2023年07月09日
ユヅとオーサーの最も美しかった瞬間
毎日更新される結弦くん情報に翻弄されて、なかなか書けなかった『Number1075』に掲載された記事について、とても感動的な記事だったので、皆さまとシェアさせていただきたいと思います。
Numberのオンライン記事も上がっていますが、本誌の記事の方が、この4月に結弦くんが3年ぶりにトロントのクリケットクラブに帰還した時のことが、オーサーコーチの言葉によって、より詳しく伝えられています。
結弦くんがクリケットクラブに滞在したのは3日間だけでしたが、それはオーサーコーチにとっては、2012年から11年間を共に過ごし、共に闘ってきた、結弦くんとの特別な時間になりました。
オーサーコーチは、「ユヅが来ると聞いてから、僕は『再開しても、すぐには泣かないぞ』と自分に言い聞かせていました」ということです。
ところが、結弦くんが若い生徒たちのリクエストに応えていくつかの過去のプログラムを完璧に演じてくれた後、子供たちに向かって話し始めたのです。
「僕やトレーシーにではなくて、子どもたちに向けて、小さなスピーチでした。練習の日々のこと、努力の大切さ、試合に向かって行く気持ち、プロとしての心構え……。
その途中でユヅが感極まって泣き始めて、思わず僕はユヅのことを抱きしめました。3日間我慢してきた僕の涙腺も、ここで限界でした」
そしてオーサーコーチは「最も美しかった瞬間」といって、こう続けました。
「ユヅは、膝をついて氷に触れて、『僕はこの、クリケットクラブの氷が大好きなんだ。この氷が恋しかった』と言ったんです。美しい瞬間でした。
人は歳を重ね、時間が経つほどに、人や場所を恋しく思う気持ちがわかるようになります。ユヅのプロ人生の中で、帰る場所があるということは、大きな心の支えになるはずです。氷に触れる姿を見て、『ああ、クリケットクラブは第二の故郷になったんだな』と思いました」
オーサーコーチは、ユヅは自分の指導法にも自信を与えてくれたと言っていました。
「ユヅは僕に『この指導法で正しい』、つまり、” 羽生結弦のお墨付き” をくれたってこと。
彼は相当の完璧主義者であり、環境も指導法も自分のコンディションも、全てを完璧に保とうとします。その彼が、僕たちの指導法を信じぬき、卒業した後も心を寄せてくれている。
僕はユヅを通してコーチとしての信念に確信を持てた、そういった意味でユヅに育てられたという気持ちがあります」
結弦くんがクリケットクラブの氷を恋しく感じ、「第二の故郷」だと思うことも、オーサーコーチが選手に「育てられた」と言えることも、簡単には見つけられない、特別な関係を築いた11年間だったのです。
結弦くんにとって、クリケットクラブはこれからも永遠に、いつでも「帰れる場所」であってほしいと思いました。
『Number1075』は、まだ書店で販売されています。
結弦くんの記事は4ページだけですが、是非記事全体を読んでいただきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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