うべき本の一つだと思いました。




10月3日の月曜日には結弦くんが表紙のAERAが発売されます。

蜷川実花さん撮影の写真とインタビューが楽しみですね。



ビスクドールのよう。


巻頭特集
羽生結弦とフィギュア

羽生結弦さんが表紙と独占インタビューに登場! 「スケートがあるから生きていると思える」

10月3日発売のAERA10月10-17日合併号は、プロスケーターとしてスタートを切った羽生結弦さんが表紙に加え、独占インタビューとグラビア全11ページに登場します。撮影は弊誌表紙フォトグラファーの蜷川実花。稀代のアーティスト二人のコラボレーションによる〝見たことのない羽生結弦〟をカメラが捉えました。今の率直な思いを語った独占ロングインタビューも必見です。


独占インタビュー プロとしてのスタート
スケートをやって、何かしら表現をして、苦しくて、つらくて、それがないと生きている心地がない/
みんなが幸せだから、自分も幸せ/プロになってファンの方々がついてきてくださるかめちゃくちゃ怖い


結弦くん、心配しないで。
みんな君についていくよ!



同じく月曜日に『フィギュアスケーターズ』も届きます。






そしてAERAプレミアム版『飛躍の原動力』は10月13日(木)です。



毎日が忙しいこの頃です。

追いかけているだけでも忙しいのに、何事にも全力で臨む結弦くんはどんなに多忙かと、ちょっと心配になります。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年08月30日

ノーカット版『序奏とロンド・カプリチオーソ』と反田恭平さんインタビュー




24時間TVが終わって、ノーカット版の『序奏とロンド・カプリチオーソ』が公開されました。

しかも別角度からの2バージョンを続けて。


テレビ番組中とは違って、プログラムに集中して観ることができ、またまたこの素晴らしい演技に心を奪われました。

動画のコメント欄は日本語よりも世界各国の言葉であふれています。

世界中の人々が完全な『序奏とロンド・カプリチオーソ』を待っていたのです。



 



本当に、試合でもここまで集中したパフォーマンスは難しいだろうと思います。


誰かジャッジの資格を持った方に解説と採点をお願いしたいくらいです。

この演技を正確に採点したら、果たしてどれくらいの点数が出るのでしょうか。

世界最高得点を更新するのは間違いないと思います。



毎日新聞の倉沢記者が反田恭平さんのインタビューを再掲してくださっています。

昨年のショパン国際ピアノコンクールで2位となった反田さんは、羽生選手と同じ1994年生まれです。



有料記事になっていますが、記事が発表されたのは半年以上前の今年2月の北京オリンピックSPの直前のことなので、反田さんの言葉を少しだけ引用させていただきました。



ーロシアでの羽生選手の知名度の高さ。
(2014年ソチオリンピックのころ、反田さんはロシアに留学中だった)

 ◆ロシアでは「またか」というくらい羽生選手の名前を聞きました。「彼の調子はどうなんだ」とか。「僕、全然知り合いじゃないのに……」と思っていました(笑い)。ロシアでは、多くの人がバレエやフィギュアスケートに関心があります。フィギュアスケートの映像を見て、話すロシア語の授業もありました。「結弦」と言っただけで街の人たちは全員が分かるようなレベル。もう、アイコンみたいな感じでした。


ー羽生選手との共通点と感じるところ。

◆僕の場合は(五輪のように)3度目を経験していないので、羽生選手の気持ちを100%理解することはできませんが、ファンがいるという点では一緒だと感じます。羽生選手はプレッシャーがすごいと思います。例えば、表現者として生きる場合、自分のパフォーマンスが審査員にどれだけ理解してもらえるのかという不安、怖さが常にあります。そういったものは同じなのかなと思います。


ー羽生選手の演技についての印象。

◆当たり前かもしれないですが、振り付けがすごく好きです。踊り方、指先までのコントロールも素晴らしいと思います。最初の部分は、「ミ」「ラ」と5度落ちてくる音型に合わせて、手を流れるようにしています。曲にあった流れで、水のようです。そういうところまで繊細に考えているというのは、見ているお客さんともシンクロしているなという印象を受けます。

 羽生選手の序奏はしなやかな部分を見せつつ、ロンド・カプリチオーソになってからは、曲としての背景が変わるのを足元のステップや刻むリズムを増やして表現している印象です。

 編曲で違うところはあると思いますが、羽生選手の演技を見ていると、ラスト20秒のクライマックスに持っていくところまでが非常にうまく描かれています。本当に映画を見ているようです。ストーリー性をすごく感じます。(前回五輪のSP)「バラード第1番」でも思いましたけど、初動からきれいに入って、構成上ジャンプをしないといけないところにうまく持っていって、音楽の邪魔をしないようにしている。今回は終盤のリズムに入ってから、爆発的に最後まで駆け抜けるという印象を持ちましたね。

ロンカプ 反田インタビュー 1


ー羽生選手へのエール

 ◆94年ぶりの五輪3連覇が懸かるというのは、すごすぎて笑ってしまうレベルです。我々の感覚からすると、羽生選手ならできるだろうと思うところもあります。その期待が羽生選手にとって良いのか、雑音なのかは分かりません。

それでも、応援してくれる人が全てだと思います。一体誰のために滑るのか、何のために滑るのかなど、羽生選手は考えていることがたくさんあると思います。どんな結果だろうが、みんな応援しているし、戻る場所があります。気兼ねなく、好きなように演技してほしいです。本番は、風のように身を任せて滑ってほしいと思っています。


ロンカプ 反田インタビュー 2



静謐でありながら激しいプログラム。

ピアニスト反田さんの指摘がすべて納得できて、清塚さんも以前指摘されていたように、羽生結弦の音楽と向かい合う力の凄さを感じました。

結弦くんにピアノ習ってほしい。本当にそう思いました。

運動神経が発達している人は上達も早いと思うので、今から習ってもかなりイケるのではないでしょうか。


反田さんのインタビュー記事全文はこちらから是非お読みください。




お読みいただきありがとうございました。

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2022年08月29日

ロンカプの余韻とカタルシス




昨日は夜になってから用事ができてしまい、ブログを書くこともできませんでした。

でも余韻が残っているうちに、結弦くんの言葉を残しておきたくて書き起こしていたら、こんな時間になってしまいました。

重い言葉もあるけれど、ここで浄化したことによって、また前に進んで行くきっかけになったのなら、滑った意味は大きいと思います。




オリンピックでミスしてしまったある意味 "心の傷”
だからこそ自分は、また改めて挑戦したいなと思いましたし。


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自分たちの過去がありつつ、それが原動力となって前に突き進む
自分が夢をつかみ取るという物語。


被災された方々にとってはなんか復興への道じゃないですけれども、
記憶たちと共に前へ進んで行くんだみたいなことが届けられると、何か自分も滑った意味があるのかなと思います。


本当に競技のプログラムなので、
自分の気持ちの作り方もしっかり試合と同様に作っていきたいなと思いますし、
そういう緊張感もまたあの、味わっていただけたらなと思います。


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なんか初めてちゃんとこのプログラムが自分の中での完成形として滑りきれたという思いがあります。

僕も凄く怖くてなかなか踏み出せずにいたプログラムの一つですけど、でも、やっとこれを乗り越えてまた前に進めるなって、僕自身が思えたので。


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なんか皆さんの中で、ほんの1秒でもいいので、何か前に進むきっかけになっていたらいいなって思います。



疲れた…。

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泣きそうだった、緊張しすぎて。
オリンピックでできなかったものをノーミスしなきゃいけないっていう・・・

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でもまだやり残したことがある。

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サプライズとして出してもいいなと思っていて、
ということで、あのサプライズします。



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それは『SEIMEI』!


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僕にとって代表作でもあるし、
皆さんにとっても思い出と共にきっとあるプログラムだと思うので
ちょっとでも一瞬でも、いい思い出になったらいいなと思って


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葉鈴さん、「一生忘れない」って言っていましたね。


結弦くんにとっても、カタルシスであったに違いない
今回の『序奏とロンド・カプリチオーソ』

私も一生忘れることはないでしょう。

羽生結弦の過去がありつつ、それが原動力となって前に突き進む
羽生結弦が夢をつかみ取るという物語を。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年08月28日

より完璧でより解放されたロンド・カプリチオーソ






まるで試合の時のようなドキドキ感を持って、北京以来となる『序奏とロンド・カプリチオーソ』を観ました。


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そして、静かに始まる『序奏とロンド・カプリチオーソ』


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4S、4T-3T 、3A ジャンプは全て完璧でした。

その後のステップが本当に美しくて、解放されたように自由で…感動しました。


完璧だった2021年の全日本選手権も素晴らしかったけれど、試合であるが故の一種の硬さがあったように感じました。



けれど、今夜のロンカプは、完璧でありながらも、しなやかで自由で、開放感を感じました。

そこが競技者であることと、プロアスリートとであることの違いなのかなとも思いました。


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結弦くんが自分のスケートを、これまでよりも自由闊達にのびのびと表現していけるなら、プロになったことでまた一回り大きなスケーターになれると確信しました。



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終わった後のガッツポーズからも結弦くんの思いが伝わってきました。

トラウマにもなっていたはずの北京の『ロンド・カプリチオーソ』を超えることができて、
本当に良かったな。


あらためて、結弦くんの未来には大きな可能性が広がっていると感じられた演技でした。


結弦くん、プロアスリートの『序奏とロンド・カプリチオーソ』を見せてくれてありがとう。



ピアノバージョンの曲を創ってくださった清塚信也さんからもメッセージが。


私も尊敬しています。
思わず「羽生結弦様」と呼びたくなってしまいます。




これからニュースや動画などが上がってくると思いますが、ひとまずは感想だけ。




お読みいただきありがとうございました。

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2022年08月27日

ヤマカイさん解説SharePractice




結弦くんは昨日仕事で大阪に行ったんですね。

仕事って何だろう?

興味津々です。



世界に向けて英語バージョンも大切ね。


結弦くんがこんな風に、気軽に自由に世界を飛び回れるようになるといいですね!

ANA instagram

ana japan instagram より





さて、いよいよ今日は『序奏とロンド・カプリチオーソ』が再び観られると思うと、朝からワクワクです。


夜まで待つ間に、昨日アップされたヤマカイさんのYouTube動画を観てみました。

ヤマカイさんは結弦くんのことを最近では羽生結弦先生と呼んでいますが、その気持ち分かります。
私も羽生結弦様とか、羽生結弦先生とか呼びたい気持ちになるときがあります。


でも、そうすると遠くに行ってしまうようで、あえて私は結弦くんと呼びたいと思います。



ヤマカイさんは一見、表現は剽軽ですが、内容は極めて真面目なことを言ってくださっているのがいいなと思います。


今回は結弦くんのSharePracticeの動画を観た感想を述べ、実演も交えて解説した動画でした。

下記のように、ポイントが12個あります。


1.美ボディ

2.ボディ作成の調味料

3.衝撃のスタート
気になるジェスチャー
バレエの練習ではランニングはしない
小さい筋肉から大きい筋肉へと動かし、大きいジャンプが最終目的となる

4.しなやかな上半身を作る踊り
上半身の美しさの秘訣

5.常時リズムに乗せる
リズム感のの良さは常時音楽を聴くから

6.ホットリミット
練習開始15分で発汗

7.三半規管アップ

8.激しい上半身のアップ運動

9.バレエとの決定的な違い
陸上では3回転が限界
フィギュアの場合は回転方向に顔も一緒に行く
バレエでは着地が大事

10.?!?!?!?!

11.4回転半アクセルの異次元さ
バレエでは横ズレしながら跳んだら吹き飛んでしまう
フィギュアでは着地後に90度くらい回転する

バレエとフィギュアでは軸の作り方が違う
横軸の調整、縦軸の調整が難しい

12.shall we ballet ?
内くるぶしの足の緊張をほぐすマッサージをしている
バレエの8割以上の怪我は、足首が原因だから足首をメッチャ鍛える

2時間と言うのは短期集中トレーニング
4時間以上の練習は理論上難しいと言われている


ヤマカイさんが今後知りたい「羽生結弦先生」のことは、

・モーニングルーティン、ナイトルーティンをメチャクチャ見てみたい
・1日の食事メニュー
・10の欠かせない行動なども見たい

最後に、HANYU YUZURU チャンネルへの登録も薦めてくださっていました。

SharePractice 1

https://youtu.be/MY3dlxt9MvQ



とても興味深い動画だったのでお時間あれば是非。
およそ20分の動画です。


 




ヤマカイさんは以前、『序奏とロンド・カプリチオーソ』を地上で踊ってみるという試みもされていました。

これを観て、如何に難しくハードなプログラムなのか分かりました。





本家の『序奏とロンド・カプリチオーソ』の前に観ておくと参考になるかも。

さて、今夜は早めの夕食にしないとね!



お読みいただきありがとうございました。

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2022年08月21日

24時間TVで『序奏とロンド・カプリチオーソ』再演





24時間TVで披露されるのは『序奏とロンド・カプリチオーソ』なんですね!

結弦くんは本当にファンの気持ちが分かってるんだと思いました。

このプログラムの再演を切望していたので、本当に飛び上がるほど嬉しくて、楽しみです。


なにしろ2021年全日本選手権と北京オリンピックの2回しか披露されていないのですから。

しかも北京でのあの悲劇的な出来事と共に記憶されるという悲しすぎる結末になってしまいますから。


22 北京 穴


 





結弦くん自ら発表してくれたんですね。

序奏とロンド 24時間TV 1


結弦くんの素晴らしい演技を24時間TVという場で、普段はフィギュアスケートを観ない人々にも届けてほしいと思います。



番組はきっともう収録済なのですね。


北京の記憶を塗り替えるような演技でありますように。


21 全日本 小海途 3



それを観られることを楽しみに、土曜日までの一週間頑張れそうです。




お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月14日

バレエとフィギュアスケートの融合『ロンド・カプリチオーソ』




『氷上の創造者』掲載の特別寄稿の中で、マッシミリアーノさんは羽生選手のショートプログラムについてこのように書かれていました。

『序奏とロンド・カプリチオーソ』は、大会中最も洗練されたショートプログラムであり、あらゆるディテールまで完璧に研究し尽くして作り上げられた唯一のプログラムだった。

並外れたステップシークエンスが証明しているように、全ての音、全てのアクセントが最大限まで引き立てられていた。


まだ観るのが辛い気持ちはあるけれど、たとえ4Sが抜けてしまっても、その後の演技には一糸の乱れも感じさせない限りなく美しい演技でした。


小海途 5




精緻なガラス細工のようなこのプログラムについて、作家でバレリーナのアレッサンドラ・モントルッキオさんがバレエの観点から詳細に分析された記事が、Nympheaさんのブログ「惑星ハニューにようこそ」に掲載されています。

羽生選手のフィギュアスケートの技術・表現が、バレエと如何に共通するものなのか、とてもよく理解できました。
一部抜粋してご紹介しますが、全文は是非「惑星ハニューにようこそ」でお読みください。

長文を翻訳してくださったNympheaさんに心より感謝いたします。


EleC’sWorldより「BalleticYuzu09~ロンカプと新しい分野」


作家でバレリーナのアレッサンドラ・モントルッキオさんがバレエ的観点から羽生君のプログラムを分析するシリーズ。
第9弾の今回は北京オリンピックにおけるロンド・カプリツィオーゾのジャンプの出について詳しく解説して下さっています。

原文はエレナさんのブログに掲載されています。
BalleticYuzu 09 – 3A e 4T+3T nel Rondò Capriccioso di Pechino 2022 (elecsworld.com)






アレッサンドラ・モントルッキオ(2022年5月9日)
私達全員にとって北京オリンピックのロンド・カプリツィオーゾを見返すことは、心の痛みです。氷上のあの穴と、そのためにシングルになってしまったサルコウは、ユヅと私達にとってオリンピックの夢が終わったことを意味していました。(独り言:埼玉世界選手権はスキャンダルでした。しかし、ダブルになったサルコウが0点になるというショートプログラムにおける全く同じ問題の後、ユヅは北京のような8位ではなく、3位でした。そして金メダルを狙うライバル達からこれほどの点差で引き離された彼を彼らがフリープログラムで勝たせることは絶対になかったでしょう。例え4サルコウで転倒しなくても、そしておそらく4Aを綺麗に着氷し、クリーンと認められたとしても・・・独り言終わり)


このアクシデントは彼の魂、そして肉体(この後で、彼は再び足首を負傷するのです)を苦しめ、今までになく悩ませることを意味していました。北京から未だに立ち直っていない私達にとって、このように苦しむユヅを見るのはとても辛いことなので、ユヅが完璧な演技で世界中に己の能力を見せつけた全日本選手権のロンカプの方を鑑賞したくなります。

しかし、北京のロンカプを見直すことは、意味があるだけでなく、非常に重要なことでもあるのです。なぜなら、シングルになったサルコウの持つ重い意味にも拘わらず、ユヅは一糸の乱れもなくこのプログラムを滑り切ったからです。そして幾つかのパッセージは全日本選手権より密度が濃く、崇高で比類のない彼のフィギュアスケートとクラシックバレエの並外れたスキルが凝縮されたもう何度目か分からない演技であったばかりでなく、私の意見では、私達は新しい分野の誕生に立ち会ったのです。

(中略:羽生選手の演技のバレエ的な要素について詳しく解説されています。)

「新しい分野の発明」

これは非常に強い主張であり、私にはそれが分かります。例え、何者でもない私には確信を持って主張することは出来ないとしても。私はクラシックバレエについてはかなりの知識がありますが、フィギュアスケートに関してはそうではなく、他の専門家と意見交換する機会を持つ専門家でもありません。
しかし私はそう感じるのです。ユヅは彼のフィギュアスケートの中でダンス(主にクラシックバレエですが、それだけではありません)の動作、ステップ、ポジションを重要視していると。
私は大分前からそのこに気付きましたし、誰もが随分前からそのことを知っています。ショパンのようなプログラムを見れば明らかです。そしてユヅには並外れたバレエダンサーの素質が備わっています。

しかし、ロンカプではユヅはただ前進しただけでなく、境界を超えて更にその先に行ってしまったと感じました。もはやフィギュアスケートではありません。私達はフィギュアスケートとバレエが融合した新しい芸術を見ているのです。

(中略)

結論から言うと、ロンカプはただフィギュアスケートに新たな清流を吹き込んだだけでなく、もっとずっと大きな意味を持つプログラムなのです。すなわち、ロンカプは未だかつて見たことのないもの、元の2つの分野において卓越した能力を持つ人でなければ絶対に到達出来ない、複雑で崇高な芸術の誕生を意味しているのです。

ユヅはトロントでの数カ月以外、バレエを習ったことはないと言っています。あり得ないことのようですが、彼が言うのならそうなのでしょう。しかし、間違いなくバレエダンサーを観察はしているでしょう。注意深く、情熱と知性を持って。そして真似するのです。彼はどうやって身体の使い方を理解しているのかは分かりません。直感で理解出来ないことが一つあるとすれば、それはクラシックバレエです。それどころか、特定のステップを行うには、筋肉、原動力、姿勢を不自然な方法で使わなければならず、指導者がやり方を説明してくれなければ、どうやるのか絶対に思い浮かばないでしょう。
どうやらユヅには、何をどうやるかを説明し、出来なければどこか間違っているのか教えてくれるバレエの先生はいないようです。
それならどうやっているのでしょうか?
全く訳が分かりません。

しかし、私が揺るぎない確信を持って知っていることが一つあります。
それは偉大なバレエダンサー達がいて、偉大なスケーター達がいて、更にその上に羽生結弦がいるということです。
感動的で、
天才的で、
途方もない彼が・・・

#balleticyuzu #WeLoveYouYuzu #roncapu

アレッサンドラ・モントゥルッキオ
作家、編集者、翻訳家。幼少時よりバレエを学び実践するバレリーナであり、指導も行っている。


『序奏とロンド・カプリチオーソ』が初披露された全日本選手権の演技も見ておきましょう。





まだたったの2回しか滑られていない『序奏とロンド・カプリチオーソ』です。

これで終わりなんて、残念で、悲しすぎます。


22 北京 SP 読売新聞



もし羽生選手が現役続行ならば(引退宣言が無いということは現役続行ですよね?!)、
来シーズンも継続していただけたらと切望しています。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年02月08日

4A成功を祈る





羽生結弦SP後一問一答 

男子で94年ぶりの3連覇がかかる羽生結弦(ANA)、ショートプログラム(SP)で4回転サルコーが1回転になり、95・15点で8位スタートとなった。フリーは10日に行われる。一問一答。  ―4回転サルコーは?  「なんか…穴に…乗っかりました(苦笑)」  ―はまった 「はまったっていうよりも、はまったっていうのは、同じジャンプで自分のトレースにはまったっていう感じ。2019年のショートがそれがあったんですね。で、多分2019年のショートのミスは、6分間練習の時にあまりにも本当にミリ単位でコントロールできすぎていて、同じ所で跳んでしまったんですよ。今回はそのミスが自分のなかでわかっていたので、あるっていう経験があったので、ちゃんと6分間ちょっとずらしていたんですね。で、本番のときに完璧なフォームで完璧なタイミングで行ったら、なんか、跳んだ瞬間にもう穴が入っていて。完全にトウジャンプの穴だったんで。もうしょうがないです、はい」  ―今朝が初のメインリンク、今回の調整方法は特に問題はなかった?  「いや、かなりいいです、むしろ。6分間練習もすごくよかったですし、まあ、体力もすごくいい感覚で残っていますし、もちろんフリーに向けて、コンディションがまだ整った状態でいられるので。まあ、今日のミスはもう、自分ではどうこうしようもないところだったので。フリーに向けてしっかり、また一生懸命やりたいなって思います」

報知新聞社記事より)


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誰にでも突然アクシデントは起こります。

だから4Sが抜けたことだけで終わってよかった。

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もし転倒して怪我でもしていたらと思うと、1本のジャンプを犠牲にしただけに終わってよかったとも思える。


これで結弦くんにはもう失うものへの恐れは無い。

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思い切って4回転アクセルに挑んで!!

その先にきっと新しい景色が見えるはず。


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(美しい写真は毎日新聞写真部より)

どんなことがあっても応援する気持ちに微塵も揺るぎはありません。




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音楽と融合するプログラム




今日はいよいよSP本番の日ですね。

昨日の公式練習でのジャンプを観た後なので、4S・4T‐3T・3A というジャンプ構成には何の心配もなさそうですが、それでも国際試合での初披露ですからドキドキが止まりません。


羽生選手のプログラムの特徴として、音楽との融合というのは、とても大きなテーマかと思います。

音楽が単にジャンプやスピンのバックグラウンドミュージックのようなものになっている場合も多々見かけるので、羽生選手の音楽の突き詰め方と、それに合わせた音楽表現が突出しているように感じます。


SPの前に、Number1045冬季オリンピック開幕直前特集「北京に跳べ」の中の、音響デザイナーの矢野桂一さんの解説を読み返しました。

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今シーズンのショートプログラムについて、羽生選手から最初に連絡が入ったのは昨年8月のことだったそうです。清塚さんが演奏した『序奏とロンド・カプリチオーソ』が送られてきました。

曲の出だしは原曲どうりピアニッシモでしたが、羽生選手は曲の出だしとしては小さすぎるのではないかと聞いてきたそうです。

矢野さんは曲の出だしであっても、メゾピアノかピアノくらいで弾き始めてもらったらどうだろうということを提案し、あえて矢野さんが曲を編集するのではなく、清塚さんにもう一度弾いてもらうことになったということです。

そして9月末ごろに今の新バージョンが出来上がりました。

その時点でも、矢野さんはジャンプを跳ぶ場面も気になっていて、前半の音を押さえた部分で、ジャンプの後に拍手で音が聞こえなくなるのではないかと思ったそうです。
しかし、羽生選手は以前から「始まりの音を聞けばあとは頭の中で鳴っていて、身体が勝手に覚えているから大丈夫です」と言っていて、そのバージョンで行くことになりました。

矢野さんが最初に演技を観たのは全日本選手権の公式練習で、ぴったりと音に会った音ハメの凄さを感じたそうです。「エレメンツ一つ一つが音の表現に合っていて、一つの音楽としても完成している印象でした」と語っています。

矢野さんによれば、清原さんの演奏には独特な揺れがあり、でも今回の羽生選手はそれを心地よい揺れとして捉え、自分の演技をそれに合わせている。多分それはアイスショーで二人が共鳴してきた経験がベースになっているのだろうと感じているのだそうです。


「羽生選手と清塚さんが、それぞれの解釈を持った上で、歩み寄ってこの作品を完成させています。全日本選手権での演技では、羽生選手と清塚さんの呼吸が一体化しているのを感じました」という矢野さんの感想には、全くその通りだったなと思いました。


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サン・サーンスと清塚さんと羽生選手のコラボレーション作品「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、今日の北京オリンピックのリンクでは一層完成度が上がっているのではないかと、期待でいっぱいです。


羽生選手は今朝の公式練習で、初めてメインリンクで滑ります。
公式練習は、08:50~09:20
演技は、13:19からです。


北京の青いリンクに青い衣装が映えるでしょうね。

21 全日本 小海途


ドキドキと同時にワクワクしています。



昨日の公式練習での美しい写真の数々、若杉さんありがとうございます。

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22 北京 公式練習 7日 若杉 2

読売新聞北京オリンピック写真速報(羽生結弦)




22 北京 公式練習

マスク外す姿さえ美しい。王者の貫禄さえ感じます。

今、午前5時30分。公式練習まであと3時間。

結弦くんはもう起きているかな。



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2022年02月07日

プログラムに物語性を与える



このところ続々とフィギュアスケート雑誌が発売されましたが、
その中で「KISS & CRY」は特に気に入った1冊でした。

Amazonでは一時品切れになっていて、私は慌てて本屋さんで買ってきました。写真も記事も充実していて、売り切れるには理由があるなと思いました。




KISS & CRY 2月1日 表紙

表紙から抜群の美しさ。


そして開くと最初に目に入るポスター2枚の裏表も、これまた美しい~~~


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これだけでも買う価値はあると思うのですが、KISS &CRYの良さは、写真の美しさに加えて、記事も充実しているところ。


KISS & CRY 2月1日 目次



今回は中でもシェリーン・ボーンさんの独占インタビューに注目していました。


明日のショートプログラムの前に、シェイ=リーン・ボーンさんのインタビューについて書いておきたいと思います。


この『序奏とロンド・カプリチオーソ』というショートプログラムは、元々ジェフリー・バトルさんが基本的な振り付けをしたものでした。

しかし、羽生選手から「ショートの振り付けを完成させる手伝いをしてほしい」という依頼があったということです。

まず最初に、ジェフリー・バトルさんと、ブライアン・オーサーコーチの了承を取り付けてから、作業を始めたそうです。

羽生選手の願いは、このプログラムに込めた自身の思いを、より観客が理解できるものに仕上げたいということでした。

ボーンさんは、このプログラムに、より強い物語性を加えてくれたようです。

彼女は羽生選手のほとんどのフリープログラムの振り付けを担当していますが、プログラムに物語性を与えて、よりドラマチックな表現を引き出すのが上手な方だなと思っていました。
「オペラ座の怪人」「ホープ&レガシー」「SEIMEI」「天と地と」、どれもドラマチックで、観客は一つのプログラムを観ることで一つのドラマを観たような感覚になります。

今回の場合、羽生選手は、冒頭の部分で”とても寒い場所にいる”という表現をしたかったそうです。
ボーンさんは、そこに彼女の解釈を加えて一つの物語を揺り上げたのです。

それについて、このように話しています。

「冒頭の部分、ユヅは静かで”この世で最も寒い場所”にいて、そこからたった一人で踏みだします。
そして最初のジャンプの後に、小さな光が見えてくる。彼はその光に向かって行きますが、抱きしめると光は消えてしまいます。でも、また違う光が見えて今度はそちらに向かいますが、やはり光は消えてしまいます。
それを何度か繰り返すのですが、”光”は彼のスケート人生を象徴しているんです。
彼が手にしたサポート、観客の応援、すばらしい演技、成功の数々などです。
しかし、それらは美しいけれど、永遠に続くものではありません。
最後のハイライト部分では、彼は力強い音楽に合わせて最後まで戦います。そして、この世の全ては移り変わっていくのだということを受け入れます。
ユヅは全ての体験を通り抜けてきたので、それら(光)の存在があるということを知っているのです」


そして全日本選手権2021で初めて観客の前で演じるのを見て、「彼は輝いて、自分の真実にたどり着いたように見えた」、「”良い演技”というものの90%は”精神力”だと思いますが、ユヅにはそれがあります」と語っています。

シェイ=リーン・ボーンさんはフリーの『天と地と』も振り付けていますが、こちらは今シーズンは全く手を加えていなくて、基本的に昨シーズンと同じということです。ただ4回転アクセルウを跳び易くするために、羽生選手が多少のアレンジを加えているとのことです。


北京冬季五輪への出場については、
おそらく彼にとっては、3つ目の金メダルを獲ることより、4回転アクセルを世界で初めて成功させることのほうが大事なのでしょう。
成功できれば、それだけでも彼にとっての金メダルに違いありません」と述べ、さらに「ジャッジには良い仕事してほしいですね。そしてユヅには、自分自身を誇りに感じることのできる演技をしてほしいと願っています
と述べ、インタビューを締めくくっています。


今シーズンはFS『天と地と』に加えてSP『序奏とロンド・カプリチオーソ』も、共にシェイ=リーン・ボーンさんのアイデアが生きているということになります。


しかも、ネイサン・チェン選手のFSプログラム『ロケットマン』もシェイ=リーン・ボーンさんの振り付けですから、北京オリンピックの隠れた主役とも言えるかもしれません。

選手によって全くテイストの違うプログラムを提供できるという、本当に幅広いアイデアに溢れた世界的な振付師です。

そんな振り付けについての経緯を知って、改めて『序奏とロンド・カプリチオーソ』を観てみたら、また違う感慨が浮かんでくるでしょう。





清塚さんのピアノ演奏と一体となって、ダイアモンドの結晶のようなプログラムに感じられます。


まだたった一度だけ、全日本で披露されたプログラムです。
明日にはこれが北京で、世界に向かって初披露となります。


さらに磨かれたダイアモンドは輝きを増しているに違いありません。


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この『KISS&CRY』には、他にも本田武史さんによる4回転ジャンプについてのインタビュー記事があり、この中で本田さんは4回転ジャンプの点数について、「4回転アクセルを世界で初めて成功させるのは羽生結弦だ」「難易度を考えると、4回転アクセルは低くても15点以上はあった方がいいと思いますし、僕個人としては20点くらいあってもいいんじゃないかなって」と話してくださっています。


またANAさんとKOSEさんの羽生選手をサポートする思いを取材した記事、
間違いなく今後存在感を強めてくる三浦佳生選手のインタビューなど、読みどころも満載でした。

しかも最後には4枚のポストカード付き!

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まだ入手されていない方には是非お薦めしたい1冊です。




さて、今日は羽生選手がいよいよ公式練習に出るということですね。

第4グループの練習時間は、15:05~15:40です。
その後の午後のニュースで報道されるのではないでしょうか。
報道各社のTwitterも要チェックですね。


どうか羽生選手の思い描く通りの演技ができますように。



  お読みいただきありがとうございました。

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2022年01月30日

鋭くてエレガント




昨日の『羽生結弦SP秘話』には感動するところ、同感するところが多くて何度もリーピートしたくなってしまいます。

 今日も秀(さかえ)さんのツイートをお借りしています。

清塚さんは完パケがなかなか出せなかった。
そして羽生選手の求めていた期日よりも少し遅れちゃったのを、本当に申し訳ないって出したときに、
羽生選手が、

「この遅れた分、清塚さんがどう生きてきたか、
そういったことがこの曲にはさらに追加されたから、
そういう物語になるべくしてこのプログラムはあるんですよ」

って言ってくれて。


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本当に涙出ましたね。

そして去年12月、全日本選手権で初披露された二人の新プログラム。






もう録音してあるものなのに、「清塚、ちゃんと弾けよ!」っていう思いがマジであって・・・

それはピアノの旋律ととスケートが融合した芸術品のような演技。

羽生選手は曲に合わせて踊ってくれているというのではなくて、最後に一緒に演奏してくれているという感覚。
さらに1パート空けてあって、それを最後にやってくれているような。歌の場所じゃないですけど。

自分の曲で自分の演奏なのに、羽生選手が今演奏しているかのように見えたということが、何よりもうれしくて。


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曲の解釈は10点満点。
あの10点満点を見た時に、


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「だろ!」って。
10点なんて、もっとだよ!



清塚さんの言っていること本当にその通りだなと思いました。

楽譜には音符の書かれていない空白のパートがあって、それは羽生結弦パートなのです。
ですから、羽生選手が滑って初めて、この楽曲は完成品になるのですね。





羽生選手のスピンとかを見せていただいていて、ものっ凄い鋭いんですよ。
シャープで、でもエレガントなんですよ。


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一つ一つを見ると、もの凄いエッジの効いた鋭い動きができている。
で、それが連なって最終的にエレガントに見えている。


ここで清塚さんが言っている「一つ一つの動きが連なって最終的にエレガント」っていうのが、本当に羽生選手ほ演技の本質的なところをついているなぁと、心底同感してしまいました!



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北京ではフリーでの4A成功が注目の的ですですが、実はショートの出来が最終的な勝利につながるキーポイントになるのではないかなと思っています。
このプログラムはまだ全日本で1回演技されただけで、まだまだ伸びしろがあり、
この「序奏とロンド・カプリチオーソ」で世界最高得点が出る予感しかありません。



一足先に北京入りしている貝塚さんからのレポートが届いています。





団体戦の座席、間隔もなく、ちょっと心配ですね。

そしてネイサン・チェン選手、ボーヤン・ジン選手など、もう現地入りして練習していますね。



羽生選手の姿が見られるのは明後日2月1日くらいでしょうか。

22 北京オリンピック 練習スケジュール




明日はフィギュアスケーターズが発売されます。


AERAも。


そしてNumber、フィギュアスケートマガジンと続きます。





行ってこい羽生結弦。
私たちが、俺たちが、みんなが、ついてる。




お読みいただきありがとうございました。

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