伊藤聡美作品集
2020年04月02日
素晴らしい伊藤聡美作品集
昨日、ずっと待っていた伊藤聡美さんの作品集が届きました。
Amazon限定版のカバーは黒のOrigin、
そしてカバーの下は通常版の白いNotte Stellataの表紙カバーです。
今日は朝からずっとこの作品集に見入ってしまいました。
期待していた通りの素晴らしい作品集でした。
「布を通したもの作りを、自分の表現方法とする」という思いが、伊藤さんの原点となっているということです。
そして、衣装製作において最も大切にしているのは、
「音楽と振り付けの世界観を表現すること」、「選手のモチベーションを上げること」、この2つに尽きるということです。
最初に現れる写真はNotte Stellataの衣装と、ビーズの一つ一つを縫い付ける伊藤さんの手。
精緻な手仕事によって、美しい衣装が作られていくことが象徴されているようです。
以下、掲載されている羽生選手の衣装です。
まず第1番に出てくるのは、
FILE.001 オペラ座の怪人
2014年の中国杯の事故の後、急遽制作を依頼されて2週間で仕上げたという伝説的な衣装。
「白、青、金」という色彩は羽生選手からのリクエストだったそうです。
以前参加した伊藤さんの講座でも、この衣装への思い入れの強さを語ってくださいました。
私も大好きな衣装、プログラムです。
FILE.002 天と地のレクイエム
東日本大震災の鎮魂歌とも言える、天と地のレクイエム。
テーマは「海」。
ここでもペパーミントカラーは羽生選手からのリクエストだったということです。
FILE.017 春よ、来い
胸もとのグレーは桜の幹をイメージしたもの。
衣装そのものが満開の桜の木を表現しているようです。
袖に付けられたオーガンジーのフリルが独創的ですね。
FILE.019 CRYSTAL MEMORIES
羽生選手自身が内面からクリスタルを生み出している、そんなイメージでデザインされたということです。
昨年のFaOIのために創られた衣装。
Toshiさんとのコラボレーションを思い出します。
FILE.026 Origin / 黒

羽生選手の名前からイメージした「羽根から生まれた非人間」をモチーフにしてデザインされたそうです。
黒と金のカラーはプルシェンコさんの「ニジンスキーに捧ぐ」へのオマージュ。
伊藤さんの原点とも言える白と青と金の「オペラ座の怪人」と双璧を成す衣装ともいえるように思いました。
FILE.027 Hope & Legacy
森、湖、オーロラなどの自然が生み出す色彩をコンセプトにデザインされたそうです。
白から緑、深い青へのグラデーションが美しい。
羽生選手から、「悲愴」の衣装のイメージというリクエストもあったそうです。
これも大好きな衣装です。
FILE.035 SEIMEI
安倍晴明が生きた平安時代の「狩衣」の形をベースに、羽生選手と綿密に打ち合わせを重ねたそうです。
背中の金の五芒星が、唯一無二となるオリンピック2連覇を象徴する記念碑的な衣装となりました。
FILE.036 Notte Stellata

「Notte Stellata」の原曲であるサンサーンスの「白鳥」から、氷上に舞い降りたスワンをイメージして創られた美しい衣装。
胸と背中の深いカッティングの美しさとそこに沿って手縫いされた羽根が白鳥のイメージを醸し出しています。
多分、羽生選手のこれまでの衣装で一番好きなもの。
講座で実物を見せていただき感激しました。
FILE.049 Otonal
テーマカラーの青は羽生選手のリクエストによるもの。
手縫いで施されたギャザーは氷にも見えそして蒼い炎にも見える。
美しさとカッコよさを兼ね備えた衣装をイメージして製作された衣装。
Otonalはジョニー・ウィアーさんへのオマージュとなるプログラムだけに、衣装のカラーは青が決まりですね。
私は前シーズンの1着目のOtonalの衣装も好きでした。
FILE.052 The Final Time Traveler
これが羽生選手の衣装を手掛けた最初の作品ということです。
透き通るようなブルーに花のモチーフが印象的。
これを着こなせる男性は羽生結弦だけだと思います。
FILE.053 Believe

FaOIで初めて見た時、それまでの羽生選手のイメージと違う、オレンジ色のドレープの衣装に驚いた記憶があります。
伊藤さんの講座で、初めてこれも伊藤さんの作品だと知りました。
オレンジ色は意外にも羽生選手のリクエストだったそうです。
FILE.069 マスカレイド
右手は赤、左手は仮面をイメージした黒白の手袋は羽生選手のアイデアとのこと。
衣装製作の時から、あの仮面に見立てた手袋を叩きつけるラストをイメージしていたのかな。
FILE.077 Origin / 紫
ニジンスキー「薔薇の精」からの着想で製作。
デザイン面だけでなく機能面も極限まで両立させ、
「この衣装を超えるものはない」と思わせられる究極完全体の衣装だということです。
作品集に収録された羽生選手の衣装は全部で13点。
どれも本当に手の込んだ正にオートクチュール作品です。
伊藤さんの素晴らしいところの一つは、デザイナーであり、同時に製作者でもあるところ。
ビーズのひとつひとつを自分の手で縫い付け、生地をデリケートなグラデーションで染色する。
まるでパリのオートクチュールのベテランお針子さんのような仕事をこなせることです。
この美しい写真集であり作品集、是非是非たくさんの方に見ていただきたいと思いました。
お値段は多少張りますが、買っても絶対後悔しないと私は確信しています。
(画像は自分のPCのフォトファイルと、Amazonの商品ページから。作品集の写真ではありません。)
伊藤聡美
KADOKAWA
2020-03-31
また、昨日4月1日は羽生選手にとって特別な日だったのですね。
世界選手権といえば3月というイメージが強いので、私もヘルシンキワールドも3月のことだったと思い込んでいたのですが、流石にマッシミリアーノさん、4月1日をある特別な思いで記憶していてくれました。
私たちも忘れられないあのヘルシンキワールドのフリーを滑った日なのでした。
April 1 will always be remembered as the day when figure skating reached its highest point.
— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) March 31, 2020
Exactly 3 years ago, #YuzuruHanyu won his second World Title "painting" an amazing free skate, something that has never been seen before and will not be seen afterhttps://t.co/iXX74nw9FF
今ではYOUTUBEで見られない動画を上げて下さりありがとうございます。
これからは4月1日はエイプリルフールではなく、「Hope & Legacyの日」として記憶したいと思います。
(昨日は一世帯にマスク2枚郵送するって聞いて、エイプリルフールか、と思ってしまいました。
本気だとしたらどういう発想なのか??)
今日はしばしCOVID19を忘れて、美しいものに浸ることができました。
免疫力、確実に上がったと思います。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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2020年03月30日
新型コロナウイルス拡大の日々を生きる
今日は、日本よりもはるかに過酷な状況を生きているイタリアの人々からのメッセージを集めた動画を皆さんとシェアしたいと思います。
困難の中でも、イタリア人らしく、愛とユーモアを忘れない姿勢に共感しました。
チャオ・イタリア、元気?
ー新型コロナウイルス拡大の日々を生きる。
イタリア文化会館ウェブサイトより
イタリアだけでなく、世界中の人々が不安を抱えた同じ気持ちで日々を過ごしているでしょう。
今は人と触れ合わないないことでウイルスにうつらない、うつさないことしか、私達にできることはありません。
本当にストレスが溜まりますね。
でもいつの日か、この事件が、人類が乗り越えてきた歴史の1ページになるのを確信しています。
あと半年続くのか、1年なのか、2年なのか、それは誰にもわかりません。
でも、未来から見れば、コロナ以前の世界とコロナ以後の世界ではパラダイムシフトが起こり、かなり大きな変化があるような気がしています。
それが長い視野で見た時、人類全体にとってよい方向でありますように。
共通の敵、共通の目的のために結束できる人類でありますように。
今はよく眠り、栄養を取り、美しいものを見て、免疫力を上げましょう。
幸い私達には羽生選手がこれまで創り上げてくれた美しい演技の記録があります。
華麗なる画像の数々もあります。
次々と出版される本や、新しく制作される番組もあります。
明日3月31日(火)には、NHK BS1 20:00~21:50
羽生結弦10年間の軌跡~NHK杯フィギュア
オリンピック連覇、そして今年2月に四大陸選手権で優勝し、男子フィギュアスケートで初めて国際主要大会6冠を達成した羽生結弦選手。ファンを魅了し続けるトップスケーター羽生の歩みを、彼自身が「特別な大会」というNHK杯での演技とともに振り返ります。2010年15歳での初出場から、2019年4回目の優勝を果たすまで。NHK杯フィギュア羽生結弦のすべて。
4月1日には伊藤聡美さんの衣装作品集
伊藤聡美
KADOKAWA
2020-03-31
<内容紹介>
物語る衣裳――フィギュアスケートの美しさを衣裳からひもとく
**********
単に技術を競い合うだけではない
「アートスポーツ」の代表とされる
フィギュアスケート。
プログラムを作る上で欠かせない
「衣裳」という観点から、
フィギュアスケートの美しさの
秘密をひもとく。
**********
羽生結弦選手をはじめ、国内外からの
オファーが絶えない衣装デザイナー、
伊藤聡美による初の作品集。
初めてデザインした衣裳から
最新シーズン(2019-20)まで、
この作品集のためだけに美しく
撮り下ろした衣裳写真と製作秘話を掲載。
競技にかける選手の想いと努力の軌跡、
それに共鳴しながら生み出されていく
衣裳の数々――。
フィギュアスケートの
「美が生まれるところ」を
感じられる貴重な1冊。
4月2日には華麗な表紙のNumber plus
Number
文藝春秋
2020-04-02
これは間違いなく表紙だけ見て買ってしまいます。
Nuber創刊1000号記念もよかったですが、
フィギュアスケートに特化したNumber PLUSの方も、楽しみな記事がたくさんありそうです。
このシリーズのカバーの裏面ポスターも楽しみです。
<内容紹介>
Number PLUS
MAY 2020 VOL.9 SPECIAL EDITION
FIGURE SKATING TRACE OF STARS
銀盤に願いを。
フィギュアスケート 2019-2020 シーズン総集編
※カバー裏面は羽生結弦選手の写真による特製ポスター仕様
羽生結弦、宇野昌磨、ネイサン・チェンら
トップスケーターの密着レポート、
エフゲニア・メドベデワ、鍵山優真、
吉田唄菜&西山真瑚の独占インタビューなどを収録。
【試練の先に見えた新境地】
羽生結弦「“再演"は前進のための必然」
【羽生結弦・2019-2020言行録】
「自分のスケート」を追い求めて。
【福間洸太朗が語るバラード第1番】
繰り返しの中の一期一会。
【佐野稔が見た“新"SEIMEI】
凝縮し凄味を増した持ちナンバー。
【本誌秘蔵写真とともに振り返る】
羽生結弦インタビュー・プレイバック
「みんなの応援があったから」
【コロナ危機と向き合う今】
思い出すあの春と雌伏の時。
【幻の世界選手権を語る】
ネイサン・チェン「ぼくはまだ限界まで出し切ってない」
【元4回転王が語る進化の軌跡】
ブライアン・ジュベール「フィギュアの未来は明るい」
【V字復活の裏側】
宇野昌磨「2人の男が導いた夜明け」
【父子が語った激動シーズン】
鍵山優真「五輪に向けて上げていきたい」
【ジュニア卒業の決意】
佐藤駿「憧れの人に学んだ4回転」
【本田武史が解説する】
男子フィギュアの最新パワーバランス。
【日本女子エースの戦略】
紀平梨花「慎重に冷静に勝ちたい」
【荒川静香が読み解く】
トゥルソワ/コストルナヤ/シェルバコワ
ロシア10代トリオが挑む人類の進化。
【独占インタビュー】
エフゲニア・メドベデワ「変身しても、私は私」
【アメリカ女子の新星】
アリサ・リュウ「ロシアの牙城を崩す14歳の“女王"」
【“うたしん"ペアの宣言】
吉田唄菜&西山真瑚「お客さんと一緒に楽しむダンスを」
2019-2020シーズン主要大会記録
羽生選手の無事を祈りながら、1日1日を辛抱強く乗り越えていきたいと思います。
ブログ訪問ありがとうございます。
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写真はキャプチャーしたもの、撮影したもの、感謝してお借りしたものです。

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