オリンピック
2021年07月16日
今、世界は平和なの?
「自分の中で勝つことに関しては達成したんですよね。獲りたかったタイトルはすべて獲って、自分が目標としているものがイコール「勝つ」じゃなくなっちゃったんです。
例えば勝つだけだったら、4回転半という今自分が挑戦しているジャンプは要らないと思います。だったら4回転の種類をしっかり増やして、いい演技をコンスタントにできるほうが絶対勝てるんです。
でも、それじゃあ僕は競技者としてもつまらなくなってしまったというか、そこにモチベーションを感じなくなってしまったというのが正直なところです」
「結局一番自分を出せるのはスケートで。
それを見てくださった方が何を思うかとか関係なく、
自分でウワーっと『こんな気持ちだー!』ってやるのが一番好きなんですよね。
誰も観ていない中でそれをやった時に、
『自分、スケート好きだな』と思って」
「僕も今、自分自身に言い聞かせるように『アクセルが一番の目標』と言っていますけど、
結局は勝たなきゃ意味がないと心の底で常に思っているので」
Numberの池江璃花子選手との対談読みました。
アスリート同士の会話の中で、羽生選手がの本音が聞けたところが何よりも良かったと思います。
しかし、しかしです。
今この時期になぜ羽生選手を持ち出すのでしょう。
このNumberの夏のオリンピック特集のTOPに、なぜフィギュアスケーター羽生結弦が登場しなくてはならないのでしょうか。
それは勿論、羽生選手が人を集められる人だからでしょう。
そこに存在するとしないとでは、発行部数に大きな違いも出るでしょう。
正直言って、この問題山積の東京五輪の人寄せパンダのように使われるのを見たくない。
羽生選手を東京五輪を正当化するために消費しないでほしい。
羽生選手の立場として断れないことも多いのだろうけれど、
それでも、したくないことは拒否する強さと自由は失わないでほしいと願うばかりです。
日本国民の多くは、最早このように考えている人が多数派なのだと思います。
「勝手にやってろ」と。
#オリンピックファミリー をよく乗せるタクシー運転手「勝手にやってろ、ですよ」https://t.co/PQ1QTq0wbP
— NEWSポストセブン (@news_postseven) July 14, 2021
本来なら待機期間であるはずの来日外国人がオリンピックファミリーだからという「別枠」で街中に繰り出している。
「オリンピックファミリーじゃなきゃ外出るなって面白いですよね」#東京五輪
そして世界28か国を対象とした世論調査の結果はこのようになっています。
東京五輪「反対」、28カ国で57% 米仏など世論調査https://t.co/Z0EcFtWhXi
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) July 13, 2021
開催に反対の市民は、韓国(86%)や日本(78%)、カナダ(68%)などで多かったといいます。
米国は48%が反対でした。 pic.twitter.com/FGQr0wR0fY
無論、アスリートには何の落ち度もありません。
アスリートはただ記録と勝利を目指して努力する。
しかし、アスリートだけではありません。
どんな仕事でも、人はベストパフォーマンスを目指して努力している。
アスリートもそんな社会の人々の一部です。決して特別な存在ではないのです。
オリンピックも同じです。それだけが特別と思っているのはバッハ会長並びに彼に代表される「オリンピックファミリー(オリンピックマフィアとも最近は呼ばれる)」だけでしょう。
世界が平和であってこそ、オリンピックは「平和の祭典」となるのです。
今、世界は平和なの?
東京に、凱歌は流れますか?
お読みいただきありがとうございました。
人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。
スポンサーリンク
2021年06月26日
ゲーム音痴ゆえ
西川さんのキャンペーンやら、YUZU'LL BE BACK Ⅲのことやらで、気を取られていて、
羽生選手のゲームアンバサダーのニュースまで手が回らず、遅ればせながら昨日ようやく羽生選手のごあいさつ動画を目にしました。
世界を魅了するフィギュアスケート選手の羽生結弦選手からコメントをいただきました。コメントありがとうございました。#PegasusDT pic.twitter.com/5ORSHvLnFZ
— The Pegasus Dream Tour (@PegasusCity2021) June 25, 2021
英語版も。
We've received a comment from the figure skater that fascinates the world, Yuzuru Hanyu. Thanks for the message!#PegasusDT pic.twitter.com/KMXeMojBCn
— The Pegasus Dream Tour (@PegasusCity2021) June 25, 2021
東京オリパラに関する重苦しい空気感の中で、突然発表された羽生選手のパラリンピックのゲームアンバサダー就任のニュースは、ゲーム好きな方には嬉しいニュースだったのでしょうね。
でも、私は全くのゲーム音痴なので、その価値が今一つ分からなくて、どう理解していいのか戸惑っています。
映像を見る限り、撮影されたのはかなり前、おそらく1年前の24時間TVの頃と思われるので、
羽生選手もまさかオリパラ直前のこの時期に、このような危うい状況になっていいるとは予想がつかなかったのだと思います。
五輪2連覇した実績を持つという立場上、IOCや五輪に関わらざるを得ないという事情は分かりますが、
しかし、やはり羽生選手には不祥事とスキャンダルまみれの東京五輪に関連する仕事は最後まで避けて欲しかったというのが正直な気持ちです。
何事もよく分かっている彼のことですから、内心思うことはたくさんあるのだろうと思います、
でも実際、彼くらいの立場になると、この混迷した五輪に関して言葉を発することさえ難しいのだろうと思います。
言葉を発することさえ難しいという観点からいえば、この方以上の方はいないでしょう。
五輪「陛下の懸念を拝察」発言に波紋、首相も閣僚も「長官の見解」 https://t.co/lL1nq1o7Pz #tbs #tbs_news #japan #news
— TBS NEWS (@tbs_news) June 25, 2021
ワシントンポストはこのように伝えています。
The Tokyo Olympics just got an important no-confidence vote — from Japan’s emperor https://t.co/U6LDgMWwtB
— The Washington Post (@washingtonpost) June 24, 2021
宮内庁長官によると、日本の天皇は、今年の夏季オリンピックでコロナウイルス感染が増加する可能性があることを「懸念」しているようだ。 共同通信によると、同庁の西村康彦氏は記者会見で、「陛下は、現在のパンク病の感染を非常に心配している」と語った。 「国民の不安の声はあるものの、感染拡大につながるのではないかと懸念しているのではないか」と西村氏は語った。 天皇は東京2020大会の名誉総裁であり、日本では広く尊敬されていますが、政治的権力はありません。 彼がそのような重要で物議を醸すトピックについて発言することはまれであり、彼の見解は重要です。彼の警告は政府と国際オリンピック委員会を当惑させるだろうが、パンデミックのために1年遅れて7月23日に大会を開始することを決意した主催者の間で心変わりを引き起こすには遅すぎた。
実際、毎日のように伝えられるオリンピック関連のニュースに喜ばしいことは全く見かけません。
【「天皇陛下が五輪開催に懸念」宮内庁長官が拝察】
— TBS NEWS (@tbs_news) June 24, 2021
宮内庁長官は定例会見で「#天皇 #陛下 が #東京五輪 の開催が感染拡大に繋がらないか懸念されていると拝察する」と述べました。一方、陽性者が確認された #ウガンダ 選手団 の“接触者”が拡大。ホストタウンから不安の声も…。#news23 pic.twitter.com/xwPYPR9nCv
まだほんのわずかな選手団しか来日していないのに、もう既に感染者が続出しています。
これから選手1万人、関係者9万人ほどが入国して来たら、一体どれだけの感染者がでてくるのか、想像しただけで恐ろしくなります。
国民の8割が開催に反対し、名誉総裁を務める立場である天皇陛下までが深い懸念を抱いていることを、どうにかして国民に伝えたいと思われていると推測されるにもかかわらず、すべて無視して強行しようとしている東京オリパラの陰に何があるのでしょう。
賠償金とか違約金とか、お金で解決するのなら、1兆でも2兆でも3兆円でも支払った方が、開催するよりも損害は小さいのではないでしょうか。
開催することで新型コロナに罹患してしまう方が出たり、日本が感染ハブになって世界に広げてしまうリスクに比べたら、むしろそれで済むならそうして欲しい。
ちなみに緊急事態宣言にからむ費用の出費は既に10兆円ということです。
ワシントンポストに「ぼったくり男爵」と喝破されたトーマス・バッハIOC会長について、同じドイツ人女性ジャーナリストはこのように分析しています。
【“ぼったくり男爵” バッハ会長に日本在住ドイツ人も「マジ迷惑してます」】https://t.co/mUJK1z0mxG
— マライ・メントライン@職業はドイツ人 (@marei_de_pon) June 24, 2021
彼はどういう文脈で生きている生命体なのか? そこには欧州伝統のドロドロした「伝統的権威的コネ構造」社会の縮図が!
ということで、あの無神経さ&図々しさの文化的背景を紹介します。#女子SPA
正しいことをするのに遅すぎるということはありません。
今からでも東京オリパラの中止を宣言する勇気のある政治家はいないのでしょうか。
菅総理がいみじくも言ってのけたように、「日本国」は五輪開催の当事者ではありません。
オリンピックは都市が開催するものなので、開催主体は「東京都」です。
そこの都知事は、疲れたということで休息中です。
医師の診断書は出されているのでしょうか?入院に至る病名は何でしょうか?
民間であれば医師の診断書無しで「疲れたから」という理由で1週間の休暇は取れませんよね。
しかもお休みの間はすっぽり東京都議会議員の選挙戦に重なります。
都議会議員選挙は昨日25日(金)告示され、7月4日(日)が投票日です。
切羽詰まった東京都、都民としての心配は尽きません。
最後までまでお読みいただきありがとうございました。
フィギュアスケートランキング
ブログランキングに参加しています。
スポンサーリンク
2021年06月06日
東京五輪について思うこと
東京オリンピックまで1か月半となった今でも、果たして開催されるのかどうか、全く混沌とした状態が続いています。
ここに来て、かなり政府よりだと思われていた新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長までもが、「パンデミックの中での開催は普通でない」とまで言い出しました。
政府はこれに対して「自主的研究」とか言い出しています。
都合の良いところは「専門家の意見」を利用し、不都合な発言が出ると今度はそれを「個人的意見」とするという、ご都合主義には呆れてしまいます。
そんな中で、昨日目にした、元ラグビー選手で、現在は大学教授の平尾剛さんのインタビューが、私の感じていることを代弁して下さったように感じましたので、シェアさせていただきます。
ラグビー元代表・平尾氏が "東京五輪"の闇を斬る
2021年06月05日 06時15分 東スポWEB
このまま開催に突き進んでいいのか。東京五輪の開幕まで、残り50日を切った。国際オリンピック委員会(IOC)は緊急事態宣言下でも行う方針を示し、大会組織委員会の橋本聖子会長(56)も4日の定例会見で「100%の開催ができるように準備していく」と改めて明言した。新型コロナウイルス禍で多くの国民が不安を抱える中、かねて五輪のあり方に疑問を抱いてきた神戸親和女子大の教授で、ラグビー元日本代表の平尾剛氏(46)が緊急提言。強行開催によって生じる弊害とは――。
――以前から東京五輪に違和感を覚えていた
――現在は東京五輪の開催に否定的な声が多い
平尾 IOCはコロナ禍でも必ずやるという姿勢を崩さない。開催国への配慮もなく、国民の命も顧みない。ここまで露骨な態度にはあぜんとする。(日本側の説明も)筋が通っていないし、社会全体をきちんと見た上で物事を決めているとは思えない。大会組織委員会が看護師500人の確保を要請したことで一線を越えた。今、多くの医療従事者がコロナ対策の最前線で身を削っている。それが分かっていればこんな要請はできないはず。
――筋が通っていないと感じる点は
平尾 そもそも開催の目的が何なのかがはっきりしない。見込まれる経済効果も試算がずさんで、インバウンド需要が期待できなくなった今は絵に描いた餅となった。国民経済ではなく、関係者の利益を優先しているにすぎない。「夢や感動を与える」「国民同士の絆を」とも言っているが、もしそれが目的なら今は開催する必要はない。夢や感動、絆は安定した生活を送ることができる平時において感じられるものである。――スポーツの価値が下がってしまう
平尾 スポーツへの見方がどんどん厳しくなっている。あれだけ「お酒を提供するな」って言いながら、選手村ではお酒がOK。飲食店経営者は憤って当然だ。「結局スポーツだけ特別扱いなのか」という雰囲気が広がっている。このままスポーツの価値が下落すれば、将来スポーツをする人が減るだろう。子供たちは、親など周りにいる大人の声掛けや考え方に影響を受けて、スポーツや習い事を始めることがほとんど。スポーツに否定的な人が増えれば、おのずと子供のスポーツ離れは加速する。
――アスリートの発信も少ない
平尾 この期に及んでもスポーツ選手は自分の意見を発信していない。「なんでスポーツ選手は何も言わないのか」「これでいいと思っているのか」など、懐疑的なまなざしも増えている。社会全体が苦しんでいる状況なのに何も発言をしないというのは、スポーツ選手は「パフォーマンスしかできない」「社会に対して関心も持っていない」存在だということを、自ら認めることになる。このままだと、社会とスポーツが切り離されてしまう。
――アスリートが発信できない原因は
平尾 端的にいって知識と教養の不足だと思う。ただこれは選手個人の問題だけでなく「パフォーマンスさえ発揮すればいい」という指導をしてきたスポーツ界全体の構造的な問題でもある。「結果を出せばそれでいい」という勝利至上主義と、それを果たすための「シンプル思考主義」の帰結だろう。こうしたスポーツ教育を根本から見直す必要がある。
――五輪の姿を見直すべきか
平尾 いったん、やめてはどうか。マイナーチェンジだけでは抜本的な解決はできないと思う。IOCを解散し「参加することに意義がある」という理念に立ち返って、これまでとは違うまったく新しい大会を創設してはどうだろうか。
――東京五輪を中止するべきだと考えるか
平尾 もちろん中止にするべきだ。開催すればかなりの確率で感染者が増えることが予測される。再び緊急事態宣言を発出する事態にもなりかねない。宣言発出による経済的な損失は莫大だ。それと中止による損失をてんびんにかければ、今からでも中止にしたほうが損失は少なくなる。社会にかかる負担が軽減されれば、国民一人ひとりの生活も回復傾向に転じるはずだ。もう一線は越えてしまった。対話すらできない現実をしっかり捉えた上で、再びスポーツの価値を一からつくっていかなければならない。
☆ひらお・つよし 1975年5月3日生まれ。大阪府出身。中学時代にラグビーを始め、同志社香里高、同志社大を経て、神戸製鋼に加入。1999年ラグビーW杯では、日本代表に選出された。しかし2005年ごろから脳震とうの後遺症に悩まされ、2年後に現役を退いた。自身のケガを機に、06年から神戸親和女子大学大学院の文学研究科修士課程教育学専攻で研究をスタート。現在は同大の発達教育学部ジュニアスポーツ教育学科で教授を務めている。182センチ。私自身は2013年に日本がオリンピック開催国に立候補した時から強い違和感を感じていました。
それは東日本大震災のわずか2年にも満たない2013年1月7日のことでした。
オリンピックを開催するよりも被災地救援が先だろう!と強く感じていました。
オリンピックに掛ける莫大な予算を被災地救援にかけていれば、もっと早く、もっと良い支援ができたはずです。
当時の安倍政権は、こともあろうに、「復興五輪」というスローガンをあげ、被災地を宣伝文句代りにしたのです。
現在ではそんな言葉は一切出てこなくなりました。
「アンダーコントロール」と明言したはずの汚染水は、遂に海洋放出する方向が決まっています。
そもそも開催動機が不純で、不祥事続出の東京五輪について、良い話は一度も聞いたことはありません。
今回の東京五輪で浮き彫りにされた、IOCの人命よりも何よりも、自分たちの利益を優先し、開催都市東京や開催国日本の意向を無視する姿勢を見たら、不信感しかありません。
平尾さんの提言のように、現在の腐りきったIOCは一旦解散して、もし続けるならば、もっと質素で本当にスポーツを愛する人々のための新しいオリンピックに生まれ変わってほしいです。
私は以前から、オリンピックはもうギリシャに返すべき時が来たと思っていました。
オリンピック発祥の地ギリシャで聖火を灯し、その地でアスリートたちが技を競うという、本来の姿に戻ってほしいと思います。
夏季オリンピックの華であるマラソンだって、紀元前450年ころのギリシャとペルシャの戦いの歴史に基づいて、実際にマラトンからアテネまでを走ることで、一層盛り上がることでしょう。
開催費用についても、スポンサーに頼らずに、参加各国が選手団の規模に応じて拠出する形で非商業化を図るべきだと思います。
本来スポーツには、個人の技を競うという神聖な側面があると思います。
現在のような、国威発揚の場としてではなく、個人の鍛錬の結果としての技を競う神聖な場としてのオリンピックに立ち返ってほしいというのが私の願いです。
しかし、夏季オリンピックはギリシャに返すとしても、冬季オリンピックはどうするのかということがありますね。
スケートはリンクがあれば大丈夫ですが、問題はスキーやジャンプ競技が可能かということですね。
ギリシャにもペロポネソス半島の北部には立派なスキー場もありますが、この点だけは一考の余地がありそうです。
北京冬季オリンピックまで、あと8か月後しかありません。
こちらも政治がらみで、実際どうなるのかまだ定かではありません。
賢明な羽生選手ですから、全てのケースを考慮して準備は進めているのだと思いますが、
今はオリンピックは考慮に入れずに、4回転アクセルの完成を目指すというのが「正解」だということは正に正しい答えのように感じています。
今日も怪我のないように、そして健康でいてくれたら、それだけで十分です。
<追記>
作家の赤川次郎さんも一市民として「声」を上げてくださっていました。
今朝の朝日新聞、読者の「声」の欄、いつもように五輪中止を訴える投書が掲載されており「そうそう、そのとおり!」と思いながら読んでたんですが、投稿者の名前をふと見たら…
— 姫川みかげ (@mikage_H) June 6, 2021
作家 赤川次郎 (東京都 73)
おお、赤川次郎さんが普通に読者欄に投稿してはる!(゜o゜; pic.twitter.com/RLdK4IvxNz
最後までお読みいただきありがとうございました。
人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。
スポンサーリンク
2021年02月18日
恥の上塗り
組織委員会会長には、密室での決定で橋本聖子氏に決まりました。
しがし彼女がなぜ???
森会長が女性蔑視発言で引責辞任したから、次は女性にすればいいのだろうという、救い用のない短絡思考に呆れる。
しかも橋本氏が辞任したあとの五輪担当大臣には丸川珠代氏という、唐突な感じを免れない女性議員を起用。女性ならだれでもいいのでしょうか。
それは逆にジェンダー差別のように感じます。
男性フィギュアスケーターに対するセクハラ事件はIOCも把握していて、一時は橋本氏の就任を問題視していたという。
海外メディアも過去の経緯には注視している。
シンガポールに駐在している英BBCの大井真理子記者は21年2月12日、後任候補に橋本氏が浮上したとの記事を引用しながら、 「2014年にセクハラ疑惑に直面したとの指摘もあるが、被害者は否定している」 とツイッターに書き込んだ。 中国のニュースサイト「北京新浪網」は2月12日、共同通信を引用する形で、橋本氏にはキス強要という「黒歴史」がある、と指摘。文春ウェブサイトから転載したとみられるキス写真つきで顛末を伝えた。スケート連盟会長については「辞任を考えたが、結局は留任した」などと報じた。 香港のアップル・デイリー(蘋果日報)も2月13日、やはり写真つきで、橋本氏について「その立場を利用したセクハラ行為を告発されていた」と指摘。ニュースサイト「香港01」も2月14日、 「アスリートに無理やりキスした黒歴史を持つ候補者は、今後も話題になりそうだ」 などと報じた。 韓国の聯合ニュースは2月18日、「『女性蔑視』森の代わりに『強制キス』橋本...」の見出しで、過去の経緯について 「オリンピック関連の経験は豊富だが、過去の行動が論議を起こしている」 と言及。紀藤正樹弁護士の 「橋本大臣って、セクハラ問題があり、ジェンダーが問題となった森後継としてはふさわしくないと思います。国際的には大問題です」 というツイートを紹介しながら、 「橋本氏は、当時の日本スケート連盟会長であり優越的地位を利用した事実上の性暴力という指摘を受けた。ツイッターには、橋本氏が高橋氏と推定される人物を抱きしめてキスする姿を写した写真が多数掲載された」 などと経緯を伝えた。
(J-CASTニュースより)
女性蔑視の会長の後任が性暴力の女性会長という、なんともやり切れない、情けなくなるような人事です。
恥の上塗りというほかはありません。
橋本氏本人にしても、もうあの事件は忘れたいのでしょうが、
今後世界にあの当時の報道や写真が拡散していくことは間違いないでしょうね。
今回のことを別にしても、国民の8割が中止や延期を希望している東京五輪は、最早開催する正統性すら失っていると私は思っています。
今後は、IOCと日本サイドで、どちらがが中止を言い出すのかというせめぎ合いになるのでしょうか。
そんなこととは関係なく、アイスリンク仙台が21日から再開するという嬉しいニュースです。
羽生結弦ら輩出のアイスリンク仙台、21日から営業再開 https://t.co/MdcTBpXd9K
— Sponichi on Ice (@SponichiF) February 18, 2021
羽生選手の練習の場が確保されているということが、今は一番嬉しいことです。
どうか雑音に惑わされずに練習に集中できますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
フィギュアスケートランキング
ブログランキングに参加しています。
スポンサーリンク
2020年04月23日
歴史的存在YUZURU HANYU
4月20日に新しくアップされたばかりの動画です。
オリンピックに複数回優勝したスケーターの記録を綺麗にまとめて下さっています。
◆複数回のオリンピック金メダリスト
フィギュアスケートの歴史上、オリンピックで複数回優勝した選手は4人。
ギリス・グラフストローム(スウェーデン)3回優勝 1920年・1924年・1928年
カール・シェーファー(オーストリア)2回優勝 1932年・1936年
ディック・バトン(アメリカ)2回優勝 1948年・1952年
ユヅル・ハニュー(日本)2回優勝 2014年・2018年
その名はディック・バトン、そして、ユヅル・ハニュー
「YUZURU HANYU」 という名は、既にフィギュアスケートの歴史の中に刻まれているのです。
23歳にして既に歴史上の人物となった羽生選手が、この先どんな道を歩んで行くのか、
私たちは歴史の1ページが綴られていくのを見るという幸運に恵まれました。
さらに、羽生選手はオリンピックトリプルチャンピオンになる可能性も持っています。
これから先もずっと見守っていきたいと思いました。
ASTAチャンネルの動画はまだ3つしかアップされていませんが、どれも気に入ってチャンネル登録してしまいました。
以前にもご紹介しましたが、もう一度。
◆フィギュアスケーターの身長比較
◆ISUシーズンズランキング
そういえばこのISUランキングに文句を言っている方がいるようですが、フィギュアスケーター全員が同じルールに基づいて算出された点数に従ってランキングされているわけですから、不公平も何もありません。
Even sillier: Chen is 15th in the 2019-20 rankings. Why? He did no Challenger Series events and did not go to Four Continents. But he did stay on track to finish sophomore year at Yale. https://t.co/vnEdS7lP7z
— Philip Hersh (@olyphil) April 20, 2020
”Why?” と言われても困ります。
N選手のランキングが低いからといって文句をつけているのを見て、N選手自身は恥ずかしいと思っているのではないでしょうか。
彼は当然このような結果になることを想定したうえで自分の出場試合を決め、学業優先を選んだはずですから。
それに、過去に羽生選手自身は勿論のこと、私たちファンの中から一度でもランキングに関する文句やクレームが出たことがあるでしょうか?
ランキングのルールは全てのスケーターに平等に適用されています。
私たちが常に言ってきたこと、文句を言ってきたことは、ランキングルール同様に、ジャッジングルールも全てのスケーターに平等に適用されるものであってほしいということだけです。
ランキングに文句を言う暇と熱意があるのならば、それをジャッジングの適正化に向けて注いで欲しいものです。
スポーツジャーナリストとして、その方がずっとやり甲斐のある仕事かと思いますが。
今日も生きる伝説、羽生選手が元気で有意義な時間を過ごせていますように。
ブログ訪問ありがとうございます。
フィギュアスケートランキング
ブログランキングに参加しています。1クリックが励みになります。
全ての画像、文の転載、引用はご遠慮下さい。
写真はキャプチャーしたもの、撮影したもの、感謝してお借りしたものです。
ご登録いただくとLINEに記事更新のお知らせが届きます。