AI採点

2021年08月01日

体操とフィギュアスケートのAI採点





今回のオリンピック、
視聴率が高いからオリンピック開催が支持されていると思われたくないためもあり、
開会式も含めて全くテレビを見ていません。


そうしたら、案の定、バッハ会長に言われてしまいました。

IOCバッハ会長、日本人は五輪を「受け入れている」 テレビ視聴率の高さに触れ

日本での大会開催について、テレビでの五輪視聴率の高さに触れ「日本人は大会の開催を非常に受け入れている」との見方を示した。ロイターニュースより)


実は五輪視聴率が高いのではなく、どのチャンネルに合わせても五輪しか映していないからではないですか?

本当にどこまで日本人を馬鹿にしているのか、悔しい限りですが、

今はそれはひとまず脇に置き、


内村航平選手の鉄棒でのまさかの落下は本当に残念だったという思いです。

しかしそんなことで、内村選手の業績の偉大さに、いささかの傷もつくものではありません。

そして、内村選手を見て育った後輩の橋本大輝選手が、その後を継ぐように、個人総合で金メダルを獲得できたことは内村選手も嬉しかっただろうなと思いました。


しかし競技中「疑惑の判定」があったと話題になっていますね。
日本チームは審判に確認を求めるインクワイアリー(問い合わせ)を要求したものの、結果は変わらなかったということです。

しかしインクワイアリ―を要求してくれたことだけでも、日本体操連盟の対応は、日本スケート連盟に比べればかなりしっかりした対応に思えます。

これまで羽生選手に対する幾多の疑惑の判定があろうとも、日本スケート連盟が審判に説明を求めたことなど、聞いたことがありません。


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2017年1月から世界体操連盟(FIG)の会長は日本の渡辺守成氏が務めており、このように述べています。

「体操は採点競技ですから、公平性が担保されてなくてはいけない。でもジャッジ(審判)の目だけに頼るのは、やはり限界がある。だったら進化したテクノロジーを使えばいい。それによって競技の根幹ともいえる公平性を保てるのなら、使うべきでしょう」

東洋経済ONLINEより)


このような先進的な考えをお持ちの渡辺氏のような方が、どうしてスケート界にはいないのか、とても歯がゆい思いがします。


さらに東洋経済ONLINEの記事を読み進めると、このような記述もあります。



先述の通り、2019年の世界選手権で初めて自動採点システムを取り入れられたが、今のところ自動採点システムの採用は男女の跳馬、あん馬、つり輪のみ。東京オリンピックでは、マーケティング権利で使用が難しく、自動採点システムでの採点は公には出てこないという。

が、すでに採点システムの変更の影響は出始めている。自動採点システム導入後、世界的に減点に対して厳しくなったという見方が多く、ひねりが多いなど、くせがあったりすると減点対象になるケースがあり、点が伸びなくなった選手もいる。理想とする姿勢はAIが見極めるため、そこからずれると減点対象となり、 AIの理想に近い選手とそうではない選手で差が大きくなってしまう。

ヨーロッパでは審判の仕事がなくなることや、伝統的に採点競技は人間がやるべきといった意見が幅を利かせており、導入当初は相当の反対があったという。それでも、今後国際大会で自動採点システムの採用が広がることは間違い無いだろう。

自動採点システムを採用しているのは体操だけではない。テニスや野球、サッカーでも使われるようになっている。こうした採点方法が発展することによって、「審判が絶対」という時代から「審判も人なので間違いがある」という認識になり、より採点における公平性が重んじられるようになっていると感じる。審判のジャッジだけに委ねられるのではなく、1つのプレーを客観的に、正確にジャッジする、という時代になったのである。



羽生選手が卒論で、モーションキャプチャシステムによるAI判定の可能性について研究していたことも含めて、フィギュアスケートに一日も早くAI導入による客観的判定システムが採用される日が来るように願っています。



本ブログの過去記事の中にも、AI採点についての記事がありますので、お読みいただければ嬉しいです。


2018年11月23日の記事
【そろそろAI採点*国際体操連盟の英断】


 
Number 996のタイトル、「美しく、強く

「強く、美しく」ではなくて。


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ここに編集部の意図が表明されていると感じました。


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フィギュアも体操も、技の難度を競いながら美しさも求められる競技です。


しかし美しさと言うのは判定する側の美意識によるもので、100人いれば100の美意識があると思うので、それを正しく点数化するのは至難の業。


では、せめて技に関しては正しい判定を求めたい。



そんな時、11月20日のNHK NEWSWEBで、国際体操連盟がAI採点を採用というニュースを読みました。



国際体操連盟 日本企業が開発の”AI採点”を採用


体操競技は年々、技が高度になり、審判の採点も難しくなっています。こうした中、国際体操連盟は日本企業が開発した、AI=人工知能の技術を採点に取り入れることを決めました。

国際体操連盟が導入するのは、富士通が開発したAIを使って採点を支援するシステムで、来年10月の世界選手権以降、国際体操連盟が主催する大会の採点に取り入れられます。

このシステムでは、選手の体とその周辺の200万か所に赤外線のレーザーをあてて選手の動きをとらえ、リアルタイムで3次元の画像に変換します。

その画像をもとにAIが体の回転やひねりなどを分析して過去の演技のデータとつき合わせたうえで、採点基準に基づいて技の完成度を判定します。

20日はあん馬の演技を実際にAIが判定するデモが公開されました。

AI判定


会場のモニターには3次元の画像が瞬時に表示され、倒立の角度や姿勢がまっすぐかどうかなどを数値化していました。

実際の国際大会ではこのAIの判定と審判の人の目による判定を組み合わせて最終的には審判員が総合的に判断して採点を行うということです。

国際体操連盟の渡辺守成会長は「技が高度になっていくと人間の目で正確に判定するのには限界がある。誤審などが起こると、選手生命にも関わる大きな問題になるのでテクノロジーの力で公平な審判ができることを期待したい。東京オリンピックでも活用したい」と話しています。


AIで採点するしくみは


富士通が開発した採点の支援システムでは、赤外線のレーザーを発する機器を使い、選手の体とその周辺の200万か所にレーザーをあてて、選手の動きを読み取ります。

これをリアルタイムで三次元の画像に変換して、その画像から選手の骨格の動きを読み取ります。
そして、AIがデータベースに記録されている過去の演技の正しい動きと突き合わせて、脚や姿勢が曲がっていないかなどを判定します。

この仕組みは富士通が独自に開発した技術で、去年から国際体操連盟とともに世界大会などでシステムの実証実験を行い、その精度を高めてきました。

当面は審判員の採点を支援するために用いられますが、富士通では東京オリンピックが開催される2020年をめどにこのシステムで自動的に採点する技術を確立したいとしています。

富士通の阪井洋之執行役員常務は「体操は、ほかのスポーツにくらべ動きが速く、それを正しく認識するのは大きなチャレンジだったが、やる意義が高いと感じている。今回の技術を使って今後はシンクロやフィギュアスケートなど採点が必要なほかの競技でも活用できる可能性があると考えている」と話していました。

また、デモで演技を行った日本体育大学の選手は「これまでは審判から見えているところを重点的に練習していました。このシステムではごまかしがきかないので怖い面もありますが、より公平に採点が行われるのはいいことだと思います」と話していました。



いよいよAI判定が採点競技の場に登場です。

国際体操連盟の英断です。

もうこの流れは止まらないはず。



人間でなければ判断できない部分はあるとしても、少なくとも技術に関してはAI採点を導入することで、これまでのような、ジャッジの恣意的な判断は排除されることになります。

実際問題として、いくら動体視力が優れていたとしても、1秒にも満たない時間で終わる技を正確に見分けて、全ての選手に平等なジャッジングをするのは人間の能力として無理だと思います。

しかも、フィギュアスケートの場合、現在ジャッジはリンクの一面にだけ並んで、全員が一方向からだけ見ているわけで、死角になる部分もあります。
つまり非常に不完全な判定態勢だと思ってきました。


しかしAI判定導入により、少なくともスケート技術に対するジャッジングは平等になるわけですから、勝者も敗者もわだかまりなく結果を受け入れることができるのではないでしょうか。


ファンとしても、不正なジャッジによる過小評価や過大評価への心配もなく、結果を素直に受け入れることができると思うのです。



しばしば腑に落ちないジャッジングによってイライラしてきた私は、羽生選手が現役の内に、一日も早く
国際スケート連盟ISUも国際体操連盟に倣い、AI採点導入に踏み切ってほしいと願っています。



そこで、初めて、「芸術は絶対的な技術力に基づいたものである」という言葉が証明されるでしょう。




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羽生選手のこんな技術がAI採点でどんな評価が出るのか見てみたいのです。

(過去記事ここまで)


18 ロステレ SP 小海途



今日も東京は3058人の新規感染者、重症者100人超。


ああ、いつになったら安心して銀座に行ける日が来るのだろうか。




お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 22:59|Permalink