2018 ロステレコム
2018年11月28日
ヴォロノフくんの輝く瞳の中に
昨夜放送のソノサキ、新宿から帰ってギリギリで間に合いました。
ヴォロノフくんの私生活まで取材した力の入った番組でしたね。
ヴォロノフくんの輝く瞳の中には羽生選手が映っています。
羽生選手と話せるようになるため日本語も習っているヴォロノフくん、紙で作った桜の花には日本語のメッセージが書かれています。
昨年に続き、今年もロステレコムのフラワーキッズに選ばれたヴォロノフ君。
一生懸命作った桜の花を羽生選手に渡すことができました。
見上げる瞳の中に憧れが灯っています。
バックヤードで羽生選手を探すヴォロノフくん。
言葉に詰まるヴォロノフくんが落ち着いて話せるように、しゃがみこんで目と目を合わせる羽生選手の気遣いが優しい。
この言葉をきっと何回も何回も練習したんだろうね。
上手く伝わってよかった。
羽生選手は「ありがとう! Good speak,Thank you. 」ってお礼を言ってましたね。
翌日、羽生選手が怪我をしながらもFSの演技に臨んでいたころ、
ヴォロノフくんも試合の会場に向かっていたのです。
手にはしっかりプーさんを抱えて演技に向かうヴォロノフくん。。
この日の演技の動画です。
Vadim Voronov(2010), SP, 2018.11.17 Tournament School №4 for prizes of "Youth TV" "Step forward"
ラストポーズは羽生選手の演技前のこのポーズを取り入れたのですね。
優勝はできなかったけれど、見事な演技でした。
ラストサムライの和の曲調がSEIMEIを連想させました。
今年5月と9月のヴォロノフくんの演技もご覧ください。
Vadim Voronov(2010),2018.05.06 Cup of Young Champions
Vladim Voronov, FS, 2018.09.27 Competition birthday of "Sambo-70"
ヴォロノフくんはロシアの有名スケートクラブ、サンボ70に所属しているのですね。
将来が期待されている選手の一人であることは間違いないようです。
今8歳ですから、あと数年すれば、大きな国際試合でもその姿が見られるようになるかもしれません。
15年後、今の羽生選手と同じ歳になった時、ヴォロノフくんはどんな選手に成長しているのでしょう。
これは2004年全日本ノービスBクラスで『ロシアより愛を込めて』を滑り、
優勝した時の羽生結弦選手です。
当時9歳です。
今、ヴォロノフくんから、プルシェンコさんから、タラソワさんから、ヤグディンさんから、多くのファンから、たくさんの愛をロシアより送られる羽生選手です。
憧れの鎖が未来に向かってつながっていきますね。
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2018年11月20日
他国のコーチからの評価
羽生選手に対する他国のコーチからのコメントが熱い!
羽生、松葉づえで表彰台 文書で「ファイナルへ全力で治療」
11/19(月) 6:00配信
スポニチアネックス前日の公式練習中に右足首をひねって転倒。日本スケート連盟の小林芳子強化本部長を通じ、チームドクターの触診、視診で右足首の前下脛腓(けいひ)じん帯損傷、三角じん帯損傷、腓骨筋腱損傷疑いと診断された。宿舎では腫れ上がった患部をアイシングと圧迫の繰り返し。右足を固定しながら絶対安静。通常なら一夜明けの取材対応があるが、この日は表彰式後は一言も話すことなく、衣装のまま会場を去り、休養に充てた。
モスクワに残るか、拠点のトロントへ戻るか。今後は未定。3週間の安静が必要とされ、シリーズ上位6人によるGPファイナルは難しい状況だが、それでも、本人は「ファイナルへ向けて全力で治療する」とコメントを出し、諦めない姿勢をにじませた。
絶対王者の復活を誰もが待っている。今季のフリー曲「Origin」のオマージュとなったトリノ五輪金メダリストのプルシェンコさんはこの日、自身のインスタグラムを更新。羽生のキス&クライでの動画をアップし、「ユヅさんの早い回復を願っている」とエールを送った。
羽生が憧れてきたロシアの皇帝を育てたミーシン・コーチも会場で「(羽生は)世界で一番素晴らしいマスターピース(最高傑作)。できるだけ早い回復とバンクーバーで見られることを願う」と語った。
五輪連覇の偉業を果たした男には、いばらの道が待つ。小林本部長によれば「ルールでは12月3日までスタンバイ」といい、GPファイナルに残された時間は2週間。その後は全日本選手権、そして3月に世界選手権がある。羽生に奇跡の復活はあるのか。
写真:AFLO
ジャケットが白い翼のよう
2006年トリノオリンピック
ロシアスケート界の重鎮二人が、揃って最高の評価をしてくれているのが嬉しい。
流石の貫禄のお二人ですねェ
次はネイサン・チェン選手、ミハル・ブレジェナ選手を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチからのコメントです。
ミッツさんのツイッターより


アルトゥニアンコーチはネイサン・チェン選手、ミハル・ブジェジナ選手にという、羽生選手とはライバル関係にある選手を指導する立場です。
でありながら、それでも羽生選手をここまで高く評価してくれています。
アルトゥニアンコーチは羽生選手の大ファンだと、既に自ら告白してますものね。
サイン プリーズ 2017四大陸選手権にて
そして最後にオーサーコーチのインタビューから、ロステレコムとタラソワさんに関する部分。
LaChikaさんtwitterより
https://t.co/vb5sH0GynX
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年11月19日
Brianインタ
①ユヅルはできることは全てやる。五輪もワールドも2度優勝してなお続けるべきだと信じている。驚くべきことにチームを組んで7季目だが、今がベストの滑り。すばらしいフォームだし、ジャンプもスピンも目をみはる。この半月ほど練習でも
②彼は信じられないぐらい幸せそうだった。私もユヅルとモスクワに来ることにとてもワクワクしていた。彼はプルシェンコに本当に憧れていて、尊敬している。だからこそ、棄権などできず、怪我をおしても最高の演技をしたくて戦った。でも、これが人生。次はきっとこんなことにはならないよ。
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年11月19日
④タラソワはユヅルが大好きなんだ。
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年11月19日
今季が一番気持ちの良いシーズン。何かと戦う必要もなければ、五輪のことで頭をいっぱいにすることもない。それにユヅルが別人のようだ。我々のチームはユヅルの完璧主義や怪我で大変な時もあった。ユヅルは今、本当に全てを楽しんでいる。
✨
これこそがご褒美😭
「タラソワとユヅルはお互いに特別な気持ちを持っている。私も彼女を崇拝している」
オーサーコーチも結弦君もタラソワさんをとてもリスペクトしているのですね。
こういったものを読んでいくと、国際的なコーチの横のつながりが感じられます。
一方、日本ではコーチ同士の横のつながりはどうなのでしょう。
何となく派閥主義のようなものも感じたりしますが、日本のスケート界全体のレベルを上げていくためには、コーチ同士の情報交換などがあったほうが良いように思いますが、実際はどうなんでしょう。
今回のことでも日本からは傷ついた自国選手に対して、誰からも何のエールもコメントも出てきません。
最早、日本の羽生結弦というよりも世界の羽生結弦ですから、それでもいいんですけどね。
ちょっと寂しい気がします。
テレビではただ一人、佐野稔さんが各局を回って解説しながら孤軍奮闘、羽生選手の決断と演技を称賛してくれました。
佐野さん、ありがとう!
結弦君の足の痛みが一刻も早く無くなり、治療が順調に進みますように!!
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2018年11月19日
やがて伝説の表彰式となる
ロステレコム表彰式、今朝になってから動画で見ました。
会場全体が温かい雰囲気で包まれた表彰式でしたね。
これはいつの日にか、伝説の表彰式と言い伝えらることになりそうです。
松葉杖で氷の上に踏み出す
光に向かって歩いていく
Originの曲の中を一歩一歩進む
松葉杖の扱いが上手なのを見て悲しくなる
友野君すごく頑張りました
この試合、忘れられない試合になりましたね
現地に行かれた世界中のファンの皆さんの結束力がすごい
YUZU, We love you from all over the world.
「幸あれ」、「結弦」のバナーを急遽作ったのは中国のファンたちでしょうか
Winner の文字が嬉しい
Winnie ではないね
がんばったね
後ろに虹がかかっているよう
友野君が松葉杖を支えてくれてる
こんな表彰台ってもう二度とないよね
三人ともおめでとう!
スニーカーだからいつもより背が低く見えるね
23歳と20歳、兄弟みたいな二人です
友野君、少しでも先輩の役に立とうと健気でした
クヴィテラシヴィリ選手も気遣いしてくれました
可愛すぎる優勝者です
退出も赤絨毯を通って
最後はいつものように「ありがとうございましたー!」
後ろの紳士たちの頬も緩んでいますね
友野君の振付をしたミーシャさんの姿もありました
今度はいつ会えるのか分からないけれど、必ず彼は氷の上に戻ってくるはず
そこが彼にとって一番自由になれる場所だから
そして一番楽しい場所だから
誰の人生にもままならぬことはたくさん起こる
彼の身に起こることに私たちは自分の人生を重ねて考える
彼がそれを乗り越えていくとき、私たちは勇気づけられ
だから彼と一緒に生きている気持ちになる
今度はいつ会えるかな
さいたまワールドまでカナダで練習したってかまわないよ
私達はもう待つことに慣れているから
(画像は全て自分でキャプしたものです。)
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羽生結弦とヤグディンの接点
今回のロステレコムでは、初めてアレクセイ・ヤグディンさんと、彼のかつてのコーチであるタラソワさんが一緒に解説を担当していました。
ヤグディンさんは今はもうあまりスケート界のお仕事はしていないのかと思っていたので、解説する姿を見られたのは嬉しい驚きでした。
羽生選手のFS演技後の二人の解説の一部をSallyさんが翻訳して下さっています。
Sally@⛸໒꒱@fgursktt
ヤグさんとタラソワママの言葉が泣けるので抄訳を。
2018/11/18 07:53:19
「たまにはミスも大切だ、彼も人間なのだから疲弊する事もある。人生に完璧などありえない、どんな天才にも上手くいかない日はある。でも今日ユヅルは何を失敗した?冒頭の4Sもその後の4Tも… https://t.co/2bhaBaR1lA

この解説を読んで、特に「今日のユヅルの演技は私達が皆同じ人間であること、だからこそもちろん、時に疲弊する事もあるという事を示してくれた。私はたまにはミスのある演技も必要だと思う、人生に完璧などないのだから。どんな天才でさえ自身の望むものを手に入れられない日もある」という言葉には、ヤグディンさんも現役時代には怪我に悩んだ経験も多々あり、羽生選手の置かれた状況もよく理解してあたたかい言葉を送ってくれたんだなぁと感動しました。
ヤグディンさんは 別の解説の中で、「結弦をこの目で見ることができることをとても嬉しく感じています。羽生結弦と同じ空間で会うのは、人生で初めてです。勇気をもって言うけど、私はどうしてこの瞬間までこの2度のオリンピック王者の演技をこの目で見てこなかったのだろうか。」とも語っています。
ということは、羽生選手もこれまでにヤグディンさんに実際に会ったことがないということになります。
おそらく何百回、いえ何千回もその演技動画見てきたはずなのに。
それを今回繋げてくれたのはタラソワさんでした。
実際に羽生選手とヤグディンさんが対面できたのかどうかはわかりませんが、少なくとも同じ場所を共有し、互いの存在を身近で感じたことは確かです。
羽生選手が幼い頃からプルシェンコさんに憧れ、その強さ、逞しさ、安定感、カリスマ性を尊敬してきたのもよく分かります。
しかし私は正直なところ、羽生結弦選手とヤグディンさんの中に共通点を感じてきました。
例えば、頭脳明晰、自由闊達、天真爛漫、そしてスケートのスタイルも。
今回、タラソワさんを接点に二人がもしも遭遇していたら、ヤグディン・プルシェンコ・羽生結弦の三人の天才が作る三角形が完成します。
そこからまた何かが生まれる可能性がありそうです。
いつか三人の天才が同じ場所に立ってくれる日が訪れるといいなぁと、内心 願っています。
夢かもしれないけれど。
ヤグディンさんの『オーバーカム(打ち勝つ)』というタイトルの自伝、とてもよかったです。
内容も興味深く、写真もたっぷりでお薦めです。
自伝と同じタイトルのEXプログラム『オーバーカム』も大好き!
こちらもお勧めです。
以前、この三人について書いた過去記事があります。
『三人の天才☆ミドルネームはアマデウス』
現役時代のヤグディンさんやプルシェンコさんの動画もたくさん含んだやや長めの記事ですが、お読みいただけたら嬉しいです。




羽生選手、松葉杖で表彰式出席してくれたのですね。
またひとつ伝説が生まれましたね!
表彰式、明日また書きたいと思います。
He will overcome.
羽生選手の復活を信じています。
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2018年11月18日
滑ってくれてありがとう
ロステレコム優勝おめでとうーーー
ちょっと意外に思うけど、GPシリーズ2勝は初めてのことですね。
これでGPファイナル進出も決まったけれど、怪我は全治3週間と、思ったよりも重いことを演技後に知り、よく滑ってくれたなと感謝の気持ちでいっぱいです。
ファイナルまでは3週間ありますが、治癒すればすぐに滑れるわけでもなく、出場には赤信号が灯った状態であることは否定できないと思います。
しかし羽生選手はこれまでも何度も怪我を乗り越えてきた経験があります。
2012年世界選手権、2013年世界選手権、2014年中国杯、2016年世界選手権、2018年平昌オリンピック、いずれも怪我を抱えてままで乗り切ってきたのです。
GPファイナル5回目の優勝は視野に入れていたと思うので、これに向かって全力でできる限りの努力をするのでしょう。
彼ならきっとできるはず、と思いながらも、同時に彼はもう十分な程のことを成し遂げてくれたという思いもあります。
今は怪我の回復を何よりも最優先して休んでほしい。
羽生選手が勝利してくれることよりも、元気で笑っていてくれることが一番の望みだから。
誰かに申し訳ないなんて思う必要なんて、これっぽちもないよ。
自分の体の声をよく聞いて、それだけに従ってほしい。
引退はしないと聞いて安心した。
でもね、たとえどんな未来が待っていても、私たちは羽生結弦という心の内の宝物を失うことは決してないのだから。
どんな時もあなたのことを誇りに思い、そして愛しているから。
素晴らしい演技と滑走だったよ。
いつまでも待っているから。
(画像は自分でキャプしたものとgetty imageからお借りしたものです。)
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2018年11月17日
ロシアからの祝福
GPファイナル進出決定おめでとうーー
怪我に見事に対応して、構成を全く変えて危機を乗り越えた対応力に脱帽!
また後で記事上げます。



まず最初に今日の公式練習で羽生選手が4回転ループで転倒したことについて。
動画を見ましたがしばらく立ち上がれなくて、足を痛めたのかと心配です。
途中で練習を引き上げましたが、適切な処置のためと思っています。
試合までわずかな時間しかありませんが、どうか無事試合に臨めますようにと祈っています。



昨日の試合にはロシアスケート界の多くの重鎮の方々が会場にいらして、前記事のロシアより愛を込めてに書いていた方々も全員羽生選手の演技を観ていたようです。
【Sponichi Annex】
羽生結弦「ありがたいこと」立ち上がったタラソワ氏へ感謝のステップ
男子SPで羽生結弦(ANA)が110・53点をマークし、首位発進を決めた。今月上旬のフィンランド大会でマークした106・69点を3・84点更新する世界最高得点。「実質、ほぼMAXじゃないかな、この構成では」。キス&クライでスコアを知ると、充実の汗を光らせながら笑顔で手を叩いた。
SPは憧れのジョニー・ウィアー氏がかつて使用した「秋によせて」。ウィアー氏の同プログラムを振り付けたタチアナ・タラソワ氏が、会場で羽生のステップを立って見つめていた。「タラソワさんが立って下さっているのが見えて。とてもありがたいこと」。フィンランド大会ではレベル3にとどまったが、この日はレベル4を獲得。「すごく感情のこもったものになった」と振り返った。
17日のフリーには自身初のGPシリーズ連勝、日本男子最多となるGP通算10勝、新ルールで初の合計300点超えなど様々な記録が懸かる。「まだフリーがきれいにできていないので。まずは自分の中でSP、フリーを揃えてなんぼ。しっかり揃えられるように」。ノーミスで「Origin」を滑り終えた時、また伝説が生まれる。[ 2018年11月16日 22:58 ]
【日刊スポーツ】
羽生結弦「ルーツ」のロシアで首位発進 恩師に一礼
<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)
男子SPで羽生結弦(23=ANA)がGP第3戦ヘルシンキ大会で出した106・69点の世界最高点を更新する110・53点をマークして首位発進した。
ロシアへの感謝を込めた。3つのジャンプ要素をすべて決めて、ステップに入るところで、リンクサイドに立つロシアの名将タチアナ・タラソワ氏の姿を見つけた。今季のSP「秋によせて」は、憧れの元全米王者ジョニー・ウィアー氏のプログラムをカバーしたもの。その元の振り付けをしたのがタラソワ氏。前日の練習でも「がんばってね。いつも見てるから」と声をかけてもらっていた。「立って見てくださるのは、ありがたい」と、ステップ中の見せ場であるジャンプを目の前で披露した。
正面上段の席には11-12年シーズンのフリー「ロミオとジュリエット」を手直ししてくれたボブリン、ベステミアノワ夫妻がいた。演技後、スタンディングオベーションしてくれた2人を見つけ、「ありがとうございました」と深々と礼した。
記者会見では「自分のスケートをたどっていくとロシアがルーツ」とロシアとの縁を口にした。17日のフリーで滑るのは、ロシアの“皇帝”ことエフゲニー・プルシェンコ氏の代表作「ニジンスキーに捧ぐ」をカバーした「Origin」。「明日はプルシェンコさんに向けて頑張りたい」と、再び思いを込める。
写真:小海途良幹
そして個人的に非常に嬉しかったのはこのタラソワさんとヤグディンさんの解説でした。
GPSロシア羽生結弦SP:タラソワ・ヤグディン解説
(ロシアン・フィギュアスケート・フォレヴァより)
ヤグディン:
結弦をこの目で見られることができることをとても嬉しく感じています。羽生結弦と同じ空間で会うのは、人生で初めてです。
(演技中無言)
ヤグディン:
勇気を持って言うけれど、私はどうしてこの瞬間までこの2度のオリンピック王者の演技をこの目で見てこなかったのだろうか。タチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)、しかしこれは現実世界のフィギュアスケートの神ですね。
タラソワ:
そう、現実のものです。まったくの現実です。ただ、彼とブライアンに感謝です。彼の国に、こんな天才が生まれ、全世界に贈ってくれたことに。私たちを驚かせ、私たちを感動させる人を。ジャッジがどんな評価をするのか想像もできません。私がジャッジだったら、プラスを出すのを惜しいとは思わないでしょう。なぜなら、人生で+5を付けることはもうないということになりそうだからです。絶対に。そしてこれ以上の喜びを得ることもないかもしれません。でも、ジャッジは彼に+4を付けるでしょう。おそらく、彼らは人生は永遠のものと考えており、まだ別の天才を見ることができると考えているからです。こんな大きな喜びを与えてくれて、本当にありがとう。
ヤグディン:
スケーターが実際に、こんなに冷静に、こんなに落ち着いて、最も難しいジャンプをを遂行するとは…、しかも、こんなに音楽を、一つ一つの動きを感じながら…。
タラソワ:
一つ一つの細胞を彼は感じているのです。彼の一つ一つの細胞が音楽を感じているのです。
ヤグディン:
もちろん、羽生は本当に練習中毒で、完璧主義者なのでしょう。しかし、こういった才能というのは、何よりもまず生まれながらのものだと思います。
タラソワ:
もちろんです。観客も泣いています。昨日オーサーと話したのですが、羽生は今年からまったくの別人になったと彼は言っていました。オープンで、楽しそうで。彼は昨年まで、(オリンピック)優勝に非常に集中していたと。彼にとっては、オリンピックで2回金メダルを取る必要があったのでしょう。オリンピック王者となって、自分自身となるために。楽しんで練習ができるよう、そして新発明のための練習ができるように。新技術のための練習をして、多くの新しいことを学ぶために。
やったー!世界記録!幸せですね。
ヤグディン:
そうですね、このホディンの地(注:メガスポルトのある地名)に信じられないような出来事が起こりましたね。このような天才的な演技で男子のショートプログラムが締められました。私とタチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)はただスタンディング・オベーションです。これを見たあとでは座っていることは不可能です。
タラソワ:
ステップシークエンスのときにはもう立っていました。座ってるなんて無理です。
いやー素晴らしい解説ですね。
ロシアスケート界のレジェンドとその元コーチによる名解説です。
ヤグディンさんはもうあまりスケート界にはタッチしていないのかと思っていたので、ここでタラソワさんと一緒に羽生選手の解説をして下さるとは、意外な、しかし大きな喜びです。
プルシェンコさんと共にロシア男子フィギュアの黄金期を担った偉大なスケーターヤグディンさんの姿を見られて良かったです。
羽生選手も、昔の映像で見ているのは、プルシェンコさんやジョニーさん、アレクセイ・ヤグディンさんと本田武史さんと言っていましたから、ヤグディンさんからの最高の評価は嬉しかったことでしょう。
初めてロステレコム杯に出場したのは2010年のこと、この時は7位に終わりました。
しかしファンによる人気投票ではかなり上位だった(1位?だったか)と記憶しています。
翌年の2011年にも出場し、シニアGPシリーズ初優勝。
そしてこの時、既にオーサーコーチの元にいたハビエル選手と試合で初めて出会ったのでした。
色々な由縁のあるロステレコム杯。
今年は世界一のフィギュアスケーターとなった羽生選手から、ロシアの先達たちに恩返しの演技となりますね。
最後にまだ16歳の結弦君と2011年のクリスマスシーズンのモスクワを散歩しましょう。
yuzu_kanamiさんのインスタグラムより
羽生選手が無事にOriginを滑れますように。
仮にジャンプが跳べなくても、CwWの時のようにステップとスピンだけでも彼は勝てると信じています。
3位以内でGPファイナル出場のためには欠場という選択肢はないはず。
決して無理はしてほしくないけれど、羽生選手とチームブライアンを信じています。
ライスト始まっています。
こちらが機能しています。
ISUリザルトー自動更新します。
羽生選手の登場を信じて待つのみ!
会場入りしました!
ウォーミングアップしています!
ひとまずよかった!!
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言葉はいらない
昨夜の感動が冷めやらない朝です。
何か言おうとしても言葉が空しくなってしまうような美しさと完璧さ。
美しい写真や記事もたくさん出ていますが、まずは自分の目で見たキャプチャー画像を保存しました。
お付き合いいただければ嬉しいです。
人はあまりにも美しいものに遭遇すると言葉を失う。
胸が詰まる。
おめでとう、おめでとう、と小さな声でつぶやくのみ。
後は



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2018年11月16日
SP世界最高得点おめでとう!
ロシアでSP世界最高得点
110.53!!!
ノーミス演技おめでとうーー
プロトコルはこちらから
写真:坂本 清
息をのむような演技でした。
言葉もありません。ただただ素晴らしくてボーゼンとしています。
これから録画を見てゆっくり噛みしめたいと思います。
タラソワさんも喜んでくれますね!
動画もう上がってます。
フラワーボーイのヴォロノフ君、今年もいました!
少し背が高くなったのかな。
背伸びして羽生選手をハグする姿可愛いですね!
フィニッシュ。
いつも自分に厳しい羽生選手も、流石に嬉しそうな顔してますね。
明日のOriginも羽生選手が満足できる演技ができますように!!
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ロシアより愛をこめて
今日はいよいよロステレコム杯が始まります。
試合の始まる夜まで待つ間もドキドキがとまりません。
スポーツ紙各社からも大量の記事が出されていますね。
その中に目に留まった記事があります。
ロシアの重鎮2人から激励受け「この地だからこそ、自分らしい演技をしなくては」
フィギュアスケートGPシリーズ第5戦ロシア杯は16日に開幕する。
羽生結弦(23)=ANA=が15日、会場での公式練習に参加。
ロシアスケート界の2人の重鎮から激励を受けた。
2002年ソルトレークシティー五輪金メダルのアレクセイ・ヤグディンと
銀メダルのエフゲニー・プルシェンコのロシア対決に、当時7歳だった羽生は
胸を熱くした。
この日、2人を育てた指導者と顔をあわせた。ウォーミングアップ会場で、
プルシェンコのコーチを務めたアレクセイ・ミーシン氏と再会。
リンクサイドで見守っていたヤグディンを指導したタチアナ・タラソワ氏からは
「がんばってね。いつも見ているから」と声をかけられた。
「自分がスケートをやってきて、そういう方々のおかげで僕はスケートを
好きになれたので。この地だからこそ、そういう方々が見ているからこそ、
しっかり、自分らしい演技をしなくてはいけないかなと思っています」。
2週前のフィンランド大会は297・12点の世界最高得点で優勝した。
今大会はそれ以上の演技を目指している。「(ジャンプを)全部きれいに
降りることが大事だと思います。(フィンランド大会の)ショートはノーミス
じゃないですし、フリーは感覚としては全部立ってはいますけど、ステップアウト
みたいなこともあったし。しっかりクリーンに降りたい」と意気込んだ。
(スポーツ報知)
タラソワさんのインスタグラムより
プルシェンコさんのコーチだったミーシン先生、ヤグディンさんのコーチだったタラソワ先生、羽生選手が幼いころに心躍らせて観ていた二人の選手のコーチからその才能を認められ愛されている羽生選手。
ロシアが誇る二人の天才スケーター、プルシェンコさんとヤグディンさん
17歳の時、『ロミオとジュリエット』の振り付けのブラッシュアップをお願いした、ナタリア・ベステミアノア、イゴール・ボプリン夫妻もきっと注目して観ているに違いありません。
羽生選手は以前インタビューの中で、「ぼくが小学校3,4年生のときにやっていた『ロシアより愛を込こめて』というプログラムがあるんですけど、そのころからヨーロッパやロシア流の表現の仕方、曲や物語が自分のなかでも原点にあって、また教えていただいた都築先生の原点もロシア、旧ソ連系にあった。そういう意味では自分の原点に返った感じでやっている」と語っています。
2004-2005シーズンFS『ロシアより愛をこめて』
こんな小さな頃からの羽生選手とロシアとのつながりを感じながら、今日から始まるロステレコムで羽生選手自身が『羽生結弦』として満足できる演技に成功するよう、心より願っています。
今日のSP『秋によせて』については、「ぼくのスケート人生の中でも非常に印象に残っているプログラムのひとつ。彼のスケートに見入って、そこからスピンに手をつけたり、柔らかい表現や曲の取り方、ランディングの姿勢、そういったもの一つ一つに注意して演技をするきっかけとなったプログラムです」とも語っています。
ロシアに愛されている羽生選手。この地でノーミスできますように!
《本日の予定》
14:30~15:30 男子公式練習
18:15~19:15 女子公式練習
20:00~21:33 男子SP
22:05~23:18 アイスダンスRD
23:45~ オープニングセレモニーオンアイス
公式練習ライストはこちらです。
今日も見られるとよいのですが。
ISUリザルトページはこちらです。
いっぱいの応援の気持ち届きますように。
ロシアへ愛をこめて

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2018年11月15日
SPは最終滑走で決める
本日の公式練習はFSのOriginでした。
早々と動画を上げて下さっています。
ジャンプの調子良さそうです。
4T-3A足上げで一層カッコよく。
フィニッシュポーズは元に戻ってる。
空港ではオーサーコーチだけでしたが、ジスランコーチもちゃんと到着していました。
二人体制が定着して安心ですね。
後ろに見えるのはミーシャさん?
今回は振付師として参加ですね。
友野選手と一緒に明日のSPの滑走順抽選会で。
二人ともいい笑顔。
こうして並ぶとすっかりお兄さんです。
(写真はスポニチ 小海途良幹さん)
友野選手は8番滑走、羽生選手は最終滑走です。
最終滑走でビシッと決めるの好きですよね。
それに最終ならプーさんお片付けも慌てなくても大丈夫。
ISU results ←ここさえ見ればすべて分かって便利です。
着いたばかりで公式練習、滑走順抽選会とお疲れさまでした。
現在モスクワの気温は2℃
明日は最高気温2℃、最低マイナス6℃
暖かいホットチョコレートが恋しいかも。
そして明日もがんばって。
全力で応援しているよ。
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