アート・オン・アイス
2018年09月10日
二つのART on ICE
プルシェンコさんが『ニジンスキーに捧ぐ』で使った曲Art on ICE
そして羽生選手が『Origin』として使う曲Art on ICE
エドウィン・マートンさんの作曲した同じ曲を使いながら、全く違うプログラムになりそうです。
プルシェンコさんはロシアの伝説的なバレエダンサー、ニジンスキーにこのプログラムを捧げ、
羽生選手は同じ曲を使ったプログラムを、自分のスケートの原点としてプルシェンコさんに捧げるという二重構造になっているようです。
公開練習を見る限り、『Origin』の中にはニジンスキー的要素は特に見られず、羽生結弦的要素がぎっしり詰まった羽生選手のオリジナルプログラムになるようですね。
羽生選手が会見で、「彼の「ニジンスキーに捧ぐ」という素晴らしいプログラムはやっぱりずっと消えないと思いますし、僕のなかでもすごく大切なものなので、それとは別に自分のプログラムとして完成させることができたらなというふうに思っています」と言っていた意味はこういうことだったのですね。
プルシェンコさんのプログラムがとても印象が強いので、Art on Ice=ニジンスキーのようなイメージが定着していたのですが、そうではなく、あくまでも羽生結弦のArt on Ice として滑るというわけですね。
でも、確かにどちらも『氷上の芸術』には違いありません。
二人の演奏家が奏でる、個性の違う二つの『Art on Ice』を聴くように、二人のプログラムを堪能できる楽しみがありますね。
特別お気に入りは流れるようなバックスパイラル。
そしてファントムを思い起こさせるところや、
パリの散歩道や
フィニッシュポーズは、ソチのロミオが天を仰いだよう。
羽生選手のこれまでのプログラムが散りばめられているようです。
今回白いANAジャスを脱がなかったのは、きっと初戦当日に黒い衣装を新鮮に感じてもらうためではないのか(?)とまで妄想してしまいました。
いずれにせよ全貌はあと10日の辛抱ですね!
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