マッシミリアーノ・アンベージ、羽生結弦を語る2月25日はスワンの日

2021年02月24日

マッシミリアーノさんの全日本解説SP




昨日は夜遅くなってしまい、全部書けなかったマッシミリアーノさんの全日本選手権の解説の続きです。

SPについて、
不思議かつ理解できなかった判定

「初披露の『Let Me Entertain You』は多くの光といくつかの影が見られた演技だった。修正すべき細部がまだ幾つかあるものの、プログラムの持つ途方もないポテンシャルは明らかであり、あらゆるアイスアリーナを爆発させる必須条件が全て揃っている。
見る者を引き込む魅力的なリズムは、世界中のあらゆる地域の観客との間に連帯感を生むのに理想的である」。


20 全日本 SP 1



そして国内外で物議を引き起こした例のシットスピンについてはこのように書いています。

「演技は長い期間を経て久しぶりの試合だったことを考慮すると、非常に満足の行くレベルだった。

(中略)

一番の問題は足替えシットスピン(CSSP)で、テクニカルパネルはデビューの後、このエレメントをノーレベル(無価値)と判定した。テクニカルパネルの説明では、足替え後、シットポジションで2周回り切ったバリエーションが1つもなかったとのことだった。
フリーと違って、ショートではこの要件を満たしていないとスピンは無効になる。

実際、最後のバリエーションは既定の2回転に少し足りていないように見えたが、その前のバリエーションは完全に2回転している印象を受けた。おそらくレベル2またはレベル3(足替え後の最初のバリエーションで左足が、2周目が終わるまで横に残っていると判断した場合)の評価が妥当だったと私は思うが、判定はより厳格だった」。


演技中のLIVE映像では、
「足換えシットスピン レベル2 2.23点 GOE0.92」と表示されていました。
ジャッジはむしろ妥当な判定をしていたが、テクニカルコントローラーがそれを強引に無効としたように感じます。

厳しく採点するのは結構ですが、その厳しさは「羽生選手専用の厳しさ」であることが問題です。
全ての選手に同一の基準が適用されないならば、もうそれはルールとは呼べません。


20 全日本 SP cap 14 足替えシットスピン



そしてあの素晴らしいバックカウンターからの3回転アクセルについてはこう述べています。

一傍観者として、9人の内4人のジャッジが何故3回転アクセルがGOE満点に値しないと判断したのか、その理由を知りたい。 
一体何が足りなくて+5ではなかったのか?


エレメントが音楽に合っていなかったのか?

踏切から着氷までの姿勢が正しくなかったのか?

あるいはジャンプの前にステップがなかった、あるいは意表を突く入り方ではなかったのか?

この意味において、+5でなく+4を与えたジャッジにとっては、必然的に前述の3項目中2項目を満たしていなかったことになるが、正直なところ、笑ってしまう一方で怒りも覚えている



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本当にこの3回転アクセルのどこが+5に値しなかったのか説明して欲しいものです。


最後にこのプログラムへの期待について、このように述べています。

「このプログラムはここから世界選手権までの間に進化の一途を辿るのみであり、
最小目標は彼がこれまでに何度も叩き出した110点の大台を超えることである」

20 全日本 SP プロトコル

全日本のSPの点数はシットスピンが無効0点とされても103.53点という高得点でしたから、
110点というのは、マッシミリアーノさんとしては控え目に言ったのでしょうね。








昨日のニュースなので、皆さんご存知と思いますが、
羽生選手の卒業論文が学術誌に掲載されるとのことですね。

ニュースソースが女性週刊誌なので、いまひとつ信頼性はないのですが、卒論指導を担当した西村教授から取材したのであれば、信憑性は高いのでしょう。


羽生選手がこの研究を卒論テーマに取り上げたのは、将来の選手の正しい技術習得ため、そして今後の採点へのAI導入に役立てるためとのことでしたから、学術誌に掲載され多くの方に読んでいただくことで、AI導入の機運が高まることを期待したいと思います。

全日本のSPのように、世界中で「回った」、いや「回っていない」などと大騒ぎしなくても、
AIで自動的に回転数を割り出すことは簡単なことではないですか?
それを取り入れようとしないのは、テクニカルコントローラー及びジャッジが、
問答無用の権威を振りかざしたいだけのように思えます。


羽生選手は自分の演技に対する判定や採点について言及することはありませんが、
私自身は、彼が卒論にこれを取り上げたことが、無言の意思表示のように感じています。

卒論のテーマは、
「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術の活用と将来展望」でした。




羽生結弦  卒業論文が学術誌に異例の掲載へ! 担当教授も絶賛
 
昨年9月に大学を卒業した羽生。フィギュアスケートのモーションキャプチャについて執筆した卒業論文は専門性の高い内容からも話題になっていた。 今回の地震の少し前、西村教授はちょうどその論文について羽生と連絡を取り合っているところだったという。 「羽生さんの論文が今度、学術雑誌に掲載されることになって、その打ち合わせでやり取りをしていました。通常、卒論は掲載しないのですが、羽生さんの論文について知りたいという声も多く、何より出来がよかったので特別寄稿してもらうことになったんです」

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今日も元気で練習できていますように!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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withgoldenwings at 19:40│羽生結弦 | 雑誌記事
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