To be or not to be:春よ、来い

2023年03月01日

2.26という新たな記念日



『GIFT』からもう2日が経ちますが、まだあの余韻から覚めずにいます。

別のことをしていても、ふと『GIFT』の一場面が頭をよぎったりしてしまいます。


2.26は、忘れられない「GIFT記念日」になりました。


2.26『GIFT』セットリスト

第1部
◆火の鳥
◆Hope & Legacy
◆千と千尋の神隠し「あの夏へ」(new!)
◆バラード第1番
◆序奏とロンド・カプリチオーソ


第2部
◆Let Me Entertain You
◆阿修羅ちゃん(Ado)(new!)
◆オペラ座の怪人
◆いつか終わる夢
◆Notte Stellata


アンコール(実質的第3部)
◆春よ、来い
◆SEIMEI



こうして書き出してみると凄いですね。
計12プログラムを一人で滑りこなすって、超人的な体力と精神力がなければ無理です。



新聞も、スポーツ報知とデイリーが同じ大判写真を使った記事を組んでいました。

写真のクレジットは、【2023 GIFT Official】となっています。2紙ともに同じ写真でしたから、オフィシャルサイドから公開されたものなのでしょう。

GIFTオフィシャルカメラマンの矢口さんか小海途さん撮影と思いますが、
どちらも素敵です。


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スポーツ報知の高木さんの記事。


2時間半超の公演を一人で滑りきった。日本を代表する演出振付家のMIKIKOさんによるプロジェクションマッピングとの融合、東京フィルハーモニーの生演奏。「名だたるメンバーが集まっているからこそできた総合エンターテインメントを作れた」と話す羽生結弦の表情は充実感に満ちていた。

 スケーター初の東京ドーム公演。一夜限り。相当なプレッシャーがあっただろう。この日のためだけに設置された巨大ステージ。開催に携わった大勢の仲間。世界配信。「正直ここまで来るのにめちゃくちゃつらかったです。むちゃくちゃ頑張って練習してきました。練習したことが、報われねえなって思うこともいっぱいありました。皆さんの期待に応えられるか、本当に分からなくて、つらい時期もありました」。どれほどの努力を重ねたのだろう。本番を見事に演じ上げた。

 自らつづった物語と大切なプログラムをもとに、「半生」と「これから」を氷上で表現した。演目と演目の間の一人語りが、また抜群にうまい。自身と向き合い続けたスケート人生の苦悩、葛藤、その過程での温かな気づき。「一人」、「独り」。誰しもの中に存在する痛みや光を込めたアイスストーリーは、見る者の心に響いた。

前半の最後は試合同様6分間練習からの「序奏とロンド・カプリチオーソ」。ワンマンショー、それも失敗が許されないたった一度の公演に、この曲を選んだ覚悟が羽生結弦らしかった。ジャージーを脱ぐ。「ロンカプ」の衣装に歓声が湧く。北京五輪で氷の穴にはまり、回転が抜けた冒頭の4回転サルコーを成功した。試合と同じ構成を滑りきった。舞台からはける直前、強く握った右拳はこの日のハイライトの一つだった。

 「この会場に入った時に思ったことは、自分ってなんてちっぽけな人間なんだろうっていうことでした」。巨大な空間を相手にした表現への挑戦だった。新曲2曲を含む12演目を披露した。指先まで意識が行き届いた美しいスピンは雄弁に語った。6本の4回転をすべて着氷させた。どれもがまるで、公演最初のプログラムのように上質だった。

 「言葉のない身体表現だからこそ受け手の方々がいろんなことを感じることができるっていうのが、フィギュアスケートの醍醐(だいご)味」。羽生結弦の技術、表現力と一流の集いは、新しいエンタメの形を提示した。プロ転向後最初のアイスショー「プロローグ」で「フィギュアスケートっていうものの限界を超えていきたい」と言った。まだ見ぬ新しい景色へ、限界突破を繰り返していく。(高木 恵)



一方、最近のデイリーさんは「押し活情報!!」なんていう言葉を使って、頑張ってくれているように思います。





こちらにも良い記事がありました。


そう。「引退」どころではない。「成長」であり「進化」。五輪においてメダルの色は3つしかないけれど、東京ドームで観客が見たのは、羽生さんが表現する万華鏡のような多彩さであり、感動の境地でした。

 音楽部門を統括したのは、あの武部聡志氏です。終演後、ツイッターにこう投稿しました。

「羽生結弦『GIFT』東京ドーム公演が無事に終わった。今日の公演を成功させるために日夜練習を積み重ねてきた彼に最大限の賛辞と敬意を送りたい。1夜限り東京ドームに張られた氷上をたった1人で滑り切る体力、気力。そして渾身の滑りに胸が震え、ピアノを弾きながら涙が溢れた」

 ユーミン、吉田拓郎を始めとする大物ミュージシャンのコンサートを成功に導いてきた大御所が、「ピアノを弾きながら涙が溢れた」とつづってしまう羽生さんの凄味。それはそもそも「競技会」という枠の中で収まるものではなかった。表現の可能性を拡げる上でも、プロ化は必然でした。「2・26」はあの日の決断が正しかったと証明した一日だったとも言えるでしょう。

本物は本物を知る。そんな羽生さんのもとには凄腕のクリエイターが「仲間」として集結しました。Perfumeなどでも知られる人気演出家・MIKIKO氏とタッグを組み、オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団。一流と一流が火花を散らして最高の空間を作ろうとする「真剣勝負」に、ファンが魅了されたのは必然と言えるかもしれません。

 スポーツ紙のデスクは言います。

「日本人は五輪が大好きで、メダルが全てのような価値観がどこかにある。でもエンタメの世界も、それに優るとも劣らない真剣勝負の場なんです。冬の寒い中、チケット争奪戦を制した上で、全国から3万5000人もの人々が東京ドームへ集結した。チケットは買えなくても、臨場感溢れる中で体感したいと、韓国、香港、台湾も含めて3万人もの人々が映画館でのライブビューイングに馳せ参じた。たった一人で滑りきり、人々をここまで熱狂させた羽生結弦という男は本当に凄い。2・26はゴールではなく、新たな一歩とも言えるのではないでしょうか」

オーディエンスの誰もが、同時代を生きる喜びを実感した「2・26」。「エンタメ」という、ゴールのないレースを走る羽生さんにとって、今回の賛辞はさらに前へと進む、大きな原動力となるに違いありません。


そう、ファンだけでなく、一流のプロたちも、関係した人すべてを魅了してしまうのが羽生結弦です。










結弦くんに、「芸術家になれ」と説いてきた都築先生はどんなにお喜びでしょうか。
きっと褒めていただけますね。




これに尽きますね!

3月8日のクラシックTVも楽しみ!



今年も田中さんの『羽生結弦ダイアリー』が発売されます。
3月11日(土)発売です。


写真はプロ転向前のものということですが、今となっては却って貴重な写真の数々となりますね。



羽生結弦 ダイアリー 1

羽生結弦 カレンダー 2
予約しました!


お読みいただきありがとうございました。

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