鎮魂の場所から希望の場所へ国宝級の対談(2)

2023年01月16日

国宝級の対談(1)



この週末は色々な予定が重なっていて、全然情報に接することができなくて、今日なってようやくS-PARKの録画を観ることができました。


夏の王者と冬の王者の対談完全版、流石に見ごたえがありました。

国宝級の二人による、「国宝級の対談」でした。




羽生:最も尊敬しているアスリートの一人なので、すごい緊張しますけれど、
なんか僕らだからこそ、一緒に分かることだったりとか、
僕らだからこそ話し合えることだったりとかもあると思うんで、色々赤裸々に話し合いたいなぁと思います。

内村:いやーやっと話せるなぁっていう。
アスリートとしてというか、一人の人間としてとても興味のある人間同士だと思うんで、いろんなこと話せればいいなぁっていう。



採点競技において、美しさと強さを両立し、最強を究めてきた二人


SPARK 国宝級の対談




14日(土)のBSフジの番組を21の動画に分けてUPしてくださった秀さかえさんのツイートから、
特に印象深かった部分を感謝してお借りしました。



羽生:点数上がっていかなくなるじゃないですか、間違いなく。

めっちゃいい演技できました。(しかし)前とおんなじ点数、もしくは低い、みたいな。
勝てるようになるまでって、どんどん点数上げられるじゃないですか。

だんだんその上がり幅なくなっていくじゃないですか。ただ維持していくだけっていうか。
今回の方がすごい気持ちよかったのに点数低いなって。

どんな思いでやってました?

内村:いやもう、シンプルに、気にしない。
点数を気にしない、ってところに至った。


羽生:でも途中苦しかったですか、やっぱり。

内村:そうね、あんまり評価されないなーみたいな時もあったけど、
まぁまぁ、みたいな、まぁまぁ、みたいな。
自分が、自分であるっていう演技さえしっかりできれば、もう点数は何点でもいいっていう。

でも最終的にそれができると、結果はこうしてついてきたから。(メダルたちを指して)



羽生:それこそ世界戦選手権も8連覇もしてて、勝って当然でしょう、ノーミスして当然でしょうみたいな、いや落ちるわけないでしょう、みたいな。
どうしてました?

内村嫌だというよりかは、もうシンプルに、もっとそう思ってほしいみたいな。
もっとこう、プレッシャーを求めていた感じあったかな。

羽生:かっこいい~
いつまでそれ行けましたそれ、ちなみに。

内村:やっぱりリオまでかな、そうなると。
やっぱ結果を残せたってなると。

それ以降もそれを求めたけど、やっぱりそれに見合った練習とかが徐々にできなくなったり、怪我ともあったし。そうなると、いやもっとできるはずなんだけどな、なんていうのが出てきて。
でもそれが8年間くらいできたっていうのは、まあプレッシャーに強かった証拠だったのかなっていう気はするかも。

羽生:僕なんかも1回300点超えて、「SEIMEI」の時でしたけど、初めて「SEIMEI」やったのが2015年でしたけど、あのシーズン世界選手権取れてないんですよね実は。
自分で一人で、そんなに攻めなくても、ノーミスすれば勝てるみたいな状況だったんですけど。
そんな中でケガもしてしまったりですとか、そういうのでボロってなって、次のシーズンまでちょっと引きずったりとかありますものね。

プレッシャーに強いタイプってすごい言われるんですけど、プレッシャーに勝てるくらいの練習してこないと、そこにはたどり着けないっていうのはすごい思っていましたね、自分は。

内村:いやでも、みんなプレッシャーに強いって思っていると思うけどね。
じゃないとその2個は持ってないはずだし。



羽生今、自分一番上手いですもんね。間違いなく。
練習の仕方がピタってハマり始めたら、もうなんか問題は無いかなぁって思いましたね。

内村:マンガですごい出てくる、精神がなんとかみたいな…。
肉体が精神を凌駕するみたいな感じだと思ってて。

実際自分も、今のこの思考があれば、22、23ぐらいの時に、このまんまやっていれば、誰も多分追いつけないくらい体操上手くできたのになっていうのがあって。
それが羽生君の場合は、今がちょうどいいというか。

羽生:そうですね。なんか精神を摩耗することが少なくなった。
無駄に摩耗していくときって絶対あるじゃないですか。
確かにがむしゃらさって必要かもしれないけど、でも試合にがむしゃらさって必要ないじゃないですか、正直、最終的には。

例えば6種目総合でやってるときに、最後の鉄棒がありますってなった時に、がむしゃらさっていうよりも、そこでもう気持ちを凌駕して、肉体勝手に動いてくれてるみたいな、でも肉体勝手に動いてくれてるというところまでの練習積んでないとできないわけじゃないですか。

肉体勝手に動くくらいまで練習するのって、がむしゃらさだけだと怪我して終わるんで。
その積み方が上手くなったなっていうのは自分の中でありますね。



羽生:やっぱり採点競技というのが大きのかなって思いますけど。
やっぱりその、どんなに成長していっても、形として全く変わってても、自分の気持ちの持ちようが大分変わってても、出ないときって一生出ないじゃないですか。
1回レッテル貼られたら終わりじゃないですか、採点競技、本当に。

だから、そういう意味で、僕は競技している時に、あっこれは勝てなくなっていくんだなっていうのは思ってて、余計なんか、ふさぎ込んで跳べなくなっていく時期がすごくあったんで。
なんかもっと、タイムとかだけでやれる競技だったら、もっと楽だったかもしれないなって思います。

内村:なるほど。意外とあのー、繊細な部分が感じられました、羽生選手。

羽生メッチャ繊細ですよ、僕なんか。



この後ゾーンに入る話など、まだまだ対談は続きますが、今夜はもうクタクタに疲れているので、次回に続けたいと思います。


二人の対談は非常に含蓄が深くて、流石に「絶対王者」と呼ばれるだけの理由があると思いました。

メディア上で100パーセント本音を話すことは不可能だとは思いますが、かなりの部分で本音に近い気持ちを語ってくれていると感じました。

羽生選手が一時期、かなりふさぎ込んで、落ち込んで、悲痛な気持ちでいたこと、しかしそれでも北京まで戦い抜いてくれたこと、本当にありがたかったなと思いました。


そしてプロに転向して、無駄に精神を摩耗したり、疲弊させたりすることが少なくなったのならば、本当に良かったなと思いました。

(「国宝級の対談(2)」に続く)



お読みいただきありがとうございました。

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