2023年03月11日
3.11星降る夜に
ライブビューイングで観た『notte stellata』は衝撃的でした。
結弦くんはショーの最初に『notte stellata』を滑りました。
それは、それは、美しい舞でした。
それがまず、私としては嬉しかったことでした。
『notte stellata』とはイタリア語で『満天の星』を意味します」と、よく言われていたり、書かれていたりしますが、ずっと違和感を抱いていました。
そうではなくて、イタリア語では『星降る夜』を意味しています。
『stellata=星が瞬いて』いた『notte=夜』という意味なのです。
イタリア語では通常、形容詞は名詞の後にくるので『notte stellata』は『星降る夜』となります。
結弦くんが正しい意味に訂正してくれたように思いました。
『notte stellata』というイタリア語が、このショーのタイトルに使われるという意味は、
あの3月11日の真っ暗な夜、そこに瞬いていた星々が、わずかに残された希望の灯のように感じたという結弦くんの想いからだと思います。
3.11の真っ暗な夜に、東北の地に起こっていたことは、実際に体験した方々でなければ、到底想像すらできないような過酷な出来事だったと思います。
それは、昨日ライブビューイングに行く前に立ち寄った、汐留シオサイトで開催中の『東日本大震災風化防止イベント』でいただいた復興関連の多くの資料を読んだことからも改めて感じたことでした。
今回初めて知った日和幼稚園の送迎バスの悲劇は氷山の一角で、数えきれないほどの悲劇の集積があったということなのだと想像しました。
一瞬の判断で生死を分けてしまったということの悲惨さには言葉を失ってします。
結弦くんはそのようなこと全て分かっていて、知っていて、だからこそ、この3.11という日に、震災当時犠牲者の方々を収容する場所となっていた場所で、敢えてアイスショーを開催したのかなと思います。
そういう思いで観ていたので、とても楽しいアイスショーでしたが、胸が締め付けられる想いも同時に感じながら観ていたショーでもありました。
折角皆さまが楽しいアイスショーに心躍る時に、このようなこと書いて申し訳なくも思いますが、原発事故に関しては、未だに3万人の方々が避難を続けており、東日本大震災は現在進行形の災害なのだということは忘れてはいけないなと思いました。
最後に登場した結弦くんは『春よ、来い』を万感を込めて滑ってくれました。
最初の『notte stellata』と最後の『春よ、来い』
2つのプログラムは、鎮魂の舞のようでもあり、亡き方々の魂への奉納の舞のようでもありました。
内村選手との共演は素晴らしくて、「美しいスケート」と「美しい体操」の共演であり、また饗宴でもありました。
これについてはまた次回に書きたいと思います。
内村航平さん「結弦すご~い!とつくづく感じた」「やっぱりこの男はすごい」羽生結弦との豪華コラボ終えて https://t.co/bE9NgtbzEH #フィギュアスケート #figureskating pic.twitter.com/hCCFzpauol
— スポーツ報知 ICELINK (@figure_hochi) March 10, 2023
結弦くんも凄いけれど、内村さんも凄~い!!
ビューイングから帰宅後、余りにもエキサイティングなものを観てしまったせいか、夕食後に倒れ込むように眠ってしまったので、今は眼が冴えて眠れなくなってしまいました。
これから、あと2日だけとなってしまった『GIFT』を観るつもりです。
本日はこちら ↓ もお忘れなくお願いいたします。
#東日本大震災から12年
— Yahoo!検索 (@YahooSearchJP) March 10, 2023
本日、3月11日にヤフーで「3.11」と検索すると、おひとりにつき10円が、東北支援や防災のために寄付されます。これからも、私たちにできること。#311検索はチカラになる#311これからもできること
お読みいただきありがとうございました。
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withgoldenwings at 05:46│羽生結弦 | notte stellata