国際スケート連盟

2021年09月10日

歴史に残るのは誰?





昨日読ませていただいた、「ロンドンつれづれ」さんのブログが衝撃的な内容でした。

元記事はロシアの記事で、それをグーグル翻訳で英語にして、さらに日本語に翻訳して下さったものです。

ISUはそこまでやっているのかという、信じられないような話の数々です。

これではAI採点なんか採用するわけないですね。


一部抜粋してご紹介します。

。。。。。。。。。。。。。。。。

だれがチャンピオンに選ばれるか。 「体操の選手は台から叩き落された。次はフィギュアスケートとシンクロ・スイミングの番だ…」と、審査員をしている人物が言ったというのである。 

 

カナダはメドベデワに戦いを仕掛けたが、負けた、とも。

 

審査員の採点によりアスリートの運命は決まる。が、審査員だって自己主張も意見も長所も短所もあれば、色んな状況にも影響される人の子である。 競技会ではアスリート個人というよりは、彼・彼女に対するスケート界の心理的な扱い方に左右される。 つまり、採点が行われるずい分前に、だれがリードするかは決められているというのだ。 20年の審査員経験のあるアレクサンダー・ヴェデニン氏は、フィギュアスケートの競技会の裏で、「テレビ用」の審査の動きがあることを曝露した。 

 

彼自身ソ連では2回チャンピオンになっており、ナショナルチームのコーチを15年間経験した後、国際競技会で審査員も。 またISUのセミナー、デベロッピング・プログラムの創立者のひとりでもある。

東京オリンピックの新体操の採点についての彼の意見は、「政治的なものだ」という。ジャッジたちが誰を優勝させるかは、「心理的なムード」に左右されるという。彼は東京では、「ロシア人でない体操選手も同じレベルで評価される」という方向に向かう最初のステップだった、という。 

 

(中略)

 

次のオリンピックで、ロシアはジャッジに何を期待できるか。 すでに、裏での筋書きのプロセスは始まっている。 最近は、負け知らずと思われていたロシアのアーティストたちが台の上から叩き落とされてる。 次に狙われるスポーツはフィギュアスケートとシンクロ・スイミングだ。 しかし、女子では我々のスターを脅かせるものはいないだろう。 アリサ・リューかもしれない。が、彼女は先シーズン沈んでいた。

 

全ては、オリンピックにずーっと先行して始まっているものだ。もうシーズンの最初からだ。 情報戦に抜きんでて、だれが貧乏くじを引かされるか知っておかなくては。ISUや、ジャッジ・パネルの内部でどんな相談がされているのか、よく監視していなくてはいけない。 どんな雰囲気なのか? どの優勝候補を転覆させるかは、この目に見えない空気の中ですでに決められていくのだ。

 

(中略)

 

ジャッジはルールについて熟知している必要がある。たとえばジャンプ。一番高いジャンプを跳ぶ選手でも滞空時間は0.7秒。その間にジャッジはその質を判断しなくてはいけない。 複雑な入り、踏切の強さ、回転の速さや着氷の様子などを瞬時に見なくてはいけない。プロのジャッジはその質を「感じ」なくてはできない。

 

ジャッジの謝礼は微々たるもので言及するのも恥ずかしい。サンドイッチ代、あるいはパブで1回飲むぐらい。 審査員で稼ぐことはできないが、その名誉を手に入れたい人は多いだろう。テレビにでて、競技前に名前が呼ばれて大勢のファンが知ることになる。 それに地球上のベストのアスリートを自分で決めることができるし、5スターのホテルに泊まれて、VIP扱いを受けられるという虚栄心も満たされる。

 

ー 審査員とコーチの関係は? 

 

各国のトップの審査員は、ちょくちょくナショナルチームのトップクラスの選手とおなじキャンプに参加してアドバイスを与える。このエレメンツは規定違反とか、このポジションから始めた方がいい、など。 シーズン前にスケーターのプログラムから曖昧な部分を取り除いて、規定にそったもので最高の得点ができるようにする。 国内のトーナメント中も、ジャッジは選手にフィードバックをするのである。これもジャッジに求められる仕事のうちである。
 

ー 世界でのフィギュアスケートの審査で、ロシア、カナダ、米国のスケート連盟が力を持っていることは周知の事実ですが?

 

そう、そして彼らの間では選手の成績やチームの順位についての政治的闘争がいつもあるんだ。そのための審査員に対する圧力は、実によくあること。もちろん選手やコーチがそれを感じるのはさらによくない。大きな競技会に選手を連れていくコーチは心臓発作を起こすぐらいだ。 ナショナルチームに選抜されて3年、ワールドカップで5年寿命が縮み、オリンピックのストレスと言ったら気が狂いそうだ。

 

ISUでの幹部の選挙。5年前にはスキャンダルにまみれながらも40年間トップをつづけたオッタビオ・チンクワンタの後任選びがあった。 フランスのスケート連盟のトップ、ディディエ・ゲルアグエ氏の名が挙がった。彼はISUの改革をたくさん提案したおかげで、選挙に負けた。ISUのエライさんや各国の連盟は変革は求めなかった、ということだ。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


他にも興味深いお話がたくさん書かれているので、
記事全文はロンドンつれづれさんのブログで是非お読みくださいね。




いやはやフーッと溜息の出てしまうようなISUの内幕話ですが、実態はもっともっと酷いのではないかと想像してしまいます。

彼らは自分たちの権威を無力化するものが一番嫌いだと思うので、AIを活用した採点なんか絶対に採用しないでしょう。


権力は皆同じ構造で、自分たちよりも影響力のあるものは全て排除しようとします。

それは時には宗教であったり、科学であったり、ビッグデータであったり、インターネットであったり、AIによる評価であったりします。


自分たちの権威付けのためには、正確な評価を出すAI採点は「敵」でしかないのです、

本当に暗鬱な気持ちになります。


特に平昌オリンピック以来ここ数年、それを痛いほど感じていたであろう羽生選手は、もう北京オリンピックについては何も期待していないのだろうと思います。

だからこそ、自分の最後の夢だという4回転アクセルに懸けているのでしょう。


しかしISUがどんな策略を用いようと、また誰が北京で優勝しようと、
歴史に残るのは間違いなく「羽生結弦」というスケーターです。

人は、本当に優れたものには感動するのです。


18 OP SEIMEI cap  8-1


平昌オリンピックの『SEIMEI』の動画再生回数は2千万回を超えています。
フリーは2位だったのにもかかわらずです。

フリー1位だった選手の再生回数は何回なのでしょうね。興味ないですが。








さて明日はドリーム・オン・アイスの再放送があります。

TBSチャンネル2(CS)
9/11(土)午前11:00〜午後1:10[2日目昼公演]
9/11(土)午後1:10〜午後3:30[2日目夜公演]

これは何度観ても楽しいですね。




最後は結弦くんのとびっきり可愛い笑顔で気分転換を。




結弦くんと皆さまにとって、良い週末となりますように。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 16:15|Permalink

2020年07月09日

ISUは何処へ行きたいのか?



今日、東京では新規感染者が224人となりました。これは過去最多の人数です。

もう第2波は来ているのではないでしょうか。

本当に心配です。


そして各地の豪雨による被害、最近多発している地震や火山活動も心配です。 


時代は変わる時には一気に変わるのだということを、生まれて初めて実感している今日この頃です。



一方、全然変わらないのは、または変わろうとしない組織はISUです。


以前から指摘されている採点の不透明さは改善する気配は全くなく、ちょびっと変えてみようかとなった、ジャンプの難易度を考慮した基礎点の修正も、あっという間に取り消してしまいました。

一方で、「q」という(quarterのq)4分の1以下の回転不足は基礎点そのままで、GOEのみで減点というルールだけは残すという、ジャンプがキチンと跳べない選手にだけ甘い基準は残すということです。


この件について、「惑星ハニューにようこそ」のNympheaさんがOA sportの記事を翻訳して下さっているので是非お読みください。こちらです。
Nympheaさん、いつも翻訳ありがとうございます。


この記事の中で、翻訳文の後のNympheaさんがお書きになっている部分を読んで、
少し救われた気分になったので、皆さまにご紹介したいと思います。


「ただし、羽生君にはあまり影響はないと私は思います。

彼の直接のライバルであるネイサンは正しい技術でトゥジャンプを跳んでいる数少ない選手の一人ですから、チートジャンプの厳格化は関係ありません。

現時点でネイサンの4ルッツ、4フリップに対して羽生君は4ルッツと4ループです。

4フリップと4ループの基礎点の差は0.50、GOEが満点+5だったと仮定した場合の得点の差は0.75で、3アクセルのGOEの差で簡単に埋まる程度の点差です。

ネイサンが4ループを装備してくる可能性もあるかもしれませんが、羽生君には4Aという最終兵器がありますから👽

いずれにしても、彼にはルールやジャッジのことなど気にせず、己の信じる道をひたすら邁進して欲しいです。
そして結果的にその道の先にある、彼にしか入れない未知の境地こそ、宇宙最強なのだから」。


そう、Nympheaさんのおっしゃる通り、羽生選手にとって、ルールの細則がどう変わろうと、あまり影響はないのですね。

以前から変わらぬ、「正しい技術で美しく跳ぶ」のが羽生選手のジャンプなのですから。

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2019 GPF 4Lo 


gifmagazine (65)

2019 GPF 4Lz 



それにしてもISUの朝令暮改には呆れました。

ルール改正が発表されたのが5月13日、
そのルール改正はキャンセルとなったのが6月18日、
その間わずか36日。
そして今日、正式にキャンセルを発表。(中日スポーツ

充分に検討した上でルール改正を発表したのならば、1か月余りでコロッと中止となるのは理解できません。
「新型コロナウイルスの影響で練習再開が遅れる選手やコーチ、ISU役員から疑問の声が上がり」などということは5月の時点で織り込み済のはず。

「練習再開が遅れる選手やコーチ、ISU役員」とは誰なのか知りたいところです。

ルール改正のような重要な事柄でも簡単にキャンセルするISUが、簡単にキャンセルしない、或いはできない、ISUアワードって一体何なのでしょう???という疑問が益々大きくなりました。

その件については、明日何か書ければいいなと思います。
もう嫌になって何も言う気にもならないかもしれませんが。



楽しいことでは、明日10日午後3時に若杉さんの写真解説講座第2回が公開されるというお知らせがありました。


若杉さんが昨シーズンで最も印象的だった試合という、トリノGPFの「Origin」フィニッシュですね。

どんな思いを語ってくれるのか楽しみです。

明日は同時に羽生結弦展スライドショー後編の写真も公開されますね!



東京は来週土曜日まで晴れは一日も無いようです。

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雨はまだ続きそうです。皆さまもどうかお気をつけて。

ドラえもん募金はこちらです。https://www.tv-asahi.co.jp/doraemonbokin/



Why We bow  18_Fotor

今日も元気で練習できていますように。



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2020年05月15日

羽生選手の4回転ル―プは筋金入り



4回転ループの再評価を受けて強調したいのは、
羽生選手の4回転ループは昨日今日に跳び始めたものではないということです。


私が初めて4回転ループを現場で見たのは、2015年の国別対抗戦のフィナーレでした。

gifmagazine (91)



次に見たのは同じく2015年のFaOI幕張公演でした。

gifmagazine (93)

この時すごくカッコよかったな!


その翌年、2016年のオータムクラシックで初めての4Lo成功記録としてISUから正式に認証されました。

gifmagazine (94)


2016 AC 4回転ループ認定


それからは2017年のヘルシンキでも

gifmagazine (95)
(2017年当時のジャンプの基礎点は、4Lo:12.00 4F:12.30 4Lz:13.60でした!
驚くほど過小評価されていました。)


2019年のトリノGPFでも

gifmagazine (64)

跳び続けてきたのです。


私は羽生選手の4回転ジャンプの中ではループが一番好きです

跳ぶ前の助走からカッコいい。



今日はISUのホームページにジャンプの基礎点変更とジャッジングルールについての説明が掲載されました。
 

[2020年5月15日13時12分] 日刊スポーツより

日刊スポーツ 20-05-15


国際スケート連盟(ISU)が14日、20-21年シーズンから採用するジャンプの基礎点変更について公式サイトで説明した。

11日に改定が発表されていた新基準では、4回転ルッツが11・50点から11・00点に下がり、4回転ループが10・50点から11・00点に上がった。もともと11・00点だった4回転フリップは維持され、成功例がある現在の難易度トップ3のジャンプが同じ基礎点で並ぶことになった。3回転も、ルッツが5・90点から0・60ポイント下がってフリップと同じ5・30点になっていた。

この決定について、ISUのファビオ・ビアンケッティ技術委員長(イタリア)が解説。まず「シーズン中に行われた調査で、3回転フリップと3回転ルッツの難易度は全く同じであると考えられた」。2つのジャンプを比較し「跳ぶ技術も準備の仕方も同じ。一方が難しいという基準は非常に主観的だ。そもそも、スケーターの体に依存する」とした。

続けて「1回転と2回転のルッツはそれと異なり、2回転までのフリップよりは少し難しい。よって1回転と2回転の基礎点は変更しない。ただ、これが3回転、4回転になってくると違いはなくなる」と、3回転以上のルッツの基礎点を下げた理由を明かした。

その上でループのベースアップに関する説明を加えた。「統計を見れば、4回転ループが最も難しいジャンプである可能性が高い。ただ、これもスケーターの体に依存する。議論した結果、3本の4回転ジャンプの基礎点を同じ値にすることを決めた」と明かした。

4回転ループは、冬季五輪2連覇の羽生結弦(25=ANA)が16年9月に世界で初成功したジャンプ。まだ誰も跳んだことがない4回転半(クワッドアクセル)を除けば、最も成功順が遅かった。



4回転ループが4回転アクセルを除けば最も難しいということを、国際スケート連盟が公式に認めたのは一歩前進だと思います。

しかし「4回転ジャンプが最も難しいジャンプである可能性が高い」というならば、なぜ4回転ループの点数を一番高くしないのでしょうか。

この記事の中でも2回出てくる、スケーターの身体に依存する、というのは具体的に何を指しているのか分かりません。

ISUの原文では、この部分はこのように書かれています。
“If you look at the statistics, the quad loop very likely is the most difficult quad, but again this depends mainly on the body of the skater,  so finally we have decided to give all these quad jumps the same value,” Bianchetti noted.

スケーターの身体に「依存する」というよりも、スケーターの「身体に拠る」という意味なのでしょうけれど、身長や体重の違い?身体の癖?
そのようなことを言い出したら、全てのジャンプの違いはスケーターの身体次第ということになってしまいませんか?

真意はどこにあるのか、もっと詳しくて説得力ある説明が欲しいものです。

昨日の記事『基礎点の謎』も合わせてお読みいただけたら幸いです。


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