しあわせの王子5月2日徹子の部屋に登場

2023年04月19日

プロとアマについて



昨日発売された『フィギュアスケーターズ』を本屋さんで見ました。

見ましたというのは、結局買わなかったということなのですけど

本屋さん、ごめんなさい。


やはりこの表紙はマズイですよね。

これまでのたくさんの『フィギュアスケーターズ』に、このような曖昧な表紙があったでしょうか。

これは誰のファンであれ、誰も買いたくない表紙だと思います。

どこかから「指導」が入ったのでしょうか。


羽生選手を「絶対王者」としてTOPに配置しているのが、せめてもの慰めですが。




実際、今シーズンの主要試合であった、GPF、日本選手権、四大陸選手権、世界選手権をみても、もし羽生選手が出場できていれば、それら全ての試合でぶっちぎりで優勝していたことでしょう。
(ジャッジ達の正しい判定を前提条件として)


期せずして、スターズ・オン・アイスは「プロアスリート」羽生結弦と、各試合に出場していた「アマチュアアスリート」の選手たちとの分かり易い比較の場となりました


その歴然とした「差」は、誰が観ても一目瞭然だったと、私は思っています。


SOI 2023 横浜 3日目 小海途 1





プロとアマチュアという観点から、気になっていたニュースがありました。

もう2週間以上前のニュースですが、スターズ・オン・アイスのことなどに気を取られて、書きそびれていました。
それは、4月初めに目にした、スキージャンプの小林陵侑選手 がプロ転向したというニュースです。

フィギュアスケート界とは違い、スキーではプロに転向しても、アマチュアと同じように世界選手権などの試合にも出場できるのですね。


この違いは一体なぜなのでしょう。



小林陵侑が帰国 プロ転向でジャンプ界活性化に一石「夢感じる世界に」「確実に今のままではダメ」

配信 デイリースポーツ

ノルディックスキージャンプ男子で22年北京五輪ノーマルヒル金メダリストの小林陵侑(26)が4日、今シーズンの遠征を終えて羽田空港に帰国した。前日3日には土屋ホームを退社し、プロに転向したことを発表。空港で取材に応じ「(日本ジャンプ界の)底上げを目指し、みんながジャンプをもっと身近に感じられる活動をしたい。みんなが感動できる、楽しいと思えるような、夢を感じられる世界にしていきたい」と展望を語った。

北京五輪で悲願の金メダルを獲得したことを機に「(業界が)確実に今のままではダメ」と、一石を投じる上でもプロ転向を考えていたという。日本では企業チームのサポートでそれぞれが強化をしている現状があるが、欧州など強豪チームと戦っていくには一枚岩になる必要性を強調。「日本チームの現状で底上げ(の必要性)を考えた。サポートはあるが、1人1人が見直していかないといけない」と問題意識を示し、「僕が一歩踏み出したことで周りに影響を与えられたら」と狙いを明かした。  今後はチームの垣根を越えて練習や情報共有を行うことや、イベントを開催してジャンプ界を盛り上げることも考えているという。「独立して、(チームの)隔てなく(同じ場所に)いたら一緒に練習しようよと言うような、ラフな感じがいい。それが僕の言う“底上げ”の意図。国内で競っていても世界で戦えないので、いかにみんなフラット(な関係性)でやっていくかを考えていきたい」と明かした。  今季は五輪シーズン直後ということもあり、調整不足で出遅れたものの、終盤には立て直してW杯3勝。さらに、世界選手権ラージヒルで銀メダルを獲得し、自身初の表彰台にたった。「(調子が)沈んだり上がったりが激しいシーズンで、周りのサポートでここまで来られた。今シーズンも1勝は目指していたが、中盤からいい感じでエンジンが掛かってきて、3勝できてすごく満足」。プロジャンパーとして踏み出す来季に向けては「新しい体制でバタバタすると思うが、すごく楽しみ」と胸を弾ませた。



小林陵侑 スキージャンプ



小林選手のメッセージ(小林陵侑オフィシャルサイトより)


2023年度
スキージャンパーの小林陵侑は
8年間、お世話になった
株式会社土屋ホームを独立し
プロアスリートとして
活動していきます。

アスリートはこうあるべきだとか
そういった事は考えず
心の感じるままに
面白いって思った事をやって
「ぶっ飛んでいく」

もちろん全てに
言い訳はできなくなると思いますが
自分は自分らしく。

これからの僕の新しい挑戦を
温かく見守っていただければ嬉しいです。





YouTubeでもプロ転向を発信されています。





小林選手の発言には、多くの点で羽生選手と共通のことがあります。

世界で戦っていくために日本のスキージャンプの底上げをしてレベルアップたいこと。

後輩のお手本のようになれるような選手になりたいこと。しかし直接指導をするよりも、自分の後ろ姿から盗んで学んでほしいこと。


今後のやりたいこととして、試合の形式でのイベントを挙げていましたが、

フィギュアスケートでもこれは是非実現して欲しいと思いました。


羽生選手のこれからの企画に、プロ、アマ問わず参加できる試合形式のアイスショーというアイデアも是非取り入れてほしいです。


しかし、そんなこと、スケ連が黙ってはいないだろうというのも想像がつきます。

選手たちをランキングするという、自分たちの独占権が侵されるのを黙認しないかもしれませんからね。



フィギュアスケートでは、競技に出場できる選手は企業やクラブ、学校などに所属するアマチュアのみに限定されていて、個人としてフィギュアスケーターを生業とするプロフェッショナル選手は競技に参加させないというルールになっています。

しつこいようですが、本当に何故なのか理解できません。

それはまるで、会社員だけが参加できて、フリーランスは参加できないコンペのようではありませんか。

他競技では、身近な例を挙げれば、プロ野球選手、プロサッカー選手でも、オリンピックにだって参加できるのです!

プロとなった小林選手も、もちろん2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指しています。




それなのに、何故プロフィギュアスケーターは世界選手権やオリンピックに出場できないというルールになっているのでしょうか。


私には、これはISUを頂点にし、傘下の各国スケート連盟をその下部組織とした利権構造のためだとしか思えません。

現状を見れば、

一番実力のある選手が競技に参加できない
   ↓
競技の権威失墜
   ↓
競技の人気凋落
   ↓
利権構造の崩壊


ということが想像できます。


今、羽生選手がプロとして活動を初めて、とても楽しい日々が続いています。
でもやはり、一番上手い選手が競技会にいない、という寂しさと残念さは心のどこかにあります。


いつか他の競技のように、プロであれ、アマチュアであれ、自由に試合に参加して競い合い、競技をレベルアップしていけるフィギュアスケート界になれたらと願っています。



今日と明日はスターズ・オン・アイス大阪公演の1日目と2日目の放送があります。



SOI 2023 横浜 長久保豊 2



SOI 2023 横浜 2日目 小海途 1


プロとアマチュアの違いを見つつ考えつつ、また結弦くんの演技を鑑賞したいと思います。
最近では芸術作品を鑑賞する態度になってきた私。



長々ととりとめのない記事になってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。



お読みいただきありがとうございました。

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