ジェイソン・ブラウン
2022年01月09日
全米男子SP結果と動画
皆さまこんにちは。
戦いに勝つには、敵を知ることが一番大事だと言いますね。
そんな理由で、早朝の全米フィギュア男子シングルを観ました。
こちらは、日本時間で早朝に行われた全米フィギュアの男子SPの結果です。
なにやら凄い点数になっています。
アメリカお得意の爆盛りですね。どうしてこのような点数が付けられるのか、私には理解できませんが、動画を見て確認してみましょう。
1位 ネイサン・チェン選手 115.39点
私にはジャンプジャンプ以外は取り立てて特徴のない演技と感じられました。
どうしても器械体操みが感じられてしまって・・・。
2位 ヴィンセント・ジョー選手 112.78点
今シーズンのヴィンセント・ジョー選手調子よさそうです。
ことによったらネイサン選手を越えてくる可能性すらあるのではないでしょうか。
3位 イリヤ・マリニン選手 103.46点
初めて見た選手だなと思ったら、今シーズンシニアデビューしたばかりの17歳です。
デビュー戦でSP3位とは快挙ですね。
どことなくアメリカっぽくない滑りに感じましたが、お名前からするとロシア系なのかもしれません。
ともかく足がとても長いのが目立ちました。
過去にはSEIMEIそっくりの衣装で滑っていたところを見ると、ひょっとして熱烈な結弦ファンなのかも。⇒ https://youtu.be/rQj40f2dSCo
初々しさ満載で、アメリカフィギュア界の新風という感じを受けました。
フリーでも注目したいです。
4位 ジェイソン・ブラウン選手 100.84点
4回転を一つも跳ばななくても100点越えする素晴らしいスケーティングは観ていて気持ちよくなります。
もしもジェイソン選手が4回転を跳べたらなら、結弦くんの最も手強いライバルになるでしょうね。
PCSは1番高く49.15です。
爆盛り点数は無視するとしても、いずれにせよこのような選手たちとの戦いになることは確かなので、結弦くんもしっかり対策を立ててくると思います。
最後にわれらが羽生結弦選手の全日本フィギュアでのSPを観ておきましょう。
全日本では111.31点となっていますが、アメリカ基準で採点したら120点越えになるのではないでしょうか。
リンクが一瞬で劇場と化してしまいます。
平昌オリンピック後のアナザーストーリーでの、ディック・バトンさんの言葉を思い出します。
「私の評価基準は演技がちゃんと劇場になっているかどうか、それだけだ。
独創的でお客を呼べる劇場にね。
羽生結弦の演技はそういう意味では最高だ。
皆をうっとりさせる。満員御礼間違い無しだね。
ユヅルはどこかで見たような演技はしない。
いま見逃すと二度と見られないような演技、それだけが価値があるんだ。
みんな同じような演技じゃ、点数だけで感動は無い。
用は点数を超越した感動を与えられるかどうかだ。
ユヅルにはできる。
オリンピックの前に怪我があったけど、彼が戻ってくことだけを願っていた。
本物のスケーターをね。」
全米フィギュア男子FSは、
明日早朝02:15~06:30です。
JSPORTS 4(CS)でライブ放送があります。
SPは今日午後17:00~21:00に再放送があります。
SP上位選手の日本語解説付きのダイジェストもJSPORTS 4から上がってきています。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」by 孫氏
結弦くん。全米をじっくり観戦して、最高の勝ち戦略を構築してください!
お読みいただきありがとうございました。
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2021年11月21日
駿くん初のGPS表彰台へ!
フランス杯男子FS終了しました。
結果はこのようになりました。
鍵山選手と佐藤選手との技術点はほぼ同じなのに、差の8点は、そのままPCSの差8点からきています。
素人目には、8点の差があるとは思えませんでした。
鍵山選手 FSプロトコル
佐藤選手 FSプロトコル
冒頭の4回転ルッツにGOE+3.78 がついています。
決まった時の佐藤選手の4Lz素晴らしい!
2019年にJGPFで優勝した時を思い起こします。
2本目のジャンプは4回転フリップ、ルッツとフリップ両方成功!
— ワーキングママ@⛸️12/10,11GPF 12/23,25,26全日本 (@WorkingMama2000) November 20, 2021
フランス杯男子FS
駿君、冒頭2本のうっとりするようなクワドのあとは微妙に乱れましたが、結局全てのリカバリーを回収してホント凄い‼️
リカバリーの鬼と呼んでもいいですか(笑)
FS177.17 total264.99
↑ 本当にワーキングママさんの言う通りです。お見事でした。
総合結果は1位 鍵山優真、2位 佐藤駿、3位 ジェイソン・ブラウンとなりました。
佐藤駿くん、総合点で自己ベスト更新です。
互いの存在#鍵山優真
— Sponichi on Ice (@SponichiF) November 20, 2021
「ジャンプは佐藤選手の方がうまくて、今もなんですけど。自分とは違う表現の仕方、滑り方でうまいと思う。ライバルですし、良い存在」#佐藤駿
「ジャンプステップスピン全てがトップ。真似できることを学んで優真みたいになれるように。これからも2人で頑張っていけたら」
ジェイソン・ブラウン選手からとても素敵なアドバイス。
#ジェーソン・ブラウン から2人へ②
— Sponichi on Ice (@SponichiF) November 20, 2021
「音楽は自分の心を動かす感動的できるものを使うのが良い。私たちのスポーツは特別なものですよね。音楽を表現でき、アスリートがそれぞれ選んだ音楽を解釈し、表現できる。自分らしく表現し、観客を感動させてあげて下さい。そして自分達が楽しむことが一番」
駿くん、シニアGPS初の表彰台おめでとう!
結弦くんも駿くんの「オペラ座の怪人」に拍手してたんじゃないかな。
「マスカレイド」の時の手袋を思わせます。
結弦くんのクリケットクラブでのリンクメイト、ジェイソンも銅メダル!
(写真は全て駿くんのinstagramより)
駿くんはまだ17歳、これから世界に羽ばたいて、やがては羽生結弦を継ぐ選手になっていくと信じています。
演技後のインタビューで、少し涙ぐんでいたようでした。
左目だけがくっきり二重になるところまで結弦くんと同じです。
とにかく熱のこもった素敵な演技に感動しました。
演技の写真や画像はまだ出ないので、次の記事に上げたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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2021年11月20日
フランス杯SP結果+動画
フランス杯SPの結果です。
(毎日新聞より)
鍵山優真選手 プロトコル
https://youtu.be/c-ZytwXh4bQ
佐藤駿選手プロトコル
冒頭の4Lzが3Lzになってしまい残念!
練習では綺麗に決まっていたということでしたが・・・
でも、自己ベスト更新です。
それにしても、鍵山選手と佐藤選手のPCSの差が大き過ぎる気がする。
https://youtu.be/kd-LlyuiW0o
一番美しいと感じた演技はジェイソン・ブラウン選手。
鍵山選手のPCSが1点違いというのはちょっと理解できないかな。
ジェイソン・ブラウン選手 プロトコル
https://youtu.be/xo4AWt2w23o
スケーティングの美しさが群を抜いている。
クリケットクラブの選手に共通するクオリティだと思う。
帯同していたトレイシーコーチの指導の賜物なのかな。
もしジェイソン選手が4回転ジャンプが跳べたら、唯一、羽生結弦選手に匹敵する選手になるのではないかと、いつも思います。
ジャンプ無しでも観ていられる魅力のある選手。
ジャンプが無ければ飽きてしまうもう一人のアメリカ代表選手との違いです。
明日のフリーも楽しみです。
【男子FS タイムスケジュール】(日本時間は+8時間)
11月21日(日)02:17:40~ 佐藤駿選手
02:42:10~ 鍵山優真選手
ライスト、SPは問題なくこちらで視聴できました。⇒live.qq.com
【フランス杯スケジュール】(日本時間)
11月19日(金)21:00~22:31 女子SP
11月20日(土)00:45~02:16 男子SP
21:00~22:49 女子FS
11月21日(日)01:00~02:49 男子FS
22:30~25:00 エキシビション
【テレ朝地上波放送予定】(関東のみ)
11月20日(土)03:00~04:30 男女SP
11月21日(日)03:40~05:20 男女FS
今現在、テレ朝で放送中です。
まだ起きている方は是非ご覧くださいね!
お読みいただきありがとうございました。
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2021年06月13日
優しくて勇気ある人
🏳️🌈 #PrideMonth pic.twitter.com/O73bXxaQ1p
— Jason Brown (@jasonbskates) June 11, 2021
私は、美しく、クリエイティブで、強く、誇り高く、成功していて、サポートしてくれるLGBTQ+のロールモデルに囲まれて育ってきました。家族、コーチ、スケーター、先生、友人、その他、私が出会う機会に恵まれた人たちの中で、LGBTQ+であることがどのようなことなのか、私の認識は決して一面的ではありませんでした。
私はいつも、あるグループを単一の筆致で描いたり、ステレオタイプ化することは不可能であり、正直なところ、危険だと思っています。私が旅の途中で出会った人々の多様性は、誰もが自分自身であることを教えてくれました。同じ経験や性格を持つ人はおらず、それぞれが自分のアイデンティティや声を見つけ、独自の方法で自分の真実を表現しているのです。
私はいつも、あらゆる形の愛を受け入れることの素晴らしさを教えられてきました。私は自分のセクシュアリティに疑問を持ったことはありませんし、それについて深く考えたこともありません。
私は私であり、それだけで十分だと思わせてくれる人たちに囲まれていることは幸運だったと思います。
多くの人が異なる現実に直面していることを実感しています。歴史は必ずしも親切ではなく、平等と受容のための戦いは現在も続いています。勇気を持って立ち上がり、自分の一部を世界と共有した人々のおかげで、私の人生が豊かになったことは間違いありません...そのことに感謝します。
僕は、愛は必ず勝つと信じています。
そして、すべての物語は、それぞれの人にとって異なる形で展開します。私の物語は今、少しずつ展開しています。僕はゲイですが、これはまだ書かれていない物語です...。
自分の中の女性性と男性性について考えてみる。
女性性100%の女性も、男性性100パーセントの男性も存在しない。
例えば赤から青までには無数の美しい色のグラデーションがあるように。
どの色もそれぞれかけがえのない個性。
ジェイソン・ブラウン、優しくて勇気ある人。
いつか「Coming Out」という言葉が死語になる日がやって来ますように。
全ての人があるがままにいられる日がやってきますように。
最後までまでお読みいただきありがとうございました。
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2020年07月18日
ペギー・フレミング杯
今朝のペギー・フレミング杯のオンライン大会を観ることが出来ました。
初めてリモートで行われたフィギュアスケートの試合となりました。
最初は無人のアイスリンクで滑る姿に寂しさを感じましたが、だんだん慣れてくるにしたがって、全力で滑り、演技するスケーターたちの姿に引き込まれていきました。
選手たちにとっても観客の熱気、エネルギーに満ちた会場の盛り上がりが与えてくれる高揚感が無いことは最初は戸惑うこともあるとは思います。
しかし、リモートで試合を行うことが、それほど非現実的な事ではないというのは確認できたのではないでしょうか。
今回の大会は事前に選手各自が用意した演技ビデオをあらかじめ主催者に送り、それをジャッジ達が採点した結果を発表するという形式でしたが、もう少し進んで、映像のリアルタイムでの共有ができれば、更にもう1歩前に進んだリモート試合ができる可能性を提示してくれたと思います。
新型コロナウィルスのワクチンと治療薬が完成するまでは、リモート方式の試合で切り抜けるというのも、十分考慮に値するのでは、と感じました。
全てのことがリモート化していく中で、スポーツだけがそれを採り入れないという理由はありません。
カムデン君のファンクラブがペギー・フレミング杯のルールを書いてくれています。
独自のルールがあるんですね。
2020年 ペギーフレミング杯のルール。
— Camden Pulkinen JP fan (@Camden2000325) July 17, 2020
7/10期限で演技動画をビデオ提出。
男女混合の18人で競う。
演技時間は3:30±10。
(賞金)
1位 3000$ 2位 2000$ 3位 1000$
採点は9つの要素。
・4つのアクセルを含むジャンプ
(昨年は3つでした)
・3つのスピン
・1つのステップシークエンス
※クワド禁止など pic.twitter.com/WstZ26ygUu
ペギーフレミング杯、まもなく配信。
— Camden Pulkinen JP fan (@Camden2000325) July 17, 2020
🇯🇵AM8:00〜9:30
US Figure FAN ZONEにて。
カムデンの演技は8番目。
新SP 『In This Shirt』の初披露。
ペギーフレミング杯は独自のルールがあり通常の大会とは異なります。
ツリーにして以下、再投稿します。https://t.co/VMhR4shPmt
◆滑走順
なんと、これはクリケットクラブではありませんか!
突然クリケットクラブが出てきて驚きました。
ジェイソン・ブラウン選手はトロントのクリケットクラブからの映像だったのです。
最早ファンにとっても懐かしいようなクリケットクラブのリンク。
そこでひとり滑るブラウン選手を見て、羽生選手を想って胸が締め付けられるような思いがしました。
とても綺麗なプログラムでした。
“Life is only a reflection of what we allow ourselves to see...”
— Jason Brown (@jasonbskates) July 18, 2020
•
自分を見つめなおすための作品...
•
🎵: Melancholy
🎹: Alexey Kosenko
Choreo: Rohene Ward #PFT2020 pic.twitter.com/a5EjDiQeBE
試合の結果は、ジェイソン・ブラウン選手の優勝でした。
ペギー・フレミング杯の動画はこちらから視聴可能です。
クリケットクラブで滑るブラウン選手は1:35:30くらいから。
今年のメディアデーにはクリケットクラブからの中継で羽生選手の新プログラムのお披露目なんてどうでしょうか。
本気でそう思ってしまいました。
今夜はこれからFaOI2017ですね。
【ファンタジー・オン・アイス 2017】テレ朝Ch2
<幕張公演>■7月18日(土)よる10:20~ ※会場音のみ
<神戸公演>■7月19日(日)午前10:00~ ※会場音のみ
今週末の楽しみですね。
リモートのフレミング杯、彼もきっとどこかで見ていたはず。
新プログラム、順調に進んでいますように。
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2019年10月20日
結弦くんの影
GPシリーズ第1戦のスケートアメリカが終わりました。
男子シングルは予定調和的なネイサン・チェン選手の勝利に終わり、面白くもおかしくもない結果に終わったなという感じを受けました。
ネイサン・チェン選手に関しては、ジャンプが安定しているのは確かですが、どんな曲を滑っても、曲に合わせてジャンプを跳んでいるだけ感が残り、あまり感動を受けることはありません。
むしろ見ていて感動したのは2位となったジェイソン・ブラウン選手のスケーティングでした。
アメリカでトレーニングしていた時よりもクリケットクラブに移ってからの方が、エッジが深く表現も格段に美しいスケーティングになったなと感じました。
オーサーコーチ、トレーシーコーチの、美しいスケーティング重視の方針が効果を上げてきているようです。
柔軟性を生かしたスケーティングは羽生選手を思い出させるところもありました。
同じリンクで練習している羽生選手の練習も毎日のように見ているだろうし、時々ジャンプに関して羽生選手がアドバイスをしてくれたりすると、ニコニコと語っていたこともありましたね。
日本語が上手なジェイソン選手ですから、羽生選手と日本語で会話したりもできるのかなと想像してみたり。
オーサー、トレーシー両コーチに挟まれて微笑むジェイソン選手を見ながら、そんなことを思い出していました。
そしてショート8位からフリーでは4位に上がり、総合では5位となった友野一樹選手も頑張ったと思います。
そして友野選手を見てすぐに思い出すのは昨年のロステレコムなのです。
フリー直前に怪我をしてしまい、それでもその場で直ちにジャンプ構成を組みなおして強行出場し、優勝を勝ち取った羽生選手と共に上った表彰台でのことです。
松葉杖をついた先輩を少しでも助けようとしてくれた友野選手の心使いは忘れていません。
そしてこんなエピソードもありましたね。
20191020 サンデーライブ
— 🎈惑星🥇🥇ぴょん落ち (@dollhanyu) October 19, 2019
友野くんの子供の頃の
特別な体験。
ファンレター出して返ってきた羽生くんの手紙。
「いつか同じ大会でライバルとして会えるのを楽しみにしてます」
その手紙から7年後友野くんは羽生さんと同じ試合で!胸熱😭https://t.co/wkx5x1vN3Q#友野一希 #羽生結弦 pic.twitter.com/hruqSbVjuu
結局どんな試合を見ていても、いつも頭の中にいるのは羽生選手なのです。
他の選手を見ていても、その中に見ているのは羽生選手の影なのです。
羽生選手の演技が懐かしいな。
来週には会えますね。
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