ヤグディン

2018年11月19日

羽生結弦とヤグディンの接点


今回のロステレコムでは、初めてアレクセイ・ヤグディンさんと、彼のかつてのコーチであるタラソワさんが一緒に解説を担当していました。


18 ロステレ タラソワ ヤグディン 3


ヤグディンさんは今はもうあまりスケート界のお仕事はしていないのかと思っていたので、解説する姿を見られたのは嬉しい驚きでした。


羽生選手のFS演技後の二人の解説の一部をSallyさんが翻訳して下さっています。



18 ロステレ タラソワ ヤグディン 2

18 ロステレ タラソワ ヤグディン 1



この解説を読んで、特に「今日のユヅルの演技は私達が皆同じ人間であること、だからこそもちろん、時に疲弊する事もあるという事を示してくれた。私はたまにはミスのある演技も必要だと思う、人生に完璧などないのだから。どんな天才でさえ自身の望むものを手に入れられない日もある」という言葉には、ヤグディンさんも現役時代には怪我に悩んだ経験も多々あり、羽生選手の置かれた状況もよく理解してあたたかい言葉を送ってくれたんだなぁと感動しました。


18 ロステレ FS 坂本清 5



ヤグディンさんは 別の解説の中で、「結弦をこの目で見ることができることをとても嬉しく感じています。羽生結弦と同じ空間で会うのは、人生で初めてです。勇気をもって言うけど、私はどうしてこの瞬間までこの2度のオリンピック王者の演技をこの目で見てこなかったのだろうか。」とも語っています。


ということは、羽生選手もこれまでにヤグディンさんに実際に会ったことがないということになります。 
おそらく何百回、いえ何千回もその演技動画見てきたはずなのに。




それを今回繋げてくれたのはタラソワさんでした。



18 ロステレ タラソワ



 

実際に羽生選手とヤグディンさんが対面できたのかどうかはわかりませんが、少なくとも同じ場所を共有し、互いの存在を身近で感じたことは確かです。


羽生選手が幼い頃からプルシェンコさんに憧れ、その強さ、逞しさ、安定感、カリスマ性を尊敬してきたのもよく分かります。


しかし私は正直なところ、羽生結弦選手とヤグディンさんの中に共通点を感じてきました。

例えば、頭脳明晰、自由闊達、天真爛漫、そしてスケートのスタイルも。 



今回、タラソワさんを接点に二人がもしも遭遇していたら、ヤグディン・プルシェンコ・羽生結弦の三人の天才が作る三角形が完成します。

そこからまた何かが生まれる可能性がありそうです。


いつか三人の天才が同じ場所に立ってくれる日が訪れるといいなぁと、内心 願っています。

夢かもしれないけれど。





ヤグディンさんの『オーバーカム(打ち勝つ)』というタイトルの自伝、とてもよかったです。
内容も興味深く、写真もたっぷりでお薦めです。






自伝と同じタイトルのEXプログラム『オーバーカム』も大好き!
こちらもお勧めです。







以前、この三人について書いた過去記事があります。
三人の天才☆ミドルネームはアマデウス

現役時代のヤグディンさんやプルシェンコさんの動画もたくさん含んだやや長めの記事ですが、お読みいただけたら嬉しいです。


ヤグディン プルシェンコ

  



羽生選手、松葉杖で表彰式出席してくれたのですね。

18 ロステレ 表彰式 1


またひとつ伝説が生まれましたね!

表彰式、明日また書きたいと思います。


He will overcome. 
羽生選手の復活を信じています。



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2018年11月17日

ロシアからの祝福


GPファイナル進出決定おめでとうーー

18 ロステレ FS 1


怪我に見事に対応して、構成を全く変えて危機を乗り越えた対応力に脱帽!

また後で記事上げます。

  


まず最初に今日の公式練習で羽生選手が4回転ループで転倒したことについて。

動画を見ましたがしばらく立ち上がれなくて、足を痛めたのかと心配です。

途中で練習を引き上げましたが、適切な処置のためと思っています。

試合までわずかな時間しかありませんが、どうか無事試合に臨めますようにと祈っています。


  


昨日の試合にはロシアスケート界の多くの重鎮の方々が会場にいらして、前記事のロシアより愛を込めてに書いていた方々も全員羽生選手の演技を観ていたようです。



【Sponichi Annex】
羽生結弦「ありがたいこと」立ち上がったタラソワ氏へ感謝のステップ

男子SPで羽生結弦(ANA)が110・53点をマークし、首位発進を決めた。今月上旬のフィンランド大会でマークした106・69点を3・84点更新する世界最高得点。「実質、ほぼMAXじゃないかな、この構成では」。キス&クライでスコアを知ると、充実の汗を光らせながら笑顔で手を叩いた。

 SPは憧れのジョニー・ウィアー氏がかつて使用した「秋によせて」。ウィアー氏の同プログラムを振り付けたタチアナ・タラソワ氏が、会場で羽生のステップを立って見つめていた。「タラソワさんが立って下さっているのが見えて。とてもありがたいこと」。フィンランド大会ではレベル3にとどまったが、この日はレベル4を獲得。「すごく感情のこもったものになった」と振り返った。

 17日のフリーには自身初のGPシリーズ連勝、日本男子最多となるGP通算10勝、新ルールで初の合計300点超えなど様々な記録が懸かる。「まだフリーがきれいにできていないので。まずは自分の中でSP、フリーを揃えてなんぼ。しっかり揃えられるように」。ノーミスで「Origin」を滑り終えた時、また伝説が生まれる。[ 2018年11月16日 22:58 ]

18 ロステレ SP 小海途
写真:小海途 良幹












































































【日刊スポーツ】
羽生結弦「ルーツ」のロシアで首位発進 恩師に一礼

<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)

男子SPで羽生結弦(23=ANA)がGP第3戦ヘルシンキ大会で出した106・69点の世界最高点を更新する110・53点をマークして首位発進した。

ロシアへの感謝を込めた。3つのジャンプ要素をすべて決めて、ステップに入るところで、リンクサイドに立つロシアの名将タチアナ・タラソワの姿を見つけた。今季のSP「秋によせて」は、憧れの元全米王者ジョニー・ウィアー氏のプログラムをカバーしたもの。その元の振り付けをしたのがタラソワ氏。前日の練習でも「がんばってね。いつも見てるから」と声をかけてもらっていた。「立って見てくださるのは、ありがたい」と、ステップ中の見せ場であるジャンプを目の前で披露した。

正面上段の席には11-12年シーズンのフリー「ロミオとジュリエット」を手直ししてくれたボブリン、ベステミアノワ夫妻がいた。演技後、スタンディングオベーションしてくれた2人を見つけ、「ありがとうございました」と深々と礼した。

記者会見では「自分のスケートをたどっていくとロシアがルーツ」とロシアとの縁を口にした。17日のフリーで滑るのは、ロシアの“皇帝”ことエフゲニー・プルシェンコ氏の代表作「ニジンスキーに捧ぐ」をカバーした「Origin」。「明日はプルシェンコさんに向けて頑張りたい」と、再び思いを込める。

18 ロステレ SP スポニチ 小海途
写真:小海途良幹




そして個人的に非常に嬉しかったのはこのタラソワさんとヤグディンさんの解説でした。

GPSロシア羽生結弦SP:タラソワ・ヤグディン解説
ロシアン・フィギュアスケート・フォレヴァより)


ヤグディン
結弦をこの目で見られることができることをとても嬉しく感じています。羽生結弦と同じ空間で会うのは、人生で初めてです。

(演技中無言)

ヤグディン
勇気を持って言うけれど、私はどうしてこの瞬間までこの2度のオリンピック王者の演技をこの目で見てこなかったのだろうか。タチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)、しかしこれは現実世界のフィギュアスケートの神ですね。


タラソワ
そう、現実のものです。まったくの現実です。ただ、彼とブライアンに感謝です。彼の国に、こんな天才が生まれ、全世界に贈ってくれたことに。私たちを驚かせ、私たちを感動させる人を。ジャッジがどんな評価をするのか想像もできません。私がジャッジだったら、プラスを出すのを惜しいとは思わないでしょう。なぜなら、人生で+5を付けることはもうないということになりそうだからです。絶対に。そしてこれ以上の喜びを得ることもないかもしれません。でも、ジャッジは彼に+4を付けるでしょう。おそらく、彼らは人生は永遠のものと考えており、まだ別の天才を見ることができると考えているからです。こんな大きな喜びを与えてくれて、本当にありがとう。


ヤグディン
スケーターが実際に、こんなに冷静に、こんなに落ち着いて、最も難しいジャンプをを遂行するとは…、しかも、こんなに音楽を、一つ一つの動きを感じながら…。


タラソワ
一つ一つの細胞を彼は感じているのです。彼の一つ一つの細胞が音楽を感じているのです。


ヤグディン
もちろん、羽生は本当に練習中毒で、完璧主義者なのでしょう。しかし、こういった才能というのは、何よりもまず生まれながらのものだと思います。


タラソワ
もちろんです。観客も泣いています。昨日オーサーと話したのですが、羽生は今年からまったくの別人になったと彼は言っていました。オープンで、楽しそうで。彼は昨年まで、(オリンピック)優勝に非常に集中していたと。彼にとっては、オリンピックで2回金メダルを取る必要があったのでしょう。オリンピック王者となって、自分自身となるために。楽しんで練習ができるよう、そして新発明のための練習ができるように。新技術のための練習をして、多くの新しいことを学ぶために。

やったー!世界記録!幸せですね。


ヤグディン
そうですね、このホディンの地(注:メガスポルトのある地名)に信じられないような出来事が起こりましたね。このような天才的な演技で男子のショートプログラムが締められました。私とタチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)はただスタンディング・オベーションです。これを見たあとでは座っていることは不可能です。


タラソワ
ステップシークエンスのときにはもう立っていました。座ってるなんて無理です。


18 ロステレ タラソワ ヤグ 2



いやー素晴らしい解説ですね。
ロシアスケート界のレジェンドとその元コーチによる名解説です。

ヤグディンさんはもうあまりスケート界にはタッチしていないのかと思っていたので、ここでタラソワさんと一緒に羽生選手の解説をして下さるとは、意外な、しかし大きな喜びです。

プルシェンコさんと共にロシア男子フィギュアの黄金期を担った偉大なスケーターヤグディンさんの姿を見られて良かったです。

羽生選手も、昔の映像で見ているのは、プルシェンコさんやジョニーさん、アレクセイ・ヤグディンさんと本田武史さんと言っていましたから、ヤグディンさんからの最高の評価は嬉しかったことでしょう。

poohzuruhanyuさんinstagramより



初めてロステレコム杯に出場したのは2010年のこと、この時は7位に終わりました。
しかしファンによる人気投票ではかなり上位だった(1位?だったか)と記憶しています。

翌年の2011年にも出場し、シニアGPシリーズ初優勝。

そしてこの時、既にオーサーコーチの元にいたハビエル選手と試合で初めて出会ったのでした。


色々な由縁のあるロステレコム杯。
今年は世界一のフィギュアスケーターとなった羽生選手から、ロシアの先達たちに恩返しの演技となりますね。





最後にまだ16歳の結弦君と2011年のクリスマスシーズンのモスクワを散歩しましょう。

18 ロステレ 2011 モスクワ 2



18 ロステレ 2011 モスクワ



18 ロステレ 2011 モスクワ 3

yuzu_kanamiさんのインスタグラムより





どうかどうか怪我が重大なものではありませんように。

羽生選手が無事にOriginを滑れますように。

仮にジャンプが跳べなくても、CwWの時のようにステップとスピンだけでも彼は勝てると信じています。

3位以内でGPファイナル出場のためには欠場という選択肢はないはず。


決して無理はしてほしくないけれど、羽生選手とチームブライアンを信じています。


18 ロステレ SP cap  37


ライスト始まっています。
こちらが機能しています。


ISUリザルトー自動更新します。

羽生選手の登場を信じて待つのみ!


会場入りしました!
ウォーミングアップしています!

ひとまずよかった!!




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2018年09月04日

三人の天才☆ミドルネームはアマデウス


この記事にはYOUTUBE動画が9本含まれています。
お時間のある時に見ていただけたら嬉しいです。
      

私が羽生選手のファンとして、フィギュアスケートをそれなりに熱心に見始める前は、テレビ放映されるオリンピックと世界選手権くらいは見るという程度の、ごく軽いフィギュアスケートファンでした。
特に誰を応援しているということもなく、その時々の素晴らしい演技を見て楽しんでいただけでした。


そんなフィギュアスケートライトファンの私でしたが、素直に『天才』という二文字が受け入れられたのは三人だけです。

アレクセイ・ヤグディン、エフゲニー・プルシェンコ、そして羽生結弦です。


羽生選手も事あるごとに言及している2002年ソルトレイクシティオリンピック。
この頃は、ヤグディンとプルシェンコという二人の天才が競い合っていた時代ですが、
やはり2002年のヤグディンは圧巻でした。
SPの『ウインター』、FSの『仮面の男』、共にパーフェクトな演技で金メダルを獲得。

ヤグディン プルシェンコ
プルシェンコ19歳、ヤグディン21歳


このときプルシェンコはSP冒頭で転倒し銀メダルとなりました。

当時はヤグディンが『王者』と呼ばれていたのでした。


2002ソルトレイクシティ五輪 SP 『ウインター』


このプログラム大好きなのですが、今年のFaOIで滑った『春よ、来い』で、羽生選手が氷のかけらを空中にまき散らすのを見て、即座にこの時のヤグディンを思い出しました。
羽生選手も研究し尽くしているはずのこのプログラムから取り入れてくれたのかなと思って嬉しくなりました。それもContinueだなと思ったのでした。


2002ソルトレイクシティ五輪 FS『仮面の男』


アレクサンドル・デュマ原作の鉄仮面伝説をテーマにしたプログラム。
私は当時この衣装にちょっとショックを受けましたね。


2002ソルトレイクシティ五輪 EX『オーバーカム』


羽生選手の練習着と同じく黒の半そでに黒手袋で演じるこのEXも大好きです。
いつか羽生選手にもこんな衣装でエキシプロを滑ってほしい。


ヤグディンはこのシーズン、GPF、オリンピック、世界選手権(長野)と史上初のフィギュアスケート三冠を制覇しました。

二人目の三冠達成は、言わずと知れた羽生選手ですね。
ヤグディンはまた、17歳で世界選手権初出場で銅メダルを取ったことでも羽生選手と重なります。


元々ヤグディンとプルシェンコは同じミーシンコーチの元にいて、2歳年上のヤグディンは兄弟子でした。
ちょうどオーサーコーチ門下のハビエル・フェルナンデス選手と羽生選手のような関係です。


プルシェンコ ミーシン

しかしヤグディンとミーシンコーチの関係がうまくいかなくなり、1998年にはヤグディンはタラソワコーチの元に移ってしまいます。

ヤグディン 2002



両雄並び立たずと言われますが、このようにトップ選手が同じコーチの元ではなかなかうまくいかないのが普通ですね。
それを考えると改めてユヅーハビの関係が奇跡的なものに思えます。


18-2-17  グリーンルーム



五輪サングラス 2_Fotor




残念なことにその後ヤグディンは股関節を痛めて2003年に現役を引退してしまいました。




ヤグディン引退後、プルシェンコは2003年、2004年の世界選手権も制し、次のオリンピック2006年トリノではSP、FP共に1位となり金メダルを獲得します。
そして次第に『ロシアの皇帝プルシェンコ』と呼ばれるようになります。


2006トリノ五輪 SP 『トスカ』



2006 トリノ五輪 FS『ゴッドファーザー』



2006トリノ五輪 EX『トスカ』生演奏+『カルーゾ』


このEXではエドウィン・マートンさんのバイオリンの氷上生演奏が素晴らしかったです。

開催地トリノに合わせて、プルシェンコの全てのプログラムがイタリア関連でしたね。



選手時代は色々な軋轢のあったヤグディンとプルシェンコでしたが、2014年のソチオリンピックの前には、「プルシェンコはソチでの唯一の希望」とコメントしています。
今では同じイベントに出席するくらい関係は修復されているようです。
自伝の中でエフゲニーのことを人間的に嫌だと思ったことは一度もないと書いていて、
現役中はコーチや周りの環境の中で遠ざかってしまったのではないでしょうか。

ヤグディン プルシェンコ 2



アレクセイ・ヤグディン自伝『オーバーカム』
ロシアのスケート事情や、ミーシンコーチ、タラソワコーチ、プルシェンコとの関係、生い立ちなど、大変興味深い内容です。写真も沢山収録されていて大変面白く、一気読みしてしまいました。


    


三人目の天才、羽生結弦がプルシェンコと初めて会ったのは2009年のアイスショーで、その際「俺を倒したらお前の時代だよ」と言われたそうです。

仲間たち 4


そして2014年ソチオリンピックで金メダルを取ることになります。

2014 ソチ 練習 1




続いて2018年平昌オリンピックでディック・バトン以来66年目となるオリンピック2連覇を成し遂げたのはつい半年ほど前のことですね。

18-2-17 メダルセレモニー 4_Fotor



最早、目に焼き付いているくらい繰り返し見た映像ですが、比較のために置いておきます。


2018 平昌五輪 SP『バラード第1番』


何度見てもため息の出る美しさ。
この繊細さ、エレガンスはヤグディンにもプルシェンコにも無いもの。


2018 平昌五輪 FS『SEIMEI』



世界的に知られているわけではない日本の歴史上の人物をテーマとし、日本の楽曲を使い、日本的な衣装で演じられたプログラムが世界中で絶賛されるという快挙でした。
間違いなく羽生選手の代表的作としてフィギュア史に残るプログラムだと思います。


2018 平昌五輪 EX『ノッテ・ステッラータ』


タラソワコーチが羽生選手にと、ご指名で贈ってくれたこの曲は、至上のEXプログラムとなりました。私にとっても過去最高に好きと言ってもよいくらいのプログラムです。

かつて最盛期のヤグディンのコーチをしていたタラソワさんは、羽生選手の中にも同様の天才を見ていたのかもしれません。

タラソワ



かつて羽生選手のヒーローだったプルシェンコは、今や羽生選手を「僕のヒーロー」とまで言い、ヤグディンからもまた平昌オリンピック後に羽生選手を称えるコメントがありました。
そしてタラソワコーチ、ミーシンコーチからも高く評価されています。



こうして三人の天才の9つのプログラムを観ると、いずれも宝石のような珠玉のプログラム。

この時代に現れた天才スケーターと共に時を刻んでいけることに心から感謝し、嬉しく思っています。



羽生選手は先日の公開練習の会見での一問一答で、次のように語っています。

―何回くらい映像を見ている?

 「いやあ…ぼくほんっとうに、ええと、中学生くらいまでですかね、本当に他の人の演技ってあんまり見ないタイプで。自分のスケートもそんなに見てないんですけど(笑い)。ただ、プルシェンコさんとジョニー・ウィアーさんの演技は本当に何回でも見れていましたし、なんていうんだろう、むしろ、彼らの演技とアレクセイ・ヤグディンさんと本田さん以外はほぼ見ていないんじゃないかなっていうくらい(笑い)。ですね。はい」

18-9-2 SPARK 11

天才は天才を知るってことですね。



今シーズンは、SPでジョニー・ウィアーに捧げる『秋によせて』、FPでプルシェンコに捧げる『Origin』、そしてEXでは秘かにヤグディンに捧げる『春よ、来い』を見られそうです。


我らが天才、羽生選手には「神に愛されし者」として、謹んで "Yuzuru Amadeus Hanyu” という名を献呈したいと思います。



*動画が見れないときはタイトルをタップしていただくとYOUTUBEに移動します。

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