新年あけましておめでとうございます結弦くんからの新年メッセージ

2023年01月01日

時代の子、羽生結弦




改めまして 、

新年おめでとうございます


インスタグラム 小海途 Ⅰ

sponichitokyophotoより)
 


元旦の朝に相応しく、羽生結弦元年というタイトルが付けられた日野百草さんのエッセイを読ませていただきました。



羽生結弦元年ー伝説の始まり


プロフィギュアスケーターとなった2022年、

フィギュアスケートの美と芸術、技術、すべては

日本人アスリート、羽生結弦に受け継がれた。

 

「羽生結弦はなぜ凄いのか」

 

それは世界も認める通り、

西欧に誕生したフィギュアスケートという

スポーツ競技の枠を超えた芸術を、

この羽生結弦という日本人が継承したことにある。

 

世界最高得点を何度も更新してきた彼にとって、

フィギュアスケートはスポーツであり芸術表現である。

いや、その芸術表現の深淵もまた自身の中にしかない

絶対的な本質=イデアだろう。

自身との対話こそがあの、

4回転半ジャンプ=クワッドアクセルであった。

相対ではない、絶対の「芸術」が北京で成し遂げられた。

だからこそ、彼は笑顔だった。

世界は、時代はその笑顔のメッセージを受け取った。

継承者、羽生結弦の存在そのものが芸術となる幕が開いた。

それはファンの思いとも重なった。

 

そして筆者は決して贔屓目でなく、

永遠に見ることの叶わない、

ヴァーツラフ・ニジンスキーの跳躍をみた。

そして『プロローグ』、

演技の細部に「叙情」がさらに増していた。

これを「大人の滑り」などと凡庸な表現には留めたくない。

明らかに芸術としての叙情性が、

指先から体重移動、膝の細部にまで宿っている。

スパイラルひとつとっても美の「語り」がある。

その「語り」が「叙情」を生む。

 

「記録の人」「記憶の人」「結果の人」が

「伝説の人」となり、そこに「時代の人」という要素が加わると

「歴史の人」になる。すなわち歴史上の偉人ということになるが、

羽生結弦もまさに多くの偉人と同様、

「時代の人」(「時代の子」)に選ばれたがゆえに、

「一人の人間として何ができるのか」にたどり着いた。

 

アイスショーで使われた東日本大震災の映像、

当時の被災地の状況も含め、

勇気ある踏み込んだ映像内容だった。

それを悲しみ、苦悩し、

ときに自問する羽生結弦の姿を正直に映し出した。

かつて「被災地代表選手」という見方に

罪悪感と疑問を持った青年が、

「一人の人間として何ができるのか」に

成長した過程を描いている。

 

もう10年以上が経ち、コロナ禍もあって

人々の記憶から震災は風化しようとしている。

それでも羽生結弦は自分の大切なアイスショーに

震災というメッセージ性を込めた。

こうした表現を文学の一部では「社会性」と呼ぶが、

羽生結弦のスケートには社会性がある。

それは「時代の人」の宿命であり

「歴史の人」になる必然である。

そして2023年、これからも、

誰それとの比較ではなく、

ただ羽生結弦の芸術が見たい。

「壁の先」を見せて欲しい。

 

いやはや、とんでもないアスリート、

かつアーティストがこの国にいる。

嬉しくてたまらない。

 

日野百草


羽生結弦には人々の先入観や固定概念を変えて行く力があるように感じます。
それこそ「時代の子」に与えられた使命です。

今年は、相対ではなく、絶対値付きの羽生結弦のフィギュアスケートが進化し、深化していくのを見せていただける幸せを謳歌したいと思います。



J SPORTSからも新春特別コラムが寄せられています。
こちらも素敵なエッセイです。


歴史上に築き上げた、不朽の地位。冬季五輪2連覇を果たし、男子シングルとしては前人未到の「スーパースラム」……五輪、世界選手権、グランプリファイナル、四大陸選手権、世界ジュニア選手権、ジュニアグランプリファイナルの全制覇を達成。5シーズン連続で世界1位に君臨し、歴代最高得点は男子史上最多の19回塗り替えました。「記録に残る」ことに強くこだわってきた羽生結弦さんは、100年後も、間違いなく、フィギュアスケート界に燦然と輝く記念碑的存在であり続けます。

世界に名を馳せた絶対王者は、同時に、きっと、たくさんの人にとって「わたしの」羽生結弦でもあります。そのキャリアを見守ってきた一人ひとりの胸の奥には、あの日の感動や、いつかの興奮が、大切にしまわれているはずです。尊くて、きらきらと特別な光を放つ、宝物のような思い出たち。

J SPORTSフィギュアスケート班にも、忘れられない瞬間がいくつもあります。18年の競技生活に区切りをつけ、プロフィギュアスケーターとしてのキャリアへと滑り出した羽生さんへ、改めて感謝の意を表するとともに、この場を借りて、少しだけ思い出をみなさまと共有させてください。新しい年に、もっともっと素敵な思い出が増えていくよう祈りつつ。


100年後もフィギュアスケート界に燦然と輝く記念碑的存在

長年フィギュアスケートを観てきたJ SPORTSフィギュアスケート班さんがそう言ってくださるのですから間違いありませんね。





そして、ビューティの世界でも世界を変えて行く羽生結弦です。

晴れやかな笑顔が素敵



国家、民族、宗教、イデオロギーなど、人々の心を分断する様々なものを超えて、
人間が本来持っているはずの真・善・美を愛する心を思い起こさせてくれる存在でありますように。




お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 16:02│羽生結弦 
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