雑誌記事

2021年07月06日

SDGsについて語る結弦くん




先ほど、2017年世界選手権の男子シングル再放送を観終わったところです。

もう4年前のことになりますが、あの時の感動がよみがえってきました。

17 fs cap  21


ハビもパトリックもいて、とても懐かしく感じました。

ほとんどの選手がシーズンベストを更新するというレベルの高い大会でもありました。

書きたいことはたくさんあるのですが、しかしそれは今夜にでも書くとします。

17 ワールド 表彰式 asahi  1





今は今日公開された、FRAUの表紙に驚いています。

こういう「素」の結弦くんの表情大好きです。

でもスタイリストさん、前髪もう少し何とかなりません?とは思ってしまいますが…。



FRAU 8月号 表紙

ジェンダー&ダイバーシティ、フードロス、結弦くんの思いも聞いてみたい。


裏表紙も結弦くん!

FRAU 8月号 裏表紙

    緑の中の結弦くんが新鮮!




雪肌精のサンゴ礁保護プロジェクト「Save The Blue」の特集があるようです。

動画まで流してくれるとは楽しみですね!

Amazonはじめ通販は軒並み売切れになっています。


私は最初に知った時に予約しておいたのですが、もう1冊近所の大型書店でお取り置きをお願いしようと電話したら、もう予約分は終了していました。
皆さん動きが速いですね。

発売日に、もし店頭分があれば、当日朝ならおとり置き可能とのことでした。
つまり欲しい人は、13日の朝一で、書店の前に並ぶしかないらしいです。

結弦くんがSDGsについて語るというのは初めての企画ではないでしょうか。
是非読みたいし、写真もこの記事のための撮りおろしではないかなと思います。

しかも大版ポストカード4枚付きですからね

これはもう買うしかないですね。


そして、その雪肌精みやびのキャンペーン予約受付は明日7日午前10時開始です。

手順を間違えないでうまく購入できますように。

雪肌精みやびキャンペーン





最近また結弦くんのファンが増えているのか、出版物の売り切れるのが速いです。

そう思うと、売り切れてしまっては困るので、そろそろカレンダーも申し込んだ方がよさそうです。



















どれにしようか思案中です。

全部買うのもアリなのか…??



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 19:12|Permalink

2021年05月18日

トレーシーコーチ独占インタビュー




外出先から帰ると、昨日発売のKISS & CRY が届いていました。


表紙は優しい「花は咲く」、


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そして裏表紙はカッコいい「Let Me Entertain You」

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いつもながら、同じ人とは思えないですね。


写真は初めて見る素敵なショットもたくさんあり、1枚1枚を楽しく見ることができました。



楽しみにしていたトレイシー・ウィルソンコーチの独占インタビューは、2ページという制約の中にキュッと濃い内容が詰まっていました。

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カナダはパンデミックによる入国規制が殊の外厳しく、昨年11月の時点で、クリケットクラブに300人いたスケーターの内、トレーニングできていたのはわずか15人だけだったそうです。

そんな中、羽生選手が日本に帰国したのは昨年3月から4月の頃だったそうです。


そして1年後に再会したのが、今年3月の世界選手権でした。
ストックホルムで、久しぶりに羽生選手の練習を見て、とても幸せな気分になり、自然に微笑みたくなったと語っています。

ただ、羽生選手のほぼ完ぺきなSPに対する評価が若干低かったのではないかとの問いに対して、
トレーシーコーチは、
「彼の技術と芸術性、音楽性はとても高度なもので、ちょっとした動作もじつはとても難しいんですよ、でも、その質の高さがいつも評価されているわけではないと感じることもあります」と述べています。

トレーシーコーチはとてもやさしいお母さんのように見えたりもしますが、実は言うべきことははっきりと言う、芯の強さがある方だと感じます。


そして、あのフリーの日に一体何が起きたのか。
そのことについては、多くを語りはしないけれども、このように述べています。

「彼のフリーは、あの大会で彼が見せた唯一の弱さでした。時にはできる限りの全てのことをしても、コントロールできない事態になることだってあります」


ロシアのメディアが、羽生選手がぜんそくの発作でロシアの医師の診察を受けたという報道したことに関しては、
「私の方から追加で言えることはありません」と言い、それ以上のことは一切言及していません。

その件については肯定も否定もせず、羽生選手の健康状態というのは彼の個人情報であり、他言はしませんよという意思を示しているように感じました。


私は羽生選手の世界選手権フリーの時の、明らかに通常の羽生選手とは違う様子に、当時とても驚いたので、実際にはぜんそくの発作はあったのだろうと想像しています。

このことについては、先に発売されたNumberPLUSのブライアン・オーサーコーチのインタビューでも、オーサーコーチが時間になっても姿を現さない羽生選手を探して、バックヤードであちらこちらを探していたことが語られています。

「見つけたことでホッとすると同時に、ルーティンを大切にする彼がこんな行動をとるなんて何かが起きたんだなと察しがつきました」


羽生選手自身は、フリー後のインタビューで意外に淡々とした様子で、このように述べていました。

「すごく疲れました。自分のバランスが、一個ずつ崩れて行ったので、なるべく転倒がないようにというふうに頑張れたとは思っているのですが、本当に一つひとつ、全然自分らしくないジャンプが続いたので、本当に大変だったなと思います」

また、一夜明け会見では、「ぜんそく自体はフリーの後にちょっと感じたかなと思うのですけど…」と、症状があったこと自体を控えめな表現ながら認めています。


こうして3人の言葉を合わせて考えると、やはりあの時は特別な事情があったのだろうと思うのです。

体が自分の思うように動いてくれない中で、精一杯の演技をして、大きく崩れなかったことは驚異的と言えるのではないでしょうか。


もう9年もの間、羽生選手を身近で見てきたコーチたちには、何が起きたのかは想像できたのでしょう。きっと、これまでも同じようなことがあったのかもしれません。


トレーシーコーチは最後はこのように述べています。

「ユヅは、彼自身がやっていることに大きな意義を抱いています。そしてチャンピオンとして、常に社会に何を返すことができるのかを考えている。
(中略)
彼がトレーニングをしているのを見ると、この意欲はどこか別な次元から来ているかのように感じます。
もちろん試合に勝ちたいというモチベーションもあるでしょう。それは意欲として大事なものですが、でも本質的に、彼はもっと大きな使命感を抱いて進歩を続けているのだと思います」。


トレーシーコーチが羽生選手のことを本当によく理解してくださっていることがよく分かり、
読めてよかったなと思う充実したインタビューでした。



既に「羽生結弦現象」と呼べるような存在となった今の自分に何ができるか。
愛するフィギュアスケートに何が残せるのか。
社会のために何ができるのか。

羽生選手はそんなことを考えながら、今日も練習に励んでいるのでしょうね。


最後までまでお読みいただきありがとうございました。

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2021年05月14日

天からの授かり物



今朝、また東北地方で地震がありました。
東京でも揺れをはっきり感じましたから、現地では結構大きな揺れだったのではないでしょうか。

最近また頻繁になってきているようで心配です。
どうか大きな被害に繋がらないようにと祈るばかりです。



さて、昨日途中までで終わってしまった、ジェフリー・バトルさんのインタビュー記事の続きです。
長いインタビューなので、一部だけ抜粋してご紹介していきます。


―振付師として感じる羽生選手の魅力は?

ジェフ:彼は、私にとって「天からの授かり物」のような存在です。振付師にとって滅多に一緒にやれる機会のない、本当に貴重な存在です。そんな彼と、私が振付け師として駆け出しのころから一緒にやれているのは、本当に恵まれたことだと感じています。
さらにこうして年月を重ねて、関係を成熟させることができている。彼と一緒にやることは、毎年毎年、その年の自分にとってのハイライトだと感じています。


ー彼と一緒に組むことで、振付師としてレベルアップしていくということも?

ジェフ:それは間違いありません。
彼は、私が振付師になった初期のころから一緒にやっているスケーターのひとりですが、そのころの私は、自分自身ができる範囲のことしか振り付けに取り入れていませんでした。でも、
ユヅの場合、スケーターとしてのレベルが私よりも上なので、私のスキル以上のことができてしまうんです。
そのことが私の垣根をどんどん広げてくれました。


ー(羽生選手は)普段の練習から、相当ストイックなのですね。

ジェフ:そうですね。彼はストイックです。
ところが、観客の前で演技するときは、まったく別人になるんですよ。なんともいえない自信のようなものが沸き上がってくる。
でも、試合の氷から降りるとまたストイックになります。インタビューでも、いつも自分に厳しい発言をしていますよね。
だからこそ、自分をプッシュし続けてシーズン中にも、どんどん磨きをかけていけるのだと思います。


ー普段の羽生選手は、どのような人なのでしょう?

ジェフ:とてもチャーミングで、他者への敬意を欠かさない人ですね。それに、年齢を重ねるごとに、責任感が増してきたなと感じます。それから、自分が決めたことをやり通す意志がものすごく強い。


ー羽生選手は競技生活の最終目標として、4回転アクセルを試合で成功させることを掲げていますね。

ジェフ:私には未来は予言できないので「絶対に」とは言えませんが、もし、誰か実現できるスケーターがいるとしたら、それは彼でしょうね。
彼が4回転アクセルを練習しているところを見たことがありますが、非常に惜しいところまでいっていましたから。



ー最後に、羽生選手へエールの言葉をお願いします。

ジェフ:ユヅ、この1年で、君が成し遂げたことを、非常に誇りに感じています。
この厳しい状況のなかで、集中やモチベーションを絶やさずに挑み続けてきたことを。
けれど、
君はどんなときでもひとりじゃない。リンクに上がるときはひとりでも、君のスケーティングの一部であるファンの方々、振付師やコーチ、我々みんなのスピリッツは、いつも寄り添っているからね。
そしてもうすぐ、また、みんなで会えるから。


(了)

ジェフが羽生選手のことを「天からの授かり物」とまで大切に思ってくれていることに感動しました。

かつて世界チャンピオン(2008年)であったジェフにさえ、「自分よりもスケーターとしてのレベルが上」とまで言われる羽生選手の特別さが伝わってくるインタビューでした。

そして、もしかしたら来シーズンもジェフ振り付けの、新しいショートプログラムが観られる可能性だってあるわけですね。

17 FaOI 幕張 ジェフ



今号のQuadruple Axelには、その他にも多くのスケーターへのインタビュー、スケーター同士の対談が掲載されていますが、そのどれもがとても興味深く、楽しく読むことができました。

特に、友野一樹X本田太一山本草太X須本光希島田高志郎X西山真瑚、という組み合わせの対談の中には、羽生選手へのリスペクト溢れる語りがあり、ファンとしてとても嬉しくなりました。


そのなかから、二人揃って早稲田大学eスクールに入学した島田高志郎選手と西山真瑚選手の対談をほんのちょっとだけ抜粋しました。

(羽生選手の全日本の演技について)
高志郎:僕は現地で見ていたんですけど、もう本当に素晴らしくて、「出場してくださってありがとうございます!」と、一礼しました。
あの演技を見て唖然としてしまったというか。

真瑚:羽生選手の演技は、言葉が出ないほどすごかったです。
異次元すぎて、もう、そういう人なんだと考えるしかないっていうくらいです。

高志郎:本当にそうだよね。




このQuadruple Axel、もしこれから購入をお考えの方がいるならば、是非お薦めしたいと思います。







私はまだスターズ・オン・アイスの呪縛から抜け出せないままで、何回動画を観たことか・・・。

SOIの会場となったテクノルアイスパーク八戸は、震災直後、練習リンクを失った羽生選手が、1年後の2012年ニースワールドで世界に羽生結弦の名を知らしめた『悲愴』『ロミオとジュリエット』を練習した場所としてよく知られていますが、そこに震災にあったその時に履いていたスケート靴の展示があるのは初めて知りました。



スケート靴 八戸 2


スケート靴 八戸


絶対にいつか見に行きたい!


命の次に大切と言っていたスケート靴。

スケート靴 4_Fotor



スケート靴 田中 Continues



17 11月 P&Gオリンピックキャンペーン 9

結弦くんとスケート靴って、本当に絵になるな。

クリケットクラブ 4


クリケットでのこんな日々がまた戻ってくる日はあるのでしょうか。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 18:27|Permalink

2021年05月13日

ジェフリー・バトル、羽生結弦を語る





読みたい記事がたくさんあり、まだQuadruple Axel を読んでいます。


Quadruple Axel  1



しかし、この雑誌名がなぜQuadruple Axel 、「4回転アクセル」なのか前々から不思議に思っていました。

そしたら、こんな物語があったのですね。


羽生選手が4回転アクセルに挑戦するように、雑誌としてもっと高みを目指したいと考えて、誌名を「Quadruple Axel」にしてしまうなんて。

村尾さんの気持ちが今回の「The Real 美しき練習着の勇姿」を生んだのですね。


発売日の19日が楽しみです。



さて、今日はジェフリー・バトルさんのインタビュー記事です。

写真を含めて6ページある長いインタビューなので、個人的に興味深い部分のみご紹介させてください。

バトルさんのインタビュー記事の取材・文の担当者として、誌名を決めたという村尾竜哉さんのお名前がありました。



ジェフリー・バトルさんは、羽生選手がカナダのクリケットクラブに移って以来ずっと一貫して、
ショートプログラムの振り付けを担当してきました。

『パリの散歩道』
ソチ 16 (4)


『バラード第1番』
18-2-16 SP 7_Fotor - コピー



『Let's go Crazy』
2016 SC sp ブログ


『Otonal』
19  オータムクラシック SP 小海途 2


『Let Me Entertain You』
20 全日本 SP 小海途 3



そのどれも、羽生選手を語る上で外せない素晴らしいプログラムです。

今シーズンのSPを考えた時、羽生選手とジェフは、最初はピアノ曲を考えていたそうです。


ーショートプログラムの曲は、当初ピアノ曲を考えていたそうですね。

ジェフ:そうですね。昨季の世界選手権(モントリオール / 開催中止)の前に、「来シーズンはクラシックなピアノ曲をやりたい」ということを話していて、その路線で曲探しを始めていました。ショパンのバラードとは違ったタイプのものです。

ところが、世界選手権が中止になり、パンデミックは私が予想していた以上の事態になりました。
そんななか、彼がこんな提案をしてきたんです。
「この状況で多くの人がつらい体験をしている。だから、僕は氷の上でみんなを楽しませ、みんなが笑顔になって喜んでくれるようなものをやりたい」と。
私に異論はありませんでした。

それで急遽、路線を変更して、アップテンポで楽しい曲のリストアップにとりかかりました。

(中略)

あのような”キメ”のある曲を選びたかった、という狙いはありました。
以前、かれがショーでロックナンバーを滑っているのを見たのですが、そのパフォーマンスを見た時に。彼が観客を巻き込んで盛り上げる姿に圧倒されました。たしかU2の『Vertigo』だったと思います。

vertigo 3_Fotor


彼は言ってみればロックスターのような存在で、曲に合わせて観客を煽ることができます。
今回の曲の「ジャーン」という音ハメの部分は、かなりインパクトのあるコード(和音)が使われているので、
それぞれのコードに合わせて決めポーズを入れて、プログラムのハイライトシーンになるようにしました。

ー羽生選手の音楽性の高さは、天性のものでしょうか?

ジェフ:音楽性は昔から優れていました。
(中略)
最初に彼と一緒にやり始めた時(2012年)は、「この音でキメポーズをして」と私が振り付けたとおりに動いていましたが、いまは彼自身が音を感じ取って、こちらが求める以上のものを表現しています。
それが彼と一緒にやることの醍醐味のひとつでもありますね。



ー天性の能力といえば、先ほどのお話にもあったように、観客を乗せて巻き込む力も凄いですよね。

ジェフ:これは競技用のプログラムではありますが、まるでショーで演じているかのように、彼の個性を充分に発揮してほしいと思っていました。
(中略)
まさに会場の全員をプログラムに引き込んでいたと思います。
彼は生粋のエンターテイナーですからね。
競技者であると同時に、パフォーマーでもあります。

20 全日本 SP sportiva 2



まだまだインタビューは続きますが、今日は色々と忙しくて最後まで書けませんでした。
続きはまた明日書きたいと思います。

次回は、ジェフの振付師としての仕事に影響を与えた、羽生選手の存在について語った部分です。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 23:31|Permalink

2021年05月12日

駿くん佳生くん結弦くん




引き続き今頃になってQuadruple Axelを読んでいます。


Quadruple Axel  1





全日本選手権での素晴らしい演技、しかもSP、FS共に新しいプログラムを観て、後輩スケーター達に大きな影響力を発揮した羽生選手でしたが、その次世代スケーターの中でも、特に私が今後の活躍を期待しているのが、佐藤駿選手と三浦佳生選手です。
二人共以前から羽生ファンであることを公言していますが、インタビューでの答えから、その羽生愛の深さが伝わってきて、羽生選手のレガシーを忠実に受け継いでくれそうで嬉しく思いました。


佐藤駿選手は全日本5位、三浦佳生選手は7位と、今後の躍進が大いに期待できる二人です。

そんな二人の羽生選手の演技を観ての感想を、インタビュー記事の中から抜粋してご紹介します。


先ずは佐藤駿くんインタビューより

駿くんは羽生選手よりも10歳年下で、東日本大震災の時は小学校1年生でした。
当時は羽生選手と同じくアイスリンク仙台のリンクメイトで、羽生選手と同じように仙台で被災しています。

昨年の全日本の時は、股関節の怪我による痛みがあり、痛み止めを飲みながら頑張って、5位という好成績を残しました。
早く怪我が治って、4回転ルッツやサルコウなどのジャンプがしっかり跳べるようになるといいですね。


ー佐藤選手は「憧れは羽生選手」といつもおっしゃっています。この10年間、同郷の羽生選手の背中どのように見ていましたか?

駿くん:この10年は長いようで早かった気がします。
昔から羽生選手に憧れて、追いかけ続けてきたんですけど、当時は自分が全日本選手権に出られるなんて思ってもいませんでした。
「全日本選手権に出場して、同じグループで滑る」ということは夢でもあったので、それが叶ったことはすごく嬉しいです。

ー(羽生選手の)プログラムはどうでしたか?

駿くん:昨シーズンとは曲の雰囲気も変わって、すごくカッコよかったです。
フリーは僕の演技が終わってからだったので、バックステージのモニターで見ていたんですけど、もう完璧でした。何もかもが完璧でした。
そのとき、先生と草太くんがいたんですけど、みんな、「もう、すごい」って言っていました。

ー全日本の期間に羽生選手と交流できましたか?

駿くん:はい、少し。「頑張れ!」って言っていただけました。それは、いろいろなことに対してだと思います。

ー佐藤選手からは、何かお話しされましたか?

駿くん:いや……(恐れ多くて)無理です!

ー「頑張れ」と声をかけてもらえたことは、糧になるのではないでしょうか。

駿くん:そうですね、あらためて「頑張ろう!」と思いました。


駿くんは真面目でシャイな感じというか、いつも羽生選手に会うと緊張してしまう様子がうかがえます。

でもジャンプは綺麗な4回転ルッツも跳べて、これからがとても楽しみなスケーターです。
今は、同期で親しい友人でもある鍵山優馬選手の活躍が目立っていますが、駿くんの潜在能力は鍵山選手に勝るとも劣らないものがあると思っています。

来シーズンの目標を聞かれて、「健康第一」と答えていますが、本当に早く怪我を治して、何よりも健康で、来シーズンに向かって欲しいです。

佐藤駿 羽生結弦





次は三浦佳生選手のインタビューです。

三浦選手はまだ15歳の中学3年生ですが、2種類の4回転ジャンプを持っています。

昨年の全日本選手権では、初出場で7位という素晴らしい成績を残しました。


ー今大会では、羽生選手に特別な感銘を受けたようですが、どのようなところが心に響きましたか?

佳生くん:いや、もうすべてがヤバかったですね。
最初のポーズをとる前から演技に入り込んでいるところはさすがだなと思いましたし、滑りはもちろん、表現のアクセントの利かせ方すごく上手で。それからスピンをしているときでさえ、「プログラムを演じている」といことを忘れていないんだな、と気づきました。

ジャンプに集中している選手が多いなか、たとえばトリプルアクセルを着氷したそのすぐあとにループを跳んだりして、細かい技を利かせているし、どのエレメンツも曲に合っていました。
フリーも動き始めた瞬間からお客さんを引き込んで、会場の空気を変えてしまうあの感じは羽生選手にしか出せないなと思って、もちろん、ほかの選手もすごいですけど、やっぱり別格だなと思いました。


ー勉強になったんですね。演技後のリモート会見で、「あらためて、羽生選手のファンになりました」と熱く話されていたのが印象的でした。

佳生くん:あの演技を見て、ファンにならない人、いないでしょう(笑)!?
もう、「スゴい」「ヤバい」としか言葉が見つからなくて、語彙力を失う素晴らしさでした(笑)。
本当に神です。


ー特に感銘を受けたジャンプは?

佳生くん:アクセル、トウループも好きですけど、もっと好きなのはサルコウとルッツです。いや、全部好きなんですけどね(笑)。全部うまいんですよ!


―全日本選手権では羽生選手と記念撮影もされたんですよね。

佳生くん:メダリストオンアイスの日に、小松原尊選手と羽生選手が話しているところを見かけて、「あっ、チャンスだ!」と思って、ふたりの会話が終わったあとに一緒に撮ってもらいました。
それで、撮影後に「ありがとうございます!」と言ったら、「4回転きれいだったよ、これからも頑張ってね」と、めっちゃやさしい声で言ってくれて。
それまで僕がイメージしていた羽生選手は、インタビューや会見で見るようなキリッとした感じだったんですけど、その時は本当にピュアでやさしそうな雰囲気だったので、それにもすごく驚きました。


21 全日本 三浦佳生


ーそれにはなんと答えたのですか?

佳生:いやもう、小声で「ありがとうございます、ありがとうございます」って、それしか言えなかったです(笑)。
オリンピックを連覇している方に褒めてもらえて、めちゃめちゃ嬉しかったです。


ー羽生選手が三浦選手の演技を見ていたということは、どう思いましたか?

佳生くん:それよりもまず、僕のことを知ってくれていたということ自体が信じられなかったです。その上で僕の演技を見てくれたなんて、「嬉しい」のひと言でした。
羽生選手が視界に入ったとたん、
あまりのオーラに直視できなくなるような存在だったので。

ーそれだけ憧れの存在だったんですね。

佳生くん:歩いているだけであんなにオーラが出る人っていないですよね。まっすぐに前を向いて、すごく集中している表情が、「カッコいい!」と思って。

(メダリストオンアイスで)写真撮影のために待機していた時に、誰かに背中を叩かれたので振り向いたら羽生選手がいて、「おつかれさま」と言ってくれたんです。
本当に「夢か、これ!?」と思いました。


ーNHK杯と全日本選手権では、鍵山優馬選手、佐藤駿選手と一緒になりましたね。何か交流はありましたか?

佳生くん:全日本のフリーが終わって、翌朝、長野駅前で待ち合わせて3人で遊びました。それから女子のフリーを見に行ったんですけど、3人で集まること自体が最近は少なかったので楽しかったです。
ふたりとも演技はすごいのに、普段は年上という感じが全然しなくて。僕より2つ上なのに、逆にすごく可愛らしかったです(笑)


ー鍵山選手、佐藤選手からは、全日本選手権での三浦選手の活躍に対して何か言葉はありましたか?

佳生くん:駿は、「すげぇ」と言ってくれました。優馬はSNSに投稿されていたファンの方の感想を、まるまる読んでくれました。


三浦佳生 instagram  1

この3人は待ち合わせて遊ぶほど仲良しなのですね。


佳生くんは中学生とは思えない程、大人っぽい雰囲気があります。

饒舌で、物怖じせず思ったことを話すところなんかが、羽生選手の若い頃(今でも十分若いけど)を思い出させるところがあります。

まだジュニアの選手ですが、シニアに上がってきたら、確実に駿くん、優馬くんと肩を並べる次世代スケーターになるんじゃないかな。
来シーズンはもう1年、ジュニアで頑張るつもりらしいですから、是非、全日本ジュニアチャンピオンを目指して欲しいです。


駿くんや佳生くんのように、羽生選手に憧れて、羽生選手の演技を見て学び、羽生選手の後を継いでいこうとする選手の活躍を応援したいと思います。

そうして、羽生選手の Hope & Legasy が、Continueされていくと嬉しいですね。



最後に3人の全日本の演技を見たいと思います。


◆佐藤駿選手 FS 「ロミオとジュリエット」




◆三浦佳生選手 FS「ラストサムライ」



そして大先輩の羽生結弦選手 FS「天と地と」


本当に、何もかもが完璧な演技でした。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 16:33|Permalink

2021年05月04日

Heroic




昨日はFaOIの放送があったのをすっかり忘れていて損した気分になってしまいました。


今日は忘れずに見ます。

テレ朝Ch2(CS)
5月4日 9:00~12:00  FaOI2019幕張公演2日目

  12:00~15:00  FaOI2019幕張公演3日目



「マスカレイド」、「クリスタルメモリーズ」、トシさんとコラボした忘れられないプログラムをもう一度が見られるのも嬉しい。


19 FaOI 幕張 3



19 FaOI 幕張 1

皆さまもどうぞお忘れなく。




昨日ようやくフィギュアスケートマガジン届きました。

フィギュアスケートマガジン 21-04


恒例の記者座談会が好きで、いつもそこから読み始めるのですが、
その中で、羽生選手の来シーズンのショートプログラムについての議論が興味深かったです。


山口さんからの「羽生選手は『レット・ミー・エンターテイン・ユー』の持ち越しについて明言はしていませんが、会場のトーンが上がり、まだプログラムとして完成しきっていない、さらに上を目指せるという点で、仮にここで区切りをつけるのであれば少しもったいない気もします」という問いかけに対して、3人の意見が割れました。

小海途さん⇒勝敗というものにこだわるのであれば続けてもいいのでは。

吉田さん⇒小海途さんとは逆に、変えてくると思います。
羽生選手のスケーティング技術、羽生選手しか出せない繊細さ、それがあの曲で十分に出せているのかといったら、そうも言いきれない。
来季4Aをフリーに入れてくるとしたら、SPでは絶対にミスできません。
そう考えると、やはりピアノ曲で、羽生選手が一番やりやすくて、羽生選手の滑りに合った曲を選択する気がする。
実際『バラード第1番』は何度滑っても高得点が出る。ピアノ曲が合っていることは、羽生選手本人も解っていると思う。

高木さん⇒五輪シーズンは王道の曲を選ぶ選手が多いというか、王道の曲が好まれる。
個人的にはショパンの『別れの曲』を滑る羽生選手を一度見てみたい。


いつもはそんなに大きく意見が割れることもないので、こんなに異なる意見が出るのも珍しいなと思いながら読みました。

羽生選手自身は「率直に言うと考え中です」ということでした。
「ピアノ曲に戻したいとか、そういうことだけじゃなくて。このプログラムはこの状況だからこそ生きると思っている。こういう中だからこそ、このプログラムをやりたいと思ったもの。この状況がどうなっていくか、または、自分自身の気持ちがどうやって変化していくか。スケートをやる上で何を表現したいか考えながら選んでいきたい」スポニチ



実は私も羽生選手に来季SPで滑ってほしい曲があります。
それはショパンのピアノ曲、
ポロネーズOp.53『Heroic』です。
日本では『英雄ポロネーズ』と呼ばれている曲です。


吉田さんの指摘のように、やはりピアノ曲は羽生選手にぴったりですし、
今、医療関係者、エッセンシャルワーカーの方々をはじめとして、パンデミックと戦う人間の誰もが誰かの英雄であると思うので、そういう思いを込めて滑ってほしいなという気持ちです。

勿論、羽生結弦というスケーターが私たちにとっては「英雄」であるという意味もそこには含めて。

 

是非、候補曲に入れて欲しい!



今号のフィギュアスケートマガジンもたくさん読みどころがあり、まだまだ読み終わりません。

写真もいつもより多めで、果敢にも世界選手権に一人で乗り込んだ毛受さんの写真、記事もこれからゆっくり拝見したいと思います。



今日のFaOI 2019幕張公演の再放送に続いて、
明日5月5日には、私にとって一番大切なContinues with Wingsの3日分が一挙に再放送されます。


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Continues 翼 1_Fotor


5月5日
テレ朝Ch2
Continues ~with Wings~

1日目(2018年4月13日)08:30~11:03

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2日目(2018年4月14日)11:03~13:31

FullSizeRender (220)


3日目(2018年4月15日)13:31~16:00

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以前に録画済とはいえ、これだけは何回でもどうしても見たいので、明日は夕方まで外出できません。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 07:25|Permalink

2021年04月27日

悪質な女性週刊誌の記事再び




羽生結弦「北京は考えていない」発言 不公正な採点に限界感じたか

「北京五輪のことは考えていません。今年、東京五輪が開催されるといいなと思っています。ぼくは喘息の問題は抱えていませんし、この大会に向けて体調は問題なかったです」
 大阪で開催された「世界フィギュアスケート国別対抗戦」(4月15~18日)で、男子フリーの演技後にオンライン取材に応じた羽生結弦選手(26才)。海外メディアからの「今週、喘息で問題はあったか。北京に行って喘息の問題が出ることは?」という質問に対し、こう言い切った。  


上記は女性向け週刊誌「女性セブン」の記事の一部です。(リンクは貼りません)
少なくとも私はこんな発言、聴いたことも、読んだことも、ありません。


「北京五輪のことは考えていない」というのは、現時点でこの夏の東京五輪さえ開催の正式決定もされていない中で、北京のことに言及するのは時期尚早という意味だということは、普通の日本語能力を持っていれば理解できることです。


以下のインタビューは、羽生選手の発言を一言一句伝えてくれるフィギュアスケートマガジンからの引用す。

記者:北京五輪を目指す気持ちはあるのでしょうか。

羽生:うーん……まあ、もし、その、自分が今、4Aを目指している状況ですけど、その4Aを目指している状況の中にオリンピックというものがあれば、それは…うん、考えます。
ただ、僕にとってやっぱり、最終目標はオリンピックで金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させることが僕にとっての一番の目標なので。
また、こういうこういう状況下でもあるので、いろいろ世界の状況を見ながら、また、自分の体だったり、いろんなことを考慮しながら、考えていきたいなと思います。

記者:来シーズン滑りながら、気持ちとしては「目指すこともあるかな」と?

羽生:そうですね。その「道」の上にあればっていう感じです。


このように、羽生選手の発言には、どこにも「北京五輪には出場しない」という意味は含まれていません。
羽生選手は、全てのフィギュアスケーターが「夢」として語る「オリンピックで金メダル」という目標は、もう2回も達成してしまったのです。
ですから、もうそれは彼にとってはそれほど渇望するような「夢」ではないのだと思います。
誰も達成したことのない「4回転アクセル」の方が、彼にとっては大きな「夢」なのですから。

21 World  インタ集 36



一見、公正なジャッジングへの批判記事と見せかけて、実は「羽生結弦は北京オリンピックには出場しない」というイメージ操作を狙っている、極めて悪質な記事だと思います。

いつまでも続く悪質な記事が、「女性週刊誌」であることが残念です。
女性が対象なのだからこの程度の記事でもいいだろうという、女性に対する蔑視さえ感じてしまいます。



その4回転アクセルについて、本田武史さんはこのように述べています。(NumberPLUSより)

ー羽生選手は「あと8分の1回転」と話していました。
「8分の1だけなら、かなり成功に近づいています。ルール上は認定される角度、つまりqマークもつきません。あとは着氷で耐えられるのか、本番に入れられるだけの自信が持てるか、ですね。
楽しみです」。


私も本当に楽しみです。

SOIのバックヤードの映像で、膝にできた大きなあざを見て驚きましたが、
本当にケガだけ、それだけは避けて、という思いでいっぱいです。

どうか羽生選手が4回転アクセルに成功し、その先に北京への「道」が見えてきますように。


AERAにも、羽生結弦選手の「4回転半チャレンジ」を詳細レポートとの記事があるようですが。
本屋さんが閉まっていて買えません

緊急事態宣言で本屋まで休業って如何なものか。





それなのに図書館はOK、満員電車はOK、8時以降は電気を消せ、とか、支離滅裂、意味不明です。


羽生選手はもう今日は、明日からのSOI八戸公演の練習に入っているのでしょうね。

30日のライブ放送、とても楽しみにしています。

八戸ではどんなふうに演じるのかな。


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4月30日 午後1:10~午後4:15 TBSチャンネル2(CS)
スターズ・オン・アイス 八戸公演 生中継



最後までお読みいただきありがとうございました。

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2021年04月21日

フィギュアスケート界の革命家?





前記事に書いた女性自身の記事を実物で確かめたくて、買ってきました。


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 内容はほぼWEB記事と同じですが、記事の構成はWEB記事とは少し違っていた部分もあります。


ただ、違和感を感じるのは、「悲痛の叫び!」とか、「採点への不満」とかが強調されていて、これでは羽生選手が自分への採点が不満だから、この論文を書いたかのように見えてしまうこと。

羽生選手は、現在のフィギュアスケートの採点方法の不備を正して、全ての選手が公正に平等に、同じ基準で採点評価されることを望んで、この研究を仕上げたのだということを、きちんと書いてほしかった。

女性週刊というジャンルにおいては、多少センセーショナルなタイトルで目を引かせる必要があるのでしょうけれど、羽生選手の意図するところを矮小化するようなキャッチコピーは止めて欲しいのです。


最初と最後にある羽生選手の文章をつなげて読むと、それが羽生選手の主張の要約になるように思いました。

「現在フィギュアスケート界ではジャッジングについての議論が盛んに行われている。近年フィギュアスケートは高難度化が著しく進んでおり、そのために審判員がわずか1秒以内に行われるジャンプを正確に判断することは至難となってきている。
また。ジャンプの評価基準は明記されているものの曖昧な部分が多く、その試合の審判員の裁量に委ねられている部分が大きい」

「一人のジャンプだけではできないかもしれないが、ISUなどの機関が有力な国の連盟に強化選手を使って、少しずつデータをとることを義務付けしてAIを作ったらジャンプに関してだけでなく、ステップやスピンなどの技術的な判定は完全にできるように感じた。(中略)フィギュアスケートにおいてこのモーションキャプチャーは極めて有用であると考える」




現在のジャッジングシステムの問題点に、現役選手が論文という形で批判と提言を行うのは画期的なことだと思います。
多分前例は無いのではないでしょうか。

是非この論文は英訳し、世界中のフィギュアスケート選手、関係者に読んで欲しいですね。

ISUもスケ連も、羽生選手の提言を真摯に受け止めるだけの懐の深さがあるとよいのですが…。
余り期待はできそうもありませんけどね。



4A挑戦といい、今回の問題提起といい、羽生選手は将来、フィギュアスケート界の革命家と呼ばれるかもしれないですね。


余談ですが、革命家といえばエルネスト・チェ・ゲバラ
俳優も顔負けするくらいハンサムで、彼もまた2歳の頃から喘息に苦しめられ、医師となり、そして革命家となりました。

結弦くんはアイドルも顔負けするくらいのカッコよさで、2歳の頃から喘息に苦しめられ、スケーターとなり、そして革命家となる? 
なーんて妄想が膨らんだりしてね。


どこまでも結弦くんを熱烈応援します。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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2021年04月20日

女性週刊誌の記事・SOIのリセールチケット






過去、色々と問題の多い「女性自身」の記事ですが、羽生選手の加筆した卒業論文を掲載した学術誌を入手したと書いている以上、内容は嘘ではないと判断し、シェアさせていただきます。
 

「北京五輪のことは僕はまだ考えられません。願わくばまずは東京五輪が開催できる現実のものになれば。まずはそれを願っています」

16日に行われた国別対抗選手権のフリープログラム後にこう語ったのは羽生結弦(26)。羽生は3連覇が期待される22年の北京五輪については言及を避け、目前に迫る東京五輪の成功を願っていた。 そんななか、羽生には“フィギュア界への願い”もあった。それは採点制度の改善だ。 昨年、早稲田大学人間科学部通信教育課程を約7年かけて卒業した羽生。在学中、研究者として打ち込んだのが、モーションキャプチャを活用し、フィギュアの動きをデジタルデータ化すること

卒論 1
ゼミの担当教員で、卒業論文も指導した早稲田大学人間科学部人間情報科学科の西村昭治教授は、羽生が研究によって目指す“目標”について本誌でこう語っている。 《曖昧な部分もあるフィギュアの採点をAIを使ってクリアにする。この研究を続けていけば大がかりな装置も必要なく、普通のテレビカメラでも
なんとかなるという可能性を示してくれました。

これは本当にフィギュアスケートの歴史を変えるような研究になるのではないかと思います》
(’20年12月1日・8日号) そして本誌は今回、羽生が同学部の学術誌に特別寄稿するにあたり加筆・修正した卒論を独自で入手。

卒論掲載 人間科学研究


論文で羽生は現状のフィギュア界の採点制度への疑念をこう綴っている。
《全ての選手の全ての要素に対して、ガイドラインに沿った評価ができるのだろうか。(中略)
特にジャンプの離氷時の評価は非常に曖昧で、審判員の裁量に完全に委ねられているように感じる。実際に、インタビュー等で審判員の判断に苦言を呈している選手もいる》
羽生の怒りはそんな判定制度を“悪用”する選手やコーチにも向けられていた。 ■「これは正しい技術ではなく、稚拙なジャンプ」 「論文でモーションキャプチャの精度を検証するため、羽生さんは自らを実験台に、アイスリンクで1回転ループや3回転半など6種類のジャンプを跳び、そのデータを測定。検証は見事成功し、論文でも『これは極めて優良なデータになったのではないかと感じる』と結果に自信をかせていたそうです」(大学関係者) しかし、ループジャンプの検証ではこう綴っている。 《ループジャンプは右足で遠心力を利用しながらジャンプするが、飛び上がるまでに遅い、つまり、離氷せずに回転数を稼いでから離氷するようなジャンプを行うスケーターらがいる。
これは正しい技術ではなく、稚拙なジャンプであるが、これを現ジャッジングシステムでは減点対象であると明記してあるのにもかかわらず、離氷を判定する基準がないため、これの適用がうまくできずにいた》
また、こうも綴っている。 《現審判員は1方向からしか見ることができないという物理的な制限があり、プログラムの振付師やスケーターのコーチによっては審判員の死角になるようにフリップジャンプ、ルッツジャンプを配置している》 採点制度の穴を利用した選手やコーチを「稚拙」と一刀両断した羽生。
この言葉は論文中、7回も繰り返されていることからも、羽生の怒りの強さがうかがい知れる。 フィギュアスケート
評論家佐野稔さんは羽生が指摘する“稚拙なジャンプ”をこう解説する。 「いちばんわかりやすいのがアクセル。
氷上で前向きにある程度回転してから跳ぶのですが、羽生選手は16分の1ほど。
しかし、ひどい人は氷上で4分の1回転してから跳んでいます。
跳ぶ前の回転においては明確な減点のルールがないのです」
「技術的な判定は完全にできる」 ’84年のサラエボ冬季五輪に出場し、現在は日本スケート連盟のナショナル審判員も務める元フィギュアスケート選手の
小川勝さんも羽生の“告発”に理解を示す。 「羽生選手の演技は回転も完璧ですが、そうじゃない選手が大勢いるということ。
回転不足の判定問題は、厳格なルールがなく、それを見抜けていない審判も多すぎます。
グレーゾーンのジャンプをしている選手が多いのも事実です」
最大の目標である4回転半ジャンプ成功に向けて、試行錯誤を続けている羽生。今回の国別対抗選手権では挑戦しなかったが、その理由については「僕の気持ち優先よりも、みんなの力になれる演技をしたい」と語っていた。 しかし、あるフィギュア関係者はそこにも採点への懸念が影響している、と推測する。 「4回転半はまだ試合で誰も成功したことのない大技。仮に成功しても、“現状の採点制度ではきちんと評価されないのでは”という思いもあるのだと思います」 果たして、羽生が目指す採点改革が実現する日は来るのか。

佐野さんは芸術性の評価などの難しさを指摘しつつもこう語る。 「今のテクニカルの部分をAIで正確にフェアに判定し、それをもとに人間が出来栄え点と構成点をジャッジすれば伝統も残ります」 羽生は論文終盤で改革の実現に向けて、こう訴えている。 《一人のジャンプだけではできないかもしれないが、ISUなどの機関が有力な国の連盟に強化選手を使って、少しずつデータをとることを義務付けしてAIを作ったらジャンプに関してだけではなく、ステップやスピンなどの技術的な判定は完全にできるように感じた。(中略)
フィギュアスケートにおいてこのモーションキャプチャーは極めて有用であると考える》
羽生の“悲痛の叫び”がフィギュア界の公正な採点につながる日が来ることを願うばかりだ――。(了)



いまや1台のビデオカメラの映像と人間の目視で、1秒もにも満たない時間の中で実施されるジャンプの一部始終を正確に判定できるなど、誰も信じてはいないと思います。

それでもかたくなに現状の前世紀的なシステムにしがみつくISUとは一体どういう組織なのでしょうか。
組織を改善していくとか、システムを新しいものにアップデートしていくとかという気は全く見られない硬直した組織としか思えない。
そこにどういう既得権益があるのか知りませんが、そう遠くない将来、必ず変わっていかざるを得ないときが来ると思っています。


新聞でも雑誌でもテレビでも、どのような形であれ、そのようなシステムや組織の在り方に疑問を投げかけてくれるならば、たとえこれまで問題の多かった「女性自身」でも、今後はジャーナリズムの一端を担うという矜持を持って報道して欲しいと思います。

小さな声でも、それがたくさん重なれば、やがて大きくこだましていくはず。
それまでの間、

羽生選手を一人で闘わせることなく、その周辺の方々、組織が羽生選手を守ってくれますように。

それを強く強くお願いしたいです。



SOIのチケット取り戻しました!

払い戻し期間ギリギリまで待って、羽生選手の出場は無いのだと判断してキャンセルしてしまったSOIのチケットでした。

しかし、チケットぴあのリセールで取り戻すことができました!

価格は定価と同じで少額の手数料が付くだけです。
もし、私と同じように、チケットを手放してしまって、悲しい思いをしている方がいらしゃったら、是非お薦めしたい、と思います。

このブログを書いている15:30時点で、135件のリセールチケットがあります。


チケットぴあ SOI リセール


チケットぴあはこちらです。
ログインしてチケット一覧からリセール情報をチェックしてみてくださいね。

リセールチケットは初めてですが、意外にもいいお席がたくさん出ていて驚きました。
きっと羽生選手が出ないと思われた方が大量にキャンセルしたので、実は余ってしまったのかもしれないですね。
早めに告知してくれていたら、皆さん絶対キャンセルなどしなかったはずなのに。

そんなわけで、国別は全て、テレ朝動画とTVに頼りきりでしたが、
今週末は結弦くんと会える、というか、同じ空間を共有できると思うと、
今から気分がルンルンです

どんなプログラムを滑ってくれるのかな。
LEMYとかアイスショーには最適だと思うのだけど…無理かな。

21 国別 SP 小海途 4
この写真見事なY字型ですね。(小海途さん撮影)


ともかく対策万全にして、横浜まで遠出します。
といっても、家から30分なのですが、今や遠いところのような気がします。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 16:04|Permalink

2021年02月26日

マッシミリアーノさん解説『天と地と』




『氷上の創造者』に掲載された、マッシミリアーノ・アンベージさんの全日本解説は3ページに亘って羽生選手の演技について解説していて、最後のページではFSの『天と地と』について語られています。



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一部抜粋させていただきました。


大勝利に終わった初披露

「全てのジャンプは極上のクオリティで実施され、全く力みを感じさせなかった。
余りにも簡単に実施されるエレメントの確固たる安定感が、高難度要素である全ての4回転ジャンプを極めて簡単なことのように見せていた。


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羽生結弦は悠然とした佇まいの中で、同時にこの世のものとは思われないほど霊妙で、あらゆる動作が優美で、軽やかで、内面の平安が感じられた。

僅かな揺るぎもなく、演技開始と同時に楽曲『天と地と』の和の音色とそのストーリーに完全に同調しているように見えた」。



20 全日本 FS 能登 3



「これほど圧倒的な演技の後、私は個人的にまるで芸術作品を間近で鑑賞できる栄誉を味わったような、多大な幸福感を覚えた。

結弦の目標の一つは、希望のメッセージを吹き込むことだった。そしてこの目標は見事に達成された。


20 全日本 朝日新聞 2


要約すると、『天と地と』の初披露は大勝利に終わった。
フィギュアスケートの唯一無二のチャンピオンの競技人生において、羽生結弦はまたしても傑作を実現してみせた」。


20 全日本 FS 12



これほどまでに『天と地と』を美しい言葉で的確に捉えて表現してくれた解説者が他にいたでしょうか。

極めて日本的な曲と表現であっても、イタリア人であるマッシミリアーノさんは正確に理解して下さったことに感激しました。

優れた芸術作品は世界中どこでも通じる言語のようで、芸術を愛する人々の心には伝わっていくのです。




私は『天と地と』 というタイトルから想像すると、プログラムの表現は、地上の争いや戦いと、天上の平安を対比しているように感じます。

その衣装からは、鳥がさえずり花が咲き乱れる、上杉謙信公が深く帰依したという仏教の極楽浄土のイメージが湧いてきます。


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最後のポーズは地上に生き、戦い続ける者からの、天上への憧れを表現しているのでしょうか。


20 全日本 小海途 8



『SEIMEI』の和のスピリットを引き継ぎながら、さらに哲学的な精神性を帯びたような、ひとつ大人な感覚の素晴らしいプログラム。
一度観ただけで虜になってしまいました。


またいつか観る機会がいつかありますように。
それが仮に今シーズンでなくても、私はいつまでも待っています。


20 全日本 小海途 10





田中さんのダイアリー話題ですね!

田中宜明 ダイアリー 1


田中宜明 ダイアリー 2



こんなダイアリーがずっと欲しかった私は、実は毎年ダイアリーの表紙を自作していたんですよ!

これがあれば、今年はもう作らなくても大丈夫ですね



私の誕生日にはどんな結弦くんが現れるのかな?

それもとっても楽しみです!



そして『羽生結弦展 共に前へ』、仙台で無事開催されてよかった!
たくさんの方が見ることができますように。

仙台駅前の景色、懐かしいな。
いつかまた必ず行く場所。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 21:32|Permalink

2021年02月24日

マッシミリアーノさんの全日本解説SP




昨日は夜遅くなってしまい、全部書けなかったマッシミリアーノさんの全日本選手権の解説の続きです。

SPについて、
不思議かつ理解できなかった判定

「初披露の『Let Me Entertain You』は多くの光といくつかの影が見られた演技だった。修正すべき細部がまだ幾つかあるものの、プログラムの持つ途方もないポテンシャルは明らかであり、あらゆるアイスアリーナを爆発させる必須条件が全て揃っている。
見る者を引き込む魅力的なリズムは、世界中のあらゆる地域の観客との間に連帯感を生むのに理想的である」。


20 全日本 SP 1



そして国内外で物議を引き起こした例のシットスピンについてはこのように書いています。

「演技は長い期間を経て久しぶりの試合だったことを考慮すると、非常に満足の行くレベルだった。

(中略)

一番の問題は足替えシットスピン(CSSP)で、テクニカルパネルはデビューの後、このエレメントをノーレベル(無価値)と判定した。テクニカルパネルの説明では、足替え後、シットポジションで2周回り切ったバリエーションが1つもなかったとのことだった。
フリーと違って、ショートではこの要件を満たしていないとスピンは無効になる。

実際、最後のバリエーションは既定の2回転に少し足りていないように見えたが、その前のバリエーションは完全に2回転している印象を受けた。おそらくレベル2またはレベル3(足替え後の最初のバリエーションで左足が、2周目が終わるまで横に残っていると判断した場合)の評価が妥当だったと私は思うが、判定はより厳格だった」。


演技中のLIVE映像では、
「足換えシットスピン レベル2 2.23点 GOE0.92」と表示されていました。
ジャッジはむしろ妥当な判定をしていたが、テクニカルコントローラーがそれを強引に無効としたように感じます。

厳しく採点するのは結構ですが、その厳しさは「羽生選手専用の厳しさ」であることが問題です。
全ての選手に同一の基準が適用されないならば、もうそれはルールとは呼べません。


20 全日本 SP cap 14 足替えシットスピン



そしてあの素晴らしいバックカウンターからの3回転アクセルについてはこう述べています。

一傍観者として、9人の内4人のジャッジが何故3回転アクセルがGOE満点に値しないと判断したのか、その理由を知りたい。 
一体何が足りなくて+5ではなかったのか?


エレメントが音楽に合っていなかったのか?

踏切から着氷までの姿勢が正しくなかったのか?

あるいはジャンプの前にステップがなかった、あるいは意表を突く入り方ではなかったのか?

この意味において、+5でなく+4を与えたジャッジにとっては、必然的に前述の3項目中2項目を満たしていなかったことになるが、正直なところ、笑ってしまう一方で怒りも覚えている



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本当にこの3回転アクセルのどこが+5に値しなかったのか説明して欲しいものです。


最後にこのプログラムへの期待について、このように述べています。

「このプログラムはここから世界選手権までの間に進化の一途を辿るのみであり、
最小目標は彼がこれまでに何度も叩き出した110点の大台を超えることである」

20 全日本 SP プロトコル

全日本のSPの点数はシットスピンが無効0点とされても103.53点という高得点でしたから、
110点というのは、マッシミリアーノさんとしては控え目に言ったのでしょうね。








昨日のニュースなので、皆さんご存知と思いますが、
羽生選手の卒業論文が学術誌に掲載されるとのことですね。

ニュースソースが女性週刊誌なので、いまひとつ信頼性はないのですが、卒論指導を担当した西村教授から取材したのであれば、信憑性は高いのでしょう。


羽生選手がこの研究を卒論テーマに取り上げたのは、将来の選手の正しい技術習得ため、そして今後の採点へのAI導入に役立てるためとのことでしたから、学術誌に掲載され多くの方に読んでいただくことで、AI導入の機運が高まることを期待したいと思います。

全日本のSPのように、世界中で「回った」、いや「回っていない」などと大騒ぎしなくても、
AIで自動的に回転数を割り出すことは簡単なことではないですか?
それを取り入れようとしないのは、テクニカルコントローラー及びジャッジが、
問答無用の権威を振りかざしたいだけのように思えます。


羽生選手は自分の演技に対する判定や採点について言及することはありませんが、
私自身は、彼が卒論にこれを取り上げたことが、無言の意思表示のように感じています。

卒論のテーマは、
「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」でした。




羽生結弦  卒業論文が学術誌に異例の掲載へ! 担当教授も絶賛
 
昨年9月に大学を卒業した羽生。フィギュアスケートのモーションキャプチャについて執筆した卒業論文は専門性の高い内容からも話題になっていた。 今回の地震の少し前、西村教授はちょうどその論文について羽生と連絡を取り合っているところだったという。 「羽生さんの論文が今度、学術雑誌に掲載されることになって、その打ち合わせでやり取りをしていました。通常、卒論は掲載しないのですが、羽生さんの論文について知りたいという声も多く、何より出来がよかったので特別寄稿してもらうことになったんです」

記事全文はこちら


今日も元気で練習できていますように!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 19:40|Permalink

2021年02月23日

マッシミリアーノ・アンベージ、羽生結弦を語る




『氷上の創造者』 に掲載された、マッシミリアーノ・アンベージさんによる羽生選手の演技についての評論は格調高く、また、ウィンタースポーツ専門のジャーナリストとしての長いキャリアを通じ、多くの選手やその業績にを見てきた人の目に、羽生結弦という選手がどのように映っているのかを知る上で、とても興味深いものでした。

今日はその中から一部を抜粋してご紹介したいと思います。

氷上の創造者 2-6



この状況が、彼をさらに成長させた

最初に昨年のGPシリーズを羽生選手が欠場したことについて、

「数か月前、二度のオリンピックチャンピオンは彼ならではの冷静さと確固たる意志によってグランプリ大会から合法的に辞退した。
決断の理由には説得力があり、パンデミックによって引き起こされた非常に困難な事態に十分な注意を払うように、という警告のように聞こえた。
これほど偉大なチャンピオンが、間違いなく苦悩した末に、このような極端な立場をとったことは、何が正しい優先事項なのか、この時点において、スポーツは優先事項ではありえず、また優先されるべきではないことを示す上で重要だった。
・・・
そして彼の判断は正しかった。スポーツ以前により重要なことがあり、純粋にスポーツという観点から考慮しても、今シーズンのグランプリ大会はほとんど意味のないものになったからだ。」


羽生選手がコーチの元を離れ、一人で全ての練習やり遂げなければならなかったことについては、

「身近に師範がいないことは、その時々のニーズに対応し、完全に自立して全ての決断を下すために、長い年月の中で学んだことを最大限に実施する機会だった。
つまり、彼の習慣を変えた8年という長い年月の後、日本国内で練習することになった羽生は、必然的にコーチと振付師の役割もこなさざるを得なくなった。
この状況は彼を更に成長させ、豊かにする絶好の機会であり、財産になったと私は確信している。
彼の責任感とモチベーションを一層高める状況であり、競技人生においてあらゆるタイトルを勝ち取った者は、いかなる種類の挑戦にも決して屈することは無いのだ」。


マッシミリアーノさんはこのように、羽生選手がコーチや振付師とのリモート練習をしつつも、大部分の時間は一人で練習し、試行錯誤しながらプログラムを完成させる過程を非常に前向きにポジティブに捉えています。

これは羽生選手が新しい能力を磨き、さらに大きく多様な彼の可能性を広げるのに役立つことは間違いありません。

この雑誌の記事を羽生選手は読んだのでしょうか。
きっと読んでいますよね。
こんな風にマッシミリアーノさんが考えていることを、羽生選手も嬉しく思っているのではないかな。

羽生選手の考えや決断を、このように理解し発信してくれる人が日本にもいてくれるとよいのですが、なかなか見当たらないのが残念です。


更にマッシミリアーノさんはショートプログラム『Let Me Entertain You』と、フリースケーティング『天と地と』についての詳しい解説もして下さっています。

次の記事ではそれについて書きたいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 23:58|Permalink

2021年02月21日

カート・ブラウニングから始まり羽生結弦で完成する




表紙が素敵な『氷上の創造者』 の中で、最も楽しみにしていた記事の一つが、
伊藤聡美さんのコラムでした。


氷上の創造者 2-1




題して,「イメージがどんどん広がるスケーター」



羽生選手から伊藤さんに、新プログラムの衣装の依頼があったのは昨年の夏の頃だったという。

羽生選手は昨年の8月の終わりごろにGPシリーズ欠場を発表していましたが、それと同じ頃には衣装製作を依頼していたというわけです。
ですから、新プログラムはそれよりもかなり以前に完成していたということでしょう。

羽生選手は衣装を依頼する時には、色や形など、自分でイメージを決めていることが多く、今回もその点は同じだったということです。

SPの『Let Me Entertain You』については、
2012-2013シーズンのエキシビションプログラム『Hello,I Love You』をイメージして、黒のエナメル加工のような生地のパンツにして、

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上はライダース風の7分袖にしたいとのことだったそうです。

Hello,Ilove you



『Hello,I Love You』は、私は幸運にも2015年のファンタジー・オン・アイス静岡公演で見ていて、
忘れられない飛びきりカッコいいプログラムです。





羽生選手にとっても、カナダに渡って初めてのエキシビションプログラムで、思い出深いものではないでしょうか。
振り付けはカート・ブラウニングさんです。

カートさんは1988年の世界選手権で、史上初の4回転トーループを試合で成功した方です。


その時の動画を見て、驚いたのですが、

プログラム開始の腕組みするポーズが、『Let Me Entertain You』と同じ
なんです!
ちょっと発見した気分!

是非、上のリンク先の動画でお確かめください。(02:25~)


カート・ブラウニング 史上初の4T

衣装も上下とも黒で似たイメージ。


20 全日本 SP スタート


もしかしたら羽生選手はこのプログラムの中に、
「史上初の4回転トーループに成功したカート・ブラウニングにオマージュを捧げる、
最後に残った4回転アクセルに成功した羽生結弦」、
というストーリーを組み込んでいるのかもしれないな。

それが実現したら素晴らしいですね!!







そして昨日、羽生選手の全中の動画を上げてくださったのを観て、
そうか、『Mission Impossible 2』の時も黒のピカピカパンツだったなと、思い出しました。

羽生選手はこのパンツが結構お気に入りなんじゃないかな。



そんなことを色々考えて、今度『Let Me Entertain You』を観る時は、また違って見えるだろうなと思ったのでした。

次回の楽しみが増えました。


どうか羽生選手の夢が叶いますように!!
羽生選手の夢が叶うことが私の夢。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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2021年01月23日

アーティストが語る羽生結弦(2)




昨日の記事の続きです。 


アーティストが語る羽生結弦 歴代プログラムの美


今日は『天と地のレクイエム』を作曲した松尾泰伸さん、
宝塚の人気男役スターだった美弥るりかさん、
英国ロイヤルバレエ団プリンシパルを務める高田茜さん、
そして羽生選手とは親友同士という指田フミヤさん、
4人のアーティストの語る羽生選手です。


興味を惹かれたところ、共感したところを抜粋させていただきました。


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『天と地のレクイエム』

松尾泰伸 「全身全霊を込めた表現力」

「フィギュアスケートに詳しいわけではありませんが、1人1人の選手にキャラクターがあって個性、魅力があると感じます。そのうえで羽生選手を表すなら、『表現者としての天才』でしょうか。
アスリートとしての表現者であるだけでなく、ほかの人にない、アートとか芸術としての表現者という意味においてです。

私は舞踏や前衛演劇にも長くかかわってきたので、バレエダンサーのニジンスキーなどもよく知っています。そういう人に近いものを持っていると感じますし、そのジャンルの歴史を変える役割をきっと持っている。実際、羽生選手もそれを果たしてきたと思います



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『ロミオとジュリエット』

美弥るりか 「清冽な静と動のロミオ」

「音楽やダンスと言う面でも共通点がありますが、何より舞台に立っている人にとって、表現という意味で刺激を受けることがすごく多い。
美しさの陰で、そこに至るまで毎日休まず練習し続けてきた努力や情熱が見える。私自身も羽生選手や浅田真央選手の演技を見て感動したり、自分も頑張ろうという気持ちをたくさんいただきました」

「特に凄いのは常に同じコンディションではないということ。毎回会場の広さや氷の状態が違い、ジャンプで転倒することもあってカウントどうりに動けるわけではない。
羽生選手はたとえハプニングがあったとしても、次の音は必ず外さないですよね。それは肉体の強さであり、メンタリティの強さ。
さらに、羽生選手の後ろには何万人もの想いがある。
大きな期待を受けてそれに応え、かつ技術や表現に対して繊細に突き詰めていく心を持ち続けている。
そこに高い精神性も加わり、世界中の人を魅了する演技になるのでしょう



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ロミジュリ2014 1 (4)




『バラード第1番』

高田茜 「音楽と呼吸の同調性」

バレエダンサーの視点で羽生選手が特に優れているなと感じるのが、上半身の動きの美しさです。立ち姿、身体の上下の動作なども素晴らしく、上半身は常にリラックスした状態で、動きも柔らかで滑らか。しっかりと身体がコントロールされている印象です。重心が体の正しい位置に入っていないと、余計な力を感じます。でも、羽生選手は(重心が)正しい位置に入っている。だから上半身を動かしやすいのかもしれません。腕のコーディネーションも素晴らしいです。」

「また、あえて1拍置いて動くこともありますよね。些細な動作であっても、意図的に1拍を吸ってから次の動作に移ることで動きの印象が穏やかになったり、次の動きに意味を持たせることができている。同じようなテンポでやるのではなく、ところどころアクセントを加えるような動きもいくつか見られます。そういったものが表現力の幅を広げているのでしょう。
音楽と共に呼吸しながら動くという同調性は私たちバレエダンサーにも通じるものがあります


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『花になれ』

指田フミヤ 「歌うように滑っている」


「こんなに大きな出会いになるとは思いませんでした。羽生選手と友人になれたことをあらためてそう思います」

「性格が似ているのも大きかった。二人共壁を作るタイプなんです。似ているからそれがお互いに分かると壁がなくなるのも早かったと思います


「好きなのは『ロミオとジュリエット』。滑っている時色気を感じて、表情も大人っぽくなって、新しい羽生結弦のように感じました。
羽生君の演技はいい意味で『崩れている』ように感じます。僕はリズムの中で好きなように歌うタイプですが、羽生君も決まりごとの中でも自分を入れて滑っている。
フリースタイルを好むミュージシャンに近い感じがする。だから人間の生々しさとかが伝わってくるんじゃないかと思います


2013 全日本 ex  2




指田さんと羽生選手の出会いは、2012年のファンタジー・オン・アイスでの共演でした。
それ以来、羽生選手の数少ない(と思われる)友人としてのおつきあいが続いているのは、初対面でお互いに「似た者同士」と認め合ったからなんですね。

サッシー 4


「壁を作るタイプで完璧主義者で自由を愛する」、私そういうの結構好きなタイプです。



Number1019号のBook in Bookは、様々なジャンルのアーティストの方が様々な視点から羽生選手を語るという、大変興味深い企画でした。

その他にも、本田武史さん、矢野桂一さん、松崎修造さん、それに卒論指導教授の西村先生など、まだまだ興味深い記事がいっぱいです。


1冊は読む用、もう1冊は保存用に、最低2冊は必要なNumber1019号だと思います。


現在Amazonランキングではスポーツ部門第1位
そして品切れ中です。

Number 1019  Amazon ランキング

でも近くの書店にはまだありましたよ。
是非、お薦めです



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withgoldenwings at 06:00|Permalink

2021年01月22日

アーティストが語る羽生結弦(1)




昨日発売のNumber1019号、読みどころがいっぱいで嬉しい悲鳴!


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まず最初のページを開いて目に付いたのは、ここ。

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写真が田中さんと能登さんという2大巨匠が一緒に担当しているところ。 



ひとつの企画にお二人が一緒に写真提供するのは本当に珍しい気がします。

初出と思われる写真もありました。



記事も、出版まで1か月という短い期間に、多岐にわたるジャンルの方々から集められていて、
集英社という大出版社の底力でしょうか。


どの記事も読みごたえがありすぎて、どこから書いていいのか迷いますが、
先ずは期待していたBooki in Book の記事から。

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ジャンルの違う8人のアーティストの方々が羽生選手のプログラムについて語ります。


アーティストが語る羽生結弦 歴代プログラムの美

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その中から、特に印象的なところ、共感したところを抜き書きさせていただきました。

今日は梅林茂さん、龍玄としさん、川井郁子さん、塩入俊哉さんです。


『SEIMEI』

梅林 茂 「内なる音に導かれて」
(映画『陰陽師』の音楽をプロデュースした作曲家)

「そこで羽生選手なのですが、なんとなくその拍子を捉えているのは凄いことです。言葉は悪いですが、この人はよくこの音楽のこのリズムなのに、ここで回転したり、跳んだり出来るものだなと。
どこでタイミングを合わせているのか。ビートの取り方と間の取り方。
ましてや下がスケート靴と氷なのだから、それはもう想像がつきません


「今回こうして話をするにあたって、あらためて2015年と2018年の平昌五輪のふたつの演技を見ることになったのですが、音楽がどうとかの以前に、やはりこの人のスケートは凄い。他の曲を使ったとしても、同じような結果を残せたのではないでしょうか。
腰を低く氷上を撫でるように回るところなどは、誰が見ても感動するでしょうね。氷の肌を触っているような、大きな自分の地球を撫でているような……。
終盤、伸ばした足を広げTの字で何度も回転する。それが客席の壁の青い水平なラインと綺麗に水平になる。ただただ驚かされます。
また、体のフォルムが実に美しい。きっといい出会いをしているのでしょうね、氷と。
そういう気がします」

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『オペラ座の怪人』

龍玄とし 「エンターティンメントの極意」

「羽生さんの『オペラ座の怪人』の演技で印象的なのは、前半の4回転トウループの着地と、象徴的な『ジャーン』の音とのタイミングが絶妙すぎる音ハメ。何度見ても思わず『うわーっ!』ってなります。
あの高度なジャンプをしながら、降りるタイミングを卓越したバランス感覚で瞬時に計算している。
イナバウアーのところの曲とのハマり具合も背筋がゾクゾクっとします。競技というよりも、”アイススケートバレエ”という新たな芸術作品を鑑賞しているような気持になります。
共演していても感じましたが、天性のものなのか、練習によって培われたものなのか、おそらくはその両方と思いますが、羽生さんのリズム感、リズムの刻みの感じ方は実に細かくて正確です。そのためにリズムに心身をはめ込む感覚に大きな余裕と自由さがあるので、音にぴたりとハマるのではないかと、勝手ながらですが推測しています。

またもうひとつ驚かされるのが、観衆を巻き込み、感動の渦を生み出す力です。
見て下さる方に対して何かを与えたい、伝えたい、力になりたい、メッセージを発したい、それが自分の喜びであり、ミッションなんだ、というような、羽生さんの生きる基本姿勢から発せられる力強いパワーが、それに共感する皆さんの思いと共に、エネルギーの渦となって増幅されて会場を満たす。
まさにエンターティンメントの極意を体現してくれるような、稀有なアーティストだと思っています。」


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『ホワイト・レジェンド』

川井郁子 「祈りの舞は白鳥のよう」


「私が彼が優れた表現者だと思うのは、柔らかさと硬質なもの、熱いものとクールなものなど、両極を兼ね備えているところです。
ほとばしる情熱がありながらも常に冷静で、鋭さがありながらも優美さもある
だからこそ音楽と深くマッチし、表現に奥深さが出ているのではないでしょうか。
それでも現状に満足せず、更に深い表現を模索し続ける姿は、クラシックの巨匠と言われる演奏家の精神性と通じるものがあると感じます

「自分の曲をまったく異なる分野の方が表現することによって、化学反応が起きて昇華されるんです。
『ホワイト・レジェンド』は羽生選手によって翼を得て、高く高く飛翔したラッキーな楽曲でした


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『Hope & Legacy』

塩入俊哉 「2重力”さえ見せる演技」

「羽生選手の演技はこの和のタイム間を自然に表現している。一つ一つの動きに『重力』があるんです。たとえば冒頭、ピアノが16分音符を繰り返す音の中でスケーティングしながら腕を美しく動かしているのですが、ただ腕を出すだけでなく、タメを使い『重力』を表現している。そしてジャンプ、スピンといった動きのなかにも、内側から外側、外側から内側へと呼吸するような『エネルギーのやりとり』がある。吸っている息さえ、ひとつの音楽として表現されているのを感じます

「この『Hope & Legacy』や『SEIMEI』といった和の音に対しては、自身のルーツである日本、アジアというものに向き合い、表現しようという気概を感じます。
2019年全日本選手権のエキシビションで演奏させていただきましたが、あの時の『SEIMEI』は神がかっていて、演奏していてゾクゾクしたほどでした。
実は前夜、プログラムを短くしたいということで急遽曲を編集したのですが、本番では全ての音に完璧に合わせていました」

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4人の音楽家の方々全てが羽生選手の音に対する鋭い感性と理解の深さを語っています。
全てうなずけることばかりでした。


後半は次回の、アーティストが語る羽生結弦(2)に続きます。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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