2022年03月31日
二人の現役続行宣言*ニースのロミオ
世界選手権も終わり、新シーズンに向かって行く中で、ベテラン選手にとっては、現役続行か、引退かを決断する時期でもあります。
日本の女子シングルの宮原知子選手、フランスが誇るアイスダンスのガブリエラ・パパダキス / ギヨーム・シゼロン組は今期限りで現役を引退し、プロスケーターの道に進むという決断をくだしました。
一方で、来シーズンも現役競技スケーターとして戦うことを表明する選手たちもいます。
◆ボーヤン・ジン選手
ボーヤン選手が羽生選手の4Aについてどう考えるのか。その❷
— キバサイダー【🐼中国フィギュア情報bot⛸】 (@kivasider) March 29, 2022
試合後の取材エリアで羽生選手の4Aについて質問を受けるボーヤン選手。
「時には、成績が一番大切なものではない。自分が目指している高さと領域の方がよっぽど大事であると、僕は思う。
僕は、彼が自分の夢を叶えることを願っている。」 pic.twitter.com/qQPZSYgyFQ
羽生選手は、ボーヤン選手のスケートに対する感情を灯るきっかけであった。その❸
— キバサイダー【🐼中国フィギュア情報bot⛸】 (@kivasider) March 29, 2022
司会者:「羽生選手が会見で、今後もスケートを続けると宣言した。ボーヤン選手は次期五輪についてどう考えますか。」
画像をご覧ください。
14:40〜17:00https://t.co/4O2WbEIcm6#羽生结弦 #ボーヤン・ジン pic.twitter.com/H91Xm5gVcF
ここ4年間は非常に疲れを感じているのは正直に言います。北京五輪後の国内大会を最後の試合にして、スケートをやめようという瞬間もあった。
しかし、僕は今回の五輪を機に沢山のアスリートから学べ、感銘を受けた。
その一つが、羽生選手が3度目の五輪出場である。
彼はこの3度目の五輪で、男子フィギュアスケート選手にとって若いとは言えない27歳という歳で、4Aに挑んだことは、僕にとって実に考えられない。
僕は彼のこの姿勢を学ぶべきことだと思う。
これからの4年間はどうなるか、ぶっちゃけ僕もとても不安です。
しかし、スケートに対する熱意と、彼らの姿勢から受けた感銘を持って、次の4年間も戦っていけるようにしたい。
失敗であろうが成功であろうが、中国のボーヤン・ジンという存在が世界のステージで戦っていることを、世間に示したい。
そして僕が戦う姿が、沢山の後輩フィギュアスケーターやスケートを愛する人たちの励ましになれるよう願っている。
一度は引退も考えていたというボーヤン・ジン選手が、北京五輪で4回転アクセルに果敢に挑んだ羽生選手から刺激を受けて、これからも戦い続ける勇気とモチベーションを得たことが想像できます。
失敗であろうが成功であろうが、自分が戦い続けることで人々を勇気づける存在でありたいという思いは、羽生選手と共通の気持ちだと思います。
ボーヤン・ジン選手は羽生選手よりも3歳年下の24歳。
4年後のミラノ・コルティーナ五輪の時は28歳になります。しかしこれからの4年間も戦っていくことを表明してくれました。
◆ 田中刑事選手
『Quadruple Axel 2022 北京五輪スペシャル』 #田中刑事 選手のメッセージ動画です!https://t.co/IFmBKkuGwi#figureskate #KeijiTanaka pic.twitter.com/oMgBHRBhLa
— Quadruple Axel 編集部 (@AxelQuadruple) March 29, 2022
今シーズンも応援ありがとうございました。
本当に自分が滑りたい演技っていうのが、なかなかできなかったですけど、それでもプログラムをしっかり楽しんで滑れたと思うので、皆さんの応援もあり、本当に最後まで滑り切ることができました。
また、来シーズン、どう自分がスケートに取り組んでいるか、お見せできる時までしっかり自分らしいスケートをもっと貫いていこうかなと思います。
応援よろしくお願いします。
田中選手は羽生選手と同期のスケーターとして、子供の頃から切磋琢磨しながら、ここまで共に戦ってきた仲間です。
田中選手がこのように来シーズンの現役続行を表明してくれて本当に嬉しいなと思います。
同期の3人組だった日野龍樹選手が昨シーズンで引退し、田中選手は唯一人、羽生選手と同期の現役スケーターです。
田中刑事選手の現役続行が、羽生選手の新シーズンへのモチベーションにプラスの効果を及ぼすことを期待してしまいます。
田中選手とはファンタジー・オン・アイスでも一緒になる機会がありますから、二人でこれからのこと、色々話せるといいなと思います。
田中選手は羽生選手と同じ1994年の11月22日生まれですが、田中選手の方がお兄さんという感じがしませんか?
羽生選手の末っ子気質のせいかもしれないですね。
羽生選手にとっては何でも話せる友人の一人ではないでしょうか。
今は羽生結弦展やファンタジー・オン・アイスの楽しみが控えていて、あまり余計なことは考えずに楽しもうと思っていますが、やはり、心の奥底では、羽生選手の来シーズンの行方が一番気がかりなこの頃です。
今日は、2012年のニース世界選手権のフリー『ロミオとジュリエット』から丁度10年目の日だということです。
#羽生結弦 選手が初出場で銅メダルを手にしたニースでの世界選手権男子フリーから今日で10年です。
— 𝓕𝓲𝓰𝓾𝓻𝓮𝟹𝟼𝟻 (@figure365) March 31, 2022
節目に 当時現地で取材をした記者の阿部健吾(@KengoAbe_nikkan)が、会場であの演技を見ていた #高橋成美 さん #小林芳子 さんのお二人に話を聞きました。 https://t.co/1NdQ6XMXqC
永遠に忘れられない『ロミオとジュリエット』です。
私には、もう帰らない、天にいる人々に捧げられたレクイエムのようにも感じられました。
<2012年ニース世界選手権 解説無し>
会場の外に広がる、ニースの紺碧の海を、あの時、羽生選手は見たのでしょうか。
『悲愴』の衣装にも似た海の色を。
お読みいただきありがとうございました。
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