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2021年05月18日

トレーシーコーチ独占インタビュー




外出先から帰ると、昨日発売のKISS & CRY が届いていました。


表紙は優しい「花は咲く」、


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そして裏表紙はカッコいい「Let Me Entertain You」

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いつもながら、同じ人とは思えないですね。


写真は初めて見る素敵なショットもたくさんあり、1枚1枚を楽しく見ることができました。



楽しみにしていたトレイシー・ウィルソンコーチの独占インタビューは、2ページという制約の中にキュッと濃い内容が詰まっていました。

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カナダはパンデミックによる入国規制が殊の外厳しく、昨年11月の時点で、クリケットクラブに300人いたスケーターの内、トレーニングできていたのはわずか15人だけだったそうです。

そんな中、羽生選手が日本に帰国したのは昨年3月から4月の頃だったそうです。


そして1年後に再会したのが、今年3月の世界選手権でした。
ストックホルムで、久しぶりに羽生選手の練習を見て、とても幸せな気分になり、自然に微笑みたくなったと語っています。

ただ、羽生選手のほぼ完ぺきなSPに対する評価が若干低かったのではないかとの問いに対して、
トレーシーコーチは、
「彼の技術と芸術性、音楽性はとても高度なもので、ちょっとした動作もじつはとても難しいんですよ、でも、その質の高さがいつも評価されているわけではないと感じることもあります」と述べています。

トレーシーコーチはとてもやさしいお母さんのように見えたりもしますが、実は言うべきことははっきりと言う、芯の強さがある方だと感じます。


そして、あのフリーの日に一体何が起きたのか。
そのことについては、多くを語りはしないけれども、このように述べています。

「彼のフリーは、あの大会で彼が見せた唯一の弱さでした。時にはできる限りの全てのことをしても、コントロールできない事態になることだってあります」


ロシアのメディアが、羽生選手がぜんそくの発作でロシアの医師の診察を受けたという報道したことに関しては、
「私の方から追加で言えることはありません」と言い、それ以上のことは一切言及していません。

その件については肯定も否定もせず、羽生選手の健康状態というのは彼の個人情報であり、他言はしませんよという意思を示しているように感じました。


私は羽生選手の世界選手権フリーの時の、明らかに通常の羽生選手とは違う様子に、当時とても驚いたので、実際にはぜんそくの発作はあったのだろうと想像しています。

このことについては、先に発売されたNumberPLUSのブライアン・オーサーコーチのインタビューでも、オーサーコーチが時間になっても姿を現さない羽生選手を探して、バックヤードであちらこちらを探していたことが語られています。

「見つけたことでホッとすると同時に、ルーティンを大切にする彼がこんな行動をとるなんて何かが起きたんだなと察しがつきました」


羽生選手自身は、フリー後のインタビューで意外に淡々とした様子で、このように述べていました。

「すごく疲れました。自分のバランスが、一個ずつ崩れて行ったので、なるべく転倒がないようにというふうに頑張れたとは思っているのですが、本当に一つひとつ、全然自分らしくないジャンプが続いたので、本当に大変だったなと思います」

また、一夜明け会見では、「ぜんそく自体はフリーの後にちょっと感じたかなと思うのですけど…」と、症状があったこと自体を控えめな表現ながら認めています。


こうして3人の言葉を合わせて考えると、やはりあの時は特別な事情があったのだろうと思うのです。

体が自分の思うように動いてくれない中で、精一杯の演技をして、大きく崩れなかったことは驚異的と言えるのではないでしょうか。


もう9年もの間、羽生選手を身近で見てきたコーチたちには、何が起きたのかは想像できたのでしょう。きっと、これまでも同じようなことがあったのかもしれません。


トレーシーコーチは最後はこのように述べています。

「ユヅは、彼自身がやっていることに大きな意義を抱いています。そしてチャンピオンとして、常に社会に何を返すことができるのかを考えている。
(中略)
彼がトレーニングをしているのを見ると、この意欲はどこか別な次元から来ているかのように感じます。
もちろん試合に勝ちたいというモチベーションもあるでしょう。それは意欲として大事なものですが、でも本質的に、彼はもっと大きな使命感を抱いて進歩を続けているのだと思います」。


トレーシーコーチが羽生選手のことを本当によく理解してくださっていることがよく分かり、
読めてよかったなと思う充実したインタビューでした。



既に「羽生結弦現象」と呼べるような存在となった今の自分に何ができるか。
愛するフィギュアスケートに何が残せるのか。
社会のために何ができるのか。

羽生選手はそんなことを考えながら、今日も練習に励んでいるのでしょうね。


最後までまでお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 02:11│羽生結弦 | 雑誌記事
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