壮絶な独占インタビュー序奏とロンド・カプリチオーソ初演

2021年12月24日

4Aの基礎点12.5とは低すぎる件




昨日は午後からずっと外出していたので、羽生選手が4A降りた!とのニュースを知ったのは外出先でのことでした。

何気なくニュースをチェックしたら、それが目に入ってきて、そこからは各新聞社のTwitter、他のブロガーさんの記事などを読ませていただいたり しましたが、動画が一向に見つからず、ようやく最初に動画付きのツイートを見つけたら、マッシミリアーノさんからでした。

ジャンプの構成予想も書いてありました。



今日のランスルーを観たところ、ジャンプの構成については、4回転アクセルは4回転ループに替わって配置されると予想される。

4A   4S   3A+2T   3Lo   4T+3T   4T+1Eu+3S   3A


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この構成でクリーンに滑ったら何点になるのでしょう。

昨日の羽生選手のインタビューを聴いて、4A成功の困難に比して、その基礎点12.5点とは異常なくらい低く設定されていると改めて思いました。

2017-18シーズンまでは15点だったのが、こんなにも引き下げられたのはなぜでしょうか。
羽生選手が4Aに言及し始めたので過剰なくらい引き下げたと考えるのはうがった見方でしょうか。




<2021年4月13日付SponichiAnnexの記事より>


4A Sponichi 記事 小海途


 現行ルールのジャンプの基礎点はこうだ。トーループ(3回転=4・2点、4回転=9・5点)、サルコー(3回転=4・3点、4回転=9・7点)、ループ(3回転=4・9点、4回転=10・5点)、フリップ(3回転=5・3点、4回転=11・0点)、ルッツ(3回転=5・9点、4回転=11・5点)、アクセル(3回転半=8・0点、4回転半=12・5点)。フリップまでは3回転→4回転で基礎点は2倍以上となり、ルッツも2倍近い。だが、アクセルは1・56倍にとどまる。

 3回転ルッツとトリプルアクセルの基礎点の差は2・1点だが、4回転ルッツと4回転半の差はわずか1点。今季開幕前、国際スケート連盟(ISU)は4回転ループ、フリップ、ルッツの基礎点を全て11・0点とするルール改正を行おうとした(のちにコロナ禍の練習状況などを考慮して凍結)が、仮に実行されていても4回転ルッツと4回転半の差は1・5点だった。

 平昌五輪が行われた17―18年シーズンまでは4回転半の基礎点は15・0点だったが、ルール改正で4回転などの基礎点は下がって、18―19年シーズンから現行の点に。下げ幅は4回転半がもっとも大きい2・5点だった。出来栄え(GOE)の幅が増え、マックスの加点を引き出せば17―18年シーズンまでの最大得点を超えるが、減点幅も大きくなったため、容易に成功できないジャンプにとってはむしろデメリットの方が大きい。

 12・5点。前例のない偉大なアタックの対価としては、あまりにも低いのではないだろうか。うがった見方かもしれないが、ISUは4回転半は最初から不可能なものとして真剣な議論をしていないのでは、とも思える。3回転ルッツとトリプルアクセルの点差から考えても、4回転半の基礎点の最低ラインは13点後半。3回転→4回転のアップ率から考えると、16点前後あってもいい。

 羽生にとって、4回転半挑戦の源泉にあるものは「納得」だと言う。世界選手権フリー翌日の取材でも、「アクセル跳べないと満足できないので、一生。最終目標は五輪で金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させること」と話していた。

 北京五輪シーズンとなる来季のジャンプの基礎点変更は現実的ではないとみられる。それでも、願わずにはいられない。超大技が決まった時、羽生はもちろん、歴史の証人となった全ての人が「納得」できるようなスコアであることを。(大和 弘明、杉本 亮輔)


スポニチ記者の大和さん、杉本さん、よく書いてくださいました。
この記事が指摘しているように、ISUは正しい点数配分をしていません。小学生でも分かるような算数の計算なのですから、早急に4Aの点数を正当なものに変更してほしいと強く思います。



羽生選手の昨日公式練習後のon-lineインタビューです。






今日はいよいよ男子SP。

初披露の『序奏とロンド・カプリチオーソ』はどんなプログラムなのでしょうか。

音楽、衣装、振り付け、ジャンプ構成、そのすべてが初めて明らかになります。



清塚さんの編曲と演奏も楽しみ

明日はさいたまアリーナに行ってきますが、まだ何も出かける支度していないので、これから支度します。
今夜は神経が興奮して眠れそうにありません。


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今夜の東京・表参道のイルミネーション。
仙台の光のページェントにはかなわないけれど、結弦くんの4A着氷を祝福しているように輝いていました。



お読みいただきありがとうございました。

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