女性週刊誌の記事・SOIのリセールチケットある意味、挑戦状

2021年04月21日

フィギュアスケート界の革命家?





前記事に書いた女性自身の記事を実物で確かめたくて、買ってきました。


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 内容はほぼWEB記事と同じですが、記事の構成はWEB記事とは少し違っていた部分もあります。


ただ、違和感を感じるのは、「悲痛の叫び!」とか、「採点への不満」とかが強調されていて、これでは羽生選手が自分への採点が不満だから、この論文を書いたかのように見えてしまうこと。

羽生選手は、現在のフィギュアスケートの採点方法の不備を正して、全ての選手が公正に平等に、同じ基準で採点評価されることを望んで、この研究を仕上げたのだということを、きちんと書いてほしかった。

女性週刊というジャンルにおいては、多少センセーショナルなタイトルで目を引かせる必要があるのでしょうけれど、羽生選手の意図するところを矮小化するようなキャッチコピーは止めて欲しいのです。


最初と最後にある羽生選手の文章をつなげて読むと、それが羽生選手の主張の要約になるように思いました。

「現在フィギュアスケート界ではジャッジングについての議論が盛んに行われている。近年フィギュアスケートは高難度化が著しく進んでおり、そのために審判員がわずか1秒以内に行われるジャンプを正確に判断することは至難となってきている。
また。ジャンプの評価基準は明記されているものの曖昧な部分が多く、その試合の審判員の裁量に委ねられている部分が大きい」

「一人のジャンプだけではできないかもしれないが、ISUなどの機関が有力な国の連盟に強化選手を使って、少しずつデータをとることを義務付けしてAIを作ったらジャンプに関してだけでなく、ステップやスピンなどの技術的な判定は完全にできるように感じた。(中略)フィギュアスケートにおいてこのモーションキャプチャーは極めて有用であると考える」




現在のジャッジングシステムの問題点に、現役選手が論文という形で批判と提言を行うのは画期的なことだと思います。
多分前例は無いのではないでしょうか。

是非この論文は英訳し、世界中のフィギュアスケート選手、関係者に読んで欲しいですね。

ISUもスケ連も、羽生選手の提言を真摯に受け止めるだけの懐の深さがあるとよいのですが…。
余り期待はできそうもありませんけどね。



4A挑戦といい、今回の問題提起といい、羽生選手は将来、フィギュアスケート界の革命家と呼ばれるかもしれないですね。


余談ですが、革命家といえばエルネスト・チェ・ゲバラ
俳優も顔負けするくらいハンサムで、彼もまた2歳の頃から喘息に苦しめられ、医師となり、そして革命家となりました。

結弦くんはアイドルも顔負けするくらいのカッコよさで、2歳の頃から喘息に苦しめられ、スケーターとなり、そして革命家となる? 
なーんて妄想が膨らんだりしてね。


どこまでも結弦くんを熱烈応援します。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 00:35│羽生結弦 | 雑誌記事
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