4回転アクセル

2022年05月15日

コロンブスの卵




このところ、イリヤ・マリニン選手の4A動画が大きな反響を呼んでいるようですねね。

これは5月3日の記事にあげたYouTube動画ですが、これとはまた別の時の動画でしょうか。









場所は全て同じところのようですね。

うーん、私には4回転半は回ってはいないように見えます。
プレローテーションで半回転しているように見えますから、実際に回っているのは4回転くらい?



これに比べたら羽生選手の北京の4Aの方がはるかに完成度は高いと思います。




マリニン選手は羽生選手とそっくりな衣装を着るほど、羽生選手をリスペクトもし、かなり意識していると思います。
この衣装も『Let Me Entertain You』を思わせますね。

イリヤ マリニン 1


羽生選手の挑戦が、10歳年下のマリニン選手の刺激になったとしたら、フィギュアスケート界全体の発展を願う羽生選手も喜んでくれるかもしれません。




こちらは本当に『SEIMEI』そっくりさんですね。
2018年の映像ですから13歳くらいでしょうか。才能ある選手であることは確かなようです。



しかし、最初にチャレンジするのと、その後を追って真似るのとは全く意味が違います。

よく「コロンブスの卵」と例えられますが、知ってしまえば当たり前で簡単なことのように思えることでも、最初に発見したり、最初にチャレンジするのはとても困難で、時として危険も伴う大変なことなのです。


余談ですが、ではなぜ最初に成し遂げることの困難さを『コロンブスの卵』と言うようになったのでしょうか。

◆『コロンブスの卵』の逸話

『コロンブスの卵』は、イタリアの探検家であるコロンブスが新大陸を発見した後に、スペインで貴族のパーティーに出席した際の出来事が由来だといわれています。

パーティーでコロンブスは「自国には優れた人材が豊富なので、あなたじゃなくても新大陸の発見は誰にでもできる」と中傷されました。そこでコロンブスは、置いてあった卵をテーブルに立てるように指示しましたが、中傷してきた誰にもできませんでした。


しかしコロンブスは、卵の尻をテーブルで潰して立てて、全員の前で卵を立てることに成功しました。新大陸の発見も卵と同じで、誰かが成功した後であればやり方は理解できるものの、最初に思い付いて実行することが重要で難しいことを説いたのです。


これには異説もあり、実はルネッサンス時代のイタリア・フィレンツェの建築家のフィリッポ・ブルネレスキの逸話だという説もあります。
この説は同時代の画家で建築家のジョルジョ・ヴァザーリが書き残したものです。ヴァザーリは同時代の芸術家たちのエピソードを集めて、『芸術家列伝』という著作を残しているので、こちらの方が信憑性は高いのではないかと思います。
ブルネレスキは、現在もフィレンツェのシンボルであるドゥオーモ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ(フィレンツェ大聖堂・花の聖母寺)の設計者です。


ブルネレスキはフィレンツェ大聖堂を建設するコンペの際に、巨大な二重構造のクーポラを築造する計画を、図面すら見せずに「私に建設を任せてください」と提案しました。他の建築家が猛反発したので、ブルネレスキは『卵を大理石の上に立てられた建築家に任せましょう』と提案しましたが、その場の誰も卵を立てられませんでした。

しかしブルネレスキは、卵の底を潰して大理石に立ててみせて、他の建築家は『そんな方法なんて知っていればできた』と批判しましたが、ブルネレスキは『その通り、最初にやるのが最も難しく、もし計画や図面を見せていれば、皆さんは真似をしていたでしょう』と発言し、コンペを勝ち取ったという説があります。

もしブルネレスキ説が本当であるならば、『コロンブスの卵』ではなく、『ブルネレスキの卵』と呼ばれていたかもしれないですね。

私はフィレンツェに住んでいたことがあるので、フィレンツェ大聖堂はとても身近に感じますが、この説は今回調べて初めて知りました。

そういえば、フィレンツェ大聖堂のクーポラは卵の下半分を伏せたような形をしていますね(笑)。
クーポラの頂上まで行くには、二重になった狭~い壁の間の階段をらせん状に登っていきます、


Firenze Duomo



というわけで、羽生選手の4回転アクセルの初認定は、後から誰が跳んだとしても、その偉業は永久に記録されることなのです。

マリニン選手も頑張っていると思いますが、単にプレローテーションで4Aを1本単独で跳ぶことは、羽生選手のようにプログラムの中で音楽に溶け込ませて4Aを跳ぶことからは程遠いことです。
それは本人もよく分かっているのではないでしょうか。


足を痛めた羽生選手がこれからさらに4回転アクセルへの挑戦を続けるのかどうかは分かりません。
しかし、4Aの先陣を切った功績は永遠に残ります。

4A認定を知った瞬間、羽生選手の顔がパッと輝きました。

この場面を見ると、今でもウルウルしてしまいます。

羽生選手が少しでも報われたと感じられたこと、本当に嬉しく思いました。



羽生選手もマリニン選手の動画を見たと思いますが、
今頃、「負けないっすよ、後輩くん!」なんてつぶやいているかもしれないですね。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月04日

最高の羽生結弦の完成形とは




昨日の記事に書いたマリニン選手の4A映像にはおどろきましたが、

ゆづマミさんがタイムリーに羽生選手のインタビュー思い起こさせてくださいました。



羽生結弦の完成形 0


羽生結弦の完成形 1


羽生結弦の完成形 7

「最高の羽生結弦の完成形、その中の一部が4回転アクセル」


羽生結弦の完成形 6


羽生結弦の完成形 4


羽生結弦の完成形 5

「最終目標は4回転アクセルを含めた完璧な形のプログラム。
そこを表現しないと自分自身が多分納得できない」。

 


文字通り命がけで会得した4Aを跳ぶための秘訣でも、惜しげもなく公開するのは、羽生選手の心の広さとフィギュアスケートスケートへの愛の証だと思います。

羽生選手の最終目標がどうか達成されるよう、祈らずにはいられません。
心からの願いです。





五月晴れだった5月3日、3年ぶりに表参道の根津美術館に行ってきました。

隈研吾さんの素敵な建築に素晴らしい広大なお庭、今は燕子花が満開です。

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展示物はこの季節恒例の、尾形光琳の「燕子花図屏風(国宝)」。

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それに加えて今年は、丸山応挙の「藤花屏風図(重要文化財)」と

華やかな桜の「吉野図屏風」が揃っています。


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桜、藤、燕子花の華麗な屏風図の競演です。

3点の屏風が揃って同時に展示されることは稀なことです。

5月15日(日)までで、羽生結弦展と同様に要ウェブ予約。
予約はこちらから

お時間あれば、是非是非お薦めです。


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お庭は新緑の木々に囲まれた都心のオアシスです。

緑影と燕子花と美術品、最高です。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月03日

マリニン選手の4回転アクセル挑戦




昨日目にしたイリヤ・マリニン選手の衝撃的な映像です。

確かに4回転半回っているように見えます。



羽生選手が命がけで打ち砕いた4Aの壁は、次に続く選手に挑戦する勇気を与えるのだと思います。

来シーズンは羽生選手と、羽生選手に憧れて後を追うマリニン選手の4A挑戦が見られるスリリングなシーズンになる可能性を感じます。


22 北京 4A 放物線



羽生選手はまだクリケットクラブで練習している頃に、既にハーネスで4Aに成功していたことを、ディオニシオコーチがインスタグラムに映像で公開してくれていましたね。




マリニン選手の4A挑戦は、限界を突破する勇気を持つ選手が、後に続く選手の導きとなるということの証です。

羽生選手も、正しい跳び方で4回転アクセルに挑戦してくれる選手が、彼の後に続くことは喜んでくれると思います。 




羽生選手はマリニン選手の動画を見たでしょうか?

きっと見たことでしょうね。

そしてまた、心の中に蒼い炎が点火されたのではないでしょうか。

羽生選手の来シーズンの現役続行宣言はまだですが、十分に足を治して、また思う存分自分の夢に挑戦できますように。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年05月01日

4回転半の真実




遅ればせながらアイスジュエルズの感想書いておきたいと思います。


【羽生結弦が記す4回転半の真実】

4回転半の真実


この羽生選手の寄稿は、82枚の連続写真から選んだ写真を使って解説したことで、どんな解説よりも分かり易く、4回転半の真実を私たちに伝えてくれました。

写真というものが、どれだけ説得力を持っているかを改めて確認できたドキュメンタリーのような解説でした。


踏切は、ノービスBの時の自分の2Aの、全く軸のブレのない跳び方を取り入れて挑んだ4Aでした。
離氷の瞬間の写真からはプレローテーションが全くなく、これが「僕自身のこだわり」「僕のアクセル」という、羽生選手の言葉の意味を写真ではっきりと確認することができます。


空中姿勢の説明に選ばれた3枚の写真は、1回転半、2回転半、3回転半で、本当に軸が少しも崩れていなくて、あの4Aにトライしたジャンプが最高に綺麗な軸を保っていたことが実証されています。
この3枚の写真もその瞬間を見事に切り取っていて、写真の説得力って凄いなと思いました。
82枚の連続写真を撮影してくれた田中さんにもひたすら感謝します。


着氷時の2枚の写真からは、なぜ着氷で耐えられずに転倒してしまったのか、その理由が分かりました。
そして転倒後に立ち上がる姿勢や表情から、どんなことがあっても這い上がる、立ち上がる姿が、自分が表現したい世界観に合っているのだと述べています。

羽生選手はこれまでいつも順風の中を歩んできたのではなく、近年はむしろ逆風に抗いながら進んできたことが思い起こされ、どんなに苦しくても決して諦めない忍耐力、精神力、向上心といったものがあの立ち上がる姿に現れていることが感動を引き起こしたのだと思いました。



最後に4A認定について、これが「自分のアクセル」「自分の4A」なのだと誇りに思っていると。
一時は羽生選手の「報われない努力」だったという言葉に心がつぶれそうな思いだったので、本当にそう思っていてくれて良かったなと思いました。
北京での挑戦で4A挑戦は終わったのかもしれないなと思っていたし、それ以上羽生選手に負荷をかけるわけにはいかないと思っていたのですが、彼自身はまだ4Aの完全な完成形を諦めていないのです!
そのことに感動しました。

今は、いつの日か羽生選手は4回転アクセルを完成させるだろうと、私は確信しています。


ここまで読んできて、羽生選手が自分の演技を客観的実証的に分析して、誰にでも理解できるように説明してくれたことに感謝の気持ちが湧き上がってきました。
過度に感情に流されず、いつも自分の演技に対して客観的な視点を持っているところも、羽生選手の大好きなところです。



ところが【北京オリンピックの総括】を読み始めると、今度は涙なしでは読み進められなくなりました。

最高の練習をして、最高のコンディションで挑んだ北京オリンピック。
それなのにSPでのまさかのアクシデント、翌日のFS練習中の重度の足首の怪我。
跳べる状態ではないほどの痛みの中で、一時は自信も希望もすべて失った状態に陥ってしまったのです。
痛みで普通の歩行さえ困難で、「この痛みに耐えてしまっていいのか」をもう一度ドクターに問いかけたということは、その時点で羽生選手は、これほどの痛みに耐えてしまうことで、足首が破壊されてしまうのではないかという恐怖も感じていたのだと思います。
何度も大きな怪我を経験している羽生選手がそこまで考えるというのは、どれほどの痛みだったのかと、痛みに人1倍弱い私は尚更に辛くなってしまいました。

本番直前までは痛みとの闘いだったということですが、6分間練習と本番だけは注射で痛みを消してもらい、すると「痛みが軽減された足で跳ぶと何でもできるような気が」して、恐怖心はひとかけらもなかったというのです。
あらためて『天と地と』の演技が命がけで戦いに臨む武将の心に近かったのだろうなという思いがしました。

最後が「幸せになりました」という言葉で終わっているのを読んで、私も幸せな気持ちになりました。

結弦くん、本当にありがとう。心からのお礼を伝えたいです。



miruruさんのツイートをお借りしました。      

アメリカの解説もロシアの解説も同じように羽生選手に最高の賛辞を贈っています。

芸術はイデオロギーを超えることの証明です。




そして羽生選手自身の解説動画です。


結弦くん、4回転アクセル世界初認定、本当におめでとう!!!

これからも練習していくという結弦くんをどこまでも応援していきます。

ここで止まるような羽生結弦ではないのですね。


お読みいただきありがとうございました。

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2022年03月10日

北京の4Aは最高のジャンプ




『フィギュアスケートLife』のブリアン・ジスランコーチのインタビューには、羽生選手の4A挑戦についての数々のエピソードが明かされていて、羽生選手の4A成功に掛ける強い思いと、ジスランコーチの羽生選手に対する愛情に満ちた気持ちに感動しました。

ジャンプコーチという立場から、ジャンプを正しい技術で跳ぶことの重要さについても詳しく語ってくださっています。

インタビューの一部分を抜粋させていただきました。


ジスラン インタ 1



SPでの4回転サルコウの失敗について


僕の親しい知り合いで、中国の主催者側のビデオ係をやっている人から動画が2つ送られてきました。
ちなみに僕は3年ほど前から中国代表選手の練習を見ているので、その人とはずっとお互い連絡を取り合っている仲です。

一つはユヅの北京オリンピックのSPの時の4回転サルコウの動画。もう一つは別の試合の4回転サルコウの動画で、まったく同じカメラアングルでした。
それを比べてみると、前者の4回転サルコウのテイクオフ時に、ユヅの足の動きが少し、ほんの少しだけ上体の動きよりも減速するのが見えるのです。
結弦は非常に綿密に調整されたF1のレースカーに似ています。自分の身体を知り尽くしていて、すべての部分に敏感に反応します。
だからほんのちょっとでもズレがおこると、大きな影響を及ぼしてしまうのです。

僕はユヅから送られてきた送られてきた写真をもう一度見直して、テイクオフで引っかかったと彼が言った穴がどこにあるかを確認しました。
すると動画で見ていて、足が減速する個所と完璧に一致したのです。


北京 SP 穴



SPの冒頭の4Sで穴にはまってしまい、ジャンプが失敗したことに関しては、ハビの見解とかもあり、釈然としないこともありましたが、ジスランコーチはそれとなく、やはりあれは穴にハマったのだということを実証してくれたのだと思いました。
羽生選手には試合で2回そういうことが起こり、一つは日本での試合、もう一つが今回の北京での出来事だったということです。



4回転アクセルへのアドバイスについて
 
率直に言うと、今年のユヅルは4Aを着氷させたいという気持ちの方が、オリンピックで優勝したいという気持ちよりも強かった感じでした。
「僕はすでに2度、オリンピックで優勝している。だから勝っても初めて、というわけじゃない。
でも4Aを成功させれば僕が史上初、でしょ? だからそっちに焦点を当てたい」
って言うんですよ。

パンデミックが始まってからバーチャルな方法でコーチングをやるようになって、それはそれでよい点もありますけれど、やっぱり実際に対面式でやるのとはまったくわけが違います。

こう言うと変に思われるかもしれませんが、僕は「触るのが好き」なんです(笑)。
スケーターを「手取り足取り」教えるのが僕のやり方です


なのに、ユヅがよりにもよってジャンプの中で一番難しい4Aを身に付けようとしている時に、僕たちはすべてをバーチャルでやるしかなかったんです。



「触るのが好き」なのに、バーチャル練習しかできなかったというのは、ジスランコーチにとっても、羽生選手にとってもストレスが溜まることもあったと思います。
でも、いつでもジスランコーチに相談できていたのだということが分かり、安心しました。

ジスラン



具体的な練習方法について

ユヅの場合は彼から動画が送られてきて、僕がそれを分析して、気が付いた点、直すべきだと思う点を記述式でテクストの返信を送るんです。
そして彼がそれを見て、次の練習で活かす。何かわからない点があればユヅからメッセージが来て、やり取りをすることもあります。

そこで僕が彼に説明したことは、他の4回転はルッツでさえも、たいてい滞空時間が0.57だ、と。
でもそれでは4Aは絶対に跳べない。少なくとも0.80秒は欲しい。0.23秒の差、です。
0.23秒は(滞空時間で言えば)一生分の長さみたいなものですよ。


4Aは他のジャンプよりも回転が増えるわけだから、跳び上がって瞬時に回転し始めないといけない。
でも難しいのは、たいていの場合そうやって早く回転に入ろうとすると、ジャンプの高さが犠牲になる、という点です。高さが足りなくなってしまう。そして回転を増やそうとすると今度は軸がぶれる。
軸が外れたまま降りると氷に叩きつけられて、まるでスクールバスに激突されたみたいな目に遭う。

でも、ユヅと練習するのはとても楽しいです。彼はj分の身体を完全に知り尽くしているんですよ。彼と練習するようになってかれこれ8年目になりますが、僕の言うことをすぐわかってくれる。


0.23秒の差まで計算して出してくれるジスランコーチ。その瞬きする一瞬の時間が4Aの成功に必要なのですね。それは正に「限界への挑戦」という言葉がふさわしいと思いました。

羽生選手が何度も氷に叩きつけられながら、ようやく「立てる」ところまで到達できたことに、心からの賛辞と敬意と愛を捧げたいと思いました。



北京五輪の4A認定について

全日本の1か月半前ですかね。彼から動画がいくつか送られてきました。「Check this out(これ、見てよ)」というメッセージが添えられて。(中略)それで動画を見たら、(4A着氷後)立っていたんです、それまで立ったことがなかったのに。降りたとしても転倒、また転倒、転倒のt連続でした。

もう僕はそこでパ二クりましたよ。冗談抜きで、あの動画を見た時、僕は家の中でぴょんぴょん飛び跳ねました。「Oh my God!立ってるじゃないか!」って。その時からすべてが変わりました。

両足で着氷していました。クリーンではなかったけれど、着氷して、立っていました。
大きな前進ですよ、それでも。
(中略)
というわけで、全日本の最初の練習で最初に跳んだ4A、着氷して立っていましたよね?あれは本当に良いジャンプでした。試合本番で跳んだジャンプよりも良かったと思います。
でも、北京で跳んだジャンプはそれよりさらに良かった。

もちろん、転倒はしましたが、ジャンプに高さがあったし、着氷もいっそう明らかに片足で降りていました。
僕に言わせれば、試合でこれまで誰が跳んだ4Aよりも、あれがぶっちぎりで最高のジャンプでしたね。


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4Aとしてコールされたのも良かったです。
回転は明らかに3Aよりも回っていたし、不足分は2分の1というよりも、4分の1に近かった。議論をしようと思えばいくらでもできるけど、とりもなおさず「クワッド・アクセル」なんですからね。

ということで、北京での4Aはこれまでで一番の出来だった、と思います。
(中略)
ジャンプ指導に関して僕が譲れない線は、選手たちに絶対にジャンプをチートしない、という点です。
テイクオフ、空中、ランディングのいずれにおいても妥協しない。


4回転ルッツに関しては、世界でちゃんとできていると僕が思うのは3人だけ。
ボーヤン、ネイサン、そしてユヅル。




ジスランコーチのジャンプ指導がいかに原則に基づいた厳しいものであるか知ることができました。
ボーヤン選手も3年前からジスランコーチにジャンプ指導を受けていたことは初めて知りました。

北京では仲の良い二人の姿が見られましたが、きっと同じコーチに指導を受けているという親近感もあるのかな。


北京 ボーヤン




ここまでで、インタビュー全体の約半分です。

続きはできれば明日にでも書きたいと思います。

ジスラン インタ 4


ジスランコーチ、スマートになって精悍な感じでカッコよいですね。

またいつか羽生選手がクリケットクラブで練習できる日々がありますように。



お読みいただきありがとうございました。

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ブリアンコーチは見ていた☆4A着氷
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2022年03月07日

ブリアンコーチは見ていた☆4A着氷




 3月9日発売の『フィギュアスケートLife Extra』にクリケットクラブのジスラン・ブリアンコーチの独占インタビューが掲載されています。(Oriconニュース



羽生結弦、練習で4回転アクセル成功「立っていた」

ジャンプコーチが北京五輪”史上初の挑戦”の裏側を証言

フィギュアスケートの羽生結弦
選手が、9日発売のムック書籍『フィギュアスケートLife Extra 北京オリンピック2022』(扶桑社)の表紙を飾り、ジャンプ・コーチの独占インタビューが掲載される。


フィギュアスケートLife extra 表紙


誌面では、北京五輪での日本代表選手たちの活躍を総力特集。

3連覇の期待を背負って出場した羽生選手は、ショートプログラムで氷の穴にはまるアクシデントに遭うも、フリーでは前人未踏の4回転アクセルに挑み、回転不足ながらも初めてジャッジスコアに「4A」の文字を刻んだ。

その羽生選手を2014年から見守り、コロナ禍中でもリモートで4回転アクセルを指導し続けたジスラン・ブリアン氏のインタビューを掲載。

昨年の全日本選手権の1ヶ月半前には羽生選手から動画が送られてきたことを明かし、「『Check this out』というメッセージが添えられていて。動画を見たら(4A着氷後)立っていたんです。

それまで降りたとしても転倒、また転倒、転倒の連続でした。それがこの日は5つほどの動画が送られてきて、彼が立っているんです。
もう僕はそこでパニクりましたよ。冗談抜きで、あの動画を見た時、僕は家の中でぴょんぴょん飛び跳ねました。『Oh my god! 立ってるじゃないか!』って。

その時からすべてが変わりました」と振り返る。


さらに、ブリアン氏は「北京で跳んだジャンプはそれよりもさらに良かった」と言い、「転倒はしましたが、ジャンプに高さがあったし、飛距離も伸びていたし、着氷もいっそう明らかに片足で降りていました。
僕に言わせれば、試合でこれまで誰が跳んだ4Aよりも、あれがぶっちぎりで最高のジャンプでしたね」と絶賛。

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インタビューは、理想のジャンプや羽生選手へ送りたいメッセージなど、多岐にわたる。

    


最近、試合の場でも見かけることがなくなっていたジスランコーチが、今も変わらず羽生選手のジャンプコーチをしていてくれたことに安心しました。

ジスラン


そして、全日本のはるか前に4回転アクセルを着氷していたことも、今となっては羽生選手が4回転アクセルを「楽しみにしていてください」と言っていたことも理由があったのだなと、納得できました。

『フィギュアスケートLife』は羽生本ではないため、普段は買うことも控えてしまいますが、今回は以下の2つの記事を読むために購入するつもりです。

羽生結弦「五輪史に刻んだ4A」
●独占Interview
・都築章一郎「羽生の4回転アクセル挑戦には感謝しかありません」

・ジスラン・ブリアン「北京五輪でユヅが跳んだ4Aはぶっちぎりで最高のジャンプでした」





そして、またまた新しい『フィギュアスケートマガジン』が9日に発売されます。

フィギュアスケートマガジン EX特集


前号が2月28日発売でしたから、

フィギュアスケートマガジン 2月28日


わずか9日での出版です。
山口さんはじめ、編集部の方々の熱意が凄いですね。


フリーが終わった後のエキシビションをテーマにして、もう1冊作ってしまったんですね。

前号では掲載されなかった「記者座談会」を楽しみにしています。



同じく9日にはananも発売です。




今日は『フィギュアスケーターズ』が届きました。

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溜まる一方の雑誌、ムックですが、北京オリンピック関連の雑誌類は全て買ってもいいと思っています。

今後2度とない、4回転アクセル初認定の記録として保存しておきたいのです。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年02月26日

誇りを掴みました




昨日クリケットクラブの ディォニシオコーチが見せてくださったハーネスを使っての4回転アクセルの映像をもう何回見たか分かりません。

いつまででも見ていられる美しい4回転アクセルです。

成功したらこんなジャンプだったんだと、はっきりとイメージすることができました。





ディオニシオコーチのinstagramにはこんな写真もありました。

2019年の写真です。
ディオニシオコーチと羽生選手と13歳で全米女王となったアリサ・リウ選手が一緒に写っています。



素晴らしい1週間をありがとう。
君たちとの4回転の練習は楽しかった!



既にこのころから4回転アクセルに取り組んでいたのではないでしょうか。



100%の成功はできなかったけど、「羽生結弦のアクセル」としての誇りは掴んだと。


秀さかえさんのTwitterにはpart1からpart4まであります。)


「羽生結弦の理想とするアクセルを続けた結果としては、あれが全てだと僕は思っています」

「羽生結弦のアクセルとしての誇りは掴みました」


たとえ転倒したとしても、最後まで途切れることなく一つの物語を演じていた。
いつか誰かが4回転アクセルに新たに成功したとしても、羽生結弦の4回転アクセルは誰にも真似のできないものだろう。





日本経済新聞の三浦知良選手のコラム「挑戦する人へのエール」より


何をもって成功、失敗とするかの尺度は、人生それぞれでありもする。メダルの色、順位だけがその評価軸じゃない。4回転半のジャンプに挑んだフィギュアスケートの羽生結弦選手は、跳ばずに勲章を得られたとしても、跳ばなかったことを人生で悔やむことになると考えたのだと思う。

失敗するかもと思えば、怖い。でも、やっておけばよかったと後々思う人生になるほうが、失敗よりもつらいんじゃないのかな。


羽生選手は「結果とれなかったら無駄」と言いましたが、それは決して無駄ではなかったと思う。
もし4Aを跳ばなかったら、跳ばずに勲章を得られたとしても、跳ばなかったことを人生で悔やむことになるに違いないからです。

羽生選手が北京で4Aを跳んでくれて本当に良かった!



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ハーネスで4A降りていた!




結弦くん、既にハーネスで4回転半降りていたんだね!

クリケットクラブにいる頃だから、もう2年以上前ですね。

素晴らしく美しい4回転アクセル!!


クリケットクラブの ディォニシオコーチ、見せていただきありがとうございます!






クリケットクラブのコーチが練習映像を公開

 20日に閉幕した北京五輪。フィギュアスケート男子シングルで4回転アクセルに挑んだ羽生結弦は、成功はならなかったものの世界のファンの心を打った。成功を目指し、ハーネス付きで練習に挑んでいた姿を、拠点にしていたカナダ・クリケットクラブのコーチが公開。着氷に成功しており、海外ファンからは「信じられない程凄いわ」などと驚きの声があがった。

 羽生は北京五輪では4位だったが、10日のフリーで冒頭に4回転アクセルにチャレンジ。成功はならなかったが、世界中の注目を浴びる中で堂々の演技を見せた。大会最終日のエキシビションでは「春よ、来い」を熱演。会場を盛り上げた。

 前人未踏の4A成功を目指した日々。ある日の映像をクリケットクラブのコーチ、ジェフ・ディオニシオ氏がインスタグラムに「振り返り」とつづって公開した。補助のハーネスを付けた状態ではあったが、飛び上がった羽生は4回転アクセルに見事着氷。両手を広げ、綺麗にバランスをとった。

 映像を見た海外ファンからは「wow、クールだね」「アメージングだよ」「体を労わってとユヅに伝えて」「信じられない程凄いわ」「なんてゴージャスなジャンプでしょう」「これ凄すぎる! 完璧な4Aね……」「なんてスムーズなんだろう」などと驚きの声が書き込まれていた。

(THE ANSWER編集部)


今夜は幸せな気分で眠れそう。


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2022年02月12日

歴史に名を刻むことは金メダルより難しい




羽生選手の4回転アクセル、ISUに公認されたのはよいものの、ジャッジングには不可解なことがいっぱいです。

マッシミリアーノさんは、あの4回転アクセルはアンダーローテーションではなく、qマークだろうと指摘されています。

本日羽生結弦が跳んだ4回転アクセルを何度も見直しました。
私の意見では、今日実施された他の4回転ジャンプよりも回転が少ないということはありません。
「Q」が正しいコールだったでしょう。
近いうちに他の機会があることを願っています。


22 北京 4A 放物線

連続写真で確認すると、確かに前向きで踏み切って、後ろ向きで片足着氷していますから、アンダーローテーションとはならないと思うのですが・・・

マッシミリアーノさんのご指摘の通り、q(クオーター)マークくらいの回転は十分しているように見えます。

ジャッジの皆さんはこういう画像を見ることができているのでしょうか。
できているはずありませんよね。
なにしろカメラ1台で判定するという、今時、ある意味「神業」と言えることをやっているわけでから。

これまでも羽生選手はしばしばいわれのない下げ採点をされてきましたが、今回も改めてプロトコルや結果詳細表を見るとおかしな点が多々見えてきます。

2日が経って、少し心が落ち着いてくると、無性に怒りが湧き上がってきています。


22 北京 FS プロトコル


後半の1.1倍になる2本の連続ジャンプと3AについたGOEは2と3が多く、最高でも4しか出ていません。
文句のつけようがないほどの美しいジャンプでも絶対に意地でも5は出さないということでしょうか。

そしてPCSは今まで羽生選手のプロトコルでは見たことが無い8点台がずらりと並んでいます。
パフォーマンスは2度の転倒があったために抑えられるのはルール上仕方ないのかもしれませんが、なんと、5項目の最後の音楽の解釈のPCSも9人中7人が8.75としています。

これには驚きました。音楽表現ということにかけては、上位3選手に負けているとは絶対に納得できません。
ジャッジ諸氏は琵琶や箏で奏でられる和の音楽を聴いたことが無いため、その音楽表現が理解できなかったのだとしか思えません。世界に知られた日本の作曲家、冨田勲さんの素晴らしい音楽も、聴く耳を持たない人にとっては、猫に小判と言ったら失礼でしょうか。

メダリストとなった3選手が使っていたような、誰でも聴いたことがある、または誰かがかつて使っていたという、もっと分かり易い平凡な音楽しか理解できないのでしょうか。私にはそうとしか思えません。


毎日新聞 5


下のフリーの得点詳細を見てください。

羽生選手の音楽の解釈は、ネイサン・チェン選手よりも、鍵山選手よりも低いのです。

音楽の解釈だけではありません。スケーティングスキルも、トランジション(要素のつなぎ)も、パフォーマンス(演技力)も、振り付けも、全て上位2選手よりも低くつけられているのです。

私にはどうしても理解できません。いったいどういう根拠でこのような採点ができるのか。


22 北京 FS 結果詳細



脳科学者の茂木健一郎さんが、こんな動画を上げてくださっています。

羽生選手の演技を観た大方の人々の想いを代弁してくださっていると感じました。


 


羽生選手の今回の挑戦と演技は、点数やオリンピックメダルを相対的に小さなものに感じさせるような、次元を超えたものであったと思います。

10年もたてば、2022年北京オリンピックの金メダリストが誰だったか覚えている人は少ないでしょう。

しかし、4回転アクセルを史上初めて国際試合で跳んだのは羽生結弦だという事実は、フィギュアスケートの歴史に永遠に残ります。

新たな地平を切り開くのは、オリンピック金メダルを得るよりも遥かに難しい事業なのです。

自分の利益を顧みず、自己犠牲の精神で果敢に困難にぶつかっていく姿は、正にフィギュアスケートの革命家という名にふさわしいと思います。


毎日新聞 1


ひとまず戦いは終わりました。
今は傷をいやすことに専念して、やがて彼が立ち上がる時、
次に選ぶのがどんな道であろうとも、
ずっと心は羽生選手と共にありたいと思っています。



2月14日(月)


2月17日(木)


これから怒涛のオリンピック特集号が続きますね。
記録として、できる限り買い集めるつもりです。

いずれもメダリストではなく、4位の選手が表紙を飾るオリンピック特集号です。
つまり、そういうことです。



お読みいただきありがとうございました。

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「4回転ハニュー」と呼ばせて



フリーが終わったのは昨日なのに、もう1週間くらい経ったような気がします。
長い長い24時間でした。

今は羽生選手の4回転アクセルがISUから正式認定されたことで、少しですが気持ちが明るくなったような気がします。
でも実はまだ羽生選手の試合後のインタビューなどを見ると涙が止まらなくなってしまいます。

ブログにその映像を入れることも辛くてできません。

なので、できるだけ明るい気持ちになれる情報を集めるようにしています。



今日は朝日新聞の看板コラム「天声人語」でも羽生選手の4回転アクセル挑戦を話題に取り上げていました。

2月11日 天声人語 

明治維新からまもなく、北欧ノルウェーにアクセル・パウルゼンという若者がいた。1882年、スケートの国際大会に臨み、中空で身を回転させる新技を決める。ジャンプの大技「アクセル」は彼の名にちなむ
▼多くのスケーターが挑むが、回転数をなかなか増やせない。パウルゼンの1回転半が、2回転半まで伸びたのは66年後、3回転半に達するには実に96年を要した。6種類あるジャンプの中で、他のどれよりも難しく、どれよりも得点が高い
▼アクセルの誕生から今年で140年。羽生結弦選手が挑戦したのはクワッドアクセル(4回転半)である。世界のファンの視線が氷上に注がれる中、果敢に挑んだが、残念ながら氷の神様はほほえまなかった
▼陸上競技にたとえるなら、走り幅跳びをしながら同時に背面跳びも決めるような技だと専門家が解説している。まさに異次元の難度なのだろう。「(4回転半を)決めきりたい」という宣言通り、五輪の舞台で前人未到の技に挑んだ。その果敢な姿勢は世界中のアスリートの胸を熱くしたに違いない
▼北京で取材中の同僚によれば、きのうの演技は今大会屈指の注目度だった。各国の記者が詰めかけた。羽生選手がリンクに姿を現すと場内は静まり返り、スケート靴が氷を削る「サーッ」という音が場内に響いたという▼50年後あるいは100年後の五輪会場を夢想した。「5回転ハニュー」「6回転ハニュー」。羽生選手の名を冠したまだ見ぬ超絶技が銀盤の上で花開いた。


「5回転ハニュー」「6回転ハニュー」は流石に無理なような気がするけれど、

4回転アクセルは「4回転ハニュー」と呼んでもいいのではないだろうか。

140年前に1回転半を跳んだアクセル・パウルゼンさんも、140年後に、だれも跳んだことのない4回転半にチャレンジした羽生選手にちなんで、4回転アクセルを「4回転ハニュー」と呼ぶことを許してくれるんじゃないかな。


一方こちらは北京五輪大会公式新聞の1面と5面です。
羽生選手が中国代表のボーヤン・ジン選手よりも大きく取り上げられています。


中国での羽生選手人気を物語っていますね。


ボーヤンくんも、グラッスルくんも大好きです。二人共いつもリスペクトするのは羽生選手と言ってくれます。



伊藤聡美さんの衣装は羽生選手の美しさをより一層輝かせてくれます。
今回もプログラムの雰囲気、コンセプトに合った素敵な衣装を用意してくれました。


これまでの衣装を含め、いつか羽生結弦記念館のような場所で全てが見れるようになったらいいな、なんて、ずっと先のことなんかを考えてみたりしてしまいます。



そしてとしさんの羽生選手に対する気持ちは、私たちとも共通するものがたくさん含まれているように感じます。


③羽生選手はToshlさんにとってどんな人でしょうか?羽生選手の魅力とともに教えてください。

圧倒的なカリスマ的存在であり、礼儀正しく、思慮深く、知的なお方なのに、ふと垣間見せて下さる、幼気ない無邪気な少年のような言動、表情、、、はっきり言って、反則です!超ストイックから超チャーミングまで、「振り幅」激しすぎなお人柄も、多々ある羽生結弦様の絶大なる魅力のおひとつかと存じます


としさん、その通りです!

ファンタジー・オン・アイスでのエピソードが書かれた全文是非読んでくださいね。





毎日新聞 3


毎日新聞 5


毎日新聞 4


毎日新聞 2


毎日新聞 1

美しい写真の数々、彼はフォトグラファーたちにとって撮りがいがある対象なのでしょうね。


昨日のスポニチの小さなコラム「十字路」より

981151FD-E9A9-4EB9-98DE-860858F1BCE7


50歳の時に彼と出会った。美しく、激しく。
ファインダーに全身を捉え続けることは至難だった。
36枚のフィルム時代に培った技法は過去のもの、気づけば600枚も撮っていた。
仕事を離れ夢中になった。


羽生結弦選手の3度目の五輪が終わった。
2度の栄冠を手にした後のモチベーション維持は大変であったと思う。
私は彼を美しく撮ることをモチベーションにこの10年を生きてきてこられた。
ありがとう。by 長久保豊



こんなに美しいスケーターは二度と現れないでしょう。

私たちは幸せですね。


お読みいただきありがとうございました。

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2022年02月11日

羽生選手はプラチナメダル





 

22 北京 4A 放物線


なんて美しい放物線でしょう。惚れ惚れします。

分度器で計ったら、ほぼ23度でした。

注: 踏み切り角度はどうか。桜井さんの分析によると、羽生は22~23度が多い。陸上走り幅跳びで1991年に世界記録8メートル95を出し、30年以上破られていない米国のマイク・パウエル(58)の踏み切りとほぼ同じだ。世界一に必要な「ゴールデン角度」とも言える。
読売新聞オンラインより)



右足の感覚が無い状態でこのジャンプが跳べるなんて、驚異的です。

おそらく前日の練習での右足の捻挫が無かったら着氷できていたのではないでしょうか。


あらためて4A認定本当におめでとうございます!!

4A認定を聞いた瞬間、羽生選手の顔がパッと輝きましたね。

22 北京 4A認定 1

「報われた」と感じられてよかった!


2016年オータムクラシックでの4Loに続いて、4Aにおいても、史上初の正式認定となりました。
ISUからの認定状授与があるのかな。

2016 AC  Jチャン 67-2 (4)

2016年オータムクラシック・4Lo認定状の授与

2016 AC  Jチャン 65 (2)

またこんな光景が見れるといいな。


羽生選手が北京の表彰台にいなかったのは、実はプラチナメダルを授与されたので、別の表彰式に出ていたからなのです。
私はそう思っています。



 ――4回転半の手応えは

 「手応えは良かったですよ。あの、凄く、あ、これが4回転半の回転の速度なんだって。ここからランディングをつくるには、ちょっと危険すぎるかもしれないですけど、人間にはできないかもしれないですけど。でも、僕なりの4回転半はできていたかなって、ある意味、思っています」

 ――空中でどんな気持ち

 「へへ、なんて言えばいいんだろう。たぶん、僕しか感じたことないものだと思います

 ――4Aの挑戦、まだ続くか

 「もうちょっと時間ください。ちょっと考えたいです。それくらい、それくらい、今回やりきってます」

 ――エキシビジョンの時にもおりますので…(中国メディア)

 「エキシビあるんですか、僕?」

 ――もし、チャンスがあったら、どういう気持ちを出したいか(中国メディア)

 「えっと、皆さんに感謝したいです、ひたすら。今回の演技が皆さんの期待に応えられたかはわからないですし、応援してくださった皆さんの応援を、全て受け取ってつなげられたかどうかはわからなくて。正直、ごめんなさいっていう気持ちもたくさんあります。だからこそ、なんか皆さんにちょっとでもありがとうっていう気持ちが届くような演技になったらいいなって思います。ありがとうございました。また、よろしくお願いします」



羽生選手はエキシビション出てくれるみたいですね。
まあ、もし出ないとなると、本当にイチゴのないショートケーキになってしまいそうだから、中国側は絶対、どうしても、羽生選手には出てほしいのでしょうね。


そしてハビのメッセージは最高に嬉しかったのではないかな。

ユヅル、今度会ったら、まずハグをするよ。コロナ禍では無理だけど、できれば強くハグしたいよ。君のエネルギーは尽きない。歴史を築いたね!

19  オータムクラシック ハビと再会 2


 何度も言うけど、君は喜怒哀楽の全ての感情を共有しながら日々を過ごしてきた仲間で素晴らしいやつだよ。ユヅルに加えて、私がカナダにいた時のブライアン・オーサー・コーチの仲間たちは皆、大事な存在。今は、新型コロナでどこにも自由に行けないが、ユヅルやみんなに会いたい。

 ユヅルと一緒に過ごした年月の中で、最も思い出深いのはカナダのトロントでの練習の日々、そして一緒に臨んだ大会だと思う。練習で最も近い場所にいる最大のライバルであり、一方で、チームメートである。親友のユヅルがいて、一緒に切磋琢磨(せっさたくま)しながら頂点を目指してきたことが、何よりも一番の印象深いシーンと言えるだろうね。

 平昌五輪後の4年間、依然としてユヅルは素晴らしい才能に満ちたスケーターだったと思う。しかし、現在のフィギュアスケート界はとても複雑な状況だ。なぜなら、ここ数年で新しい選手たちが出てきているから。ユヅルは、大会で勝つことはより複雑でとても困難であることを分かっていたと思う。だが、ユヅルには素晴らしい才能がある。とても良いプログラムをつくり、素晴らしい演技をしてほしいと思っていた。

この数年でフィギュアスケート界は採点方法だけでなくいろんな面でとても変革された。そして、これからも変革されていくべきでしょう。なぜなら採点方法が変わるたびに、選手たちがそれに折り合うようにより調整して大会に臨まなければならなかったから。

 私はフィギュアスケーターとして、そして、一人のファンとして、ユヅルのように長い時間と年月をかけて成長してきた選手を見ていたい。15~16歳の少年少女が大会で素晴らしい活躍をした後、たった数年でフィギュアスケート界から姿を消してしまうのを見たくないんだ。フィギュアスケートの選手は、アーティストとしてスケーティングがうまく、表現できるのを前提として、それから個性が加わっていくからね。

 私は今、故郷のマドリードで世界で一番美しいスポーツ・フィギュアスケート振興のために頑張っているよ。今年3月にはマドリードでアイスショーを開く予定だけど、コロナ禍が収まったらまたユヅルのいる日本でアイスショーがしたい。ぜひこれからもユヅルをはじめ、フィギュアスケートの選手たちを応援してほしい。(ハビエル・フェルナンデス)


ハビからのエールは何よりも結弦くんを元気づけたと思います。

私も結弦くんを強く強くハグしたい!!

3月にはマドリードでアイスショーを開く予定だというハビですが、同じく3月の世界選手権南仏のモンペリエで開催されます。(3月21日~3月27日)

マドリッドからは高速電車で2時間半くらいの場所ですから、ハビも応援に来てくれるといいなと思っています。

結弦くんは世界選手権デビューとなったニース、世界最高得点を出したバルセロナと、南欧と相性が良いと思っているので、私の気持ちは既に太陽が輝くモンペリエに飛んでいます。

モンペリエ

明るい太陽の下で、また『序奏とロンド・カプリチオーソ』と『天と地と』で魅せてほしい。
それが私の今の最大の願いです。


今はしばし足の回復に専念してくださいね。
そしてまた、結弦くんの最高の笑顔に会いたいな。



お読みいただきありがとうございました。

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2022年01月24日

ミーシンコーチも夢みる4A




 ミーシンコーチが羽生選手に4回転アクセルについてアドバイスしているのでは?という話題が盛り上がっていますね。






自分の生きているうちに4回転半ジャンプに成功する選手を観ることができるとは思わないと言っていたミーシンコーチですが、羽生結弦というスケーターが持つ可能性に賭けてみよう、という心境になっているのかもしれないですね。

羽生選手の情熱がみんなの心を動かしているのだと思います。



21 国別 4A 12


21 国別 4A 13

そういえば2021年の国別対抗戦の時、羽生選手の4Aトライをスマホで撮影していたミーシンコーチがいましたね。



体操の内村さん、白井さん、ミーシンコーチ、そして勿論オーサーコーチやジスランコーチ、表面には出ないけれど、おそらくプルシェンコさんもアドバイスを送っているのではないかなと想像しています。


そしてスキージャンプのレジェンド葛西さんも、羽生選手とビデオレターのやり取りがあるとは!



今や、羽生選手の4回転アクセルを跳ぶという夢は、国も、競技のジャンルも超えて、フィギュアスケートに関心を持つ人々全員の夢になったようです。

羽生選手が「4Aは僕だけの夢じゃない、皆さんの夢でもある」と言ってくれたように、それは私たちファンの夢でもあり、人類の可能性の壁を突破する一つの試みを応援することで、そこに参加できることがとてもとても嬉しく光栄なことです。


全ての流れが集まって結弦くんの方に向かっているように感じます。

きっと北京では何かが起こる。
そんな気持ちがわき上がってきます。


どうか結弦くんの健康が守られますように。

結弦くんが健康でさえあれば、結果は必ず出ると信じています。



  お読みいただきありがとうございました。

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2022年01月19日

待望!「ハニュウジャンプ」






白井健三さんからのメッセージ(1)「ひねり」からみた成功への新発想に続いて、
(2)これは新技「ハニュウ・ジャンプ」と題した記事を読みました。


体操の「ひねり」の技が、フィギュアスケートの「回転」にどのように役立つかを、詳しく説明してくれています。
新しい技を作ることの難しさや、それを乗り越える試行錯誤の道筋が伝わってきます。
白井さんは誰にでも理解できるよう簡潔に説明してくださっているので、とても分かりやすくて、本当に目からうろこが取れる感がしましました。

長い記事なので、ポイントだけ要約してみましたが、是非記事全文もお読みくださいね。
 

【羽生結弦 4回転アクセルの扉】白井健三さんからのメッセージ
(2)これは新技「ハニュウ・ジャンプ」


羽生結弦が挑む、史上初の4回転半。“回転の真実”に肉薄していく羽生選手の姿を、おなじ回転(ひねり)の第一人者である体操の白井健三さんが注目している。
「新技」を作るという視点から、白井さんが4回転アクセルについて語る、第2回。

「新技のためには、手段を選ばずセオリーを捨てる」

4回転アクセルも、既存の技の延長ではない


――第1回では、白井さんが「ひねり=横回転」の視点から、4回転アクセルを考えてみました。第2回は「新技を作る」という視点で語っていただきたいと思います。

新技を作るというのは、体操では大きな課題となる部分です。技の難度が上がっていくと、「ここから先は普通の人じゃ無理」となる。「普通の人ってなに?」ということ。それを超えていけるかが大事なんです。「普通」の延長では成功しません。羽生選手にとっても、4回転アクセルという大きな壁がある。4回転ルッツまでは幼少期から積んできたことの上にあったとしても、4回転アクセルは違う土台を作るという作業になってくるのではないかな、と思って見ています。


羽生選手の4回転アクセルもやはり、新技です。間違い無く「ハニュウ・ジャンプ」と言えます。新しい技を作ってきた身からすると、この4回転アクセルというのは、いままでできていた技に少し足す、という考えだと、回転が間に合わない気がします。なので、体操と同じ考えが使えるかは分かりませんが、左肩を使って、踏み切りと同時に回転のモーションをかけはじめるやり方もあるかな、と。顔の位置も、4回転まではかなり右を意識していますが、4回転半だけは回転方向に先行させるほうが、回転が早くかかると思います。もちろんこれは体操の視点での意見ですが。



「美しく総合力がある内村さん、ルールからはみ出たのが僕。

僕は羽生選手とは正反対で、美しい技はできなかった」

体操では、ルールという枠からはみ出ずに美しい技と総合力で勝っていったのが内村航平さん。はみ出て勝っていったのが僕なんです。僕は、羽生選手とは正反対で、人と同じ技をやっても美しくできなくて、技の難しさで離していくしかなかった。

羽生選手にとって今、「4回転アクセルを成功させた姿をみなさんに見せたい」というのがプログラムの中心にあるなら、4回転アクセルに関しては、今までと全く違う考えのジャンプ理論を確立していいと思います。
ルールに沿って跳ぼうというのではなく、自分が初めて跳んで、そこからルールができるという考えです。教科書からの引用は1つもいりません。そこは羽生選手本人が一番分かっていると思います。

「回転」か「高さ」か、選手よって違うバランス

白井氏の「4回半ひねり」やロシア女子は「回転」をとる

体操のひねり(回転)も同じです。「軸を作って跳ぼう」と思っている時点で、自分のパワーの7割しか出ません。たぶん羽生選手も「思いきり跳びたいけど、軸を作るためにはこのくらいの跳び方で調整しておかないと」という気持ちですよね。
僕の場合は、4回半ひねりのときは、「軸を作る」という意識をいったん捨てて、空中に出てからのことを考えずに10割の力で回していく、という意識に変えました。


もともと、選手ごとの跳び方の違いには、注目しているんです。「高さ」への比重と「回転」への比重が、人によって違います。ロシアの女子選手は、右足を振り上げませんし、両手も手を前に振り出してない。腕の使い方を見ていると、高さよりも回転のほうに比重を置いた跳び方です。彼女達を見ると、「両手を、下から前に出さなければならない」という概念はなくなります。
そうならば、
踏み切った瞬間に、開いていた左肩に右肩を追い付かせる、という腕の使い方もアリになってくるのかなと思います。


「脚はきっかけ、腕で回転をコントロール」

「自分の感覚を一番大切に、遊びの気分でやるのも」

回転においては、上半身は一番重要ですよ。体操のひねり(横回転)は、ほぼ上半身でコントロールしています。ひねり(回転)を生み出し、軸をコントロールし、回転速度を決めるのは、腕です。脚では変えられません。脚は高さを出すために使っている道具です。理屈はスケートも同じ。脚はきっかけを作るけど、回転をコントロールするのは上半身です。

体操で新しい技を作ってきた身としては、他の人の意見を聞きすぎると分からなくなっていくので、自分の感覚を一番大事にしつつ、ちょっとでも良いなというものは取り入れていけば良いと思います。捨てるもの、取り入れるものを、羽生選手ならはっきり決めていけますから。羽生選手はいま北京五輪を控えて、プログラムの完成度や細かい部分を詰めていく、思い詰めやすい時期。だから遊び半分で、手の使い方を変えてみたり、今までと全く違う感覚のジャンプをやってみる、という程度の気持ちもアリだと思います。
新技をやるには、決断する勇気が必要です。それを背負えるのは羽生選手にしかない力です。

「4回転半は無理だろう」なんて言う資格は、誰にもありません。

僕は絶対に、羽生選手ならできると思って見ています。

******

4回転アクセルが成功したら、それは「ハニュウ・ジャンプ」と言ってくださいました。
是非新技として、羽生選手の名前を付けてほしいと切望しています。

そして私は、羽生選手だけが実行できるバックカウンターからの美しいトリプルアクセルも、普通のトリプルアクセルと区別して
「ハニュウ・アクセル」と呼んでほしいとずっと思っています。

白井選手からのメッセージを、羽生選手は彼のやり方で可能な限り試してみるのではないでしょうか。

できれば、羽生選手が白井健三さん、内村航平さんと、直接連絡が取りあえるよう、関係者の方々が手配してくださるようお願いしたいです。

2016 ビッグスポーツ 白井健三
白井さんのinstagramより


北京オリンピック開幕まであと16日、どうか練習が進展していますように。



昨日は織田さんの新しい本を買ってきました。

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もちろんまず第1番に、
第4章 歴代最高のスケーター、羽生結弦選手のこと  
を読みました。

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織田さんの羽生選手に対する想いや意外なエピソードに、泣きそうになったり、思わず笑ってしまったり。

織田さんのスケートに対する情熱と、羽生選手に対する片思いにも似た感情に心が揺すぶられました。

これについては、できたら次回のブログ記事に書けたらいいなと思っています。


内村さん、白井さん、織田さんと、そのメッセージの中に結弦くんに対する「愛」が感じられて、「皆に愛される結弦くん」が嬉しくて、意味もなく私も幸せな気分になっています。


お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 10:22|Permalink

2022年01月11日

僕がやるしかない




SPARKの羽生選手と内村選手のやり取りをとても興味深く聴きました。

 


「今、史上最強に上手いなって思えてます」


「3度目、まぁ、やるからには・・・勝ちたいですね、まあこのユニフォームに袖を通しちゃった以上は、もう勝たないと意味がないんで。
アクセルっていう武器をちゃんと携えていきたいですね」


SPARK  内村 1


本当にひたすら暗闇を歩いているだけなんですよね。だから毎回、頭打って脳しんとうで倒れて死んじゃうんじゃないかとかって思いながら練習はしてました


「今回良かった点に関しては、これちゃんと「こっち側」に落ちているんですよね。体は回ってるんですよ。間違いなく。着氷時に体ちゃんと前に回しきれてるんですよね。
だからまあそのイメージはできているんですよね。イメージに対しての体の使い方はできている」



「ひねるっていう情報を、僕自身が手に入れたのが放送時なので、まだ掴みきれてはない」


SPARK  内村 3


SPARK  内村 4



ここまで聴いて、羽生選手が、内村選手からの指摘とアドバイスを知ったのは放送されたときと知って、正直驚きました。

フジテレビサイドは、分かっていたなら何故、もっと前に羽生選手に伝えてくれなかったのでしょうか。






下のプロトコルをご覧ください。

全米フィギュアで、FS11位となったアルトゥール・ドミトリエフ選手のものです。

最初のジャンプが4Aと認定されていて、回転不足でGOEはマイナス5、しかしながら4Aジャンプとして10点を獲得し、GOE-5でも、結果として5点を獲得しているのです。


22 全米フィギュア FS アルトゥール ドミトリエフ


この選手は過去にもロステレコムやアイスショーで何回か4Aに挑戦していて、動画でも「フィギュアスケートの歴史上、公式試合での最初の4回転アクセル挑戦」とアピールしています。

 4A ドミトリエフ 1

4回転アクセル初成功を目指しているのは、羽生選手だけではないのです。


動画をご覧ください。




今回の全米フィギュアで、FSで120点という、羽生選手とは比較の対象にならないレベルですが、とにかくがむしゃらに4Aを跳んで、全米フィギュアで認定されているのです。


アルトゥール・ドミトリエフという名に聞き覚えのある方もいると思いますが、実は彼は数年前まではロシアの選手でした。







半面、羽生選手のプロトコルを見ると、皆さまご存じの通り、表記は4Aとしていながら、ダウングレードとされ、基礎点は3Aの8点しかありません。明らかに3回転半以上回っているのにもかかわらずです。
しかも、転倒したわけでもないのに、GOEはマイナス5点とされています。
結果、羽生選手の4Aトライには4.11点しか与えられませんでした。

日本スケ連は、何としても羽生選手の4Aを認めたくないのかな、とまで考えてしまいました。


21 全日本 FS プロトコル


もう一度、最初のジャンプを見てみましょう。



この4Aへの挑戦が4.11点とは酷すぎませんか。

4Aの基礎点からでなく、3Aの基礎点からの減点なのです。



無論、全日本も全米もISU認定の国際試合ではありませんから、現時点でアリエフ選手も、羽生選手も正式には4A挑戦者とは認定されないわけですが、いつ誰が4Aの初成功者となるのか予断を許さないことは確かです。

ドミトリエフ選手以外にも、4A成功を目指している選手は他にもいるだろうと思います。

だからこそ、羽生選手も北京オリンピックでの初成功を強く望んでいるのでしょう。



そんな現状の中で、内村選手と羽生選手の情報のやり取りが、テレビ画面を通じて行われるというのに違和感と不信感を感じています。

今は全ての情報があっという間に翻訳されて、世界中を駆け巡る時代ですから、4回転アクセル成功に役立つ情報も瞬く間にフィギュアスケーターの間に行き渡るはずです。

企業秘密ではないですが、体操界の王者とフィギュアスケート界の王者の交わす情報は機密事項ではないでしょうか。

どうかフジテレビさん、羽生選手と内村選手が直接連絡が取れるようお手配ください。

私たちファンや一般視聴に情報を提供して視聴率を上げたり、手柄を上げたかのように自慢したりするのではなく、少しでも羽生選手の4A成功に役立ちそうな情報があるならば、機密事項扱いで直接羽生選手に伝えてください。

テレビ放送するということは、世界中のフィギュア関係者に情報を流すことなのだということを忘れないでください。


どうか羽生選手と内村選手が直接連絡取りあい、実際に跳ぶ人でなければ理解できない細密な事柄について情報交換できますように。

そして内村選手のアドバイスが4A成功の手助けになりますように。


SPARK  内村 5



「そんな、『羽生にしかできない』って言われたら、僕がやるしかないじゃないですか。」


SPARK  内村 7


「見せたいじゃないですか、本当にそうだよって。
それを裏切りたくはないんですよね。やっぱ皆さんの想いこそが今の自分の原動力です。」


「二連覇した自分にとってはもう勝ちしかないんで。

僕にとってはそこしか目標はないんで、アクセル跳びきって勝ちたいなって思います。」




祈るような思いで日々が過ぎていきます。



お読みいただきありがとうございました。

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3連覇と4A、どちらもイコールだと思っています

 
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2022年01月08日

3連覇と4A、どちらもイコールだと思っています



先程見たばかりのスポーツウォッチャーの羽生選手インタビュー、

短いけれどとても良かったです。

早速pinoさんが動画をUPしてくださいました。     





スポーツウォッチャー 1-8 1



スポーツウォッチャー 1-8 3



スポーツウォッチャー 1-8 4



スポーツウォッチャー 1-8 5


いや、やっぱり難しいです。
自分史上一番大きな壁だなっていうふうに思っています。



スポーツウォッチャー 1-8 6


ただやっと、その手掛かりが、手をつく場所だったり、足をかける場所だったり、
そういったものが、ちょっとずつ、ちょっとずつ見えてきているので、
着実には進んでいけているのかなあと思います。



スポーツウォッチャー 1-8 7


Q: 敢えて聞きたいのですが、
オリンピック3連覇か、4回転アクセルの成功、どちらへの気持ちが強いのか教えていただけますか。



スポーツウォッチャー 1-8 8

まあ、どちらもイコールだと思っています。今のところは。


スポーツウォッチャー 1-8 9



スポーツウォッチャー 1-8 10


欲張りかもしれないですけど、
両方ともつかみ取って、最終的に笑顔になれたらいいと思っています。




スポーツウォッチャー 1-8 11


ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。

(3回繰り返す結弦くん。お辞儀の深さ!)


スポーツウォッチャー 1-8 12


朝早くからご苦労様です。

(これ、スタッフからかけられた言葉なのかと思ったのだけど、実は結弦くんからの言葉)


    


これは私も一番聞きたかった質問でした。

オリンピック3連覇と、4回転アクセル、どちらが優先的な目的なのか?

4回転アクセルさえ跳べれば、3連覇はなくても良しとするのか?

あるいは3連覇を達成するには4Aを敢えて北京で跳ばないという選択肢はあるのか?

これは結弦くんにとって、かなり重い質問だったと思います。

彼の中でどう位置付けられているのか、皆が知りたいことでもあると思います。

オリンピックの試合のその日まで決断はできないのかもしれません。

結弦くんの答えは「両方ともイコール。今のところは。」

今は3連覇と4A成功はどちらも同等の重みをもっているということと理解しました。
でも最終的には変わっていく可能性もあるという含みも持たせていますね。

勝ちに行くために、ありとあらゆる選択と戦略は彼の頭の中に既に書かれているはず。

私はそれを信じて全力応援するのみです。


どうか北京オリンピックまで、どんな小さなケガも無く、健康で過ごせますように。



お読みいただきありがとうございました。

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