2021年12月25日
イブのロンド・カプリチオーソ
さいたまアリーナから帰ってきて、もう4時間ほどが過ぎましたが、まだ興奮冷めやりません。
羽生選手がリンクに降りると、会場にピーンとした緊張感が走るように感じました。
私も含めた観客一人一人の緊張が集積して、息ができないような張り詰めた空気間の中、ピアノの音が響きます。
初めて耳にする清塚さん編曲・演奏によるサンサーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』は、華麗で優雅、その一方で強く激しく響いてきました。
それはまるで、羽生結弦自身を表しているようでした。
「僕にしか滑れないプログラム」とはこういうことなのか。
編曲・演奏された清塚さん自身、とても感動したことが伝わってきます。
ピアノアレンジをしている時点で、氷上の演技を想像し、涙が出ました。
— 清塚信也 (@ShinyaKiyozuka) December 24, 2021
サン=サーンスは天才すぎて孤独を歩んだ音楽家。
羽生結弦 選手というヒーローを、
その背負っている人々への真心を間近で見ると、
誰も歩んだことのない"道"が見えました。
今回のロンカプは、そんな表現をしたつもりです。
何かを鑑賞して、初めて、
— 清塚信也 (@ShinyaKiyozuka) December 24, 2021
子供の頃のように純粋に涙が出ました。
心より感謝と敬意を。
— 清塚信也 (@ShinyaKiyozuka) December 24, 2021
そうなんです。
IN(インタープレテーション・音楽の解釈)が10点満点が付いているのです!
こんなの見たことがないです。PCS(演技構成点)も49.03とは、ほぼ満点に近いですね!!
他の項目にも、こんなに10が並んだプロトコル見たことありません。
(全選手のプロトコルはこちら)
今回はジャッジの方々も羽生選手の桁違いの力を認めざるを得なかったのでしょう。
しかしスケーティングスキルやトランジションにはなぜ10点が無いのかが不思議でもあります。
トランジションに色々な工夫が施され、本当に新鮮でした。
初見の『序奏とロンド・カプリチオーソ』がこんなにも素晴らしくて、今夜はあと何回動画を繰り返し観ることになるのでしょうか。
衣装はNotte StellataのシルエットにOtonalのカラーを重ねたような感じ。
そして長くて美しい首の持ち主の羽生選手しか着こなせないチョーカー!!
次は26日(日)のフリー『天と地と』に組み入れるという4回転アクセルの成功を祈ります。
北京での勝利を、結弦くんは「譲らない」と言い切りましたね。
有言実行の人ですから、五輪3連覇は現実味を帯びつつある。
そんな風に今日のさいたまアリーナで感じました。
まだ自分の中で新プログラムを消化しきれていないのですが、
今は結弦くんからのビッグプレゼントを受け取った気分で、とても幸せです。
会場周辺はブルーの光の森
結弦くんに感謝と敬意と愛を捧げます。
お読みいただきありがとうございました。
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