オーサーコーチ

2023年07月09日

ユヅとオーサーの最も美しかった瞬間




毎日更新される結弦くん情報に翻弄されて、なかなか書けなかった『Number1075』に掲載された記事について、とても感動的な記事だったので、皆さまとシェアさせていただきたいと思います。


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Numberのオンライン記事も上がっていますが、本誌の記事の方が、この4月に結弦くんが3年ぶりにトロントのクリケットクラブに帰還した時のことが、オーサーコーチの言葉によって、より詳しく伝えられています。



結弦くんがクリケットクラブに滞在したのは3日間だけでしたが、それはオーサーコーチにとっては、2012年から11年間を共に過ごし、共に闘ってきた、結弦くんとの特別な時間になりました。


オーサーコーチは、「ユヅが来ると聞いてから、僕は『再開しても、すぐには泣かないぞ』と自分に言い聞かせていました」ということです。

ところが、結弦くんが若い生徒たちのリクエストに応えていくつかの過去のプログラムを完璧に演じてくれた後、子供たちに向かって話し始めたのです。


「僕やトレーシーにではなくて、子どもたちに向けて、小さなスピーチでした。練習の日々のこと、努力の大切さ、試合に向かって行く気持ち、プロとしての心構え……。
その途中でユヅが感極まって泣き始めて、思わず僕はユヅのことを抱きしめました。3日間我慢してきた僕の涙腺も、ここで限界でした」




そしてオーサーコーチは「最も美しかった瞬間」といって、こう続けました。


「ユヅは、膝をついて氷に触れて、『僕はこの、クリケットクラブの氷が大好きなんだ。この氷が恋しかった』と言ったんです。美しい瞬間でした。
人は歳を重ね、時間が経つほどに、人や場所を恋しく思う気持ちがわかるようになります。ユヅのプロ人生の中で、帰る場所があるということは、大きな心の支えになるはずです。氷に触れる姿を見て、『ああ、クリケットクラブは第二の故郷になったんだな』と思いました」




オーサーコーチは、ユヅは自分の指導法にも自信を与えてくれたと言っていました。

「ユヅは僕に『この指導法で正しい』、つまり、” 羽生結弦のお墨付き” をくれたってこと。
彼は相当の完璧主義者であり、環境も指導法も自分のコンディションも、全てを完璧に保とうとします。その彼が、僕たちの指導法を信じぬき、卒業した後も心を寄せてくれている。
僕はユヅを通してコーチとしての信念に確信を持てた、そういった意味でユヅに育てられたという気持ちがあります」



結弦くんがクリケットクラブの氷を恋しく感じ、「第二の故郷」だと思うことも、オーサーコーチが選手に「育てられた」と言えることも、簡単には見つけられない、特別な関係を築いた11年間だったのです。


オーサーコーチ 2023 4月


結弦くんにとって、クリケットクラブはこれからも永遠に、いつでも「帰れる場所」であってほしいと思いました。


『Number1075』は、まだ書店で販売されています。
結弦くんの記事は4ページだけですが、是非記事全体を読んでいただきたいと思います。







  お読みいただきありがとうございました。
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2023年07月03日

世界一幸せなフィギュアスケートコーチ



もう読まれた方もいらっしゃると思うのですが、私が今日読んだこの記事がとても素晴らしかったので、是非皆さまとシェアしたいと思い、ほぼ全文ご紹介させていただききます。


オーサーコーチがこの4月に、結弦くんがクリケットクラブに帰った時の3日間を回想した記事です。

羽生結弦のコーチであったことがいかに素晴らしい事だったのかを思うと、
オーサーコーチは間違いなく世界一幸せなフィギュアスケートコーチだなと思いました・



「ユヅは“引退した選手”ではなかった!」ブライアン・オーサーが見た、羽生結弦のトロント帰省


今年4月末、トロントの名門スケート場『クリケットクラブ』では、コーチのブライアン・オーサーとトレーシー・ウィルソンが、羽生結弦(28)の“里帰り”を温かいまなざしで迎え入れた。3日間の滞在を見守りながら、オーサーは11年を振り返りさまざまな話をしてくれた。プロ転向を表明した愛弟子のさらなる飛躍を、オーサーはどう見つめたのか。

卒業生たちが教えてくれた『新しい幸せ』

 羽生がクリケットクラブを訪れたのは、4月下旬のこと。オーサーは、その連絡を受けた時のことを『びっくりするタイミングだった』という。

「実は、ユヅが来るという話の前の週に、ちょっとショックなことがあったんです。世界選手権で銀メダルを獲得したチャ・ジュンファン(韓国)が『これからは韓国で練習することになった』と連絡してきたのです。8年間一緒にやってきて、さあこれから、という時だったので、心に大きな穴が空いた感じで……。そういう時って、ちょっと自信を失いそうになりますよね。そんな時に、ユヅが帰ってくるという連絡を受けて『おお、なんというタイミング!』と思い、それと同時に、だいぶ心が軽くなりました。ユヅに会えると思うと、ジュンファンに対して色々と後悔しそうになっていた思考が止まり、ただただ韓国での今後の幸運を祈るという気持ちに変わりました。そんな意味で、ユヅの訪問はすごいタイミングだったんです」

 これまで多くの教え子を輩出してきたオーサー。別のコーチに移籍した選手もいれば、引退後は顔を見せない選手もいる。しかし『ユズとハビ(ハビエル・フェルナンデス)は違うんだよ』と、オーサーは強調した。

「ユヅとハビ。あの2人と共に世界のトップを走った数年間は、コーチとしてこれ以上の幸せはない時間だと思っていました。自分の生徒が世界一を争い、リンクサイドでその2人を見守るなんて、光栄なことじゃないですか。でもね、もっと違う形の幸せがあるんだなということに、今回気づかされたんです。それは愛弟子が卒業して、そして再びリンクに顔を見せてくれること。それは、経験したことのない、コーチとしての新しい幸せでした」

 その“コーチとしての幸せ”について、オーサーは語った。

「ハビは2019年に引退後、何度もクリケットクラブに遊びに来てくれています。そして、子どもたちの先頭に立って滑ってみせてくれたり、ちょっとしたスケート教室をやってくれたりしました。ユヅがまだここで練習していた時期に、ハビが卒業生としてやってきて、一緒に滑ったこともありました。ハビは本当に手のかかる生徒だったので『よくもまあこんな大きくなって』という感じで、我が子の成長を見守る喜びがありました」


クリケットクラブ 1



「ユヅは新たな航海へと出発していた」

 そして「ユヅはさらに違う形の卒業生だったんです」と言って、今回の帰省の様子を話した。

「ユヅが来た初日は、僕は別のセミナーを受け持っていたので、同じリンクに乗ることができませんでした。でも、リンクの外でウォーミングアップしているユヅを見かけて、驚きました。まるで今から試合の公式練習にでも臨むのか、という雰囲気で、完璧なウォーミングアップをしていたんです。集中しているので声をかけられなかったくらい。元選手として挨拶に来ただけなら、そんな念入りなアップは必要ないですよね。昔と変わらないユヅの背中を見て、すごく懐かしい気持ちになったと同時に、どんな練習が繰り広げられるのか、気になって仕方ありませんでした。ユヅは初日、トレーシーのセッションに参加することになっていたので『見逃してしまった!』という気持ちでした」

 羽生がクラブに滞在したのは3日間。その間、さまざまなセッションに参加し、若い選手達と共に練習をした。その姿を見たオーサーは、改めてこう感じた。

「ユヅは、“引退した選手”ではありませんでした。完全なコンディションを保ち、今すぐにでも試合に出られる状態でした。そして若いスケーター達の前で、リクエストにこたえて次々とプログラムを披露してくれたんです。しかも試合と同じジャンプ構成で、パーフェクトの演技。引退した先輩が来てちょっと滑ってくれるんだろう、くらいに思っていた子どもたちは、あまりにもレベルの高いものを見せられて言葉を失ってしまいました」

 なぜこれほどまでに素晴らしいコンディションを保てるのかーー。オーサーは、思わずそう質問した。

「ユヅはこう答えたんです。『コンディションを保つのは本当に大変です。でもファンのためにいいスケートをしたいんです。僕は応援されているからこそ、常に最高の滑りを見せる責任がある。僕だけが出るショーであればなおさら、その責任は僕一人が背負わなければならない。真剣なんです』と。ユヅは、プロになったからプレッシャーから逃れてスケートを楽しみたい、なんていうタイプではありません。新たな航海に出発したんだな、と納得がいきました」


クリケットクラブ 2



「ユヅがやってみせると、カーブも傾斜もスピードもすべてが違う」

 羽生は滞在中、クリケットクラブの名物でもある基礎スケーティングのクラス(ストローキングクラス)にも参加した。11年前に羽生が初めてトロントに来た時は、オーサーやトレーシーが先頭に立ち、羽生が後をついて滑った。しかし今回は、コーチ2人がリンクサイドで見守るなか、羽生が先頭に立って約10名の選手たちを率いた。

「本当に面白い現象でした。ストローキングのクラスでは、僕やトレーシーは氷に乗る必要がありませんでした。というのも、ユヅがステップやスケーティングをすべて、8年間一緒にやってきた日々の通りに、そのまま実践してくれたからです。ユヅはこれらの技術の利点を完全に理解したうえで、3年たった今なおそれをルーティンでこなしていることが分かりました

 そして、こう続ける。

「少し技術的なことでいうと、例えば8つのモホークステップを組み合わせたサークルステップがあるのですが、これを完璧な足さばきでやってみせるわけです。このステップにはすべてのエッジの乗り分けと、同じ軌道のなかで左右の足を換える動作が入っています。とても簡単なステップなので、選手からすると『こんなの試合のステップシークエンスでは使わないよね』という動きなのですが、ユヅがやってみせると、すごいスピード、深い傾斜、大きなトレース、そして一歩の伸び、すべてが違う。子どもたちはそれを見て、簡単な技を美しくやることが世界の頂点に繋がったのだ、ということを体感したのです

 さらにオーサーは、「唯一残念だったのは」と苦笑いしながら付け加える。

「せっかくユヅがお手本を見せてくれたので、僕も一緒に滑りたかったのですが、ここしばらく左股関節に痛みがあるんです。それで今度、人工股関節置換術を受けることになりました。だから次にもしユヅがトロントに来るチャンスがあったなら、今度こそ手術後の元気な足で一緒に滑りたいなと思います。卒業生を眺めるのももちろん幸せですが、僕はまだまだコーチとして現役でありたいですからね」




(中略)


クリケットクラブ 3

プーさんのティッシュケースの行方は……

 プーさんのティッシュケースの行方について尋ねると、オーサーは笑いながらこう言った。

「実は、僕もどこにあるのか探してみたのですが、クリケットクラブのオフィスにはありませんでした。たぶんユヅが住んでいたマンションで留守番していたんじゃないかな。パンデミックが始まったときに、一時帰国の気持ちで日本に戻り、そのままカナダに入国できなくなっていましたから。今回のトロントへの帰省で、きっと再会できていると思いますよ。2人が素敵な再会を果たしている写真を、僕も見てみたいです」

 そして最後、今後のスケート界についてこんな話をした。

ユヅは、長い間トップに存在し、スケート界をけん引してきました。毎年、新しいチャンピオンは生まれるものですが、でもユヅのような存在にはなり得ません。ヨナや真央も、彼女らに代わる存在というのは、そう簡単には現れませんよね。ただユヅが生まれたのは偶然ではありません。彼が、正しい方向性を信じ抜き、努力し続けた結果なのです。そしてユヅはその努力を、いまもやめていない。年齢を重ねるほどに多くの努力が必要になっていきますが、彼はそれを続けるでしょう。いま再びユヅを見て確信したのは、ユヅが唯一の存在だってこと。そのコーチであることが、僕の何よりの誇りです

3日間の詳しい滞在の様子は『Number PREMIER』に掲載。「ユヅは感極まって泣き始めて…」ブライアン・オーサーが語る“3日間の奇跡”




GUCCI銀座ギャラリーには今日もたくさんの方が訪れているようです。
写真展を見るだけでなく、お買い物をしている方も結構いらっしゃるみたいですね。


明後日には結弦くんのスペシャルメッセンジャーとしてのお仕事の第2回放送があります。
 

多方面に活躍の場を広げる結弦くんをずっと応援したいと思います。



お読みいただきありがとうございました。

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2020年06月16日

結弦くんと梨花ちゃんの共通点




Amazonからのお知らせ通り、昨日15日の午前中に『YUZURU'LL BE BACK Ⅱ』が届きました。

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表紙は美しい春の精、裏表紙は朝の光の中を歩く透明感あふれる横顔、

そして表紙カバーの裏面には紫の衣装のバラの精が隠れているのです。

19 Origin  小海途

(小海途さん撮影:写真集カバー裏と同じものではありません)

そっとページを繰ると、一枚一枚の写真が大切な宝物のような気分になってきます。

一気に見てしまうのは惜しいような気がして、これから時間をかけてゆっくり堪能しようと思います。


さて、紀平梨花ちゃんのオーサーコーチに師事するとのニュースは、早速フジのS-PARKでも取り上げられていましたね。
 

身近で羽生選手のジャンプを見て、梨花ちゃんのジャンプの精度が上がっていくのは確実だと思います。

既にクリケットクラブで練習する真瑚くんと、結弦くん、梨花ちゃんとで、日本人選手は3人になります。

クリケットクラブ 西山真瑚

梨花ちゃんにとっては、お兄ちゃんが2人いるようで、心強い環境になりますね。


クリケットクラブ 19 7 13

こんな環境の中に入っていくのだと思うと、梨花ちゃん自身もワクワクドキドキしていることでしょうね。





確かに結弦くんと梨花ちゃんの二人には「やり抜く力」のような共通点を感じます。

17歳でオーサーコーチに師事して19歳でソチオリンピックで金メダルを獲得した結弦くん。
17歳でオーサーコーチに師事して19歳で北京オリンピックの金メダルを目指す梨花ちゃん。

同じストーリーを再現できるよう頑張って!



明日(もう今日ですが)は新宿に行ってみたいと思っています。

新宿 紀伊国屋書店 1


紀伊国屋書店1階脇のコリドーがギャラリーのようになっているらしいのです。



本当に久しぶりの新宿です。3カ月ぶりくらいになるのかな。

クラスターが発生している歌舞伎町に結構近いところなので、N-95で完全防備して行かなくては。

どんな風だったか、またご報告しますね。


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2020年06月14日

世界ランキング1位の二人



昨日の、紀平梨花選手がオーサーコーチにも師事するとのニュース、驚くと同時に、やはりそうなったか、と言う気持ちもありました。

紀平梨花が羽生結弦を指導するオーサー氏にも師事「北京五輪へ成長できる」

スポーツ報知 6/14(日) 6:00配信

 自分を追い込むための環境を模索していた。「見て学ぶことができることはすごく大きい。見本が目の前にたくさんあると、感覚がつかみやすいと思うので。たくさんのいいジャンプを跳ぶ選手を見て学んで、いいジャンプを自分の感覚に入れられたらなと思っています」。4回転の精度向上を目指すだけでなく、スピンやスケーティングにも磨きをかけたいという思いが強い。
(スポーツ報知の記事より)




紀平選手の抜群の運動神経と美しいスケーティング、自主性と技術の習得の早さ等に、羽生選手と同質のものを感じることもあり、正直なところ、このまま濱田美枝コーチの元に留まるよりも、もっと大きな可能性を求めて世界に出て行くべきではないかなと感じることもありました。


19  オータムクラシック 紀平 SP 2


既に2018年夏のスイス合宿で、ジスランコーチと一緒に羽生選手のジャンプ動画を見ながら練習していたこともありました。


18 夏 スイス合宿 8


18 夏 スイス合宿 4


今回のことは、それに加えて、濱田コーチと織田信成さんとの指導方法を巡る軋轢があり、裁判にまでなっていたことも関係しているのかもしれません。


真っ先に、賢明な宮原知子選手が、バーケルコーチをセカンドコーチとし、今回のコロナ禍の最中でも日本に帰国せず、カナダに留まって練習を続けていることを見るにつけ、また、織田さんの人柄からしても、やはり何かしら関西大学のリンク内に問題があったのではないのかなと推測してしまいます。

先輩である宮原選手の行動も、きっと紀平選手の背中を押したのではないでしょうか。



これによりオーサーコーチは、羽生結弦・紀平梨花という、男子・女子共に世界ランキング1位の選手を指導することになります。

19 NHK  ユヅ 梨花_Fotor

ISU World Standings MEN⇒http://www.isuresults.com/ws/ws/wsmen.htm

ISU WOrld Standings WOMEN⇒http://www.isuresults.com/ws/ws/wsladies.htm


2019年NHK杯直後の二人のインタビューです。




思えば、ハビエル・フェルナンデス選手の4Sを学びたいと言ってクリケットに行った羽生選手。
今度は羽生選手の4Sを学びにクリケットクラブに向かう紀平選手。
ここでもContinueですね。


来シーズン、より強く、より洗練された技術と表現力を身に着けた紀平梨花選手を見るのが楽しみです。

25ans 紀平
 

高いポテンシャルを持つ梨花ちゃんのこれからの活躍を期待しています。

二人とも来シーズンに向けて、一日も早くクリケットクラブで練習を始められますように!


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アジサイ

梅雨を彩る色とりどりの紫陽花が綺麗。


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2020年06月13日

梨花ちゃんクリケットクラブへ



これはビッグニュースではありませんか?!


紀平梨花が羽生結弦のコーチのオーサー氏に師事 
メインコーチは浜田美栄氏変わらず

6/13(土) 17:00配信  スポーツ報知


フィギュアスケート女子で四大陸選手権2連覇の紀平梨花(17)が、7月に始まる新シーズンからカナダのブライアン・オーサー氏に師事することが13日、分かった。メインコーチはこれまで通り浜田美栄氏が務める。

紀平梨花

 新型コロウイルスによるカナダの入国制限が解除され次第、カナダに渡り、トロントのクリケットクラブで練習をスタートさせる。今後は日本とカナダを拠点とする。


これまでも、ことあるごとに、羽生選手のジャンプをお手本にしていると語っていた紀平選手ですから、全く想像していなかったわけではありません。

しかし、現実となってみると、やはり大きな驚きです。

紀平梨花 インタビュー 2


今後は羽生選手と共に練習する機会も増え、梨花ちゃんの3Aに一層磨きがかかり、さらに4回転ジャンプの種類も、現在挑戦中の4Sに加えて増えて行くとよいですね!

18 Heroes &Future 紀平梨花

北京冬季オリンピックに向けて、万全の態勢で臨むのですね。
頑張って欲しいです。
期待しています!

まだこれから詳しい続報が届くと思いますが、取り急ぎ。

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2020年04月25日

ブライアンインタビュー




昨日のオーサーコーチのインタビュー、見逃してしまいました。





でも早速翻訳して下さっています。ありがたいです。




羽生選手に関する部分だけ、感謝してお借りしました。



ー誰もこんなに長い間、家で過ごすことには慣れたないですよね、コーチのあなたも、選手たちも...最後にユヅルハニューが休暇を取ったのはいつですか?

B:(笑)僕が教えてきた8年間で、彼が休暇を取ったことはない。ゆっくりする時間があるとしたら...ここ2年間は怪我から回復する時間というのがあったけど...オフの時は日本でショーをやってる。それが彼にとって他のことができる時間で、ファンへの恩返しとして日本でたくさんショーをやることが、彼にとっての幸せなんだよ。ユヅルにとってのゆっくりするっていうのは、そういうこと。


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ー選手たちは今どうしているんでしょう?ユヅルはどこにいるのですか?

B:彼はとてもプライベートな人だから、僕は多くを言わないようにしてる。どこにいるかは言わない。トップアスリートは、トロントに残っている選手もいるし、自国に帰った選手も選手もいる。ジェイソンは帰った方がいいと言われて帰った。シカゴだから運転していった。彼は従順だから、言われたことをするんだ。エフゲニアは日本にいる。7月か8月のショーがあるといいと思っているけど、どうかな...でもちゃんと自粛している、
今は僕たちみんなにとって、仕切り直す時かもしれないね。


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ーこの時期は身体を休めるのにいいのでは?ユヅの足首を休めるにはいい機会でしょう。

B:そう、全ての選手にとっていい機会だ。君が言うように、身体を休めるいい機会。そして、次のプロジェクトとかプログラムとかクワドアクセル習得とか、そういうことを忘れて、頭をスッキリさせて。
リンクに戻れば、またそういうことはできるんだからって選手とその親に言う。
普段やらないような、開脚とか柔軟性を高めることをやって、イメージトレーニングをするように言っている。

ピラティス クリケット



ークワドアクセルの話が出ましたが、いつもは氷上でジャンプに時間をかけていることを考えると、今みたいに(練習しない間に)失ってしまうものがあるのでは?

B:そういうことはある。
ユヅと僕は、クワドアクセルに必要なのは、身体的なことだということで合意した。ユヅは素晴らし技術がある。でもトルクを管理するのは身体的なこと。更に高く、距離を伸ばすためにもっと全体的にパワーがいる。そしてそれはスイッチを入れてパッとできるものではなく、習得しなければならないもの。今の時期に身体の強化ができたら、不幸中の幸い。
一番怖いのは、練習を再開して、選手たちが怪我をすること。
今の間にきちんと体を管理して、やるべきことをやっててもらいたい。


19 GPF Number  長久保 1



ー平昌でリンクサイドにいた時、なんて言ったんですか?

B:omg. あれは...ユヅルを称賛するよ。本当に大変なことがたくさんあって...どんなに彼が集中していたか、ここで見ることができる。成功したのは彼の心の強さによるものだ。
あれは奇跡だった。本当に。
ひどい怪我からの復帰、氷に乗ることができなかった時間...でも、彼は断固としていた。
ほんの少しずつ、少しずつ、毎日チームと一緒に前に進んで。
あそこまで到達したのは驚くべきことだし、すごいことだった。反応を見ればわかるでしょ。

ーSPが終わった時、帰って来たって(「ただいま!」)言いましたね。

B:そう、彼は戻ってきた。本当にすごかった。彼自身もほっとしていた。

FSは雲に乗っているかのようだった。
みんな知っての通り、SPは滑るか死ぬか、どっちかしかない。ちゃんと滑らなくてはいけない。SPは良かったけど、最高に良かったわけではなかった。
FSは真摯で感動的で、本当に彼を誇りに思った。

ー彼は前にも震災で滑れない時期があって、いろいろな経験をしたにもかかわらず、ソチで優勝したわけで、今回も困難を乗り越えてなんとかなると思ったのでは?

B:選手にとって、こういうことは本当に大変だけど、ユヅルはとても賢明で、周りの医者やセラピストの言うことをきちんと聞いた。選手が犯す一番大きな過ちは、氷上に早すぎるうちに戻ってしまうことだ。

はじめ、完全に2か月氷から離れてなくてはいけないと聞いた時は、わー、2か月...2か月!と思った。
でも、以前にも6週間でチャンピオンシップ大会までに戻したことがあった。セラピーが終わってちょうど6週間ある。前もできたんだから、またできるということを言った。それで少し安心したと思う。
でも、氷上に戻ってきたときは大変だった。ハビが絶好調で、ノーミスでランスルーしてるのを見るのは辛かったと思う。ユヅは2Tに挑戦してて。
コーチの僕も辛かった。
ハビをプッシュして、予定通り練習させてると同時に、ユヅが2T跳んだのを褒めて。
でも、いつもしてきたように、2人の間でバランスを取る必要があった。


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ー試合から時間が経つと、勢力図も変わりますよね。次々と新しい選手が出てきて。

B:ユヅのような選手は、常に前を向いていないといけない。ジュニアから上がって来る選手やネイサンのような選手が追い上げてくるけど、立ち止まって振り返ってはいけない。
常に前を向いて前進しなければ。たまにちょっと後ろをみるくらいは、役に立つかもしれないし健全だけどね。トップをいくチャンピオンであるということは大変だ。


ーみんなが追ってくるから

B:仕方がない、チャンピオンはみんなが倒す相手なんだから。
ユヅにとっては、負かす相手はパトリック・チャンだった。当時絶頂期にあり、スケーター中のスケーター。
僕たちはどうすればいいか考えた。4回転はそれほど重要じゃない。ユヅルの4回転は素晴らしかったし、世界で一番良かったくらい。でも、演技構成点でパトリックははるか先を行っていた。
最初の対戦では、大きな差があった。次の対戦では差を縮めた。だんだん縮めていて同じくらいになり、オリンピックが来て、パトリックを抜かした。
作戦だった。運が良かったわけじゃない。

クロスオーバーの1つ1つ、前向き、後ろ向き、全ての方向、全てのつなぎを練習した。
全ての選手にとって時間がかかることだ。


2014 ソチ 表彰式 14


(翻訳引用ここまで。写真を入れたところは中略した箇所です。)


オーサーコーチはいつも変わらず羽生選手のプライベートはしっかり守って下さって安心です。

平昌の時のことを本当に知っているのはオーサーコーチと常に一緒だったお母様だけなんだろうと思いがします。
「滑るか死ぬか」という言葉にはドキッとしました。




今日は実質的には連休初日ですね。

どこにも行けなくなってしまったけれど、抗菌作用があるという太陽光線を浴びに、今日もお散歩に出ました。と言っても、近所をグルグルするだけなんですけどね。

それでも日ごとに花が咲いてきたり、日差しが強くなったり、これまで気が付かなかった自然を発見します。

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いつもは行かない場所にあるコンビニに立ち寄って、挽き立てコーヒーを初めて飲みました。
なかなか美味しいことを発見!
しかも100円!
これからはお散歩のお供に愛用してしまうかも。

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羽生選手と皆様がこの連休中も健康で過ごすことが出来ますように。

ワクチンの治験も始まっています。
https://www.chemicaldaily.co.jp/新型コロナワクチン%E3%80%80米中で相次ぎ治験入り/

もう少しの辛抱と思って頑張りましょう。


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2020年03月16日

彼にはスケートの本質的な美しさがある




今日発売のAERAに掲載のオーサーコーチのインタビューを読みました。





記事のタイトルは
『結弦は答えがもうわかっている』


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インタビューは世界選手権を戦うことを前提に話していますが、
とても安心させてくれる嬉しい内容でした。


一部引用させていただきました。

2年ぶりに「バラード第1番」と「SEIMEI」を見た感想は?

一言でいうと、「これぞ正真正銘の結弦だ」という気持ちでした。
もちろん昨季から使ってきたプログラムを嫌いだったわけではありませんが、あくまで「オマージュ」ものです。
誰かへの敬意というのは、自己主張を押し込めることになりかねない。
結弦が、彼自身について語り、彼の心の中をそのまま表現できるプログラムは、やはり見ていてワクワクしました。

曲を戻した直後に楽しそうに滑っている様子を見て安心し、1週間もしたら威厳がにじみ出てくるようになり、感銘を受けました。


4回転アクセルは?

結弦はGPファイナルの練習で、みなさんの前で初披露しましたね。しかもコーチが不在という隙を狙って(笑)。
そのニュースを聞いて、私はちっとも驚きませんでした。結弦の性格ならあり得ることです。

でもその時はあまりいいジャンプではなく、転倒でした。
トロントでの練習の方が、もっと悔しい4回転アクセルだという印象です。

(もっと成功に近い4回転アクセル、という意味ですね。)


チームを組んで8シーズン目。羽生が遂げた進化は?

私にとって結弦は、8年前にトロントにやってきた17歳の少年のまま変わりません。
(中略)
結弦は25歳になり、誰からも尊敬されるスケーターになりました。

ジャンプだけでないスケートの本質的な美しさがある。

結弦には「僕のスケートは美しいんだ」というのを伝え続けてほしいです。


どうやら羽生選手は世界選手権に向けて順調に練習を重ねてきたようです。
COVID-19が現れるまでは。

4回転アクセルについても、羽生選手は「答えがこのあたりにある」というのはわかっていて、「もう彼の身体の中に答えはある」という状態まで進んでいるということです。

特に嬉しく思ったのは、オーサーコーチから見て、羽生選手が「8年前の少年のまま変わらず」にいてくれるということ。

トロントに渡った時の、スケートに向かう純粋な気持ちを持った少年は、
フィギュアスケートの代名詞のような偉大な存在になった今も、彼のなかに変わらずに存在するのですね。

それに、羽生選手には「スケートの本質的な美しさがある」と言ってくれたことも、とても嬉しかったです。

どんな分野についても言えると思いますが、しばしば究極の技術は芸術的に美しいものでもあります。





ところで、AERAは本屋さんの週刊誌の棚にあるので、AERAを買おうと手に取ったとき、フッと目の端に「羽生結弦」という文字が飛び込んできました。

アレッと思って、AERAのすぐ上の棚を見ると、これでした。

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「羽生結弦’19-’20全衣装」

それは『女性自身』でした。

滅多に手にすることがない週刊誌ですが、羽生選手の今シーズンに使用した全9種類の衣装が、6ページ分のカラーグラビアになっていました。

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なぜか、こんなタイトルのページも。

ぬいぐるみ

「ユヅはぬいぐるみ使いも世界一!!」って。

結局AERAを買いに行って女性自身もついで買いしてしまいました。
予期せぬところで出会うと、つい嬉しくなって、衝動買いしてしまいます。

ちなみに表紙のイケメン俳優さんよりも、羽生選手の方が美しいと思ってしまいました。
(ごめんなさい。)




そして帰宅すると、Amazonから『フィギュアスケーターズ』が届きました。




やはり大きいです。

フィギュアスケーターズ19


写真も綺麗で紙質もよく、雑誌と言うよりも写真集な感じです。

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全体の内、羽生選手のページはおよそ3分の2ほどで、今号は特に練習シーンの写真が充実しています。

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理想のボディ

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理想のフェイス


やはり毎号コレクションとして欠かせない雑誌です。




しかし、こんな風にたくさんの出版物を楽しんでいる一方で、クリケットクラブも一時閉鎖になってしまいました。


羽生選手はどうしているのでしょうか。

リンクでの練習は当面できなくなっても、過去に怪我をした時のように、イメージトレーニングや研究に打ち込むことで、来シーズンに向かって準備を進めているのでしょうか。

しかし、その来シーズンさえ、実際今はどうなるのか分かりません。

不安な事ばかりですが、こんな時こそ、これまでの数々の試練を乗り越えてきた羽生選手の経験が、彼を助けてくれるよう願っています。


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2018年10月11日

コーチの誇りとなる


文芸春秋11月号の記事『羽生結弦は私の誇りです』を読みました。


2012年春に羽生選手がオーサーコーチの元に来てから2度のオリンピック金メダルを取り、そして現在に至るまでのエピソードを、コーチ自身の過去の経験を交えながら語っているという内容でした。


2012年のニースでの世界選手権の後にカナダに拠点を移したころ、「あともう少しでコントロールを失うギリギリのところで滑っているよう」な17歳の血気盛んな少年だった羽生選手の溢れる才能とエネルギーを見て、「その野性味を自分でコントロールできるように基礎をもっと強化していこうと」いう方針をトレーシーコーチと共に立てたそうです。


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この記事の中で圧倒的に強い印象を受けたのはユヅとハビのピョンチャンオリンピックでの練習光景でした。

少しだけ引用させていただきます。

「確かフリーの日の公式練習のことでした。ハビとユヅが並んでエッジワークを見せたのです。
いつもこのクリケットクラブでグループでやっていることを、二人並んで揃ってやったんです。
あれは人に見せるためではなく、自分たちのためだったと思う。
私たちのところに戻ってきたとき、二人の間に、はっきりした結束の意識を感じました。厳しいプレッシャーに直面するときは、一人でも多くの仲間が必要なんです」
(中略)
「ジャッジたち全員が、ハビとユヅの美しいエッジワークを見ていたんです。だから私は、
『きみたちは素晴らしかった。おかげで、我々まで鼻高々だよ』
と言ったら、二人は相手の顔を見てハイファイブ(ハイタッチ)をしました。これまで多くの素晴らしい瞬間にコーチとして立ち会ってきたけれど、あの時ほど自分の生徒たちを誇りに思ったことはありませんでした」


読んでいて、その光景が目に浮かび、ジーンとしてしまいました。

「人に見せるためではなく、自分たちのため」、この日まで共に過ごした6年間のクリケットクラブでの練習と同じことをした。

ショートプログラムで1位と2位になっていた二人が、フリーの前日の練習で、翌日には最大のライバルとして戦う相手と一緒に揃ってエッジワークの練習をすることは、これまでも、これからも無いと思います。



二人の間にはこの時、同志としての強い共感と連帯感があったのでしょう。

完治していない怪我を抱えたユヅと、ソチオリンピックで惜しくも表彰台を逃してしまい、最後のオリンピックに夢を賭けたハビ。

順位はどうであれ、一緒にオリンピックの表彰台に立とうという、互いの意思確認でもあったと思います。

これを見て泣かないコーチがどこにいるのでしょうか。
きっとオーサーコーチの目にも涙が宿っていたに違いないと私は信じています。



画像はずっと前にたまたま動画で見かけた練習風景が素敵で、キャプチャーしてあったものです。

この時はまだクリケットクラブに移籍して間もない頃だと思いますが、オリンピック会場での二人揃ってのエッジワーク練習のイメージはこんな風だったのかなと。




練習風景 4


練習風景 5


練習風景 6


練習風景 7


練習風景 8


練習風景 9


練習風景 3


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(ボケボケ画像ですが想像力を駆使してご覧くださいね)
初めてのGIFです。スマホでは見れない場合はこちらから試してみて下さい。




18-2-17 FS後 3_Fotor



18-2-17 グリーンルーム -1



これからは違う道を歩んで行く二人の未来が栄光と幸福に満ちたものでありますように。


18-2-17  メダルセレモニー 9-1





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withgoldenwings at 16:23|Permalink