オーサーコーチのアイデアとは羽生結弦の最終目標

2021年04月12日

どうか万全の体調で




昨夜BSフジで放送されていた世界選手権の男子SPとFSを観ました。


SPは、文句の付け所の無いのカッコよさでしたね!

21 World 男子SP finish



しかし、わずか2日後のFSの羽生選手は、やはりどう考えても、本来の羽生選手ではなかったと思います。


観るのも辛い思いがしましたが、羽生選手が全力で滑ってくれた演技です。
勇気を出してもう一度観てみました。






演技直前に現れた時は、髪のセットも無く、もうその時点で何か変、と私は感じました。

滑りにスピードもなく、ジャンプが次々に乱れて行くのを見れば、羽生選手を知る人は誰でも、これはちょっと普通ではないなと思ったことでしょう。

私はこの時、特にフィギュアスケートに関心を持っているわけではない家族と一緒に見ていたのですが、やはりそれでも羽生選手がいつもとは違うことに気が付いたようでした。


その後、FS演技の前にロシアのチームドクターによる診察を受けていたことが報道されて、怪我でも新型コロナでもなく、持病の喘息の発作が起きていたことが分かりました。
最悪の怪我や病気ではなかったことに、むしろホッとしたくらいでした。


それで、羽生選手が演技後のインタビューで、むしろ淡々とした様子でFSの演技について話していたことに納得できました。

「ただ全体として上手くいってないんですけれども、大きな転倒だったりとか、自分の中では一番点数を取りたい出来栄えの方ではまったく点数を取れてないんですけれども、ただ全体通して細かいミスですべて抑えられているところは、地力が上がったんじゃないかなと思っています。」

「本当は今すぐ滑りたいくらいですけれども。
でも、あの…また次の機会があるのであれば、しっかりまたそこに向けて、いい演技したいなあっていう風に今思っています」



もう、喘息の発作では自分ではどうしようもないわけで、棄権する選択肢さえあったはずなのに、よくあの状態で滑ってくれたなと、感謝しかありません。

しかもミスは最小限に抑えて、転倒も無しで。
最悪の体調でも、それだけキープできるほど地力が上がっているということを伝えたかったのだと思いました。




 

(設定マークからプルダウンして日本語字幕が選べます)



今シーズン最後となる次の試合では、どうか万全な体調で滑ることができますように。


21 World  インタ集 40_Fotor


「確実に上手くなっている羽生結弦」を信じて。



最後までお読みいただきありがとうございました。

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