2023年04月12日
本当のスターは誰だったのか
新たにUPされた美しいハク様の写真
SponichitokyophotoのInstagramより
撮影は小海途様
『STARS ON ICE』は、その名の通り、氷上のスター達によって繰り広げられる夢の世界。
特に今年は、
男子シングル:宇野昌磨
女子シングル:坂本花織
ペア:三浦璃来/ 木原隆一
アイススケート:マディソン・チョック / エヴァン・ベイツ
と、全てのカテゴリーの世界選手権金メダリストが揃いました。
正に、今最も優れた選手たちということになるはずですね。
プロスケーターで参加したのは男子では羽生結弦、女子では宮原知子、各一人だけ。
しかし実際にはどうだったでしょう。
座長はいないものの、実質的には羽生結弦がその役を担っていました。
ショーのラストスケーターが10日間全日、羽生結弦だったことで、それは明らかでした。
つまり、一番のスター中のスターは、ISU公認の世界選手権優勝者たちを差し置いて、
プロアスリートの羽生結弦であることを証明してしまった。
ISUやその傘下のJSFにとっては、不愉快な真実が明かされてしまったということでしょう。
アイスショーはある意味正直です。
本物のスターを連れてこない限り、興行として成り立たないからです。
最初はダブついていたチケットも、羽生選手のINが発表されると、日を追うごとに埋まっていき、最終日の横浜アリーナは、これまでの羽生選手が出場した試合やアイスショーのように、天井までびっしり埋まっていました。
横浜公演最終日の『阿修羅ちゃん』の演技中は、歓声と手拍子で椅子がゆさゆさと揺れて、双眼鏡で観ていても揺れて羽生選手を視界に捉えることができず、私は双眼鏡を使うのは諦めました。
スターズ・オン・アイスでは、『オペラ座の怪人』⇒『阿修羅ちゃん』⇒『あの夏へ』の順番で演じてきましたから、最終日は順番通りなら『オペラ座の怪人』になるはずでした。
しかし最終日の最後の演技に、羽生選手が選んだのは『阿修羅ちゃん』でした。
それを選んだことには、意味が込められていると思いました。
羽生選手はその時には明言しませんが、大事な瞬間にすることには何かの意味やメッセージを込めていることが多いからです。
「阿修羅」に込めた意味とは何でしょう。
仏教では阿修羅は正義を司る神とされ、帝釈天は力を司る神とされるそうです。
阿修羅は常に正しいとされる帝釈天に戦いを挑みますが、
力を持つものが必ずしも正義ではないことはしばしばあることです。
私は、帝釈天と阿修羅を、ISUと羽生結弦のように連想していました。
理不尽な権力に対しては、阿修羅のごとく戦い続けるという、羽生選手の秘めたる反骨精神を感じました。
力を持つISUは遂に試合の場から、正義を貫いた羽生結弦を追い出してしまいましたが、
その結果、逆に本当の勝者は羽生結弦だったということが明らかになってしまったのです。
ISUのお墨付きの選手が、実力においても、人気においても、羽生結弦には勝てないということがはっきりしてしまいました。
これはISUの敗北と言っていいでしょう。
ISUのひも付きの「ボランティア」ジャッジの不正確で恣意的な採点による評価から解放された羽生結弦を、今度は世界中の各界一流のアーティストや、直感的にその芸術性、卓越性を感じとる鋭敏な感覚を持つファンたちが評価する時代が始まりました。
これからの羽生結弦がどう進化していくのか、私たちはそれを共に体験するという幸運に恵まれました。
とても嬉しいことです!!
カメラを通して「ありがとうございましたーー!」
We got our ありがとうございます!!!
— pep_on 🌌 (@pep_on_) April 11, 2023
💖😆
Thank you #HANYUYUZURU for giving us so many incredible moments! #羽生結弦 pic.twitter.com/IM7j5xVriv
次の「ファンタジー・オン・アイス」では、
遠慮なく、観客席に向かって全力の「ありがとうございましたーー!!」が聴きたいな。
お読みいただきありがとうございました。
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withgoldenwings at 03:13│羽生結弦 | スターズ・オン・アイス