スポーツ報知
2022年08月18日
気分はスポーツ新聞コレクター
今日でスポーツ報知の連載が終わりました。
どれも素敵すぎるほどの写真特集、どうにか全部そろえられて良かったな。
結弦くんがプロに転向してからは、毎日が怒涛のスポーツ新聞祭りでしたね。
毎日コンビニ巡りをするスポーツ新聞コレクターになったような気分です。
#羽生結弦 さん夏祭り🍧にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました🙇♀️連載は17日付で終了となりますが、あす18日午前8時〜ショップ報知https://t.co/3kzeSy7jUcで #SharePractice 翌日の爆イケ紙面と3回の連載の計4部のセット販売があります😊【数量限定】なので早めにお手続きください✨ pic.twitter.com/riKQKngY6F
— スポーツ報知 大阪レイアウト担当 (@hochi_oskhensei) August 17, 2022
連載最終回の今日は『新しい形のショー』がテーマでした。
SharePracticeの後、報道陣との一問一答で、自身が考えているアイスショーについても話してくれましたね。
「ある程度、年内の方は目処(めど)が立ってきました。実際に年内でこれをやりたいな、あれやりたいなあっていうのは、ちょっとずつ決まってはきていて。それのための練習もしています。ただ、また改めて告知させていただこうかなというふうに思っているので、まだ内緒です(笑い)。ただ、年内の活動はとりあえず今決まりそうな感じがあるので、かなり、会見をやってから進み始めているので」
「新しいショーを組み立てようとしている時も、その練習しているのも本当に『きついなー』って思いながらやっているんですけど。レベルを落とすことなく、最後までやりきりたいなって思うので、ぜひ、新しいショーの形も、そしてこれからの自分自身の瞬発力的なレベルの高さも、期待していただけたらうれしいです」
「競技っぽさはちょっと感じていただきたいかなーと。これからも、難しいこと含めて、やっぱチャレンジしていきたいですし、それが4A(4回転半ジャンプ)になるのか、は、ちょっと分からないですけど。ただ、これからもその4A含めて、すごい難しいこと、と、同時に自分の表現したいことだったりとか、そういうものの両立をはかっていきたいなって思います」
こんなお話を聴いていると、どうやら私たちは今年中に羽生選手の新しいショーの形を見せていただけると期待していいんですよね。
競技っぽさって何だろう? 凄く興味が湧いてきます。
10月か、11月か、それともクリスマスの頃なのか、発表がとても楽しみです。
しかし、果たしてそのショーのチケットは手に入れられるのか?
というのが問題ですが、でも、羽生選手のことですから、きっとYouTube配信とかを考えてくれそうですね。もちろん有料でお願いします。
きょう17日付東日本管内早版(地方用)です。後版とは別写真ですが、好評につき、こちらのバージョンは在庫がございません。誠に申し訳ございません、お許しください。#羽生結弦 pic.twitter.com/Cq7D5wqwNL
— スポニチ東京販売 (@sponichi_hanbai) August 17, 2022
私もこのバージョンは手に入れられませんでした。
でもこちらは無事2軒目のコンビニで見つけられました。
きょう17日付東京版です。#羽生結弦 pic.twitter.com/onQF7RLrLe
— スポニチ東京販売 (@sponichi_hanbai) August 16, 2022
「自分の理想。そして、皆さんの期待とある意味、闘い続けるのかな。
それが僕がこれから進んでいく道の険しさ。
さらに自分が思い描く壁を乗り越えていけるように。
上り続けていられるように」
超える! 羽生結弦
報知の矢口さんと、スポニチの小海途さんという二人の優れたフォトグラファーの競い合うような写真の数々。
見せていただけることに感謝しかありません。
明日はNumberPLUSの発売日です。
こちらの特別表紙バージョンは、書店から予約は受けられない状態だと言われてしまいました。
早起きして開店と同時に行ってみます!
お読みいただきありがとうございました。
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2022年08月15日
War is Over
今日から始まったスポーツ報知の連載の1日目です。
本日の紙面原稿です。2ページ見開き写真とともに連載がスタートしました。3回です。ウェブは無料の会員サイトになります。#羽生結弦 さん「一緒に闘っていく」10万人と「Share」したプロ初の公開練習 連載「超越」1 : スポーツ報知 https://t.co/2VtidPTIHc
— スポーツ報知 ICELINK (@figure_hochi) August 15, 2022
「みなさんに、羽生結弦ってこういう練習をしてるんだとかって、フィギュアスケートって、すごい華やかなイメージがあると思うんですけど、その中でこんなに泥くさい、本当にもう、必死でもがいて練習している姿があるんだなっていうのを、ちょっと見ていただきたいなと思って。少しでも、スケートに興味ない方でも見ていただけるようにしたいなと思って、公開させていただきました」
7日に開設された公式チャンネルは、既に登録者数60万人を突破。「SharePractice」の視聴回数は、14日の時点で200万回を超えている。SNSのアカウントは一切、開設してこなかった。「自分のスケートに触れていただく機会を少しでも多く作りたい」との思いから、初めてファンと直接つながるツールを持った。
「自分の練習を見たいなって思ってくださる方もいらっしゃいますし、そういう中で、自分のアスリートらしさっていうか、根本的にある、さらに追求し続ける姿みたいなものを見ていただく機会になればいいなというふうに思って、こうやって練習を公開するというイベントを作ってみました」
プロとして初めての公開練習に、「SharePractice」というタイトルをつけたのは羽生さん自身だった。
練習をみんなとシェアしたいという羽生選手の想いそのままをタイトルにした「SharePractice」。
ShareとPracticeの間を半角空けなかったのは、新しい造語みたいにしたいという気持ちからだったそうです。「SharePractice」っていう一つの単語として定着しそうな気がします。
外国まで遠征して試合を見に行って、一番楽しみなのは羽生選手の練習を毎日たっぷり見られることでした。もう見られないと思っていたのに、10万人ものファンと練習をシェアするなんて、夢のようなことでした。
これからも年に何回かこんな機会を作っていただけたら嬉しいですね。
ここで羽生結弦選手の呼び方について書いておこうと思います。
結弦くんがプロになると宣言したと同時に、ほぼ全てのメディアは「羽生結弦さん」、「羽生さん」と呼ぶようになり、「羽生選手」とは呼ばれなくなってしまいました。
プロ野球やプロサッカー、プロゴルフ、プロテニス等、いずれも「○○選手」と呼ばれているのに、フィギュアスケートはなぜプロになったら「選手」ではなくなってしまうのでしょうか?
私は結弦くんがプロアスリートとして活動していくことを発表してからも「羽生選手」という呼称を使おうと思いますが、それは、SharePracticeで見せていただいたように、結弦くんは今もアスリートであることは明白なことであるし、広辞苑でも、「選手」とは「競技に出るために選ばれた人」と同時に、「職業としてスポーツをする人」とも定義されているので、やはりプロとしての「羽生選手」でいいのではないのかなと思うからです。
それと同時に、結弦くんを初めて知った時、彼は17歳で、「結弦くん」という呼び方が一番しっくりしていました。
自分の友人の場合でも、知り合ったときの呼び名が、どんなに歳月を経ても、社会的立場が変わっても、○○ちゃん、○○くん、というふうにずっと続いているので、やはり親しみを込めて「結弦くん」とも呼ばせてほしいなと思っています。
スポーツ報知の連載『超越』は明日、明後日と、3日間続きます。
高木さん個別取材の翌朝2時間動けなかったそうです。
全神経集中していたのでしょうね。
個別取材について。5分全集中翌朝は目覚めから2時間動けず。これを25回って、ほんっとーに大変だったと思います。報知は抱負に「超越」の2文字をもらいました。で、色紙を手に戻ってくる記者が多かったのですがそれぞれ違う言葉が。被らないように考えてくれたのでしょう。改めてすごいなと。#羽生結弦
— Megumi Takagi/高木恵(スポーツ報知) (@megdale1021) August 15, 2022
今日は8月15日、終戦記念日ですね。
77年前の今日、戦争が終わったのです。
戦争を実体験として知る人たちが少なくなる中で、当時のことを聴かせていただけるのは貴重な機会です。
黒柳徹子さんもそんな一人です。
徹子さんは今は淡々と語ってくださっていても、当時はどんなに辛かったことでしょう。
言うに言えない、書くに堪えないというほどの体験をなさった方も多くいらっしゃると思います、
戦争末期になると、東京や大阪など日本の大都市はもちろんのこと、地方の中小都市の多くも無差別爆撃によって大きな損害と犠牲者が出ました。
結弦君の大切な故郷、仙台も例外ではありませんでした。
1945年7月10日の爆撃によって焼け野原となった仙台市中心部(Wikipediaより)。
仙台市でも1,000名以上の犠牲者が出ました。
この写真、本当に信じられない光景です。右側の大通りはおそらく、あのパレードが行われた区役所に続く道だと思われます。
伊達政宗の霊廟である瑞鳳殿も焼失し、青葉城の大手門と脇櫓も破壊されました。
瑞鳳殿は国宝であり、仙台市の国宝としては、大崎八幡宮だけが残りました。
スポーツも芸術も学問も、全て平和あってこそ。
日本の77年間の平和を喜ぶとともに、これからも永遠に平和が続くよう祈ります。
そして一日も早く世界に戦争の無い日が訪れますように。
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2022年08月11日
スポーツ報知単独インタビュー
今日のスポーツ報知の結弦くんのポートレートが美し過ぎて、朝起きて直ぐにコンビニに駆け付けました。
それでも最後の2部になっていました。
高木さんによる単独インタビューも、5分という短い時間に凝縮して、聴きたかったことを的確に聞いてくださっていて、流石だなと思いました。
結弦君の答えについて感じたことを書いてみました。
羽生結弦さん「超越。自分を超えたい」「想像の斜め上をいくプログラムを」 単独インタビュー https://t.co/Szc4Pytw3B #フィギュアスケート #figureskating pic.twitter.com/eYEY0FJOXC
— スポーツ報知 ICELINK (@figure_hochi) August 10, 2022
フィギュアスケート男子で2014年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦さん(27)が10日、地元のアイスリンク仙台で公開練習「SharePractice」を行い、プロスケーターとしての滑りを初披露した。新章のスタートは自身の公式YouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」でもライブ配信され、10万人超が視聴した。合同取材後、スポーツ報知の単独インタビューに応じ、過去、現在、未来を語った。(高木 恵)
―5~6月にアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」に出演した。始まった頃にはプロ転向を決めていたのか?
「ああ…まあ、それは、そうとも言えるし、そうとも言い切れないし、みたいなところですかね。実際、そのアイスショーという舞台を経験しながら、自分の決意が固まっていった感じはあります。なんか、ここでやっていきたいなっていうか、ここでっていうか、さらにここから、どういうふうに進んでいけるかみたいなことを感じながら、あとはまあ、自分の伸びしろをちょっと感じられたので、そういう意味でも、さらにうまくなっていきたいなっていうのは、ちょっと思いました」
私も結弦くんがどの時点で明確にプロ転向を決めたのかという点には興味があって、北京では既に決めていたのかというと、おそらくオリンピックはこれが最後とは考えていたとしても、そこまではっきりとは今年プロに転向するとの決意を持っていたとも思えないように感じていて。
もしその時点でプロ転向の気持ちが固まっていたなら、新シーズン入りに際してJSFからの特別強化選手指定を受けていなかったのではないかなと思うのです。
ファンタジー・オン・アイスでアイスショーの可能性を感じながら、その間にISUの新ルールでPCSからトランジションと音楽の解釈が排除されたことも結弦くんの決断に大きな影響を与えたのではないかなと感じています。
そこでもう、ISUとは決別して別の世界を創ろうと考えたとしても少しもおかしくはないですから。
―合同囲み取材では「年内の活動」についてめどが立ってきたと言っていた。それのための練習もしていると。「まだ内緒」と言っていたが、少しヒントを?
「はははは(笑い)」
―どうか少しだけ…。(高木さん粘ります。)
「少し? まあでもなんか、競技っぽさはちょっと感じていただきたいかなーと。これからも、難しいことを含めて、やっぱチャレンジしていきたいですし、それが4A(4回転半ジャンプ)になるのかは、ちょっと分からないですけど。ただ、これからもその4Aを含めて、すごく難しいことと、同時に自分が表現したいことであったりとか、そういうものの両立を図っていきたいなって思います」
「競技っぽさ」ってどういうことだろう?
アイスショーで点数とか判定とか出すのかな?
もしそうならば、結弦くんの卒論研究テーマだったAI採点をどこかで活かして欲しいなぁ。
4A含めて、昨日の練習でも跳んでいた4Lo-3Tとか、4Lo-3Aとか超難しいジャンプを美しい演技の中に取り込むという、結弦くんでなければできないことをこれからも追及してくれたらすごく楽しみだし嬉しい。
―アイスショーでいい?(高木さん単刀直入!)
「ショーでいいとは思っているんですけど。ただ、なんかその、形がどういうふうになっていくかも、ちょっと今すごい考え中なので、そこはちょっと言い切れないんで。年内の活動って言っちゃうんですけど(笑い)。はい」
どんな形のショーになるのか、それはもの凄く興味あります。
羽生結弦ワンマンショーとなるのか、それとも他の参加者を含めたショーになるのか、それによっても形は全く違うでしょうし。
しかも年内の活動ということならば、もうそれほど時間はないので、かなり具体化していなければ間に合わないはずです。もし10月か11月ころなら、GPシリーズと重なる時期なのでしょうか。
12月初旬の結弦くんの誕生日の頃というのもいいなあ。それは例年だとGPFの頃ですね。
―7月19日の決意表明会見で「心を大切にしたい」と言っていたが、それはキス・アンド・クライでの笑顔が減っていったこととも関係がある?
「あははは。そうですね。それももちろんそうですし、あと、アイスショーやっていてもそうなんですけど、やっぱりすごい自分が、その演技にかけきってしまうからこそ、たまに、なんだろう…メディアに出ている羽生結弦じゃないことを、すごくないがしろにしがちなんですよね、自分が。だから、それをまた、大切にしていけたらいいなというふうには思っていて、その、なんかその、自分の大切にする選択がもしかしたら、なんか失望したとか、なんか、もう見ないって言われてしまうかもしれないんですけど。でもなんか、その自分の価値がちゃんとスケートにあるようにしたい。そして、それも、その自分の心が空っぽになってからでは遅いので、しかも多分、自分にしか分からないし、自分が気付いてあげないと大事にできないんで。そこはなんか、これから自分がけがをしないとか、自分がボロボロにならないみたいなところも大切になってくるからこそ、自分の心をちゃんと認めてあげたいなみたいなところは感じていました」
―そのメディアに出てこない羽生結弦とは、プライベートの?
「そうですね(笑い)。はい。自分自身というか」
―素の自分?
「そうですね」
これは色々な意味に取れる質問でもあるし、答えでもありますね。
結弦くんがこれまで長い間、自分のプライベートの部分を犠牲にしてきたことはあると思うし、これからもそういうことはあると思う。
結弦くんの言葉の真意がどこにあるのかは分からないけれども、でもやはり一人の人間として、心の奥の大切な部分や自尊心を守って行くことができますように。
―羽生結弦にとって、羽生結弦ってどんな人間?
「まあなんか、記者会見でも言ってましたけど、やっぱ重たいんですよね、それが。やっぱり、自分が理想としている自分っていうのが間違いなくいて、でもそれは普通に社会に出るにあたって、皆さんかぶるとは思うんですよ、それは。だけど、それがひときわ皆さんに注目されてしまうからこそ、もっとこれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけないみたいなのは、強くなりすぎているとは思うんですよね。ただ、僕の場合はそれがあるからこそ、うまくなれているのは間違いないなって思っていて、だからこそ、それも大事にしつつ、そこに追いつけるような、その栄養をちゃんと取りつつ、っていうのを今プロになって改めて感じています」
結弦くんは最近特に、『羽生結弦』という名は自分にとって、とても重いものだと言っていましたね。
ファンの期待、メディアの期待、世間の期待、それが大きくなりすぎて、『羽生結弦』という仮面の下で窒息してしまいそうになることもあったかもしれないだろうなと想像します。
私自身は普通の27歳の青年としての羽生結弦を愛したいなと思っていて、どんなに素晴らしい業績を上げて神格化される場面があるとしても、それに押しつぶされないように、素の自分を守り通してほしいなと強く思っています。
人は誰でも外部に対して演じている自分と素の自分を多かれ少なかれ区別して生きていますよね。
結弦くんもこれからもつづく『羽生結弦』という存在と、素の羽生結弦と言う存在をうまく共存させていってほしいなと心から思っています。
―一番好きなプログラムと、衣装を教えてください?
「ははははは! 一番好きなプログラム! うーんと…ぱっと出ないな。でも今は『天と地と』(注1)すごい好きです。自分でいられるって思っています」
『天と地と』私も大好きです。音楽も、衣装も、演技も大好き!
そして『序奏とロンド・カプリチオーソ』も大好きです。
競技者としての最後のシーズンのプログラムがこの2つであったこと、凄く良かったなと思っています。
2つとも是非これからのアイスショーの中で再演して欲しいです!
―衣装は?
「衣装は、えーっと…『ホワイトレジェンド』(注2)」
これは結構意外だったかも。
結弦くんの衣装はどれも大好きだけれど、震災から立ち上がるというイメージの強い『ホワイトレジェンド』が結弦くんの中で一番心に残っているんですね。
仙台を愛している結弦くんの心が感じられる答えでした。
―プロとして新たなステージに立った。これから、やってみたいプログラムは?
「今後やってみたいプログラムは…えっとー、皆さんが、想像しているものの斜め上をいけるようなプログラムにしたいです」
一体私たちの想像の斜め上を行くプログラムってどんなものなんだろう。
プロ第一弾のプログラム、早く見たいですね!
―今後の抱負は?
「今後の抱負。そうだなー。うーん。『超越』。ふふふ。自分を超えたいなって思います」
『超越』!
最後はやっぱり結弦くんは『羽生結弦』なんだな、という答えでしたね。
ちょっと心配で、ちょっと安心しました。
高木さん、素晴らしいインタビューありがとうございました。
そして矢口さん、素晴らしいポートレートを撮ってくださりありがとうございました。
お読みいただきありがとうございました。
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2022年07月28日
写真集続々と
結弦くんの決意発表会見から1週間経ちました。
この間たくさんのテレビ番組が組まれ、まだ全部は見れていません。
そして今度は写真集やムックのラッシュになりそうです。
8月8日(月)発売
Number PLUS「Number 特別編集 永久保存版 羽生結弦《通常版》」
こちらは《限定版》表紙は違いますが、内容は同じです。
限定版はamazonでは既に一時的に在庫なしとなっています。
通常版と限定版、2冊買えということですか?
まだカナダに行って間もない頃、懐かしい写真たちを思い出します。
クリケットクラブに隣接する公園(?)で撮影されたものだと思います。
そして明日は楽しみに待っていた矢口さんの写真集の発売日です。
7月29日(金)
名作が生まれてしまいました…!
— 矢口亨(スポーツ報知写真部) (@yaguchi_toru) July 24, 2022
A masterpiece has been born.
これからに続く大切な記憶が詰まった物語です。
It ’s a story filled with important memories that will continue into the future.#羽生結弦2021ー2022#羽生結弦#YuzuruHanyu𓃲 #フィギュアスケート #figureskating pic.twitter.com/qGIKt1l8AQ
矢口さん自ら「名作」というお墨付きです。
これは間違いなく名作だと思います。
8月も出版ラッシュは続きます。
8月3日(水)
8月8日(月)
8月8日(月)
8月8日(月)はNumber PLUSと合わせて、一日に3冊の発売が重なります。
これ以外にも、これからアナウンスされる雑誌やムックなどが続きそうです。
新聞の特別紙面も続いています。
昨日買ってきたスポーツ報知です。
これも矢口さん撮影の素敵な写真です。
2019トリノGPF
19年12月のGPファイナル(イタリア・トリノ)の男子フリー前日の公式練習の終盤だった。黒い半そで姿の羽生が突然アクセルを跳んだ。今までと高さも距離も違う。公の場で初めて見せた4回転アクセル。羽生の体が氷にたたきつけられる度、06年トリノ五輪の舞台でもあったパラベラに衝撃音が響いた。
SPを終えて首位のネーサン・チェンとは12.95点差。羽生をもってしても簡単に逆転できる状況ではない。「だからこそ、ここで何か爪痕を残したい」。フリー本番で跳ぶ予定がない4回転アクセルの練習は大きなリスクだが、羽生は強い目でトライを重ねた。その体をつき動かしているのは、どんな逆境でも自分らしくいたいという理屈を超えた強い気持ちだった。
端麗な容姿や五輪2連覇の実績は勿論素晴らしい。でも、その熱量こそが彼の一番の魅力なのだと思う。周りを見渡すと、海外のメディアも含めて、その場にいたカメラマンのレンズは一斉に羽生を追いかけていた。(写真部・矢口 亨)
この時、私は矢口さんの背中越しに4Aに果敢にトライする羽生選手を見ていました。
一生忘れられない光景です。
なので、今日の動画はトリノGPFのFS『Origin』です。
前日の4A練習の疲れもある中で、正に死力を尽くして滑り切った結弦くんが涙でかすんで見えました。そして結弦くんを誇りに思いました。
素人撮影なのでお見苦しいところもありますがお許しを。
空気感だけでも伝わったら嬉しく思います。
お読みいただきありがとうございました。
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・羽生結弦の4回転アクセル
・唯一つの名前「Yuzuru Hanyu」のために
・ISUからYSUへ
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2020年05月29日
羽生結弦フォトストーリー
矢口カメラマンのコラム、文章も写真と同様に素敵です。
#羽生結弦 選手のコラムを書きました。文章は写真以上にまだまだですが、気持ちを込めました。ぼくが感じた羽生選手の強さです。少し長いので、時間があるときに読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。https://t.co/djnifj1BZa pic.twitter.com/L5lYR6gvp9
— 矢口亨@スポーツ報知写真部 (@yaguchi_hochi) May 27, 2020
早速スポーツ報知のニュースとしても取り上げられています。
5/28(木)8:00 配信 スポーツ報知
記事全文はこちらから。
以下、一部引用させていただきました。
挑戦がストーリーを生み、人の心を掴む。目標に向かって挑戦を続けるアスリートを多くのファンが応援するというのは、自然な感情の流れだ。その中でも、困難やケガを克服して五輪2連覇を達成し、今なお新しい技術の習得と理想のフィギュアスケートを追及する羽生結弦は、とりわけストーリー性の強いアスリートと言えるだろう。
昨年12月、ぼくはカメラマンとしてイタリア・トリノで開催されたグランプリファイナルを取材した。ショートプログラム(SP)で最後の連続トウループが4回転の単発となった羽生は2位発進。首位のネーサン・チェンに12・95点の差をつけられた。その翌日の公式練習で羽生が見せた挑戦は、読み解くのが難しいストーリーだった。
ウォーミングアップを終えて上着を脱ぐと、羽生はいきなり半袖になった。いつもは黒い長袖…。何かが起こる違和感があった。アクセルの踏み切りで数回高さを確認すると、いよいよ雰囲気が変わった。鋭い視線の羽生が助走を始める。これまで見たアクセルと比べて、高さも飛距離も違う。着氷できなかった羽生の体は、固い氷に激しく叩きつけられた。試合の公式練習で初めて挑んだクワッドアクセル(4回転半ジャンプ、4A)だった。
4Aは羽生が習得を目指している、世界で成功例がない超高難度ジャンプ。翌日のフリープログラム(FP)で跳ぶ予定はなかった。疲労や怪我のリスクを考えれば、その場で4Aを練習する意味を探すのは難しかった。
(中略)
それは自分を鼓舞するための、理屈ではない挑戦だった。羽生のすごさは、他者だけではなく、自分自身に対しても本気の物語を紡げるところだ。誰よりも自分を応援したい自分でいられるように、挑戦を繰り返す。だから、逆境でも自分を奮い立たせて、立ち上がることができる。
選んだ道は険しい。自分に嘘はつけない。自分に向けられた物語は、脚色することができない。羽生は練習でも試合と同じようなテンションでリンクに向かう。イヤホンで音楽を聴いて気持ちを高め、エッジカバーを額に当てて集中力を高める。高難度のジャンプも表現の一部と考え、音楽と調和させて美しく跳ぶことにこだわり続ける。それがどんなに困難でも、自分の理想を追うことをやめない。
しんどいだろうな、と思う。でも、自分に誠実だからこそ、彼の氷上での所作は、すべてが透き通っていて美しい。だからこそ、彼の言葉は真っ直ぐ心に届く。ぼくがフィギュアスケートを本格的に撮り始めて、まだ1年に満たない。正直に言えば、今だって分からないことばかりだ。でも、ぼくが羽生を好きになるのに時間はかからなかった。
(中略)
(四大陸の)初優勝の表彰台の真ん中で、羽生は人差し指を突き上げて飛び切りの笑顔を見せた。男子で初めて、ジュニアとシニアの全主要国際大会を制する「スーパースラム」の金字塔。背後の漆黒には、挑戦の数だけ目には見えないたくさんの物語がある。それらは、真っ暗な夜空のような今だからこそ、眩さを増す物語。限界の先へと続く、羽生結弦のストーリーだ。(記者コラム・矢口 亨)
ジーンときました。
これは矢口さんから羽生結弦へのラブレターですか。
フィギュアスケートを撮り始めてまだ1年に満たないそうなのに、
矢口さんもまた、「羽生を好きになるのに時間はかからなかった」。
つまり私たちと同類の人だったのですね。
率直に書いていただき、すごく嬉しくなりました。
羽生選手が真剣に誠実に自分に向き合って挑戦する姿を見ていると、
羽生結弦の物語が、いつからか、それを応援している自分自身の物語になる。
だから羽生選手のファンは、一度ファンになると止むことは無い。
そうして世界中で増え続けて行く。
このコラムを読んで、矢口さんは今回出版する本で、羽生結弦のフォトストーリーを書こうとしているのだと確信しました。
テキストを担当する高木恵記者もこんな風につぶやいています。
#スポーツ報知 は #羽生結弦 選手の写真集を発売します。カメラマンはもちろん矢口。ああでもないこうでもないと、紙のサイズにもこだわり作り上げた164ページです。是非お手元に。
— Megumi Takagi/高木恵(スポーツ報知) (@megdale1021) May 26, 2020
写真集「羽生結弦 2019-2020」6月17日発売!オールカラー164ページ200カット以上 https://t.co/OyuMJglXOg
矢口さんと高木さんは、相当以前からこの写真集のために時間をかけて下さっていて、最高のものを創り出そうと議論を重ねてきたのが想像できます。
以前、自分の旅行のフォトアルバムを作ったことがあります。
ソフトカバーの正方形で写真紙170ページだとこのような感じになります。
アルバムの下がフィギュアスケートマガジンですから、その厚さはかなりのもので、測ったらちょうど2㎝ありました。重さもずっしりです。
今回の写真集も164ページということですから、ほぼ同じかなあ、なんて想像しています。
その写真集の中で、矢口カメラマンが見てきた、羽生結弦のフォトストーリーが語られると思うと、今から楽しみでワクワクします。
立て続けに出版される3冊の写真集をじっくり堪能していたら、梅雨の6月はあっという間に過ぎ去りそうです。
羽生結弦 2019-2020
まだAMAZONには上がっていないようですが、近々上がって来ると思います。
それにしても、矢口さん、毛受さん、小海途さん、写真のみならず文章も素晴らしいですね!
ベテランの能登さん、田中さん、長久保部長は言わずもがなですが。
一種の文武両道っていうものでしょうか。脱帽です。
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2020年05月27日
矢口亨×高木恵=羽生結弦写真集
矢口さんも遂に写真集を出版です。
撮影:矢口亨
テキスト:高木恵
これは楽しみですね!
写真集「羽生結弦 2019-2020」6月17日発売!魅力を凝縮オールカラー164ページ200カット以上
スポーツ報知 2020年5月27日 5時0分
スポーツ報知では、フィギュアスケート男子で五輪連覇の羽生結弦選手(25)=ANA=の今季を振り返る写真集「羽生結弦 2019-2020」(撮影=東京本社編集局写真部・矢口亨、テキスト=同運動2部・高木恵)を6月17日に発売します。
ジュニアとシニアの主要国際大会を完全制覇する「スーパースラム」を達成し、フィギュア史に、また新たな金字塔を打ち立てたシーズン。初戦のオータムクラシックから四大陸選手権までの6試合を、オールカラー164ページ、200点を超す写真に詰め込んだ羽生結弦ファン必見の一冊。
お問い合わせは報知新聞社出版部(03・5479・1285)、またはマガジン報知まで。
書名:「羽生結弦 2019-2020」
サイズ:297mm×297mm正方形オールカラー、本文164ページ、カバー&表紙4ページ
発売日:6月17日
販売価格:2,750円(本体価格2,500円)
美術書みたいな雰囲気にしたかったから、カバーはセバスチャン・サルガドの写真集を少し参考にしてデザインしてもらいました。写真はフェルメールです笑
— 矢口亨@スポーツ報知写真部 (@yaguchi_hochi) May 27, 2020
セバスチャン・サルガドは、ブラジル・ミナスジェライス州出身の写真家。ドキュメンタリー写真・報道写真の分野で活動する。セバスティ… -Wikipedia
- 学歴: パリ大学
- 受賞歴: ハッセルブラッド国際写真賞
以下ウィキぺディアをご覧ください。
写真はフェルメールって、これかな?
『真珠の耳飾りの少女』
似てる?
構図は同じだね。
見返り美人図。
スポーツ報知の写真集「羽生結弦 2019-2020」は6月17日発売です!
— 矢口亨@スポーツ報知写真部 (@yaguchi_hochi) May 27, 2020
全国の各書店、お近くのYC(読売新聞販売店)でお申込みいただけます。マガジン報知でも購入できますが、配送料等が発生します…
Amazonなどネット通販での取り扱いは随時、ご案内させていただきます。https://t.co/TCpT34sHbT
6月が大変なことになってきました。
6月1日(月) 田中宜明
6月17日(水) 矢口亨×高木恵
6月19日(金) 長久保豊 / 小海途良幹
価格はいずれも2,750円。
私、不要不急の物を買うのはやめます!
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2020年05月01日
握った拳に見た金メダル
今日から5月。
例年ならば、5月と聞くだけで心弾む気持ちになっていたのに、
今年はどこにも行けない5月です。
そんな中でも何とか楽しみを見つけて行けたらいいなと思います。
今日5月1日のスポーツ報知の記者コラム『高木が見ていた』は平昌オリンピックの練習初日の羽生選手のガッツポーズです。
高木さんはこの時のことをこう書いています。
どんな滑りを見せるのか。ジャンプは跳べるのか。世界中の目が、羽生に注がれ、迎えた初練習だった。
開始7分にジャージを脱ぐと、まずは1回転トウループ。次は3回転。その後は、全種類のジャンプを1回転で確認していった。
(見守る3人のコーチの表情がこの時の羽生選手の状態を物語っています。実は痛め止めを飲んでいたという。)
これまでにない、軽めの調整で終えると思われた開始10分過ぎ。
この日10本目のジャンプに、息が止まった。
ギアを上げ加速すると、報道陣の目の前で、高く、強く、宙へ舞った。
完全復活を予感させる3回転半を決め、大きくうなずいた。
40分の練習を枠を早々に切り上げた。イメージ通りのスタートだったのだろう。
リンクを降りた羽生は両手で拳を握った。
この時のガッツポーズ、はっきりと覚えています。
「よっしゃ!」という声が聞こえるような感じのガッツポーズでした。
スポーツ報知の高木恵記者といえば、フィギュアスケートマガジンの記者座談会でもおなじみですが、いつも羽生選手に寄り添った良い記事を書いてくれますね。
次号の記者座談会も楽しみにしています。
<徹底討論!記者座談会・特別編>
さて、明日の朝10時からはテレビ朝日で『題名のない音楽会・Toshi オーケストラで歌う音楽会』があります。
Toshiさんが「残酷な天使のテーゼ」をオーケストラをバックに歌うようです。
https://thetv.jp/news/detail/231838/
是非お見逃しなく!
羽生選手の話題が出てくるのかどうか分かりませんが、盛り上がること必至ですね
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2020年04月10日
SOIの初日・報知の最終日
今日4月10日はスターズ・オン・アイスの初日になるはずでした。
滅多に当たらないチケットが今回は当たって、楽しみにしていました。
晴れ渡った空の暖かい春の日に、羽生選手が出演するアイスショーを観に行くという、
楽しい一日になるはずでした。
今の世界の状況を見ると、残念ながら今年のオフシーズンのアイスショーは全て中止にならざるを得ないでしょうね。
アイスショーどころか、来シーズンの国際試合も実施できない可能性の方が大きいのではないでしょうか。
次に羽生選手に再会できるのは一体いつになるのでしょう。
そんな寂しさをしばし埋め合わせてくれたスポーツ報知の連載も今日で終わりです。
前記事に書いた通り、麗しいSEIMEIさまのスポーツ報知を買いに行ってきました。
お昼過ぎの時間でしたが、もう3部しか残っていませんでした。
明らかに他の新聞より残りが少なかったのは、羽生結弦特集のために違いないでしょう。
6日間の紙面をまとめてみました。
こちらは使用された元の写真です。
5日目の紙面について矢口さんは、
今回の掲載候補の一つはこちらでした。白と黒で向かい合わせで使いたかったけど1ページだと中途半端になってしまうと思ったので白の横顔1枚にしました。以前twitterに乗せた写真と少しタイミングが違います。#羽生結弦 pic.twitter.com/mtPBeH1s7r
— 矢口亨@スポーツ報知写真部 (@yaguchi_hochi) April 10, 2020
本当は白と黒を対比させて、こんな風なレイアウトにしたかったのでしょうか。
そしてこんなこともつぶやいていました。
— 矢口亨@スポーツ報知写真部 (@yaguchi_hochi) April 10, 2020
そう言われてみれば、GPFから少し肌の色がピンクを帯びて、優しく温かみのあるトーンになっているような気がします。
「全部大好きです」と言って下さる矢口さんも羽生結弦ファン確定ですね。
羽生選手のフォトジェニックな容姿の魅力もさることながら、その精神性が多くのフォトグラファーを惹きつけるのだと思います。
これからも素敵な写真、美しい写真、カッコいい写真、たくさん撮って見せてくださいね!!
楽しみにしています。
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最終回はハッピーエンドで
矢口亨@スポーツ報知写真部より
GPファイナル、「あの日」の練習の様子です。
夢のジャンプまであと少し。(ジャンプの連続写真は合成です)
目の前で見たこの4Aトライジャンプは目に焼き付いています。
後は綺麗に降りるだけのように思えるけれど、それが難問なのですね。
さて今日は、スポーツ報知の羽生結弦特集の最終回です。
【羽生結弦の「カギ」】(終)四大陸選手権「もう少しだけ、この子たちの力を借りてもいいかな」
◆四大陸選手権(2020年2月4日~9日、韓国・ソウル)
羽生結弦(25)=ANA=が、平昌五輪で使用したSP「バラード第1番」、フリー「SEIMEI」にプログラムを変更して臨んだ大会で初優勝。男子で初めて、ジュニアとシニアの全主要国際大会を制する「スーパースラム」を達成した。SPは111・82点で、自身の世界最高得点を1・29点更新。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3月の世界選手権は中止が決まり、四大陸選手権がシーズン最後の大会となった。
ともにフィギュア史に刻まれる名プログラムを、羽生は再び演じる覚悟を決めた。きっかけは全日本選手権翌日の「メダリスト・オン・アイス」で「SEIMEI」を演じたこと。心地よさがいとおしかった。
「なんか…もう伝説として語り継がれるような記録を持ってしまっている子たちなので、できれば寝かせてあげたかったんですけど。『メダリスト・オン・アイス』の時に力を借りた時に、ものすごく、自分でいられるな、って思って。それで…うん…もう少しだけ、この子たちの力を借りてもいいかなって思いました」
久しぶりに無心で曲に入り込んだ。ピアノの旋律に溶け込む滑らかでよどみのない動き。羽生史上最高の「バラード第1番」に昇華させた。憧れのスケーターが築き上げた「秋によせて」と「Origin」への挑戦を経たからこそ、たどり着いた境地でもあった。
苦しくもあったシーズンの最後となった大会で、自分らしさを取り戻した。迷いは消えた。「音楽との融合」という理想のフィギュアスケートの完成へ、羽生の道を行けばいい。(ペン・高木 恵、カメラ・矢口 亨)=おわり=
正に「音楽との融合」と言うべき2つのプログラム
皆の心が沈んでいるこんな時だからこそ、羽生選手の過酷な今シーズン、そしてハッピーエンドのようなスーパースラムに至る道程を振り返る企画を立ててくれたスポーツ報知さん、そして素晴らしい文と写真を寄せてくださった高木さん、矢口さん、本当にありがとうございました。
後で新聞買いに行きます
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2020年04月09日
全日本とMOIの間に
きょうのスポーツ報知は2019年全日本選手権。
この試合程複雑な気持ちで振り返る試合はありません。
SPでISU非公認(国内試合のため)ながら、当時の自身が持つ世界最高得点を上回る110.72を出しながら、翌日のFSは、見ていて痛々しくなるような羽生選手でした。
正直言って、今でも前日本のFSを見返せていません。
昨年のGPシリーズNHK杯、GPF、全日本にかけてのスケジュールは、本当に過酷で、始まる前から心配していました。
長時間の移動に伴う時差ボケと疲労はアスリートにとって大きな負担になります。
・スケートカナダ:10月25日ー27日
・NHK杯:11月22日ー24日
・GPF:12月5日ー8日
・全日本:12月19日ー22日
特に全日本は、例年GPFのすぐ後に設定されているので、GPFに出場していたトップ選手にとっては疲労が一番溜まった状態で臨まなければならないという不利もあり、とても過酷な試合になっています。
年末の押し迫った時期にどうしても実施する理由もなく、他の多くの国と同様に年明けに開催して欲しいと強く思っています。
【羽生結弦の「カギ」】(5)全日本選手権「こんなもんじゃねえぞ!って」
全日本選手権(2019年12月19~22日、代々木)
11月のNHK杯から続いた5週3戦の最後の全日本選手権で、羽生結弦(25)=ANA=は2位という結果に終わった。SPで4回転―3回転の連続トウループを2本目に、3回転半(トリプルアクセル)を最後の3本目に入れ替え、質を重視。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自身の持つ世界最高得点を上回る110・72点を記録した。長距離の移動も伴った過密日程。疲労の色は日ごとに濃くなり、首位で迎えたフリーではジャンプが乱れた。
GPファイナル後の1週間は、練習もままならないほどだった。羽生は消耗していた。それでもすぐにまた、試合はやって来る。ファンの応援が支えになった。
「もうほんと、一人のスケートじゃないなあって思って。なんとかそこで、その力で、その力をもらって、心をつなげてきた感じです」
過去3年は、インフルエンザとけがで出場がかなわなかった全日本選手権。かける思いはひとしおだった。フリーの途中で感覚がかい離していくのを感じながら、最後まで死力を尽くした。
演技終了から1時間後の会見場。自らを鼓舞するように言った。いつもの良く通る声で、笑顔で発した言葉が、未来を照らした。
「しんどいこともありますけど。でも、こんなもんじゃねえぞ!って。これからまた頑張ります」
翌日の「メダリスト・オン・アイス」では、金メダルを獲得した平昌五輪のフリープログラム「SEIMEI」を舞うサプライズ。気持ちよさそうに、心の底からスケートを楽しむ羽生の姿があった。(ペン・高木 恵、カメラ・矢口 亨)
矢口さんのこのショットも大好きです。しかし、全日本から一夜明けたメダリスト・オン・アイスで滑ったSEIMEIは素晴らしかったですね。
羽生選手にとっては平昌以来初めて滑ったSEIMEI、私たちにとっては久しぶりに観たSEIMEIは、
「これぞ羽生結弦」という思いを強くさせるものでした。
1日で切り替えられる羽生選手の技術もメンタルも素晴らしい。
彼は全日本とMOIの間にどんなことを考えていたのでしょうか。
「こんなもんじゃねえぞ!」ってことを、言葉ではなくスケートで見せてくれたのだと思いました。
アナウンサーの方が言うように、正に「歴史に残る名プログラム」です。
そしてこれが四大陸選手権への伏線となりました。
明日のスポーツ報知の紙面は四大陸のどんな場面を取り上げてくれるでしょうか。
最終日の矢口さん会心の1枚が楽しみです。
緊急事態宣言が出て以来、巣ごもり状態です。
唯一、運動不足解消のため、人通りの少ない道を通ってコンビニに行きがてらの散歩が日課になりました。
今日は、いつもは慌ただしく通り過ぎていた道で、白いカラーが咲いているのを見つけました。
こんなささやかなことでも嬉しくなったりします。
今日も羽生選手が安全な場所で有意義な時間を過ごせていますように。
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2020年04月07日
朝の光の中で
緊急事態宣言の発表を控えた今日は家に引きこもりです。
スポーツ報知の3日目の記事はウェブで読ませていただきました。
朝の光の中の羽生選手の清々しさに心が洗われる気分です。
【羽生結弦の「カギ」】(3)GP・NHK杯「9歳の自分とずっと戦っている」
3年ぶりのNHK杯で、羽生結弦(25)=ANA=は、2戦連続の300点超えを日本のファンに届けた。SP「秋によせて」で109・34点の高得点を記録。フリーでは、氷の状態によって感覚が変わるエッジジャンプの4回転ループとサルコーを、昨季から使う「Origin」で初めて両方成功させた。最後は怒濤(どとう)の連続リカバリー締めを披露し、195・71点、合計305・05点。GP今季2連勝、通算12勝目を飾り、シリーズ上位6人によるファイナル進出を決めた。
普段から取材のなかで「羽生結弦」とフルネームで自らを語ることが多い。俯瞰(ふかん)しながら、周囲の期待に全身全霊で応えようとする覚悟を見てとれる。理想とする「羽生結弦像」を問われた時の答えだ。
「僕の中で、9歳の自分とずっと戦っているんですよ。9歳で初めて全日本ノービスを優勝した時の、もう自信しかない、自信の塊みたいな自分がいて。その時の自分にずっと、『おまえ、まだまだだろ』って言われているような感じがしているんですよね」
そう切り出した。さらなる高みを目指し続ける羽生にとっての一番のライバルは、9歳の時の自分だった。ただ好きだから。ただ楽しくて。「自信があること」に、ひたすら素直でいられた頃の自分。
「今の大人になった自分と、その小さい頃の、なんでもできるって思っていた頃の自分が融合したら、最終的に『羽生結弦だ』って言えるのかなっていうふうに思います。それが、多分理想像なんです」
究極の羽生結弦の完成形を求め、五輪王者は来季もリンクに立つ。(ペン・高木 恵、カメラ・矢口 亨)
(上の2枚は小海途さん撮影)
NHK杯の頃の羽生選手、いつもより一層透明感を感じました。
北海道の空気の透明感を纏っているような。
NHK杯といえば、日本選手団の記者会見での羽生選手が印象に残っています。
コメントが素晴らしいのはいつものことですが、表情に一層透明感があり美しく、見ているだけで癒されます。
gifも2つだけ
すばしこい小動物が周囲を観察しているところかな。
かと思えば、真似のできないこの優美な指使い。
動画は25分くらいの長さですが、羽生選手の応答時間が多く、一緒に出場した後輩の草太くん、高志郎くんとの会話も楽しく微笑ましい部分です。後輩たち、背が高い!
タラソワさんお薦めのお家での時間の過ごし方、過去の動画やインタビュー巡り、私も実行します。
ようやく出ることになった緊急事態宣言による措置が効いて、一日も早く事態が収束していきますように。
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治療薬とワクチンがあれば
本日、緊急事態宣言が出されると伝えられています。
なので、家の中でも、友達同士でも、どうしてもCOVID-19の話題になってしまいます。
しかし、もう既に休業している店舗や飲食店もあり、多くの方は想定内の事として受け止めるのではないかと感じています。
どこかで徹底して感染拡大を阻止しなければ医療崩壊が起こることはイタリアの例を見れば明らかですから、むしろ遅すぎるくらいだと思います。
パンデミックを根本的に収束させるには、治療薬とワクチンが必要です。
既に世界中の製薬会社がそれに取り組んでいます。
その中でも、治療薬として大きな期待をかけられているのが、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学のアビガンです。
新型コロナ感染症の承認取得へ「アビガン」国内治験開始
富士フィルム傘下の富山化学
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬の有力候補として注目されている抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)について富士フイルム富山化学は3月31日、承認取得に向け国内での治験(国内第III相試験)を開始したと発表した。
100例対象に治験、6月末までに終了
治験実施機関は公開されていないが、同社は、COVID-19患者100例を対象にアビガン投与時の治療効果と安全性を確認し、「6月末までに治験を終了したい」(広報担当)としている。
アビガンは、同社が開発し、新型・再興型インフルエンザ発生時に国の判断で使用できる医薬品として2014年3月に承認。ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐというメカニズムを持つことから、インフルエンザウイルスと同種のRNAウイルスである新型コロナウイルスへの効果が期待されている。
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14362
そしてワクチンの開発で先行しているのは、アメリカの大手製薬会社J&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)です。
米J&J、新型コロナワクチンの実用化は21年初に 政府とも連携
[30日 ロイター] - 米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
BARDAは、米バイオ医薬大手モデルナ
米政府は製薬各社に対し、治験でワクチン候補の有効性が確認される以前に大量生産できる体制を整えるよう促してきた。
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2020/03/269502.php
人類史上、終わらないパンデミックは存在しなかった。
今回も必ず収束する日が来るはず。
私は、自分が感染しないために防御するのではなく、自分は既に無症状感染者だから他人に感染させないようにする、というふうに考えることにしました。
そう考えた方が、マスクを着けたり、外出を控えたり、徹底した手洗い等、同じことをするとしても、感染しないように恐れているよりも、むしろポジティブな気持ちできるような気がします。
自分のささやかな努力が誰かのためになるんだと思えば、多少の犠牲は受け入れられます。
昨日のデパ地下とスーパーがもの凄いことになっていたので、今日は早めに2,3日分の食料を調達してきました。
スーパー、金融機関、薬局、流通は確保されるとのことですから、数日すれば落ち着くのだろうと思います。
ささやかな楽しみであり、元気を与えてくれる羽生選手を特集した新聞は勿論忘れずに買いましたよ!
昨日と今日のスポーツ報知さん。
羽生結弦の「カギ」①
「とにかく今を一生懸命生きている」
本当に今の私達のようです。
羽生結弦の「カギ」②
「自分は羽生結弦なんだってまた、いい聞かせながら練習したい」
この言葉、スポニチさんの1日目の紙面と期せずして同じでしたね。
昨日のスポニチ
「めちゃくちゃ悔しい。今に見ておけ、と思っている」
「勝ちたい。勝つことに意味がある」
「やっぱ、ここで何か爪痕を残したい」(GPファイナル)
そして今日のスポニチ
「しんどいこともありますけど。
でも、こんなもんじゃねえぞ!って」 (全日本選手権)
「(バラード第1番は)ワインとかチーズみたいなもの。熟成されて、深みがでる」
「もう少しだけ”この子たち”の力を借りてもいいのかな」(四大陸選手権)
スポニチの3日間の特集は今日で完結ですね。
スポーツ報知はあと3日間続きます。
そしてこんな事態の中でも『Ice Jewels 』が発売されます。
●特集
巻頭写真集:とっておきの羽生結弦
羽生結弦スペシャルインタビュー
「自らを超える自分であるために」
砂漠のオアシスになりそうです。
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2020年04月05日
自分は羽生結弦なんだ
家の前の桜も葉桜になってきました。
季節はいつもと変わらず移っていきます。
この土日は近くの百貨店も休業となりましたが、唯一開いている地下の食品売場は大勢の人で混雑していました。
そのデパ地下でランチを調達して、運動不足解消のためにも、近くの多摩川の河原までお散歩しました。
日光浴をする人、釣りをする人(釣れるのかな?)、トランペットを吹く人、サッカーをする高校生、川に足を浸して遊ぶ子供たち、エサを探すハトたち。
青空の下、思い思いのことをして土曜の午後を過ごす人々。
ウィルスとの戦いの最中とは思えない穏やかな光景でした。
しかし現実は、日に日に感染者の数は大きくなり、昨日は東京だけで遂に3桁になってしまいました。
現実とは思えないけれど、これが現実。
三密を避けて、広いオープンな空間を求めて皆ここに来たのでしょう。
そう思うと、そこにいた人たち全てが運命共同体に思えてきました。
帰りにスポニチを買いました。
4月4日、5日、6日の3日間に亘って、羽生結弦の駆け抜けたシーズンを印象的なコメントとともに、3回にわたって振り返るという企画です。
「自分は"羽生結弦なんだ"っていい聞かせながら、また練習したい」
ここでも羽生選手による「羽生結弦」の客体化。
羽生選手の頭の中にある、絶対王者としての「羽生結弦」、オリンピックを2連覇した「羽生結弦」、伝説のスケーターとしての「羽生結弦」。
その理想を完成させるため、常に目の前のハードルを上げ続ける彼を応援せずにはいられません。
スポーツ報知もきょうから5日間、羽生結弦特集を組んでくれるそうです。
こんな時だからこそ、ありがたいです。
photo: 矢口亨
フィギュアスケートの2019―2020年シーズンで羽生結弦選手(25)=ANA=が、ジュニアとシニアの主要国際大会完全制覇のスーパースラムを達成しました。
スポーツ報知では5日から10日まで、羽生選手の今季全6試合を紙面未掲載の写真と大会中の隠れたパワーワードで振り返ります。
そんなわけで、来週はコンビニにだけは1日1回行くことになりそうです。
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