オリンピック

2022年03月04日

プルシェンコさんの本当の気持ちは




プルシェンコさんがinstagramに上げた発言が多数の人に批判されているようですね。


アナザーストーリーズでプルシェンコさんを2度取材した阿部修英さんはこんなふうに言っています。






私にはプルシェンコさんがこの戦争を支持するとはどうしても信じられません。

羽生選手が一番苦しかった平昌オリンピック前に、羽生選手を信じ、心からのエールを送ってくれたプルシェンコさんが、ウクライナの現状を知っていれば、それを容認するとはどうしても思えません。


現状をよく把握していなかったのか、社会的な立場上、また自分とご家族を守るため、また有名人ゆえに本音を語ることができない立場だということもあるかと思います。

私は個人的にプルシェンコさんを信じたいと思います。

いずれこの戦争が終わった時に、本当のところを語ってほしいです。




前記事で書いた、ロシア軍に砲撃されたウクライナの原発は、結局ロシアに占拠されたということです。

原発はひとたび攻撃されれば、地上に設置された核爆弾と化します。
今回のことで実際にその恐ろしさを実感しました。

ウクライナのゼレンスキー大統ビデオでこのように訴えていました。


私たち日本人は、東日本大震災で原発事故の恐ろしさを身をもって感じましたが、それが自然災害ではなく、人為的な攻撃で引き起こされることの可能性を考えて、胃が痛くなってしまいました。

ウクライナには原発が15基あるということですが、日本にはウクライナの3分の2ほどの国土に現在9基が稼働しています。
本当に対岸の火事では済まされません。

「まさか!」と思っていたことが実際に起きるのだということを目の前で見たというのはショックでした。


世界が混とんとする中で、今日、北京ではパラリンピックが開催されます。

ウクライナからも選手団が「奇跡的に」北京に到着したということです。



パンデミック、戦争という、このような状況の下でスポーツ大会を開催するということには賛否両論あると思います。

たまたまアジア開催だったということで可能になったパラリンピックだと思います。
大会期間中に戦闘激化するようなことの無いよう、祈ることしかできません。



ウクライナのニュースがあまりにもショッキングで、フィギュアスケート関連のニュースは全然追えていないのですが、


TEAM JAPANの羽生選手が可愛すぎて思わず「歳、幾つだったっけ?」と思ってしまいました。



「僕も、出たい! フフフフフ」って。

冗談めかして言っていますが、いやいや本音かもしれないですね。

私は羽生選手なら4年後のミラノも、8年後がどこであっても、出られると思っていますよ!!
(実は私は橋本聖子氏が牛耳る”SAPPORO五輪”には乗り気になれないのですが。)


現に今シーズンで現役引退を表明したチェコのブレジェナ選手は32歳ですからね。
35歳の羽生選手なら十分戦えるはず!

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2019年GPシリーズヘルシンキ大会



羽生選手は子供の頃からオリンピックが大好きなんですよね。

なるべく多くの大会に出場して、オリンピック最多出場フィギュアスケーターという記録も作ってほしいです。

あと2回出場すれば、通算5回、その内、少なくとも金メダル2つはもう確保していますから、あとは自由に伸び伸びと、美しく正確なスケートで魅せてほしいです。


TEAM JAPAN



羽生選手の最初のオリンピック優勝の地、ソチも紛争地帯に属しています。
今夜はどうかもう、これ以上悲惨な出来事が起こりませんように。



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2022年01月30日

鋭くてエレガント




昨日の『羽生結弦SP秘話』には感動するところ、同感するところが多くて何度もリーピートしたくなってしまいます。

 今日も秀(さかえ)さんのツイートをお借りしています。

清塚さんは完パケがなかなか出せなかった。
そして羽生選手の求めていた期日よりも少し遅れちゃったのを、本当に申し訳ないって出したときに、
羽生選手が、

「この遅れた分、清塚さんがどう生きてきたか、
そういったことがこの曲にはさらに追加されたから、
そういう物語になるべくしてこのプログラムはあるんですよ」

って言ってくれて。


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本当に涙出ましたね。

そして去年12月、全日本選手権で初披露された二人の新プログラム。






もう録音してあるものなのに、「清塚、ちゃんと弾けよ!」っていう思いがマジであって・・・

それはピアノの旋律ととスケートが融合した芸術品のような演技。

羽生選手は曲に合わせて踊ってくれているというのではなくて、最後に一緒に演奏してくれているという感覚。
さらに1パート空けてあって、それを最後にやってくれているような。歌の場所じゃないですけど。

自分の曲で自分の演奏なのに、羽生選手が今演奏しているかのように見えたということが、何よりもうれしくて。


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曲の解釈は10点満点。
あの10点満点を見た時に、


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「だろ!」って。
10点なんて、もっとだよ!



清塚さんの言っていること本当にその通りだなと思いました。

楽譜には音符の書かれていない空白のパートがあって、それは羽生結弦パートなのです。
ですから、羽生選手が滑って初めて、この楽曲は完成品になるのですね。





羽生選手のスピンとかを見せていただいていて、ものっ凄い鋭いんですよ。
シャープで、でもエレガントなんですよ。


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一つ一つを見ると、もの凄いエッジの効いた鋭い動きができている。
で、それが連なって最終的にエレガントに見えている。


ここで清塚さんが言っている「一つ一つの動きが連なって最終的にエレガント」っていうのが、本当に羽生選手ほ演技の本質的なところをついているなぁと、心底同感してしまいました!



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北京ではフリーでの4A成功が注目の的ですですが、実はショートの出来が最終的な勝利につながるキーポイントになるのではないかなと思っています。
このプログラムはまだ全日本で1回演技されただけで、まだまだ伸びしろがあり、
この「序奏とロンド・カプリチオーソ」で世界最高得点が出る予感しかありません。



一足先に北京入りしている貝塚さんからのレポートが届いています。





団体戦の座席、間隔もなく、ちょっと心配ですね。

そしてネイサン・チェン選手、ボーヤン・ジン選手など、もう現地入りして練習していますね。



羽生選手の姿が見られるのは明後日2月1日くらいでしょうか。

22 北京オリンピック 練習スケジュール




明日はフィギュアスケーターズが発売されます。


AERAも。


そしてNumber、フィギュアスケートマガジンと続きます。





行ってこい羽生結弦。
私たちが、俺たちが、みんなが、ついてる。




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2022年01月28日

清塚さんの「序奏とロンド・カプリチオーソ」初演




秘密のベールに包まれていた清塚信也さんと羽生選手の「序奏とロンド・カプリチオーソ」にまつわるお話が楽しみでなりません。

しかも清塚さんのピアノ生演奏付きです


楽しみ過ぎる!!!


 去年12月に行われた『全日本フィギュアスケート選手権』では、北京オリンピックの日本代表が決まる激戦の舞台に村上が潜入。圧巻の演技を見せ見事総合優勝を果たした羽生結弦選手に村上が直撃取材を敢行した。前人未到の4回転アクセル成功へ挑み続ける羽生選手のお宝とは…。  さらに、初披露となった新ショートプログラム『序奏とロンド・カプリチオーソ』の編曲を担当したピアニスト・清塚信也氏に村上が迫る。当時の今季最高得点をマークした新プログラムの誕生秘話とは。これまで明かされることのなかった2人だけのストーリーを紐解いていく。さらに、テレビ初出しとなる清塚氏本人による『序奏とロンド・カプリチオーソ』を生演奏する。


明日、1月29日(土)フジテレビ(地上波)15:30~16:30 
『北京五輪へ!知られざる“宝”のストーリー~村上信五∞情熱の鼓動・冬~』(関東ローカル)



しかしこんなお宝番組がなぜ関東ローカルだけなのでしょう。是非全国放送してほしいですね。



最近毎日この動画を見てしまいます。
特に仕事でストレスの溜まっているときの特効薬になっています。

癒され、浄化されます。





羽生選手と清塚さんのどんなこだわりが込められているのでしょうか。
それを聞けたら、このプログラムに対する理解がもっともっと深くなりますね。




今日、我が家にYUZUプーさんが到着しました。


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つぶらな瞳でカメラ目線。 結弦くんと似ている?


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結弦くんの3回目のオリンピックをプーさんと一緒に応援できて嬉しい!



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2022年01月27日

ミーシンコーチのYuzuru評





羽生選手がミーシンコーチから4Aのアドバイスを受けていたということで、すぐに思い出したのは、宇都宮直子さんの著書「羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程」の中にあったミーシンコーチのインタビューでした。


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これを読んだ時、ミーシンコーチが羽生選手について語るというのは意外な気がしました。

どこに接点があるのか、ミーシンコーチはどうして羽生選手に関心を持っているのか、そして羽生選手をよく観察しているのだなということを感じました。

今考えてみると、プルシェンコさんのコーチだったことで、彼から間接的に羽生選手の素晴らしさについて聞いていたこと。
そして都築章一郎先生のロシアフィギュアスケート界との繋がりが関係していることなど、羽生選手とミーシンコーチが見えないところでつながっていたということはあると思います。



この中で、ミーシンコーチは羽生選手について、このように語っていました。

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「羽生結弦。そうですね。彼はすごく良い子です。もうスーパーに、ウルトラ良い子です。本当に、本当に良いです。
両手を上げるくらい、完璧です。天性のものを持っています。エッジワークも素晴らしい。優れている。
本にはどうぞそう書いてください」



羽生の表現力はどうか。優れていると思うか。という質問にはこう答えています。

「どうお答えしたら、いいんでしょう。あの、それって、まるで『ミーシン先生、太陽は温かいですか?』と訊くのと同じだと思いますよ」


4回転半と5回転のジャンプについてはこのように説明しています。

「4回転半アクセルについては、歴史的な経緯から見ても可能でしょう。
で、5回転ですが、これは跳ぶメカニズムを変えないと跳べないと思います。私の子どもたちも、アルトゥール・ドミトリエフほか、何人かの選手が4回転半アクセルに挑戦しています。
ただ、今のところ、クリーンに成功させるのは難しい。ナイアガラの滝に飛び込むようなものです。死んでしまうか、生きていられるか。要するにそんな感じです」

(走り高跳びや円盤投げ、やり投げなどの方法の変遷を例に挙げて)
「ですから私は確信しています。5回転を跳ぶにあたっては、動作のメカニズムを変えなければならない。そうでないと不可能です。
そのメカニズムがどういうものか、今、私にはわかりません。そして5回転は無理だと思っています」


自分の人生の中で、4回転半ジャンプを観ることはできないだろうとまで言っていたミーシンコーチは、今、羽生結弦ならそれができるかもしれないと、ワクワクしているのではないでしょうか。

そういう意味では、私たちと同じ気持ちなのかもしれませんね。



miyabiさんのツイート、感謝してお借りしました。

この動画は2016年のボストン世界選手権の時でしょうか。
座っているミーシンコーチに腰をかがめてご挨拶していましたね。
身についた礼儀正しさ、見習いたい。




さあ、北京ではもう今日から団体戦の練習が始まっているのですね。

いよいよ開幕まで1週間となってしまいました。
私はまだ心の準備ができていないのに、北京では着々と開幕に向けて準備が進んでいるようです。



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「冬」という文字をデザインしたロゴマークが素敵です。



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このマークが入ったクの氷の上を結弦くんが滑るのを想像するだけでゾクゾクします。


ツイート感謝してお借りしました。スケジュールやリザルトページをまとめてくださっています。


コーチや付添人含めて、結弦くんが心配なくスケートに集中できる環境がありますように。

何よりも選手、関係者の皆さんの健康が守られますように。


お読みいただきありがとうございました。

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2022年01月02日

欲張り過ぎな初夢




元旦の夜に見る夢を初夢といいますが、皆さまはどんな夢を見られたでしょうか。

私はよく食べ、ほんの少しのシャンパーニュでぐっすり眠って、夢は全然見ることなく1月2日の朝を迎えてしまいました。


初夢は見なかったけれど、その代わり、私のちょっと欲張りすぎな夢を書いてみたいと思います。





オリンピック優勝者 SPAIA

皆さまよくご存じの通り、もしも羽生選手が、来月北京オリンピックで優勝すれば、男子シングルではギリス・グラフストレーム以来94年目にして、二人目の五輪3連覇達成者となります。

しかも、4回転アクセルに成功すれば、史上初めて、4回転半ジャンプに成功したスケーターとなるわけです。

これだけでも凄いことで、羽生選手はその夢に向かって今、日々過酷な練習に向き合っています。

私は羽生選手はきっとその夢を叶えることができるのではないかと信じています。


しかし、しかしですね、そこで夢は終わってよいのでしょか?


僕多分、今、一番うまいです、間違いなく。(羽生結弦語る 一夜明け編より)

ならば、もし4回転アクセルを装備したなら、今よりもまた一層上手くなるわけですよね。

そこで終わってよいのでしょうか?


羽生選手には北京後の、その先の人生計画がもうしっかりできているのだとは思いますが、もし可能であれば、あと4年間、現役フィギュアスケーターを続けてほしいのです。


そして4年後の2026年、羽生選手にとって、4回目のオリンピックとなるミラノ・コルティナ・ダンペッツォ冬季オリンピックに出場してほしいのです!!

2026 MILANO マーク


そしてまだ誰も経験したことのない五輪4連覇を達成するのです。


北京も終わっていないのに、まだそれを言うのは早すぎるとは思います。
2022 北京オリンピック マーク


しかし、可能性として、そこに一番近づいているのは羽生選手だけであることは間違いありません。


2026年には羽生選手は31歳です。


羽生選手の尊敬しているプルシェンコさんは、

2002年ソルトレイクシティ 銀メダル、
2006年トリノ 金メダル、
2010年バンクーバー 銀メダル、
2014年ソチ 団体戦金メダルと、

4回連続してオリンピックに出場しています。


1983年11月3日生まれのプルシェンコさんは、4回目の出場となった2014年ソチオリンピックの時、ちょうど31歳でした。


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ですから、「今が一番上手い」羽生選手が31歳になっても、十分世界と戦える実力は持っていることでしょう。


ミラノで羽生選手の4度目のオリンピック(優勝)を観る。


その時の解説はもちろんマッシミリアーノ・アンベージさんで。


それが私の2022年初白昼夢なのでした。



結弦くん、ごめん。
4AとV3だけでも過剰な期待なのに、あと4年も続けてほしいなんて言って。

でも、結弦くんならそれもできると思っている私がいることも確かなのです。



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2021年08月10日

東北ハウスで見た映像




7月22日から8月7日まで東京・秋葉原で開催されていた『東北ハウス』で見た映像が忘れられません。


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東北の風景をそのまま使い、これほどまでに美しく映像作品として創ったのは

東京、仙台、ロンドン、サンフランシスコ、に拠点を置くビジュアルデザインスタジオ「WOW」です。



                    WOW’s Philosophy

WOWが目指すのは、デザイン/ アート / テクノロジー を統合した創造性。

技術だけに偏ることなく、単に表面的な美しさだけを追うのでもない。

それは、科学や感性など総体的な知見を統合し、社会と調和させるための新たなデザイン。

単なる表現にとどまらず、深く豊かな思想を追求する人々を導く、新時代のビジョン。

そして、社会をよりよく変えていくための、本質的な価値の創生である。


WOWのウェブサイトより)


先ずはその素晴らしい映像をご覧ください。


 



東北ハウスでは、この映像が180度の巨大パノラマスクリーンに映し出されていました。

圧倒的な臨場感で、見ているうちに、東北の四季の美しさに思わず涙がこみあげてくるような作品でした。


こういう映像こそ、開会式や閉会式で使われるべきだったと残念でなりません。

結局「復興五輪」とは名ばかりで、東北を連想させる演出は一つもなかったようですね。


強いて言えば、東北・岩手出身の宮沢賢治の作詞作曲による「星巡りの歌」が歌われたようですが、
宮沢賢治と言えば真っ先に思い浮かぶのは「雨にもマケズ」という詩ではありませんか?


「雨ニモマケズ
風ニモマケズ

地震ニモマケズ
津波ニモマケズ
原発事故ニモマケズ

頑張レ」

とでもいうのでしょうか。

それでは東北の被災地に対してあまりに酷過ぎます。



コンセプトもビジョンも美学もない、
オリンピック史上最低の開閉会式だと思いました。




東北ハウスで流れていた羽生選手の真摯なメッセージをもう一度聴いて下さい。






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羽生選手が東京五輪に利用されなくて良かったという安堵感と共に、

これからもずっと、羽生選手と東北を応援していきたい気持ちが一層強くなりました。

東北ハウス バーチャル開催

8月24日(火)から東北ハウスは”バーチャル開催”を実施します。
コンテンツも見れるようなので、是非ご覧くださいね。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 15:27|Permalink

2021年08月08日

五輪の意義を考える




今夜、東京オリンピックは閉会式を迎えます。


パンデミックの最中のオリンピックという試練の中で強行されたオリンピックが終わります。



オリンピックについては様々な意見があると思いますが、私が一番共感したのは前京都大学総長の山極寿一さんの考え方です。
 


 コロナ禍の中でオリンピックを迎え、海外から多数の観客を呼び込んで経済を活性化させるという目的が消し飛んだ。改めてスポーツの祭典としてのオリンピックの意義を考えてみたい。

 スポーツの起源は遊びである。私は日本学術会議の会長をしていた2年前に、当時の鈴木大地スポーツ庁長官から依頼を受けて、「科学的エビデンスに基づくスポーツの価値の普及のあり方」について審議したことがある。そのとき、スポーツの本来の意味は「気分転換」であり、それが貴族たちの野外の余暇活動となり、身体を酷使する競技となったのは19世紀以降であることを学んだ。

 私が長く研究してきたゴリラもよく遊ぶ。取っ組み合ったり、追いかけ合ったりして、ときには短い休止を挟んで1時間以上も遊び続けることがある。互いに高いところに上って胸をたたき合う「お山の大将ごっこ」や、数頭が数珠つなぎになって歩く「電車ごっこ」に似た遊びもある。遊びの特徴は、経済的な目的を持たず、体の大きいほうが自分の力を抑制して小さいほうに合わせ、互いに役割を交代するところにある。

 身体を同調させる楽しさを追求する中で、こういったルールが自然に立ち上がる。人間の遊びもこのルールを踏襲しているし、スポーツの原則もここにあるのではないだろうか。相手に勝つことが目標ではなく、互いに立場を交代しながら競い合い、そのプロセスを楽しみ、勝ち負けにこだわらず健闘をたたえ合う。いっしょにスポーツに興じたことによって、よりいっそう信頼できる仲間となる。観戦者もこの同調の輪に巻き込みながら、スポーツは私たちの社会を和ませ、新たなきずなをつくることに貢献してきたのだと思う。

 しかし、最近のオリンピックは商業主義が目立ち、観光収入や放映権をめぐって大量の札束が飛び交う国家事業になった。放映権を握るアメリカのテレビ会社に配慮して競技の時間を設定したり、海外のプロスポーツとかち合わないように酷暑の夏に開催したりと、どうも選手や観客の健康に配慮しているとは思えない。

 一番の問題は、オリンピックが国の威信をめぐる戦いの場と化していることだ。「オリンピックは参加することに意義がある」というクーベルタン男爵の言葉はどこへやら、今はメダルをいくつ取るかが国や人々の主な関心事である。そのために専任のコーチをつけ、強化合宿を実施して成果を上げようとする。本来は個人やチームの戦いなのに、選手たちは国を背負って競技に臨み、負ければ「申し訳ない」と謝ることになる。何かおかしくはないだろうか。

 オリンピックは個人やチームの力を競う場であり、勝利を国の成果と見なす必要はないのではないか。国の代表は大会を開いて標準記録を突破した選手を自動的に選べばいい。団体競技にしても、わざわざナショナルチームを編成する必要はなく、優勝チームを出場させればいい。

 4年ごとに開催国を変えて実施する方式も改めたほうがいい。開催準備に多大な費用がかかり、大規模な開発が行われるからである。森が切り開かれ、海が埋め立てられて、新しい競技施設やホテルができる。近年は環境破壊が問題になり、開催場所がたびたび変更されている。いっそのこと、オリンピックの開催を発祥の地であるギリシャに固定したらどうだろう。そうすれば聖火リレーも行う必要はないし、競技場も繰り返し使える。開発国家の夢を追い続けるかのような開催国のたらい回しは、低成長時代にふさわしいとは思えない。

 新型コロナを体験した私たちは、スポーツの本来の意味に戻る必要がある。事実、スポーツは障害者を含む個性を尊重した多様な実践になりつつあるし、eスポーツなど身体を離れた形式も取り入れられつつある。人間の身体や頭脳の可能性をかけたスポーツなら、科学的なデータとその分析を通じて合理的な練習法を開発すべきだ。スポーツを経済的な目的を持たない、人間の福祉に貢献する遊びと考えれば、さまざまな交流が芽生える新しい世界が開けると思う。(寄稿)

     ◇

 やまぎわ・じゅいち 1952年生まれ。専門は人類学霊長類学京都大学前総長、日本学術会議前会長、総合地球環境学研究所所長。著書に「家族進化論」など。21年、南方熊楠賞受賞。




来年の北京オリンピックの開催も無観客で行われる可能性が大きくなっているようです。

政治的な問題がらみで、ボイコットする国が出てくる可能性もあります。


元々は「参加することに意義がある」と言われた近代オリンピックが商業的な大イベントになってしまい、
国威発揚のためメダルの数を誇ったり、政治的な意向でアスリートの派遣を制限したり、
IOCは組織の利益のためなら何でもやる。
バッハ会長の厚顔ぶりは呆れるを通り越して、お見事な程です。


私にとっては、そんなオリンピックはもうたくさんだという気持ちを決定的にした東京オリンピックでした。




羽生選手は、まだオリンピックが輝いていた最後の時代に2つの金メダルを獲っていて本当に良かったなという思いがしています。



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今はただ、4回転半に懸ける羽生選手を応援したい。それに尽きます。




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2021年08月06日

五輪の理想




私にとっての五輪の理想の形。

 


岡本碧優(みすぐ、15=MKグループ)は最終3本目も果敢に難トリックに挑戦し、失敗して泣き崩れた。駆け寄ったのは直前まで決勝を戦っていた各国の選手たち。他国の選手たちに肩車された岡本の表情から笑みがこぼれた。関係者から大きな拍手が送られた。 スケートボードならではの光景だった。選手は1本滑り終わるたびに他の選手とハイタッチし、抱き合った。高度なトリックが決まるとボードをコンクリートにたたきつけて喜び、歓声をあげる。心からスケートを楽しみ、笑顔で滑る。新しい五輪の風景は、テレビを通して伝わった。首をかしげる人もいただろう。しかし、多くの人にはポジティブにうつったはずだ。 スケートボードに国境はない-。もともと国という意識は薄い。
プロツアーでも、Xゲームでも、選手は個人で参加する。国歌もなければ国旗もない。国を意識することもない。 実際、多くの選手が米国で滑っている。米国の市民権も持っている。五輪に出場するため祖父母などルーツがある国の代表として出ている選手も多い。スケボーやサーフィンでは「米国代表選手が東京大会に出るために自分のルーツ探しをしている」という話も聞いた。 6年前、スケートボードが東京五輪の追加種目候補になった会見に、
堀米雄斗と瀬尻凌が並んだ。「好きな選手は?」という記者の質問に「ナイジャ・ヒューストン」。記者が「どこの国の選手ですか?」と聞くと、2人は顔を見合わせて「知りません」。それがスケボーの常識なのだ。 スケートボードに順位はない-。より上位を目指すのがスポーツだが、スケーターにその意識は薄い。もちろん、結果としてのメダルは求めても、最終目標ではない。岡本は金メダル狙いで大技をやったのではという質問に反論した。
「目標は金メダルではなく、自分のルーティンをすることでした」。だから、仲間たちは挑戦をたたえた。 大会で、ある選手が大技に挑んだ。失敗して滑走を終えると、他の選手たちが「もう1度」とばかりにボードを慣らす。観客も呼応して歓声をあげる。再度大技に挑戦して失敗、さらにもう1度…。5度目くらいで成功すると、優勝者以上の拍手と歓声が起きる。もちろん、競技は中断したままだが、オフィシャルもやめさせようとはしない。不思議そうに見ている記者に「これ、普通ですよ」と関係者が耳打ちしてくれた。 国も背負わない、順位にも捕らわれない。それが、スケボーやサーフィン、BMXフリースタイルなどエクストリームスポーツのカルチャー。
国を背負って順位を争う五輪の仲間入りすることで、本質が失われることを危惧する声は今もある。国際サーフィン連盟のアギーレ会長は笑いながら言った。

「我々のカルチャーは変わらない。五輪が変わるんだ」。

荻島弘一】(ニッカンスポーツ・コム/記者コラム「OGGIのOh! Olympic」)


萩島弘一記者、ありがとうございます。私にとっては、今回の東京五輪の記事の中で最高の記事でした。

東京五輪 スケートボード


世界は少しずつだけど確実に変わって行く。


いつかそんなふうに変化した五輪に会えたらいいなと思います。



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今は勝敗よりも4A成功を最優先する結弦くんも賛同してくれるんじゃないかなと、秘かに思っています。



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2021年08月05日

毎日が神経戦



オリンピックも閉会式まであと3日を残すばかりとなりました。

色々な感動もあり、選手の皆さんの健闘には拍手を送りたいと思います。


しかし、やはりこの五輪は開催するべきではなかったという気持ちに変わりはありません。


東京五輪 BBC



今朝、知人のお父様が、コロナワクチンの2回目の接種を受けた後、体調を崩し、肺炎を起こしていることが判明し、急遽入院したという知らせを受けました。


面会は一切できず、次に会えるのは退院する時と、病院から言われたそうです。


病院は通常の救急対応、新型コロナ、ワクチン接種、熱中症、五輪関連への人材提供と、本当にひっ迫していて、入院できただけでも幸運だということです。


知人は、このままもう会えなくなるのではと、意気消沈していました。

かける言葉もありませんでした。


もう東京は医療崩壊に陥っていると考えます。



政府はコロナに罹っても自宅療養せよと言い始めました。

実際は、自宅療養とは自宅放置になりかねません。
一人世帯の方も多く、誰もケアする人がいない中で、容態が急変したらどうしようもありません。

ともかく、自分と家族が感染しないよう万全の注意を払って生活するしかありません。




遂に選手村でもクラスターが出てしまいました。




「国民の多くは選手村でのクラスター発生という事態を予測していた。まさにバブル崩壊だが、海外でも五輪史上ワーストの大会という評価が定着している。東京五輪は戦後築いてきた日本に対する高い評価をすべて崩しつつある」と東京五輪の問題が日本全体の信頼失墜につながるとの不安の意見も出ている。



五輪の宴が終わった後、日本には何が残されるのでしょうか。




今日の東京の新規感染者 4,166人

宮城県も80人になりました。




毎日が神経戦です。



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2021年07月29日

ウソで固めた東京開催




 猛暑ですね。

人出の少ない午前中に買物を済ませようと外出すると、一歩外に出た途端に、サウナに飛び込んだような熱気とじわっと肌にまとわりつくような湿気。

短い外出でも、帰宅した時には頭痛と眩暈がしました。

こんな中で競技するなんて、熱中症にならない方がおかしなくらいです。

競技する選手には過酷すぎます。





東京の7月の天候は温暖で晴天が多く、競技にふさわしいのだと言いましたね。

そして復興五輪として、大震災から回復した日本をアピールするはずでしたね。

当時首相だった安倍晋三氏は、「放射能汚染はコントロール下にある」と、自信を持って断言しましたね。


その安倍さんは開会式には欠席されました。

またお腹が痛くなったからでしょうか。



テレビを点ければ、相変わらず感動の押し売り。

選手の安全や健康より、メダルの数の報道が多いです。

選手にとってオリンピックメダルは夢なのは分かりますが、

未だに、「日の丸を背負って」などという時代錯誤な表現が出てきたりします。

オリンピックは国威発揚の場ではないことは、
オリンピック憲章にはっきりと書かれています。

選手たちには、決して国の威信などは纏うことなく、
純粋に自分の努力の結果としてのメダルを誇ってほしいと思います。






昨日のブログにも書かせていただきましたが、日本中の報道がオリンピックに偏り過ぎていて異常なくらいです。

報道もオリンピックをヒステリックに伝えるだけでなく、相対化して見る視線を取り戻してほしいと思いました。


私はずっと前からオリンピックの世界持ち回りには疑問を持っていて、

今でも聖火はギリシャのオリンピアで採取しているように、
元々ギリシャのものであるオリンピックは、恒常的にギリシャの地で開催すべきと思っています。
このけばけばしい商業主義を排し、簡素で清廉なオリンピックになったらなぁという夢を持っています。

そしてその時は、純粋に選手の努力と健闘をオリーブの冠で讃えることとし、
国旗と国歌は排して欲しいと思います。

スポーツとナショナリズムの結びつきが、スポーツの純粋さを失わせ、
政治利用をもくろんだり、国家間の代理戦争の体を成したりする大きな要因になっているからです。


スポーツをスポーツとして純粋に楽しみ、アスリートの努力を心から称えられるオリンピックが、やがていつの日か再生することを心より望んでいます。


羽生選手が来年に控えた北京オリンピックに対して、どのような心境でいるのかは本人しか分かりません。

でも賢明で敏感な人ですから、どこかでオリンピックに含まれる矛盾を感知しているのかもしれません。


DOIでの一問一答より)

-あらためて北京オリンピック(五輪)への思いは

「平昌(五輪)シーズンみたいに、絶対に金メダルを取りたいという気持ちは特にありません。ただ、必ず今シーズン、4回転半を決めるんだという強い意志はあります。しっかりと、その意志を、その決意を持って今シーズン、挑みたいなと思っています」

-五輪は、その先にあるもので変わらないか

「道の中にあるのであれば。ただ、うーん。やはり先ほども言ったように平昌だったり、ソチだったり。その時みたいな熱量はないな、というふうに自分の中では思っています」



今は「4回転半」に集中するのが正しいことは明らかですね。

羽生選手のアスリートとしての純粋な夢が叶いますように。




たった今、本日の東京の感染者数が発表されました。

3.865人です。もちろん過去最多です。



コロナと五輪はパラレルワールドだから、IOCに責任はないそうです。

開催を中止できるのはIOCだけの権限でしたよね。



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withgoldenwings at 17:21|Permalink

2021年07月28日

電波ジャック




昨日 、東京の感染者数が過去最大の2,848人となり、詳しい情報が知りたかったので、

いつもは、台風情報、地震情報、フィギュアスケート以外はほとんど見ないテレビを点けて見ました。


ニュースの時間だったのですが、どこのチャンネルを見ても、全て五輪競技の中継か、結果の報道ばかり。

オリンピックによる電波ジャックのように感じ、本当に驚きました。


国民の全てが必ずしもオリンピックに関心があるわけでもなく、

また、世界では毎日様々なニュースがあるわけですが、まるで国民はオリンピックだけ見ていればよし、と言われているようで、ゲンナリして、すぐにテレビを消してしまいました。


帝政ローマ時代に、ローマ市民には小麦粉の配給と競技場での見世物が無料で与えられ、それによって政治的な不満を抑え込むという政策が取られていたことを連想してしまいます。


オリンピックにどんなドラマがあっても、どんな感動があっても、それはそれとして、だからといって、このパンデミックの下でオリンピックを開催したのはやはり間違いだったという考えに変わりはありません。


一般論として、オリンピックって、ここまで重要なことなのでしょうか。

確かに私は羽生選手を心から応援していますし、オリンピックを連覇した羽生選手を応援できる喜びは大切にしています。


しかし、オリンピックにテレビという公共の伝達手段を独占するほどの重要性はないと思っています。

スポーツが好きな人も、ドラマが好きな人も、音楽番組が好きな人も、歴史番組が好きな人も、旅番組が好きな人もいます。


健康で平和な社会があってこそ、その前提があってこその文化活動であり、その中の一つのイベントとしてのオリンピックだと捉えています。


東京五輪 BBC




オリンピックのライブ放送はNHKとEテレだけにして、それ以外の局は通常の番組を放送して欲しいと強く願っています。


そんなことを書いている内に今日の東京の感染者は3,177人で、また過去最高記録となってしまいました。


オリンピックが始まってからまだ6か目です。

感染対策も様々な世界中の国々から、何万人単位の人々が一挙に日本に押し寄せるのです、

その中に感染者が一人もいないとは非現実的な考えでしょう。

開催前から心配されていた感染の爆発的増加が現実味を帯びてきて、本当に怖いです。

このままいけば、1万人の壁を突き破って感染者が増加することも予想しておかなければなりません。




「疎開」という言葉が頭の中に浮かんできます。


結弦くんは基本インドア派で、
FRAUのインタビューで、久しぶりに太陽見たと言っていましたね。

FRAU 8月号 1 セブンネット


ここ当分はそれを貫いて、健康を守ること最優先でいて欲しい。


皆さまも本当にこれまで以上にお気をつけてくださいね。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 18:02|Permalink

2021年07月23日

無惨






東日本大震災からの復興を掲げ、
「お・も・て・な・し」をキャッチフレーズにして掴んだ、
東京五輪開催の権利(もしくは義務)でした。




東京五輪は、
・コンペで採用された故ザハ・ハディド氏の国立競技場建設計画撤回、
・大会エンブレムの盗作疑惑による撤回、
・竹田恒和前JOC会長の東京五輪誘致に関する贈賄疑惑による辞任、
・森喜朗前組織委会長の女性蔑視発言に端を発した辞任、など不祥事が続出。


・7月7日にはJOC経理部長の重責にあった方が自殺とみられる電車飛び込みにより死亡。
さらに開会直前になり、
・開会式の楽曲を担当した小山田氏の壮絶ないじめ自慢発覚による辞任、
・続いて翌日には、自称元暴走族軍団総長で逮捕歴33回という、絵本作家のぶみ氏が関連プログラムの出演辞退、
・開閉会式前日となった22日には、演出を主導した小林賢太郎氏が、過去にナチスによるホロコーストをギャグのネタにした件による解任と、
延々と続いている。


辞任、解任された方々の経歴を見ると、一体どういう基準でメンバーを選出してきたのか不思議になる。




 東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの開閉会式の演出チームをめぐっては、トラブルが続いてきた。

 2018年7月、開閉会式演出の総合統括に就任が決まったのは狂言師の野村萬斎氏だった。「機知に富んだ式典にするため尽力していく」と意欲を口にしていたが、新型コロナウイルスの影響で大会の1年延期が決定。
野村氏や歌手の椎名林檎氏ら7人のチームは昨年12月に解散した。

 大会組織委員会は「コロナ禍に伴う式典の簡素化を短期間で進めるため権限を一本化する」と解散理由を説明した。関係者によると、チーム内の意思疎通がうまくいかないこともあったという。

 後任には、チームの一員で電通出身のクリエーティブディレクター、佐々木宏氏が就いた。
しかし、開会式に出演予定だったタレントの渡辺直美さんの容姿を侮辱するようなメッセージを演出チーム内のLINEに送っていたことが、週刊誌報道で発覚。
佐々木氏はその事実を認め、今年3月に辞任した。

その直後、五輪開会式の演出の実質的な責任者だった振付師・演出家のMIKIKO氏が、自身に連絡がないまま、新たな責任者が任命されていたとして辞任していたことを明らかにした。

 さらに今月19日には、開会式で楽曲の作曲担当だったミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去に同級生や障害者をいじめた経験を雑誌で語っていたことを受けて辞任した。

組織委は当初、続投させる意向だったが、障害者団体などからの批判がやまず、辞意を受け入れた。

 組織委の武藤敏郎事務総長によると、
佐々木氏の辞任後、残ったメンバーが仲間を誘って20人ほどのチームができた。

関係者によると、今回解任された小林賢太郎氏が中心になって人選を進め、その中に小山田氏が入っていたという。

組織委は結成後に報告を受け、そのまま任命した
という。

武藤事務総長は20日の記者会見で、「最終的な任命責任は我々にある。全体の名簿を受け取ったとき、全部調査すべきだった」と述べた。(津田六平)




結局組織委員会による事前チェックは無しで、今回解任された小林賢太郎氏の仲間が誘い合って開閉会式の演出を担っていたということのようです。

 「類は友を呼ぶ」ということわざの見本のような事態です。




私は、この季節ということもあり、どうしても第2次世界大戦における敗戦を連想してしまいます。


停戦のチャンスは何度もあった。
しかし戦争を止めようとはしなかった。


五輪中止のチャンスは何度もあった。
しかし強行に開催にこだわり続けた。



日本人はこんなにも統治能力、危機管理能力がなかったのか…。

知らなかった。

統治能力、国際感覚、人権感覚の悲惨なまでの欠如。


まるで運転手不在の暴走列車。






こんなにも無惨な五輪 がかつてあったでしょうか。

私たちは目を閉じて暴走列車をやり過ごすこともできるけれど、

降りられないアスリートたちが気の毒過ぎる。




だけど、解ったことが一つある。

もし、今また戦争があったら
日本は再び確実に負けるだろうということ。



だから、この先も
絶対に戦争はしてはならない。


このことを現実感を持って理解した。

大変学びになった。




SDGsの結弦くんを見て浄化されよう。


gifmagazine - 2021-07-19T232845.271


明日の羽生結弦ドキュメントを楽しみに、

今日は一切テレビは点けないことにする。



  お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 14:08|Permalink

2021年07月20日

開会式の白昼夢




昨夜になって、小山田圭吾氏が辞任し、開会式の楽曲にも使用されないことが発表されました。

あのような「いじめ」どころか、「犯罪」と言えるようなことをして、それを自慢げに雑誌で話すとは普通の感覚ではありません。私にはサイコパスとしか思えませんでした。



作曲家としてもこれまで聞いたことも無い名前だったので、
小山田氏のことは、この人誰?という感じで受け止めていました。
いったいどういういきさつで、この方は選ばれていたのでしょうか。
そこにも疑問が残ります。



開会式まで今日を含めてあと3日しか時間がない中で、大会組織委員会の橋本聖子会長は、
後任は「まだ考えていない」と述べています。

この期に及んで、しかも国際的にも拡散したこの酷いスキャンダルの後で、誰が後任を引き受けるというのでしょう。

いっそのことその部分は無音の方が良いかもしれないです。




もう手遅れですが、
日本にはもっと国際的な知名度も高く、作品が高く評価されている作曲家がたくさんいるはずです。

こんなサイトを見つけました。


世界に羽ばたく!有名な日本人作曲家を各ジャンル別に5人ずつ紹介

URL: https://wellen.jp/compose/composer-famous/#i-3



復興五輪という言葉がまだ生きているのならば、
『花は咲く』の大オーケストラバージョンで始まり、東北地方の高校生の合唱団の日本語と英語の歌詞の合唱が続きます。


花は咲く 12 (3)



次は
『Hope & Legasy』で日本の自然の美しさを表現します。


17 ワールド fs




そして箏や琵琶の和楽器の音色を散りばめた『天と地と』

天に在る全ての魂の平安と、地に在る全ての人の平和と幸福を祈って、
最後の琵琶のジャーンという強い音色の余韻の中で、感動的に締めくくりです。



21 国別 FS ラスト 1



映像の中だけであれば、羽生選手の許諾がもし得られるのならば、一部に羽生選手の映像を使用することも可としましょう。


言ってみれば、『羽生結弦プログラムコンサート』のイメージです。

羽生結弦プログラムコンサート 1
(塩入俊哉さんTwitterより)


どうでしょうか?


開会式を観る気ゼロの私の、蒸し暑い午後の白昼夢でした。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 14:33|Permalink

2021年07月19日

ブラックジョーク





子供の頃、初めて社会科の授業で戦争について学んだ時、「どうしてみんなは戦争に反対しなかったの?」という素朴な疑問を感じたのを覚えています。


今、国民の8割が東京オリンピックに反対している中で、国民の命を危険にさらし、世界中から集まるアスリートの命を危険にさらし、それでも個々の参加者に「自己責任」を負わせながら開催に向かって暴走する政府、東京都、IOC、JOCを見て、
ああ、こういう風にして戦争も始まって行ったのだなということを追体験しているように感じています。
 



おそらく戦争が始まる前、国民の大多数は心の中では「反対の気持ち」を持っていたのだと思います。

しかし、一旦戦争が始まってしまったら、全ての反対の声は圧殺され、ひたすらカタストロフィーに向かってなだれ込んで行ってしまったのです。
「始まってしまったのだから仕方がない」、「始まってしまったのだから協力するしかない」と。



いみじくもバッハ会長は、「日本の方は大会が始まれば歓迎してくれる」と語っています。

なんと日本国民を見くびり、馬鹿にした発言なのでしょうか。



参加するアスリートたちが、オリンピック目指して頑張ってきて、一生に一度の機会を失いたくない選手がいるのもよく分かります。

しかし、アスリートも社会の一員だと思うのです。

社会全体を危険にさらしてでも、オリンピックで勝ちたいと思うのでしょうか。




私は羽生結弦選手を応援していますが、体操の内村選手も昔からずっと応援してきたし、今でも応援しています。


でも、今回はそういうレベルの問題ではなくなってきています。


先日発売されたNumberに、池江璃花子選手と羽生選手の対談が掲載されました。

タイトルは「ただ勝利のために」。

「ただ勝利のために」、この腐りきった東京オリンピックを戦うのでしょうか?
戦うべきなのでしょうか?
戦っていいのでしょうか?



そしてなぜそこに羽生選手を持ってくるのでしょうか?
池江選手の対談相手が、ケガを克服して、東京五輪で鉄棒1本に懸けている内村航平選手だったたらまだ理解できたでしょう。


結局、出版社にとって対談の内容はどうでもいいのです。

ただ羽生結弦、池江璃花子という、いわばスポーツ界の2大スターを揃えて、
東京オリンピックのプロパガンダとしたい、という意思だけが突出して見えているだけです。


『東京に凱歌を』というブラックユーモア、いえむしろブラックジョークと言うべきタイトルを表紙に掲げて。

それがブラックジョークだと自覚しているのならば、自虐的だけどまだマシ。
マジでこのタイトルをつけたとしたら、超鈍感。

凱歌の楽曲担当は誰?

Number 池江






羽生選手は、ドリーム・オン・アイス公演後の一問一答でこのように語っていました。

平昌(五輪)シーズンみたいに、絶対に金メダルを取りたいという気持ちは特にありません。ただ、必ず今シーズン、4回転半を決めるんだという強い意志はあります。しっかりと、その意志を、その決意を持って今シーズン、挑みたいなと思っています」。


彼の本当の気持ちは彼にしか分かりません。
しかし、非常に鋭敏な神経を持っている彼は、もう『オリンピックに懸ける』という時代は去ったのだということを敏感に感じ取っているのかもしれません。

他人が下す相対評価より、自分が下す絶対評価を重視することにシフトチェンジしたのはとても賢い判断だと思います。




何年後か、何十年後か、極度に肥大化し商業化した近代オリンピックは終焉するような気がしています。

東京五輪は、その終わりの始まりになるのではないのかなと。




願わくば、愛する羽生結弦選手が、もうこれ以上悲惨な東京五輪に利用されることのありませんように。

ほとんど悲痛な私の願いです。



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 04:31|Permalink

2021年07月16日

今、世界は平和なの?





自分の中で勝つことに関しては達成したんですよね。獲りたかったタイトルはすべて獲って、自分が目標としているものがイコール「勝つ」じゃなくなっちゃったんです。

例えば勝つだけだったら、4回転半という今自分が挑戦しているジャンプは要らないと思います。だったら4回転の種類をしっかり増やして、いい演技をコンスタントにできるほうが絶対勝てるんです。

でも、それじゃあ僕は競技者としてもつまらなくなってしまったというか、そこにモチベーションを感じなくなってしまったというのが正直なところです




「結局一番自分を出せるのはスケートで。
それを見てくださった方が何を思うかとか関係なく、
自分でウワーっと『こんな気持ちだー!』ってやるのが一番好きなんですよね。

誰も観ていない中でそれをやった時に、

『自分、スケート好きだな』と思って」



21 World FS  公式練習 27日 小海途 2


僕も今、自分自身に言い聞かせるように『アクセルが一番の目標』と言っていますけど、
結局は勝たなきゃ意味がないと心の底で常に思っているので






 Numberの池江璃花子選手との対談読みました。


アスリート同士の会話の中で、羽生選手がの本音が聞けたところが何よりも良かったと思います。




しかし、しかしです。

今この時期になぜ羽生選手を持ち出すのでしょう。

このNumberの夏のオリンピック特集のTOPに、なぜフィギュアスケーター羽生結弦が登場しなくてはならないのでしょうか。


それは勿論、羽生選手が人を集められる人だからでしょう。


そこに存在するとしないとでは、発行部数に大きな違いも出るでしょう。


正直言って、この問題山積の東京五輪の人寄せパンダのように使われるのを見たくない。
羽生選手を東京五輪を正当化するために消費しないでほしい。




羽生選手の立場として断れないことも多いのだろうけれど、

それでも、したくないことは拒否する強さと自由は失わないでほしいと願うばかりです。




日本国民の多くは、最早このように考えている人が多数派なのだと思います。
「勝手にやってろ」と。





そして世界28か国を対象とした世論調査の結果はこのようになっています。




無論、アスリートには何の落ち度もありません。

アスリートはただ記録と勝利を目指して努力する。

しかし、アスリートだけではありません。
どんな仕事でも、人はベストパフォーマンスを目指して努力している。

アスリートもそんな社会の人々の一部です。決して特別な存在ではないのです。



オリンピックも同じです。それだけが特別と思っているのはバッハ会長並びに彼に代表される「オリンピックファミリー(オリンピックマフィアとも最近は呼ばれる)」だけでしょう。




世界が平和であってこそ、オリンピックは「平和の祭典」となるのです。

今、世界は平和なの?

東京に、凱歌は流れますか?



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 11:49|Permalink