開会式の白昼夢美しさの再定義

2021年07月21日

マスカレイドの3Aは4Aの予告




DOI の衝撃的なマスカレイドは、マッシミリアーノさんもしっかり観てくれていたようです。


《惑星ハニューにようこそ》より

Nympheaさん、いつもありがとうございます。




アイスショー「ドリームオンアイス」初日公演に出演した羽生結弦は、新シーズンの一番の目標は4アクセルを着氷させることであることを改めて明言した。
「最大の夢を実現するために全力を尽くします」。
ショートプログラムは新しくなるが、曲目はまだ発表されていない。
いずれで見ることになるだろう。




4回転半は競技スケーターとしての人生をかけた最後の夢。全てをかけてそこに辿り着きたい。
目標は2種類の4回転ジャンプを最初に成功させた史上唯一の男子になることだ。このクオリティの3アクセルを持つ者にだけ可能なことだ。



そしてイタリアのファングループの皆さんの反応もすごかったようです。

Nympheaさんのご指摘のように、確かに「マスカレイド」はその1曲の中にドラマが凝縮されていて、まるでオペラを観ているような気分にさせてくれます。



《羽生結弦イタリアンFBファングループ》のコメント

2019年のファンタジーオンアイスでToshIさんとのコラボで披露された「マスカレイド」

「カヴァレリア・ルスティカーナ」のようなイタリアヴェリズモオペラの世界観を彷彿させるロマンチックでドラマチックな旋律とToshIさんの美声、情熱と葛藤と哀愁がミックスされた刹那的で激しい演技、赤と黒の衣装、オールバックヘア、衝撃的なラストの手袋投げつけ、全てがイタリア好みというか、イタリア人の感性と琴線にドンピシャリで、当時から絶賛の嵐で再演を切望する声は後を絶ちませんでした。

今回、ドリームオンアイスでのまさかの再演にイタリアのファンは歓喜していました。
FBのファングループ「羽生結弦イタリアンFBファングループ」から印象的なコメントを拾ってきました。


彼は滑っているのではない、舞っているのよ!神々しいわ!!!

全ての演技がオリジナル作品で、見飽きるということがない。既視感が全くないのよ。もはや冒頭の彼の声によるイントロダクションでさえ完全に彼の芸術に一部のようだわ。彼の表現力は完全に自由だから、普通のフィギュアスケートの中には収まり切れない「別次元」に到達しているわ。もはや彼にとって試合は4Aを正式に認定させるためだけに必要なものなのよ。

結弦の叫び、そして天に向かって投げられた手袋を含む今日のマスカレイドの演技はFanyuの記憶に永遠に刻まれることでしょう。考えさせられずにはいられない純粋な情熱。

息が止まって・・・言葉が出ない


惑星ハニュー


今日の彼は感情を解き放ち、爆発させていた昨日のマスカレイドより、より内面的で自分の世界に没頭しているように見えるわ・・・カメラの角度のせいなのか、私の印象なのか分からないけれど・・・どちらの演技も素晴らしいけれど。それに彼は一つのキャラクターを千の方法で演じることが出来る。

彼はその瞬間の感情を表現するから彼の演技はその時によっていつも違うと何度も語っているわ。そして同じように、彼は自分の感じていることや、そのプログラムの物語を観客に伝達しようとする。そして彼は感動を与えたいと願っている。その人の性格や人生によって感じ方や解釈が異なる感動を。

あなたはどんな印象を持った?

私はこのような違いには気が付かなかったわ。千秋楽の演技は意識がより深奥なところにあったのかもしれない。それをより「内面的」と定義してよいのか分からないけれど。いずれにしても彼を見る度にこれ以上の演技はないと思わされ、次に見る時、彼はその更に上を行く演技を見せてくれるのよ。

あなたの言う通りかもしれないわね。私はあと数百回見るための言い訳を見つけようとしているのかもしれないわ。

これまでに何度も書いたけれど、彼はある意味で常に内面的(私的)だと思うわ。彼の演技は何かの自発的表現ではない。彼は音楽を感じ、生き、彼独自の方法でその音楽と融合するのよ。彼が何かを見せるのではなく、観客が彼の泡の中に吸い込まれて、そこから抜け出せなくなるのよ。

ディレイドアクセル離氷後、少し遅れて1回転だけ回るシングルアクセルよ。今回は両手を上げて実施した・・・信じられない!

今日の演技では音声がよりユヅに「フォーカス」されていたわね。
でも彼は本当に叫んでいたわ・・・私は石化したわ(茫然自失の状態だった)。きっとToshIもどこかで石化してたんじゃないかしら?

トピックに関係ないコメントでごめんなさいね。でも私はソチのグランプリを見に行こうと本気で考えているのよ。

このプログラムはここにいる全員、彼のファン、フィギュアスケートを愛する人へのプレゼントよ。だって彼は「鑑賞すべき人」だから。
羽生結弦のような人は他に存在しない。過去も、現在も、そしておそらく未来も。
完璧な技術、身体と音楽の完全な融合。音楽のどんな微細なニュアンスも可視化し、音楽を「演じる」のではなく「感じる」人だけが感知できる、そして見る者に感知させることが出来る「振動」を生じさせることが出来る。強烈で相反する感情。
純粋な才能、物質的能力、最高レベルの技術(にも拘わらず、彼は常にハードルを押し上げることが出来る)、場を支配する力、極上の「芸術性」、深い感情、そして独特の表現力。
これら全ては、並外れた天性の資質から生まれ、絶え間ない努力、完全な情熱、絶対的な献身、地道な作業の積み重ね、そして多くの犠牲と困難な試練によって磨かれ、高められてきました。
そして今、私達は現在の彼の成熟を見ているのです。あの雄叫びが彼のファンなら誰もがその理由をよく知っている、今現在の彼のフラストレーションの発散なのか(私はそう感じたわ)、2012年のニースで性急で激しい情熱を爆発させていた小さな結弦が再び出現したのかは分からない。そしてあの頃の結弦は今でも彼の中にしっかりと存在していて、彼の不屈の闘志は、多くの人がそれを弱らせようと試み続けているにも拘わらず、今も休眠することはなく燃えているのです。
羽生時代に生きられる私達は幸運です。

全日本の「天と地と」は闘争性と円熟という観点において、誰も近づけない、何か超越した域にあったわね。スポーツ哲学の概念のような・・・今日、私達は彼の秘密の部屋に入れてもらえた。そして心と胃に強い衝撃を受けたわ。

彼は恒星
誰も彼には近づけない。
見る度に進化している
人間じゃないわ
私達哀れな人間はどうしたらよいのか

DOIは日を追うごとにスペクタクルになっていったわ。でも今日の彼は神がかっていた。彼が叫んだ時、骨の髄まで揺さぶられたわ。この情熱はこの銀河のものではない。新しい時代のものよ。

マスカレイドは傑作。
永遠にさようなら世界。私は死んだわ・・・

神よ
何といったらいいのか・・・この演技は3Aだけで拍手喝采に値するわ。そしてイナバウアーはいつも氷上を滑る「夢」よ。

  

イタリアのユヅルファンの皆さんは本当に雄弁に語っていますね。

一つ一つのコメントにうなずいてしまいました。



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羽生選手のアクセルジャンプの跳び方は、ただ上に跳び上がるのではなく、ほぼ対角線の方向に身を投げ出すようにして跳びますね。

一番遠くまで物を投げるには45度の方向に投げるとよいわけです。
すると滞空時間も一番長くなるわけですから、4回転アクセルを跳ぶには羽生選手のように対角線の方向に飛距離を出しながら跳ぶというのが一番効率的なのでしょうね。

スポーツ報知 トリノ4A 1



羽生選手の4回転アクセルを観る日が近いのでは、という期待だけを抱いて、

この過酷な夏を乗り切ろうと思っています。


今週土曜日の『ドリーム・オン・アイス~羽生結弦ドキュメント』が待ち遠しいです!


自ら解説!!

楽しみしかないですね!



お読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 01:12│羽生結弦 | 4回転アクセル
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