夏目漱石

2022年07月12日

美しいものを愛する心




あと2週間余りで矢口さんの新しい写真集が発売されますね。



 
ストーリー性を重視した構成と言うことは、北京での全てを時系列で追って物語る写真集になるのでしょうか。



日本版の表紙は月下の桜のような『春よ、来い』


日本の偉大な小説家は美への共感は愛の一つの形であると考えた。

月が綺麗ですね。

それがこの写真を日本版の表紙に使うことに決めた理由です。

Yuzuruは月光の下で舞っているようです。

偉大なチャレンジャーの物語は愛に満ちているに違いありません。



英語教師をしていた夏目漱石が、「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳せと言ったとか、言わなかったとか、それは定かではないようです。



でも、相手に向かって直接的に「愛しています」というよりも、同じ月を見て「綺麗ですね」と言うことで、月を介して、互いの愛と絆を確認するのって奥ゆかしいですね。

勿論、美とは物の姿かたちだけでなく、美しい行為、美しい思想、美しい音楽等も同じです。



そうであるならば、Yuzuruくんの追い求める「羽生結弦のスケート」を「美しい」と感じることで、Yuzureくんとファンは「愛」を確かめ合っていることになりますね。


そしてそのYuzuruくんを「美しい」と感じることで、世界中のファンは「愛」でつながっていることになりますね。


こうして「愛」が幾重にも連鎖していって、羽生結弦を中心に大きな渦になっているというのが、フィギュアスケート界の現状なのだろうと思います。




海外版の表紙はまた違ったものになるようです。

https://m.weibo.cn/detail/4789827217659532

矢口 weibo

私はまるで音楽が流れているような写真集を作りたかった。それ故に物語の始まりで、Yuzuruはイヤフォンをつけている。

音楽と彼のフィギュアスケートは言葉の壁を越えて世界中の人々に感銘を与える。私は写真で同様なことができることを望んでいる。

これは私のチャレンジ。


それが私がこの写真を海外版の表紙に使う理由です。





矢口 写真集 海外版

海外版もとても素敵な表紙です。




これら2枚の写真は通常版と海外版の両方に含まれています。

矢口写真集 0



矢口 写真集 01



国内版と海外版、どちらにもこの2枚のカットは含まれているそうですが、2種類の表紙の両方共欲しくなってしまいますね。



漱石先生、結弦くんが極めようとしている美しいスケートを愛することで、結弦くんと相思相愛の仲になれると解釈してもいいですか?




お読みいただきありがとうございました。

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