2021年10月27日
北京まで100日
今日は北京冬季オリンピック開幕まで、丁度100日ということで新聞でも特集が組まれていましたね。
私が見つけたのはサンスポと日刊スポーツの2紙ですが、まだ他にもあったのかもしれません。
こちらも羽生選手がフィギュアスケーターとしては一人だけ真ん中にいます。
サンスポは、佐野稔さんの4回転アクセルについての解説を中心に、
ほぼ羽生選手だけにフォーカスした特集記事になっていました。
北京冬季五輪開幕まで100日。
— サンケイスポーツ(サンスポ)公式 (@sankeisports) October 26, 2021
フィギュアスケート男子で3連覇が懸かる #羽生結弦 はグランプリシリーズ第4戦、NHK杯で今季初戦を迎える。「夢」と話す前人未到の大技、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦するシーズン。本紙評論家の佐野稔氏が、「成功の鍵」を語った。#サンスポ pic.twitter.com/eqfmhO40jX
◆北京五輪 来年2月4日開幕
「夢」をかなえるためのシーズンが始まる。
冬季五輪2連覇、主要国際6大会制覇「スーパースラム」達成、GPファイナル最多4連覇…。数々の偉業を成し遂げてきた羽生が今季、一心不乱に追う夢がある。クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の成功だ。
「一番の目標は4回転半を成功させたいということ。そこに向かって今、全神経と、全気力を使っている」。真っすぐな思いを、GPシリーズ開幕前に明かした。
クワッドアクセルは世界で誰も成功させていないジャンプ。羽生は昨季もフリーの和風プログラム「天と地と」に組み込むつもりで取り組んだが、かなわなかった。
新型コロナウイルスの影響で1年半以上、拠点のカナダには戻っていない。国内のリンクで一人、黙々と挑戦する。ときにはアクセルだけを2時間以上、跳び続ける。今年3月の世界選手権後には「(あと)8分の1、回れば立てます」。もう一歩のところまで来ている。
◆いかに空中での回転軸締められるか
超大技に挑む羽生について佐野氏は「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に余裕があるので、羽生なら簡単に跳べるんじゃないかと思ったけど違った。それだけ難しいということ」とその挑戦の過酷さを語る。
成功への鍵は「空中での回転軸」と分析。トリプルアクセルよりも高く、スピードをつけて跳ぶ必要があり「軸がぶれやすい。いかに体の中心にパワーを集中させ、軸を強く締められるかが重要」とした。
基礎点は最も高い12・50点。前人未到の大技だが、4回転ルッツとは1・00点しか変わらない。しかし、佐野氏は成功すれば、基礎点の差以上の効果があると推測する。
◆今季初戦11・12開幕NHK杯へ
「4回転半を決めるということは、新たな歴史を作るということ。演目に入れた上で、全体をまとめられたらジャッジ(審判)の見る目が変わる。本人はそんなこと一言も言ってないけど、五輪で勝つことにつながるんじゃないかな。けがで厳しいといわれた平昌で(連覇を)やってのけた伝説的な人だから」
羽生の北京五輪シーズン初戦は、GPシリーズ第4戦のNHK杯(11月12~14日、国立代々木競技場)。
続いて第6戦のロシア杯(同月26~28日、ソチ)に参戦する予定。
今季のテーマは「できること、一つずつ」。
男子で五輪3連覇を達成すれば、1928年サンモリッツ大会のギリス・グラフストレーム(スウェーデン)以来、2人目。北京五輪を狙うかどうかは明言していないが、夢をかなえようと努力する道の先に、3連覇の偉業があるかもしれない。
(サンスポ記事より一部抜粋)
そして日刊スポーツは、北京オリンピック日本選手団総監督に就任した原田雅彦さんのコメントを載せています。
羽生選手にもエールを送って下さっています。
北京五輪まで100日 原田雅彦総監督、選手へテーマは「ハッピー」 #原田雅彦 #Beijin2022 https://t.co/iId3Jhx5WE
— 日刊スポーツ (@nikkansports) October 26, 2021
2022年2月4日の北京冬季オリンピック(五輪)開幕まで、27日であと100日となった。
日本選手団の総監督に就任した98年長野五輪スキージャンプ男子団体金メダリストの原田雅彦氏(53=雪印メグミルク総監督)が節目に、本番を目指す選手たちへ、自身の経験ももとにエールを送った。【取材・構成=保坂果那】
北京五輪の開幕まで、ちょうど100日の節目。開会式には原田総監督も日本選手団を代表する立場で参加する予定だ。92年のアルベールビルから06年トリノまで五輪5大会を経験したが、今回は新型コロナ禍の冬季五輪。影響を考えながら、自身の責任や役割を、しっかりと受け止めている。
6月に日本オリンピック委員会(JOC)の理事に就任。10月7日に、選手団の総監督就任が決まった。
原田総監督 羽生選手には、ぜひうまくコンディションを整えて、3連覇を達成してほしい。月並みだけど、楽しくやってください。世界中の方に感動してもらえる演技ができれば、メダルも取れる。
現役時代、「ハッピー・ハラダ」と呼ばれた。目尻を下げて笑い、その人柄とともに世界を魅了した。伝えたいテーマは「ハッピー」だ。メダルとともに、失敗を乗り越え、成功をつかんだ五輪の経験がある。重圧に打ち勝つ方法も伝授するつもりだ。
自分が満足いくようにやって欲しい。悔いのないように、やり切ったなといえる五輪にしてほしい。羽生選手は、特にみなさんからの期待が大きいですから。自分が本当にいい滑りだったなと思えるような五輪にして欲しい。プレッシャーはとんでもないと思う。とにかく、人のために滑るのではなく、自分のためにやって欲しい。スピードスケートの高木美帆選手、小平奈緒選手も大きな期待を背負っている。全力を出し切って欲しいです。
(日刊スポーツ記事より一部抜粋)
原田さんは1992年アルベールビルオリンピックから5大会連続でオリンピックに出場されています。
それを考えると、スキージャンプとフィギュアスケートと、種目こそ違え、羽生選手のオリンピック出場の可能性は北京に留まらず、まだ先があってもおかしくはないですね。
確か以前プルシェンコさんは、結弦くんなら4回のオリンピック出場もあり得ると言っていたような気がします。
北京オリンピックのメダルのデザインも公開されました。
この金・銀・銅のメダル、特に金メダルは、フィギュアスケートでは誰の胸に輝くのでしょうか。
羽生選手がもしそこにいるならば、
是非ともその胸に輝いてほしい。
羽生選手の目的はただ一つ、4回転半ジャンプ。
それ以上の夢を見るのはやめようと思いながらも、
どうしても頭をよぎってしまう100日前です。
お読みいただきありがとうございました。
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