ヒストリックレコード

2020年05月20日

ディエーチ!ディエーチ!!



3日間のヘルシンキ振り返り、
まるで新たな試合を観ているような気分になりました。


あのHope & Legacy を目撃した後、これはとてつもない点数が出るだろうと、誰もが確信したと思います。


17 fs cap  8-1



おそらく誰よりも強くそう信じていたのはマッシミリアーノさんではなかったでしょうか。


17 ワールド  fs sankei  3



2017年当時のマッシミリアーノさん解説動画と翻訳を、Nympheaさんのブログ「惑星ハニューにようこそ」より感謝してお借りしました。


解説の中で、ディエーチ! ディエーチ! とマッシミリアーノさんが叫んでいます。

イタリア語で「10」を示します。



*****

実況:マッシミリアーノ・アンベージ(M)
解説:アンジェロ・ドルフィーニ(A)

 

M:最初に滑るのは現オリンピックチャンピオン、羽生結弦だ

競技人生で全てのタイトルを獲得した選手

四大陸選手権以外(笑)

この競技のアイコン

皆が待望する羽生結弦

大会予想では大本命だったがショートを5位で終えた

羽生は12月に22歳になったばかりの選手

母国のレジェンド、いや母国だけじゃない

彼の運命を支配するのは彼だ

何故なら、もし彼が完璧なフリーを滑ったなら、この試合を勝つことも出来るからだ

A:もはや皆さんも知っている久石譲の曲

 

(演技中)

A:奇跡のように素晴らしい4ループ

gifmagazine (103)

M:+3だ

A:傑作選に入る4サルコウ

A:3フリップ

難しいステップで挟んで

ファンタスティコだ

A:次に注目して欲しい

彼のプログラムの命運を分ける瞬間がやってくる

4サルコウ/3トゥループ!!完璧!

gifmagazine (104)



A:4トゥループ(笑)

A:3アクセル、両手を上げて2アクセル

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A:3アクセル/ループ/3サルコウ

gifmagazine (105)

着氷後にイーグルを付けて!(笑)

恐ろしい・・・(笑)

A:まだ1本ジャンプが残っている

注意して欲しい

ルッツだ

gifmagazine (107)


A:3ルーッツ!!!全くミスをしなかった

これは新しい歴代最高得点だ

技術点121点、まだこのスピンが残っている

 

(演技後)

M:惑星ハニューにおかえりなさい!

君が続けてくれる?僕はもう無理だ・・・

(マッシミリアーノさん、号泣してしまってしゃべれない模様)

A:(爆笑)凄まじい

羽生結弦がこれまでに滑った中で最高のフリープログラム、すなわち史上最高のプログラムということだ

技術点125点は・・・何か戦慄が走る得点だ

ライバル達を全滅させることが出来る

演技構成点は90点を大幅に超えるだろう

このプログラムは

M:90点?僕はこんなジャンルのプログラムは初めて見た

これに100点を与えないなんてあり得ないだろう!!

A:(笑)

M:全ての項目で10点を与えるべきだ!!

何故ならこんな代物は未だかつて誰も見たことがないからだ

Interpretation 10点!
Choreography 10点!

Transition、議論の余地があると思う?
これから滑る他の選手と比べて欲しい

Performance

M/A:10点!

A:Performanceは絶対10点だ!

M:Skating skills これは君たちが見ることの出来る最高のものだ!

未だかつて見たことがない究極難度のステップ!

繰り返すけれど、君が続けてくれる?
僕は泣いてしまっている

だってこれは驚異的なプログラムだ

これはスポーツ界全体における歴史的瞬間だ

恐ろしい

人類のレジェンドだ

A:そう、彼は生きた伝説だ

さあ、圧巻の得点を待つとしよう

220点を大幅に超えるだろう

つまり220点は確実に超える

何点超えるか見てみよう

(笑)恐ろしい

僕達は既に彼の途方もない演技を何度も見てきたけれど、こんな羽生は未だかつて見たことがない


 
動画でご覧ください。日本語字幕付きです。




結果はこのようなものでした。

17 ヘルシンキワールド プロトコル


確かにPCS97.08はスキャンダラスです。
特にJ5のジャッジは一人だけ9.25を3つもつけています。GOEでも0とか、1を連発。
そしてJ1も同様です。

当時の世界最高得点は、同じく羽生選手が2015年GPFで出した219.48点でしたから、
私は230点くらいは出るだろうと思っていました。

その時は優勝と世界最高得点更新の喜びでかき消されていたのが、今改めてよく見ると信じられないくらい酷い評価です。


流石にマッシミリアーノさんは即座に指摘しています。

「全ての項目で10点(ディエーチ)を与えるべきだ!!」と。


しかし、どんなに酷いジャッジングをされても、結局はISUのヒストリックレコードの世界最高得点として、

この「希望と遺産」は受け継がれていくのです。



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withgoldenwings at 07:49|Permalink