シェイリーン・ボーン

2022年02月07日

プログラムに物語性を与える



このところ続々とフィギュアスケート雑誌が発売されましたが、
その中で「KISS & CRY」は特に気に入った1冊でした。

Amazonでは一時品切れになっていて、私は慌てて本屋さんで買ってきました。写真も記事も充実していて、売り切れるには理由があるなと思いました。




KISS & CRY 2月1日 表紙

表紙から抜群の美しさ。


そして開くと最初に目に入るポスター2枚の裏表も、これまた美しい~~~


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これだけでも買う価値はあると思うのですが、KISS &CRYの良さは、写真の美しさに加えて、記事も充実しているところ。


KISS & CRY 2月1日 目次



今回は中でもシェリーン・ボーンさんの独占インタビューに注目していました。


明日のショートプログラムの前に、シェイ=リーン・ボーンさんのインタビューについて書いておきたいと思います。


この『序奏とロンド・カプリチオーソ』というショートプログラムは、元々ジェフリー・バトルさんが基本的な振り付けをしたものでした。

しかし、羽生選手から「ショートの振り付けを完成させる手伝いをしてほしい」という依頼があったということです。

まず最初に、ジェフリー・バトルさんと、ブライアン・オーサーコーチの了承を取り付けてから、作業を始めたそうです。

羽生選手の願いは、このプログラムに込めた自身の思いを、より観客が理解できるものに仕上げたいということでした。

ボーンさんは、このプログラムに、より強い物語性を加えてくれたようです。

彼女は羽生選手のほとんどのフリープログラムの振り付けを担当していますが、プログラムに物語性を与えて、よりドラマチックな表現を引き出すのが上手な方だなと思っていました。
「オペラ座の怪人」「ホープ&レガシー」「SEIMEI」「天と地と」、どれもドラマチックで、観客は一つのプログラムを観ることで一つのドラマを観たような感覚になります。

今回の場合、羽生選手は、冒頭の部分で”とても寒い場所にいる”という表現をしたかったそうです。
ボーンさんは、そこに彼女の解釈を加えて一つの物語を揺り上げたのです。

それについて、このように話しています。

「冒頭の部分、ユヅは静かで”この世で最も寒い場所”にいて、そこからたった一人で踏みだします。
そして最初のジャンプの後に、小さな光が見えてくる。彼はその光に向かって行きますが、抱きしめると光は消えてしまいます。でも、また違う光が見えて今度はそちらに向かいますが、やはり光は消えてしまいます。
それを何度か繰り返すのですが、”光”は彼のスケート人生を象徴しているんです。
彼が手にしたサポート、観客の応援、すばらしい演技、成功の数々などです。
しかし、それらは美しいけれど、永遠に続くものではありません。
最後のハイライト部分では、彼は力強い音楽に合わせて最後まで戦います。そして、この世の全ては移り変わっていくのだということを受け入れます。
ユヅは全ての体験を通り抜けてきたので、それら(光)の存在があるということを知っているのです」


そして全日本選手権2021で初めて観客の前で演じるのを見て、「彼は輝いて、自分の真実にたどり着いたように見えた」、「”良い演技”というものの90%は”精神力”だと思いますが、ユヅにはそれがあります」と語っています。

シェイ=リーン・ボーンさんはフリーの『天と地と』も振り付けていますが、こちらは今シーズンは全く手を加えていなくて、基本的に昨シーズンと同じということです。ただ4回転アクセルウを跳び易くするために、羽生選手が多少のアレンジを加えているとのことです。


北京冬季五輪への出場については、
おそらく彼にとっては、3つ目の金メダルを獲ることより、4回転アクセルを世界で初めて成功させることのほうが大事なのでしょう。
成功できれば、それだけでも彼にとっての金メダルに違いありません」と述べ、さらに「ジャッジには良い仕事してほしいですね。そしてユヅには、自分自身を誇りに感じることのできる演技をしてほしいと願っています
と述べ、インタビューを締めくくっています。


今シーズンはFS『天と地と』に加えてSP『序奏とロンド・カプリチオーソ』も、共にシェイ=リーン・ボーンさんのアイデアが生きているということになります。


しかも、ネイサン・チェン選手のFSプログラム『ロケットマン』もシェイ=リーン・ボーンさんの振り付けですから、北京オリンピックの隠れた主役とも言えるかもしれません。

選手によって全くテイストの違うプログラムを提供できるという、本当に幅広いアイデアに溢れた世界的な振付師です。

そんな振り付けについての経緯を知って、改めて『序奏とロンド・カプリチオーソ』を観てみたら、また違う感慨が浮かんでくるでしょう。





清塚さんのピアノ演奏と一体となって、ダイアモンドの結晶のようなプログラムに感じられます。


まだたった一度だけ、全日本で披露されたプログラムです。
明日にはこれが北京で、世界に向かって初披露となります。


さらに磨かれたダイアモンドは輝きを増しているに違いありません。


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この『KISS&CRY』には、他にも本田武史さんによる4回転ジャンプについてのインタビュー記事があり、この中で本田さんは4回転ジャンプの点数について、「4回転アクセルを世界で初めて成功させるのは羽生結弦だ」「難易度を考えると、4回転アクセルは低くても15点以上はあった方がいいと思いますし、僕個人としては20点くらいあってもいいんじゃないかなって」と話してくださっています。


またANAさんとKOSEさんの羽生選手をサポートする思いを取材した記事、
間違いなく今後存在感を強めてくる三浦佳生選手のインタビューなど、読みどころも満載でした。

しかも最後には4枚のポストカード付き!

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まだ入手されていない方には是非お薦めしたい1冊です。




さて、今日は羽生選手がいよいよ公式練習に出るということですね。

第4グループの練習時間は、15:05~15:40です。
その後の午後のニュースで報道されるのではないでしょうか。
報道各社のTwitterも要チェックですね。


どうか羽生選手の思い描く通りの演技ができますように。



  お読みいただきありがとうございました。

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開会式と羽生選手の決意
 
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2021年09月23日

山田真実先生インタビュー





4歳の結弦くんが初めてフィギュアスケートと出会った時の先生。
それが山田真実コーチです。

2回のインタビューの前編から、一部抜粋してシェアしたいと思います。
 


――才能を感じた瞬間はどんな時ですか?

 彼が幼稚園の年長くらいで、1回転ジャンプを跳べた時に、「シングルアクセル(1回転半)をやってごらん」って言ったんです。

 1回転から1回転半は早い子でも2、3カ月。たいていは半年から1年くらいかかります。なので、ちょっと面白がって言っただけだったのですが、彼は跳んだんです。着氷で転んだのですが、ちゃんと1回転半回りました。「なんだ。これは」と。教えていないから、軸はぐちゃぐちゃ。でも運動能力だけで回ってしまったんです。

 ――演技力は当時から光っていましたか?

 今の結弦を見ていると、自分の世界に入っている感じがあるじゃないですか。あれは幼稚園の頃からでしたね。

 初めて、曲を与えたのは彼が5歳くらいの時。私は「草競馬」だと記憶しているのですが、本人は「ウルトラマン」だと言っていました。いまこんな風に取材されるとは思ってもいなかったので、はっきり覚えていないんですが。

 一応、どの子どもたちにも、その曲の物語や背景を教えるんです。だけど、たいていはジャンプを跳んだり、走ったり、スピンをしたりするのに必死でそこまでいかないんです。

 でも、結弦は勝手に自分の世界に入っていました。みけんにしわを寄せて、苦しそうにやったり、笑顔で楽しそうにやったり。この競技は恥ずかしがっていては表現できません。自分を出さなきゃいけない。そこはやっぱり上手でしたね。

 ――当時から羽生選手はスケートが大好きだったのでしょうか。

 どちらかというと、お姉ちゃんがメインで、そこにつれられて、やっていた感じだと思います。半分、イヤイヤなところもあったとは思いますよ。お父さんとキャッチボールをしている時の方が楽しそうでしたから。

 言うことを聞かなくて、私が「もうやらないんだったら帰りなさい」と怒ると、そのまま泣いて帰ってしまうこともありました。絶対にこういうスケートをやりたいんだという感じではありませんでしたね。

 本当にスケートが好きになって、上を目指そうと考えるように変化したのは、私の後に指導した都築(章一郎)先生のおかげです。彼が小学2年の時に私が仙台を離れて実家の北海道に戻ることになり、恩師の都築先生に後を託しました。でも、都築先生は私の100倍ぐらい厳しいので、それでやめちゃうのは、まずい。

 上手に育てたら、結弦はいずれ、日本を代表する選手になるだろうなと思っていたので、「この子、すごいから。本当にすごいから、先生、潰さないでね」とお願いしました。

 ――羽生選手にはスケートについての日記を書かせていたそうですね。

 結弦に言ったのかは覚えていないのですが、「僕は先生にスケート日記をつけなさいって言われたから。そこから癖になってんです」と数年前に会った時に言われました。

 子どもたちはすぐに忘れちゃうから、何でもノートに書きなさいって指導してきたんです。注意されたことでもいいし、それが面倒だったら、今日はどんな気分だったかでもいいし、何か書くといいと思うよって。中身はチェックしていません。自分の好きなように書いてほしいから。腹が立ったら先生の悪口も書いていいよと。それで解消するなら、とにかく書いてと生徒には言ってきました。

(聞き手・岩佐友)

記事全文はこちらから。



やはり幼い時から抜群の運動神経の持ち主だったこと、自分を表現することが得意だったことが現在に繋がっているのですね。
しかし意外なのは、その頃はどうしてもスケートをやりたいという子供ではなかったということです。
むしろキャッチボールをすることが好きな普通の男の子だったとは。
真美先生が結弦くんを、ジャンプの指導に優れた都築章一郎先生に引き継いでくれたことも、結弦くんの大きな進歩に結びついたのでしょう。

真実先生が勧めてくれたスケートノートが、後の羽生選手の大きな力になっていったのは本当に良かったと思います。
沢山のノートは、今では結弦くんの宝物となりました。


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真美先生ー都築先生ー奈々美先生とそれぞれ違う方法で結弦くんの才能を引き出して下さった先生方に恵まれたことも結弦くんの幸運の一つだと思います。

来週はインタビュー後編がリリースされる予定です。



同じく来週29日(水)に発売の『フィギュアスケート日本代表2021ファンブック』には
「個性を磨く振付師の力」というタイトルの阿部奈々美先生の記事が掲載されます。
奈々美先生が振り付けした、羽生選手の一連のプログラムは本当に素晴らしくて大好きです。
こちら記事も楽しみです。








  • データ配信特典。
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スペシャルゲスト
シェイ=リーン・ボーン

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[スペシャルレポート] 羽生結弦「スケート人生を懸けた夢」

Quadruple Axel  5


[羽生結弦を語る] シェイ=リーン・ボーン「全身全霊の演技を」

Quadruple Axel  6



[スペシャルレポート]
宇野昌磨「ひたむきに進化を求めて」
鍵山優真「北京へ、覚悟の新プログラム」
紀平梨花「いざ、憧れの大舞台へ」

[独占インタビュー]
田中刑事「攻め続けた先に」
佐藤 駿「大技に夢を託して」
友野一希「史上最高の自分へ」
山本草太「新しい自分に出会う旅」
島田高志郎「100パーセントの自分を」
坂本花織「光の射すほうへ」
宮原知子「華やかに、そして力強く」
三原舞依「銀盤に愛を込めて」
松生理乃「駆け上がる階段」
樋口新葉「4年越しの挑戦」
横井ゆは菜「この壁を克服するために」

[オンラインイベント]
友野一希×山本草太×山隈太一朗×須本光希
「温泉同好会 納涼! ! オンラインファンミーティング2021 アフタートーク」

[シリーズ]
「個性を磨く振付師の力」 #12 阿部奈々美

[大好評連載]
町田 樹 「若きスケーターへの手紙」

[アイスショーギャラリー]
ドリームオンアイス2021
ザ・アイス2021
プリンスアイスワールド2021
フレンズオンアイス2021

※鈴木潤さんの好評連載「In my life ── 文舞両道のすすめ」は、都合によりお休みさせていただきます。次号を楽しみにお待ちください。



この雑誌のお写真の選び方など、もっと良い選択肢が沢山あるとは思うのですが、

シェリーン・ボーンさんのロングインタビューは13,000字ということは、
400字詰めの原稿用紙32.5枚分、A4用紙で約13枚分にあたりますから、相当長いインタビューですね。

それに阿部奈々美先生の記事。

これだけでも買う価値はあるのではないかな。


付録の観戦カレンダーも試合のスケジュールなど入っていて便利そう。

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今夜は21:00~23:30まで、日テレプラス(CS)
『フレンズオンアイス2011』の再放送があります。

結弦くんが「フレンズオンアイス」に出場したのは2011年だけだったと思います。

今ではアイスショーでは堂々たる座長ですが、当時は一番年下の弟分でした。


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結弦くん16歳の『悲愴』と『ロミオとジュリエット』が観られるという贅沢!!


観られる方は是非!



お読みいただきありがとうございました。

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2019年06月07日

遅きに失した感



仙台結弦祭りのようなFaOI in SENDAI も終わり、後半の神戸公演を待つ間に、Webニュースで意外な記事を読みました。(THE ANSER の記事ですが、スマホでのリンクの貼り方が分かりません。すみません。)


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宇野昌磨選手の来シーズンのプログラムの振り付けが、SPはシェイリーン・ボーンさん、FSはデヴィッド・ウィルソンさんということです。

お二人とも超有名かつ有能な振付師ですから、世界中のスケーターに多くのプログラムを提供していますし、それ自体は珍しいことではありません。
しかし、これまで競技プロは全て振付けを含めて樋口美穂子コーチ一人が担ってきたものを、突然来シーズンから海外を含めてコーチを変える予定と発表したばかりでしたから、ちょっと意外な感じを受けました。


常日頃から、羽生選手が目標と言っていましたが、今更振付師まで同じにするとは思いませんでした。



ここ数年のシェイリーンさん振付けによる羽生選手のFSプログラム、オペラ座の怪人、SEIMEI、Hope & Legacy、Origin 、

そしてデヴィッドさん振付けによるEXプログラム、Note Stellata 、春よ来い。


これらの珠玉の作品は、曲は羽生選手が選定した上で、二人の優れた振付師との協働作業によって生まれたものだと思います。


振り付けの意図を解釈する洞察力、理解力、それを実現する技術力、表現力、延いては人間力がスケーターに備わっていて初めて完成した作品であると思っています。



果たして同じことが実現できるのかどうか。



あと2年半余り先に迫った北京オリンピックに向けて、宇野選手が今、コーチや振付師の変更により、ジャンプの修正、技術力や表現力のブラッシュアップを図ることで、羽生選手に追いつき追い越すことができるのかどうか。


私は多分に、遅きに失した感を受けましたが、何事もやらないで後悔するよりは、やって後悔する方がマシだとは信じています。


樋口コーチ以外につくことはないと明言していた宇野選手が、ようやく重い腰を上げての決断の行方、
しっかりと見せていただきたいと思います。




今日からFaOI も後半に入りますね。

地中海の島巡りの旅も後半になりました。


クノッソス宮殿で有名なクレタ島ですか、今回の寄港地はイラクリオンではなくて、クレタ島第2の都市ハニア。


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この街で見つけたカフェ・テアトロは映画や演劇をテーマにした素敵なカフェ。

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2階の化粧室のドアではサブリナのヘップバーンが振り向いて、とってもオシャレ。


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しかしこんなスタイルを目にすると思い浮かべるのは、やはりUA姿の結弦くん!


ハニアは近代的な港湾都市ですか、街中ではよく猫を見かけました。

彫像のような立派なトラ猫!


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『100万回生きたねこ』を連想してしまいました。

紀元前3000年からの歴史を持つこの島にはいるのかもしれない、そんなねこ。



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FaOI 後半ではまた新しいプログラムが観られるのかな?



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