雑誌記事

2021年01月23日

アーティストが語る羽生結弦(2)




昨日の記事の続きです。 


アーティストが語る羽生結弦 歴代プログラムの美


今日は『天と地のレクイエム』を作曲した松尾泰伸さん、
宝塚の人気男役スターだった美弥るりかさん、
英国ロイヤルバレエ団プリンシパルを務める高田茜さん、
そして羽生選手とは親友同士という指田フミヤさん、
4人のアーティストの語る羽生選手です。


興味を惹かれたところ、共感したところを抜粋させていただきました。


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『天と地のレクイエム』

松尾泰伸 「全身全霊を込めた表現力」

「フィギュアスケートに詳しいわけではありませんが、1人1人の選手にキャラクターがあって個性、魅力があると感じます。そのうえで羽生選手を表すなら、『表現者としての天才』でしょうか。
アスリートとしての表現者であるだけでなく、ほかの人にない、アートとか芸術としての表現者という意味においてです。

私は舞踏や前衛演劇にも長くかかわってきたので、バレエダンサーのニジンスキーなどもよく知っています。そういう人に近いものを持っていると感じますし、そのジャンルの歴史を変える役割をきっと持っている。実際、羽生選手もそれを果たしてきたと思います



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『ロミオとジュリエット』

美弥るりか 「清冽な静と動のロミオ」

「音楽やダンスと言う面でも共通点がありますが、何より舞台に立っている人にとって、表現という意味で刺激を受けることがすごく多い。
美しさの陰で、そこに至るまで毎日休まず練習し続けてきた努力や情熱が見える。私自身も羽生選手や浅田真央選手の演技を見て感動したり、自分も頑張ろうという気持ちをたくさんいただきました」

「特に凄いのは常に同じコンディションではないということ。毎回会場の広さや氷の状態が違い、ジャンプで転倒することもあってカウントどうりに動けるわけではない。
羽生選手はたとえハプニングがあったとしても、次の音は必ず外さないですよね。それは肉体の強さであり、メンタリティの強さ。
さらに、羽生選手の後ろには何万人もの想いがある。
大きな期待を受けてそれに応え、かつ技術や表現に対して繊細に突き詰めていく心を持ち続けている。
そこに高い精神性も加わり、世界中の人を魅了する演技になるのでしょう



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『バラード第1番』

高田茜 「音楽と呼吸の同調性」

バレエダンサーの視点で羽生選手が特に優れているなと感じるのが、上半身の動きの美しさです。立ち姿、身体の上下の動作なども素晴らしく、上半身は常にリラックスした状態で、動きも柔らかで滑らか。しっかりと身体がコントロールされている印象です。重心が体の正しい位置に入っていないと、余計な力を感じます。でも、羽生選手は(重心が)正しい位置に入っている。だから上半身を動かしやすいのかもしれません。腕のコーディネーションも素晴らしいです。」

「また、あえて1拍置いて動くこともありますよね。些細な動作であっても、意図的に1拍を吸ってから次の動作に移ることで動きの印象が穏やかになったり、次の動きに意味を持たせることができている。同じようなテンポでやるのではなく、ところどころアクセントを加えるような動きもいくつか見られます。そういったものが表現力の幅を広げているのでしょう。
音楽と共に呼吸しながら動くという同調性は私たちバレエダンサーにも通じるものがあります


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『花になれ』

指田フミヤ 「歌うように滑っている」


「こんなに大きな出会いになるとは思いませんでした。羽生選手と友人になれたことをあらためてそう思います」

「性格が似ているのも大きかった。二人共壁を作るタイプなんです。似ているからそれがお互いに分かると壁がなくなるのも早かったと思います


「好きなのは『ロミオとジュリエット』。滑っている時色気を感じて、表情も大人っぽくなって、新しい羽生結弦のように感じました。
羽生君の演技はいい意味で『崩れている』ように感じます。僕はリズムの中で好きなように歌うタイプですが、羽生君も決まりごとの中でも自分を入れて滑っている。
フリースタイルを好むミュージシャンに近い感じがする。だから人間の生々しさとかが伝わってくるんじゃないかと思います


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指田さんと羽生選手の出会いは、2012年のファンタジー・オン・アイスでの共演でした。
それ以来、羽生選手の数少ない(と思われる)友人としてのおつきあいが続いているのは、初対面でお互いに「似た者同士」と認め合ったからなんですね。

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「壁を作るタイプで完璧主義者で自由を愛する」、私そういうの結構好きなタイプです。



Number1019号のBook in Bookは、様々なジャンルのアーティストの方が様々な視点から羽生選手を語るという、大変興味深い企画でした。

その他にも、本田武史さん、矢野桂一さん、松崎修造さん、それに卒論指導教授の西村先生など、まだまだ興味深い記事がいっぱいです。


1冊は読む用、もう1冊は保存用に、最低2冊は必要なNumber1019号だと思います。


現在Amazonランキングではスポーツ部門第1位
そして品切れ中です。

Number 1019  Amazon ランキング

でも近くの書店にはまだありましたよ。
是非、お薦めです



最後までお読みいただきありがとうございました。

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2021年01月22日

アーティストが語る羽生結弦(1)




昨日発売のNumber1019号、読みどころがいっぱいで嬉しい悲鳴!


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まず最初のページを開いて目に付いたのは、ここ。

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写真が田中さんと能登さんという2大巨匠が一緒に担当しているところ。 



ひとつの企画にお二人が一緒に写真提供するのは本当に珍しい気がします。

初出と思われる写真もありました。



記事も、出版まで1か月という短い期間に、多岐にわたるジャンルの方々から集められていて、
集英社という大出版社の底力でしょうか。


どの記事も読みごたえがありすぎて、どこから書いていいのか迷いますが、
先ずは期待していたBooki in Book の記事から。

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ジャンルの違う8人のアーティストの方々が羽生選手のプログラムについて語ります。


アーティストが語る羽生結弦 歴代プログラムの美

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その中から、特に印象的なところ、共感したところを抜き書きさせていただきました。

今日は梅林茂さん、龍玄としさん、川井郁子さん、塩入俊哉さんです。


『SEIMEI』

梅林 茂 「内なる音に導かれて」
(映画『陰陽師』の音楽をプロデュースした作曲家)

「そこで羽生選手なのですが、なんとなくその拍子を捉えているのは凄いことです。言葉は悪いですが、この人はよくこの音楽のこのリズムなのに、ここで回転したり、跳んだり出来るものだなと。
どこでタイミングを合わせているのか。ビートの取り方と間の取り方。
ましてや下がスケート靴と氷なのだから、それはもう想像がつきません


「今回こうして話をするにあたって、あらためて2015年と2018年の平昌五輪のふたつの演技を見ることになったのですが、音楽がどうとかの以前に、やはりこの人のスケートは凄い。他の曲を使ったとしても、同じような結果を残せたのではないでしょうか。
腰を低く氷上を撫でるように回るところなどは、誰が見ても感動するでしょうね。氷の肌を触っているような、大きな自分の地球を撫でているような……。
終盤、伸ばした足を広げTの字で何度も回転する。それが客席の壁の青い水平なラインと綺麗に水平になる。ただただ驚かされます。
また、体のフォルムが実に美しい。きっといい出会いをしているのでしょうね、氷と。
そういう気がします」

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『オペラ座の怪人』

龍玄とし 「エンターティンメントの極意」

「羽生さんの『オペラ座の怪人』の演技で印象的なのは、前半の4回転トウループの着地と、象徴的な『ジャーン』の音とのタイミングが絶妙すぎる音ハメ。何度見ても思わず『うわーっ!』ってなります。
あの高度なジャンプをしながら、降りるタイミングを卓越したバランス感覚で瞬時に計算している。
イナバウアーのところの曲とのハマり具合も背筋がゾクゾクっとします。競技というよりも、”アイススケートバレエ”という新たな芸術作品を鑑賞しているような気持になります。
共演していても感じましたが、天性のものなのか、練習によって培われたものなのか、おそらくはその両方と思いますが、羽生さんのリズム感、リズムの刻みの感じ方は実に細かくて正確です。そのためにリズムに心身をはめ込む感覚に大きな余裕と自由さがあるので、音にぴたりとハマるのではないかと、勝手ながらですが推測しています。

またもうひとつ驚かされるのが、観衆を巻き込み、感動の渦を生み出す力です。
見て下さる方に対して何かを与えたい、伝えたい、力になりたい、メッセージを発したい、それが自分の喜びであり、ミッションなんだ、というような、羽生さんの生きる基本姿勢から発せられる力強いパワーが、それに共感する皆さんの思いと共に、エネルギーの渦となって増幅されて会場を満たす。
まさにエンターティンメントの極意を体現してくれるような、稀有なアーティストだと思っています。」


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『ホワイト・レジェンド』

川井郁子 「祈りの舞は白鳥のよう」


「私が彼が優れた表現者だと思うのは、柔らかさと硬質なもの、熱いものとクールなものなど、両極を兼ね備えているところです。
ほとばしる情熱がありながらも常に冷静で、鋭さがありながらも優美さもある
だからこそ音楽と深くマッチし、表現に奥深さが出ているのではないでしょうか。
それでも現状に満足せず、更に深い表現を模索し続ける姿は、クラシックの巨匠と言われる演奏家の精神性と通じるものがあると感じます

「自分の曲をまったく異なる分野の方が表現することによって、化学反応が起きて昇華されるんです。
『ホワイト・レジェンド』は羽生選手によって翼を得て、高く高く飛翔したラッキーな楽曲でした


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『Hope & Legacy』

塩入俊哉 「2重力”さえ見せる演技」

「羽生選手の演技はこの和のタイム間を自然に表現している。一つ一つの動きに『重力』があるんです。たとえば冒頭、ピアノが16分音符を繰り返す音の中でスケーティングしながら腕を美しく動かしているのですが、ただ腕を出すだけでなく、タメを使い『重力』を表現している。そしてジャンプ、スピンといった動きのなかにも、内側から外側、外側から内側へと呼吸するような『エネルギーのやりとり』がある。吸っている息さえ、ひとつの音楽として表現されているのを感じます

「この『Hope & Legacy』や『SEIMEI』といった和の音に対しては、自身のルーツである日本、アジアというものに向き合い、表現しようという気概を感じます。
2019年全日本選手権のエキシビションで演奏させていただきましたが、あの時の『SEIMEI』は神がかっていて、演奏していてゾクゾクしたほどでした。
実は前夜、プログラムを短くしたいということで急遽曲を編集したのですが、本番では全ての音に完璧に合わせていました」

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4人の音楽家の方々全てが羽生選手の音に対する鋭い感性と理解の深さを語っています。
全てうなずけることばかりでした。


後半は次回の、アーティストが語る羽生結弦(2)に続きます。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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2021年01月15日

ギフト





羽生結弦展でも展示されていた石巻市立湊中学校を訪問した羽生結弦選手。


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それは2014年6月、ソチ五輪の4か月後のことでした。



あの時、羽生選手と一緒にパリの散歩道のフィニッシュポーズを決めていた男子中学生のことはよく覚えています。

湊中学校



その時のことを、フィギュアスケートマガジンで
「幸せの散歩道 石巻市立湊中学校」と題した記事にしてくれいます。



その『パリ散』少年は今は東北学院大柔道部で活躍している。
名を奥田俊斗さんという。

「あのポーズ、もともと学校でみんなの前でよくやっていたんです。そうしたら、いきなり本人が目の前に現れて(笑)。
周りの人が、一緒にやりなよって。
恥ずかしかったんですけど、友達が羽生選手に、あのポーズやってくださいと言って、羽生選手がやってくれることになって。
僕が、隣で一緒にやってもいいですか、そんな流れでした」


「震災のことを聞いてくれました。今はどんな状況なのと、心配していましたね。
ちょうど仮設校舎から元の場所に戻ってきたタイミングだったので、羽生選手にその過程を話して。
羽生選手がオリンピックのことを話すより、僕たちから震災のことを聞く時間の方が長かったと思います。
間近で羽生選手を見た印象ですか? 
細い人だなと。(笑) 当時、僕は82キロありましたから。
それと僕は羽生先生のことも知っていたので、目元が似ているなあと思いました」


湊中学校は、かつて羽生選手のお父さんが教頭を務めた学校だそうです。
そこに通う生徒にとって、教頭先生の息子がオリンピックに出るということは嬉しく明るいニュースで、生徒会から「応援の寄せ書きを送ろうという声が出た。


「僕もメッセージ、書きました。金メダル獲ってください、応援していますと。目立つように大きく書きましたよ」

奥田さんは、家のテレビでソチの中継を見た。
柔道とフィギュアスケート。
競技は違うが、同じスポーツ選手だ。視線はおのずとアスリート目線になった。

「羽生選手って、自分の考えをぴしっと言うじゃないですか。
そして言ったことは必ず実現する。
それってスポーツの世界では本当に難しいことで、僕も1人のスポーツ選手として、すごい人だと思いました」

テレビで見たあの人が、言ったことを実現するあの人が、今、自分の目の前にいる。
一緒に『パリ散』ポーズをして、震災後の学校や街の様子を聞いてくれた。
それで傷が完全に消えることはないけれど、子供らしく笑い、はしゃいだことは、いま思い出しても特別な瞬間だった。

「体験したことがない時間でした。それを湊中学校のみんなで共有できた。
幸せな時間だったと思います」



羽生選手がこれまでに被災地の支援のためにしてきたことは膨大な量になります。

オリンピック優勝者に与えられる報奨金は全額を寄付、著書の「蒼い炎」の印税も全額を寄付、様々な展覧会でのグッズの売上からの寄付等々、金額にすれば億単位にもなるでしょう。

しかし、それ以上に一番大きなことは、人々の心に勇気や希望や前進する力を与えてきたことだと思います。

被災地の方々にとどまらず、私たちみんなへの羽生選手からのギフト。

彼は、人々に「与えることが自分の使命」と考えている人なのだと思うのです。



miruruさん、映像のこしてくださりありがとうございます。


日本の、世界の、多くの人々の心に与えてくれた、たくさんのギフト。

いつかそれが形を変えて、羽生選手の元に「幸せ」として還流していきますように。




『フィギュアスケートLife』の表紙がきました。
笑顔がいいですね!

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音響デザイナー矢野桂一氏が明かす『天と地と』制作秘話が掲載されるそうです。楽しみです。


1月28日(木)発売です。






最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年12月01日

遂にスピスケから感染者8人




スピードスケートの試合で、心配していたことが起こってしまいました。



スピードスケート大会選手から感染者8人 全日本選抜中止
配信  日刊スポーツ



日本スケート連盟は30日、スピードスケートの全日本選抜競技会帯広大会(13~15日)と同八戸大会(20~22日)、全日本学生選手権(28~29日)に出場した選手から新型コロナウイルス感染者が複数出たことを発表した。 同日午後8時現在で感染者は8人。濃厚接触者14人のうち9人が陰性、5人が結果待ちでさらに感染者が増える可能性がある。 感染した選手の容体は安定しており、保健所の行政指導に基づき対応中という。これを受け、同連盟は選手や関係者らの健康と安全面を考慮し、12月4~6日に開催予定だった全日本選抜競技会富士吉田大会(山梨)の中止を決定した。 今年はコロナ禍の影響で年内のワールドカップ(W杯)が中止となり、日本代表は22年北京オリンピック(五輪)を見据えて国内大会を転戦して強化を図っていた。 同帯広大会や同八戸大会には、18年ピョンチャン(平昌)五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(相沢病院)や同五輪女子で金銀銅メダルを獲得した高木美帆(日体大職)ら多数の主力選手が出場していた。


選手の中でクラスターが発生してしまったようです。

しかしこれは、いつ、どこで起こっても不思議ではない状況です。
スケ連は本当にフィギュアスケートで全日本選手権を、しかも有観客で強行するつもりなのでしょうか。

チケット完売だったわけではないというNHK杯でさえ、十分密な会場の様子だったのが、
増して羽生選手が出場するとなるとチケット完売は間違いないことです。

長野と言う比較的小さな街に全国から人が集まり、閉鎖空間で長時間過ごすというのは、
考えただけで怖くなります。

せめて選手、関係者にPCR検査を徹底して、無観客で実施するとかの方策は取れないものでしょうか。

もしも感染者が出た時には、その責任は大会実施を強行した日本スケート連盟にあると考えます。

開催者が十分な対策を尽くさず、感染したら自己責任では、余りに無責任過ぎです。


    



羽生選手のお誕生日まで1週間、S-syleのお誕生日メッセージは書かれましたでしょうか。

私も今日書くつもりです。



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12月7日に誕生日を迎える羽生結弦選手へのお祝いメッセージを募集中!集まった言葉は、これまでの羽生選手への感謝を込めて次号1月号(12月25日発売)に掲載します。「お祝いコメント」「ペンネーム」「性別」「居住エリア(県名でOK)」を明記の上、メールでメッセージをお寄せくださいね。
※本企画は羽生選手ご本人にメッセージを必ずお届けするものではございません

※募集締切:12月7日(月)いっぱい

✉️s-style@pressart.co.jp


この企画についてのQ&Aが掲載されていましたので皆さまとシェアしたいと思います。
これを読んで、疑問に思っていたことが解消しました。



先日よりたくさんのお問い合わせいただいております、「誌面でお祝いしよう!羽生結弦選手 お誕生日メッセージ募集」企画に関してお知らせです。


Q.メッセージに文字数の制限はありますか?

A.特に制限は設けておりませんが、一人でも多くのメッセージを掲載したいので【150~200文字程度】で投稿いただけると助かります。もちろん、一言でも構いません。

Q.投稿したメッセージは誌面に必ず掲載されますか?

A.ページに限りがございますので、お寄せいただいたメッセージをすべて誌面に載せることは難しいです。ですが、「日刊せんだいタウン情報S-style Web」にて、お寄せいただいたお祝いメッセージを全公開いたします。Webの閲覧は無料です。

Q.メッセージが掲載される号はいつですか?またどこで買えますか?

A.メッセージはS-style1月号(12月25日発売)掲載となります。県外であればAmazon・マチモールで購入可能です(定価495円)。しかし、ページに限りがございますので、お寄せいただいたメッセージをすべて誌面に載せることは難しいです。

ですが、皆さんの温かいコメントが国内外からたくさん集まっておりますので、「日刊せんだいタウン情報S-style Web」にて、お寄せいただいたお祝いメッセージを全公開いたします。Webの閲覧は無料です

Q.この企画は広告ですか?

A.本企画は広告協賛ではございません。S-style誌面内で羽生選手のお誕生日をお祝いし、仙台・宮城への貢献に対して感謝を伝えることを目的に企画しております。

勿論ページ数の制限がありますから、全員のメッセージを載せることは不可能だとは思っていましたが、S-style Webでは全てのメッセージが公開されるとのことです。

誰でも参加できる嬉しい企画ですね。

広告なしで、羽生選手に感謝を伝えたいという目的だけで企画されているとのことです。



今日は本屋さんにホープ&レガシーの素敵な表紙が並びますね。
後で見に行きます。

婦人画報 2020 1月号



Amazonに予約済なので、実際に私のところに届くのは明日か明後日かな。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 09:39|Permalink

2020年09月22日

ジェフリー・バトル インタビュー



先日、『フィギュアスケートLife Extra 男子シングル列伝』に掲載された無良さんのインタビューの記事(羽生結弦の美学)を書いたのですが、
今日はジェフリー・バトルさんのインタビュー記事の中から、フィギュアスケーターにとってシーズン途中でのプログラム変更の意味について語っている部分をご紹介したいと思います。

この本です。




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バトルさん自身も、プログラムを元に戻した経験があり、羽生選手が昨シーズン四大陸選手権でプログラムを戻したことに関しても共感を持って語って下さっています。



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「僕の現役時代にもそんな経験がありました 。
トリノ5輪の前に フリーを 古いプログラム (2季前の『サムソンとデリラ』 に戻したことです。
そのしばらく前から僕は、 最初のプログラムを充分演じ切れていない、自分にはもっと 演じられるはず、って感じていたんです。
2008年の 世界選手権前にも、今度はSPでプログラムを(前季の『アディオスノニーノ』に 戻しました。新しいプログラムが しっくり来ていなかったし、以前使っていた『アディオスのニーノ』 の方が僕にとって大切な意味のあるプログラムで、思い入れも深かったから。

だから、彼のような決断をするのは、スケーターとして自然なことですね。
スケーターは スケーター自身の 勘を信じるべき だと思うし、彼はきっと、ショパンの曲により強いコネクションを感じていたんだと思います。

だから僕は、彼が正直にそこに向き合ったことに感心しました。 それが重要な点なんです。

なぜなら、試合の場で最悪なのは、 試合が終わった時に『ああ、前のプログラムに戻しておけばよかった』と後悔することだから。
そのことがチラッとでも頭をかすめたら、もう消すことはできません。

自分がずっと考えていたこと、 自分がやりたいことを決断しなくてはならないことが、時にはあります。

自分にできることは全てやらなくてはならないんです」




羽生選手の「バラード第1番」を振付したバトルさんは、羽生選手のプログラム変更を全面的に理解し、支持してくれています。

羽生選手にとって、バトルさんのような方が近くにいてくださることは大層心強いだろうなと思いました。

バトルさんは現在クリケットクラブの振付師・コーチとして、オーサーコーチの元で仕事をされているそうです。
クリケットクラブについては、次のように語っています。

「クリケットクラブで素晴らしいと思うのは、コーチ間に仲間意識があることです。
みんなが一緒に指導するし、お互いの得意、不得意も知っているから、各選手が試合に向けての力を総合的に伸ばせるよう、みんなで力を合わせて教えている、そういうところですね」


このところ、あちこちでコーチ間の軋轢が話題になることが多いので、羽生選手がクリケットクラブで本当によかったなと思いました。

またクリケットクラブに帰って練習できるのはいつになるのでしょう。

一日も早く、安心して練習に打ち込める日がやって来ますように。




昨日はお天気も爽やかで、近くのデパートで開催中の北海道展に行ってみました。

入場制限がかかるほどの人出でしたが、ハスカップのお店(残念ながら山口さんのお店ではなかったのですが)があったので、ハスカップの生ジャムと冷凍品を買ってみました。

ハスカップはアイヌ語で「枝の上になるもの」という意味で、「アイヌの不老長寿の秘薬」と言われているそうです。

ジャムもとても美味しくて、ブルーベリーの3倍から10倍のアントシアニンが含まれるというのも、仕事で一日のほとんどの時間をパソコンに向かっている私には嬉しいものです。


冷凍ハスカップはスムージーにして色々楽しめそうです。

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そして化粧品売り場では、これを予約しました!

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クレ・ド・ポーのミニルージュ5本セットは秋らしいベリーカラー。

金色の羽根のデザインです!

10月21日の発売開始が楽しみです。




帰宅すると、またまた嬉しいカレンダー到着。

今回は能登さんの壁掛けタイプと卓上カレンダー








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10月始まりなので、直ぐに使えます。



夕食は北海道展の定番、海鮮弁当で決まりです。


遠出はしなくても、昨日は連休らしいことが少しはできたかな。

結弦くんもご家族と一緒に、しばし楽しい時間が過ごせていますように。



 最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年09月20日

羽生結弦の美学




先日購入した『フィギュアスケートLifeExtra 男子シングル列伝』、ようやく読み始めました。


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全体の構成は、1988年カルガリー五輪から2018年平昌五輪まで、男子シングルと4回転ジャンプ発展の歴史を辿りながら、その時代を代表した選手たちの活躍を紹介しています。


およそ30年間のフィギュアスケート男子シングルの通史のようになっていて、私にとっては勉強にもなり、興味深く、なかなか良い本だなと思いました。


先ず最初に、現在までに成功している5種類の4回転ジャンプの初成功の歴史です。

☆1988年 4回転トゥループ成功 カート・ブラウニング(カナダ)

☆1988年 4回サルコウ成功 ティモシー・ゲーブル(アメリカ)

☆ 2011年 4回転ルッツ成功 ブランドン・ムロズ(アメリカ)

☆ 2016年 4回転フリップ成功 宇野昌磨(日本)

☆ 2016年 4回転ループ成功 羽生結弦(日本)


それまでアイスショーでは何度も跳んで見せてくれていた4回転ループを初めて試合で成功させたのは2016年のオータムクラシックでしたね。

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2016 AC  Jチャン 67-2 (4)
ISUからの認定書授与



最後に残った4回転アクセルですが、これは現在最も近い位置にある羽生選手に是非とも成功して欲しいですね!


しかし、初成功しているのは北米と日本の選手で、フィギュア大国と言われるロシアの選手がいないのは意外でした。



本の冒頭には2本のインタビュー記事があります。

無良崇人さんとジェフリー・バトルさんです。

お二人共、先輩として、振付師として、羽生選手とは深い繋がりがあり、羽生選手についてのコメントにも共感しました。


今回は無良さんのインタビューから、特に羽生選手に関わる部分を抜粋してご紹介させていただきますね。

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◆無良さんから羽生選手のジャンプについて。

「ジャンプをどう効率よく 飛ぶ のかというのは骨格によって変わってきます。
理想的な綺麗なジャンプ ……羽生選手みたいな体や感覚の 使いかたの ジャンプが、 見ていて一番クリーンに 見えると思います 。

羽生選手のジャンプって 最短距離で動くんですよね 。彼は、しっかりと右に残すところは残して タメをつくっているんですけど、 それをいざ動かす時の 動きは 最短距離を取る。
腕も、一番遠いところから 最短距離で 急激に締める。だから 力のロスが 少ないんです 」


Q:羽生選手の徹底的に効率化したジャンプとは、具体的にはどういうことなのでしょうか


「例えば 体の軸の位置についてだと、 僕が彼に4回転サルコーにアドバイスをもらったときに言われたのは 、エッジではなくて 体の軸が (理想の軌道を)通るように 足の位置も調節して動く とかですね。
次の 、踏み込んで上がるという 動きをいかにしやすい形にできるかということを考えている 。

彼の頭の中にイメージがあって 、それに沿って、後ろに滑る力をロスさせないで、上手く力を利用して上に上がるから、後ろにも跳ぶ。無理やり跳ぶのではなくて、滑る力をスムースに回転をさせる部分や、空中に 上がる部分につなげていく、 その最適な解答を体に覚えさせていますね 。

そしてもう1つ、足を締めたり腕を締めたりする時、最短距離を通って最も早く締められるように、足や腕の位置を考えているし、身体をひねる時もひねりすぎると遅くなるし 、ひねらなさすぎると回転がつかないから、それをどの程度にするのかという答えを探し続けてきたのが、今の彼のジャンプ。

そうやってきたことで、『腕はここからここの位置』とか 、自分なりのものを持ったんです。
力を使わずに踏み込んで、最適な力加減でスッと締めることでジャンプを跳ぶという、徹底的に効率化されたやり方です」


無良さんのお話は、自身が4回転ジャンパーとして、すごく具体的で、実際にジャンプ時の感覚を細かく説明して下さっているので、しろうとの私が読んでもとても分かり易くて納得できました。


羽生選手がただやみくもにジャンプを跳ぶのではなく、人間工学や力学を研究しながら、理論上あるべき最適な形を求めて、ジャンプの理想形を追求しているのだということが理解できました。

プロフィールによると、羽生選手の練習時間は年間通して、週10時間ということですから、週20時間から40時間くらいの他の選手に比べて、圧倒的に少ないわけですが、その分、理論的な研究をしているのだろうなと想像できます。

世界ランキング1位の選手の練習時間が世界一少ないというパラドックス!


理論と技術に裏付けられた美しい数式のようなジャンプを、情感あふれる表現と組み合わせた究極のフィギュアスケート。

それが羽生結弦の美学なんだろうな、とも思いました。


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2019年12月7日 トリノGPFにて「Origin」
美しい4回転ループ!




さて、今日は午前10時から早稲田大学の秋学期卒業式が行われますね。
Youtube配信されるということですが、今年は新型コロナ対策のため、各科の代表・副代表のみが出席するということです。

羽生選手は2013年春学期入学なので、2021年春の卒業なのかもしれないですね。

しかし卒論を提出済で前倒しで今秋卒業なのかもしれないし、もしも学科代表であれば出席の可能性も皆無ではありません。

念のためチェックしておこうかな、なんて思っています。

https://youtu.be/Fb-F8eEowH0


(以下、早稲田大学Webサイトより)

1.2020年3月・9月学部卒業式、大学院学位授与式、芸術学校卒業式

※本式典は、2020年3月および9月卒業生・修了生を対象として、ライブ配信で実施します。

新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、本式典の出席者は2020年9月卒業・修了の各学部・研究科および芸術学校の代表、副代表のみとし、ライブ動画配信にて実施することになりました。
2020年3月卒業生・修了生におかれましても、式典会場にお呼びする予定となっておりましたが、その機会がなくなることとなり大変申し訳ございません。
以上は、秋学期以降、万全を期して一部対面授業を実施するための決定でもあります。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

なお、2020年9月博士学位授与式対象者への学位記授与方法については別途ご本人にご連絡いたします。

2020920日(日)
式典開始予定時刻 10:00
配信URL https://youtu.be/Fb-F8eEowH0

対象:全学部・芸術学校・全研究科

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年09月16日

不買運動のススメ




今日は心底、怒りと悲しみでいっぱいです。


こんなストーカー行為が許されるのでしょうか。 


誰にも迷惑を掛けないように、深夜のリンクで短い時間だけ練習する羽生選手を、
暗い車内で待ち伏せし、ジッーとチャンスを狙っていたのでしょう。


しかも2日続けて。

いえ、2日と言っているけれど、もっと長期間観察していたのかもしれない。


もしその人物の手に持っていたものが、カメラではなく、武器だったとしたら・・・

想像するだけでも身震いします。



一個人のプライベートをこっそり盗撮して、それをWeb記事や紙媒体に公開するとは、
迷惑行為、ストーカー行為以外の何物でもないでしょう。

しかもご家族のプライベートにまで踏み込んで。


その様な行為をした人物(複数かもしれません)が後ろめたい気持ちを一切持たなかったとは思いたくありません。同じ人間ですから、少しは良心が痛みを感じたと思いたいです。



では、なぜそのようなことを敢えてしたのでしょうか。


それは販売部数を伸ばしたい、ウェブサイトのクリック数を伸ばしたい。
つまり利益を上げたい。
出版社にとって、それ以外に合理的理由は考えられません。


もしそれを彼らが報道の自由というならば、
私たちには買わない自由があります。

私たちか報道の消費者としてできることは、羽生選手のプライベートを利益に替えようとする彼らの目的を阻害することです。

その様な行為は自分たちにとって不利益になるのだということを分からせるしかありません。


その出版社の出版物を買わないこと。
その出版社の記事はクリックしないこと。

これは正当な消費者活動、抗議行動になり得ませんか?

つまり抗議の不買運動です。

「女性自身」は光文社の出版物です。

同社の現在の出版物は以下のようになっています。
Wikipediaより)


女性誌[編集]

週刊誌[編集]

文芸誌[編集]

書籍シリーズ[編集]



今後、以上の光文社から出版される雑誌、書籍は購入しないことを提唱します。




羽生選手が今回のストーカー行為により、練習の機会を奪われるのではないか。

何よりも羽生選手の心を傷つけるのではないか。

それが一番気掛かりです。


今夜は心がざわついて眠れそうにありません。



スケート靴 N_Fotor




少しでも心を落ち着けるために。


2018 平昌オリンピック公式練習



2019 Torino GPF  公式練習


どんな時も、心は結弦くんと共にいます。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年07月28日

今日発売のOggi素晴らしい!



OggiはOggi の発売日です。(ダジャレです)

「Oggi 」ってイタリア語で「今日」という意味なので。 


しかし記事にはビックリ!

なんと矢口亮さんの写真集未公開写真と矢口さん執筆の記事なんです。

6ページにわたり、矢口さんによる素敵過ぎる写真と文。


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ほんの一部だけ引用させていただきました。

「演技中はもちろん、練習場に向かう時、集中する時間、リンクインの瞬間とか、張り詰めたた美しさがあってすべてが絵になるのですが、会場入りの時や、ふとした表情にはお茶目で負けん気が強い20代半ばの青年らしい等身大の魅力があって、そのギャップも好きです。緊張から解放されて安堵の表情を見せてくれるときは、こちらもほっとして思わずシャッターを切ってしまいます」


「羽生選手は唯一無二の存在だからこそ、心に孤独を抱えて闘うことも多いと思います。だから、今回は背景や空気感をより静謐にして、彼のまとっている静寂を表現することを意識しました」


矢口さん、写真だけでなく文章も素晴らしい方ですが、名門新聞学科のご出身だったのですね。
この記事のプロフィールで初めて知りました。


何というか、矢口さん写真は文学的と言ったらいいのか、、、。

大好きです。
 




 
表紙右上に見落としてしまいそうな小さな文字で告知されています。

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しかも付録はDiorのノート

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ハードカバーのしっかりしたノート、色々な用途に使えそう。

今日のOggiは断然お薦めです!


ノートもうひとつ欲しいので、Oggi9月号2冊買いしてしまうかも。


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2020年06月26日

LINEでつながる間柄



SPURに隔月連載されている
『織田信成の今月のスタオベ! 』を読みました。

羽生選手に関するお話もでてくるので、シェアしたいと思います。





織田さんの「ステイホーム満喫プログラム」は、午前中はトレーニング、午後はご家族とお菓子作りやお料理、それにスケーター仲間とのビデオ電話で連絡し合ったり、YouTubeで過去プロ巡りのようです。

そんな中に、羽生選手とのやり取りもあったということです。


毎年恒例のアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」が開催中止になってしまったので羽生結弦選手に「今年は会えなそうだね」とLINEで伝えたら、「こういう時期なので仕方がないし、収束できるようにみんなで頑張りましょう」なんてやりとりも。

だそうです!

織田さんと羽生選手はLINEで繋がっている間柄なんですね。
そうであれば、いつでも連絡し合ったり、話したりできるってことですね。

この文面だけでは織田さんがファンタジー・オン・アイスに出演予定だったのかどうかは、はっきりとは分かりませんが、ともかく羽生選手とはいつでも連絡ができる仲間なのだということは確かですね。

SNSは全くやらない羽生選手ですから、LINEで繋がっている仲間も極限られたメンバーだと思われます。

羽生選手とは会えばずーっとスケートの話ばかりしているというスケオタ同士の織田さんがLINE仲間でいてくれてよかった。

織田さんは羽生選手が心を許せる友人の一人に違いないと思います。

19 FaOI  ノブくん 1



おうち時間が増えたことによって、織田さんも動画巡りが止まらないようで、好きな過去の選手やプログラムの話が続く中に、羽生選手を初めて見た時のことも書かれています。

羽生くんの演技を生で通して初めて見たのが「ジュニアグランプリファイナル2009」でしたが、SP「ミッション・インポッシブル2」は思わず動画で見返したくらい、うまい子がいると思ったんですよね。自分の目に狂いはなかったってことですよね(笑)。


この時です!



まだ14歳でしたが、カッコよさはこの頃からもう際立っていますね!

2009年 7 (2)


ISUによってキャンセルされてしまいましたが、ルール改変についても言及されていて、
4回転ループの難しさを指摘されていました。


ループは4回転になると、思い切りスピードを出してグッとエッジに乗って跳び上がろうとするとそのまま力が抜けて転んでしまうことも多い。力加減や体の使い方がすごく難しいということを加味すると、次に改正があるならば、3回転ループの点数はそのままでも、4回転ループだけは点数を上げるという方向でもよいのかなと思います。


gifmagazine (65)
2019トリノGPF
羽生選手の華麗な4Lo GOE+4.05



文章の最後に提案されていることが、リモートで試合を行う件です。

ちなみにちょっと提案です!
実際の試合開催が難しいなら、たとえば決められた1週間のうちに、きちんと衣装を着て、各自のリンクでベストの演技動画撮影し、ISUに送って審査するのはどうかな?審査員もリモートで参加するんです。オンライン大会ならファンの方も楽しめそうですよね?


リモート試合については、私も何回か記事に書いていたので、織田さんもそう思っていて下さるんだ~と、ちょっと嬉しくなりました。⇒6月10日の記事「リモート試合は可能か?」

10,000人まで同時参加できるZOOMウェビナーを使えば、リアルタイムでも選手もジャッジも各国から参加できると思うのですが。しかもウェビナーはYouTubeでの配信も可能です。ファンも参加できるというわけです。

ISUは馬鹿げたスケーティングアワードをオンラインで開催している暇と資金があるならば、リモート試合の可能性や、技術判定へのAI導入を真剣に考えて欲しいものです。


アマチュアスポーツであるフィギュアスケートをショービジネス化してお金を稼ごうなんて、とんでもないことだと私は思っています。


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2020年04月28日

撮影・文 田中宜明



今はいつも立ち寄る書店が軒並み休業中のため、本屋さんで過ごすという楽しみは無くなってしまいました。

今はコンビニで手に入る雑誌、週刊誌以外は、もっぱらAmazon頼りになってしまいました。



そんなわけで、今日は「羽生結弦・来季、限界の先へ」スペシャルカラーグラビアが掲載の婦人公論をコンビニで見つけて買ってきました。


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8ページにわたる田中さんの厳選写真は、どれもとても美しいものでした。


IMG_1954




今回が「氷上に舞う」というグラビア連載の最終回にあたり、いつもは写真のみを提供することが多い田中さんが、文も執筆されているのが貴重だなと思いました。


一部だけご紹介させていただきます。

「羽生結弦選手は、僕のカメラマン人生を大きく変えてくれたと言っても過言ではない。

今まで数えきれないほどの写真を撮ってきた。それは彼が、子供のころから常にフィギュアスケート界のトップを走り、かつ、こちらの想像をはるかに超える活躍をしてきたからだ。

羽生選手の魅力は、なんといっても感情表現が豊かなところだろう。

彼のスケート人生や勝利への強いこだわりからにじみ出る演技中の表情が、不思議と僕の感情と共鳴する。

観る者の心をつかんで離さない引力が、そこにあるのだと思う。

僕は常に、まだ見ぬ表情を探しながらシャッターを切ってきた」



田中さんが初めて羽生結弦選手を見たのは2005年の全日本ノービス選手権だったそうです。
当時10歳でした。

2005  全日本ノービス

2005年 全日本ノービスBクラス
1位・日野龍樹選手、2位・羽生結弦選手、3位・田中刑事選手という結果でした。

15年後の今でもこの同期の3人が現役でいてくれることが嬉しいです。

羽生選手はこの時のことを、「かなり悔しかった思い出があります。この年の全日本ノービスぐらい泣いた試合はないと思います。ホームリンクがなくなってしまったことが大きかったです」と書いています。(2013-2014メモリアルスタンプコレクションより)
前シーズンはノービスBで優勝していたので、リンクが閉鎖されてしまい練習が十分できないまま2位に終わってしまったことがとても悔しかったのですね。

田中さんはそれから15年間、嬉しい時も悔しい時も、ずっと羽生選手を撮り続けてきました。

それを田中さんは「カメラマン冥利に尽きる」と表現しています。


田中さんトークショー 21



これからもずっと田中さんならではの羽生選手の写真を期待しています。


婦人公論 2020年 5/12 号 [雑誌]
中央公論新社
2020-04-28





そしてなんとこの時期に『フィギュアスケートマガジン』が発売されるのですね!

3週間先の5月18日発売ですが、もうAmazonスポーツ総合雑誌部門で売れ筋ランキング1位になっています。





紫と萌黄色でカラーコーディネートされた美しい表紙です。


フィギュアスケートマガジン Vol.7


羽生結弦 強く、美しき生命(SEIMEI)


これはきっと砂漠のオアシスのような1冊になりそうですね!

楽しみです。


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2020年02月29日

4回転ループの難しさ by 織田さん



今頃になってですが、SPURに掲載された、織田信成さんの記事を読みました。

隔月連載の記事は、題して『今月のスタオペ!』

今月のテーマは「4回転ループの難しさ」です。


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4回転ループといえば、試合で始めて成功したのは羽生選手です。
ですからこの記事のメインテーマは羽生選手です。

昨年12月のトリノGPFで、解説者として演技を見た時のことが書かれています。


以下、織田さんの記事から抜粋引用させていただきました。




演技をひとつひとつ見ていくと、まずは冒頭の4回転ループ。

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これまでは回転軸が左方向に少し傾いて降りてくることがあったと思うのですが、
今回は本当にきれいにきまった。




次のジャンプを見守っていたら、なんと2本目は予定構成とは違う4回転ルッツに変更してきたじゃないですか!

gifmagazine (65)


以前はジャンプに入る前のスピードと跳び上がる勢いで体を持っていっていた感じでしたが、GPFではジャンプする前に体を細く締めるまでの流れがスムースで、コンパクトに跳べていた。

ある程度コツをつかんだのだろうないう感じを受けました。



最終的には7本のジャンプのうち5本が4回転というものすごいことをやってのけたなとおもいます。

19 GPF  Finish 長久保豊_Fotor


僕がGPFで、”これぞ羽生結弦とおもったのは、やはり4回転ループです。
ループってスケートの刃を氷につけたまま跳び上がるエッジ系のジャンプで、エッジを外側(アウト)に倒して踏み切りますが、外側に体重をかけていくのってジャンプの軸が不安定になりやすいんです。
アクセルジャンプもアウトに踏み切って行くので、難しいと感じる人が多いみたい。

僕が4回転を練習していた時も最初に4回転トゥーループと4回転ルッツから始めたのですが、この2つはトゥで踏み切るので、まだ練習しやすかったんだと思います。


(中略)

4回転アクセルは人生の目標として、まだとっておいてもらうとして、まずは健康にシーズンを終えてほしい。
2019年は無事にシーズンを通して試合に出られたし、羽生結弦的にノリにノッているところだと思うので、またもう一段階生まれ変わる気がするんですよね。



「4回転アクセルは人生の目標として」っていうのがいいですね。
織田さんの羽生選手に対する優しい気持ちが感じられます。


四大陸選手権では織田さんの解説が聞けないのが残念でした。

あの素晴らしかった羽生選手の演技に感動して、温かく的を得た解説してくださったことでしょうね。



    


昨日、スーパーマーケットに行くと、一昨日までは山積みだったトイレットペーパーやティッシュペーパーがひとつもありませんでした。
液体手洗い石鹸もなく、カップ麺、粉末スープなども、ほどんどなくなっていました。


一体何事が起っているのだろうと思いました。

不安や怖れがあるのは当然ですが、正直、過剰反応ではないのかなと思いました。


なにやら突然の小中高の休校要請で、街は一気に戒厳令気分が高まっているようです。
正直言ってウィルスよりも、このただならぬ雰囲気が恐い。


子供はショックだろうし、学校や先生方には青天の霹靂、親は戸惑い明日からの生活の仕方を模索しなければなりません。
何の前触れも無しに、無謀無配慮が過ぎます。
特に最終学年の最後の時期を突然奪われることになる子供たちが可哀想でなりません。


首相はクルーズ船をウィルス培養器にしてしまった初期対応のまずさを挽回しようと、「英断」を見せようしたのでしょうが、準備と対策が全くない状態で、このような方針を出してしまったのは拙速としか言いようがありません。


今回の件では、この国が緊急事態に緊急に対応できない国だということが露呈してしまいました。
対応が余りにも遅い上に見当はずれで、臨機応変に動けない。


自分は自分で守るしかないのは当たり前ですが、改めて思い知らされました。


なによりもまず、一日も早く希望する人が全てが迅速に検査を受けられるようになりますように。
そして少しでも不安を軽減することができますように。


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2020年02月20日

マガジン恒例記者座談会




フィギュアスケートマガジンを読む楽しみの一つは、
恒例となった「記者座談会」です。


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出席者はいつものように、

吉田学史(共同通信)
高木 恵(報知新聞)
小海途良幹(スポーツニッポン) 
の3人の方です。
そして進行と司会は山口真一さん。


現場で身近で見ている記者、カメラマンの方ならではの視点や気づきがあり、この恒例記事をいつも楽しみにしています。


特に共感できる部分を、一部抜粋させていただきました。



◆世界最高記録のSPについて

小海途:僕は個人的に『バラ1』が一番好きなので、「また見られるんだ」という、うれしいさがまずありました(笑)。
振り付けが特に大きく変わったわけではないと思いますが、以前とはまた違ったものという印象ですね。
撮った写真を見ると以前と同じなんですが、実際に動きの流れを見ていると違って見えて、ちょっと不思議な感じがしました。このプログラムは、本当に羽生選手の体になじんでいるんだろうなと。

(私もSPでは『バラ1』が一番好きなので、小海途さんと一緒で嬉しい。)


吉田:今日(2月9日)の囲み会見でも話していましたが、「あのバラ1がすべての基準になる」という趣旨の言葉を口にしていましたよね。
『SEIMEI』も、あのバラ1みたいシームレスな演技ーーなめらかでよどみのない流れのものをつくっていきたいと。
実際に「世界最高」という評価を得たわけですから、ああいうものをつくればいいんだという基準が羽生選手の中にできたんでしょう。


高木:そうですね。あの演技を境に、表情に落ち着きと自信が宿っていったように見えましたものね。
自分のフィギュアスケートがしっかり評価されたことがうれしかったんだと思います。



◆FS『SEIMEI』について

高木:『SEIMEI』のどこを削るのかというのも、今大会の注目のひとつでしたね。
5日のメインリンクでの公式練習の曲かけは『バラード第1番』でしたが、その後に音楽なしで『SEIMEI』を通しました。
ノートに3Aと書いて、顔を上げたらもうフリップを跳んでいた。驚愕しました(笑)。着氷から4秒で次のフリップを跳ぶんですから!
後半は、曲のピッチも上がっています。新『SEIMEI』は、象徴的な場面はノーカットなんです。


(ノートに3Aと書いて顔を上げたら次のジャンプを跳んでいたっていうのが臨場感がありますね、)

高木:最後の最後まで最善を尽くすというか、絞り出すというか。そこが羽生選手らしかったです。
リカバリーを見ていつも思うんですが、スケーターって、みなさん本当に頭がいいですよね。滑りながら考えられるのって、本当にすごい。あ、すみません。話が逸れました(笑)。

(同感です。一流のアスリートって、卓越した身体能力と明晰な頭脳が必要、その上フィギュアスケーターは優れた音感まで求められる。その全てを持っているからこそ今の羽生選手がいるわけですね。)


◆ルッツについて

吉田:羽生選手も言っていましたね。4回転ループと比べると、ルッツはまだ経験値がないと。
会見中の話にも出てきましたが、ルッツのほうがループよりも氷のコンディションに影響されないという理由もあるのだと思います。
これはジスランコーチが言っていた言葉ですが、どのトー系のジャンプも、エッジ系よりは簡単だと。
だからトー系のルッツの確率を高めたいという目的があるのかもしれません。


(本当に素人目にも、トーループよりもサルコウの方が、ルッツよりもループの方が難しそうに見えます。)

◆プログラム変更について

吉田:『Origin』と『秋によせて』を演じるのは、羽生選手にはよっぽど苦しかったんだと思います。だからこそ、モチベーションの持って行き方を大会ごとに変えていたんじゃないかと。最終的にプログラムを変えるまで苦しんでいたというのは、正直、びっくりしましたが。


高木:葛藤はあったと思います。今季を迎えるにあたり、「このプログラムを負けたまま終わらせたくなかった」と話していましたから。


山口:ただ羽生選手も言っていましたが、その2つのプログラムがあっての今の『バラード第1番』であり、『SEIMEI』だと。そう考えると、この1年半はけっしてムダではないし、羽生選手はこの経験を絶対にムダにはしないでしょうね。


◆世界選手権に向けて

高木:世界選手権に向けて「今やっていることを突き詰めるという感じが一番強い」と口にしていました。
「方向性は間違っていないと思う。この方向で自分はやっぱりスケートをしたい。それが評価されるのであれば、それはうれしいし、それが評価されないのであれば、もうしようがない」とも言っていました。
目指すは『SEIMEI』の究極の完成形です。そこにあと1か月半で4回転半が追いつくかどうかですよね。


(「それが評価されないのであれば」、私も「しようがなく」、もうフィギュアスケート観るのを諦めようと思っています。)

◆四大陸選手権が意味するもの

吉田:これはブライアンコーチが言っていた言葉ですが、「古い友人と会うと、いろんなことを思い出して幸せな気持ちになれる」と。
羽生選手にとっては、そういう幸せをあらためて感じることができた四大陸ではなかったかという気がします。再出発と言うか。


小海途:それがまた韓国の地、栄光の地というのも「古い友人」の意味の一つでしょうか。

吉田:そうですね。2年ぶりの韓国というタイミングも、どこか縁を感じますよね。

高木:そしてスーパースラムを達成。忘れられない大会となりました。

小海途:今シーズンここまで、いろんなことを試してきて、うまくいったことも、うまくいかなかったこともあると思います。そうした経験を基に、自分が一番自信のあるプログラムに変えた。
栄光へのプロセスは、誰より羽生選手自身がよくわかっているわけで、今シーズン、いろいろ試してきた中で得た経験を太い幹に付け加えていって、より強くなった姿がモントリオールで見られるんじゃないかと思います。


(完)

皆さん流石よく見ているし、私達が知らない情報もきっとたくさんお持ちなのでしょうね。

特に小海途カメラマン、いつでも記者デビューできると思います!

テレビでは今、J SPORT4で四大陸選手権男子FSを放送中です。21時まで続きます。

『SEIMEI』演技後の羽生選手のインタビューがあると思うので、それも楽しみです。



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2020年01月14日

相対化絶対化




先日雑誌を買いに書店に行った時、文芸春秋のネイサン・チェン選手のインタビュー記事を(立ち読みで申し訳ないのですが)少し読みました。

その記事が早々と文芸春秋デジタルに掲載されていたので、羽生選手に関連する部分だけ抜粋して、感じたことを書いてみました。

ユヅはプッシュしてくれる「強いライバル」

19 GPF  文春記事

 昨年12月のGPファイナルは、僕にとっても特別な戦いでした。あの大舞台でユヅ(羽生結弦)と戦う機会に恵まれたのは、3シーズンぶりのことだったからです。

 フリーの演技終了後の記者会見でユヅ自身が言っていましたけど、自分をプッシュしてくれる「強いライバル」がいることはすごく健全なことだし、自分自身がより高い地点を目指すための素晴らしいモチベーションになります。逆に、こうした緊張感がないと競技自体が、少し退屈なものになってしまうでしょうね。

 僕らより上の世代のユヅが、こうして、未だに男子フィギュアスケート界全体をプッシュしてくれているのは、とてもありがたいし、本当に感謝すべきことだと思っています。

 ユヅが出場したことによって、大会全体のレベルが上がったのは間違いないでしょう。ユヅがいるだけで、会場の空気が変わるんです。彼が、タイトルを取り戻すために全力を尽くしてくるであろうことはわかっていたので、僕も他の大会とはまた違った意識を持って、この大会に挑みました。そのプレッシャーは僕にとってすごくエキサイティングだったし、より大会を充実したものにしてくれたと思います。

ネイサン選手は、羽生選手のいる試合ではその他の試合とは全然違ったスタンスで臨んできますね。
今シーズンのGPシリーズは一体何だったのでしょうか。
計算できるのはいいことだし、必要な事でもあるけれど、あまりあからさまなのはどうでしょうか。ラファエルコーチの助言もあるのでしょうが、常にベストを尽くす羽生選手との違いを感じます。相手がだれであれ、ベストを尽くして戦うのが他の選手へのリスペクトであり、礼儀だと思いますが。


(中略)

スケートより重要なこと

19 GPF  小海途 プレカン

 イェール大学で勉強をしはじめてから、新しい世界が開けました。世の中はスケートが全てではないという当たり前の現実を実感し、気持ちが楽になった部分もあります。学生のおよそ80%はフィギュアスケートがどういうスポーツなのか全く知らない。当然僕のことも知らないし、オリンピックを連覇したあのユヅのことすら知らない学生も多い。

 スケートは長い間自分の人生の中心にあったことなのに、世の中の人々の多くは興味がないという現実に、最初はちょっとびっくりしました。大学がある種の社会の縮図だとすれば、アメリカ社会全体の平均も大体そんなものですよね。でもだからといって、自分の中でスケートに対する想いが小さくなったわけではありません。

世の中にはスケートよりももっと重要なことに取り組んで、大変な苦労を日々している人も大勢いるという現実を改めて実感したんです。自分ももっと人間的に幅広く成長したい。そして将来的には、広い意味で社会に貢献したいという気持ちを持つようになりました。

ネイサン選手の言っていることは当たり前のことです。
世の中にはスケートよりも重要なことはいくらでもあります。
しかし、何が重要かは人により千差万別であり、重要さのランキングが付けられるわけではありません。
社会の中でフィギュアスケートに関心を持っている人がどのくらいいるのか分かりませんが、少なくともアメリカよりは日本の方がフィギュアスケートに関する認知度は高いと思います。それは日本で行われるアイスショーとアメリカで行われるアイスショーの劇的なまでの観客の入りからもはっきりしています。
アメリカでネイサン選手を知らない人が80%だとしたら、日本では羽生選手を知っている人が80%くらい、の差はあるのではないでしょうか。
アメリカという国は基本的に自分の国にしか興味はないので、アメリカ人の80%が日本人フィギュアスケーターの羽生結弦を知らなくても不思議はありません。
従って、ネイサン選手のアメリカでの認知度をもって、日本での羽生選手の認知度と比較する事には意味がないでしょう。
おそらくネイサン選手がオリンピックで連続2回金メダルを取れば、ネイサン選手のアメリカでの認知度も50%くらいには上がるのではないでしょうか。
仮にそのような場合に、ネイサン選手は、どのような形で社会に貢献したいと思うのでしょうか。
それも聞いてみたかったです。

ユヅのようにはできない

19 GPF 4A 3  長久保

 そういう変化のためかもしれませんが、フィギュアの試合に向かう気持ちも以前とは少し変わってきました。もちろんベストな演技を見せたいと常に思っていますが、たとえミスをしてしまっても「この世の終わりではない」という気持ちが根底に芽生えるようになったのです。

 以前はもっと、絶対に勝ちたいという気持ちを前面に出して試合に向かっていました。ユヅはまさにそういうタイプの選手で「絶対に勝ちたい」という気持ちを前面に出すことで驚くような力を出すことができるのです。

しかし、僕はそうやって自分を奮い立たせるということが、性格的に向いていないと最近わかってきたのです(笑)。闘志を前面に出せば出すほど、気持ちが空回りして身体をうまくコントロールすることが難しくなるのです。だから氷の上で演技をしている間は、その一瞬、一瞬を存分に味わって、何が起きようとも楽しむ気持ちを忘れないように滑るようにしました。僕の場合はそれで大体うまくいくようになりました。

 人生全体から見れば、アスリートが競技に出場できる期間というのは限られたものです。だからこそ、一つ一つを大事な体験として楽しみ、自分が成長していく糧に使いたいと思うようになったのです。

ネイサン選手の、ミスをしてしまっても「この世の終わりではない」という気持ちと、羽生選手の「絶対に勝ちたい」、「負けは死も同然」という言葉が対比されて捉えられてしまいそうですが、羽生選手だって、なにもミスをしても「この世の終わり」だなんて少しも考えていないと思います。
ミスをしても、それによって負けることがあっても、次は絶対に勝ちたいという強い気持ちで「未来に向かって」行くのです。「この世の終わり」だと思ったら、未来に向かう気持ちは持てません。
その考え方の違いは、ネイサン選手が、フィギュアスケートを、自分の人生の中で相対化しているのに対して、羽生選手はフィギュアスケートを自分の目的として絶対化しているかの違いだと思います。
確かに現役フィギュアスケーターとして活躍できる期間は人生の中で短いし、その後の人生の方が圧倒的に長いわけですから、ネイサン選手のように将来は医者を目指すとか、科学者になりたいとか、色々なプランを用意して、その準備をしておくのは賢いことだと思います。
常に先を見ている羽生選手にも当然未来のプランはあるでしょう。
それを今明かすことはしないだけだと思います。
しかし今は、人生のその他のことを全てを排除してフィギュアスケーターとしての自分の生き方に200%を捧げて生きているのです。

一般的に言って、
物事を相対化すると、それは日常になり、
絶対化されたものは非日常となります。

私達が羽生選手の演技にこれほどまでに惹きつけられるのは、羽生選手がスケートに懸ける気持ちが絶対的なものであり、そこから受けるものが非日常的な何かであることも大きな要因だと私は感じています。

ネイサン選手がフィギュアスケートを「大事な体験として楽しみ、自分が成長していく糧に使いたい」というのも理解できますし、彼にとってはそれが正しい考え方なのでしょう。
しかし相対化されたものには神は宿らず、観ている私達もそれは敏感に感じ取ってしまうものではないでしょうか。

(中略)

最終ゴールは次の五輪

19 ワールド behind  26

ユヅのクワドアクセルがどうなっていくか、また彼がどの4回転ジャンプを跳んでくるかにもよってきます。僕たちが互いに限界までプッシュし合っているのは、すごくエキサイティンぐ状況だと思います。会う回数を重ねるごとに、性格、背景、トレーニングについてなどお互いのことをよりよく理解するようになってきました。

今のところ、僕の競技スケート活動の最終ゴールは次の北京オリンピックだと思っています。オリンピックの前の年には、大学を休学し、競技に専心したいと思っていますが、スケジュール的にうまくいくかどうかはまだわかりません。

もちろんオリンピックで優勝できれば素晴らしいですが、必ずしも表彰台のトップに立つことだけが目標ではありません。それよりも、自分が誇りに思えるプログラムをSPとフリーの両方で滑りきることができたなら、僕はきっと満足してこのスポーツを後にすることができるだろうと思っています。

(中略)

だから僕は今のうちに、少しでも次の人生に移る準備を進めておく。その基礎となるものを今の内から築いておきたい。
先が限られた競技人生に後悔は残したくない。一つ一つの大会を楽しむことが、僕にとって大切なことなのです。(完)

ネイサン選手はここで北京オリンピックまでで現役引退を示唆していますが、実際は結果がでなければ決定ではないようです。
でもやはり、「少しでも次の人生に移る準備を進め」ながら、とはっきり言われてしまうと、いささか白ける部分はないとは言えません。
まだ20歳であり、賢明でもあるネイサン選手なら、将来のことはスケート人生を完全燃焼してからでも勉学なりビジネスなり、なんでもできそうです。
今こういう風に未来のプランを語ることがいいのか悪いのか、いささか疑問にも感じました。

自分について多くを語らない羽生選手ですが、彼のフィギュアスケートに懸ける絶対的な情熱と愛を感じればこそ、
私達も羽生選手に絶対的で非日常的な愛を捧げられるのです 



 
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2019年11月29日

静かなる革命のはじまり



昨日発売のNumber 991の記事より。
記事のタイトルに惹かれて最初に読んでしまいました。
文は松原孝臣さん。



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「自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいた。
例えば、ステップから跳んだジャンプだったり、
ジャンプが終わったあとにステップをやったり、
そういうものが全部評価されきっているのかどうかとかに、すごく疑問を持っていたんですね。
いちばん、そこを重要視してスケートやってきましたし、そこが自分の武器だと思っていたので。
だから今回それをしっかり評価していただけたっていうのは、
ああ、この道でよかったんだなっていう自信になりました」


「これからルッツとかアクセルとかやっていくにあたっても、
そういう道を進んだうえで、難しいことをやらないといけないなという確信になりました」

フリー『Origin』の完成度は「まだ30%か20%だと思っています」


「自分の中のイメージを、もっと表現しきりたいという思いがあります。
言葉で表現するのが難しいんですけど、
理想形としての表情のつけかたや、表現の仕方だったり、
プログラムとしてのオーラだったり、雰囲気だったり、
そういったものに関しては全然足りないと思っています」


理想に近づけばさらに理想を高く。
4回転ルッツを、そして4回転アクセルを、プログラムの一要素として表現したい。
それが実現した時、フィギュアスケートの表現は大きな変革の時を迎えるだろう。

革命の時は、静かに訪れつつある。


19 NHK  Number  1



どんな類の革命でも、それが成就するにまでには、志した者に大きな犠牲が求められるのが常だ。

羽生選手の場合も、もうこれ以上できないというほどの訓練を自らに課しても、怪我、病気、不当な扱い、理不尽な採点や評価など、大きな犠牲も払ってきた。


それでも彼が諦めないでここまでやってきたことがようやく認められる時、
技術と芸術の結合としてのフィギュアスケートという、
羽生選手の求めて止まない理想の形が実現するはず。

その時が革命が成就する時。

もしもその時を共有できたなら、なんて幸せなことでしょう。


19 NHK  Number  2




Number 991には読みたい記事が他にもたくさんあるけれど、
Toshiさんの記事、わずか2ページだけでもコラボした時の感動が伝わってきました。
いつか二人のコラボで『星空のネプチューン』が実現したらいいな。



そして山口さんの『奇跡なんて起きない』はものすごく面白そう。
でも今は時間が無くて拾い読みしかできない。

IMG_0044 (1)


これはトリノに向かう飛行機の中で読むことになりそうです。
「奇跡よ起これ!」って念じながら。


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2019年10月15日

羽生結弦、氷上に舞う




昨日はロッテの一口チョコマシンの赤色バージョンの応募締め切り日でしたね。

黄、赤、黒の内、一番欲しいのはウインクしている赤バージョンです。


ロッテ一口ガーナ キャンペーン 1


ロッテ一口ガーナ キャンペーン 2



私もギリギリ応募に間に合いました。




先日、羽生結弦特別パッケージのチョコレートを購入した時、初めてロッテの会員登録をしたのですが、登録すると500円のクーポンがいただけました。


早速ロッテの「ジェラートマイスター18個セット」購入に使わせていただきました。
http://lotte-shop.jp/shop/g/g104289/


ロッテ ジェラートマイスター



■種子島安濃芋
甘くねっとりとした風味や食感が特徴の種子島産安納芋のみに限定した、舌触り滑らかなジェラートです。
■信州巨峰
信州産巨峰の果汁を使用した豊かな香りと果汁感を楽しめる、舌触り滑らかなジェラートです。
■富良野メロン
富良野メロン果汁を使用した豊潤な果汁感を楽しめるジェラートです。(使用している果汁原料は全て富良野産メロンです。)
■フランボワーズ
世界各国から選りすぐったフランボワーズをふんだんに使用し、香り高くフルーティーでさわやかな酸味を楽しめる仕立てです。
■シチリアレモン
シチリアレモンの目の覚めるような果汁感にピールを加えることで、鼻から抜けるレモンらしいさわやかな香りが広がります。レモンの素材感を余すことなく堪能できる仕立てです。
■ピスタチオ
香りよく、奥深い味わいが特長のピスタチオを香ばしく焼き上げた、香り高いピスタチオのジェラートです。


このロッテのジェラートシリーズは市販されているジェラートの中では一番好きなんです。

でも取り扱い店舗が少ないし、ロッテの通販では冷凍便の送料も無料なので、これからはここで買うことに決めました。

ロッテ ジェラートマイスター 2


ジェラート好きな方には是非お薦めします。



そしてさらに本日からは、キシリトールのガムを買うと羽生選手のクリアファイル5枚セットがいただけるというキャンペーンが始まるということですね。

http://img.lotte-shop.jp/hacf1910.html

15日(火)10時からです。

ロッテ キシリトールキャンペーン 3



しかしこの2枚と

ロッテ キシリトールキャンペーン 1



こちらの3枚の落差はどういうことでしょうか。

ロッテ キシリトールキャンペーン 2



2枚は秋らしい装いの羽生選手がメンズファッション誌のようなスタイルで、3枚はちょっと不思議な衣装で佇んでいたり、マスカレイド風のポーズだったり。


この2枚が新鮮で、断然人気ではないでしょうか。

IMG_4519

指先が切れてるのが残念!(能登さん風に)



IMG_4520


2枚は通販限定ということです。


コーセーさんのように、一日で売り切れとならないといいですね。
10時になったらチャレンジしてみます。


しかしロッテさん、時々謎な衣装が現れますね。

最高のモデルを確保しているのですから、もう少しスタイリングを考えてくれるとありがたいかな。




そして買ってあった婦人公論10月23日号。



「家事はもう、がんばらなくていい」というタイトルもなかなか魅力的ですが、

何と言っても、田中宜明さんの新連載『氷上に舞う!』の初回スペシャル拡大版が目当てです。

フィギュアシーズン開幕!
羽生結弦、さらなる高みへ



写真がとても素晴らしくて、もう発売から1週間になるので、そろそろいくつかご紹介してもいいかなと。



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本当にいい表情を切り取ってくれています。

田中さん、素晴らしいお仕事してますね!

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これからも素敵な瞬間を切り取って見せて下さいね!!


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