神戸の神写真アイスショーを超えたFaOI

2022年06月19日

本当の自分の存在理由




昨晩のS-PARKのインタビュー良かったですね。

Jennifer Chiaoさんのツイートより感謝してお借りしました。
 



羽生選手の言葉を中心に書き起こしました。


ーファンタジー・オン・アイス、3年ぶりですけど、どんな思いを込めて演技されていますか?

表現したいこととか、こだわり抜いていることとか、そういったものが言葉みたいな形で伝わらなくてもいいんで、演技の中の、ああこういうシーンあったなとか、ここ好きだったなって思ってもらえるような演技を創りたいなって常に思っていますね。
今まで120%だったのが、さらに150%くらいの力を振り絞りながら、やらせていただいているなって感じでいます。



ー2月に行われた北京オリンピックでは、3連覇への覚悟を4回転アクセルに宿すも、転倒となり4位。
あれから4か月の月日が流れ、今、思うこととは。


皆さんの見る目が変わって良かったなって、正直思っています、今は。

ソチオリンピックと平昌オリンピックと2連覇をしてて、なんかすごい完璧な人間みたいなイメージが強くあったのかなって。
平昌オリンピックの、あの『SEIMEI』のイメージとかが強いのであれば、北京オリンピックの羽生結弦は全然違う人物だったんだろうなって、気がしています。
羽生結弦でもこういうことあるんだーとか、夢に向かって無茶苦茶努力してきたその痕跡が見える中で、結局、夢叶えられなかったっていう、なんかそういう泥臭さみたいなものを感じていただいたからこそ、応援してくれるって人もいるんですよね、今。

なんか、それが僕は嬉しかったなぁって思っています。
その点において、僕はやっぱり北京オリンピック出てよかったなって思いますし、やっぱ幸せになれたなって思っています。

SPARK インタビュー 2



ー北京で痛めた右足の状態はまだ万全ではない中、羽生選手は先月末に行われた幕張公演で譲れぬ夢への想いを演技に込めました。

4回転半、ていうジャンプに向けて、絶対に、その夢を手に入れるんだっていう、なんか、自分の決意表明じゃないですけど。


ーもう一度夢を掴みに行く。そんな想いを込め、羽生選手は幕張公演でアクセルジャンプだけを組み込んだ演技を披露しました。

揺れ動いているように見えてるんですけど、芯の中にはちゃんと4Aに向けての強い信念があって、その軸は絶対にぶれないみたいなものを表現しようと思っていたんですけど。

記者会見を開いていただいた時に、「僕の4回転半はこれで満足です」みたいなことをちょっと言っていたんですけど、ダンスを独学で学んだりとか、いろんなことをして視点が変わっていく中で、まだ4回転半色々工夫できるなっていうのはちょっと思っているんですよね。

北京オリンピックで注射打ちながらだったからこそ、その火事場のばか力みたいなものが、、恐怖感のないアクセルが跳べたって状況の中で学べた事がかなりあるんですね。
その学べた事をやっぱりもっと使っていきたいなと思いますし、やっぱり4回転半に向けては日々挑戦していきたいなって気持ちは強くあります。

「絶対降りたいな」って思ってますね。もちろん皆さんが見ている前で、降りたいなって気持ちが強くあります。


SPARK インタビュー 3-1


SPARK インタビュー 4


ー再び前を向く羽生選手に、最後にこんな質問をぶつけました。

羽生選手が追い求める究極のスケートとは何ですか?


なんか、やっぱり芸術性は大事だと思うんですよ。
僕は音楽にのせて滑ることがとても好きですし、僕は僕だけにしかできないステップだったりスピンだったりをやっぱり追い求めていきますし、ジャンプと言う点に関しても、もっともっと練習して、今の羽生結弦が一番上手いなって、技術的にも今が一番上手いなって、思ってもらえるように、常に努力し続けたいなって思います。
僕はアスリートなんで。

SPARK インタビュー 1



やっぱりフィギュアスケートは芸術性も大事かもしれないですけど、間違いなくスポーツではあるので。そのスポーツである緊張感とかも、なんかアイスショーでも、羽生結弦のフィギュアスケートから常に感じていただきたいなって思います。



B308A2CE-E62F-4848-AA12-1A1FDF26C516




インタビューを見て、ファンタジー・オン・アイスで演じた2つのプログラムは2つ合わせて、
「本当の自分の存在理由」を求めるプログラムだったんだなと思いました。

「Real Face」の
「Raison d'etre」


常にプログラムの中に意味を込める羽生選手らしい選択だったんだなと。

そして「絶対降りたいなって思ってますね。もちろん皆さんが見ている前で」という言葉からは、実はもう降りられたのではないのかなと感じました。

「皆さんが見ている前でも降りたいな」と聞こえてしまったのは私の空耳だったのかもしれませんが。





S-PARKで予習して、
今日はようやくライブビューイングでその全貌を見てきます。

ほんと、ドキドキしながら、行ってきます。



お読みいただきありがとうございました。

フィギュアスケートランキング
ブログランキングに参加しています。

【最近の記事】
羽生結弦×デイヴィッド・ウィルソン
BツアーはD.ウィルソンさんの振り付けで
カレンダー発売*ライブビューイング
終わりなき旅

 スポンサーリンク




神戸の神写真アイスショーを超えたFaOI