雑誌記事

2020年09月22日

ジェフリー・バトル インタビュー



先日、『フィギュアスケートLife Extra 男子シングル列伝』に掲載された無良さんのインタビューの記事(羽生結弦の美学)を書いたのですが、
今日はジェフリー・バトルさんのインタビュー記事の中から、フィギュアスケーターにとってシーズン途中でのプログラム変更の意味について語っている部分をご紹介したいと思います。

この本です。




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バトルさん自身も、プログラムを元に戻した経験があり、羽生選手が昨シーズン四大陸選手権でプログラムを戻したことに関しても共感を持って語って下さっています。



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「僕の現役時代にもそんな経験がありました 。
トリノ5輪の前に フリーを 古いプログラム (2季前の『サムソンとデリラ』 に戻したことです。
そのしばらく前から僕は、 最初のプログラムを充分演じ切れていない、自分にはもっと 演じられるはず、って感じていたんです。
2008年の 世界選手権前にも、今度はSPでプログラムを(前季の『アディオスノニーノ』に 戻しました。新しいプログラムが しっくり来ていなかったし、以前使っていた『アディオスのニーノ』 の方が僕にとって大切な意味のあるプログラムで、思い入れも深かったから。

だから、彼のような決断をするのは、スケーターとして自然なことですね。
スケーターは スケーター自身の 勘を信じるべき だと思うし、彼はきっと、ショパンの曲により強いコネクションを感じていたんだと思います。

だから僕は、彼が正直にそこに向き合ったことに感心しました。 それが重要な点なんです。

なぜなら、試合の場で最悪なのは、 試合が終わった時に『ああ、前のプログラムに戻しておけばよかった』と後悔することだから。
そのことがチラッとでも頭をかすめたら、もう消すことはできません。

自分がずっと考えていたこと、 自分がやりたいことを決断しなくてはならないことが、時にはあります。

自分にできることは全てやらなくてはならないんです」




羽生選手の「バラード第1番」を振付したバトルさんは、羽生選手のプログラム変更を全面的に理解し、支持してくれています。

羽生選手にとって、バトルさんのような方が近くにいてくださることは大層心強いだろうなと思いました。

バトルさんは現在クリケットクラブの振付師・コーチとして、オーサーコーチの元で仕事をされているそうです。
クリケットクラブについては、次のように語っています。

「クリケットクラブで素晴らしいと思うのは、コーチ間に仲間意識があることです。
みんなが一緒に指導するし、お互いの得意、不得意も知っているから、各選手が試合に向けての力を総合的に伸ばせるよう、みんなで力を合わせて教えている、そういうところですね」


このところ、あちこちでコーチ間の軋轢が話題になることが多いので、羽生選手がクリケットクラブで本当によかったなと思いました。

またクリケットクラブに帰って練習できるのはいつになるのでしょう。

一日も早く、安心して練習に打ち込める日がやって来ますように。




昨日はお天気も爽やかで、近くのデパートで開催中の北海道展に行ってみました。

入場制限がかかるほどの人出でしたが、ハスカップのお店(残念ながら山口さんのお店ではなかったのですが)があったので、ハスカップの生ジャムと冷凍品を買ってみました。

ハスカップはアイヌ語で「枝の上になるもの」という意味で、「アイヌの不老長寿の秘薬」と言われているそうです。

ジャムもとても美味しくて、ブルーベリーの3倍から10倍のアントシアニンが含まれるというのも、仕事で一日のほとんどの時間をパソコンに向かっている私には嬉しいものです。


冷凍ハスカップはスムージーにして色々楽しめそうです。

ハスカップ スムージー





そして化粧品売り場では、これを予約しました!

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クレ・ド・ポーのミニルージュ5本セットは秋らしいベリーカラー。

金色の羽根のデザインです!

10月21日の発売開始が楽しみです。




帰宅すると、またまた嬉しいカレンダー到着。

今回は能登さんの壁掛けタイプと卓上カレンダー








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10月始まりなので、直ぐに使えます。



夕食は北海道展の定番、海鮮弁当で決まりです。


遠出はしなくても、昨日は連休らしいことが少しはできたかな。

結弦くんもご家族と一緒に、しばし楽しい時間が過ごせていますように。



 最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年09月20日

羽生結弦の美学




先日購入した『フィギュアスケートLifeExtra 男子シングル列伝』、ようやく読み始めました。


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全体の構成は、1988年カルガリー五輪から2018年平昌五輪まで、男子シングルと4回転ジャンプ発展の歴史を辿りながら、その時代を代表した選手たちの活躍を紹介しています。


およそ30年間のフィギュアスケート男子シングルの通史のようになっていて、私にとっては勉強にもなり、興味深く、なかなか良い本だなと思いました。


先ず最初に、現在までに成功している5種類の4回転ジャンプの初成功の歴史です。

☆1988年 4回転トゥループ成功 カート・ブラウニング(カナダ)

☆1988年 4回サルコウ成功 ティモシー・ゲーブル(アメリカ)

☆ 2011年 4回転ルッツ成功 ブランドン・ムロズ(アメリカ)

☆ 2016年 4回転フリップ成功 宇野昌磨(日本)

☆ 2016年 4回転ループ成功 羽生結弦(日本)


それまでアイスショーでは何度も跳んで見せてくれていた4回転ループを初めて試合で成功させたのは2016年のオータムクラシックでしたね。

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2016 AC  sp 8-1 (2)


2016 AC  Jチャン 67-2 (4)
ISUからの認定書授与



最後に残った4回転アクセルですが、これは現在最も近い位置にある羽生選手に是非とも成功して欲しいですね!


しかし、初成功しているのは北米と日本の選手で、フィギュア大国と言われるロシアの選手がいないのは意外でした。



本の冒頭には2本のインタビュー記事があります。

無良崇人さんとジェフリー・バトルさんです。

お二人共、先輩として、振付師として、羽生選手とは深い繋がりがあり、羽生選手についてのコメントにも共感しました。


今回は無良さんのインタビューから、特に羽生選手に関わる部分を抜粋してご紹介させていただきますね。

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◆無良さんから羽生選手のジャンプについて。

「ジャンプをどう効率よく 飛ぶ のかというのは骨格によって変わってきます。
理想的な綺麗なジャンプ ……羽生選手みたいな体や感覚の 使いかたの ジャンプが、 見ていて一番クリーンに 見えると思います 。

羽生選手のジャンプって 最短距離で動くんですよね 。彼は、しっかりと右に残すところは残して タメをつくっているんですけど、 それをいざ動かす時の 動きは 最短距離を取る。
腕も、一番遠いところから 最短距離で 急激に締める。だから 力のロスが 少ないんです 」


Q:羽生選手の徹底的に効率化したジャンプとは、具体的にはどういうことなのでしょうか


「例えば 体の軸の位置についてだと、 僕が彼に4回転サルコーにアドバイスをもらったときに言われたのは 、エッジではなくて 体の軸が (理想の軌道を)通るように 足の位置も調節して動く とかですね。
次の 、踏み込んで上がるという 動きをいかにしやすい形にできるかということを考えている 。

彼の頭の中にイメージがあって 、それに沿って、後ろに滑る力をロスさせないで、上手く力を利用して上に上がるから、後ろにも跳ぶ。無理やり跳ぶのではなくて、滑る力をスムースに回転をさせる部分や、空中に 上がる部分につなげていく、 その最適な解答を体に覚えさせていますね 。

そしてもう1つ、足を締めたり腕を締めたりする時、最短距離を通って最も早く締められるように、足や腕の位置を考えているし、身体をひねる時もひねりすぎると遅くなるし 、ひねらなさすぎると回転がつかないから、それをどの程度にするのかという答えを探し続けてきたのが、今の彼のジャンプ。

そうやってきたことで、『腕はここからここの位置』とか 、自分なりのものを持ったんです。
力を使わずに踏み込んで、最適な力加減でスッと締めることでジャンプを跳ぶという、徹底的に効率化されたやり方です」


無良さんのお話は、自身が4回転ジャンパーとして、すごく具体的で、実際にジャンプ時の感覚を細かく説明して下さっているので、しろうとの私が読んでもとても分かり易くて納得できました。


羽生選手がただやみくもにジャンプを跳ぶのではなく、人間工学や力学を研究しながら、理論上あるべき最適な形を求めて、ジャンプの理想形を追求しているのだということが理解できました。

プロフィールによると、羽生選手の練習時間は年間通して、週10時間ということですから、週20時間から40時間くらいの他の選手に比べて、圧倒的に少ないわけですが、その分、理論的な研究をしているのだろうなと想像できます。

世界ランキング1位の選手の練習時間が世界一少ないというパラドックス!


理論と技術に裏付けられた美しい数式のようなジャンプを、情感あふれる表現と組み合わせた究極のフィギュアスケート。

それが羽生結弦の美学なんだろうな、とも思いました。


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2019年12月7日 トリノGPFにて「Origin」
美しい4回転ループ!




さて、今日は午前10時から早稲田大学の秋学期卒業式が行われますね。
Youtube配信されるということですが、今年は新型コロナ対策のため、各科の代表・副代表のみが出席するということです。

羽生選手は2013年春学期入学なので、2021年春の卒業なのかもしれないですね。

しかし卒論を提出済で前倒しで今秋卒業なのかもしれないし、もしも学科代表であれば出席の可能性も皆無ではありません。

念のためチェックしておこうかな、なんて思っています。

https://youtu.be/Fb-F8eEowH0


(以下、早稲田大学Webサイトより)

1.2020年3月・9月学部卒業式、大学院学位授与式、芸術学校卒業式

※本式典は、2020年3月および9月卒業生・修了生を対象として、ライブ配信で実施します。

新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、本式典の出席者は2020年9月卒業・修了の各学部・研究科および芸術学校の代表、副代表のみとし、ライブ動画配信にて実施することになりました。
2020年3月卒業生・修了生におかれましても、式典会場にお呼びする予定となっておりましたが、その機会がなくなることとなり大変申し訳ございません。
以上は、秋学期以降、万全を期して一部対面授業を実施するための決定でもあります。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

なお、2020年9月博士学位授与式対象者への学位記授与方法については別途ご本人にご連絡いたします。

2020920日(日)
式典開始予定時刻 10:00
配信URL https://youtu.be/Fb-F8eEowH0

対象:全学部・芸術学校・全研究科

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年09月16日

不買運動のススメ




今日は心底、怒りと悲しみでいっぱいです。


こんなストーカー行為が許されるのでしょうか。 


誰にも迷惑を掛けないように、深夜のリンクで短い時間だけ練習する羽生選手を、
暗い車内で待ち伏せし、ジッーとチャンスを狙っていたのでしょう。


しかも2日続けて。

いえ、2日と言っているけれど、もっと長期間観察していたのかもしれない。


もしその人物の手に持っていたものが、カメラではなく、武器だったとしたら・・・

想像するだけでも身震いします。



一個人のプライベートをこっそり盗撮して、それをWeb記事や紙媒体に公開するとは、
迷惑行為、ストーカー行為以外の何物でもないでしょう。

しかもご家族のプライベートにまで踏み込んで。


その様な行為をした人物(複数かもしれません)が後ろめたい気持ちを一切持たなかったとは思いたくありません。同じ人間ですから、少しは良心が痛みを感じたと思いたいです。



では、なぜそのようなことを敢えてしたのでしょうか。


それは販売部数を伸ばしたい、ウェブサイトのクリック数を伸ばしたい。
つまり利益を上げたい。
出版社にとって、それ以外に合理的理由は考えられません。


もしそれを彼らが報道の自由というならば、
私たちには買わない自由があります。

私たちか報道の消費者としてできることは、羽生選手のプライベートを利益に替えようとする彼らの目的を阻害することです。

その様な行為は自分たちにとって不利益になるのだということを分からせるしかありません。


その出版社の出版物を買わないこと。
その出版社の記事はクリックしないこと。

これは正当な消費者活動、抗議行動になり得ませんか?

つまり抗議の不買運動です。

「女性自身」は光文社の出版物です。

同社の現在の出版物は以下のようになっています。
Wikipediaより)


女性誌[編集]

週刊誌[編集]

文芸誌[編集]

書籍シリーズ[編集]



今後、以上の光文社から出版される雑誌、書籍は購入しないことを提唱します。




羽生選手が今回のストーカー行為により、練習の機会を奪われるのではないか。

何よりも羽生選手の心を傷つけるのではないか。

それが一番気掛かりです。


今夜は心がざわついて眠れそうにありません。



スケート靴 N_Fotor




少しでも心を落ち着けるために。


2018 平昌オリンピック公式練習



2019 Torino GPF  公式練習


どんな時も、心は結弦くんと共にいます。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年07月28日

今日発売のOggi素晴らしい!



OggiはOggi の発売日です。(ダジャレです)

「Oggi 」ってイタリア語で「今日」という意味なので。 


しかし記事にはビックリ!

なんと矢口亮さんの写真集未公開写真と矢口さん執筆の記事なんです。

6ページにわたり、矢口さんによる素敵過ぎる写真と文。


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ほんの一部だけ引用させていただきました。

「演技中はもちろん、練習場に向かう時、集中する時間、リンクインの瞬間とか、張り詰めたた美しさがあってすべてが絵になるのですが、会場入りの時や、ふとした表情にはお茶目で負けん気が強い20代半ばの青年らしい等身大の魅力があって、そのギャップも好きです。緊張から解放されて安堵の表情を見せてくれるときは、こちらもほっとして思わずシャッターを切ってしまいます」


「羽生選手は唯一無二の存在だからこそ、心に孤独を抱えて闘うことも多いと思います。だから、今回は背景や空気感をより静謐にして、彼のまとっている静寂を表現することを意識しました」


矢口さん、写真だけでなく文章も素晴らしい方ですが、名門新聞学科のご出身だったのですね。
この記事のプロフィールで初めて知りました。


何というか、矢口さん写真は文学的と言ったらいいのか、、、。

大好きです。
 




 
表紙右上に見落としてしまいそうな小さな文字で告知されています。

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しかも付録はDiorのノート

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ハードカバーのしっかりしたノート、色々な用途に使えそう。

今日のOggiは断然お薦めです!


ノートもうひとつ欲しいので、Oggi9月号2冊買いしてしまうかも。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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2020年06月26日

LINEでつながる間柄



SPURに隔月連載されている
『織田信成の今月のスタオベ! 』を読みました。

羽生選手に関するお話もでてくるので、シェアしたいと思います。





織田さんの「ステイホーム満喫プログラム」は、午前中はトレーニング、午後はご家族とお菓子作りやお料理、それにスケーター仲間とのビデオ電話で連絡し合ったり、YouTubeで過去プロ巡りのようです。

そんな中に、羽生選手とのやり取りもあったということです。


毎年恒例のアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」が開催中止になってしまったので羽生結弦選手に「今年は会えなそうだね」とLINEで伝えたら、「こういう時期なので仕方がないし、収束できるようにみんなで頑張りましょう」なんてやりとりも。

だそうです!

織田さんと羽生選手はLINEで繋がっている間柄なんですね。
そうであれば、いつでも連絡し合ったり、話したりできるってことですね。

この文面だけでは織田さんがファンタジー・オン・アイスに出演予定だったのかどうかは、はっきりとは分かりませんが、ともかく羽生選手とはいつでも連絡ができる仲間なのだということは確かですね。

SNSは全くやらない羽生選手ですから、LINEで繋がっている仲間も極限られたメンバーだと思われます。

羽生選手とは会えばずーっとスケートの話ばかりしているというスケオタ同士の織田さんがLINE仲間でいてくれてよかった。

織田さんは羽生選手が心を許せる友人の一人に違いないと思います。

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おうち時間が増えたことによって、織田さんも動画巡りが止まらないようで、好きな過去の選手やプログラムの話が続く中に、羽生選手を初めて見た時のことも書かれています。

羽生くんの演技を生で通して初めて見たのが「ジュニアグランプリファイナル2009」でしたが、SP「ミッション・インポッシブル2」は思わず動画で見返したくらい、うまい子がいると思ったんですよね。自分の目に狂いはなかったってことですよね(笑)。


この時です!



まだ14歳でしたが、カッコよさはこの頃からもう際立っていますね!

2009年 7 (2)


ISUによってキャンセルされてしまいましたが、ルール改変についても言及されていて、
4回転ループの難しさを指摘されていました。


ループは4回転になると、思い切りスピードを出してグッとエッジに乗って跳び上がろうとするとそのまま力が抜けて転んでしまうことも多い。力加減や体の使い方がすごく難しいということを加味すると、次に改正があるならば、3回転ループの点数はそのままでも、4回転ループだけは点数を上げるという方向でもよいのかなと思います。


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2019トリノGPF
羽生選手の華麗な4Lo GOE+4.05



文章の最後に提案されていることが、リモートで試合を行う件です。

ちなみにちょっと提案です!
実際の試合開催が難しいなら、たとえば決められた1週間のうちに、きちんと衣装を着て、各自のリンクでベストの演技動画撮影し、ISUに送って審査するのはどうかな?審査員もリモートで参加するんです。オンライン大会ならファンの方も楽しめそうですよね?


リモート試合については、私も何回か記事に書いていたので、織田さんもそう思っていて下さるんだ~と、ちょっと嬉しくなりました。⇒6月10日の記事「リモート試合は可能か?」

10,000人まで同時参加できるZOOMウェビナーを使えば、リアルタイムでも選手もジャッジも各国から参加できると思うのですが。しかもウェビナーはYouTubeでの配信も可能です。ファンも参加できるというわけです。

ISUは馬鹿げたスケーティングアワードをオンラインで開催している暇と資金があるならば、リモート試合の可能性や、技術判定へのAI導入を真剣に考えて欲しいものです。


アマチュアスポーツであるフィギュアスケートをショービジネス化してお金を稼ごうなんて、とんでもないことだと私は思っています。


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2020年04月28日

撮影・文 田中宜明



今はいつも立ち寄る書店が軒並み休業中のため、本屋さんで過ごすという楽しみは無くなってしまいました。

今はコンビニで手に入る雑誌、週刊誌以外は、もっぱらAmazon頼りになってしまいました。



そんなわけで、今日は「羽生結弦・来季、限界の先へ」スペシャルカラーグラビアが掲載の婦人公論をコンビニで見つけて買ってきました。


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8ページにわたる田中さんの厳選写真は、どれもとても美しいものでした。


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今回が「氷上に舞う」というグラビア連載の最終回にあたり、いつもは写真のみを提供することが多い田中さんが、文も執筆されているのが貴重だなと思いました。


一部だけご紹介させていただきます。

「羽生結弦選手は、僕のカメラマン人生を大きく変えてくれたと言っても過言ではない。

今まで数えきれないほどの写真を撮ってきた。それは彼が、子供のころから常にフィギュアスケート界のトップを走り、かつ、こちらの想像をはるかに超える活躍をしてきたからだ。

羽生選手の魅力は、なんといっても感情表現が豊かなところだろう。

彼のスケート人生や勝利への強いこだわりからにじみ出る演技中の表情が、不思議と僕の感情と共鳴する。

観る者の心をつかんで離さない引力が、そこにあるのだと思う。

僕は常に、まだ見ぬ表情を探しながらシャッターを切ってきた」



田中さんが初めて羽生結弦選手を見たのは2005年の全日本ノービス選手権だったそうです。
当時10歳でした。

2005  全日本ノービス

2005年 全日本ノービスBクラス
1位・日野龍樹選手、2位・羽生結弦選手、3位・田中刑事選手という結果でした。

15年後の今でもこの同期の3人が現役でいてくれることが嬉しいです。

羽生選手はこの時のことを、「かなり悔しかった思い出があります。この年の全日本ノービスぐらい泣いた試合はないと思います。ホームリンクがなくなってしまったことが大きかったです」と書いています。(2013-2014メモリアルスタンプコレクションより)
前シーズンはノービスBで優勝していたので、リンクが閉鎖されてしまい練習が十分できないまま2位に終わってしまったことがとても悔しかったのですね。

田中さんはそれから15年間、嬉しい時も悔しい時も、ずっと羽生選手を撮り続けてきました。

それを田中さんは「カメラマン冥利に尽きる」と表現しています。


田中さんトークショー 21



これからもずっと田中さんならではの羽生選手の写真を期待しています。


婦人公論 2020年 5/12 号 [雑誌]
中央公論新社
2020-04-28





そしてなんとこの時期に『フィギュアスケートマガジン』が発売されるのですね!

3週間先の5月18日発売ですが、もうAmazonスポーツ総合雑誌部門で売れ筋ランキング1位になっています。





紫と萌黄色でカラーコーディネートされた美しい表紙です。


フィギュアスケートマガジン Vol.7


羽生結弦 強く、美しき生命(SEIMEI)


これはきっと砂漠のオアシスのような1冊になりそうですね!

楽しみです。


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2020年02月29日

4回転ループの難しさ by 織田さん



今頃になってですが、SPURに掲載された、織田信成さんの記事を読みました。

隔月連載の記事は、題して『今月のスタオペ!』

今月のテーマは「4回転ループの難しさ」です。


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4回転ループといえば、試合で始めて成功したのは羽生選手です。
ですからこの記事のメインテーマは羽生選手です。

昨年12月のトリノGPFで、解説者として演技を見た時のことが書かれています。


以下、織田さんの記事から抜粋引用させていただきました。




演技をひとつひとつ見ていくと、まずは冒頭の4回転ループ。

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これまでは回転軸が左方向に少し傾いて降りてくることがあったと思うのですが、
今回は本当にきれいにきまった。




次のジャンプを見守っていたら、なんと2本目は予定構成とは違う4回転ルッツに変更してきたじゃないですか!

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以前はジャンプに入る前のスピードと跳び上がる勢いで体を持っていっていた感じでしたが、GPFではジャンプする前に体を細く締めるまでの流れがスムースで、コンパクトに跳べていた。

ある程度コツをつかんだのだろうないう感じを受けました。



最終的には7本のジャンプのうち5本が4回転というものすごいことをやってのけたなとおもいます。

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僕がGPFで、”これぞ羽生結弦とおもったのは、やはり4回転ループです。
ループってスケートの刃を氷につけたまま跳び上がるエッジ系のジャンプで、エッジを外側(アウト)に倒して踏み切りますが、外側に体重をかけていくのってジャンプの軸が不安定になりやすいんです。
アクセルジャンプもアウトに踏み切って行くので、難しいと感じる人が多いみたい。

僕が4回転を練習していた時も最初に4回転トゥーループと4回転ルッツから始めたのですが、この2つはトゥで踏み切るので、まだ練習しやすかったんだと思います。


(中略)

4回転アクセルは人生の目標として、まだとっておいてもらうとして、まずは健康にシーズンを終えてほしい。
2019年は無事にシーズンを通して試合に出られたし、羽生結弦的にノリにノッているところだと思うので、またもう一段階生まれ変わる気がするんですよね。



「4回転アクセルは人生の目標として」っていうのがいいですね。
織田さんの羽生選手に対する優しい気持ちが感じられます。


四大陸選手権では織田さんの解説が聞けないのが残念でした。

あの素晴らしかった羽生選手の演技に感動して、温かく的を得た解説してくださったことでしょうね。



    


昨日、スーパーマーケットに行くと、一昨日までは山積みだったトイレットペーパーやティッシュペーパーがひとつもありませんでした。
液体手洗い石鹸もなく、カップ麺、粉末スープなども、ほどんどなくなっていました。


一体何事が起っているのだろうと思いました。

不安や怖れがあるのは当然ですが、正直、過剰反応ではないのかなと思いました。


なにやら突然の小中高の休校要請で、街は一気に戒厳令気分が高まっているようです。
正直言ってウィルスよりも、このただならぬ雰囲気が恐い。


子供はショックだろうし、学校や先生方には青天の霹靂、親は戸惑い明日からの生活の仕方を模索しなければなりません。
何の前触れも無しに、無謀無配慮が過ぎます。
特に最終学年の最後の時期を突然奪われることになる子供たちが可哀想でなりません。


首相はクルーズ船をウィルス培養器にしてしまった初期対応のまずさを挽回しようと、「英断」を見せようしたのでしょうが、準備と対策が全くない状態で、このような方針を出してしまったのは拙速としか言いようがありません。


今回の件では、この国が緊急事態に緊急に対応できない国だということが露呈してしまいました。
対応が余りにも遅い上に見当はずれで、臨機応変に動けない。


自分は自分で守るしかないのは当たり前ですが、改めて思い知らされました。


なによりもまず、一日も早く希望する人が全てが迅速に検査を受けられるようになりますように。
そして少しでも不安を軽減することができますように。


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2020年02月20日

マガジン恒例記者座談会




フィギュアスケートマガジンを読む楽しみの一つは、
恒例となった「記者座談会」です。


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出席者はいつものように、

吉田学史(共同通信)
高木 恵(報知新聞)
小海途良幹(スポーツニッポン) 
の3人の方です。
そして進行と司会は山口真一さん。


現場で身近で見ている記者、カメラマンの方ならではの視点や気づきがあり、この恒例記事をいつも楽しみにしています。


特に共感できる部分を、一部抜粋させていただきました。



◆世界最高記録のSPについて

小海途:僕は個人的に『バラ1』が一番好きなので、「また見られるんだ」という、うれしいさがまずありました(笑)。
振り付けが特に大きく変わったわけではないと思いますが、以前とはまた違ったものという印象ですね。
撮った写真を見ると以前と同じなんですが、実際に動きの流れを見ていると違って見えて、ちょっと不思議な感じがしました。このプログラムは、本当に羽生選手の体になじんでいるんだろうなと。

(私もSPでは『バラ1』が一番好きなので、小海途さんと一緒で嬉しい。)


吉田:今日(2月9日)の囲み会見でも話していましたが、「あのバラ1がすべての基準になる」という趣旨の言葉を口にしていましたよね。
『SEIMEI』も、あのバラ1みたいシームレスな演技ーーなめらかでよどみのない流れのものをつくっていきたいと。
実際に「世界最高」という評価を得たわけですから、ああいうものをつくればいいんだという基準が羽生選手の中にできたんでしょう。


高木:そうですね。あの演技を境に、表情に落ち着きと自信が宿っていったように見えましたものね。
自分のフィギュアスケートがしっかり評価されたことがうれしかったんだと思います。



◆FS『SEIMEI』について

高木:『SEIMEI』のどこを削るのかというのも、今大会の注目のひとつでしたね。
5日のメインリンクでの公式練習の曲かけは『バラード第1番』でしたが、その後に音楽なしで『SEIMEI』を通しました。
ノートに3Aと書いて、顔を上げたらもうフリップを跳んでいた。驚愕しました(笑)。着氷から4秒で次のフリップを跳ぶんですから!
後半は、曲のピッチも上がっています。新『SEIMEI』は、象徴的な場面はノーカットなんです。


(ノートに3Aと書いて顔を上げたら次のジャンプを跳んでいたっていうのが臨場感がありますね、)

高木:最後の最後まで最善を尽くすというか、絞り出すというか。そこが羽生選手らしかったです。
リカバリーを見ていつも思うんですが、スケーターって、みなさん本当に頭がいいですよね。滑りながら考えられるのって、本当にすごい。あ、すみません。話が逸れました(笑)。

(同感です。一流のアスリートって、卓越した身体能力と明晰な頭脳が必要、その上フィギュアスケーターは優れた音感まで求められる。その全てを持っているからこそ今の羽生選手がいるわけですね。)


◆ルッツについて

吉田:羽生選手も言っていましたね。4回転ループと比べると、ルッツはまだ経験値がないと。
会見中の話にも出てきましたが、ルッツのほうがループよりも氷のコンディションに影響されないという理由もあるのだと思います。
これはジスランコーチが言っていた言葉ですが、どのトー系のジャンプも、エッジ系よりは簡単だと。
だからトー系のルッツの確率を高めたいという目的があるのかもしれません。


(本当に素人目にも、トーループよりもサルコウの方が、ルッツよりもループの方が難しそうに見えます。)

◆プログラム変更について

吉田:『Origin』と『秋によせて』を演じるのは、羽生選手にはよっぽど苦しかったんだと思います。だからこそ、モチベーションの持って行き方を大会ごとに変えていたんじゃないかと。最終的にプログラムを変えるまで苦しんでいたというのは、正直、びっくりしましたが。


高木:葛藤はあったと思います。今季を迎えるにあたり、「このプログラムを負けたまま終わらせたくなかった」と話していましたから。


山口:ただ羽生選手も言っていましたが、その2つのプログラムがあっての今の『バラード第1番』であり、『SEIMEI』だと。そう考えると、この1年半はけっしてムダではないし、羽生選手はこの経験を絶対にムダにはしないでしょうね。


◆世界選手権に向けて

高木:世界選手権に向けて「今やっていることを突き詰めるという感じが一番強い」と口にしていました。
「方向性は間違っていないと思う。この方向で自分はやっぱりスケートをしたい。それが評価されるのであれば、それはうれしいし、それが評価されないのであれば、もうしようがない」とも言っていました。
目指すは『SEIMEI』の究極の完成形です。そこにあと1か月半で4回転半が追いつくかどうかですよね。


(「それが評価されないのであれば」、私も「しようがなく」、もうフィギュアスケート観るのを諦めようと思っています。)

◆四大陸選手権が意味するもの

吉田:これはブライアンコーチが言っていた言葉ですが、「古い友人と会うと、いろんなことを思い出して幸せな気持ちになれる」と。
羽生選手にとっては、そういう幸せをあらためて感じることができた四大陸ではなかったかという気がします。再出発と言うか。


小海途:それがまた韓国の地、栄光の地というのも「古い友人」の意味の一つでしょうか。

吉田:そうですね。2年ぶりの韓国というタイミングも、どこか縁を感じますよね。

高木:そしてスーパースラムを達成。忘れられない大会となりました。

小海途:今シーズンここまで、いろんなことを試してきて、うまくいったことも、うまくいかなかったこともあると思います。そうした経験を基に、自分が一番自信のあるプログラムに変えた。
栄光へのプロセスは、誰より羽生選手自身がよくわかっているわけで、今シーズン、いろいろ試してきた中で得た経験を太い幹に付け加えていって、より強くなった姿がモントリオールで見られるんじゃないかと思います。


(完)

皆さん流石よく見ているし、私達が知らない情報もきっとたくさんお持ちなのでしょうね。

特に小海途カメラマン、いつでも記者デビューできると思います!

テレビでは今、J SPORT4で四大陸選手権男子FSを放送中です。21時まで続きます。

『SEIMEI』演技後の羽生選手のインタビューがあると思うので、それも楽しみです。



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2020年01月14日

相対化絶対化




先日雑誌を買いに書店に行った時、文芸春秋のネイサン・チェン選手のインタビュー記事を(立ち読みで申し訳ないのですが)少し読みました。

その記事が早々と文芸春秋デジタルに掲載されていたので、羽生選手に関連する部分だけ抜粋して、感じたことを書いてみました。

ユヅはプッシュしてくれる「強いライバル」

19 GPF  文春記事

 昨年12月のGPファイナルは、僕にとっても特別な戦いでした。あの大舞台でユヅ(羽生結弦)と戦う機会に恵まれたのは、3シーズンぶりのことだったからです。

 フリーの演技終了後の記者会見でユヅ自身が言っていましたけど、自分をプッシュしてくれる「強いライバル」がいることはすごく健全なことだし、自分自身がより高い地点を目指すための素晴らしいモチベーションになります。逆に、こうした緊張感がないと競技自体が、少し退屈なものになってしまうでしょうね。

 僕らより上の世代のユヅが、こうして、未だに男子フィギュアスケート界全体をプッシュしてくれているのは、とてもありがたいし、本当に感謝すべきことだと思っています。

 ユヅが出場したことによって、大会全体のレベルが上がったのは間違いないでしょう。ユヅがいるだけで、会場の空気が変わるんです。彼が、タイトルを取り戻すために全力を尽くしてくるであろうことはわかっていたので、僕も他の大会とはまた違った意識を持って、この大会に挑みました。そのプレッシャーは僕にとってすごくエキサイティングだったし、より大会を充実したものにしてくれたと思います。

ネイサン選手は、羽生選手のいる試合ではその他の試合とは全然違ったスタンスで臨んできますね。
今シーズンのGPシリーズは一体何だったのでしょうか。
計算できるのはいいことだし、必要な事でもあるけれど、あまりあからさまなのはどうでしょうか。ラファエルコーチの助言もあるのでしょうが、常にベストを尽くす羽生選手との違いを感じます。相手がだれであれ、ベストを尽くして戦うのが他の選手へのリスペクトであり、礼儀だと思いますが。


(中略)

スケートより重要なこと

19 GPF  小海途 プレカン

 イェール大学で勉強をしはじめてから、新しい世界が開けました。世の中はスケートが全てではないという当たり前の現実を実感し、気持ちが楽になった部分もあります。学生のおよそ80%はフィギュアスケートがどういうスポーツなのか全く知らない。当然僕のことも知らないし、オリンピックを連覇したあのユヅのことすら知らない学生も多い。

 スケートは長い間自分の人生の中心にあったことなのに、世の中の人々の多くは興味がないという現実に、最初はちょっとびっくりしました。大学がある種の社会の縮図だとすれば、アメリカ社会全体の平均も大体そんなものですよね。でもだからといって、自分の中でスケートに対する想いが小さくなったわけではありません。

世の中にはスケートよりももっと重要なことに取り組んで、大変な苦労を日々している人も大勢いるという現実を改めて実感したんです。自分ももっと人間的に幅広く成長したい。そして将来的には、広い意味で社会に貢献したいという気持ちを持つようになりました。

ネイサン選手の言っていることは当たり前のことです。
世の中にはスケートよりも重要なことはいくらでもあります。
しかし、何が重要かは人により千差万別であり、重要さのランキングが付けられるわけではありません。
社会の中でフィギュアスケートに関心を持っている人がどのくらいいるのか分かりませんが、少なくともアメリカよりは日本の方がフィギュアスケートに関する認知度は高いと思います。それは日本で行われるアイスショーとアメリカで行われるアイスショーの劇的なまでの観客の入りからもはっきりしています。
アメリカでネイサン選手を知らない人が80%だとしたら、日本では羽生選手を知っている人が80%くらい、の差はあるのではないでしょうか。
アメリカという国は基本的に自分の国にしか興味はないので、アメリカ人の80%が日本人フィギュアスケーターの羽生結弦を知らなくても不思議はありません。
従って、ネイサン選手のアメリカでの認知度をもって、日本での羽生選手の認知度と比較する事には意味がないでしょう。
おそらくネイサン選手がオリンピックで連続2回金メダルを取れば、ネイサン選手のアメリカでの認知度も50%くらいには上がるのではないでしょうか。
仮にそのような場合に、ネイサン選手は、どのような形で社会に貢献したいと思うのでしょうか。
それも聞いてみたかったです。

ユヅのようにはできない

19 GPF 4A 3  長久保

 そういう変化のためかもしれませんが、フィギュアの試合に向かう気持ちも以前とは少し変わってきました。もちろんベストな演技を見せたいと常に思っていますが、たとえミスをしてしまっても「この世の終わりではない」という気持ちが根底に芽生えるようになったのです。

 以前はもっと、絶対に勝ちたいという気持ちを前面に出して試合に向かっていました。ユヅはまさにそういうタイプの選手で「絶対に勝ちたい」という気持ちを前面に出すことで驚くような力を出すことができるのです。

しかし、僕はそうやって自分を奮い立たせるということが、性格的に向いていないと最近わかってきたのです(笑)。闘志を前面に出せば出すほど、気持ちが空回りして身体をうまくコントロールすることが難しくなるのです。だから氷の上で演技をしている間は、その一瞬、一瞬を存分に味わって、何が起きようとも楽しむ気持ちを忘れないように滑るようにしました。僕の場合はそれで大体うまくいくようになりました。

 人生全体から見れば、アスリートが競技に出場できる期間というのは限られたものです。だからこそ、一つ一つを大事な体験として楽しみ、自分が成長していく糧に使いたいと思うようになったのです。

ネイサン選手の、ミスをしてしまっても「この世の終わりではない」という気持ちと、羽生選手の「絶対に勝ちたい」、「負けは死も同然」という言葉が対比されて捉えられてしまいそうですが、羽生選手だって、なにもミスをしても「この世の終わり」だなんて少しも考えていないと思います。
ミスをしても、それによって負けることがあっても、次は絶対に勝ちたいという強い気持ちで「未来に向かって」行くのです。「この世の終わり」だと思ったら、未来に向かう気持ちは持てません。
その考え方の違いは、ネイサン選手が、フィギュアスケートを、自分の人生の中で相対化しているのに対して、羽生選手はフィギュアスケートを自分の目的として絶対化しているかの違いだと思います。
確かに現役フィギュアスケーターとして活躍できる期間は人生の中で短いし、その後の人生の方が圧倒的に長いわけですから、ネイサン選手のように将来は医者を目指すとか、科学者になりたいとか、色々なプランを用意して、その準備をしておくのは賢いことだと思います。
常に先を見ている羽生選手にも当然未来のプランはあるでしょう。
それを今明かすことはしないだけだと思います。
しかし今は、人生のその他のことを全てを排除してフィギュアスケーターとしての自分の生き方に200%を捧げて生きているのです。

一般的に言って、
物事を相対化すると、それは日常になり、
絶対化されたものは非日常となります。

私達が羽生選手の演技にこれほどまでに惹きつけられるのは、羽生選手がスケートに懸ける気持ちが絶対的なものであり、そこから受けるものが非日常的な何かであることも大きな要因だと私は感じています。

ネイサン選手がフィギュアスケートを「大事な体験として楽しみ、自分が成長していく糧に使いたい」というのも理解できますし、彼にとってはそれが正しい考え方なのでしょう。
しかし相対化されたものには神は宿らず、観ている私達もそれは敏感に感じ取ってしまうものではないでしょうか。

(中略)

最終ゴールは次の五輪

19 ワールド behind  26

ユヅのクワドアクセルがどうなっていくか、また彼がどの4回転ジャンプを跳んでくるかにもよってきます。僕たちが互いに限界までプッシュし合っているのは、すごくエキサイティンぐ状況だと思います。会う回数を重ねるごとに、性格、背景、トレーニングについてなどお互いのことをよりよく理解するようになってきました。

今のところ、僕の競技スケート活動の最終ゴールは次の北京オリンピックだと思っています。オリンピックの前の年には、大学を休学し、競技に専心したいと思っていますが、スケジュール的にうまくいくかどうかはまだわかりません。

もちろんオリンピックで優勝できれば素晴らしいですが、必ずしも表彰台のトップに立つことだけが目標ではありません。それよりも、自分が誇りに思えるプログラムをSPとフリーの両方で滑りきることができたなら、僕はきっと満足してこのスポーツを後にすることができるだろうと思っています。

(中略)

だから僕は今のうちに、少しでも次の人生に移る準備を進めておく。その基礎となるものを今の内から築いておきたい。
先が限られた競技人生に後悔は残したくない。一つ一つの大会を楽しむことが、僕にとって大切なことなのです。(完)

ネイサン選手はここで北京オリンピックまでで現役引退を示唆していますが、実際は結果がでなければ決定ではないようです。
でもやはり、「少しでも次の人生に移る準備を進め」ながら、とはっきり言われてしまうと、いささか白ける部分はないとは言えません。
まだ20歳であり、賢明でもあるネイサン選手なら、将来のことはスケート人生を完全燃焼してからでも勉学なりビジネスなり、なんでもできそうです。
今こういう風に未来のプランを語ることがいいのか悪いのか、いささか疑問にも感じました。

自分について多くを語らない羽生選手ですが、彼のフィギュアスケートに懸ける絶対的な情熱と愛を感じればこそ、
私達も羽生選手に絶対的で非日常的な愛を捧げられるのです 



 
文芸春秋の記事全文はこちらから
途中から有料になりますが、簡単な手続きで購入できます。(記事単体で200円です。)



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2019年11月29日

静かなる革命のはじまり



昨日発売のNumber 991の記事より。
記事のタイトルに惹かれて最初に読んでしまいました。
文は松原孝臣さん。



IMG_0045



「自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいた。
例えば、ステップから跳んだジャンプだったり、
ジャンプが終わったあとにステップをやったり、
そういうものが全部評価されきっているのかどうかとかに、すごく疑問を持っていたんですね。
いちばん、そこを重要視してスケートやってきましたし、そこが自分の武器だと思っていたので。
だから今回それをしっかり評価していただけたっていうのは、
ああ、この道でよかったんだなっていう自信になりました」


「これからルッツとかアクセルとかやっていくにあたっても、
そういう道を進んだうえで、難しいことをやらないといけないなという確信になりました」

フリー『Origin』の完成度は「まだ30%か20%だと思っています」


「自分の中のイメージを、もっと表現しきりたいという思いがあります。
言葉で表現するのが難しいんですけど、
理想形としての表情のつけかたや、表現の仕方だったり、
プログラムとしてのオーラだったり、雰囲気だったり、
そういったものに関しては全然足りないと思っています」


理想に近づけばさらに理想を高く。
4回転ルッツを、そして4回転アクセルを、プログラムの一要素として表現したい。
それが実現した時、フィギュアスケートの表現は大きな変革の時を迎えるだろう。

革命の時は、静かに訪れつつある。


19 NHK  Number  1



どんな類の革命でも、それが成就するにまでには、志した者に大きな犠牲が求められるのが常だ。

羽生選手の場合も、もうこれ以上できないというほどの訓練を自らに課しても、怪我、病気、不当な扱い、理不尽な採点や評価など、大きな犠牲も払ってきた。


それでも彼が諦めないでここまでやってきたことがようやく認められる時、
技術と芸術の結合としてのフィギュアスケートという、
羽生選手の求めて止まない理想の形が実現するはず。

その時が革命が成就する時。

もしもその時を共有できたなら、なんて幸せなことでしょう。


19 NHK  Number  2




Number 991には読みたい記事が他にもたくさんあるけれど、
Toshiさんの記事、わずか2ページだけでもコラボした時の感動が伝わってきました。
いつか二人のコラボで『星空のネプチューン』が実現したらいいな。



そして山口さんの『奇跡なんて起きない』はものすごく面白そう。
でも今は時間が無くて拾い読みしかできない。

IMG_0044 (1)


これはトリノに向かう飛行機の中で読むことになりそうです。
「奇跡よ起これ!」って念じながら。


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2019年10月15日

羽生結弦、氷上に舞う




昨日はロッテの一口チョコマシンの赤色バージョンの応募締め切り日でしたね。

黄、赤、黒の内、一番欲しいのはウインクしている赤バージョンです。


ロッテ一口ガーナ キャンペーン 1


ロッテ一口ガーナ キャンペーン 2



私もギリギリ応募に間に合いました。




先日、羽生結弦特別パッケージのチョコレートを購入した時、初めてロッテの会員登録をしたのですが、登録すると500円のクーポンがいただけました。


早速ロッテの「ジェラートマイスター18個セット」購入に使わせていただきました。
http://lotte-shop.jp/shop/g/g104289/


ロッテ ジェラートマイスター



■種子島安濃芋
甘くねっとりとした風味や食感が特徴の種子島産安納芋のみに限定した、舌触り滑らかなジェラートです。
■信州巨峰
信州産巨峰の果汁を使用した豊かな香りと果汁感を楽しめる、舌触り滑らかなジェラートです。
■富良野メロン
富良野メロン果汁を使用した豊潤な果汁感を楽しめるジェラートです。(使用している果汁原料は全て富良野産メロンです。)
■フランボワーズ
世界各国から選りすぐったフランボワーズをふんだんに使用し、香り高くフルーティーでさわやかな酸味を楽しめる仕立てです。
■シチリアレモン
シチリアレモンの目の覚めるような果汁感にピールを加えることで、鼻から抜けるレモンらしいさわやかな香りが広がります。レモンの素材感を余すことなく堪能できる仕立てです。
■ピスタチオ
香りよく、奥深い味わいが特長のピスタチオを香ばしく焼き上げた、香り高いピスタチオのジェラートです。


このロッテのジェラートシリーズは市販されているジェラートの中では一番好きなんです。

でも取り扱い店舗が少ないし、ロッテの通販では冷凍便の送料も無料なので、これからはここで買うことに決めました。

ロッテ ジェラートマイスター 2


ジェラート好きな方には是非お薦めします。



そしてさらに本日からは、キシリトールのガムを買うと羽生選手のクリアファイル5枚セットがいただけるというキャンペーンが始まるということですね。

http://img.lotte-shop.jp/hacf1910.html

15日(火)10時からです。

ロッテ キシリトールキャンペーン 3



しかしこの2枚と

ロッテ キシリトールキャンペーン 1



こちらの3枚の落差はどういうことでしょうか。

ロッテ キシリトールキャンペーン 2



2枚は秋らしい装いの羽生選手がメンズファッション誌のようなスタイルで、3枚はちょっと不思議な衣装で佇んでいたり、マスカレイド風のポーズだったり。


この2枚が新鮮で、断然人気ではないでしょうか。

IMG_4519

指先が切れてるのが残念!(能登さん風に)



IMG_4520


2枚は通販限定ということです。


コーセーさんのように、一日で売り切れとならないといいですね。
10時になったらチャレンジしてみます。


しかしロッテさん、時々謎な衣装が現れますね。

最高のモデルを確保しているのですから、もう少しスタイリングを考えてくれるとありがたいかな。




そして買ってあった婦人公論10月23日号。



「家事はもう、がんばらなくていい」というタイトルもなかなか魅力的ですが、

何と言っても、田中宜明さんの新連載『氷上に舞う!』の初回スペシャル拡大版が目当てです。

フィギュアシーズン開幕!
羽生結弦、さらなる高みへ



写真がとても素晴らしくて、もう発売から1週間になるので、そろそろいくつかご紹介してもいいかなと。



IMG_4515



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本当にいい表情を切り取ってくれています。

田中さん、素晴らしいお仕事してますね!

IMG_4517



これからも素敵な瞬間を切り取って見せて下さいね!!


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写真はキャプチャーしたもの、撮影したもの、感謝してお借りしたものです。



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2019年10月12日

アエラ最新号より


今日発売のアエラ、買いたくても台風のためコンビニも書店もお休みで、近所にある朝日新聞販売所ASAで買うことができました。

こちらはまだ多少雨が強い程度ですが、街は人っ子一人いないゴーストタウンのようで、駅までの300メーターほどの一本道が見通せました。


ASAの元気なおじさまは、今日の夕刊は通常通りに宅配で、明日の朝刊が心配だとおっしゃっていました。
どんな天候でも宅配をしてくれる新聞屋さんには頭が下がります。






表紙の福山さん懐かしい〜

一時期ファンでしたー。


でも今回は表紙買いしたわけではないのです。

フィギュアスケートGPシリーズ開幕
『羽生結弦は4回転半を跳ぶ』


男子は昨季のGPファイナルを怪我のため欠場した羽生結弦が、自身5度目のファイナル制覇となるかが注目だ。GPシリーズ開幕に向けてはビデオメッセージでこう語った。
「完成形を目指すに当たって一つ一つの道を大切にしていく。(昨季は)悔しさが残ったので、今シーズンこそ(GPファイナル優勝)という気持ちはあります」
今季は初戦のオータム・クラシックで、2種類の4回転を入れる内容で優勝。試合後には、「4回転半アクセル(4回転半)のために生きている」と、高揚感の溢れる笑顔を見せた。

人類初の大技に挑むのはいつになるのか。例年、大会ごとに急成長を見せるため、カナダ大会、NHK杯、そしてGPファイナルと続くスケジュールは、まさに4回転半への階段を一段ずつ上っていくようだ。


19  オータムクラシック FS スポーツ報知 矢口 5



記事は2ページに、GPシリーズに出場する多数の選手についてサラッと触れるだけのものでしたが、羽生選手の部分のみ抜粋しました。


次のページはネイサン・チェン選手へのインタビュー

『結弦がいるから頑張れる』

この中でネイサン選手は、このように語っています。

「もちろん羽生結弦はここ数年、僕にとって一番影響がある選手です。結弦がいるから僕がここまで頑張ってこられたのです。結弦の演技は、信じられないようなパワーを生み出します。それは『結弦のスケート』が確立されているからですね。僕も結弦のように『僕だけのスケート』という境地に達したいです」


19 ワールド behind  10



競い合える相手がいるということが自分の進歩につながって行くという意味では、ありがたい存在でもあるわけですね。

ネイサン選手はここ2年間GPファイナルと世界選手権を2連覇しています。

しかし2017、2018年のGPファイナル2回と、平昌オリンピック直後の2018年の世界選手権は羽生選手不在の中の優勝でした。そして今年のさいたま世界選手権でも羽生選手は怪我の影響を残した中での出場でした。

そういう意味では、今シーズンのGPファイナルこそは、羽生選手とネイサン選手が共に万全の体調で臨める大会になると思います。

私はどうしても5回目のGPF優勝が見たいのです!

ユヅ頑張ってね!



頑張るといえば、山本草太選手がフィンランディア杯SPで1位発進ですね。


19 フィンランディア杯 SP 草太くん
自己ベスト更新で1位!


よくぞここまで頑張ってきたなと思います。

2016年の世界ジュニア選手権直前に足首骨折という大怪我をする前は、羽生選手と一緒に平昌に行くのが夢と語っていた草太くんでしたから、ここまでに回復する過程ではどんなに悔しい辛い思いをしたことでしょう。

ようやく今年のNHK杯で羽生選手と同じ試合のリンクに立つという夢が叶いますね!

FSも是非1位を目指して、フィンランディア杯初優勝してほしいです。

草太くん DOI



そしてことによったら、オリンピックの舞台に一緒に立つという夢も、北京で叶う可能性だってありますしね!

夢を諦めないで!

帰ってきた草太くんのこれからの活躍が楽しみです。

ユズ ソウタ 2_Fotor

24歳と19歳、兄弟みたいな二人です。身長も同じ172㎝です。




これを書いているうちに雨が大分激しくなってきました。

自宅から多摩川まで直線距離で500mくらいです。
少し高台になっているので大丈夫かと思いますが、心配です。

どうか被害が大きくなりませんように。
皆様もくれぐれもお気をつけて。


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2019年10月02日

記者座談会より




今回のフィギュアスケートマガジンも読みどころが満載でした。


その中でも、リニューアルされた記者座談会に「神」と呼ばれるカメラマン、小海途良幹さんが参加していて、読むのを楽しみにしていました。

カメラマンの視点から見た羽生結弦選手はどんな印象なのでしょうか。


座談会参加者は共同通信の吉田学史記者、報知新聞の高木恵記者、そしてスポーツニッポンのの小海途良幹カメラマンです。

聞き手は山口真一さん、です。


読みながらうなずくところばかりでしたが、特に同感したところを抜粋してご紹介します。



ー実際にSPの演技を見て、どんな感想を持ちましたか。

小海途:私はカメラマンなのでどうしても記者の皆さんとは違う視点になってしまいますが、6分間練習の時に、首元から衣装がのぞいていたんです。ヒラヒラガあって、昨シーズンとは明らかに違うと分かった。羽生選手は体のラインが美しいので、それをどう見せるかをいつも考えるんですが、今回の衣装は、くびれが強調されないんですね。手首の部分も、昨シーズンの衣装は締まっていたのですが、今回は広がっていて、筒状になっているんです。この衣装を、どう撮ったら美しく見えるかなと考えました。角度だったり、動きの中で美しく見える瞬間というのは絶対にある。それを見つけていくのが、今シーズンの私の仕事になるのかなと。


19  オータムクラシック SP 小海途 1


19  オータムクラシック SP 小海途 4



高木:今後、構成を変える可能性もあると羽生選手は言っていて、実際にどうなるのかはわかりませんが、本人としてはツイズル~アクセル~ツイズル、あれができればいいと思っているような気もするんです。そのくらいのこだわりを感じましたし、実際、とても美しかった。羽生選手は普段から、ジャンプをいかに曲に溶け込ませるか、いかに曲をプログラムの一部にしていくかということを口にしていますよね。あのツイズル~アクセル~ツイズルの流れは、その言葉通り、際立っていましたよ。このプログラムを語る上で、とりわけ印象的です。



gifmagazine (16)



吉田:ショートのサルコーに関するコメントの中に、「理論と感覚」というのがありましたよね。聞いてすぐにはわからなかったのですが、話を聞いてみれば納得できました。

高木「理論」は頭で考えることで、「感覚」は体が自然に動くこと。その2つの間に開きがないようにという意味なんでしょうね。ジスランコーチも言っていましたが、羽生選手は映像を見たり、データを基に研究するのが好きですよね。この角度で軌道に入るとこうなる…というのが頭の中にある。得意としているサルコ―なら、おそらく助走なしでも跳べると思うんです。要は「感覚」からいけば間違いなく跳べるはずなのに、世界選手権の時の記憶とか、頭の中にある「理論」が、体の動きを邪魔しちゃうということじゃないですか。




19  オータムクラシック FS 会見 Sponichi Annex 小海途 



小海途:リンクサイドで見ていると、もう実際に跳ばなくても、イメージだったり、そういう次元で練習している印象を受けますね。また一段ステージが上がったというか、実際に体を動かしていなくても、跳ぶ練習をしているように見えるんです。



19  オータムクラシック SP 小海途 5




19  オータムクラシック SP 小海途 9



ーフリーの演技を見て、どんな印象を持ちましたか。

小海途:確かに、ジャンプでミスがあったかもしれないですけど、滑っている時の表情を見ると、とても集中していると感じました。
気持ちが入っていながら落ち着いていて、入れ込み過ぎていない。あえて自分を昂らせているようにも見えませんでした。試合に限らず練習中もそうでしたが。


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 2



ー4Aもそうですが、「初」というものにロマンを感じているように見えます。

吉田:「初」を狙い続けますよね。今日(9/14 フリー当日)の公式練習でも、4回転トーループ・オイラー・3回転フリップを跳びましたが、あれも「初」ですから。そういうものを、いつもモチベーションにつなげている。トップランナーであり続けようとしているんです。


gifmagazine (17)



小海途:4Aへの挑戦とか、今の2つのプログラムを高めていきたいとか、そういうところにフォーカスしているので、対相手ではなくなってきている気がします。
より自分自身の「内」に向かっているから、周りから見て達観したような印象を受けるのかなと。



19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 13


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 12


小海途彼は表現者で、私もカメラマンという表現者の一人だと思っているので、どこかで共感したり、刺激を受けたり、お手本にしていきたいなあと思いますね。


    

流石に皆さん真近で羽生選手を見ているだけあって、ご指摘が的確でよく気が付いていているなあと思いました。


私もSPではツイズル~3A~ツイズルのところ、FSでは初となる4T~eu~3Fのコンビネーションのところが大好きです。GIFにしました。


記者の皆さんと、小海途さんが言うように「表現者」としてカメラマンさんたちのお仕事がこれからも楽しみです。

羽生選手の技と演技が合体した美しさの瞬間を、写真に永遠に凍結してくださるお仕事に期待したいと思います。


写真は全て小海途さんの作品です。


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2019年09月26日

アエラとデイリー




オータムクラシックとかプレミアムセットとか能登さん講座とか、進化の時とか、毎日続くトピックスがあって、AERAのことをすっかり忘れていました。







オータムクラシック中にもツイッターで情報を送ってくれていた朝日新聞スポーツ部の大西史恭さんの記事です。






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3ページですが、写真はどれも綺麗です。


短い記事の中にも、オータムクラシック中の印象的な言葉がまとめられています。


5回転ジャンプについてジスラン・ブリアン・コーチは「ユヅはある日、リンクに来て言った。『次のセッションで5回転トーループをやる』と。冗談だろ?って思ったよ。
コーチ人生の中で5回転トーループをやるやつを見るとは想像もしなかったよ」。


ジスランコーチのスマホの中には5回転映像が収められているそうですね。いつか私たちのスマホの中にも収まる日が来るといいですね。



4回転フリップについて羽生選手は「3回くらい降りている。フリップーアクセルとかも降りている」
(試合でも)「やりたいなとは思っているけれど、僕のフリップに加点がつくかというと、そこまで無理して入れる必要はないかな」。

4回転フリップを初めて試合で跳んだと認定されているのは宇野選手ですね。以前から、もしかしたらそれもあってあまりフリップには熱心ではないのかな、とも想像していました。
ルッツが飛べるのにフリップが跳べないはずはないと思っていたので。



そして一番嬉しかったのはこの言葉。

SPでの、ツイヅルー3A-ツイヅルについて羽生選手は「初めて納得いく入りで跳べた。この入りが一番この曲にあっている。一番やりたかったものに戻してできた。自分の中では100%に近い」。



gifmagazine (16)



羽生選手自ら「100%に近い」なんて言うの初めてのような気がします。

この部分本当に美しかったですね。今回のオータムクラシックの中で一番好きなところです。

GOE+3.68でしたが、GOE+5でいいのでは。





一方、こちらは24日のデイリースポーツの特集です。
新大型連載が10月1日(月)から始まるという告知です。
題して「4回転アクセルへの道~羽生結弦 令和新伝説へ~」

「掲載は毎週月曜日から金曜日までの週5回です。
毎週月曜日は1ページのワイド特集で、連載の他に「思い出の名場面」を迫力ある写真とともに振り返ります。火~金曜日は社会面で掲載していきます。
10月1日の初回は特別紙面展開します。紙面の中央見開き2ページを使って大々的に掲載します」ということです。


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この時期にこのような連載を開始するということは、デイリーは今シーズン中の4回転アクセルの成功を予測してのことだと思いました。

しかし、見出しに「22年北京五輪での3連覇へ」とあるのはどうなんだろう。ちょっと疑問に感じました。

羽生選手は3連覇を目指すなどとは決して言っていないですし、
「常に強い自分でありつつ、その先にそれ(北京五輪)があったら。自分の中では競技生活の延長線上にあるくらい」と言っています。

北京五輪3連覇を既定路線として、こういう煽るような見出しを勝手に使わないで欲しいと思ってしまいました。



執筆は野口恵美さんです。

毎日は買わないと思いますが、とりあえず月曜日のデイリーはチェックしたいと思います。


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写真はキャプチャーしたもの、撮影したもの、感謝してお借りしたものです。



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2019年05月08日

ファンとともに闘う



読む用と保存用、2冊予約していた婦人画報6月号を書店に取りに行けたのは連休の最終日でした。


婦人画報 6月特別号


特集の最後のページから;


「皆さんからの応援は、嬉しさでもあり、プレッシャーでもあり、ファンは一緒に闘ってくれている存在だと思います」。

一夜明けての会見でそう語った羽生選手。

「テレビ越しでも会場でも、僕はなるべく皆さんに平等に振る舞いたいと思って行動しているので、あまりファンの方と距離感は近くないんですよ。それなのに今回もループジャンプを跳べた時に、皆さんが一緒に喜んでくださって。その”一緒に”という感覚が、今回ものすごく強くなりました」。


19 ワールド メダリストプレカン 1



この後、ファンの前で行われたスモールメダルセレモニーでも
「まだまだ心配かけさせると思うんですけど一緒に闘ってくださると嬉しいです」と頭を下げた羽生選手に、ファンは大きな拍手と声援で応えていた。



19 ワールド スモールメダル


そうですね。
羽生選手の言う通り、まだまだ心配は続いていますね。

最新の画像は届いたけれど、足首の状態はどうなのか、ジャンプを跳んだらまだ痛むのか、来シーズンの準備は進んでいるのだろうか、考えれば考えるほど心配は尽きません。



胸に二つの世界一重い金メダル、足首に爆弾を抱えながら、これ以上前に進むには、想像を絶するパワーが必要だ」

「試合後の会見で来期は全種類の4回転ジャンプを習得することを宣言した羽生選手。夢だった4回転アクセルはそのひとつとなった。変更されたルールも彼のモチベーションを奪えない。『難しいことをして完全に勝ちたい』—絶対王者の新たな夢が始まった。あとは胸を躍らせて待つだけでいい」。


19 ワールド 公開練習 321


「二つの五輪金メダルを胸に、足首に爆弾を抱え、難しいことに挑戦」するんですよね。

本当に想像するだけで胸が締め付けられ頭が痛くなるような挑戦です。


だからこの夏は来シーズンの試合の準備にまるまる使ってほしい。
アイスショーならば、これから先いくらでもできるのだから。


どうか今は自分自身の夢の追求に持てるエネルギーの全てを注いでほしい。


19 ワールド 公開練習 321 満月


アイスショーの羽生選手を見たい気持ちは山々ではあるけれど、
出ると出ないと、どちらが安心かと言えば、
私は出てくれない方が安心する派です。


羽生選手のことだから、出るからには全力でやるに違いない。
すると当然怪我のリスクもあるし、疲れも溜まるだろう。


一番私が望むのはあの素敵な声を使ってショーのナレーションをしてくれること。

例えば、FaOIでハビがフラメンコ・オン・アイスのお披露目をするならば、そのナレーションをユヅが担当するなんて、夢のようではないですか?


録音でもいいんだよ。それも一つのユヅハビの共演だから。


19 欧州選手権 ハビ


FaOIの初日は5月24日、あと2週間しかありません。
いつ参加、不参加の発表があるのでしょうね。
きっと今週中には発表されるでしょうね。


ドキドキしながら待ってはいるけれど、

次のContinues with Wingsまでじっと待つ準備もまたできています。


19 ワールド FS 4

どうかその心の赴くままに 

信じているから。

愛しているから。



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