2022年01月11日
僕がやるしかない
SPARKの羽生選手と内村選手のやり取りをとても興味深く聴きました。
「今、史上最強に上手いなって思えてます」
「3度目、まぁ、やるからには・・・勝ちたいですね、まあこのユニフォームに袖を通しちゃった以上は、もう勝たないと意味がないんで。
アクセルっていう武器をちゃんと携えていきたいですね」
「本当にひたすら暗闇を歩いているだけなんですよね。だから毎回、頭打って脳しんとうで倒れて死んじゃうんじゃないかとかって思いながら練習はしてました」
「今回良かった点に関しては、これちゃんと「こっち側」に落ちているんですよね。体は回ってるんですよ。間違いなく。着氷時に体ちゃんと前に回しきれてるんですよね。
だからまあそのイメージはできているんですよね。イメージに対しての体の使い方はできている」
「ひねるっていう情報を、僕自身が手に入れたのが放送時なので、まだ掴みきれてはない」
ここまで聴いて、羽生選手が、内村選手からの指摘とアドバイスを知ったのは放送されたときと知って、正直驚きました。
フジテレビサイドは、分かっていたなら何故、もっと前に羽生選手に伝えてくれなかったのでしょうか。
下のプロトコルをご覧ください。
全米フィギュアで、FS11位となったアルトゥール・ドミトリエフ選手のものです。
最初のジャンプが4Aと認定されていて、回転不足でGOEはマイナス5、しかしながら4Aジャンプとして10点を獲得し、GOE-5でも、結果として5点を獲得しているのです。
この選手は過去にもロステレコムやアイスショーで何回か4Aに挑戦していて、動画でも「フィギュアスケートの歴史上、公式試合での最初の4回転アクセル挑戦」とアピールしています。
4回転アクセル初成功を目指しているのは、羽生選手だけではないのです。
動画をご覧ください。
今回の全米フィギュアで、FSで120点という、羽生選手とは比較の対象にならないレベルですが、とにかくがむしゃらに4Aを跳んで、全米フィギュアで認定されているのです。
アルトゥール・ドミトリエフという名に聞き覚えのある方もいると思いますが、実は彼は数年前まではロシアの選手でした。
半面、羽生選手のプロトコルを見ると、皆さまご存じの通り、表記は4Aとしていながら、ダウングレードとされ、基礎点は3Aの8点しかありません。明らかに3回転半以上回っているのにもかかわらずです。
しかも、転倒したわけでもないのに、GOEはマイナス5点とされています。
結果、羽生選手の4Aトライには4.11点しか与えられませんでした。
日本スケ連は、何としても羽生選手の4Aを認めたくないのかな、とまで考えてしまいました。

アルトゥール・ドミトリエフという名に聞き覚えのある方もいると思いますが、実は彼は数年前まではロシアの選手でした。
半面、羽生選手のプロトコルを見ると、皆さまご存じの通り、表記は4Aとしていながら、ダウングレードとされ、基礎点は3Aの8点しかありません。明らかに3回転半以上回っているのにもかかわらずです。
しかも、転倒したわけでもないのに、GOEはマイナス5点とされています。
結果、羽生選手の4Aトライには4.11点しか与えられませんでした。
日本スケ連は、何としても羽生選手の4Aを認めたくないのかな、とまで考えてしまいました。

もう一度、最初のジャンプを見てみましょう。
この4Aへの挑戦が4.11点とは酷すぎませんか。
4Aの基礎点からでなく、3Aの基礎点からの減点なのです。
無論、全日本も全米もISU認定の国際試合ではありませんから、現時点でアリエフ選手も、羽生選手も正式には4A挑戦者とは認定されないわけですが、いつ誰が4Aの初成功者となるのか予断を許さないことは確かです。
ドミトリエフ選手以外にも、4A成功を目指している選手は他にもいるだろうと思います。
だからこそ、羽生選手も北京オリンピックでの初成功を強く望んでいるのでしょう。
そんな現状の中で、内村選手と羽生選手の情報のやり取りが、テレビ画面を通じて行われるというのに違和感と不信感を感じています。
今は全ての情報があっという間に翻訳されて、世界中を駆け巡る時代ですから、4回転アクセル成功に役立つ情報も瞬く間にフィギュアスケーターの間に行き渡るはずです。
企業秘密ではないですが、体操界の王者とフィギュアスケート界の王者の交わす情報は機密事項ではないでしょうか。
どうかフジテレビさん、羽生選手と内村選手が直接連絡が取れるようお手配ください。
私たちファンや一般視聴に情報を提供して視聴率を上げたり、手柄を上げたかのように自慢したりするのではなく、少しでも羽生選手の4A成功に役立ちそうな情報があるならば、機密事項扱いで直接羽生選手に伝えてください。
テレビ放送するということは、世界中のフィギュア関係者に情報を流すことなのだということを忘れないでください。
どうか羽生選手と内村選手が直接連絡取りあい、実際に跳ぶ人でなければ理解できない細密な事柄について情報交換できますように。
そして内村選手のアドバイスが4A成功の手助けになりますように。
「そんな、『羽生にしかできない』って言われたら、僕がやるしかないじゃないですか。」
「見せたいじゃないですか、本当にそうだよって。
それを裏切りたくはないんですよね。やっぱ皆さんの想いこそが今の自分の原動力です。」
「二連覇した自分にとってはもう勝ちしかないんで。
僕にとってはそこしか目標はないんで、アクセル跳びきって勝ちたいなって思います。」
祈るような思いで日々が過ぎていきます。
お読みいただきありがとうございました。
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