春よ、来い記者座談会より

2022年03月12日

君が僕の一番のプラオリティ




今日の東京は暖かいというのを通り越して、コートを着ていると少し汗ばむほどの晴天でした。


数駅先の神社の河津桜を見に行ってきました。

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お願い事は、結弦くんの足の快癒とウクライナ紛争の終結。


満開の桜を見ていると、同じ空の下で戦争が起こっているなんて、
悪夢であってくれ、と願わずにはいられませんでした。

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今日は、先日のジスランコーチのインタビューの記事の続きをようやく書けそうです。
『フィギュアスケートLife Extra』からの一部抜粋です。


ジスラン インタ 4


ジスランコーチの羽生選手に対する愛情に感動しました。
そして二人の強い絆を知り、涙なしでは読み進められませんでした。



羽生選手との練習について


最初の頃、僕はまだ彼の試合に帯同していなかったんですが、彼は練習の後すぐに動画を送ってきていました。
30本の動画が送られてくることもあったんです。すぐにコメントして返信していましたが、彼は僕がいつでもすぐに対応することを知っていたんです。
「君のためなら24 / 7、一日24時間、週7日間時間を割くよ。いつでも連絡してくれていい」と言ってあったので、午前3時に動画が送られてきたりもしました。3時半までに僕もフィードバックを送っていました。彼の勤勉さには感心しますよ。
(中略)



過去2年間での羽生選手の変化について

当然だけど、練習方法に関してすごく成熟しました。

彼を見ていると、「周りにクワッドを跳んでいる人がいるところでしか練習できない」って言う人に、「いや、そんなことないよ、ユヅを見てごらん」って言いたくなります。
自分でモチベーションを掻き立てて、自分でどこをターゲットにするのか、を設定して。
ユヅが他の選手に比べて現役を長く続けられているのはそこなんですよね。
頭の中でどこに到達したいのか、を描くことができるんです。

ここ2年間一緒に練習できていないわけですが、ユヅには言ってあります。
昔と同じで24 / 7 だよ、と。
僕のテクスト番号は分かってるね?いつ動画を送ってくれてもいい。
君が僕の一番のプライオリティだから。大変だけど、これからも頑張っていこう、と。


ジスラン 2018平昌



4A挑戦について

僕が一番尊敬するのは、ユヅルの有言実行の姿勢ですね。

僕だって彼と会えなくてすごく寂しかったです。いつも彼とよく交わしていたハグだとか、そういうものもなくなって、すべてがリモートで行われる。これまでとは勝手が違いました。
でもそんな中で彼は一貫して、自分がやる、と言ったことに関しては決して揺るがなかった。尊敬しますよ。

ジスラン 2019GPF


彼がなにをやろうとしているのかを理解できない人はいます。
「どうして彼はそこにこだわるの?それ(4A成功)って本当に必要なこと?」と疑問に思うんでしょうが、そういう問題じゃないですよね。
「自分を熱くさせてくれるものは何か?」ということなんです。
それがなければ突き進むことはできない。パッションですよ。
(中略)

すごいなと思うのは、彼がたった一人でそれをやっているところです。
オリンピックが目標ではなく、4Aを降りることだけを目指して。

僕もよく聞かれたり言われたりしました。
「彼は本当にオリンピックで(4Aを)跳ぶと思う? いや跳ばないだろうね。勝ちに行くのであればそれなりの方法を取るだろうからね」。

でも僕はそれに対して何も言わず、頭の中で、「君らはユヅを知らないからそう言うんだよね」と思っていました。
誰が何と言おうと、彼はやる。
オリンピックで勝つことよりも4Aを跳びたいんだから跳ぶぞ、と。

最初に言ったことに、ただただ忠実だった。
気変わりをせず、「どうして(オリンピックに)出るのか」を明言して、その通りのことをやり遂げました。
素晴らしいです。



今、羽生選手に送りたいメッセージ

僕の個人的な意見ですが、ユヅルはあと4年は行けると思っています。
(中略)

だって彼ほどのスケーターが他にいますか?
あれだけのクオリティの滑り、スピン、ストローキング、エッジワーク、ターン.......ジャンプだけの話じゃないのです。

もちろん彼のジャンプは好きですよ、一緒に練習して僕の期待通りのジャンプを跳んでくれているんですから。
とにかく彼は完全なスケーターなのです。
地球上を見渡しても他にいません。彼だけです。


いや、ネイサンは確かに素晴らしいアスリートですが、それでもユヅルほどの、スーッと滑るような滑らかさはない気がします。

ユヅルは氷に立つと、すぐに人々の目を引きます。
「あ、こいつは何か特別なものを持ってるな」と思わせる、カリスマですね。

だから彼が心の中に情熱を持ち続けている限り、これからもやっていけるでしょう。
年齢などは関係なく、35歳とかになっても大丈夫だと思います。彼の演技にはそれだけの説得力があるのですから。

(中略)

平昌五輪で優勝した次のシーズン、モスクワでの試合だったと思います。
練習でのユヅルを見ていて、横にいたブライアンに言ったんですよ。
「去年より、上手くなってない?ジャンプも滑り全体も」って。
そうしたらブライアンも「確かに、そうかもしれないね」って言って、僕たち二人で顔を見合わせました。

ジスラン インタ 2


彼自身、内なる炎、情熱を保つことさえできたら、まだ続けられる。

(中略)

僕はもう今後、キャリアが終わるまでに彼のようなスケーターには出会わないと思っています。とにかく彼は「驚異的(phenomenal) 」です。
一生に一度の存在、とでも言いましょうか。

だから彼にはただただ、情熱を持っていてほしい、と思います。

(完)


ジスランコーチは羽生選手は4年後もいや、8年後でも続けることができると言っています。

つまり、2026年のミラノオリンピックも、その次の2030年のどこかのオリンピックも出場できる可能性があると言っているのです。

羽生選手が、もし札幌オリンピックがあれば、「僕も、出たい」といったのも、あながち夢ではないっていうことになりますね。
.

また、そうであれば、グラッスル選手もミラノで再び羽生選手に会える、ってわけです。
今度は後悔しないように。



私も是非是非ミラノで羽生選手を応援したいです。

それが目下の私の夢です。


おそらくマッシミリアーノさんもミラノでユヅルを解説したいのではないかな。
MILANOはユヅルを待っている。

今は勝手に、そう思っています。



お読みいただきありがとうございました。

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