2022年10月31日
王無き世界と新しい王国
羽生結弦無きスケートカナダが終わりました。
男子シングルでは三浦佳生選手が、
女子シングルでは渡辺倫果選手が、
新しい星のように輝き始めました。
渡辺選手はGPシリーズ初出場で初優勝という快挙でした。
また、紀平梨花選手の復帰も嬉しかったです。
これから完全復帰に向けて進んで行けますように。
佳生くん、靴ひもが切れるというトラブルがあったにもかかわらず、冷静に対処して頑張りました。
ジャンプを音に合わせるところ、幅のある大きなジャンプ、リンクで物語を演じようとしているところ、羽生選手を受け継ごうとしているように感じました。
#三浦佳生 選手、4Loを回避したのは6練で靴紐が切れるトラブルがあり、一度も跳べなかったからだそう。
— 倉沢 仁志(毎日新聞)/Hitoshi KURASAWA (@hitkurasawa) October 30, 2022
「さすがに練習していない、ぶっつけ本番は嫌だったので。紐が切れてから靴が柔らかくなってしまったのでやめた」
https://t.co/n6fCktCQ8S
トリノのGPファイナルにも出場できる可能性も大きくなりましたね。
17歳の #三浦佳生 、GP2連続2位でファイナル進出へ大きく前進!「予想外。ファイナルに行けたら力を出し切れるように」 https://t.co/2tc1pKTF3X #フィギュアスケート #figureskating pic.twitter.com/krYBB8NGcK
— スポーツ報知 ICELINK (@figure_hochi) October 30, 2022
闘争心あふれる顔(佳生)もいいと思います。
頑張ってほしいです。
そして、木原龍一選手と三浦璃久選手のりくゅうペアのGPシリーズ初優勝は快挙でしたね!
#フィギュアスケート GPシリーズ第2戦 #スケートカナダ。ペアで「#りくりゅう」の愛称で親しまれる三浦璃来、木原龍一組が優勝し、GP初制覇の快挙となりました。#figureskate #SkateCanada2022 #スケカナ #GPカナダ #SkateCanada2022
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) October 30, 2022
写真特集を更新しました→https://t.co/ej33rRghvL pic.twitter.com/12to62DLhQ
観ているだけで幸せな気分になる、そんな二人のスケートが大好きです。
今シーズンの男子シングルの世界に戻ると、
羽生結弦とネイサン・チェンという、真のトップグループを形作っていた2人が抜け、王無き世界となっています。
スケートアメリカ、スケートカナダと、2戦が終わりましたが、SPでの100点超え、FSでの200点超えは1人も無く、当然ですが、総合で300点超えもありません。
これまでよりも、レベルが下がっていることは否定できません。
スケートアメリカで優勝したマリニン選手が280.37点、
スケートカナダで優勝した宇野選手が273.15点でした。
どちらも優勝選手の点数としては物足りなさは免れません。
王が去った今、フィギュアスケート男子シングルは、言わば、下克上が可能な戦国時代に突入しました。
最初に名乗りを挙げた三浦佳生選手に続いて、今週末のフランス大会では誰が頭角を現してくるのでしょうか。
しかし、そんな世界を横目にしつつ、
私たちは今週、新しい王国の誕生に立ち会うという、栄えある体験に向かいます。
羽生結弦がただひとりで繰り広げる新しい世界には、どんな風景が待っているのでしょう。
未知の国に旅立つ前のように、
初めて体験する世界にドキドキが加速していきます。
お読みいただきありがとうございました。
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withgoldenwings at 07:40│羽生結弦