フィギュアスケートニュース発売中止
2018年10月02日
出版の自由はどうなっているの?
『フィギュアスケートニュース』の販売中止の件、出版元であるメディアックスが大変残念な結論を出したことにはがっかりもしましたし、ともかく「全てお答えできません」という対応にドッと疲れました。
砂を噛むような思いとはこういうことを言うのでしょうか。
でも、メディアックスへの問い合わせ記事にはたくさんの拍手をいただき心強かったです。
ありがとうございました。
幸いなことに、同じように販売中止と言われていた『フィギュアスケート日本男子応援ブック』の方は、普通に近所の大手書店にも並んでおり、問題なく購入できました。
この表紙を開いた中表紙が『フィギュアスケートニュース』と同じ写真というのが皮肉です。
初めて大きな写真でみる新衣装の細部をジーっと凝視してしまいました。
いつもながらとても凝った作りです。
せめて1度はこの目で見れるチャンスが掴めるといいのですが。
もう今シーズンのチケットのことが心配になってきました。
オータムクラシック特集としてほとんどが羽生選手の写真で構成されていますが、以前から応援している山本草太選手、須本光希選手のページがあったのも良かったと思います。
『フィギュアスケートニュース』も入手できた方もいらっしゃるようなので、諦めずに入手するよう努力してみようと思っています。
購入できた方がパラパラ動画をアップして下さっていますので、せめてこれで内容を確認しました。
一体どこが問題なのでしょうか。謎は深まるばかりです。
似たような2冊の本の内容にもかかわらず、1冊は販売され、もう1冊は販売中止に追い込まれた理由はどこにあるのでしょう。
その違いを把握すれば、自ずと2誌の明暗を分けた理由も推測できるのではないでしょうか。
比較するために、もう一方の『日本男子応援ブック』のパラパラ動画と比べて見ましょう。
この二つの本の内容で違うところを考えてみると、『フィギュアスケートニュース』は、オータムクラシック・インターナショナルの特集号の名の通り、出場選手のみの写真で構成されています。その中で日本からは羽生選手だけしか出場していないので、内容は羽生結弦選手と他の外国人出場選手の写真で構成されており、当然のことですが出場していない他の日本人選手の写真はありません。
それに対して『日本男子応援ブック』では、速報・オータムクラシックと銘打ちながらも、最後の数ページを、宇野昌磨選手、友野一希選手各1ページ、須本光希選手、山本草太選手各2ページ、故デニス・テン選手の追悼に1ページを割いていることです。逆にオータムクラシックに出場していた外国人選手の写真は、表彰式の写真1枚を除いては皆無です。
その他は両誌とも全て羽生結弦選手なのですから、真実は藪の中だとしても、このあたりに問題の核心があるのかなと推測することも可能でしょう。
というか、そう推測されても仕方がないようにも思います。
メディアックス社にはホームページのお知らせ欄からでもよいので、是非とも正式コメントを発表していただきたいと思っています。
仮に圧力がどこからかかったのか明言できないとしても、二度とこのような事態を招かないために、販売中止の経緯を明らかにするのが出版社としてのせめてもの矜持と誠意ではないでしょうか。
何よりも、自由な出版を妨げようとする何者かが闇の中にいるとすれば、また同じことが起こる可能性がある。
そして自主規制と忖度が始まる。
それを一番恐れています。
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2018年10月01日
謎に包まれたままで終わるのか
『フィギュアスケートニュース』の販売中止について、どうしても納得がいかなかったので、週明けの今日、出版元の株式会社メディアックスに電話して問い合わせしてみました。
ー販売中止の理由は?
ー法的措置による販売差し止めなのかどうか?
ー自主回収なのか、あるいはどこからかの圧力があったのか?
ー本書のどこに問題があったと考えているのか?
以上の質問に対する答えは全て「お答えできません」の一辺倒でした。
答えていただけたのは以下の質問のみでした。
ー今後の「フィギュアスケートニュース」シリーズの出版はありますか?
回答:今後の「フィギュアスケートニュース」シリーズの出版はございません。
その他にもフィギュアスケート関連の出版は今後はございません。
尚、これは答えて下さった方の考えではなく、全社的な統一見解ということでした。
結局、株式会社メディアックスは今後フィギュアスケート関連の出版物からは手を引くという結論に至ったということだと理解しました。
事情を一切明かせないというところに、深くて暗い事情があるのでしょうか。
発売日前日に急遽販売中止という尋常ではない事態に、出版社としての発表も無く、楽しみに待っていた読者にも何の説明もなく、以後は一切フィギュアスケート関連の出版を取りやめるとは、相当の理由があるのだろうと想像は膨らむばかりです。
どこか他のメディアなり、フリーのジャーナリストやリポーターの方が、徹底調査、徹底取材していただけないものでしょうか。
たかが(敢えて言います)フィギュアスケート雑誌とはいえ、出版物は社会的な存在でもあるわけですから、今後こんな形で出版物が闇から闇に葬り去られるのは、気持ちの良い話ではありません。
ここまでするにはメディアックス様には言うに言えない事情があるのでしょうけれど、出版社としての矜持を持って、勇気をだして真実を伝えてほしいと強く願っています。
問い合わせの結果を、私と同様、本書を楽しみに待っていた皆さまと共有したくて、ご報告させていただきました。
尚、メディアックスへのお問い合わせは、同社ホームページに明記されている電話番号からさせていただきました。
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