内村航平

2023年03月15日

久々のKISS&CRYと宇都宮直子さんの記事




日曜日に幕を閉じた『notte stellata』特集の最終日のスポーツ報知です。

写真はもちろん矢口さん、文は高木さんという、いつもの名コンビ。


「美」と「美」のかけ算の答えを、4分間の演目で提示してみせた。羽生結弦のフィギュアスケートと、内村航平の体操の融合。美しさを追求してきた2人ならではの化学反応が、会場の熱量を上げた。

 第1部の最後、リンク脇のステージに突如現れたのは床だった。黒を基調に金の装飾を施したそろいの衣装で登場。冒頭は振付師のデービッド・ウィルソンが、内村の登場以降は羽生自身が振り付けたという「conquest of paradise」の荘厳な曲調に乗せ、冬の王が跳び、夏の王が宙を舞った。



notte stellata  結弦 航平

2人のシンクロする演技、本当に素晴らしかったですね。

会場は興奮のるつぼと化しました。

またいつか是非とも共演する機会がありますように。

記事の全文はこちらで。




内村さん、結弦くんと同じEDEAのスケート靴買ってしまったようです。

本格的にスケート始めてしまうかもしれないですね。

3日間の内に、日に日に上手に滑れるようになっているのが分かりました。

個性的なエッジカバー!
なんだろう?

 

久々の『KISS & CRY』発売です。

B4サイズということは『フィギュアスケーターズ』と同じくらいの大きさになりますね。

『PROLOGUE』・『GIFT』・『notte sstellata』と、3つの公演をまとめた1冊、これは期待できそうです。
4月4日発売が待ち遠しい!

カッコよすぎて困るレベル。

notte stellata  kiss & CRY 1





そしてこちらは今日一番感動した記事です。

宇都宮直子さんの連載記事「スケートを語る」の第25回「GIFT」です。

是非是非多くの方に読んでいただきたいです。


「美しさを勝ち負けで言うのは間違っている。間違っているが、言う。彼らの勝利だ。「GIFT」にかかわったすべての関係者は、成功を誇りに思うべきだ。

 羽生には、言葉がない。ため息が出るほど美しかった。観ていて、胸が熱くなった。涙がこぼれた。

 彼には、人に伝えたいものがたくさんあるのだ。それを余すところなく伝えたのが、この夜ではなかったか。素敵な贈り物だ。

『GIFT』は、歴史的なアイスショーになった。羽生結弦にしかできなかったショーとして、語り継がれるだろう」

宇都宮直子さんの「スケートを語る」第25回『GIFT』全文はこちらから。



どうか一日も早くお元気になられますよう、お祈りしています。



お読みいただきありがとうございました。

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2023年03月13日

notte stella から一夜明けて




一夜明けて、『notte stellata』公演に参加された皆さんからのツイート読ませていただいています。 







本郷理華さん


notte stellata  3 12  メンバー

素晴らしいプロ集団!!



『天と地のレクイエム』作曲者の松尾泰伸さん

3月11日に結弦くんが滑った『天と地のレクイエム』観ていてくださったのですね。



デイビッド・ウィルソンさんinstagram より

instagram  デイビッド ウィルソン 1


You’re a rock star Yuzu!! 3 nights of amazing performances…you wear your heart on your sleeve
and it’s an inspiration to everyone. So proud of you!!



ユヅ、君はロックスターだ!! 
素晴らしいパフォーマンスの3夜…君は君の気持ちをはっきりと表現していたね。
それは全ての人に感動を与えた。君を誇りに思うよ!!



instagram  デイビッド ウィルソン 2


An honour to work with 2 Olympic Legends on a special figure skating/gymnastics collaboration!!

2人のオリンピックレジェンドとフィギュアスケート/体操の特別なコレボレーションで共に働く光栄‼



福間洸太朗さんも間接的に参加していたんだ!





原猛俊さんinstagramより

notte stellata  ユヅ 衣装
<結弦くんの衣装>


notte stellata  航平 衣装
<航平さんの衣装>


Costume for "Conquest of Paradise."
When I was offered the opportunity to design this costume, first theme I envisioned was "The Return of the Great Kings.
From there, I developed the idea of "a tribute to ancient Olympism and physical expression" and "a succession and ritual to the grief that took place here 12 years ago". I'm very proud to have created costumes for these two kings, who are treasures of Japan. I will never forget the groans of the audience at the first day of the show. Thank you so much, Mr. Yuzuru Hanyu, Mr. Kohei Uchimura.

「Conquest of Paradise(楽園の征服)」の衣装について
私がこの衣装のデザインの機会をいただいたとき、最初に思い描いたテーマは「大王の帰還」でした。
そこから「古代オリンピズムと身体表現への敬意」と「12年前にここで起きた悲しみへの継承と儀式」という考えを育てた。 日本の宝であるこの二人の王の衣装を作れたことをとても誇りに思います。 ショーの初日の観客のどよめきは決して忘れないでしょう。 羽生結弦さん、内村航平さん、ありがとうございます。



結弦くん、航平さん、二人共素敵な衣装で、とても似合っていましたね。
肩を出したデザインは、そうでないと床運動ができないからでしょうけれど、それが凄く良い効果を出して神衣装でした!!





スポーツ報知さんが最終日のコメント全文の書き起こししてくださっています。


羽生結弦っていう存在として、今まで生きてきて、僕は、スケートをやることによって、世界を救えるとは思えないですし、スケートで何か世界が変わるって、そんな大それたことはないと思います。ただ、僕はこうやって、この12年間を生きて、この、一番つらかったであろうこの場所にリンクを張って、こうやって皆さんに希望を届けることができて、幸せであると同時に、これからも、こんなちっちゃな体ですけど、いろんなことを背負って、毎日毎日、スケートのためだけに、日々を過ごしたいと思っています。


僕は、なんか、僕は本当に、こうやって皆さんに自分のスケートを見ていただいて、自分のスケートの中から、言葉じゃなくてスケートの中から何かを感じ取ってくださって、国境を越えて、何かに希望を与えたり、悲しさを与えたり、慈しみだったり、そういったものを与えられる存在であれば、それだけで十分幸せです。だからこれからも、スケートのための選択をずっと続けていきます。どうか、信じてください。これからも頑張っていきます。応援よろしくお願いします。ありがとうございました。


改めまして、『notte stellata』にご来場いただき、見ていただき、本当にありがとうございました。また…またやっていただけるか、それは僕次第なんで分からないですけど。でも、ありがとうございます。とにかく未来が何も見えない、何も分からないこんな世の中で、毎日毎日、生き抜いてください。この12年間の毎日、1秒ずつ、1日ずつ、生きてきた、この愛おしい愛おしい12年間を、また、今日からまた、1秒ずつ、1日ずつ続けて下さい。僕もそうやって生きて行きます。また皆さんに会える日を、とてもとても、楽しみにしています。今日は本当に、ありがとうございました」


結弦くんの真情溢れるコメント、是非全文はこちらでお読みください。


結弦くんの一番の幸せはスケートにあることはよーく分かっているけど、他の幸せだって求めもいいんじゃないかな、と私は思っています。

結弦くんほどのキャパシティーがあれば、色々な幸せを求めても大丈夫。対応可能でしょ。


notte stellata  3 12  報知




星降るnotte stella から一夜明けて、東京は朝から大雨でした。

仙台も今日は一日中雨のようです。

『notte stellata』公演が終わるのを待ってくれていたかのようです。


雨の日って、何故か心が落ち着きます。

結弦くんも今日は外の雨を眺めながら静かな一日を過ごせていますように。

 

こちらは雨も上がったようなので、私は新聞買いに行かないと!



お読みいただきありがとうございました。

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2023年03月12日

たとえ明日に命を失くしても悔いのないように




結弦くんの印象的な横顔。

3.11の黙祷の後だそうです。


矢口亨 3.11



「その横顔から伝わってきたのは、3月11日に宮城の地で滑ることへの決意と覚悟。羽生さんの表現が沢山の人たちの心を動かす理由に触れたような気がしました」

 
矢口亨さんのツイートより



今日ある命は明日もあるとは限りません。

今日の今の幸せは明日もあるとは限りません。
そうやって地震は起きました。

だから、みんな真剣に、今ある命を、今の時間を、幸せに生きてください。



昨日3月11日のnotte stellata公演の最後の言葉です。

12年前のあの日の体験は、16歳だった結弦くんに、「明日の命は保証されたものではないのだ」と思わせるほど衝撃的だったのです。

だからこそ、結弦くんは、たとえ明日、命を失ったとしても悔いはない、という覚悟を心に抱いているように思えました。

そして悔いのない人生にするために、日々命をかけてスケートに打ち込んでいるんだなと思えました。




 
今日は『羽生結弦 notte stellata 2023』の最終日。

私はライブユーイングで拝見しましたが、およそ500席の大きなスクリーンが満席でした。


結弦くんと内村さんの共演も最高に素晴らしかった。

そして結弦くんをはじめとして、スケーターの皆さんの演技も一際輝いていました。
皆さんがこのアイスショーが終わってしまうのを惜しんでいるのを感じました。


最後には、結弦くんがBTSの『ダイナマイト』を踊るという特別パフォーマンス付き!



無良さん動画まで、ありがと~~~!!!





今日の最後のご挨拶から、私は、もしかしたら来年も『羽生結弦 notte stellata 2024』があるんじゃないかという淡い期待を持ってしまいました。

結弦くんからは、「まぁ僕次第なんですけど」という言葉がありましたが、もしそうなったら本当に嬉しいことです。


結弦くんは、自分の幸せを削ってでもスケートに全てを注いでいくと、だからこれからも応援してほしいとも言っていました。

会場には観客からの「えーーッ」という声が響きました。


結弦くんには誰よりも一番幸せになってほしいというのが、私たち皆の願いですよね。

スケートに全身全霊を打ち込みながらも幸せになる方法はないものでしょうか?


ちょっと頑固な結弦くんですが、なんとかしてスケートと幸せを両立させていただきたいのです。



楽しくて、エキサイティングで、でも少し悲しくて、そんな3日間が終わってしまいました。

明日からはしばらく『GIFT』と『notte stellata』のことをボーッ考える時間が続いてしまうと思います。


結弦くん、3日間頑張ってくれてありがとう。
今夜はゆっくり眠ってくださいね。




大変!『GIFT』の見逃し配信は今夜23時59分まで。
もう時間がありません。
これから最後にもう一度、大好きな部分だけでも観ておきます。



《追記》

と思ったら、何度検索しても出てこない。
こんなことになっているとは!(泣)
まさかのサーバー落ち?


復旧の後は是非是非配信期限の延長をお願いします!!!



お読みいただきありがとうございました。

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2023年03月11日

12年目の3.11 / notte stellata 演技後談話全文



3月11日14時46分18.1秒

その時が今年もやってきます。



12年という年月を経ても、被害に遭った方々の苦しみや悲しみは少しも変わらないと思います。

私にできることは少ないけれど、この大震災のことを忘れずにいることが大切だと思っています。

黙祷。




結弦くんから『天と地のレクイエム』が。





毎日新聞が、昨日の『羽生結弦 notte stellata』初日後の結弦くんの談話をまとめてくださっています。

私が拙い感想を綴るよりも、結弦くんの言葉をお読みいただくのが一番だと思いますので、全文転載させていただきました。






フィギュアスケート男子でオリンピック2連覇を果たし、昨夏にプロ転向した羽生結弦さん(28)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata(ノッテ・ステラータ)」が10日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。冬季五輪2大会連続出場の鈴木明子さん(37)ら国内外で活躍するスケーターに加え、夏季五輪体操男子の個人総合2連覇を果たした内村航平さん(34)が特別ゲストとして出演。
夏と冬の王者による共演も披露された。演技後の羽生さんの主な談話は次の通り。



「内村さんは同じオーラを持っている」

 すごく緊張しながら、みなさんの前で滑っています。3月11日という日に、毎年あれから、祈りの気持ちを込めながら、感謝の気持ちも込めながら、悲しい気持ちも込めながら、人知れず滑ってはきていました。


ただ、こうやってみなさんの前で、この感情とともに、3月11日に演技をするということ。そして、そういう企画の中で演技をするのが初めてなので正直、すごく緊張はします。

 ですが、この「ノッテ・ステラータ」というショーだからこそ、伝えられる気持ちだったりとか、また、このショーだから見えるプログラムの新しい一面だったり、気持ちだったり、テーマだったり、そういったものもまた感じていただければと思っています。


(内村さんとの共演は)冒頭の部分が、デービッド・ウィルソンさんに僕は振り付けをしていただいて。内村さんが登場してからの部分は全部、自分で振り付けをしました。また、内村さんとの打ち合わせだったり、相談だったり、振り付けの構成だったりの相談はほとんどなく、お互いが自分たちにできることをぶつけ合おうというような感覚で進めてきました。

 実際にこうやってこの場所で会って、初めて一緒にリハーサルする時も、お互い謙遜し合いながら、または距離感を計りながらみたいなところもあったんですけど。演技を見ていただいて、感じてくださったかもしれないですけど、お互いがお互いのことに集中して、なんか、ぶつかり合って。でも、共鳴もしていて。お互いの本気のエネルギーが混ざり合うみたいなところをこのプログラムでは出したいなって意識があって。自分たちのことに集中して、それがきっといい掛け算になりますと、言い合いながら作っていきました。


正直、まだ歓声がある中で出ることに慣れていないというか……。久しぶりに自分が演技している最中にお客さまの声が聞こえてきたりとか、お客さまがそこにいらっしゃるという感覚を久しぶりに感じながら最初から最後まで滑っているので。

 緊張もしますし、もっと集中しなきゃって思いますし。逆にみなさんに届いているんだなって思えるきっかけにもなるし、いろんな気持ちが渦巻いてはいます。ただ、このショーの企画自体が「3・11」のことを含めて希望を届けたいという趣旨がある。


もちろん、全ての方々が3・11で傷ついているわけではないかもしれないですけど。実際に地震の被害のなかったところもあると思いますし、ニュースでしか知らないという方も、もしかしたらこの会場にはいらっしゃるかもしれないですし。

 ただ、そういった方々にも、最後のMC(スピーチ)でも言わせていただいた通り、人生のちょっとした苦しいところで、この「ノッテ・ステラータ」のプログラム、星みたいなものがちょっとでも希望を届けるものになってたらなということは願っていました。

 (内村さんは)同じオーラを持っている人だなとはすごく思いました。僕もやっぱ、僕のことに集中してやらないと自分の演技が流されてしまうってくらいのオーラがありますし。


僕自身、最近単独のショーもやらせていただいているからこそ、非常に自分のスケートにクオリティーを求めないといけないという気持ちもあって。そこまでいろんなスケーターだったり、共演者だったりの演技とか練習を見られているわけではないんですよ。でも、コラボの練習とかする時に、または実際にコラボしている時にやっぱり、自分も見たいなって思ってしまうくらいのオーラは感じていました。

 そういう意味で「プロ」なのかなって思ったんですよね。競技とか技とか技術とか、そういう枠を超えて人を引きつけるもの、カリスマ性的なものが、「内村航平」という人間に成績がなかったとしてもきっと、そういうものを感じるんだろうなっていうことを今回コラボしながら感じていました。

 単純な言葉にすると「かっこいいな」と思いました。まあ、僕がそれ(カリスマ性)を持っているかどうかは別として、内村航平という人物の体操は、体操だけにとどまるものではないんだなということは感じました。


(「ノッテ・ステラータ」と「春よ、来い」に込めた思いは)やはり今回、希望というテーマが一つ大きなものがあって。ちょっと見えづらかったかもしれないですけど、スクリーンに3・11の頃の星空を出していただいていて。最後、普通だったら反対方向にいくんですけど、そちらの方向に向かって星空とともに、星空から出てきた希望とともに今まで滑ってきたんだ、みたいなことを感じながら滑らせていただいていました。


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これは実際、「ノッテ・ステラータ」というプログラムを作っていただいたデービッドさんと話をしながらオープニングをつくっていったんですけど。オープニングがオリジナルの曲なんですけど、流れ星のように今回のキャストのスケーターさんたちを見せていきたいという話をずっとしていて。


僕が演じるのが「星降る夜」というもので、そこから星たちが降ってくるような感じでオープニングを作っているので。「ノッテ・ステラータ」というプログラムと、その後に続くオープニングが、また一つのプログラムとして見える感覚で僕自身もちょっと演技させていただいていました。

 「春よ、来い」を選んだ理由も、希望というのが大きな趣旨です。僕が実際に(東京ドームアイスショーの)GIFTだったり、(初の単独アイスショーの)プロローグだったり、いろんな場面でこのプログラムは滑らせていただいていますけど、今回描いているのは、結構、直接的に震災のことを考えたりとか、震災に遭われた方々の希望というものはなんだろうとか。なんか、そういったものをいろいろイメージしながら。で、僕自身がそれになれるのだろうかということもまた、考えながら滑らせていただいていました。


(内村さんとの共演は)実際形になってみて、歓声を聞いてみて、自分もやってみて、これはこれで新しい形としてすごく膨大なエネルギーが生まれるなと思いました。なんか試合感もまたありましたし。

 僕自身、4回転(トーループ)を跳ぶという。彼も本気の技を繰り出してくださっていたので。集中して自分の世界に入っているのは確かなんですけど、床とスケートリンクという場所は違うんですけど、エネルギーが増幅して、でも、支え合って、ぶつかって、みたいな。いろんな力の掛け合わせみたいなものが見えたかなと思います。

 一緒に共演していて思うことは、きっと内村さんも共演することによってアイスショーという舞台、照明とかいろんなものがあって歓声があって、いろんな人の目があって、という状況の中で演技する、技を実施するということで、いろいろ感じるところはあると思うんですよ。


採点から外れて人に見せるということと、お客さまが何を求めているかということもたぶん、感じてらっしゃるんだと思います。内村さんもたぶん、この場を経験して、きっと、体操界に、内村航平という世界に新しい風が吹くんじゃないかなって僕は期待して待っています。

 (取材が終わり)ありがとうございました。また、よろしくお願いします。(残り2日)頑張ります。


 
素晴らしい談話でした。

今日はHuluで配信を観せていただきます。

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今日の【羽生結弦×内村航平】もとても楽しみです。



お読みいただきありがとうございました。

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3.11星降る夜に




ライブビューイングで観た『notte stellata』は衝撃的でした。

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結弦くんはショーの最初に『notte stellata』を滑りました。

それは、それは、美しい舞でした。


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その後の座長ご挨拶の最初に、「notte stellata とは『星降る夜』を意味します」と言ってくれました。

それがまず、私としては嬉しかったことでした。


『notte stellata』とはイタリア語で『満天の星』を意味します」と、よく言われていたり、書かれていたりしますが、ずっと違和感を抱いていました。

そうではなくて、イタリア語では『星降る夜』を意味しています。

『stellata=星が瞬いて』いた『notte=夜』という意味なのです。
イタリア語では通常、形容詞は名詞の後にくるので『notte stellata』は『星降る夜』となります。

結弦くんが正しい意味に訂正してくれたように思いました。


『notte stellata』というイタリア語が、このショーのタイトルに使われるという意味は、
あの3月11日の真っ暗な夜、そこに瞬いていた星々が、わずかに残された希望の灯のように感じたという結弦くんの想いからだと思います。


3.11の真っ暗な夜に、東北の地に起こっていたことは、実際に体験した方々でなければ、到底想像すらできないような過酷な出来事だったと思います。

それは、昨日ライブビューイングに行く前に立ち寄った、汐留シオサイトで開催中の『東日本大震災風化防止イベント』でいただいた復興関連の多くの資料を読んだことからも改めて感じたことでした。


東日本大震災復興フォーラム


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今回初めて知った日和幼稚園の送迎バスの悲劇は氷山の一角で、数えきれないほどの悲劇の集積があったということなのだと想像しました。

一瞬の判断で生死を分けてしまったということの悲惨さには言葉を失ってします。


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結弦くんはそのようなこと全て分かっていて、知っていて、だからこそ、この3.11という日に、震災当時犠牲者の方々を収容する場所となっていた場所で、敢えてアイスショーを開催したのかなと思います。


そういう思いで観ていたので、とても楽しいアイスショーでしたが、胸が締め付けられる想いも同時に感じながら観ていたショーでもありました。


折角皆さまが楽しいアイスショーに心躍る時に、このようなこと書いて申し訳なくも思いますが、原発事故に関しては、未だに3万人の方々が避難を続けており、東日本大震災は現在進行形の災害なのだということは忘れてはいけないなと思いました。



最後に登場した結弦くんは『春よ、来い』を万感を込めて滑ってくれました。


notte stellata  3 10 春よ来い



最初の『notte stellata』と最後の『春よ、来い』

2つのプログラムは、鎮魂の舞のようでもあり、亡き方々の魂への奉納の舞のようでもありました。



内村選手との共演は素晴らしくて、「美しいスケート」と「美しい体操」の共演であり、また饗宴でもありました。

これについてはまた次回に書きたいと思います。


結弦くんも凄いけれど、内村さんも凄~い!!

notte stellata  3 10 内村航平 





ビューイングから帰宅後、余りにもエキサイティングなものを観てしまったせいか、夕食後に倒れ込むように眠ってしまったので、今は眼が冴えて眠れなくなってしまいました。


これから、あと2日だけとなってしまった『GIFT』を観るつもりです。



本日はこちら ↓ もお忘れなくお願いいたします。




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2023年03月09日

美しくお互いやるはずなので




ゲネプロも無事終了したということです。

フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、昨年プロ転向した羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata」は10日から12日までの3日間、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開催される。本番を想定したリハーサル(ゲネプロ)が9日、会場で行われた。

 開幕前日の練習でも、羽生さんは座長らしく、出演者をリードした。スペシャルゲストで体操男子個人総合12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪連覇の内村航平さんとの共演プログラムでは、息の合った演技を見せた。

 ゲネプロ前の練習では、4回転トウループや3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を何度も決めた。さらに、フィナーレのリハーサルでは、黒ジャージーのファスナー全開で、裾をはためかせながら高速で滑走する場面もあった。



ジェイソン、素敵な写真ありがとう!!



notte stellata リハーサル 1


凄ーい、内村さん、スケーターみたいです!
全然違和感なし!


スポーツ報知のインタビュー3の最後のところで、スケート滑れたって言っていましたね。
あれほどの抜群のバランス感覚を持っていると、直ぐに滑れるようになるのでしょう。



―ところでスケートをしたことは?

 「この前、初めて行きました。寒っと思って(笑い)。せっかくの機会なんで、ちょっと滑ってみたくて。どうなるかと思ってやってみたら、開始5分で滑れちゃって。あれ? 意外といけるかもなって(笑い)

 ―ショーに向けて、今はどのように体作りを?

 「今は…維持ですね。今も一日2時間以上は絶対に練習をするようにしていて。3日間あるので、やる技を変えたいんですよ。いろんな技のレパートリーは持っているので」

 ―いよいよ始まる。

 「とにかく楽しみたい。あとは見てもらって、どういう反応をしてもらえるか。演技自体は現役の頃から最高のものは見せてきているし、同じように美しくお互いやるはずなので。見ている人たちがどう感じて、どう思ってくれるか。僕は必死にやります。羽生くんのショーなので。迷惑かけたくないっていう気持ちが、けっこう強いです(笑い)」=終わり=



内村さん、3日間やる技を変えるみたいです。

これは3日間全て観なければならない!

「同じように美しくお互いやるはずなので」って、二人の信頼感の揺るぎなさが伝わってきます。


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私はライブビューイングですけど、楽しみでワクワクしています。
公式パンフレットも手に入ると嬉しいな。





プロになったからこそ、世界選手権を気にせず、3月のこの時期に仙台で開催できるアイスショーです。

結弦くんの願いがまた一つ実現します。




明日はダイアリーも発売されます。


DIARY 2023 2



DIARY 2023 3

All ways with YUZU



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明日から始まるnotte stellata




『GIFT』を受け取ってから、まだ10日しかたっていないのに、

もう明日からは『notte stellata』が始まります。


公式カメラマンも、左から、矢口さん、能登さん、小海途さんという豪華な顔ぶれです。



「俺の撮った羽生結弦」


能登さん
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こちらは羽生さんがフィナーレの練習をしているシーン。

能登カメラマンは、この写真のこだわりについて「体のラインが出つつ、柔らかいリラックスした表情が写っていて、試合の時とは違った和やかな感じが伝わる1枚になったかなと思います」と語りました。

「リンクが結構暗かったので、激しい動きを止めるのが難しい状況でした。“止め”の瞬間を狙って追いかけていたら、たまたまこういう瞬間に出会えました」と撮影の裏側も教えてくれました。



小海途さん
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「死んでしまった虫がリンクに落ちていて、それを壁の上に拾い上げてから、手をあわせていました」

羽生さんのふるさと・宮城で行われる今回のショー。震災当時に被災地を照らした満天の星のように“希望”を発信するというメッセージが込められています。

「ショーのテーマにもなっている彼の“優しさ”を表現した一つの行動だと思っています。震災で被災した人はもちろん、小さな虫の命に対しても、こんなに慈しんで大切にできる人だということが感じられるシーンでした」と、この写真を選んだ理由を教えてくれました。



矢口さん
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こちらは羽生さんがジャンプをしているシーン。

矢口カメラマンは「羽生さんは水平、垂直を合わせてシャッターを押すだけで、美しい写真が撮れる。それは羽生さんの体の軸や体幹がしっかりしていて、姿勢がとても綺麗だから」と話します。

「この写真の羽生さんは、空中に浮いている時でもその美しさをしっかりキープしていて、まさに超一流のアスリートらしさが写っていると思います」と写真のポイントについて教えてくれました。


3人の個性が光る写真がこれからも続々出てきそうで楽しみです。




練習や振り付けは順調に進んでいるようです。


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デイビッドさんも結弦くんも楽しそう。

久しぶりにシェイリーンさんやデイビッドさんと再会して、
結弦くんの顔が、クリケット時代に戻っているよう。




内村さんとの練習の様子は、まるで舞台の二人芝居を見るような感じがします。

フィギュアスケートと体操のコラボレーションって、どんな舞台になるのか、興味深々です。

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仙台では羽生結弦写真とポスター展も開催中で、行かれる方が本当に羨ましい!

明日からは大混雑になるでしょうね。



チケットの無い私は、
10日(金) ライブビューイング
11日(土) Hulu ライブ配信
12日(日) ライブビューイング

という予定になっています。



テレビ番組も色々きます。
OH! バンデス YouTubeでも生配信してくれるのありがたい。




結弦くんの揺るぎない復興支援への意思を感じます。




お読みいただきありがとうございました。

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2023年03月08日

「美しさ」ってなんだろう




結弦くんの「みやびやかなひと刻」の最終夜のテーマは
「美しい未来」
 





スポーツ報知の内村さんのインタビュー最終回のテーマは

「美の追求」



期せずして両方共「美」がテーマになりました。

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「美しさ」ってどこから来るんだろう?

人は何をもって「美しさ」を感じるのだろう?

美しさの基準は一人一人違うと思うけれど、誰もが感じる美しさというものもあるような気がする。

それば何なのか定義するのは、とてつもなく難しい哲学的な問題になってしまう。


でも、何故か分からないけど、「なんか」美しい と感じることは大切にしたい。



内村さんの体操、結弦くんのスケート、全く違う競技だけれど、
どちらにも共通するのは「美しさ」。


それを世界中の多くの人が感じるということは、そこに何か「美」の基準、根源があることは確かなことなんだ。


『notte stellata』は、美の二重奏 

ということになりますね。


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高木さんによるインタビュー素晴らしいので、是非お読みください。

記事はこちらです。





さて、今日3月8日は「国際女性デー」。

日本では3月3日のひな祭り・桃の節句が春の訪れを感じさせるように、

欧州では3月8日のミモザが春の訪れの象徴の花になります。



イタリアでは「Festa delle Donne 」(女性のお祭り)として、街中にミモザの黄色い花が溢れ、女性なら年齢と関係なくミモザがプレゼントされる嬉しい日。

そしてレストランも、この日ばかりは女子グループで占領されてしまいます。


我が家も今夜の食卓にミモザの花を飾りましょう。

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花を撒く春の女神フローラとミモザとプーさんと懐かしいフィレンツェの景色と。

イエローってなんか元気が出る色ですね。





今夜はこの後、22時からEテレで『羽生結弦クラシックTV完全版』があります。

通常の倍近く、52分もあるなんて、楽しみで仕方ありません。




「みやびやかなひと刻」も「クラシックTV完全版」も、結弦くんからの女性の日のプレゼントのようで、嬉しい夜です。

最近、結弦くんからGIFTいただくばかりです。




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死ぬ一歩手前まで努力できるか





今日の報知新聞の内村さんインタビュー第2回の見出しが凄かったです。


「全力だと足りない」

「死ぬ一歩手前まで努力できるか」


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―羽生さんはプロ転向会見で「羽生結弦という存在は重荷だった」と言っていた。内村さんにとって内村航平は?

 「僕は重荷ではなかったですね。あの一番輝いていた時代の内村航平を、僕はものすごく客観視していて。あそこにはもう戻れないのは分かっているし、あそこで輝けたからこそ今があるっていうのもあるので。重荷ではなかったかなと。自分らしく、自分にしかできない経験をさせてもらったなってシンプルにそう思います。戻ってみたいなって思いますけどね。あの状態でずっとできるのであれば、ずっとやってみたかった

 ―えっ!? あのプレッシャーがずっとついてきても構わない?

 「それがあるからいいんですよ。それがあるから、あそこに行けるんで。あのプレッシャーを感じることがない生活を今送っていると、刺激が足りないって思っちゃう。ほんと生きるか死ぬかのところでやっていたので。そういう時に人間は限界を超えられるんだろうなと思うし、だからああいう演技ができたのかなって

 ―羽生さんに聞いてみたいことがあると。

 「平昌五輪【注1】の時のことですね。けがでその前の試合に出なかったじゃないですか。あそこからなぜあの状態まで持って行けたのかを聞きたかったんですよ。でも僕は、金メダルを取るだろうなと思っていました。羽生結弦だから取るよなと思っていたら、本当に取った。僕がリオで逆転で取った時【注2】も、これ以上ないっていうことをやったのにもかかわらず、その2年後にさらに上をやってくるっていうのが『うわ、すごいな』と思って。僕はわりかし万全な状態で挑んでいたので自信もあったし、やれば取れるだろうなっていうのもあったんですけど。羽生くんの場合、スケートをできるかできないかの状態で、あそこまでできるっていうのが、意味が分からなかったですね(笑い)。今回のショーで機会があったら絶対に聞きたいんですよ」

 ―平昌五輪での羽生さんは、試合前に多くを語らなかった。

 「僕も言わないでしょうね。そういう状態だったら。多分言わないです。そうなれば一番かっこいいよな』っていうのを思い浮かべて、やる。同じ性格なんですよ、多分。危機的状況ほど楽しんじゃうっていうか、危機的状況でも一番いい自分を想像できている。絶対思っていたはずなんですよ。足をけがして、出ない、姿を見せない、世の中は『大丈夫か?』って思う。でも『できる、金を取る、はい最高にかっこいい』。彼の中ではそれを絶対にやるって決めていたと思います

  ―内村さんと羽生さんが口にする「全力」は、程度が違うと感じることが多い。

 「結局、全力だと足りないんですよね(笑い)。死ぬ一歩手前くらいまで努力できるかどうかなんですよ、大げさに言うと。そこを多分、僕も羽生くんも知っているからこそ、できるのかなっていう。1回五輪で金メダルを取って、経験するんですね。『ああ、ここまでやらないと取れないんだ』っていうのをそこで知れるんです。だから五輪を知っているっていうのは、そういうことだと思う。金メダルを1回取れば取り方は分かるので。あとは演技者なんで、どういう見せ方で取るかってところにこだわるんですよ、2回目は」


(中略)

―(平昌五輪は)テレビで見ていた?

 「なんか1人だけ、なんていうんですかね…ドラゴンボールでスーパーサイヤ人になったら、黄色い気がブワッてなるじゃないですか? ああいうふうに見えたんですよ、僕、羽生くんのこと。『うわ、なんか1人おかしいのいる』って。ショートプログラムで最初にスーって出てきた時。『あ、これ絶対取る』と思いました。表情ですね。この状況で、この顔できるかって感じで僕は見ていました(笑い)」

 ―22年北京五輪は?

 「4回転アクセルは絶対にやるだろうなって思っていました。北京の場合はもう、メダルを取ろうが取るまいが、あれは羽生結弦にしかできないなっていう。結果以上のものを見せてもらいました。挑戦することに価値があると。彼は羽生結弦というオンリーワン。本当に尊敬できます



【注1】羽生さんにとって前年11月の右足首負傷から4か月ぶりの復帰戦で、SPは111.68点でトップに立った。フリーは2位の206.17点をマークし、合計317.85点でディック・バトン(米国)以来66年ぶり史上2人目の五輪連覇を達成。「本当に右足が頑張ってくれた」と涙した。冬季五輪通算1000個目の金メダル。

 【注2】個人総合決勝で、5種目を終えて0.901点差の2位だった内村さんは、最後の鉄棒で着地でピタリと決め、首位だったオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)を大逆転し、0.099点差で勝利。五輪での個人総合連覇は68年メキシコ市、72年ミュンヘン両五輪の加藤沢男以来44年ぶり史上4人目の快挙。世界選手権と合わせ、09年から8年連続の個人総合王者となった。

++++++++

いや、凄いインタビューだなと思いました。

「これ以上行ったら死ぬ」というところまでやる、やってしまえるという習性を持っている人たちが歴史上には時々現れます。
それは探検家だったり、革命家だったり、アスリートだったりしますが、そういう人たちがいることによって人類は壁を突破して前進してきたということも確かなことです。

ここには、そんな特別な人が二人揃っているのです。

本当に貴重な機会に立ち会っているんだなと思います。


明日のインタビュー最終回のテーマは「美の追求」です。

どんなお話になるのか楽しみです。
高木さん、いいお仕事してますね!




そしてこのインタビュー記事の見開き左側の記事にも注目しました。


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最近話題になっている、原爆投下後の広島で生きるゲンを描いた漫画『はだしのゲン』と、米国の水爆実験による「死の灰」を浴びたマグロ漁船・第五福竜丸に関する記述が、被爆地である広島の平和っ養育の教材から削除されたという事実を取り上げた記事です。

長年にわたり、原爆詩の朗読を続けている吉永小百合さんに取材する形で、スポーツ報知が記事にしてくれました。

スポーツ新聞がここまで大きな記事として取り上げたということに、時の政権に迎合しがちなメディアの中にも、世界で唯一の原爆被爆国であることが風化されていくのではないかという危機感を持っている人たちがいてくれるのだと感じました。


被爆の実態を知る唯一の国として、被爆体験は継承されていくべきものと思います。

それは大震災の記録・記憶を風化させないということも同じです。

吉永さんは、3月11日に開催される、坂本龍一さんが復興支援を目的に2013年に開始した「東北ユースオーケストラ」のコンサートにも参加され、被災した子供による詩などを朗読します。


オーケストラは岩手・宮城・福島の3県の若者で構成。
吉永さんは、「年月がたち、海に流す汚染水問題にも無関心な人が増えている。皆で『福島のことを忘れないよ』と伝えたい」と話しているということです。


人間は忘れる生き物と言われますが、忘れてはいけないことはしっかり伝えて行かねばなりません。


3月11日には、結弦くんが中心になって『notte stella』の公演が行われます。

この公演をきっかけに、多くの方々に大震災の記憶を呼び起こし、決して風化させないという気持ちを強くさせることができますように。




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現地に行かれる方、羨ましいです。
楽しんできてくださいね。




今夜は18時頃に雪肌精『みやびやかなひと刻』、


22時からはEテレで『クラシックTVスペシャル』がありますね。

52分の完全版+それに続いて『花は咲く』羽生結弦バージョンも!


毎日何かしら楽しみがありますが、『GIFT』のリピートも止まりません。

12日までと言わず、ずっとアーカイブ残してほしい。
でなければ、円盤化是非!!!



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2023年03月07日

満月とクソ馬鹿野郎とnotte stellata




今夜の月は、ほぼ満月 。


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結弦くんの月のお話を思い出しました。


「太陽だってずっと力をくれるわけじゃないんだ。
僕は自分では光れないけれど、太陽が光をくれるんだ。
そのおかげでこんなこともできるんだよ」

月の周りには虹ができた。
とても綺麗で、すごく儚くて、
心があたたかいもので満たされた。
そして、同時に気がついた。
月にはたくさんの傷があること。

とっても痛そう、とっても辛そう。
痛くないの?
どうして頑張れるの?

「夜になるとみんなが見てくれるんだ。
辛いところなんかないよ。
これが僕だから」



しばし、立ち止まって月を眺めていました。




スポーツ報知の高木さんによる内村航平さんのインタビュー第1回の記事、読ませていただきました。

とても良いインタビューで、第2回、第3回も早く読みたくなります。
一部だけ引用させていただきました。



スポーツ報知 内村航平 1


―「notte stellata」にスペシャルゲストとして出演する。

 「こんな機会はめったにないなと。僕は以前から、いずれ羽生くんと一緒に何かをやりたいと思っていたので。フィギュアは超人気スポーツで、羽生くんが先頭に立ってやっていて。体操もあやかって、人気が上がっていけばいいなと。今後、僕も体操のイベントをやっていきたいと思っていて。


―内村さんは東日本大震災の被災地を支援する「復興応援大使」を務めたことも。「3・11」について。

 「日本人なら忘れちゃいけない。僕は社会人に入るタイミングで埼玉にいて、震度6弱だった。ドアがすごい波打っていて、あんなに激しい地震は初めてで。東北の方たちは、もっと大変な被害を受けている。復興支援というより、子どもたちに夢を届け続けないといけないという思いでいます。そういった意味では、こういう活動は今後もやり続けないといけないのかなって。震災を知らない子どもたちも出てくる。こういう大変なことがあったということは、語り継いでいかないといけないという気がします


―同じプロとして、羽生さんの挑戦をどう見ている。転向から7か月で東京ドーム単独公演もあった。

 「ありえないです(笑い)。ありえないっていうか、普通じゃできない。僕もいずれは東京ドームでやってみたいという思いがあったんですけど、そんな早くできるの?って(笑い)。羽生結弦だから成立するんだろうし、ましてや1人でやるっていうのがすごい」


―2人に共通する正しい技術。ぶれることなく、こだわって突き詰めてきた?

 「逆ですね。そこをこだわって突き詰めるというより、突き詰めた結果、そこが最短だって気づくんですよ。結局、基本が一番大事というところに全て行き着く。自己流でやったとしても、それ以上の発展がない。ってなると、基本の技術を誰よりも高めておかないと、難しいことはできないっていうところにたどり着くので。


 ―羽生さんのプロ転向会見の後、「『引退』じゃないんだろうなと分かっていた。僕と羽生くんとは似たもの同士」と言った。どこが似たもの同士だと感じる?

 「基本的に、クソ馬鹿野郎なんで、お互い(笑い)」


 ―内村さんのSNSのプロフィルは「体操クソ馬鹿野郎」。それは体操、スケートへの取り組みが?

 「はい。それだけをやることがおもしろい、生きがいだと感じている。やめて新しいことを何かするというのは選択肢としてないです。僕もいまだに体は動かしているし、羽生くんの場合は多分もうちょっとガチでやっていると思うんですけど。


++++++++


「基本的に、クソ馬鹿野郎なんで、お互い」っていう言い方の中に、内村さんと結弦くんの関係が見えます。

内村航平 ゲスト


相当意気投合しているんだなと。
「クソ馬鹿野郎」が、最高の賞賛の言葉になっていますね。

とても良いインタビューです。是非全文お読みくださいね。 




『notte stellata』まで、あと3日。
結局最後までチケットは手に入らなかったけれど、幸い初日はライブビューイングに行けます。
2日目はHuluで、最終日は時間がとれないかも。
Huluでもアーカイブ残してほしい。


二人が、フィギュアスケートと体操で同じプログラムを演じるって、どういうことなんだろう?
想像がつかない分、期待も膨らみます。

しかも、振り付けはデイビッド・ウィルソンさん。



既に日本に到着しているようです。

もう仙台かな。

ビューイングであっても、メチャメチャ楽しみにしています



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2023年01月17日

国宝級の対談(2)



前記事「国宝級の対談(1)」からの続きです。


羽生結弦×内村航平の対談完全版の中で語られた濃~い内容から特に注目した所を書きだしました。

特に”ゾーン”についての話は圧巻です。


ゾーン



【究極の境地、ゾーンとは】


羽生:自分がゾーンを提示するのであれば、何回くらいは入れたと思いますか、競技中に?

内村いやもう数えきれないくらい、なんだけど、レベルで言うとMAXに近いのが2回あるかな。
競技してるところ以外でも、今日は一日上手くいくっていうところから始まり、最後まで自分の思うところまで行った。

寝てて、もうすぐだけど目覚まし鳴るなぁって時あるじゃない。
その時から今日は全てが上手くいくって思えて、そこから全部よかった。

羽生:試合当日ですか? 凄いですね。

内村それが多分、過去一の”ゾーン”で。

”ゾーン”の向こう側に行ったこともあって、それはまあ、リオの個人総合決勝の鉄棒の時かな。
「練習は試合のように、試合は練習のように」みたいなこと言われるじゃん。

でもまあ、試合が練習のようになんてできたことなんかほぼないじゃない。絶対にないと思ってって。試合は試合だと思ってたんだけど、その時だけ、「あっ、練習のようにできてる」みたいなことがあって。
やっぱゾーンの向こう側に行けたから、1回入りまくったら、「無」になったみたいな。
で、いつも通りできた。

羽生:ちなみにゾーンの時テンション高くなります?

内村:なるね。なるけど抑えてる。あーヤバい、凄いんだけどこれはテンション上げるとよくない。

羽生:その、向こう側に行ってるときは無だった?


内村:無だったね。

羽生:何やっても跳べます、みたいな?

内村開き直ってるというかね、「どうにでもなれ」、みたいな感じの時が向こう側なのかなっていう気がする。




羽生深いなーって思った時は、僕も2回なんですけど。

初めて多分ゾーンに入ったなって思うのが小学校4年生くらいだったんですけど、
その時はホントに、上からちゃんと全部リアルで見えていて、跳んだ瞬間に時間止めて、「あっ、軸ブレてるから直そう」と思って、こうやって上からつまむような感じできゅって直したら、全部跳べるみたいな時期ありましたね。

内村:僕と似てるかもしれないですね、ゾーンの感覚が。
羽生くんの場合は、たぶんその「操り人形系」なんですけど、
僕の場合、「ロボット指令塔系」なんですよ。

羽生:「司令塔」なんだ。

内村:あの、なんか、操縦室みたいなところに。

羽生:コックピットみたいな?(私はガンダム指令室を思い浮かべてしまいました。)

内村:操縦室みたいなところにちっちゃい自分がいて、(演技は)やってるんだけど、感覚はもう自分ではないみたいな。
で、ここにいるちっこうのが操っているみたいな感覚になる。

羽生:へぇー。面白いですね。僕は上からですね、完全に。客観ですね。

内村:一時停止できるのはいいね。俺の方はできなかったんで。

羽生:あの、たまにあるじゃないですか。カメラとかで、跳んで回ってて、瞬間にピタって一時停止して、カメラがぐるっと後ろに回りこんで、カメラアングルが変わって降りてくる、みたいな。
あれ、できますね。ゾーンに入っている時。

内村:へーーー

羽生:でもそれは僕は多分ゾーンの手前な感じで。
その「奥の方の”ゾーン”」じゃない。
「奥の方」は、なんも考えてないんで。
呼吸すら危うい感じですね。してるか、してないか、分かんないみたいな。
もうあくびしか出ないですもん僕、そういう時。

2020年の全日本選手権の時が一番深かったと思うんでですけど。



羽生:(2020年全日本FSで)6分間練習終わって、自分の本番入るまで、10分くらい寝ましたね、こうやって。
寝ながら、多分イメトレとかはしてたんですけど、しっかり熟睡してたんですよ。
10分って決めて、自分でストップウォッチかけて、パって目をつぶってから、パって目を開けるまで、完璧な10分00にいくんですよ。なんかそういうのあります、深い時は。

でもやっぱり、4回転半入れてからはそんなに簡単にゾーンに入れなくなりましたね。
やっぱ意識するじゃん。色々やっぱり計算するじゃないですか、難しいジャンプやるときとか、難しい技っていう時は。

ここ、こうして、こうやって、こうなって、こういくから、こういって、ここでいける、なんて。
ずっーとイメージして、何回も反復でやるじゃないですか。
固まるんですよね。思考を使いすぎると酸素も奪われるし。

内村そうだね。メチャメチャ分かる。

羽生:ブレッドシュナイダーやる前とか、メッチャ考えてますよね?
なんか分かりますもん、見てて。

内村「考えて、考えて、考え抜いた先に、考えない」、みたいな。

羽生:そこに行けると楽なんですよね。

内村:そうそうそうそう。

羽生:行けないんですよね。難しいジャンプって。

内村:行けないんだよね、なかなか。考えちゃうんだよね、やっぱ。
分かってんだけど、考えちゃうみたいなところは確かにある。

羽生:でも、それも練習なんですよね。どれだけ質のいい練習をできるか。
で、そこまでたどり着けなかったら、多分本来は使うべきじゃないと思うんですよ。
でも、使わないと勝てない場所もやっぱりあるんで。

内村:うん。

羽生:だから、使わないと勝てないという、確率が低いもの。そこに行く着くためのゾーンと、そこをやり終えた後のゾーンに入るスイッチが、どれだけ早くハマるかっていうのは、なんかちょっと気にしますね。


内村これだけ結果も残してきたし、自分の好きなことをみんな知ってよぐらいな…。

羽生自分のスケートを完結させたい。
だから僕は4Aやるのをやめない。




羽生スケートの綺麗さみたいなものは、やっぱ続けていきたいなぁって思いますし、
絶対それは譲らない
って思ってます。

内村:じゃあ、僕も明日からブレッドシュナイダーまたやります。

羽生:意外とそれはできると思います。

内村やれるところまでは一応戻ってきていて、あとほんのちょっと、だなと思っていて。
ほんのちょっとがまさか羽生結弦さんだとは、思いませんでした。

羽生:なんだったら僕、あの、内村さんと対談させていただくとかそういうの関係なく、演技で勇気と元気もらってるので。
ありがとうございます。日本国民を代表して、ほんと、ありがとうございます。

内村:こちらこそですよ、ほんとに。ありがとうございます。



羽生:いやもうメチャクチャ楽しかったです。自分ばっか喋ってましたけど。

技の考え方とか、あと、自分たちの誇りとか、いろんなことまた聞けて、本当によかったなぁって思ってます。
これからも、内村さんにも言っていただけましたけれど、僕も頑張る活力がまた一つ生まれました。

内村尊敬してくれてるなって思うのと、あとこう、お互い第一人者として、ライバルとして見られているような感じもありました。

だからこう、ああやって、プレッシャーをかけるようなことも僕に言ってくるんだろうし。

ブレッドシュナイダー、やんなきゃいけないですね。すげえな。

ありがとうございました。

(完)

興味深かったところだけですが、ようやく書き起こし終わりました。

羽生選手と内村さんの言葉のやり取りが面白くて、書き起こすのに時間はかかりましたが楽しかったです。

競技のジャンルは違うけれど、ある意味、似た者同士の二人だなと改めて思いました。

これからの王者同士の切磋琢磨が楽しみでもあります。


こんなに素晴らしい対談を、フジテレビさんはズタズタにカットして、予告編のような番組に作り直していましたが、これからはそのようなことはやめてほしいです。

小出しにせずに、初めからしっかり見せていただいた方が、フジテレビの印象がずっと良くなると思うのですが。

日テレさんのように、この対談のノーカット版をYouTubeにしっかり残してほしいと思います。


最後に羽生選手が最も深い”ゾーン”に入れたという、
2020年全日本選手権のFSの演技『天と地と』を再び観ておきたいと思います。





「全日本の長い歴史に刻み込まれた演技」

「ジャンプ全て、文句のつけようがないです。全て完璧でしたね」

「素晴らしいものを我々は目にしました」




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2023年01月16日

国宝級の対談(1)



この週末は色々な予定が重なっていて、全然情報に接することができなくて、今日なってようやくS-PARKの録画を観ることができました。


夏の王者と冬の王者の対談完全版、流石に見ごたえがありました。

国宝級の二人による、「国宝級の対談」でした。




羽生:最も尊敬しているアスリートの一人なので、すごい緊張しますけれど、
なんか僕らだからこそ、一緒に分かることだったりとか、
僕らだからこそ話し合えることだったりとかもあると思うんで、色々赤裸々に話し合いたいなぁと思います。

内村:いやーやっと話せるなぁっていう。
アスリートとしてというか、一人の人間としてとても興味のある人間同士だと思うんで、いろんなこと話せればいいなぁっていう。



採点競技において、美しさと強さを両立し、最強を究めてきた二人


SPARK 国宝級の対談




14日(土)のBSフジの番組を21の動画に分けてUPしてくださった秀さかえさんのツイートから、
特に印象深かった部分を感謝してお借りしました。



羽生:点数上がっていかなくなるじゃないですか、間違いなく。

めっちゃいい演技できました。(しかし)前とおんなじ点数、もしくは低い、みたいな。
勝てるようになるまでって、どんどん点数上げられるじゃないですか。

だんだんその上がり幅なくなっていくじゃないですか。ただ維持していくだけっていうか。
今回の方がすごい気持ちよかったのに点数低いなって。

どんな思いでやってました?

内村:いやもう、シンプルに、気にしない。
点数を気にしない、ってところに至った。


羽生:でも途中苦しかったですか、やっぱり。

内村:そうね、あんまり評価されないなーみたいな時もあったけど、
まぁまぁ、みたいな、まぁまぁ、みたいな。
自分が、自分であるっていう演技さえしっかりできれば、もう点数は何点でもいいっていう。

でも最終的にそれができると、結果はこうしてついてきたから。(メダルたちを指して)



羽生:それこそ世界戦選手権も8連覇もしてて、勝って当然でしょう、ノーミスして当然でしょうみたいな、いや落ちるわけないでしょう、みたいな。
どうしてました?

内村嫌だというよりかは、もうシンプルに、もっとそう思ってほしいみたいな。
もっとこう、プレッシャーを求めていた感じあったかな。

羽生:かっこいい~
いつまでそれ行けましたそれ、ちなみに。

内村:やっぱりリオまでかな、そうなると。
やっぱ結果を残せたってなると。

それ以降もそれを求めたけど、やっぱりそれに見合った練習とかが徐々にできなくなったり、怪我ともあったし。そうなると、いやもっとできるはずなんだけどな、なんていうのが出てきて。
でもそれが8年間くらいできたっていうのは、まあプレッシャーに強かった証拠だったのかなっていう気はするかも。

羽生:僕なんかも1回300点超えて、「SEIMEI」の時でしたけど、初めて「SEIMEI」やったのが2015年でしたけど、あのシーズン世界選手権取れてないんですよね実は。
自分で一人で、そんなに攻めなくても、ノーミスすれば勝てるみたいな状況だったんですけど。
そんな中でケガもしてしまったりですとか、そういうのでボロってなって、次のシーズンまでちょっと引きずったりとかありますものね。

プレッシャーに強いタイプってすごい言われるんですけど、プレッシャーに勝てるくらいの練習してこないと、そこにはたどり着けないっていうのはすごい思っていましたね、自分は。

内村:いやでも、みんなプレッシャーに強いって思っていると思うけどね。
じゃないとその2個は持ってないはずだし。



羽生今、自分一番上手いですもんね。間違いなく。
練習の仕方がピタってハマり始めたら、もうなんか問題は無いかなぁって思いましたね。

内村:マンガですごい出てくる、精神がなんとかみたいな…。
肉体が精神を凌駕するみたいな感じだと思ってて。

実際自分も、今のこの思考があれば、22、23ぐらいの時に、このまんまやっていれば、誰も多分追いつけないくらい体操上手くできたのになっていうのがあって。
それが羽生君の場合は、今がちょうどいいというか。

羽生:そうですね。なんか精神を摩耗することが少なくなった。
無駄に摩耗していくときって絶対あるじゃないですか。
確かにがむしゃらさって必要かもしれないけど、でも試合にがむしゃらさって必要ないじゃないですか、正直、最終的には。

例えば6種目総合でやってるときに、最後の鉄棒がありますってなった時に、がむしゃらさっていうよりも、そこでもう気持ちを凌駕して、肉体勝手に動いてくれてるみたいな、でも肉体勝手に動いてくれてるというところまでの練習積んでないとできないわけじゃないですか。

肉体勝手に動くくらいまで練習するのって、がむしゃらさだけだと怪我して終わるんで。
その積み方が上手くなったなっていうのは自分の中でありますね。



羽生:やっぱり採点競技というのが大きのかなって思いますけど。
やっぱりその、どんなに成長していっても、形として全く変わってても、自分の気持ちの持ちようが大分変わってても、出ないときって一生出ないじゃないですか。
1回レッテル貼られたら終わりじゃないですか、採点競技、本当に。

だから、そういう意味で、僕は競技している時に、あっこれは勝てなくなっていくんだなっていうのは思ってて、余計なんか、ふさぎ込んで跳べなくなっていく時期がすごくあったんで。
なんかもっと、タイムとかだけでやれる競技だったら、もっと楽だったかもしれないなって思います。

内村:なるほど。意外とあのー、繊細な部分が感じられました、羽生選手。

羽生メッチャ繊細ですよ、僕なんか。



この後ゾーンに入る話など、まだまだ対談は続きますが、今夜はもうクタクタに疲れているので、次回に続けたいと思います。


二人の対談は非常に含蓄が深くて、流石に「絶対王者」と呼ばれるだけの理由があると思いました。

メディア上で100パーセント本音を話すことは不可能だとは思いますが、かなりの部分で本音に近い気持ちを語ってくれていると感じました。

羽生選手が一時期、かなりふさぎ込んで、落ち込んで、悲痛な気持ちでいたこと、しかしそれでも北京まで戦い抜いてくれたこと、本当にありがたかったなと思いました。


そしてプロに転向して、無駄に精神を摩耗したり、疲弊させたりすることが少なくなったのならば、本当に良かったなと思いました。

(「国宝級の対談(2)」に続く)



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2023年01月13日

今日のnews every.




本日のnews every. をYouTubeにUPしてくださっています。

こういうの本当に嬉しいですね

 



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かっこいいなって思いますね。

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憧れの先輩であり、
同じ価値観を持っている方だと思いますし、

同じ目標に向かって進んでいる方かなって思います。



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<二人は一緒に演目を演じる予定です。
フィギュアスケートと体操の金メダリストの共演は、日本のアイスショーでは初の試みとなります。>


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(握りこぶしが同じくらいの大きさ。内村さんの手はもっと大きいのかと想像していました。)


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いやぁ、もう楽しみしかないですよもう。

なんかそれなりにプレッシャーをかけて僕は挑みたいと思っています。


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(結弦くんのマスクを直す指が気になってしかたない)


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フィギュアスケートと内村航平の美しさが融合した時に

美しさがどういう風な相乗効果で見えてくるかっていうのを


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すごく楽しみにしてほしいなって思っています。



二人が並ぶと、二人共美しくて可愛くて、二人がまた最強のアスリートだということを忘れてしまいそうになります。

しかし、フィギュアスケートと体操で一緒の演目を共演するって、一体どういうことになるのでしょうか。

想像が追いつけません。

フィギュア×体操の化学反応、どうなるのか楽しみで仕方ないです。




「notte stellata」に出場する無良さんと本郷さんからもコメントがきています。







プロローグ・愛蔵版ブックの表紙が来ていました。

表紙デザインは通常版と同じですが、カラーがゴールドです。

通常版と愛蔵版でペアになりますね。

申し込みは1月31日23:59まで。

私も申し込みまだでした。

申し込みはこちらからです。



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羽生結弦と内村航平



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想定外





スペシャルゲストは内村航平さん!!

まさに想定外のことですね!!

notte stellata  CAST



内村航平 スペシャルゲスト



「冬の王」と「夏の王」の夢の共演が実現する。

 フィギュアスケート男子で五輪連覇しプロとして活動する羽生結弦さん(28)が、東日本大震災から12年目を迎える3月に地元・宮城県の「セキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ21)」で行うアイスショー「羽生結弦 notte stellata(ノッテ・ステラータ)」のスペシャルゲストが13日、公式サイトで発表され、体操男子の個人総合で五輪連覇の内村航平さん(34)が名を連ねた。

 ともに美と高難度の技術の融合を目指してきた羽生さんと内村さんは、これまで互いに刺激し、共鳴してきた。昨年、プロに転向した「冬の王」と、昨年現役を引退した「夏の王」。黄金のキャリアを重ねてきた2人が、新境地を切り開く。


本当に嬉しいです!!
是非とも仙台に行きたい!!

チケット争奪戦が益々凄いことになりそうです。



想定外といえば、こちらもでした。

先日のファイテンのブレスレット発売日のこと、夜になってから私が見に行った時にはもう売り切れていました。

えっ、もう売り切れ? と思いましたが、3万円近い価格のブレスレットが3時間で売れきれたとは驚きました。




 東スポさんがファイテンに取材に行ってくれました。

フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし、プロ転向した羽生結弦(28)のすさまじい人気ぶりは今なお健在だ。

 健康科学メーカーのファイテン社は、6日にオフィシャルストアで羽生のプロ記念モデル「RAKUWAブレスレットウイングスゴールド」(税込2万9700円)の初回出荷分の先行予約を開始。同社の担当者によると、4ケタの在庫を用意しながらも、わずか3時間あまりで完売した。再販予定がある中での大きな反響に「異常というか、本当に(完売までの時間が)早かったですね。弊社としても想定外でした」と驚くばかりだ。

競技者時代は五輪2連覇など、数々の大会で優勝。男子で唯一スーパースラム(主要国際大会6冠)を成し遂げた。昨年7月にプロ転向を表明すると、同11、12月に自身初の単独アイスショー「プロローグ」を開催。今年は東京ドームでスケーター史上初となる単独アイスショー「GIFT」を2月26日に予定し、3月10~12日には、東日本大震災から12年目を迎えるタイミングで「notte stellata」を地元・宮城で実施する。

 同担当者は「東京ドームで前人未到のアイスショーを行うことなどが発表されていましたし、みなさんがより注目されていたことが今回の即完売につながったと思います」と分析。プロ転向時には、一部から注目度の低下を懸念する声も聞かれたが「プロに転向されても影響力は全く変わらないですし、それ以上と言っても過言じゃないですよ」とその絶大な人気ぶりに目を丸くする。

 活躍の舞台こそ変わったものの、ファンを魅了する唯一無二のカリスマ性は不変。「みなさんがもし必要としてくれるなら、必要とされたようなスケートを常に全力を尽くしてやっていきたいと思います」。今年も周囲の想像を超える演技で、圧倒的な存在感を氷上で見せてくれそうだ。 

                                 中西崇太



プロになるや否や、一人きりのアイスショー『プロローグ』、東京ドームでのアイスショー『GIFT』、3.11に仙台でアイスショー『notte stellata』、そして内村航平さんとの共演と、皆の想像を超える活動は「想定外」という言葉がぴったりですね。

東スポの中西さん、JTBにも取材に行ってくださっていましたね。


中西さん、良い取材をしてくださりありがとうございます。
最近の東スポさん、いいですね。




そしてANAさんが2年連覇で世界1位です。
グローバルとアジア・パシフィックの「ネットワーク部門」での2年連続の受賞は世界初です。
連覇とか、世界初とか、これも羽生選手にかぶりますね!

ANA 2022 winner
結弦くんをサポートしてくださるANAさんがアワードを受賞すると嬉しいですね。

これまでも、これからも、飛行機に乗るときはできる限りANAです。



あとは明日14日(土)午後3時からの「冬の王」と「夏の王」の対談を待つばかりです。




お読みいただきありがとうございました。

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羽生結弦と内村航平



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2023年01月08日

羽生結弦と内村航平








とても言い方が難しいのですが、

歴史を作る宿命にある芸術家、

かつアスリートにとって、

それを理解し得ない人がいる、という

こともまた宿命だと思います。

 

「ファンを思ってやっていることなのか」

「東京ドームを満員にした事実が欲しいだけ」

「欲」

「汚点」

 

さすがに「欲」「汚点は」は

どうかと思うのです。

そもそも何も始まっていない状態、

感想どころか単なる悪口です。

それどころか2022年の

全日本フィギュアに至っては

 

「スタンド閑古鳥」

「大きすぎる“羽生結弦の穴”」

 

と書かれています。

全日本の選手たちに失礼なだけでなく、

そこでなぜ羽生結弦の名前なのか、

まるで当たり屋です。

実際、私が改めて書こうと思ったのは

この後者が書かれたことによるものです。

多くの選手たちに本当に失礼で、

それを書く意味もまたよくわかりません、

 

こうした無理解と無神経に苛まれるのは

世の常です。

それはニジンスキーに限らず、

歴史上の人物に常に降りかかる災いです。

しかし後世にそんな「雑音」など

何ら影響はなく、

むしろ史実のエッセンスとして

吸収することもまた、

歴史を作る者の強さです。

それでも当時、

そうした偉人を支えた「推し」は

どれだけ大変だったことでしょう。

無理解と無神経にファンも苛まれます。

 

おそらく『GIFT』が近づくにつれて

またぞろ「雑音」が聞こえてくるでしょう。

それどころかシーズンが始まるたびに

なぜか「羽生結弦がいないから不人気」、

「羽生結弦がいないからチケットが売れない」

などと現役選手、後輩選手に失礼な

「雑音」もまた繰り返されることでしょう。

これもまた「歴史を作る者たち」の宿命です。

それでも恐れることはないのです。

私たちはフィギュアスケートの

「新時代」と生きる宿命にあります。

しかしそれは、とても幸福なことであり、

私たちもまた、

羽生結弦という「新時代」を作る

一員なのです。

 

私ですか?

私は何を言われても、胸を張ります。

だって「新時代」ですから。

 

日野百草


 日野さん、よくぞ書いてくださいました。

アーティストに限らず、科学者でも、思想家でも、多くの人々はそれまで見たことがないこと、それまで知らなかったた考え方、そのようなことを提唱する人に出会ったとき、それを受け入れることを拒み、抵抗するものです。

しかし、やがて歴史が何が正しかったのかを判定します。

今、プロアスリート羽生結弦の挑戦しようとしていることは、10年後、20年後には、画期的な仕事として、フィギュアスケート界の歴史にくっきりと刻まれることでしょう。

私はそう信じて疑いません。




今日はこれから羽生選手と内村航平さんの対談番組があります。





内村さんも羽生選手も、完璧な技術は、完璧であればあるほど限りなく美に昇華することを証明してくれました。

体操とフィギュアスケートと、フィールドは違っても同じものを追求してきた二人は、語らずとも理解できることがたくさんあるのでしょうね。

しかしそこのところを敢えて対談で語ってくださるのが楽しみです。


今夜の放送は12月29日の朝の番組の続編なのでしょうか。

内村航平



偉大なアスリート二人の対談はさらに続きます。

1月14日(日)には、BSフジでSP対談完全版が放送予定です。




今日のS-PARKは14日の対談の前編になるのでしょうか。


今夜はフジテレビ(地上波)23:15~です。
もうすぐですね。


お読みいただきありがとうございました。

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