2022年12月24日
ユーミンのオールナイトニッポンGOLD
昨夜のユーミンのオールナイトニッポン、ユーミンと結弦くんのトークは1時間ほど続きました。
こんなに長い時間結弦くんのトークを聴けたのは初めてでした。
声だけのラジオ番組となると、より本音で語ってくれたように思いました。
ユーミンという、エンターテイメント界の偉大な先達とお話しできて、ラジオでは流れなかった部分も含めて、結弦くんには大きな示唆を受けたのではないでしょうか。
ユーミンのユーモアもありながら、どこかクールな部分もいいなぁと思いました。
これだけ人気も実力もありながら、自分のことを若い頃から今に至るまで、ずっとカウンターカルチャーの立場だと思い続けているという言葉も新鮮でした。
結弦くんは、2015年の頃に点数としては最高点まで行ってしまって、その後はどれだけ自分が努力して上手くなっていると思っても、点数に反映されなくなっていったことに言及し、おそらくもうその時点で、自分の努力の結果が、競技という枠組みに入らなくなっていたのだろうと語っていました。
自分の演技や表現としてのジャンプを感じていただける場所に行きたい。
それがプロ転向の動機だったということです。
一定のルールの元では評価に限界があるけれど、エンタメの世界には評価の限界はないというユーミンの言葉にも納得しました。
学校の成績でいえば、最高評価が5であれば、とびぬけた成績で6や7や8であっても、全て5という評価を超えることはできないのと同じです。
平昌オリンピックのお話になり、ユーミンはエキシビションで『春よ、来い』が演じられたときは涙がでるほど感動したということです。
結弦くんは北京オリンピックに出ると決めた時から、エキシビションは『春よ、来い』と決めていたそうです。この曲とプログラムに何度も救われてきたから。
<ここで『春よ、来い』>
北京で、2月10日に4位が決定した時、結弦くんは感動したと語りました。
自分のままでいいんだ
完璧でなくてもいいんだ
4位でも感動していただけた
それを感じて幸せだったと。
今はフィールドを変えて、皆さんに自分が追求したいことを評価してほしい。
アイスショーは、普通一人でやることは考えられないこと。スケーターが少なくとも10名以上いないと成り立たない。
スケーターの体力的にもそうでなければできないものだということ。
プロローグはその壁を乗り越えてやり切ったけれど、体力的にも相当鍛えたのだということが分かります。
プロローグで流れたVTRはほぼ自分で創り上げたもので、当日までかかったけれど、大変なだけに楽しかったということです。
結弦くんは何でもできてしまうから、逆にそれが負担増につながってしまうことになりがちなんですね。
完璧主義者の宿命かな。
<ここで『陰陽師のテーマ』>
この曲が流れると、目の前にSEIMEIを滑る羽生結弦が現れる気がします。
結弦くんは、今、言葉を書き溜めていると言います。
自分自身に飽きることもある。
いつも考えることの方向性が似ていて、もっと違うものを打ち出したいと。
それに対して、ユーミンは、自分の過去の中にも新しいものがあったりする。
もうだめと思ってから3発は出てくるという、サジェスチョンをくださっていました。
よく作家の方も、もうこれ以上は無理と思ってからが勝負だとか言いますね。
温故知新というのか。
<ここで結弦くんからのリクエスト曲『やさしさに包まれたなら』>
最後に、結弦くんにとって記憶に残る演技とは。
一番目に上げたのは、
ノービスBカテゴリーで、初めて全日本で優勝した
『ロシアより愛をこめて』
この時が一番自分に自信があったと言います。
幼い頃に味わった全能感が凄かったのでしょうね。
次は2020年12月の全日本選手権のフリー
『天と地と』
ただひたすら自分自身でいられたプログラムだったと。
本当にあの美しくも強い『天と地と』は忘れられません。
<ここで結弦くんの最後のリクエスト曲は『飛行機雲』>
実質1時間以上の対談はここで終わりましたが、結弦くんとユーミンのおしゃべりが心地よくて、もっと聴きたいと思いました。
またいつかユーミンとの対談がありますように。
昨日はオールナイトニッポンの前に全日本選手権男子シングルがあったわけですが、
SPでは皆さん少しずつミスがあり、結局ミスを最小限に抑えた宇野選手がリードして終えました。
しかし、あれでも100点超えるのかなという思いはしましました。
客席も6割程度しか入っていなかったように見えました。
全日本についてはまた次回に書きたいと思います。
今はもう出かけなければならなくて。
今夜は女子シングルですね。
百音ちゃん頑張れ!
お読みいただきありがとうございました。
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